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測量士補試験2025|試験日・受験資格・試験内容などの概要

更新日:2024年11月28日

測量士補の試験日【2025年度】

 2025年度(令和7年度)の測量士補試験は、下記の日程で実施されます。(2024年11月28日公表)

  • 【申し込み】令和7年1月6日(月)~1月30日(木)
  • 【試験日】令和7年5月18日(日) 午後1時30分~4時30分

※ 日程の詳細は、当ページ内の「試験日程(2025年度)」をご参照ください。

 これから測量士補試験の受験をお考えの皆さんは、「試験はいつ実施されるの?」「誰でも受験できるの?」「どんな試験科目が出題されるの?」など気になっているのではないでしょうか。

 そこで、このページでは、測量士補試験の試験日や受験資格、試験内容などについてご紹介したいと思いますので、ぜひ参考にしてください。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。測量士補・土地家屋調査士をはじめ、宅建士、行政書士、司法書士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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執筆者紹介

測量士補試験の試験日

測量士補試験の試験日程

 それでは、測量士補試験の試験日・スケジュールから紹介していきます。

試験日は年に1回・5月の第3日曜日

 測量士補試験は、年に1回だけ、5月の第3日曜日に実施されます。

 チャンスは年に1度しかありませんので、十分な準備をして試験に臨む必要がありますね。

 なお、測量士補試験は、土地家屋調査士試験の午前の部の免除を受けるために受験される方も多いかと思います。

 土地家屋調査士試験は10月の第3日曜日に実施されますので、同一年度の受験も可能です。

2025年度の試験日

 2025年度(令和7年度)の測量士補試験は、下記の日程で実施される旨が公表されました。

  • 【試験日】令和7年5月18日(日) 13時30分~16時30分

試験日程(申し込み・試験日・合格発表)【2025年度】

 2025年度(令和7年度)の測量士補試験の申し込み・試験日・合格発表などの日程は、下記のとおりです。

測量士補試験の日程【2025年度】
願書配布 令和7年1月6日(月)~
申込期間 <書面申請・電子申請共通>
令和7年1月6日(月)~1月30日(木)
国土地理院ホームページ(測量士補試験)
試験日 令和7年5月18日(日)
試験時間 午後1時30分~4時30分(3時間)
合格発表 令和7年6月26日(木)午前9時
受験料 (書面申請)2,850円
(電子申請)2,800円

申し込み方法

 測量士補試験の申し込み方法は、「書面申請」又は「電子申請」のいずれかが選べます。

※ 令和7年度試験から、電子申請が可能になりました。

書面申請

 測量士補試験に書面で申し込む場合は、「①受験案内・願書の入手」と「②願書の提出」の2段階のステップを経る必要があります。

※ 申し込み方法の詳細については、国土地理院(測量士補試験)ページでご確認ください。

①受験案内・願書を窓口又は郵送で入手する

 以下のいずれかの方法により、受験案内・願書を入手します。

  1. 以下の窓口で直接入手
    ①国土地理院本院及び各地方測量部、沖縄支所
    ②各都道府県の土木関係部局の主務課
    ③(公社)日本測量協会本部及び各支部
  2. 上記①又は③に郵送で請求 ※②には郵送請求はできません。
    ※封筒の表に「願書請求〇部」と朱書きしたうえで、返信用封筒〔自身の宛名を書き、180円切手(1部を請求する場合)を貼った角形2号(A4サイズ)の封筒〕を同封

 私は、長形3号(A4三つ折りサイズ)の封筒に、角形2号(A4サイズ)を小さく折って入れて、郵送で請求しました。

②願書を持参又は郵送で提出する

 受験願書を入手したあとは、下記のとおり準備し、国土地理院に「持参」又は「郵送(簡易書留)」すれば、申し込みが完了です。

  1. 「受験願書」に必要事項を記入する。
  2. 「写真票等」に以下の3点を貼り付ける。
    ①収入印紙(受験手数料(2,850円)※郵便局で購入できます
    ②顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)
    ③郵便切手(85円)
  3. 申込用封筒(受験案内に添付の国土地理院指定の封筒)

 受験願書の受付場所は、受験案内の配布場所とは異なり、「国土地理院 総務部 総務課 試験登録係(〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番)」のみとなっていますのでご注意ください。

電子申請

 測量士補試験は、令和7年度(2025年度)から、電子申請することができるようになりました。

 ただし、Webページから簡単に申請できるわけではなく、「e-Gov」を使った申請になるため、アプリのインストールなど事前準備が必要なほか、ネットバンキングが必要など、少し手間がかかります。(電子証明書は不要)

※ 電子申請の詳細は、国土地理院のホームページ測量士・測量士補試験の願書提出(電子申請)のページをご参照ください。

 申請手順の概要は、下記のようになります。

  1. e-Govアカウントの取得
  2. パソコンに「e-Gov電子申請アプリケーション」をインストール(Windows版 又は macOS版)
  3. スマホに認証アプリをインストール
  4. e-Govマイページにログインする
  5. 「測量士補試験の受験願書の提出」の手続きから、必要事項を入力し、顔写真(JPEGファイル)をアップロードして電子申請
  6. 「Pay-easy(ペイジー)」を使って受験手数料(2,800円)を電子納付

測量士補試験の受験資格その他概要

 次に、測量士補試験の受験資格や試験会場、受験者数などの概要について、ご紹介します。

受験資格

 測量士補試験は、年齢、性別、学歴、実務経験、国籍などの制約はありません。

 国家試験の中には、実務経験が必要など受験資格が定められているものもありますが、測量士補試験にはそのような制約、条件等は一切ありませんので、どなたでも受験することができます

試験会場

 測量士補試験は、以下の全国14地域で実施されます。

北海道、宮城県、秋田県、東京都、新潟県、富山県、愛知県、大阪府、島根県、広島県、香川県、福岡県、鹿児島県、沖縄県

合格率・難易度・受験者数(過去10年間)

測量士補試験の合格率の推移

 測量士補試験の統計データ(受験者数・合格者数・合格率)は、下表のとおりです。

 合格率は、おおむね30%程度で推移しており、国家資格としては、それほど高くない難易度となっています。

年度 受験者数 合格者数 合格率
平成27年
(2015年)
11,608 3,251 28.0%
平成28年
(2016年)
13,278 4,767 35.9%
平成29年
(2017年)
14,042 6,639 47.3%
平成30年
(2018年)
13,569 4,555 33.6%
令和1年
(2019年)
13,764 4,924 35.8%
令和2年
(2020年)
10,361 3,138 30.3%
令和3年
(2021年)
12,905 4,490 34.8%
令和4年
(2022年)
12,556 5,540 44.1%
令和5年
(2023年)
13,480 4,342 32.2%
令和6年
(2024年)
13,633 4,276 31.4%
出典:国土地理院

 難易度や合格率の詳細は、測量士補試験の難易度・合格率のページをご参照ください。

測量士補試験の試験内容・試験科目

 次は、測量士補試験の試験内容・試験科目出題形式・出題数について、ご紹介します。

試験内容(試験科目)

 測量士補試験の試験科目は、次のとおり公表されています。

  1. 測量に関する法規
  2. 多角測量
  3. 汎地球測位システム測量
  4. 水準測量
  5. 地形測量
  6. 写真測量
  7. 地図編集
  8. 応用測量

※ 上記の各専門科目に関連して技術者として測量業務に従事する上で求められる一般知識(技術者倫理、測量の基準、基礎的数学、地理情報標準等)についても出題されます。

出題形式・出題数

 測量士補試験は、5肢択一式(マークシート方式)で、28問が出題される筆記試験です。

過去問

 測量士補試験で過去に出題された試験問題については、国土地理院のホームページで過去5年分が公開されています。

⇒ 測量士補試験の過去問(国土地理院)

 ただし、解説までは付いていませんので、実際に測量士補試験の合格を目指して勉強する場合は、下記の関連記事でご紹介しているおすすめテキストや問題集・過去問を参考にしてください。

合格点・合格ライン

 測量士補試験は、「絶対評価」方式の試験になっています。

 つまり、この点数さえ取れば合格という「合格点(合格ライン)」が決まっているということですね。

 択一式(マークシート方式)で出題される28問のうち18問を正解すれば合格です。28問中18問ということは、約64%の正解率ということになります。

 実際には点数で換算されますので、700点満点(1問25点×28問)のうち、450点(1問25点×18問)を取れば合格です。 

測量士補試験は独学でも合格できる?

 測量士補試験は、独学でも合格できるのでしょうか?また、合格するためには、どんな勉強方法で、どれぐらいの時間、勉強すればいいのでしょうか。

独学におすすめの勉強方法

 私が測量士補試験の受験勉強をしていた当時は、なかなか独学に適した市販テキストがありませんでしたが、最近は、市販テキストもかなり品揃えが良くなってきています。

 ですので、市販テキストだけで、初学者の方でも十分に合格レベルに達することができるはずです。

 基本的には、テキスト1冊+問題集1冊をしっかり取り組めば、合格できます

 勉強方法については測量士補の独学におすすめの勉強法のページで、テキストについては測量士補のおすすめテキスト・問題集のページでご紹介していますので、そちらを参考にしてください。

勉強時間は200時間が目安

 測量士補試験に合格するためには、一般的に、200時間程度の勉強時間が必要と言われています。

 仮に、1日に3時間の勉強をするとすれば、2ヶ月程度の期間になりますし、1日に2時間の勉強なら3ヶ月程度、1日に1時間なら約半年の勉強期間になりますね。

 私自身は、1日1~2時間の勉強で、4ヶ月間(200時間)で合格できました。

独学が不安な方は通信講座もおすすめ

 なお、独学が不安な方や、短期合格を目指したい方には、通信講座もおすすめです。

 下記の記事では、測量士補のおすすめ通信講座を徹底的に比較してランキング形式でご紹介しています。費用の安さや合格率の高さなど項目別のおすすめ通信講座もご紹介していますので、参考にしてください。

測量士補試験の実施機関/公式サイト

測量士補試験は、国土地理院が実施しています。

〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番
国土地理院総務部総務課 試験登録係
TEL 029-864-8214、8248
(受付時間:平日8時30分~12時/13時~17時15分)

国土地理院の測量士補試験受験案内ページ(公式サイト)


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