宅建の模試おすすめ4選【2025年】日程・会場・料金等を徹底比較!
更新日:2025年3月2日
宅建試験を受験予定の皆さんは、模試を受けようかどうしようか、受けるとしたらどの模試にしようか、、と悩んでいることと思います。
そこで、このページでは、各予備校で実施される宅建の模試について、日程や会場・料金などを比較したうえで、おすすめの模試を紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
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宅建模試を受験するメリット・デメリット
独学で宅建試験を受験する場合でも、模試(模擬試験)は受験しておいた方がいいと言われることがありますが、これはなぜでしょうか。
模試のメリット
まず、模試を受験することにより、学習の進み具合が確認でき、自身の苦手分野・弱点が把握できますし、順位が出ますので自分の実力を知ることができます。
このように、自分の弱点や実力を把握することで、本試験に向けて集中的に知識を補強していくことができるわけです。
また、受験指導校が過去の出題傾向を分析したうえでの予想問題が出題されますので、その年の本試験に出題される可能性が高い問題を押さえることもできます。
さらに、模試は本試験と同じ時間・形式で行われるため、解答の時間配分やマークシートの解答形式、本試験での緊張感に慣れるなどの効果も期待できますね。
- 自分の苦手分野・弱点が把握できる
- 受験生の中での自分の実力を知ることができる
- 本試験の出題可能性が高い問題を押さえることができる
- 解答の時間配分やマークシートの解答形式、本試験での緊張感に慣れることができる
模試のデメリット
では逆に、模試を受験することにデメリットはあるのでしょうか。
考えられるデメリットとしては、まず、金銭的な負担ですね。当然、模試を受験するには費用の負担(1回あたり3,000円~5,000円程度)を伴いますので。
また、時間的なロスというのもありますね。十分な勉強時間がなく、模試を受けられるような知識レベルに仕上がっていないような場合は、特にそう感じますよね。
- 金銭的な負担がある
- 時間的なロスがある
こういった、金銭的な負担や時間的なロスが気になる場合は、市販の模試を活用する方法もあります。
ただし、市販模試では順位が出ませんので「受験生の中での自分の実力を知る」ことや、会場で受験するわけではありませんので「本試験の緊張感に慣れる」といった模試のメリットの一部は享受できませんが、その2点を除けば、市販模試でも概ねカバーできると思います。
2回分や3回分の模試(予想問題集)が1,500円~2,000円程度で販売されていますので、宅建のおすすめ市販模試(予想問題集)を参考にご覧ください。
とはいえ、模試は受験するメリットの方が圧倒的に大きいと思いますので、できるだけ受験することをおすすめします!
宅建の模試を徹底比較!【2025年度】
それでは、各予備校で実施される宅建の模試について、まずは概要から比較しておきたいと思います。
模試の比較一覧表
それぞれの模試の日程や受験料等を一覧表に整理して比較すると、以下の表のようになります。
※ 新年度の日程が未公表のところは、昨年の日程を見え消しで表示しています。
予備校名/受験場所/成績処理 | 模試名 | 日程 (2025年) |
回数 | 受験料 |
---|---|---|---|---|
LEC 会場(29)or自宅 成績処理あり |
実力診断模試 | ①6/11~ | 1回 | 1,100円 |
0円模試 | ②7/9~ | 1回 | 0円 | |
全日本宅建公開模試<基礎編> | ③7/23~ ④8/6~ |
2回 | ||
全日本宅建公開模試<実戦編> | ⑤8/27~ ⑥9/3~ ⑦9/10~ |
3回 | ||
ファイナル模試 | ⑧10/1~ | 1回 | ||
3大模試パック | 上記③~⑧ | 6回 | 18,700円 | |
宅建士模試(LEC×総合資格学院) | 1回 | |||
TAC 会場(29)or自宅 成績処理あり |
全国公開模試 | ① |
1回 | |
日建学院 会場or自宅 成績処理あり |
全国統一公開模擬試験 | ①10/5 | 1回 | 5,500円 |
アガルート 自宅 自己採点 |
模擬試験 | ①随時(7/30~) | 1回 | |
フォーサイト 自宅 自己採点 |
模擬試験講座 | ①② |
2回 |
上記の模試比較表からは、以下のことが読み取れます。
- 会場受験 or 自宅受験
- 成績処理の有無
- 実施回数・日程
- 費用(受験料)
会場受験 or 自宅受験
LEC・TAC・日建学院は、会場受験も選択できますが、アガルート・フォーサイトは自宅受験のみとなります。
本試験の緊張感を体験しておきたいという方は、会場で受験できるLEC・TAC・日建学院で受験するのがいいですね。
成績処理の有無
そして、LEC・TAC・日建学院は、全国公開模試として実施されますので、成績処理がなされ、自分の順位や各問題ごとの受験生の正解率なども分析されます。
一方、アガルート・フォーサイトはそういった成績処理はされず、自己採点となります。
このため、アガルート・フォーサイトでは、模試の効果のひとつ「自分の実力を知る」という効果は少し薄らいでしまいますね。
実施回数・日程の比較
模試の回数は、TAC・日建学院・アガルートが1回のみ、フォーサイトは2回、LECは9回(1回+1回+2回+3回+1回+1回)の実施となります。
回数が多いLECは、実施時期に応じて、その時期に最適な模試が用意されますので、その中から自分に必要な模試を選んで受験することができます。
費用・受験料
模試の1回あたりの費用は、LEC・アガルートは3,000円前後、TAC 3,800円、日建学院 5,500円、フォーサイト 5,400円となっています。
概ね1回あたり3,000円~5,000円程度で受験できますので、模試を受験する効果を考えれば、金銭的な負担もそれほど大きくありませんね。
宅建の模試おすすめランキング
それでは、各予備校が実施する宅建の模試について、順に詳しく紹介していきます。
No.1:LEC
LECの宅建模試は、本格的な模試シーズンが始まる前の前哨戦として、6月の「実力診断模試(1回)」、7月の「0円模試(1回)」から始まります。
- 6月:実力診断模試
⇒ 現時点の実力を確認し、今後の学習計画を立てる - 7月:0円模試
⇒ LECの模試を気軽に体験し、学習成果の確認もできる
そして、8月の「全日本宅建公開模試<基礎編>(2回)」、9月の「全日本宅建公開模試<実戦編>(3回)」、10月の「ファイナル模試(1回)」の「3大模試」で、本格的な模試シーズンに突入します。
それぞれの模試は、その受験時期に最適なレベルの問題が出題されるようになっています。
- 8月:全日本宅建公開模試<基礎編>
⇒ 基礎的な問題を中心に出題 - 9月:全日本宅建公開模試<実戦編>
⇒ 知識のレベルアップを図るため、過去問知識だけでは対応が難しいレベルの問題を織り交ぜて出題 - 10月:ファイナル模試
⇒ 本試験レベルの問題+出題予想問題で最後の仕上げ
さらに、総合資格学院とタッグを組んで、全国統一公開模擬試験「宅建士模試」も開催されます。
- 9月:宅建士模試(LEC×総合資格学院)
すべて受験できるなら、それに越したことはありませんが、9月の「ファイナル模試」は、例年多くの方が受験するため「本気の」受験生が集結します。
このため、どれかひとつだけ模試を受けるとすれば、LECの「ファイナル模試」を受験することをおすすめします!
なお、解説講義は、Web配信かDVDのいずれかを選択できます(DVDの方が料金が高くなります)。
成績表では、順位や得点分布はもちろん、問題ごとの正答率もわかるため、自身の弱点を把握し、復習に活かせるようになっています。
会場は最大全国29会場で開催され、日程は会場により異なりますので、公式サイトでご確認ください。
なお、自宅での受験も可能ですので、開催会場が近くにない場合は、自宅受験(通信)を選択してください。
日程 |
※ 日程は会場により異なります。曜日は、水・木・金・土・日が用意されています。 実力診断模試 0円模試 全日本宅建公開模試<基礎編> 全日本宅建公開模試<実戦編> ファイナル模試 宅建士模試(LEC×総合資格学院) |
---|---|
受講料 |
※ 以下の受講料は、すべて解説講義をWebで受ける場合の料金です。DVDで受ける場合は、若干料金が高くなります。 ・実力診断模試(上記日程①の全1回) ・0円模試(上記日程②の全1回) ・3大模試パック(上記日程③~⑧の全6回) ・全日本宅建公開模試<基礎編>(上記日程③④の全2回) ・全日本宅建公開模試<実戦編>(上記日程⑤~⑦の全3回) ・ファイナル模試(上記日程⑧の全1回) ・宅建士模試(LEC×総合資格学院・全1回) |
公式サイト | LEC 公式サイトへ |
No.2:TAC
TACの宅建の模試は、例年10,000人以上が受験し、LECの模試と同様に、日本最大級の全国公開模試とされています。
なお、解説講義はインターネット上で動画配信され、個人別成績表では、全国ランキングのほか、総合成績判定や科目別得点表示で苦手分野を特定し、復習方法などのアドバイスも教えてくれるようになっています。
TACの宅建の模試は、全国公開模試として1回のみ実施されます。会場は、全国29会場で開催され、日程は会場により異なりますので、公式サイトでご確認ください。
なお、自宅受験もできますので、開催会場が近くにない場合は、自宅受験(通信)を選択してください。
日程 |
全国公開模試 ※日程は会場により異なります。 |
---|---|
受講料 |
[会場受験・自宅受験共通] |
公式サイト | TAC 公式サイトへ |
No.3:日建学院
日建学院の宅建の模試も、全国の会場で1回のみ実施されます。
なお、自宅受験もできますので、開催会場が近くにない場合は、自宅受験(通信)を選択してください。
受験者には、個人分析表が発行され、全国順位や各問題の正答率などが表示されますので、自身の実力や弱点の分析ができます。
※ ただし、自宅受験した場合は分析表の発行はされず、Web採点と正答率表のみとなりますので、ご注意ください。
日程 |
全国統一公開模擬試験 |
---|---|
受講料 |
[会場受験・自宅受験共通] |
公式サイト | 日建学院 公式サイトへ |
No.4:アガルート
次は、オンラインによる講義の配信を中心とした資格予備校「アガルート」の模試を紹介します。
アガルートは、通信講座専門の資格予備校ですので、模試についても、自宅受験のみの実施となります。また、全国公開模試ではありませんので、特に受験日程も決められておらず、いつでも受験が可能です。
この模試は、本試験の出題問題を予想し、解説(約8時間)を行う全1回の模試となります。
本試験の的中を本気で狙った出題で、難易度も本試験に限りなく近くなるよう調整してあるため、本試験の予行演習として最適な模擬試験ですね。
ただし、上記3社が実施する模試のように、採点等の成績処理は行われず(自己採点方式)、点数や順位等の成績通知もありませんので、ご注意ください。
日程 |
宅建試験 模擬試験 |
---|---|
受講料 |
[自宅受験](全1回) |
公式サイト | アガルート 公式サイトへ |
No.5:フォーサイト
次は、通信講座専門校の「フォーサイト」による宅建の模試をご紹介します。
フォーサイトは、通信講座専門校ですので、模試についても、自宅受験のみの実施となります。また、全国公開模試ではありませんので、特に受験日程も決められておらず、いつでも受験が可能です。
この模試は、「基礎レベル」と「本試験レベル」の2種類の模擬試験が実施され、それぞれ、「理解度の確認」と「試験対応力の鍛錬」を行うことを目的とした模試となっています。
この模試では、試験合否の分かれ道となる自分の弱点の発見・克服に重点を置き、多くの受験生が正解できる問題を解く力がしっかりと身についているかを確認し、基礎レベルの模試では38点以上、本試験レベルの模試では36点以上の得点が目標とされています。
なお、採点は自己採点方式となりますので、ご注意ください。
日程 |
宅建 模擬試験講座 |
---|---|
受講料 |
[自宅受験](全2回) |
公式サイト | フォーサイト 公式サイトへ |
宅建のおすすめ模試まとめ
以上、宅建のおすすめ模試について、ご紹介してきました。
模試を受験するメリットとして、的中問題というのはそれほど大きく期待すべきものではありませんが、模試を受験することで、自身の実力チェックや弱点の把握、そして解答の時間配分や本番のシミュレーションといった効果が得られます。
ですので、宅建の模試は、なんらかの形で一度は受験しておいた方がいいと思います。
安く済ませるなら予想問題集(予想模試)でも構いませんが、全国公開模試として、成績表で実力の確認ができるのは予備校の模試ですので、可能なら予備校の模試を受験しておくことをおすすめします。
一度だけ受験するなら、LECのファイナル模試を受験し、もう少し場数を踏んでおきたいなら、LEC又はTACの模試を数回加える、ぐらいでよいのではないでしょうか。
なお、日程を気にせずに受験したい場合や、試験直前期になって模試を受けそびれたことに気づいた場合には、いつでも気軽に受験できるアガルートやフォーサイトの模試が便利ですね。
- 一度だけ受験 ⇒ LECのファイナル模試
- 場数を踏んでおきたい ⇒ LEC又はTACの模試を数回追加
- 日程を気にせず受験したい ⇒ アガルート or フォーサイト
それでは、模試の結果に一喜一憂することなく、模試で得られた経験を活かして、本試験で力を発揮できるよう頑張ってください!
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