更新日:2023年9月15日
測量士補の通信講座は、予備校それぞれに特徴があり、どの講座を受講すればいいのかとても迷うと思います。
そこで、測量士補・土地家屋調査士の合格者の管理人が、10年以上にわたってリサーチを続けている人気予備校6社の通信講座について、それぞれの特徴を比較し総合的に評価したうえで、測量士補のおすすめ通信講座をランキング形式でご紹介します!
なお、土地家屋調査士の午前の部(測量科目)免除のために受験される方は、測量士補と土地家屋調査士のダブル受験コースがおススメです。
※ 実質的な選択肢としては、これまで独り勝ちが続いていた「東京法経学院」と、飛躍的に実績を伸ばしている「アガルート」の二択になるかと思います。
【執筆者】 |
![]() 執筆者紹介 |
測量士補の通信講座は、アガルートがおススメ!!
アガルートは、カリスマ講師「中山祐介」先生の講義とフルカラーテキスト、講師に直接質問できるスピーディーな質問サポートで、急成長を遂げています!
2023年度試験では、なんと95.2%の驚異の合格率を叩き出しました!
測量士補の通信講座は、アガルートを一番におススメします!⇒おすすめ通信講座No.1:アガルート
- 測量士補を取得すれば、土地家屋調査士試験の午前の部が免除となります。土地家屋調査士はこちら⇒土地家屋調査士の通信講座【おすすめ予備校ランキング】
測量士補通信講座おすすめランキング!
このページでは、測量士補のおすすめ通信講座をランキング形式でご紹介するにあたり、以下の基準を客観的な指標としています。
- 受講料(価格の安さ、返金制度など)
- 講義・講師(講義のわかりやすさ、講義時間数、講義スタイル)
- 教材(テキスト・問題集 等)
- 合格実績(合格率、合格者数、合格者の声など)
- サポート体制(質問対応その他フォロー制度)
そして、これらの客観的指標に加えて各社の特長(セールスポイント)も、選択の決め手になる場合も多いと思いますので、下記の基準を評価に加味しました。
- カリスマ講師・看板講師
- オリジナルカリキュラム
- オリジナルテキスト
以下では、上記の客観的指標・特長(セールスポイント)を全て表形式に整理して比較しながら、予備校各社の測量士補通信講座をランキング形式でご紹介します!
ランキング/予備校名 | |
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通信講座比較項目 | 通信講座名(初学者向けの主なもの) [受講形態]受講料 |
講義時間数/講義スタイル | |
テキスト | |
合格実績 | |
サポート体制 | |
総合評価 | |
公式サイト/管理人の詳細解説 | |
アガルート![]() ![]() ⇒ アガルート通信講座 公式サイト |
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アガルートの通信講座比較項目 |
通信講座名・受講料@測量士補試験 総合カリキュラム(フル)【2024年向け】 A測量士補試験・土地家屋調査士試験 ダブル合格カリキュラム【2024年向け】
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講義時間数・講義スタイル
@31時間 A179時間 講義は通信講座専用に収録。画面にテキストを表示して解説 |
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テキスト
フルカラー オリジナルのテキスト・問題集 |
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合格実績
・2023年度試験において、受講生の95.2%が合格(全国平均32.2%の2.96倍) |
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サポート体制
・Eメールによる質問対応(回数制限:120回) |
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総合評価
![]() 測量士補の受験指導界では、昔ながらの指導法による講座ばかりですが、アガルートだけは違います! 測量士補講座としては初のフルカラーテキストを使用し、講師は、土地家屋調査士試験を全国1位で合格し、大手資格予備校(LEC)で講師を務めたカリスマ講師「中山祐介」先生が、合格に必要なすべてのテクニックとノウハウを伝授してくれます! また、講師に直接質問できるスピーディーな質問サポートも魅力ですね。 さらに、合格者には受講料の全額返金(又は合格祝い金1万円)がもらえます! そして極めつけは、受講生の95.2%が合格するという驚異の合格率! 迷いなく、おすすめナンバーワンの通信講座です! 私なら、アガルートを選びます! |
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公式サイト ・ 管理人による詳細解説![]() ![]() |
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東京法経学院![]() ⇒ 東京法経学院 通信講座 公式サイト ![]() |
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東京法経学院の通信講座比較項目 |
通信講座名・受講料@測量士補 新・最短合格講座 【2024年向け】 A土地家屋調査士+測量士補 超短期合格講座 フルパック【2024年向け】
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講義時間数・講義スタイル
@38時間 A186時間 講義は通学講座を収録。ホワイトボードの前に立ち、適宜、板書して解説 |
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テキスト白黒 オリジナル教材 |
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合格実績
・公表なし |
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サポート体制Eメール、FAX(質問票)による質問対応 |
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総合評価
![]() 東京法経学院は、土地家屋調査士・測量士補試験に最も力を入れている資格予備校であり、長年の受験指導で培われたカリキュラム、講義、教材などは信頼に値します。 特に、土地家屋調査士試験においては、合格者の占有率6割を占めるなど、優れた実績を残しています。 ただし、白黒テキストやホワイトボードの板書など、いかにも昔ながらの予備校風で、アガルートに比べると取っつきにくさを感じますね。 |
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公式サイト ・ 管理人による詳細解説![]() ![]() ![]() |
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LEC![]() ⇒ LEC通信講座 公式サイト |
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LECの通信講座比較項目 |
通信講座名・受講料@測量士補 合格パック【2024年向け】 A土地家屋調査士&測量士補 W合格コース【2024年向け】 |
講義時間数・講義スタイル
@43時間 A210時間 講義は通信講座専用に収録。画面にテキストを表示して解説 |
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テキスト
白黒 オリジナル教材 |
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合格実績・公表なし |
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サポート体制インターネットフォローシステム(教えてチューター)による質問対応 |
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総合評価
![]() |
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公式サイト ・ 管理人による詳細解説![]() ![]() |
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日建学院![]() ⇒ 日建学院 通信講座 公式サイト |
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日建学院の通信講座比較項目 |
通信講座名・受講料測量士補Webコース【2024年向け】 |
講義時間数・講義スタイル
19時間 講義は通信講座専用に収録。画面にスライドを表示して解説 |
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テキスト白黒 オリジナルテキスト |
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合格実績・公表なし |
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サポート体制Eメール、FAX(質問券)による質問対応 |
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総合評価
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公式サイト![]() |
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早稲田法科専門学院 |
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早稲田法科専門学院の通信講座比較項目 |
通信講座名・受講料測量士補受験DVDコース【2024年向け】 |
講義時間数・講義スタイル12時間 講義は通信講座専用に収録。黒板の前に立ち、適宜、板書やスライドを表示して解説 |
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テキスト
白黒 「オリジナルテキスト4冊」 |
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合格実績・公表なし |
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サポート体制Eメール、電話による質問対応 |
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総合評価
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公式サイト![]() |
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日本測量協会 |
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日本測量協会の通信講座比較項目 |
通信講座名・受講料測量士補 通信添削講座【2023年向け】 |
講義時間数・講義スタイルなし 解説講義なし(テキスト学習のみ) |
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テキスト白黒 オリジナルテキスト |
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合格実績・公表なし |
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サポート体制質問用紙(郵送)による質問対応 |
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総合評価
![]() 日本測量協会の通信添削講座は、”講義がない”のが致命的な欠点です。 添削課題の解答をWebで提出することから、”通信添削講座”という名称になっていますが、要するに、教材を購入して自己学習するだけです。 また、質問サービスが用意されていますが、郵送のみの受付ですので、回答まで相当な日数を覚悟しないといけません。 |
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ユーキャン【休講中】 |
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ユーキャンの通信講座比較項目 |
通信講座名・受講料2017年8月1日から休講中 |
公式サイト ・ 管理人による詳細解説![]() ![]() |
人気の測量士補通信講座を徹底比較!
次は、費用が安い講座、合格率・合格実績の高い講座など、目的別におすすめ通信講座をご紹介します。
安さを比較!費用を抑えたい方におすすめ
これだ!と思った通信講座を受講しようと思っても、どうしても金銭的に難しい場合もありますよね。
ということで、費用が安い順に通信講座を並べてみると、以下のようになります。
※ 講義のない「日本測量協会」は、比較対象から除外しました。
通信講座名 | コース名 | 講義時間 | 費用 |
東京法経学院![]() ![]() |
測量士補 新・最短合格講座 【2024年向け】 | 38時間 | 9月16日まで→ 60,570円 ※合格者全額返金 |
早稲田法科専門学院 | 測量士補受験DVDコース【2024年向け】 | 12時間 | 66,000円 |
LEC | 測量士補 合格パック【2024年向け】 | 43時間 | 69,300円 |
アガルート![]() |
測量士補試験 総合カリキュラム【2024年向け】 | 31時間 | 76,780円 ※ 合格者全額返金 or 合格祝い金1万円! |
日建学院 | 測量士補 Webコース【2024年向け】 | 19時間 | 88,000円 |
この比較表のとおり、測量士補講座の価格にはそれほど格差はなく、6万円〜8万円程度で拮抗していますね。
そんな中で、おすすめランキング上位2社のアガルート・東京法経学院では、合格者には全額返金という特典がついています。
ということで、価格の面からも、アガルート・東京法経学院の一騎打ちと言えるかと思います。
特に、アガルートでは、受講生の96.9%が合格するわけですから、 費用負担はゼロといっても過言ではありませんね。
合格率を比較!どうしても合格したい方におすすめ
とはいえ、いくら費用が安くても、その講座の合格率・合格実績が低くては意味がありません。
そこで、各予備校の合格実績に関し、数値で拾える情報を比較してみると、以下の表のようになります。
※ 合格体験記は、直近年度の件数を記載しています。
予備校名 | 合格率・合格実績 |
アガルート![]() |
・受講生の95.2%が合格(全国平均32.2%の2.96倍)(2022年度) ・55名の「合格体験記」を掲載(2022年度) |
LEC | ・公表なし ・2名の「合格体験記」を掲載(直近で2020年度) |
東京法経学院 | ・公表なし ・1名の「合格体験記」を掲載(直近で2015年度) |
日建学院 | ・公表なし ・合格体験記の掲載なし |
早稲田法科専門学院 | ・公表なし ・合格体験記の掲載なし |
このように、合格実績を公表しているのは、アガルートのみです。しかも、合格率95.2%という驚異的な実績です。
また、合格体験記の掲載件数も、アガルートが圧倒的ですね。
ということで、合格率・合格実績の面においても、私が一番におすすめしているアガルートの圧勝ですので、アガルートは安心して受講していただけると思います。
おすすめ予備校No.1:アガルート測量士補講座

アガルートは、2015年1月に開校した、オンラインによる講義の配信を中心とした資格予備校です。これまで、司法試験、行政書士、宅建士などの講座を開講してきましたが、この2018年7月、ついに測量士補/土地家屋調査士の講座を開講するに至りました。
測量士補/土地家屋調査士の受験指導界では、通信講座専門校は唯一、ユーキャンのみがでしたが、そのユーキャンも2017年8月に休講となってしまいました。
その結果、昔ながらの指導法による講座ばかりになってしまっていましたが、ついにユーキャンに代わる救世主が現れました!
しかも、開講して以来、毎年90%を超える驚異の合格率を出し続けています!
私が受講するなら、アガルートを選びます!
講義・講師
アガルートの測量士補講座の講師は、平成24年度土地家屋調査士試験を全国1位で合格し、大手資格予備校(LEC)で講師を務めた中山祐介講師が、合格に必要なすべてのテクニックとノウハウを伝授してくれます。
※中山祐介講師 著書:『土地家屋調査士試験 最速!書式作図テクニック』・『複素数で解く!関数電卓による測量計算』
中山祐介講師の講義は、公式サイトに公開されているサンプル動画を見てもらえばよくわかると思いますが、とても丁寧にわかりやすく解説してくれており、聴き取りやすい喋り方で非常に好印象の持てる講義となっています。⇒ 公式サイトのサンプル動画が掲載されているページへ
講義については、スタジオ収録された講義動画となりますので、見やすさや聴き取りやすさも他社とは一線を画したものとなります。
さらに、他社の通信講座では、ホワイトボードなどを使用した板書となりますが、アガルートでは、適宜、画面にフルカラーテキストを映し出してマーカーしながら説明してくれるため、とても学習がしやすくなっています。
また、他社の講義は、1講義が150分(2時間半)ごとの講義となりますが、アガルートでは、1講義が30分前後となっており、スキマ時間でも学習しやすくなっていることも特徴的です。
なお、講義動画の再生機能は、8段階(0.5〜3.0倍速)に速度調節ができるようになっています。
カリキュラム
カリキュラムは、「総合講義(24時間)」で、合格に必要な知識をインプットした後、付属の択一過去問集(14年分)を解くことで知識を定着させていきます。
そして、「3時間で押さえる計算問題(3時間)」と「3時間で押さえる文章問題(3時間)」で、それぞれ過去に出題された計算問題の全パターンと文章問題の全論点を解説し、確実な得点源にすることができるプランとなっており、合格に必要なカリキュラムがすべて揃っています。
教材(テキスト・問題集)
アガルートの教材は、測量士補の通信講座としては初となる「フルカラーテキスト」が使用されます。
※ これまでの他社のテキストは、フルカラーはおろか、2色刷りのテキストすらありませんでしたが、ついにアガルートがフルカラーテキストを作成してくれました!
このテキストは、これまでにも土地家屋調査士試験対策の書籍を手掛けてきた中山祐介講師が、合格に必要な知識を精査し、作成したオリジナルのテキストとなっており、アイコンや図表など見やすくする工夫も随所に散りばめられたテキストになっています。⇒公式サイトのテキスト紹介ページへ
合格実績
アガルートの測量士補講座は、2018年に開講したばかりの講座で、どのような合格実績が出るのか首を長くして待っていましたが、この期待に見事に応え、2019年試験では92.7%(全国平均35.8%の2.59倍)という驚異の合格率を叩き出し、その後もコンスタントに90%を超える合格率を出し続けています!
年度 | 合格率 |
---|---|
2019年度 | 92.7%(全国平均35.8%の2.59倍) |
2020年度 | 91.7%(全国平均30.3%の3.03倍) |
2021年度 | 92.9%(全国平均34.8%の2.66倍) |
2022年度 | 96.9%(全国平均44.1%の2.2倍) |
2023年度 | 95.2%(全国平均32.2%の2.96倍) |
なお、公式サイトでは、2022年度試験において、55名もの合格者の声が掲載されています。(※2021年度:37名の合格者の声)
サポート体制
アガルートでは、サポート体制も他社とは異なる特徴を持っています。
質問対応が、メールで講師が直接回答してくれる仕組みです。しかも、その回答はとてもスピーディーです。
受講コース
アガルートの測量士補講座は、総合講義のみを受講する『測量士補試験 総合講義カリキュラム(ライト)』と、総合講義のほかに「3時間で押さえる計算問題」、「3時間で押さえる文章問題」を加えた『測量士補試験 総合カリキュラム(フル)』が用意されていますが、15,000円のアップのみで計算問題・文章問題の集中対策ができますので、「総合カリキュラム(フル)」を受講されることをおススメしたいと思います。
受講形態は、DVDタイプはなく、Web通信講座(オンライン配信)のみとなっており、講義動画は、パソコン、スマホ、タブレットいずれでも利用可能です。
音声ファイルのダウンロードも可能なため、通勤時間などのスキマ時間に携帯音楽プレーヤー等で講義を聴くこともできます。
また、受講料は、教室運営をしていないことからコストを抑えることができるため、他社を圧倒する低価格となっています。さらに、合格者には、全額返金制度 or お祝い金制度(10,000円)も用意されています!
全額返金 or 合格祝い金については、それぞれ条件が異なりますので、いずれかクリアできる方を選択して特典を受ける形になります。
東京で撮影される合格者インタビューは、なかなかハードルが高い方もいらっしゃると思いますので、この場合には、合格祝い金万円を選択することができます。
<全額返金の条件>
@合否通知書データの提出
A合格体験記の提出
B合格者インタビューの出演〔東京都内にて撮影、交通費は自己負担〕
<合格祝い金1万円の条件>
@合否通知書データの提出
A合格体験記の提出
なお、土地家屋調査士の試験対策もプラスした「測量士補試験・土地家屋調査士試験 ダブル合格カリキュラム」も用意されています。
■ アガルート 測量士補通信講座
![]() ⇒ アガルート通信講座 公式サイト |
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受講料 | 測量士補試験 総合カリキュラム(フル)【2024年向け】 [Web]76,780円 ※ 合格者全額返金 or 合格祝い金1万円! ★合格者全額返金 or 合格祝い金制度あり!)
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カリキュラム | ・総合講義(24時間) ・3時間で押さえる計算問題(3.5時間) ・3時間で押さえる文章問題(3.5時間) |
講義時間数・講義スタイル |
★元大手資格予備校講師が、講義及び教材製作を担当!
31時間 ※中山祐介講師・・・H24土地家屋調査士試験全国1位合格者、著書:『土地家屋調査士試験 最速!書式作図テクニック』・『複素数で解く!関数電卓による測量計算』 講義は通信講座専用に収録。画面にテキストを表示して解説 |
テキスト |
★測量士補講座では唯一のフルカラーテキスト!
フルカラー(オリジナルテキスト) |
合格実績 |
★95.2%の驚異の合格率!
・2023年度試験において、受講生の95.2%が合格(全国平均32.2%の2.96倍)※2022年度:96.9%、2021年度:92.9% ・55名の合格者の声の掲載あり(2022年度) ※2021年度:37名の合格者の声 |
サポート体制 |
★スピーディーな質問対応!
・Eメールによる質問対応(回数制限:120回)★講師が直接回答してくれる! |
管理人コメント | 測量士補の受験指導界では、昔ながらの指導法による講座ばかりですが、アガルートだけは違います! 測量士補講座としては初のフルカラーテキストが使用され、講師は、H24土地家屋調査士試験を全国1位で合格し、大手資格予備校(LEC)で講師を務めたカリスマ講師「中山祐介」先生が、合格に必要なすべてのテクニックとノウハウを伝授してくれます! さらに、他社を圧倒する低価格も嬉しい限りです! そして極めつけは、受講生の95.2%が合格するという驚異の合格率! 迷いなく、おすすめナンバーワンの通信講座です! 私なら、アガルートを選びます! |
公式サイト | ![]() |
おすすめ予備校No.2:東京法経学院 測量士補講座

東京法経学院は、1961年に司法書士試験の受験指導を開始して以来、土地家屋調査士、測量士補や行政書士などの受験講座を順次開講し、これまで多数の合格者を輩出してきた資格予備校です。
東京法経学院では、テキストや問題集、そして受験指導誌「月刊不動産法律セミナー」など、測量士補/土地家屋調査士試験対策のテキストや問題集の市販教材も多く、独学で資格取得を目指す人にとって欠かすことのできない出版社ですが、それ以前に、土地家屋調査士試験の合格占有率約6割の実績を誇るなど、「測量士補」「土地家屋調査士」の資格試験における名門の資格予備校です。
東京法経学院は、通信講座各社の中でも特に、「土地家屋調査士」と「測量士補」に力を入れている予備校ですので、迷った場合は、この東京法経学院を選んで間違いはないと思います。
講義・講師
東京法経学院の測量士補講座には、4名の講師が在籍しています。この中で、通信講座では、長年にわたり東京法経学院で講師を務め、多くの合格者を輩出してきた「内堀博夫」講師が担当します。内堀講師は、難しい論点を丁寧にわかりやすく解説してくれることで定評がありますので、安心して受講することができると思います。
カリキュラム
東京法経学院の測量士補通信講座のカリキュラムは、インプット講座「基礎力養成編」(全12回)と、アウトプット講座「本試験対策答練」(全6回)とに分かれています。
基礎力養成編では、まず、計算問題を解くために必要な数学の知識を学んだあと、テキストと問題集を使用しながら講義を受講し、必要な知識を体系的に習得していきます。
そして次に、本試験対策答練では、試験形式で問題を解答しながら、学習の総整理、弱点補強を行っていくことにより、本試験レベルの問題に対応できる応用力を身に付けていくことができます。
教材(テキスト・問題集)
東京法経学院の測量士補通信講座の教材は、東京法経学院が出版している『鉄則!測量士補合格ノート』(旧:測量士補合格ナビーゲーション基本テキスト)と『鉄則!測量士補 過去問アタック 』を中心に、数学の補助教材などが使用されます。
サポート体制
東京法経学院の測量士補通信講座のサポート体制は、Eメール、またはFAX(質問票)により、いつでも質問ができるようバックアップしてもらえるようになっていますので、つまづくことなく、学習を続けていくことができると思います。
受講コース
東京法経学院の初学者向けの測量士補講座として、「測量士補 新・最短合格講座」が用意されています。
また、土地家屋調査士の試験対策もプラスした「土地家屋調査士・測量士補 超短期合格講座」も用意されています。
■ 東京法経学院 測量士補 新・最短合格講座
![]() ⇒ 東京法経学院 通信講座 公式サイト ![]() |
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○ 測量士補 新・最短合格講座(総合コース)【2024年試験向け】 <基礎力養成(全12回)+本試験対策答練・公開模試(全6回)> |
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受講料 | [Web] 2023年9月16日まで→ 60,570円 ※合格者全額返金お祝い制度あり |
カリキュラム | 講義 150分/回 【インプット】 基礎力養成(全13回) 【アウトプット】本試験対策答練(4回)+公開模試(2回) |
講義時間数・講義スタイル | 38時間 講義は通学講座を収録。ホワイトボードの前に立ち、適宜、板書して解説 |
教材 | 白黒(オリジナルテキスト) 「明快!よくわかる数学」「鉄則!測量士補合格ノート」「鉄則!測量士補 過去問アタック」 |
合格実績 | ・公表なし ・1名の合格体験記の掲載あり(直近が2015年度) |
サポート体制 | Eメール、FAX(質問票)による質問対応 |
公式サイト | ![]() ![]() |
おすすめ予備校No.3:LEC測量士補講座

LECは、1979年に、司法試験の予備校として創立して以来、司法書士、土地家屋調査士、宅建士その他様々な資格講座を開講し、数多くの合格者を輩出してきた実績のある資格予備校です。
講義・講師
LECの測量士補講座では、LEC専任講師の「島村 賢」講師が講義を担当します。
講義では、測量機材の実物を紹介したり、図解を多用し、実際の測量の様子をイメージしながら合格に必要な知識を身につけることができるように工夫されています。
カリキュラム
LECの測量士補通信講座のカリキュラムは、「スピード合格講座」(全15回)と「公開模試」(全3回)に分かれています。
「スピード合格講座」では、本試験で問われる重要論点を優先的に学習し、その後の「公開模試」を通じて実践的な解答テクニックを身につけながら、合格できる力を養成するカリキュラムとなっています。
教材(テキスト・問題集)
LECの測量士補講座では、オリジナル教材「測量士補スピードマスターテキスト」と「測量士補分野別過去問題集」が使用されます。LECの教材は、図表が多く用いられているため、効率よく学習することができると思います。
サポート体制
インターネットフォローシステム(教えてチューター)により、いつでも質問ができるようになっています。
受講コース
通信講座の受講形態は、@「Web動画」+「音声ダウンロード」又はA「DVD」のいずれかから選択することができます。このうち@の受講形態では、自宅での学習はWebで受講し(スマホも可)、通勤時などの隙間時間には携帯音楽プレイヤーなどで学習することができます。
LECの初学者向けの測量士補講座として、「測量士補合格パック」が用意されています。
また、土地家屋調査士の試験対策もプラスした「土地家屋調査士&測量士補 W合格コース」も用意されています。
![]() ⇒ LEC通信講座 公式サイト |
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〇 測量士補合格パック【2024年合格目標】 | |
受講料 | [Web]69,300円 [DVD]92,400円 |
カリキュラム | 測量士補合格パック(全18回)・・・講義 150分/回 【インプット】スピード合格講座(15回) 【アウトプット】公開模試(3回) |
講義時間数・講義スタイル | 43時間 講義は通信講座専用に収録。適宜、画面にテキストを表示して解説 |
教材 | オリジナル教材 「測量士補スピードマスターテキスト」と「測量士補分野別過去問題集」 |
サポート体制 | インターネットフォローシステム(教えてチューター)による質問対応 |
合格実績 | ・公表なし ・2名の合格体験記の掲載あり(2020年度) |
公式サイト | ![]() |
番外編(休講中):ユーキャン測量士補講座
※2017年8月1日から、ユーキャンの測量士補講座が「休講」になってしまいました。
ユーキャンの測量士補通信講座は、唯一、私が実際にその教材を手にしたことがある通信講座です。
ユーキャンの受講生の合格実績がどの程度あるのかわかりませんが、教材自体は非常にわかりやすく作られており、受講料は他社より圧倒的にお安いので、コストパフォーマンスは、かなり高いと思います。
ただし、テキスト・問題集のみによる学習であり、他社のような動画による講義は受けられませんので、自己学習ができる人向けの講座と言えます。
■ ユーキャンの測量士補講座 (休講中)
受講料:49,000円
標準学習期間: 6ヵ月
添削回数:9回
独学でも合格できる?通信講座のメリット・デメリット
ここまでは、通信講座についてご紹介してきましたが、そもそも測量士補の勉強方法としては、「独学」という選択肢もあります。
そこで、通信講座を独学と比較した場合のメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。
通信講座の4つのメリット
まずは、通信講座のメリットからです。独学と比較した場合、通信講座には以下のようなメリットがあると考えられます。
- プロの講義を受講することができる
- オリジナルの教材一式が提供される
- 効率的なカリキュラムで勉強できる
- サポートが受けられる
これらのメリットについて、順に詳しく解説していきます。
メリット@:プロの講義を受講することができる
独学の場合は、テキストを自分で読んで理解していく必要がありますが、読むだけでは理解できない場合もあります。また、テキストを一人で読んでいると眠くなってくることもあります。
しかし、通信講座を受講すれば、プロの講師の解説を聴くことができますので、難しい内容であっても理解が進みます。そして、人から説明を受けていれば、眠くなるのを防ぐこともでき、学習がはかどりますよね。
メリットA:オリジナルの教材一式が提供される
独学の場合は、自分でどのテキスト・問題集がよいのか、あれやこれやと悩みながら、試行錯誤しながら選んでいく必要があります。
しかし、通信講座を受講すれば、合格に必要な教材一式がすべて揃った状態で提供されますので、教材選びという無駄な時間を省くことができ、過不足なく必要な教材を揃えることができます。
また、資格予備校の教材は、受講生の生の声を聴き、受講生がつまづきやすい部分を把握し、本試験に送り出した受講生の試験結果をフィードバックし、常に改良しながら作成されますし、出題予想なども組織的に分析されます。
このため、通信講座では、市販の教材にはない、資格予備校ならではの蓄積されたノウハウが凝縮された教材を利用することができるというわけです。
メリットB:効率的なカリキュラムで勉強できる
独学の場合は、自分でテキスト・問題集を選んだとしても、さらに自分で、どの教材をいつ使って、どんな順序で学習を進めていけばよいか考える必要があります。また、自分の勉強方法が正しいのか不安になります。
しかし、通信講座を受講すれば、効率的に合格するためのカリキュラムが用意されていますので、それに沿って安心して学習を進めていくことができますね。
メリットC:サポートが受けられる
独学では、テキストを読んだり問題集を解いたりしながら、わからないことが出てきた場合、ひとりで悩むか、ネットで調べるなどしないといけません。これはけっこう時間がかかりますし、場合によっては解決できないこともあります。
しかし、質問サポートが用意されている通信講座なら、わからない点は、メール等で質問し、解決することができますので心強いですよね。
さらに、フォロースタッフと連絡を取り合うことで、勉強のモチベーション維持にも繋がります。
※ このようなサポート体制(質問対応)が用意されていない通信講座もありますので、ご注意ください。
通信講座の1つのデメリット
次は、通信講座のデメリットです。
- コストがかかる
はっきり言って、通信講座のデメリットとして考えられるのは、コストがかかること、ぐらいしかありません。まぁ、このコストというのが一番大きな問題なのかもしれませんが。。
【関連記事】
- 独学で合格を目指す場合はこちら⇒測量士補の独学におすすめのテキスト・問題集
勉強方法の比較まとめ【通信講座vs独学】
このように、通信講座には多くのメリットがある一方で、デメリットがあるとすれば、コストがかかることぐらいです。
上記の内容を比較表に整理してみると、以下のようになります。
比較項目 | 通信講座 | 独学 |
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講義 |
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教材 |
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カリキュラム |
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サポート体制 |
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コスト |
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もちろん、独学に自信のある方や、金銭的に独学を選ばざるを得ない方は、独学でももちろん問題ありません。私自身も独学で合格しましたので。
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測量士補試験に関するよくある質問
それでは最後に、測量士補試験に関するよくある質問について、お答えしていきます。
測量士補試験はいつある?年に何回?
測量士補試験は、年に1回だけ、5月中旬の日曜日に実施されます。
2023年度(令和5年度)の測量士補試験の日程は、以下のとおりです。
申し込み期間 | <郵送> 令和5年1月5日(木)〜1月30日(月)※消印有効 ⇒国土地理院(測量士補試験) ![]() |
試験日時 | 令和5年5月21日(日) 午後1時30分〜4時30分(3時間) |
合格発表 | 令和5年7月11日(火) 午前9時 |
受験料 | 2,850円 |
土地家屋調査士試験はいつある?
測量士補試験に合格し、土地家屋調査士の午前試験の免除資格を得てから、同一年度に土地家屋調査士試験を受験される方も多いかと思います。
土地家屋調査士試験は、毎年1回、10月の第3日曜日に実施されますので、測量士補試験の5ヶ月後ということになります。
申し込み期間 | 令和5年7月24日(月)〜8月4日(金) ※消印有効 ⇒法務省(土地家屋調査士試験) ![]() |
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筆記試験 | 試験日時 | 令和5年10月15日(日) 〔午前の部〕午前9時30分〜11時30分 〔午後の部〕午後1時00分〜 3時30分 |
基準点発表 | 令和5年11月24日(金)午後4時 | |
合格発表 | 令和6年1月10日(水)午後4時 | |
口述試験 | 試験日 | 令和6年1月25日(木) |
最終合格発表 | 令和6年2月16日(金)午後4時 | |
受験料 | 8,300円 |
測量士補試験は誰でも受けれる?受験資格は?
測量士補試験は、年齢、性別、学歴、実務経験などの制約はありませんので、誰でも受験することができます。
測量士補の試験内容は?
測量士補試験は、5肢択一式(マークシート方式)で、下記の科目について、28問が出題される筆記試験です。
1問あたり25点の配点で、合計700点満点中、450点以上の正解(28問中18問の正解)で合格となります。
- 測量に関する法規
- 多角測量
- 汎地球測位システム測量
- 水準測量
- 地形測量
- 写真測量
- 地図編集
- 応用測量
測量士補試験は難しい?合格率は?
測量士補試験の合格率は、例年、おおむね30%前後で推移しており、国家資格としては易しい難易度です。
測量士補に合格するには勉強時間はどれぐらい必要?
測量士補試験に合格するためには、一般的に200時間の勉強時間が必要 と言われています。
私自身も、およそ200時間の勉強時間で合格することができました。
なお、200時間の勉強時間を達成するためには何ヶ月かかるのか逆算すると、以下のようになります。
1日の勉強時間 | 要する勉強期間 |
3時間 | 約2ヶ月 |
2時間 | 約3ヶ月 |
1時間 | 約半年 |
サイト名 | 内容 |
国土地理院(測量士補試験) | 測量士補試験を実施している「国土地理院」の公式サイトです。 |