このサイトでは、私が独学で取得した宅建(宅地建物取引士)の資格に関し、独学で合格するための勉強法やおすすめのテキスト・問題集を中心に、試験情報や通信講座についても紹介していきます。
宅建士は、例年、受験者数が20万人を超える国内最大級の国家資格で、マンモス資格と呼ばれるほどの超人気資格です。
また、合格率は約15%ほどあり、国家資格の中では、比較的取得しやすい資格でもあります。
私も、完全な初心者の状態から、約半年間の独学で宅建試験に合格することができました。
このサイトでは、私の経験をもとに、これから独学で宅建の資格取得を目指す皆さんに役立つ情報を発信していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてください!
※ 当サイトは、2007年に開設して以来、2025年現在も、常に最新情報に更新し続けています。
【執筆者】 |
![]() 執筆者紹介 |
宅建の資格試験
宅建の資格試験の日程・試験内容などの概要や、難易度・合格率、解答速報など、宅建試験に関する概要情報について、下記のページで紹介します。
独学で宅建の資格を取得するための勉強法・テキスト
宅建の資格取得は独学でも目指せます。
私がおすすめする勉強法や合格に必要な勉強時間、そして、おすすめのテキストや問題集など、下記のページで紹介します。
独学が不安な方は通信講座もおすすめ
宅建の資格は独学でも目指せますが、やはり独学では不安な方もいらっしゃると思いますし、実際に独学で挑戦して挫折してしまった方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、おすすめの通信講座や予備校について、下記のページで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
宅建士とは?仕事内容・資格の概要
宅建(宅建士)とは、正式には『宅地建物取引士』といいます。
この宅建士は、土地や建物に関する専門的な知識を持った不動産取引のプロフェッショナルとして、土地や建物の売買又は貸借といった不動産取引を安全・円滑に実現することを、その業務としています。
宅建士の資格の概要や仕事内容・独占業務について、また、宅建試験に合格した後の資格登録の手続きや登録実務講習、さらにダブルライセンスなどについて、以下の記事で解説します。
宅建は独学で合格できる!
ここで改めて、そもそも宅建試験は独学で合格できるのかどうか、不安に感じる方も多いかもしれませんが、宅建試験は独学でも合格できます。
独学でも合格できる理由
独学でも宅建に合格できると考えるには、主に以下の2つの理由があります。
- 市販教材が十分に揃っている
- 合格に必要な知識は市販教材だけで手に入る
理由①:市販教材が十分に揃っている
宅建試験はとても人気があり、受験者数が非常に多いマンモス資格です。
受験者数が少ない資格では、市販教材の品揃えが悪く、十分な知識・情報が得られないことも確かにあります。
しかし、宅建は違います。各社から市販教材が数多く出版され、合格に必要なテキスト・問題集が十分に揃っています。
理由②:合格に必要な知識は市販教材だけで手に入る
とはいえ、資格予備校や通信講座を受講しないと入手できないような知識や情報があるんじゃないの?と疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私の経験上、そんな疑問・不安は、すべて払拭されました。
私自身、これまでに、宅建・行政書士・土地家屋調査士などの国家試験に合格してきましたが、すべて市販教材に載っている知識だけで合格できました。
ですので、独学だからといって心配することはありません。合格に必要な知識・情報は、すべて市販教材に載っています。
事実、私を含め多くの人が独学で合格している
実際、独学で合格している方は数多くいらっしゃいますし、事実、私自身も半年間の独学で合格することができました。
宅建試験の合格率は、例年、15%程度で推移していますが、他の有名な国家資格は、以下のとおり、10%を切るような難関資格も多く存在します。
<法律・不動産系国家資格の合格率>
- 司法書士試験: 4%
- 社会保険労務士試験: 6%
- 土地家屋調査士試験: 8%
- マンション管理士試験: 9%
- 行政書士試験: 10%
- 管理業務主任者試験: 20%
このように、宅建の合格率15%というのは、他の国家資格と比較した場合は、そこまで難しい難易度ではありません。
また、宅建ほどの人気資格となれば、たいして勉強せずに受験する方も多いと思いますので、15%という数字に、そこまで惑わされる必要はありません。
私が宅建試験に挑戦したきっかけ
そもそも私が宅建の勉強を始めたのは、私が勤めていた市役所の人事異動で、建築指導課という部署に異動になったのがきっかけです。
私は事務職でしたが、そこは建築職や土木職ばかりの職場でした。窓口や電話で応対するのは不動産や建築の専門家ばかりで、とにかく基礎知識がなさ過ぎて、いくら先輩職員に聞きながら対応しても限界があると感じました。
そこで、思い切って「宅建」の資格を取ろう!と決意しました。
私が独学を選んだ理由
では、どうやって勉強しようかと考えたときに、まず通学講座に通うのは、はじめから論外でした。近所に予備校などありませんし、働きながら通学する時間も取れません。
では、通信講座はどうかというと、私は当時、1ヶ月の小遣い18,000円の貧乏でした。市役所の安月給で住宅ローンを抱え、妻子を養わないといけませんから、受講料を払う余裕などありません。
このため、必然的に「独学」で宅建試験に挑戦することになったのが、私が独学を選んだ理由です。
初心者でも独学で宅建に合格できる!
ちなみに私は、大学も経済学部でしたし、法律の勉強など一度もしたことのない、まったくの初心者でした。
市役所勤めの公務員なら法律に慣れていたと思うかもしれませんが、私がそれまで配属されていた部署は「公民館」で、地域住民と交流する部署です。
法律とは、かけ離れた仕事をしていましたので、法律の予備知識は一切ありませんでした。
こんな私でも、半年間の独学で宅建試験に合格できたわけですから、皆さんもきっと独学で合格できるはずです。
ただし、独学には乗り越えないといけない壁がある
独学は、コストが安くつき、誰でもいつでも手軽に始められるメリットがありますが、その一方で、独学には、乗り越えないといけない壁(デメリット)がいくつもあります。
これがないと、予備校や通信講座が存在する意味がありませんからね。
- どの教材を選べばいいかわからない。
- テキストを自分で読み進めないといけない。
- 教材の使い方がわからない。
- 今の勉強法で合っているのか不安。
- 自分でスケジュール管理をしないといけない 。
- わからなくても質問できない。
- モチベーションを維持するのが大変。
このように、独学のメリットに比べ、挙げればキリがないほど数多くの壁(デメリット)が存在しています。
独学の場合、こういったデメリットを乗り越えないといけません。
正しい勉強法を実践すれば独学でも合格できる!
しかし、当サイトは「独学で資格取得」をテーマとしており、私自身も独学特有のデメリットに悩まされ、あれやこれやと試行錯誤を繰り返しながらも、独学で宅建試験その他の国家資格に合格してきました。
独学で勉強する場合、誤った勉強法では合格できません。合格できたとしても、ものすごく時間がかかります。
しかし、正しい勉強法で勉強すれば、独学でも合格できます!
勉強のモチベーションを維持する方法
独学で宅建に挑戦する場合、実は、勉強を続けるモチベーションを維持することが一番大変です。
宅建試験に合格できるかどうかは、このモチベーションを維持できるかどうか、にかかっているといっても過言ではないと思います。
つまり、最初に立てたスケジュールどおりに勉強できれば、きっと誰でも合格できると思うんです。
しかし、スケジュールどおりに勉強ができる人なんて、ほとんどいないと思います。私もそうです。
私の場合は、スケジュールを崩しながらも、なんとかスケジュールの修正を繰り返し、ぎりぎりのラインで最後の仕上げまで持っていってゴールを迎えるというパターンが多いです。
とにかく、最低限、テキスト1周+問題集3周は回せるように、試験当日まで勉強を続けないといけません。
勉強のモチベーションが下がったときに、どうやってモチベーションを上げればいいか、私自身の経験をもとに、挙げてみたいと思います。
- 友人や家族など周りの人に、宅建試験を受験することを公表する。
周りの人に言ってしまうと、不合格になると恥ずかしいという気持ちから、頑張ろうという気持ちになりますよね。 - SNSで勉強アカウントを作る。
X(Twitter)で勉強アカウントをつくるのもいいですね。
毎日(毎週)、勉強の進捗をポスト(ツイート)することで、フォロワーに監視されているような気持ちになりますし、お互いに「いいね」を押し合って励まし合いながら勉強を続けることができます。 - 勉強する場所を変える。
いつも同じ場所で勉強していると、だらけてしまいますが、そんな場合は、勉強する場所を変えるというのもいいかもしれません。
喫茶店や図書館などで勉強してもいいですし、外に出るのが難しければ、家の中で、違う部屋に移動するだけでも気分転換になるのではないでしょうか。
私はよく、コワーキングスペースを利用しています。家に比べると、集中力が断然上がります。 - 何のために宅建試験の合格を目指しているのか思い返す。
そもそも何のために宅建の合格を目指しているのか思い返してみれば、またやる気もアップしてきます。 - 合格したら〇〇をする。といった計画を立てる。
合格したらご褒美で旅行に行くとか、ご馳走を食べに行くとか、色んな計画を立てるというのもいいですね。 - 1日に〇時間必ずやると決める。または、〇ページ必ず読むと決める。
具体的に数値目標がある方が、やる気が出ますよね。達成感も出ます。 - 根を詰めないで、余裕をもって。休憩を取りながら。
あまり根を詰めすぎると、精神的にも体力的にも持ちませんので、ほどほどに。 - 勉強の記録をつける。
今日は何ページ進んだ、何時間勉強した。という記録を毎日つけましょう。これをすると、達成感が出ます。逆に、今日はあまり進まなかった、、明日はがんばろう!という気持ちにもなります。 - 勉強が遅れてきたら、随時スケジュールを見直す。
スケジュールどおりに進まないから、もうダメだ、、間に合わない。。とすぐに諦めてはいけません。ここからが勝負どころです。ここで踏ん張れる人が合格するんです。スケジュールどおりできる人なんていません。妥協できるところは妥協して、最低限・最小限の勉強内容に絞り込んで、スケジュールを見直しましょう。
サイト名 | 内容 |
---|---|
国土交通省(宅建業、宅建試験) | 宅建業を所管する省庁である「国土交通省」の宅建業や宅建試験のページです。 |
一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 一般財団法人 不動産適正取引推進機構(指定試験機関として国土交通大臣の指定を受け、都道府県知事より試験事務の委任を受けて宅建試験を実施)のホームページです。宅建試験の案内や試験結果などの情報が掲載されています。 |