資格は独学で取れる?国家資格おすすめ11選
当サイトでは、私が『独学』で取得した国家資格を中心に、法律・不動産・会計・金融系の独学で取れる国家資格のおすすめを紹介しています。
資格別のページでは、独自のノウハウや合格者の経験に基づき、独学におすすめの勉強法やテキスト・参考書など、独学で資格取得を目指す皆さんに役立つ情報を発信していますので、ぜひ参考にしてください!
【執筆者】 |
執筆者紹介 |
- 資格は独学で取得できる?
- 独学で取れる国家資格おすすめ11選
- No.1:宅建(宅地建物取引士)
★★★★★ 超人気の法律・不動産資格で独学におすすめ! - No.2:簿記3級・2級 ※公的資格
★★★★★ 超人気の会計資格で独学におすすめ! - No.3:FP3級・2級
★★★★★ 超人気の金融資格で独学におすすめ! - No.4:行政書士
★★★★☆ 人気の法律資格で独学におすすめ! - No.5:賃貸不動産経営管理士
★★★☆☆ 独学で十分に合格可能! - No.6:管理業務主任者
★★★☆☆ 独学で十分に合格可能! - No.7:マンション管理士
★★☆☆☆ 独学でも合格可能 - No.8:司法書士
★☆☆☆☆ 独学はかなり困難 - No.9:税理士
★☆☆☆☆ 独学はかなり困難 - No.10:土地家屋調査士・測量士補
☆☆☆☆☆ 独学は極めて困難 - No.11:公認会計士
☆☆☆☆☆ 独学は極めて困難
- No.1:宅建(宅地建物取引士)
- 独学で取れる資格を一覧表で徹底比較!
- 独学での資格のおすすめな取り方
資格は独学で取得できる?
当サイトをご覧になっている方は、下記のように様々な目的で、資格取得を目指してらっしゃることと思います。
- 社会人の方が仕事に役立てるため、また、転職・独立・副業のため
- 主婦の方が子育てをしながら仕事をするため 、また、再就職のため
- 大学生の方が就職・開業するため
私の場合は、市役所で公務員として働きながら、仕事をするうえで知識が必要と感じた資格や、今後の独立の可能性、そして退職後に備えて、仕事に役立つ国家資格を取得してきました。
ただし、資格の勉強をするにしても、働きながら予備校に通うような時間は取れませんし、通信講座を受講するような金銭的な余裕もありません。
このため、必然的に「独学」で資格取得を目指すことになりました。
※ その後、市役所を退職し、46歳で司法書士として独立開業しました。
私が独学で取得した資格
私がこれまでに独学で取得した資格は、以下の8つの資格です。
独学で取得した資格
- 宅建士
- 行政書士
- 司法書士
- 土地家屋調査士
- 管理業務主任者
- 測量士補
- 簿記検定 3級・2級
- FP技能士 3級・2級・1級学科
また、以下の2つの資格は、独学と変わらないような低価格のオンライン資格講座「スタディング」がリリースされたため、その講座を受講して取得した資格です。
通信講座で取得した資格
- マンション管理士
- 賃貸不動産経営管理士
独学でも資格取得は可能!
以上のように、私はこれまで、原則として独学で資格を取ってきました。
ですので皆さんも、上記のような法律・不動産・会計・金融系の人気資格や独立開業も目指せるような国家資格を独学で取得することは可能です!
ただし、独学で資格を取得するには、自分ですべて考えて、決めて、実行しないといけません。
まず、試験日から逆算しておおまかな学習計画を立てるところから始めます。
そして、資格の勉強に必要なテキストや問題集などの教材を自分で選んで購入する必要があります。
そこから、どの教材をどんな順番で使うか、何周回すか、どのタイミングで復習するか、テキスト・問題集のどちらを中心に勉強するか、などの具体的な勉強法を決定し、勉強を進めていきます。
さらに、勉強の進捗に応じて、随時、学習計画を見直す必要も生じてきます。
- おおまかな学習計画を立てる
- テキスト・問題集などの教材を選ぶ
- 勉強法を決定して勉強を進める
- 随時、学習計画を見直す
勉強法と教材選びが独学の決め手
このように、独学で資格取得を目指す場合、自身で学習計画を立てないといけません。
短期合格を目指すには、テキストや問題集などの教材選びと、それを使った勉強法を、いかに早い段階で決定できるかが独学を成功させる決め手になります。
最初に考えた計画どおりに学習が進むようなことは、まずありません。
私自身も、勉強を進めながら、何度も学習計画や勉強法を変更し、いつも試行錯誤を繰り返しています。
もっと早い段階で、この勉強方法を採用していれば、もっと余裕を持って合格できただろうに、、といつも後悔しています。
このサイトでは、独学特有のこのような悩みを少しでも解消できるよう、私の独学経験をもとに、おすすめ勉強法やおすすめのテキスト・参考書など、できる限りの情報を提供していきたいと考えています。
このサイトが、これから『独学』で資格取得を目指す方の一助となれば幸いです。
独学で取れる国家資格おすすめ11選
当サイトで紹介する主な資格は、私がこれまでに取得してきた法律・不動産・会計・金融系の国家資格です。
これらの独学で取れる国家資格について、「人気資格・おすすめ資格・役に立つ資格」という視点に加えて、「独学で取れるかどうか」という視点も踏まえたうえで、私の受験経験に基づいておすすめ資格をランキングしました。
なお、会計資格については、公認会計士・税理士の先生をアドバイザーにお迎えし、そのご協力のもとで紹介していきます。
星マークが「独学おすすめ度」を表しています。ぜひ参考にしてみてください。
- ★★★★★ 宅建(宅地建物取引士)
- ★★★★★ 簿記3級・2級 ※公的資格
- ★★★★★ FP3級・2級
- ★★★★☆ 行政書士
- ★★★☆☆ 賃貸不動産経営管理士
- ★★★☆☆ 管理業務主任者
- ★★☆☆☆ マンション管理士
- ★☆☆☆☆ 司法書士
- ★☆☆☆☆ 税理士
- ☆☆☆☆☆ 土地家屋調査士・測量士補
- ☆☆☆☆☆ 公認会計士
No.1:宅建(宅地建物取引士)
- 法律・不動産資格の登竜門!
- 超人気の法律・不動産資格で独学におすすめ!
宅建は、不動産・法律資格の登竜門として超人気のマンモス資格。不動産系にしても法律系にしても、まずは宅建から取得するのがおすすめです。
不動産業界に限らず、様々な業界で重宝される資格でもあります。テキスト1冊と問題集1冊をしっかり取り組めば合格できますので、独学にも最適です!
独学おすすめ度 |
★★★★★ |
---|---|
資格名 |
宅建(宅地建物取引士) |
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!宅建士 - |
資格の概要 |
土地や建物に関する専門的な知識を持った不動産取引のプロフェッショナル。 宅建業者の事務所ごとに、一定の割合で設置することが義務付けられており、3つの独占業務がある。 |
試験実施機関 |
指定試験機関として国土交通大臣の指定を受けた「一般財団法人 不動産適正取引推進機構」が、都道府県知事の委任を受けて実施 |
試験日 |
毎年1回、10月の第3日曜日 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
試験内容 |
マークシート:50問 |
合格点 |
相対評価:50問中31~38問(おおむね7割) |
年間受験者数 |
約20万人 |
合格率・難易度 |
約15% |
勉強時間の目安 |
300時間 ⇒1日2時間なら約5ヶ月 |
私の受験歴 |
300時間(6ヶ月)の独学で一発合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
No.2:簿記3級・2級 ※公的資格
- 社会人に必須の会計資格!
- 超人気の会計資格で独学におすすめ!
(日商)簿記検定は、国家資格ではありませんが、日本商工会議所が実施する「公的資格」です。
社会人に必須ともいわれる超人気資格であり、税理士・公認会計士など上位資格の登竜門として、会計資格の中で最も受験生が多い資格です。
簿記3級は合格率が40%程度ありますので、独学でも十分に合格が目指せるおすすめの資格です!
独学おすすめ度 |
★★★★★ |
---|---|
資格名 |
日商簿記検定 |
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!簿記検定 - |
資格の概要 |
簿記を勉強すれば、一般的な企業等のお金の流れや取引を理解することができ、経理・財務部門はもちろんのこと、例えば営業マンでも案件の収支や業績見込みを立てる上で役立つため、あらゆるビジネスで幅広く活躍する資格です。 |
試験実施機関 |
日本商工会議所が実施 |
試験日 |
【統一試験】 【ネット試験】 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
年間受験者数 |
【3級】 約30万人 【2級】 約15万人 |
合格率・難易度 |
【3級】 40%程度 【2級】 20%程度 |
勉強時間の目安 |
【3級】 50~100時間 ⇒1日2時間なら約1~2ヶ月 【2級】 200~300時間 ⇒1日2時間なら約3~5ヶ月 |
私の受験歴 |
【3級】 60時間(3ヶ月)の独学で一発合格 【2級】 100時間(3ヶ月)の独学で一発合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
No.3:FP(ファイナンシャルプランナー)3級・2級
- 私生活・仕事に役立つお金の知識が学べる人気資格!
- 超人気の金融資格で独学におすすめ!
FP(ファイナンシャル・プランナー)は、お金の専門家です。FP技能検定に合格することで、国家資格者として「FP技能士」を名乗ることができます。
簿記検定に並ぶ超人気資格であり、3級の合格率は70%程度、2級でも40~50%程度ありますので、独学でも短期間で合格が可能です。
独学おすすめ度 |
★★★★★ |
---|---|
資格名 |
FP技能士3級・2級 |
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!FP技能士 - |
資格の概要 |
私たちの生活に密接な”お金”にまつわる知識を学びますので、私生活にも仕事の実務にも、直結する知識が身につけられます。 社会保険・年金、生命保険・損害保険、資産運用や、所得税、不動産、相続税・贈与税など、あらゆる人にとって、身につけておいて損はない知識が学べる資格です。 |
試験実施機関 |
日本FP協会・きんざいの2団体が実施 |
試験日 |
【3級】2024年度からCBT試験に完全移行のため随時実施 【2級】年に3回、5月・9月・1月の日曜日 |
受験資格 |
【3級】実質的に誰でも受験可能 【2級】3級合格者などの受験資格が必要 |
年間受験者数 |
【3級】 約17万人 【2級】 約18万人 |
合格率・難易度 |
【3級】学科:70%、実技:70% (FP協会・きんざい平均) 【2級】学科:40%、実技:50% (FP協会・きんざい平均) |
勉強時間の目安 |
【3級】 100時間 ⇒1日2時間なら2ヶ月弱 【2級】 200時間 ⇒1日2時間なら3ヶ月強 |
私の受験歴 |
【3級】 65時間(2ヶ月)の独学で一発合格 【2級】 130時間(3ヶ月)の独学で一発合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
なお、FP1級は合格率10%の難関資格のため、ハードルが一気に上がります。
試験日 |
【1級】(学科)きんざい:2級と同日 (実技)FP協会:年1回、きんざい:年3回 |
---|---|
受験資格 |
【1級】2級合格者などの受験資格が必要 |
年間受験者数 |
【1級】 約1万5千人 |
合格率・難易度 |
【1級】 学科:10%、実技:90% (学科:きんざいのみ、実技:FP協会・きんざい平均) |
勉強時間の目安 |
【1級】 500時間 ⇒1日2時間なら8ヶ月強 |
私の受験歴 |
【1級】 学科:200時間(4ヶ月)、実技:85時間(3ヶ月)の独学で一発合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
No.4:行政書士
- 行政手続の専門家として独立開業が目指せる法律資格!
- 人気の法律資格で独学におすすめ!
行政書士は、法律系資格の中では比較的手軽にチャレンジできる資格です。「行政手続の専門家」として独立開業も可能。
宅建よりも難易度が高く勉強量も必要ですが、独学でも十分に合格が可能です。
独学おすすめ度 |
★★★★☆ |
---|---|
資格名 |
行政書士 |
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!行政書士 - |
資格の概要 |
官公署に提出する書類その他権利義務又は事実証明に関する書類の作成や提出手続の代理・相談などの業務を行う。 幅広い業務の中で、最も中心的な業務は、官公署への許認可の申請業務。行政手続の専門家であり、許認可のプロフェッショナルです。 |
試験実施機関 |
指定試験機関として総務大臣の指定を受けた「一般財団法人 行政書士試験研究センター」が、都道府県知事の委任を受けて実施 |
試験日 |
毎年1回、11月の第2日曜日 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
試験内容 |
【法令科目】 |
合格点 |
絶対評価:合計点で60%以上(ただし、法令科目50%以上、かつ、一般知識40%以上が必要) |
年間受験者数 |
約4万人 |
合格率・難易度 |
10%前後 |
勉強時間の目安 |
500時間(~800時間) ⇒1日2時間なら約8ヶ月~1年 |
私の受験歴 |
240時間(4ヶ月)の独学で一発合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
No.5:賃貸不動産経営管理士
- 国家資格化で人気急上昇の不動産資格!
- 独学で十分に合格可能!
賃貸不動産経営管理士は、不動産業界で宅建を取得した後におすすめです。
近年、受験者数が急上昇中の人気資格で、2021年度に国家資格化。難易度は比較的易しいので、1ヶ月~2ヶ月程度の短期間の独学で合格が可能です。
独学おすすめ度 |
★★★☆☆ |
---|---|
資格名 |
賃貸不動産経営管理士 |
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!賃貸不動産経営管理士 - |
資格の概要 |
賃貸マンションや賃貸アパートなど、賃貸住宅の管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家。 一定の賃貸住宅管理業者の事務所ごとに1人以上の配置が義務付けられる業務管理者になることができる。(※業務管理者⇒賃貸不動産経営管理士 or 講習を受けた宅建士) |
試験実施機関 |
登録証明事業実施機関として国土交通大臣の登録を受けた「一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会」が実施 |
試験日 |
毎年1回、11月の第3日曜日 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
試験内容 |
マークシート:50問 |
合格点 |
相対評価:50問中34~40問(おおむね7~8割) |
年間受験者数 |
約3万人 |
合格率・難易度 |
約30% |
勉強時間の目安 |
100時間 ⇒1日2時間なら約2ヶ月 |
私の受験歴 |
33時間(2ヶ月)の通信講座で一発合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
No.6:管理業務主任者
- 比較的取りやすいが独占業務のある不動産資格!
- 独学で十分に合格可能!
管理業務主任者は、不動産業界で宅建を取得した後におすすめ。独占業務があり、マンション管理業者に一定数の設置が義務付けられています。
合格率は20%程度あり、比較的取りやすい資格ですので、独学でも十分に合格が可能です。
独学おすすめ度 |
★★★☆☆ |
---|---|
資格名 |
管理業務主任者 |
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!管理業務主任者 - |
資格の概要 |
マンション管理のエキスパートとして、マンションの管理業務を行う。 マンション管理業者の事務所ごとに一定数の設置が義務付けられており、4つの独占業務がある。 |
試験実施機関 |
指定試験機関として国土交通大臣の指定を受けた「一般社団法人 マンション管理業協会」が実施 |
試験日 |
毎年1回、12月の第1日曜日 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
試験内容 |
マークシート:50問 |
合格点 |
相対評価:50問中32~37問(おおむね7割) |
年間受験者数 |
約1万5千人 |
合格率・難易度 |
約20% |
勉強時間の目安 |
300時間 ⇒1日2時間なら約5ヶ月 |
私の受験歴 |
80時間(2ヶ月)の独学で一発合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
No.7:マンション管理士
- 不動産4大資格の最難関!
- 独学でも合格可能
マンション管理士には、宅建や管理業務主任者のような独占業務はありませんが、お客様からの信頼度が上がることやコンサルタントとして独立開業も可能な資格です。
合格率が10%を切る難関資格ですが、試験範囲は管理業務主任者とほぼ同じですので、独学も可能です。
独学おすすめ度 |
★★☆☆☆ |
---|---|
資格名 |
マンション管理士 |
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!マンション管理士 - |
資格の概要 |
マンションに関する高度な専門知識をもって、マンション管理組合や区分所有者に対し、指導やアドバイスを行うマンション管理のコンサルタント。 |
試験実施機関 |
指定試験機関として国土交通大臣の指定を受けた「公益財団法人 マンション管理センター」が実施 |
試験日 |
毎年1回、11月の最終日曜日 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
試験内容 |
マークシート:50問 |
合格点 |
相対評価:50問中34~38問(おおむね7割) |
年間受験者数 |
約1万2千人 |
合格率・難易度 |
8~9% |
勉強時間の目安 |
500時間 ⇒1日2時間なら約8ヶ月 |
私の受験歴 |
200時間(4ヶ月)の通信講座で一発合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
No.8:司法書士
- 法律家として独立開業できる法律資格の超難関!
- 独学はかなり困難
司法書士は、合格率4%という超難関資格であり、「身近なくらしの法律家」として独立開業が目指せる資格です。
独学はかなり困難ですが、答練や模試など限定的な形で予備校を利用し、基本的な学習は独学というパターンは可能です。
独学おすすめ度 |
★☆☆☆☆ |
---|---|
資格名 |
司法書士 |
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!司法書士 - |
資格の概要 |
不動産登記・相続登記、会社設立など商業登記の手続代理が中心的な業務。加えて、「成年後見制度」などにおいても活躍の場を広げている。 また、裁判書類作成業務は、簡易裁判所に限らず、本人訴訟を支援する形で認められており、さらに認定司法書士になれば、簡易裁判所の訴訟代理業務を行うことも可能。 |
試験実施機関 |
「法務省」が実施 |
試験日 |
【筆記試験】毎年1回、7月の第1日曜日 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
試験内容 |
【筆記試験】 |
年間受験者数 |
約1万5千人 |
合格率・難易度 |
4~5% |
勉強時間の目安 |
3,000時間 ⇒1日2時間なら約4年 |
私の受験歴 |
3,000時間の独学で、4回目の受験で合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
No.9:税理士
- 税務の専門家として独立開業できる会計資格の超難関!
- 独学はかなり困難
税理士は、超難関資格ですので、独学はかなり困難です。
ただし、一度に全科目に合格する必要はないため、まとまった学習時間が取れない方でも1科目ずつ受験できます。
また、合格科目は一生涯有効ですので、独学でも長期戦を覚悟すれば、ライフプランに合わせて自分のペースで合格が目指せます。
独学おすすめ度 |
★☆☆☆☆ |
---|---|
資格名 |
税理士 |
資格別の独学サイト |
準備中 |
資格の概要 |
税務の専門家として、税務代理や税務書類の作成、税務相談などを行う。 |
試験実施機関 |
国税庁が実施 |
試験日 |
年に1回、8月上旬又は中旬の連続する3日間(平日) |
受験資格 |
(会計学)誰でも受験可能 |
試験内容 |
記述式 |
合格点 |
各科目とも満点の60% |
年間受験者数 |
約3万人 |
合格率 |
約15%(科目合格率) |
勉強時間の目安 |
3,000時間 ⇒1日2時間なら約4年 |
No.10:土地家屋調査士・測量士補
- 独立開業できる不動産の難関資格!
- 独学は極めて困難
測量士補は、土地家屋調査士の午前試験免除のために受験するケースが多い資格。測量士補自体は独学でも容易に合格が可能です。
土地家屋調査士は、不動産系の難関資格であり、独立開業を見据えた資格です。市販教材の品揃えが悪く、また、記述式(求積、作図、申請書作成)の対策も独学では難しいことから、独学は極めて困難です。
独学おすすめ度 |
☆☆☆☆☆ |
---|---|
資格名 |
土地家屋調査士 |
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!土地家屋調査士 - |
資格の概要 |
不動産の表示に関する登記の手続代理、及び、これに必要な不動産の調査や測量を行うことを主な業務とする。 |
試験実施機関 |
「法務省」が実施 |
試験日 |
【筆記試験】毎年1回、10月の第3日曜日 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
試験内容 |
マークシート:20問 |
年間受験者数 |
約4千人 |
合格率・難易度 |
8~9% |
勉強時間の目安 |
1,000時間 ⇒1日2時間なら約1年半 |
私の受験歴 |
1,000時間(1年4ヶ月)の独学で2回目の受験で合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
資格名 |
測量士補 |
---|---|
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!測量士補 - |
試験実施機関 |
「国土地理院」が実施 |
試験日 |
毎年1回、5月中旬~下旬の日曜日 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
試験内容 |
マークシート:28問 |
合格点 |
絶対評価:28問中18問(700点満点中450点以上) |
年間受験者数 |
約1万2千人 |
合格率・難易度 |
30%前後 |
勉強時間の目安 |
200時間 ⇒1日2時間なら約3~4ヶ月 |
私の受験歴 |
200時間(4ヶ月)の独学で一発合格 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
No.11:公認会計士
- 3大国家資格のひとつで会計資格の最高峰!
- 独学は極めて困難
公認会計士は、弁護士・医師と並ぶ超難関の3大国家資格の一つとされており、会計系資格の最高峰です。
論文式の独学は極めて困難ですが、短答式に関しては独学でも合格が目指せます。
独学おすすめ度 |
☆☆☆☆☆ |
---|---|
資格名 |
公認会計士 |
資格別の独学サイト | 独学で資格取得 - 目指せ!公認会計士 - |
資格の概要 |
会計のスペシャリストとして企業等の公正な経済活動に重要な役割を担う専門家。独占業務である監査業務のほか、コンサルティングや税務、M&A、組織内会計士など、そのフィールドは広い。 |
試験実施機関 |
金融庁に設置された「公認会計士・監査審査会」が実施 |
試験日 |
【第Ⅰ回短答式試験】毎年1回、12月上旬 |
受験資格 |
誰でも受験可能 |
年間受験者数 |
約1万8千人 |
合格率 |
10%前後 |
勉強時間の目安 |
3,000時間 ⇒1日2時間なら約4年 |
独学おすすめ勉強法 | |
独学おすすめテキスト | |
おすすめ通信講座 |
独学で取れる資格を一覧表で徹底比較!
次は、上記で紹介してきた独学におすすめの国家資格について、人気度・難易度・受験資格・試験日程のそれぞれ項目別に、一覧表で比較していきたいと思います。
人気が高い資格はどれ?受験者数一覧
まずは、人気順、つまり受験者数の多い順に並べて一覧表で比較すると、下記のようになります。
資格名 | 年間受験者数 (約) |
勉強時間 (目安) |
合格率 (約) |
---|---|---|---|
簿記3級 | 30万人 | 50~100時間 | 40% |
宅建士 | 20万人 | 300時間 | 15% |
FP2級 | 18万人 | 200時間 | 学科40% 実技50% |
FP3級 | 17万人 | 100時間 | 学科70% 実技70% |
簿記2級 | 15万人 | 200~300時間 | 20% |
行政書士 | 4万人 | 500時間 | 10% |
賃貸不動産経営管理士 | 3万人 | 100時間 | 30% |
税理士 | 3万人 | 3,000時間 | 【科目合格】 15% 【最終合格】 2% |
公認会計士 | 1万8千人 | 3,000時間 | 10% |
FP1級 | 1万5千人 | 600時間 | 10% |
管理業務主任者 | 1万5千人 | 300時間 | 20% |
司法書士 | 1万5千人 | 3,000時間 | 4% |
マンション管理士 | 1万2千人 | 500時間 | 9% |
測量士補 | 1万2千人 | 200時間 | 30% |
土地家屋調査士 | 4千人 | 1,000時間 | 8% |
このように比較すると、簿記検定・FP技能検定・宅建士が、別格の超人気資格というのがよくわかりますね。
簿記検定・宅建士の合格率・勉強時間を見ても、難しすぎず・易しすぎず、ほどよい難易度で、”挑戦しやすさ”と”資格の価値”が両立しています。
FPは、簿記と大差ない勉強時間ですが、合格率は段違いに高いですね。その意味では資格の価値は低いかもしれませんが、とにかく”実生活に役立つ”という意味で、その価値は大きいです。
その次に人気の行政書士以降は、受験者数はグンと減ります。
ということで、法律・不動産系で資格取得を目指すならまずは宅建士から、会計系で目指すなら簿記検定から、という考え方でいいのではないでしょうか。
- 簿記・FP・宅建士が別格の超人気資格
- 簿記・宅建士は”挑戦しやすさ”と”資格の価値”が両立
- FPは”実生活に役立つ”意味で価値が高い
1ヶ月で取れる資格はある?難易度一覧
国家資格を取得すれば、履歴書に記載できるアピールポイントにもなりますが、実際に独学で取得しようと思っても、本業があると勉強時間がなかなか取れないのが現実です。
しかし、たったの1ヶ月で取得が目指せる国家資格も存在します。
資格を取りやすい順、つまり、難易度が低い順に並べてみると、以下の表のようになります。
資格名 | 勉強時間 (目安) |
合格率 (約) |
難易度 |
---|---|---|---|
FP3級 | 100時間 | 学科:70% 実技:70% |
超簡単 |
簿記3級 | 50~100時間 | 40% | 簡単 |
賃貸不動産経営管理士 | 100時間 | 30% | 簡単 |
測量士補 | 200時間 | 30% | 簡単 |
FP2級 | 200時間 | 学科:40% 実技:50% |
簡単 |
簿記2級 | 200~300時間 | 20% | 普通 |
管理業務主任者 | 300時間 | 20% | 普通 |
宅建士 | 300時間 | 15% | 普通 |
マンション管理士 | 500時間 | 9% | 難関 |
FP1級 | 600時間 | 10% | 難関 |
行政書士 | 500~800時間 | 10% | 難関 |
土地家屋調査士 | 1,000時間 | 8% | 難関 |
税理士 | 3,000時間 | 【科目合格】15% 【最終合格】2% |
超難関 |
司法書士 | 3,000時間 | 4% | 超難関 |
公認会計士 | 3,000時間 | 10% | 超難関 |
当ページで紹介する資格のなかでは、FP3級が一番取りやすい資格です。1日に3時間の勉強ができれば1ヶ月で合格が目指せますね。
FPの資格は、独占業務があるわけではありませんが、私生活にも仕事にも、直接的に役立つ”お金”にまつわる知識が得られますので、ぜひ取っておきたい資格です。
また、簿記検定3級は、国家資格ではありませんが、それに匹敵する公的資格であり、1ヶ月でも取得が目指せます。
簿記検定は、社会人に必須といわれるほど大人気の資格です。どんな会社で働くにしても、独立するにしても、役に立つのは間違いありません。
- FP3級
- 簿記3級 ※公的資格
高卒でも取れる資格はある?受験資格一覧
国家資格には、大卒や専門学校卒などの受験資格が必要なものもありますが、高卒の方でも独学で取得可能な国家資格はいくらでもあります。
当ページで紹介している資格の受験資格をまとめると、以下のようになります。
資格名 | 受験資格 |
---|---|
宅建士 | 誰でも受験可能 |
簿記3級・2級 | 誰でも受験可能 |
FP3級・2級・1級 | (3級)実質的に誰でも受験可能 (2級)3級合格者などの受験資格が必要 (1級)2級合格者などの受験資格が必要 |
行政書士 | 誰でも受験可能 |
賃貸不動産経営管理士 | 誰でも受験可能 |
管理業務主任者 | 誰でも受験可能 |
マンション管理士 | 誰でも受験可能 |
司法書士 | 誰でも受験可能 |
税理士 | (会計学)誰でも受験可能 (税法)学識要件・資格要件・職歴要件いずれかの受験資格が必要 |
土地家屋調査士 | 誰でも受験可能 |
測量士補 | 誰でも受験可能 |
公認会計士 | 誰でも受験可能 |
このように、ほとんどの資格が学歴の制約なく誰でも受験できますが、中でもおすすめは下記の3つの資格です。
- 宅建(宅地建物取引士)
- FP技能士
- 行政書士
これらは人気のある資格で、国家資格としての権威性もあり、就職・独立に即戦力として役立つ資格です。
この資格を取得しておけば、学歴がカバーでき、自らのキャリアアップにつなげられるのが魅力ですね。
簡単に取れる資格ではありませんが、高卒の方でも上を目指したいと思っている方から、かなりの人気を集めています。
ダブル受験が狙える資格はどれ?試験日程一覧
資格試験は年に1回しかない試験も多いため、複数の資格を取ろうとした場合、日程も考えて計画的に受験する必要があります。
試験日程で整理して順に並べると、上の図・下の表のようになります。
資格名 | 試験日程(4月~3月) | 2次試験その他 |
---|---|---|
測量士補 | 5月の第3日曜日 | --- |
FP3級・2級・1級 | ①5月の第4日曜日 ②9月の第2日曜日 ③1月の第4日曜日 |
※3級は2024年度からCBT試験に完全移行のため随時実施 ※1級の実技試験は別日程で実施 |
簿記3級・2級 | ①6月の第2日曜日 ②11月の第3日曜日 ③2月の第4日曜日 |
ネット試験(CBT試験)は随時受験可能 |
司法書士 | 【筆記】 7月の第1日曜日 |
【口述】 10月中旬 |
税理士 | 8月上旬又は中旬の連続する3日間(平日) | --- |
宅建士 | 10月の第3日曜日 | --- |
土地家屋調査士 | 【筆記】 10月の第3日曜日 |
【口述】 1月後半 |
行政書士 | 11月の第2日曜日 | --- |
賃貸不動産経営管理士 | 11月の第3日曜日 | --- |
マンション管理士 | 11月の最終日曜日 | --- |
管理業務主任者 | 12月の第1日曜日 | --- |
公認会計士 | 【Ⅰ短答式】 12月上旬の日曜日 【Ⅱ短答式】 5月下旬の日曜日 |
【論文式試験】 8月下旬の3日間 |
同一年度のダブル受験を目指す場合、試験科目に関連性があり、かつ、日程的に近すぎず・離れすぎず、というのが一番狙いやすい資格です。
上の図を見ると、不動産・法律資格は、10月~12月に集中しているのがよくわかります。
なかでも、宅建・賃貸不動産経営管理士・マンション管理士・管理業務主任者の不動産4大資格は、試験科目に重複が多いですが、日程が近接しているため、同一年度にすべて受験するのはちょっと厳しいですね。
私の場合、この4資格はそれぞれ別々の年度に受験しましたが、2資格ぐらいは同一年度にW受験される方も多いのではないでしょうか。
また、宅建とFPも、試験科目に関連性が高く、FPは3級なら随時、2級なら年3回の試験日があるため、ダブル受験には最適ですね。
測量士補・土地家屋調査士は、測量士補に合格すれば土地家屋調査士の午前試験が免除になります。両資格を並行して学習を進めながら、測量士補が終わったら土地家屋調査士の勉強に集中する形で、ダブル受験が狙えます。
司法書士を受験したあとの行政書士は、かなり効率的ですね。司法書士の合格者なら、行政書士は3ヶ月もあれば余裕で合格できるはずです。
簿記やFPはそれぞれ、同一年度中に3級→2級と順に受験できます。
- 不動産4大資格(宅建・賃管・マン管・管業)
- 宅建・FP
- 測量士補⇒土地家屋調査士
- 司法書士⇒行政書士
- 簿記3級⇒2級、FP3級⇒2級
独学での資格のおすすめな取り方
以上、法律・不動産系資格、そして会計・金融系資格を中心に紹介してきました。
そこで気になっているのは、資格はどのように取得していくのがおすすめなのか、ということではないでしょうか。
資格を効率よく取る方法として、下記の2点が挙げられます。
- 法律・不動産資格なら宅建から取るのがおすすめ!
- 会計・金融資格なら簿記検定から取るのがおすすめ!
法律・不動産資格なら宅建から取るのがおすすめ!
私の場合、法律・不動産系の資格として、最初に独学で宅建を取得した後、その他の資格にチャレンジしました。
最初に宅建を学習しておけば、他資格のベースになる知識が身につけられますので、他の資格も短期間の学習で合格することができます。
宅建は、一般的に必要とされる勉強時間どおり、300時間の勉強をしましたが、行政書士、賃貸不動産経営管理士、管理業務主任者、マンション管理士は、必要とされる半分以下の勉強時間で合格できました。
一方、共通する科目の少ない土地家屋調査士・測量士補、司法書士に関しては、やはり必要とされる勉強時間が必要でした。
ということで、独学で法律・不動産系の資格を目指すなら、登竜門といわれる宅建から目指すのがおすすめです!
会計・金融資格なら簿記検定から取るのがおすすめ!
会計・金融資格に関しては、簿記検定は登竜門とも呼ばれる資格ですので、宅建と同じような位置づけですね。
税理士・公認会計士に簿記の知識が必要なのは当然として、FP試験にも、少しですが簿記の知識が登場します。
ですので、会計・金融資格を目指すなら、まずは簿記から挑戦するのがおすすめです!