わかって合格(うか)る宅建士シリーズ(TAC)を徹底レビュー!
更新日:2026年2月15日

TACの「わかって合格(うか)る宅建士」は、生講義スタイルの正統派テキストで、初学者が理由付けや趣旨からしっかり理解を深められるテキストです。
TACの3シリーズ(みんほし・スッキリ・わかうか)の中では一番のおすすめで、当サイトの宅建の独学におすすめのテキスト【徹底比較!】においても、おすすめNo.3で紹介しています。
わかって合格(うか)る宅建士シリーズは、基本テキストのほか過去問や一問一答問題集などもラインナップされていますので、このページでは、私自身も実際に中身を読んだうえで、それぞれ詳しくレビューしていきたいと思います。
評判・口コミのひとつとして、ぜひ参考にしてください!
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【執筆者】 |
執筆者紹介 |
わかって合格る宅建士シリーズ(TAC)のラインナップ
TACが出版している「わかって合格(うか)る宅建士」シリーズは、以下のように、基本テキストと分野別過去問題集のほか、年度別過去問題集と一問一答問題集、模試型過去問があり、全部で5種類がラインナップされています。
ただし、必ずしも全ての教材を購入する必要はありません。
基本テキストでインプット学習しつつ、分野別過去問でアウトプット学習し、最後の仕上げに模試を解く、というのが原則的な使い方になります。
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基本テキスト
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わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(2026年度版) 著者:TAC宅建士講座 出版社:TAC出版 発売日:2025/10/28 ページ数:896ページ サイズ:A5判 価格:3,300円 |
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分野別過去問題集
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わかって合格(うか)る宅建士 分野別過去問題集(2026年度版) 著者:TAC宅建士講座 出版社:TAC出版 発売日:2025/10/28 ページ数:652ページ サイズ:A5判 価格:2,750円 |
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年度別過去問題集
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わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) (2026年度) 著者:TAC宅建士講座 出版社:TAC出版 発売日:2026/1/24 ページ数:1028ページ サイズ:A5判 価格:2,970円 |
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一問一答問題集
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わかって合格(うか)る宅建士 一問一答 セレクト1000(2026年度版) 著者:TAC宅建士講座 出版社:TAC出版 発売日:2025/11/27 ページ数:708 ページ サイズ:A5判 価格:2,200円 |
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模試型過去問
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わかって合格(うか)る宅建士 厳選過去問8回模試(2026年度) 著者:TAC宅建士講座 出版社:TAC出版 発売日:2026/1/22 ページ数:728ページ サイズ:A5判 価格:2,750円 |
わかって合格る宅建士のテキスト・問題集を徹底レビュー!
それでは、「わかって合格る宅建士」シリーズのテキスト・問題集について、順にレビューしていきたいと思います。
基本テキスト
まずは、「わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト」から紹介します。
しっかり理解したうえで合格するのがコンセプト
このテキストは、生講義スタイルの「ですます調」で、かみくだいた解説で「理解できる(わかる)から合格できる(うかる)」というコンセプトになっています。
フルカラーで4分冊にセパレート
まず、見た目の特徴としては、フルカラー(2018年版からフルカラーにリニューアル)で4分冊にセパレートできるようになっています。
フルカラーで分冊できるのは、最近の定番ですね。フルカラーはとても読みやすいですし、分冊できるのも持ち運びに便利です。
また、付属の赤シートで重要なキーワードを隠して暗記することもできます。
理由づけや趣旨から解説する正統派テキスト
本文は、講義形式の解説で、「みんなが欲しかった!」など、とっつきやすいタイプのテキストとは異なり、しっかりと理由付けや趣旨などから解説してくれる正統派テキストの部類に入ると思います。
このため、コンセプトどおり、初学者でもきちんと理解しながら学習でき、丸暗記は最小限に抑えることができますね。
また、直近7回分の過去問網羅率100%を誇るなど、かなり詳しく書かれたボリューム感のあるテキストです。

出典:TAC出版
TACの3シリーズでは一番のおすすめ
フルカラー化される前は、固めの講義でズラズラダラダラとした記述でしたが、その後、レイアウトにも工夫が重ねられメリハリがついてきたため、TACの3シリーズ(みんほし・スッキリ・わかうか)の中で、一番におすすめできるテキストになりました。
なお、このテキストのその他特徴として、以下のようなものがあります。
- 過去12年間の出題箇所にアンダーラインを引き、出題年度を併記
- 基本的かつ必須項目には「はじめてアイコン」、法改正箇所には「最新の改正アイコン」を表示
- 本試験で狙われる事例を“ケーススタディ形式”でしっかり解説し、要点は「試験に出る!POINT整理」として図表で整理
- 巻末に「厳選過去問プレミアム50」として本試験形式の出題予想模試を掲載
- スマホ学習用の一問一答300問を掲載したPDFダウンロード付き
- フルカラーで4分冊にセパレート
- 赤シート対応
- 生講義スタイルで、理解できる(わかる)から、合格できる(うかる)というコンセプト
- 理由付け・趣旨から解説する正統派テキスト。初学者でも理解しながら学習できる
- 直近7回分の過去問網羅率100%でボリューム感あり
- レイアウトに工夫が重ねられ、メリハリがついてきた
- TACの3シリーズで最もおすすめ
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わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト(2026年度版) |
| 著者 | TAC宅建士講座 |
|---|---|
| 出版社 | TAC出版 |
| 発売日 | 2025/10/28 |
| ページ数 | 896ページ |
| サイズ | A5判 |
| 価格 | 3,300円 |
分野別過去問題集
次は、分野別過去問「わかって合格る宅建士 分野別過去問題集」です。
こちらも、分野別に4分冊にセパレートできるようになっています。
この問題集は、超定番の重要過去問305問に厳選して、分野別に収録した過去問題集です。
この305問という収録数は、他社や他シリーズの標準的な分野別過去問題集と同等です。(300問程度が主流。らくらく宅建塾シリーズとスッキリわかる宅建士シリーズは例外的に600問程度あり)。
ページの構成は、左ページが問題、右ページが解答・解説になっています。
問題ページの下端に、その問題を解くためのヒント(問題によっては図解)が書いてあるので、初めて解く際は分かりやすくていいですが、2回目以降は目に入らないように注意が必要ですね。
また、解説ページの下端には、その問題を解くうえでのポイント(出題の意図や解答テクニックなど)が整理してあります。
印刷は2色刷り(黒・赤)で、付属の赤シートで解答と解説文の重要箇所が隠せるようになっています。
なお、テキストとのリンクについては、問題ごとに(1肢ごとではなく)、「わかって合格る宅建士 基本テキスト」の該当する章項番号を明記する形でリンクされています。
※ 2026年版から、スマホ学習用の一問一答200問を掲載したPDFダウンロード特典が付きました。
- 問題ごとに、解くためのヒントの掲載あり
- 解説ページに、解答のポイント(出題の意図や解答テクニックなど)を掲載
| 分冊 | 4分冊にセパレート可能 |
|---|---|
| 収録内容 | 305問の分野別過去問(超定番の重要過去問を厳選) |
| ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
| テキストとの関連付け | 『わかって合格る宅建士 基本テキスト』にリンク(問題ごとに該当の章項番号を明記) |
| 目隠しシート対応 | 付属の赤シートで解答や重要ポイントを目隠し可能 |
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わかって合格(うか)る宅建士 分野別過去問題集(2026年度版) 著者:TAC宅建士講座 出版社:TAC出版 発売日:2025/10/28 ページ数:652ページ サイズ:A5判 電子書籍:なし 価格:2,750円 |
過去問12年PLUS
次は、年度別過去問「わかって合格る宅建士 過去問12年PLUS」です。
この問題集は、過去12年分の過去問を、年度別に収録した過去問題集です。
一般的に、年度別の過去問は、過去問学習で使用することは稀だと思います。私が宅建試験の受験勉強をした際も使いませんでしたし、実際のところ、年度別過去問を出版しているシリーズも少ないです。
それに、分野別過去問に比べると解説がシンプルで、ポイント整理などの工夫もありませんので、年度別過去問をメインの問題集として使用するようなことは絶対にしてはいけません。
ということで、この年度別過去問題集をわざわざ購入する必要はないと思います。
なお、ページ構成は、本の前半分が問題、後ろ半分が解説になっていて、問題部分(2分冊)と解説部分(2分冊)の計4分冊にセパレートできます。解説ページは文字ばかりですが、一応2色刷りで、重要なキーワードは赤字で印刷されています。
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わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) (2026年度) 著者:TAC宅建士講座 出版社:TAC出版 発売日:2026/1/24 ページ数:1028ページ サイズ:A5判 価格:2,970円 |
<参考>年度別過去問題集の活用法
年度別過去問の使用方法として考えられるのは、例えば、試しに1年分の過去問を解いてみて、どれぐらい得点できるかを試してみるといった使い方や、本試験の時間配分を確認するといった使い方ぐらいかと思います。
しかし、そういう使い方をするなら、予想問題集(模試)を解いた方が、これから受験する年度の予想問題を解くことができますので、意味があると思います。
一問一答セレクト1000
次は、一問一答問題集「わかって合格る宅建士 一問一答セレクト1000」です。
この問題集は、一問一答式、つまり、過去問は4肢択一式ですが、この4つの肢をバラバラにして、そのひとつの肢に対して〇か×かを判断するタイプの問題集になります。
膨大な過去問の中から、頻出論点・重要知識を厳選した約1,000肢が収録されていますので、網羅型の一問一答になりますね。
※ 2023年版までは600肢でしたが、2024年版からLECの出る順に追随し、1,000肢に増量されました。
また、4分冊にセパレートできるため、持ち運びにも便利です。
※ 2023年版まではコンパクトなB6判でしたが、2024年版からテキストと同じA5判にサイズアップしました。
ページの構成は、左ページが問題、右ページが解答・解説になっています。印刷は2色刷り(黒・赤)で、答えと解説の重要語句が赤字になっていて、赤シートで目隠ししながら解くことができます。
解説は、まず結論を数行で書き、そのあと理由や比較を書いていく形で統一されていますので、スピーディーに解いていけますね。

出典:Amazon
そして、2026年版から全1,000肢の読上音声がダウンロードできるようになりました。
基本テキストとのリンクについては、各テーマごとに大雑把に記載されているだけなのが、少し残念なところです。
- 頻出論点・重要知識を厳選した約1,000肢の一問一答
- 4分冊にセパレート可能
- 全問読上音声付き
| 分冊 | 4分冊にセパレート可能 |
|---|---|
| 収録内容 | 1,000肢の一問一答(過去問から頻出・重要知識を厳選) |
| ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
| テキストとの関連付け | 『わかって合格る宅建士 基本テキスト』にリンク(テーマごとに該当の章項番号を明記) |
| 目隠しシート対応 | 付属の赤シートで解答や重要事項を目隠し可能 |
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わかって合格(うか)る宅建士 一問一答 セレクト1000(2025年度) 著者:TAC宅建士講座 出版社:TAC出版 発売日:2025/1/23 ページ数:630ページ サイズ:A5判 価格:2,090円 ※2026年度版の予約販売中(11/28発売予定) |
<参考>一問一答問題集の効果的な使い方
一問一答問題集は、使わなくても合格できますが、分野別過去問にはないメリットもあります。
一問一答は、重要知識が1肢ごとに厳選されているため、合格に必要な知識だけを無駄なく効率的に学習できるのが最大のメリットです。
また、ハンディ―サイズで持ち運びやすく、1肢ずつサクサク解けるというメリットもあります。
このため、分野別過去問に入る前の基礎固めに使うことや、逆に、最後の総復習に使うこと、また、スキマ時間の学習に使うなど様々な活用法があります。
私も、他の資格試験(司法書士試験、社労士試験、管理業務主任者試験)では、できるだけ効率的に勉強するため、一問一答をメインに使いました。
ただし、宅建試験の一問一答に関しては、メインに使えるほどのボリュームがないため、一問一答を使うなら、補助的に活用するのがおすすめです。
厳選過去問8回模試
次は、模試型過去問「わかって合格(うか)る宅建士 厳選過去問8回模試」です。
この問題集は、過去30年以上の過去問の中から、「頻出&重要」+「今年の出題予想論点」をセレクトし、本試験形式に収録した7回分の模試&直近年度の本試験が収録されています。
このタイプの過去問は、2022年度にLECの出る順シリーズで、これまでにない新ジャンル過去問として出版を始め、好評を得たことから、TACも真似をして2024年版から出版を始めたようですね。
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わかって合格(うか)る宅建士 厳選過去問8回模試(2026年度) 著者:TAC宅建士講座 出版社:TAC出版 発売日:2025/1/24 ページ数:724ページ サイズ:A5判 価格:2,750円 |
わかって合格る宅建士シリーズの徹底レビューまとめ
以上、TACの「わかって合格(うか)る宅建士」シリーズを紹介してきました。
このラインナップの中で、「わかって合格る宅建士 基本テキスト」については、正統派テキストとして、初学者が理由付けや趣旨などから理解が深められるテキストになっていますし、フルカラーで見やすさも兼ね備えています。そして、度重なる見直しにより、レイアウトも工夫され、メリハリもついてきました。
その他の問題集については、特別な特徴はありませんが、これは、どのシリーズでも言えることで、問題集で特別な特色を打ち出すことはあまりありませんので、特に問題ないと思います。
宅建の教材を選ぶ際は、それぞれ独自の特色を打ち出している「基本テキスト」を基準に選ぶべきだと思いますので、「わかって合格る宅建士」シリーズは、おすすめできるシリーズです。
わかって合格るシリーズの使い方 ・勉強法
「わかって合格る宅建士」シリーズは、多彩なラインナップが揃えられていますが、全部揃えるような必要性はまったくありません。
上述したように、基本テキストと、分野別過去問題集(又は一問一答問題集)があれば十分です。
勉強法については、宅建は独学で合格できる!おすすめ勉強法のページで解説していますので、そちらを参考にしてください。
あとは、当シリーズにはありませんが、「予想問題集(模試)」ですね。予想問題集については、宅建のおすすめ問題集(予想問題集)で紹介していますので、そちらをご参照ください。
ただし、私としての一番のおすすめは、徹底的に噛み砕いたわかりやすい解説の「らくらく宅建塾」、又は、図解・イラストを中心としたLECの「宅建士 合格のトリセツ」です。
それぞれ、以下のページで紹介していますので、興味のある方はご覧いただければと思います。
- 各社のテキストの比較はこちら⇒宅建のおすすめ人気テキスト【徹底比較!】
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