ユーキャン宅建講座の評判・口コミは?体験レビュー!
更新日:2024年11月1日
ユーキャンの宅建講座は、当サイトの宅建のおすすめ通信講座のページで、おすすめNo.4という上位で紹介している通信講座です。
ユーキャン宅建講座は、2021年度にフルカラーテキストにリニューアルし、解説講義も一気に増強するなど、大きくリニューアルされました。
そこで、リニューアル内容を詳しく調べるため、公式サイトを隅々まで確認し、資料請求もしましたが、次々と疑問点が湧いてきましたので、この度、実際にユーキャンの宅建講座を受講することにしました!
このページでは、ユーキャン宅建講座に関する様々な評判・口コミを踏まえ、公式サイトや資料請求だけではわからない点を明らかにしながらレビューしていきたいと思いますので、ぜひ参考にしてください!
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ユーキャン宅建講座の評判・口コミ
では、体験レビューに入る前に、ユーキャン宅建講座に関する評判・口コミから確認しておきたいと思います。
ユーキャンに関する代表的な評判・口コミを整理すると、以下のようなものが挙げられます。
良い評判・口コミ
- テキストがとにかくわかりやすい
- eラーニング(スケジュール管理、問題演習、デジタルテキストなど)が便利
- 丁寧な添削でモチベーションが維持できる
- 毎年多くの合格者を輩出している実績がある
- 抜群の知名度で安心できる
悪い評判・口コミ
- 動画講義が淡々としすぎている
- 独学できる人でないと厳しい
- 択一試験に添削指導は必要ないのでは
このように、ユーキャンの宅建講座に関しては、良い評判も悪い評判も存在していますね。
悪い評判・口コミからユーキャン宅建講座の特徴を分析
それでは、これらの評判・口コミについて、私なりに分析してみたいと思います。
まず、良い評判・口コミに関しては、テキストがわかりやすい、eラーニングが便利、添削でモチベーションが維持できる、合格実績がある、知名度があり安心できるなど、これらはそもそもユーキャンのセールスポイントですので、そのまま受け取って構わないと思います。
では、悪い評判・口コミについてはどうでしょうか。まず、「講義動画が淡々としすぎている」、「独学できる人でないと厳しい」といった評判ですね。
宅建講座に関しては、各社から様々なものが提供されており、それぞれに強み・弱みがあります。
このため、皆さんがそれぞれ、通信講座に何を求めるかによって、受講すべき講座は異なってきます。
テキスト中心に学習し、解説講義で理解をフォロー!
ユーキャンはそもそも、教材(テキスト)をベースにした通信教育会社ですので、とにかく優れた教材がセールスポイントです。
このため、テキストを中心に学習しながら、ポイントを絞った解説講義で理解をフォローするというスタンスになっています。
まずはテキストを自分で読み、解説動画が用意されている箇所に来たタイミングで動画を再生する、という学習スタイルです。
出典:ユーキャン宅建士講座の画像に基づき加工
そういう意味では、口コミにあったように、「独学できる人」に適した講座と言えるのかもしれませんが、必要な解説講義はしっかり提供されますので、特に予備校講師のような巧みな話術を期待するような人でなければ、何ら問題ありません。
もし、講師に引っ張っていってもらいたいという方であれば、ユーキャンではなく、予備校講師の講義が受講できるアガルートをおすすめします。
- アガルートの宅建講座は、宅建通信講座おすすめランキング!のNo.1で紹介しています。
添削サービスでモチベーションアップ!
添削サービスに関しては、賛否両論がありますね。
「モチベーションが維持できる」という意見と、「択一試験に添削なんて必要ないのでは」という意見とに分かれています。
確かに、どちらの意見も理解できますよね。添削そのものは確かに必要ないのかもしれませんが、ユーキャンでは、敢えて、四肢択一式の問題は、この添削課題でしか用意されていませんので、必ず課題に取り組む必要があります。
ですので、「提出しないといけない」というモチベーションが高められ、そして、一人ひとり添削を入れて返却することで、さらにモチベーションを高めてもらう、ということに繋がってくるわけですね。
実際に、ユーキャンの宅建講座で合格された方の口コミでも、以下のように言及されています。
絶対にここまでにこの添削を出さなければならないと思うことで、毎日朝や寝る前に1時間勉強の時間をとると決めてやっていました。
ユーキャンコミュニティ学びーズ
添削でも苦手な所を分かりやすく説明して頂いたりメッセージに心が温まりました。
ユーキャンコミュニティ学びーズ
通信講座では、基本的に自分ひとりで勉強することになりますので、このモチベーション維持というのが一番のネックになってきます。
その部分をユーキャンは、添削サービスという手法でサポートしているんですね。
評判・口コミの分析結果
以上のユーキャン宅建講座の評判・口コミの分析結果をまとめると、次のようになります。
- テキストが、とにかくわかりやすい
- そのテキストを中心に学習し、解説講義でさらに理解をフォローしてくれる
- eラーニングも優れている
- 添削課題でモチベーションが高められる
- 高い合格実績があり、抜群の知名度で安心できる
このように、良い評判・口コミも、悪い評判・口コミも、ユーキャンの特徴をしっかり表したものだというのが、わかっていただけたかと思います。
ユーキャン宅建講座の費用・講義・テキスト・合格実績などを他社と比較
ユーキャンは、資格・技能・趣味・教養など、あらゆる分野の通信講座を手掛け、その講座数は約130にも上っています。
これほど大手の通信教育会社で、絶大な知名度がありますので、「ユーキャン」と聞いただけでも安心して受講できますね!
⇒ ユーキャン宅建講座 公式サイト |
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※ 教育訓練給付金の対象講座には、を表示しています。教育訓練給付制度は雇用保険制度のひとつで、要件を満たす方には通信講座の受講料の20%が給付されます。 |
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通信講座名・受講料 |
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公式サイト | ユーキャン 公式サイトへ |
では、ユーキャン宅建講座の特徴を、よりはっきりと認識するために、他社との比較も交えながらレビューしていきたいと思います。
- 以下のレビュー記事は、「宅建士講座」を中心にレビューしながら、宅建試験の6ヶ月前(4月~)に開講する「短期合格講座」についても適宜、相違点をコメントしていきます。
- 短期合格講座では、基本的にテキストはほぼ同じものを使用しますが、アウトプット講義が約3分の1に圧縮され、添削課題が7回から1回(模試)に縮小されます。
費用は相場どおりの6万円
まずは、費用(受講料)から見ていきます。宅建講座の主要5社を費用の安い順に並べると、以下のようになります。
通信講座名 | 費用 | 特典 |
---|---|---|
スタディング | 24,000円 | 合格お祝い金1万円 |
クレアール | 値引きにより 40,000円前後 |
合格お祝い金2万円 |
ユーキャン | 63,000円 | --- |
フォーサイト | 69,800円 | 「不合格者」全額返金 |
アガルート | 71,280円 | 合格者全額返金 or 合格お祝い金 |
このように、主要5社の中で比較すると、ユーキャンの価格は相場どおりですね。
なお、他社には、合格者(又は不合格者)全額返金制度や合格お祝い金が用意されていますが、ユーキャンにはこういった特典がありません。
しかし、ユーキャンの講座は、「教育訓練給付金」の対象になっていますので、雇用保険の被保険者の期間が3年以上などの要件を満たす方には通信講座の受講料の20%が給付されるという、とてもお得な制度を利用することができます。
詳しくは、下記の関連記事で解説していますので、そちらをご参照ください。
1本5分のポイントを絞った講義でテンポよく学習!
次は、講義についてですが、上述のとおり、ユーキャンは、あくまでも「教材」をベースとした通信教育会社ですので、基本的にはテキストを自身で読み、その理解をフォローするために解説動画を視聴する、というスタンスです。
この解説動画(1本あたり3~5分程度)は、従来は150本程度だったものが、2021年度のリニューアルにより、1,100本(約60時間)にまで増量し、講義を中心に構成されている他社の通信講座に匹敵するレベルにまで充実しました。
宅建士短期合格講座
宅建士講座では、インプット講義30時間・アウトプット講義30時間(合計60時間)ですが、4月開講の短期合格講座では、アウトプット講義が10時間程度に短縮されます(合計40時間)。
この解説動画は、1本あたり3~5分程度でポイントを絞って解説してくれますので、テンポよくサクサクと勉強が進みますね。
講義時間数を他社と比較
この講義について、宅建講座の主要5社の講義時間数で比較してみると、以下のようになります。
通信講座名 | 講義時間数 |
---|---|
クレアール | 121時間 |
アガルート | 72時間 |
ユーキャン | 60時間 |
スタディング | 31時間 |
フォーサイト | 18時間 |
こうして並べてみると、ユーキャンの講義は、ボリューム自体は標準的ですね。
しかし、実際に講義を聴いてみると、1本あたりがとてもコンパクトでテンポよく進みますし、本当に大切な部分のみに絞ったうえで、そこを丁寧に解説してくれているんだと感じます。
インプットとアウトプットを繰り返すカリキュラムで知識を身につける!
ユーキャンの宅建講座では、「権利関係」、「宅建業法」、「法令上の制限/税・その他」の3分野について、それぞれ「基礎テキスト」を使って基礎知識をインプットしたあと、「実戦テキスト」の肢別過去問でアウトプットすることで知識を定着させていきます。
※ 基礎テキストでは、随時eラーニングの「〇×チェック」で知識を確認します。
また、各テキスト1冊が終わるごとに添削課題が用意されていますので、4肢択一式の問題で、合格レベルの知識を身につけていくことができます。
そして一通りの学習が済んだあとに、「完成テキスト」で本試験における解法テクニック等を学び、最後の添削課題(模擬試験)で弱点を洗い出します。
あとは実戦テキストを繰り返すことで弱点を克服していく、という流れで学習を進めるカリキュラムになっています。
かかる勉強時間を試算すると300時間
ちなみに、ユーキャン宅建講座では、上記のカリキュラムに沿って勉強が進められますが、実際のところ、どれぐらいの勉強時間がかかるのでしょうか。
一般的に、宅建試験の合格に必要な勉強時間は300時間程度といわれています。
私なりに、ユーキャン宅建講座の教材を使って勉強した場合にかかる時間を、下記のとおり試算してみましたので参考にしてみてください。
- 基礎テキストの通読(50時間)+講義(30時間)=80時間
- 〇×チェック=30時間
- 実戦テキストの問題演習(50時間)+講義(30時間)=80時間
- 完成テキスト=8時間
- 添削課題(8時間)+復習(24時間)=32時間
- 総復習=70時間
- 合計 80+30+80+8+32+70=300時間
このように、ひととおりのカリキュラムの消化に全体の7~8割の勉強時間をかけて、残りの2~3割で総復習をすれば、ちょうど300時間の勉強時間になりますね。
宅建士短期合格講座
4月開講の短期合格講座では、短期合格のためにカリキュラムの流れが修正されています。
まず、基礎テキストを、「権利関係」→「宅建業法」→「法令上の制限/税・その他」の流れで一気に進めます。
そのあと、実戦テキストを、今度は逆順で、「法令上の制限/税・その他」→「宅建業法」→「権利関係」の流れで進めていくという工夫がなされています。
これは、暗記中心の学習になる「法令上の制限/税・その他」については、インプットをした後、すぐにアウトプットに入れるように配慮しているそうです。
テキストのわかりやすさはナンバーワン!
ユーキャンは、あくまでも教材ベースで講座を構成していますので、まさにこの「テキスト」が肝になっています。
これまで、ほとんど講義なしで、毎年数多くの合格者を輩出してきましたので、テキストのわかりやすさはナンバーワンと言っても過言ではありません。
使用教材
- 基礎テキスト(3冊)
- 実戦テキスト(3冊)
- 副教材(完成テキスト、直近年度の過去問)
- 添削課題集(7回 ※7回目は模擬試験)
短期合格講座では、添削課題が、7回から1回(模擬試験のみ)に縮小されます。
テキストについて
この講座のメイン教材となる「基礎テキスト」は、宅建試験に出る部分のみに絞り込んだ効率的な薄いテキスト3冊のみで構成されています。
とにかく、ユーキャンの教材は、わかりやすく作られていると感じます。「庶民向け」というイメージでしょうか。
もちろん、全く初めての方にもよくわかるよう、なじみの薄い法律用語は噛み砕いて説明してくれますし、イラストや図表も豊富で、とてもわかりやすくなっています。
そして、嬉しいことに、フルカラーテキストにリニューアルされました!
問題集について
「実戦テキスト」が、テキストという名称ですが、実質的には問題集になっています。
この問題集は、一問一答式の肢別過去問集で、過去問の中でも特に出題率の高い問題が厳選して収録されていますので、効果的に得点力を身に付けていくことができますね。
その他、最新の過去問と添削課題(7回分)も用意されていますので、知識の整理や理解度を確認し、総復習として、模擬試験(第7回添削課題)で最後の仕上げを行うようになっています。
短期合格講座では、添削課題は模擬試験の1回のみ
テキストを他社と比較
それでは、このテキストを主要5社で比較してみたいと思います。
通信講座名 | テキスト |
---|---|
ユーキャン | 冊子版フルカラー |
フォーサイト | 冊子版フルカラー |
アガルート | 冊子版フルカラー |
クレアール | 冊子版2色刷り |
スタディング | Web版フルカラー |
このように、冊子版のフルカラーテキストとしては、ユーキャンのほか、アガルートとフォーサイトがあります。
【ユーキャンのフルカラーテキスト】
出典:ユーキャン宅建講座
【フォーサイトのフルカラーテキスト】
出典:フォーサイト宅建講座
【アガルートのフルカラーテキスト】
出典:アガルート宅建講座
この写真を見れば、同じフルカラーテキストと言っても、「ユーキャン・フォーサイト」と「アガルート」との間に、歴然な差があることがわかりますね。
ユーキャンのテキストは、フルカラーで有名なフォーサイトと比較しても、まったく引けを取りません。
では、ユーキャンとフォーサイトとの違いはどこにあるのでしょうか。
いずれもカラフルで、イラストや図解も豊富で見やすいようにとても配慮されたテキストだというのは、パッと見て感じると思います。
しかし実は、フォーサイトのテキストには、ほぼ結論しか書かれていないのに対し、ユーキャンは、しっかりと文章で解説したうえで、重要ポイントをCheckPointとして整理してくれている、という大きな違いがあります。
これはつまり、ユーキャンは、テキストを読むだけでも合格できるような教材づくりをしているからこその違いと言えますね。
- フォーサイトとの比較記事はこちら⇒【ユーキャンvsフォーサイト】宅建の優れた教材で学べる通信講座を徹底比較!
さすがユーキャン!業界トップクラスのeラーニング「合格デジタルサポート」
出典:ユーキャン宅建講座
ユーキャンの宅建講座では、「合格デジタルサポート」というeラーニングシステムが提供されます。
このシステムでは、Webテストやデジタルテキストの参照、解説動画の視聴や学習の進捗管理ができるようになっています。
つまり、ユーキャンの宅建講座では、テキストも問題集も冊子版で提供されますが、それに加えて、デジタル版を使って、全ての講座内容を、スマホやタブレットでも受講できることになります。
さすがユーキャンですね!このeラーニングシステムは、業界トップクラスです!
eラーニングを他社と比較
では、このeラーニングシステムを他社と比較してみます。
通信講座名 | eラーニング |
---|---|
ユーキャン | 講義視聴、テキスト参照、問題演習、学習進捗管理、学習プラン作成 |
フォーサイト | 講義視聴、テキスト参照、問題演習、学習進捗管理、学習プラン作成 |
スタディング | 講義視聴、テキスト参照、問題演習、学習進捗管理 |
アガルート | 講義視聴、テキスト参照、問題演習 |
クレアール | 講義視聴、(PDFテキスト)、問題演習 |
このように、ユーキャンのeラーニングシステムの機能は、フォーサイトと並んでトップクラスということがわかりますね。
合格者は過去10年で累計14,000人以上の圧倒的な合格実績!
出典:ユーキャン宅建講座
ユーキャンの宅建講座では、2022年度試験において1,494名もの合格者を輩出するなど、十分な実績があります。
2021年度は1,776名、2020年度は924名、2019年度は1,369名など、過去10年間で、なんと累計14,000人以上の合格者を輩出しているんです!
まさに、圧倒的な合格実績ですね!
ユーキャンというブランド名だけでも安心できそうですが、それだけでなく、業界トップクラスの合格実績がありますので、ユーキャンに任せておけば本当に安心です。
年度 | 合格者数 |
---|---|
2012年度 | 2,038名 |
2013年度 | 1,906名 |
2014年度 | 1,880名 |
2015年度 | 1,505名 |
2016年度 | 1,534名 |
2017年度 | 1,164名 |
2018年度 | 1,309名 |
2019年度 | 1,369名 |
2020年度 | 924名 |
2021年度 | 1,776名 |
2022年度 | 1,494名 |
合格実績を他社と比較
では、この合格実績を他社と比較してみたいと思います。
ただし、会社によって公表方法が異なるため、同列で比較することが難しい項目です。
通信講座名 | 合格実績・合格率 |
---|---|
ユーキャン | 1,494名の合格者を輩出(2022年度) |
スタディング | 1,085名の合格者の声を掲載(2023年度) |
フォーサイト | 721名の合格者を輩出(2023年度) 受講生の合格率76.1%(2023年度) |
クレアール | 32名の合格者の声を掲載(2022年度) |
アガルート | 受講生の合格率64.8%(2023年度) |
このように、合格実績として、「合格者数」を公表している会社と、「合格者の声」をホームページに掲載している会社、そして、「合格率」を公表している会社、のようにそれぞれ公表方法が異なっています。
とはいえ、ユーキャンは、合格者の人数でトップであることに間違いはありません!
合格率は敢えて非公表
ちなみに、ユーキャンでは受講生へのアンケート調査により合格者の人数を把握しているそうですが、このようなアンケート調査は、不合格の方は回答しない傾向があり、合格率を算出すると実際よりも高めに表れるおそれがあるため、ユーキャンでは、誤解を与えないよう敢えて合格者の人数だけを公表しているとのことです。
回数無制限の質問対応に加え、添削サービスもある充実のサポート!
ユーキャンの宅建講座では、「学びオンラインプラス」という受講生専用サイトから、Eメールにより質問を送信できるようになっているほか、郵便による質問も可能です。
もちろん、質問回数は無制限です。※1日に3問までという制限はあります。
それに加え、7回の添削サービスについては、解答を分析し、苦手分野などについて、コメント・アドバイスを添えて返送してくれますので、モチベーション維持にも効果的ですね。
短期合格講座では、添削サービスは1回のみ
サポートを他社と比較
では、このサポート体制を他社と比較してみたいと思います。
通信講座名 | サポート体制 (質問対応) |
回数制限その他 |
---|---|---|
ユーキャン | Eメール・郵便 | 無制限※1日3問まで (添削サービスあり) |
クレアール | Eメール・FAX | 無制限 |
アガルート | Eメール | 制限あり(ライト:10回、フル:30回) (月1回のYoutube動画配信あり) (オンラインで学習相談ができる学習サポーター制度あり) |
フォーサイト | Eメール | 制限あり(バリューセット1:10回、2:15回、3:20回) |
スタディング | Eメール | 1回1,500円のチケット制 ※コンプリートコースは10回分付き |
質問サポートに関しては、質問対応が別途有料になっているスタディングや、回数制限が設けられているアガルート・フォーサイトに比べると、ユーキャン・クレアールの回数無制限は、有難いですよね。
なお、各社それぞれ、Youtube動画配信や学習サポーター制度、添削サービスなど、独自のサポートが工夫されていますね。
ユーキャン宅建講座の他社との比較まとめ
以上、ユーキャン宅建講座の特徴を、講座を構成する項目ごとに、他社と比較しながらレビューしてきました。
ここで一旦、ユーキャン宅建講座の特徴を整理しておきたいと思います。
- 受講料は相場どおり
- 1本5分程度のポイントを絞った講義でテンポよく学習!
- インプットとアウトプットを繰り返すカリキュラムで知識を身につける!
- テキストのわかりやすさはナンバーワン!
- 業界トップクラスのeラーニング「合格デジタルサポート」!
- 合格者は過去10年で累計15,000人以上の圧倒的な合格実績!
- 回数無制限の質問対応に加え、添削サービスもある充実のサポート!
これが、ユーキャン宅建講座の特徴ということになりますね。
■ ユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)講座
標準勉強期間:6ヶ月、添削回数:7回
宅建士短期合格講座
標準勉強期間:3~5ヶ月、添削回数:1回
⇒ ユーキャン宅建講座 公式サイト |
|
受講料 |
宅地建物取引士講座(2025年試験向け) 宅建士 短期合格講座(2024年試験向け) |
---|---|
カリキュラム |
【インプット】 【アウトプット】 ※短期合格講座では添削課題は1回(模擬試験) |
講義時間数・スタイル |
インプット講義 :30時間 ※短期合格講座では、アウトプット講義は10時間に圧縮 講義は通信講座専用に収録。大画面の前に立ち、スライドを表示して解説 |
教材 |
【テキスト】フルカラー冊子版テキスト※Web版もあり 【問題集】冊子版問題集※Web版もあり 【eラーニング】動画講義、テキスト・問題集参照、問題演習、学習プラン作成(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可) |
合格実績 |
1,494名の合格者を輩出(2022年度) |
サポート体制 |
・Web、郵便による質問対応(回数無制限。1日3問まで) ※短期合格講座では、添削課題は1回 |
公式サイト | ユーキャン 公式サイトへ |
各社の宅建通信講座を総合的に評価した記事はこちら⇒宅建おすすめ通信講座を徹底比較! |
ユーキャン宅建講座の申込みから実際に受講した感想まで体験レビュー!
お待たせしました。それではここからは、ユーキャン宅建講座に申し込んで、私自身が実際に体験しながらレビューしていきたいと思います。
申込みから受講開始まで
まず、ユーキャンの講座を申し込む前に、あらかじめ資料請求をしました。
資料請求では、宅建講座のパンフレット、合格デジタルサポートのチラシと小冊子、宅建知識のお役立ち例の小冊子、リニューアルチラシ、合格者の声のチラシ、教育訓練給付金の案内チラシ、申込用封筒が入っていました。
これだけのボリュームのチラシやパンフレットが入っているわけですが、私が知りたい情報が載っていない、、、私が細かいことを気にしすぎなのかもしれませんが。。
ということで、私の疑問を解消するために、ユーキャンのホームページから講座受講の申込みをしました。
すると、教材が届くよりも先に、メールで「学びオンラインプラス」と「合格デジタルサポート」の利用についての案内が届きました。
既に、これらのeラーニングシステムは使用できる状態になっているとのことですので、早速、使ってみることにします。
学びオンラインプラスとは
まず、「学びオンラインプラス」というのは、講師に質問を送信できる機能が備わった受講生専用サイトです。
質問を送信するほか、学習・試験に関する重要な情報等についても、このサイトを通じてユーキャンから伝えられるようになっています。
メールアドレスとパスワードを設定すれば会員登録が完了します。特に、現段階では、これ以上は何もすることはなさそうですね。
合格デジタルサポートとは
次に、「合格デジタルサポート」です。これは、デジタルテキストを参照したり、動画講義を視聴したり、Webテストを解いたりできるユーキャンの受講生専用サイトです。
そのほかにも、学習計画を自動て立てたり、進捗の管理や、弱点を自動で分析するツールも備えられています。こちらについても、メールアドレスを登録し、パスワードを設定して登録完了です。
学習スケジュールの自動計算
合格デジタルサポートにログインすると、まず、目標日(宅建の試験日)の設定からスタートします。
これを設定すると、自動的に試験日までの学習スケジュールが計算されるようになっています。
そして、「今週の課題」が立てられますので、この今週の課題に沿って、テキストと講義でインプット学習をし、Webテストを解いてアウトプット学習を行う、という流れで学習を進めていくようになっています。
もし、「今週の課題」に沿うような学習が進まなかった場合には、毎週1回、月曜日に自動的に再計算してくれるようになっていますので、遅れた場合も安心ですね。
私の場合、本試験のちょうど1年前(10月下旬)に学習をスタートし、8月下旬(本試験の2ヶ月前)に一通りの学習が終わるというスケジュールが組まれました。この先は、「弱点を克服」機能を使って、肢別過去問集を繰り返し学習しましょう、というメッセージが表示されています。
1年前に学習をスタートすると、10ヶ月かけて一通りの学習を終わらせ、残り2ヶ月で復習する、というスケジュールになるわけですね。
宅建士短期合格講座
短期合格講座では、半年前にスタートすれば、5ヶ月+1週間で一通りの学習を終わらせて、最後の3週間で復習するというスケジュールになりました。
学習の進め方
「今週の課題」は、リストで一覧表示されており、Lesson1から順にLessonを進めていく学習フローが示されています。
出典:ユーキャン宅建講座
各リストをクリックすると、「テキストを読む」「問題を解く」「講義を視聴する」の3つのボタンが展開されます。
学習の進め方としては、まず基礎テキストを、レッスンごとに読みます。(テキストは、冊子版テキストもデジタルテキストも、どちらも同じテキストを参照できます)
出典:ユーキャン宅建士講座の画像に基づき加工
すると、各レッスン内の見出しごとの最後に、「CheckPoint」という重要知識、覚えるべき知識を集約した欄があり、このCheckPointのところに「動画」マークが記されていますので、このタイミングで「講義を視聴する」ボタンを押して解説講義を視聴します。
そして、このCheckPointのところには、さらに「〇×チェックへGO」と記されていますので、このタイミングで「問題を解く」ボタンを押して問題を解く。という流れで、順次、学習を進めていきます。
つまり、「テキストをベースに学習を進め、解説講義で理解をフォローし、その知識を確認するためにWebテストを解く」という流れです。
これですよ!これこれ!私が知りたかったのは!この辺りの話が、公式サイトや資料請求では、なかなか出てこなかったんですよね。
しかし、これだけではありません。どの程度の頻度で動画マークが出てくるのか、テキストの内容がどれだけ講義でカバーできているのか、といったあたりも、これからまだまだ確認が必要です。
カリキュラムの確認
では次に、全体のカリキュラムを確認しておきたいと思います。
ユーキャンの宅建講座のカリキュラムは、(1)権利関係 (2)宅建業法 (3)法令上の制限/税・その他 の3分野に分かれています。
この3分野のそれぞれについて「基礎テキスト」⇒「添削課題」⇒「実戦テキスト」⇒「添削課題」の順に進めていきます。
テキスト1(基礎テキスト・実戦テキスト)からテキスト3(基礎テキスト・実戦テキスト)までと、それぞれに付随する添削課題1~6までが終わると、「完成テキスト」に進み、最後の添削課題7(模擬試験)を提出して、一通りの学習が終了です。
あとは、実践テキスト1~3を繰り返し復習することで、実力をつけていくというカリキュラムになっています。
これを整理すると、以下の表のようになります。
カリキュラム | 内容 |
---|---|
(1)権利関係 | 基礎テキスト1⇒添削課題1⇒実戦テキスト1⇒添削課題1 |
(2)宅建業法 | 基礎テキスト2⇒添削課題2⇒実戦テキスト2⇒添削課題2 |
(3)法令上の制限/税・その他 | 基礎テキスト3⇒添削課題3⇒実戦テキスト3⇒添削課題3 |
(4)完成テキスト | 完成テキスト⇒添削課題7 |
(5)復習 | 実戦テキスト1~3を繰り返し |
宅建士短期合格講座
短期合格講座では、まず基礎テキストを、「権利関係」→「宅建業法」→「法令上の制限/税・その他」の流れで一気に進めてから、実戦テキストを、今度は逆順で、「法令上の制限/税・その他」→「宅建業法」→「権利関係」の流れで進めていきます。
カリキュラム | 内容 |
---|---|
(1)基礎テキスト | 「権利関係」→「宅建業法」→「法令上の制限/税・その他」 |
(2)実戦テキスト | 「法令上の制限/税・その他」→「宅建業法」→「権利関係」 |
(3)完成テキスト | 完成テキスト⇒添削課題 |
(4)復習 | 実戦テキスト1~3を繰り返し |
ユーキャン宅建講座の教材一式が届きました
ユーキャンから届いた教材一式は、以下のとおりです。
- 基礎テキスト(3冊)・・・インプット学習用のテキスト
- 実戦テキスト(3冊)・・・アウトプット学習用のテキスト
- 副教材(完成テキスト)
- 添削課題集(7回 ※7回目は模擬試験)
これらの教材については、以下の各項目の中で、詳しくレビューしていきます。
宅建士短期合格講座
短期合格講座では、添削課題が7回から1回に減ること以外は、ほぼ同じものが使用されます。
テキストの内容やページ数を減らすといったことは、ありません。
基礎テキストは親切丁寧なフルカラー!
それでは、ユーキャン宅建講座のカリキュラムに沿って体験していきたいと思います。まずは基礎テキストです。
冊子版テキスト「基礎テキスト」
このテキストをまず最初に見て感じたのは、小さくてコンパクトだなぁ~ということです。サイズはA5サイズですので、一般的な宅建の市販テキストと同じサイズなのですが、3冊に分冊されており1冊あたりが薄いですので、かなりコンパクトに感じますね。
ちなみに、ユーキャンのテキストは、「薄い」とよく言われますので、一般に市販されている売れ筋のテキストと厚みを比較してみました。
上の写真は、左から順に、「宅建士合格のトリセツ(LEC)」、「わかって合格る宅建士(TAC)」、「みんなが欲しかった!宅建士(TAC)」、「ユーキャンの基礎テキスト3冊」の順に並べています。
この写真を見ていただければおわかりかと思いますが、いずれも厚さは同じですね。
ただし、市販の宅建テキストは、欄外に様々な情報を小さい文字で無理やり詰め込んでいますが、ユーキャンのテキストは、余裕をもったレイアウトです。
ついでに、フォーサイトの宅建講座のテキストとも比べてみました。フォーサイトのテキストも薄いことで有名ですよね。
上の写真は、左がフォーサイトのテキストで、右がユーキャンのテキストです。
ご覧のとおり、こちらもほぼ同じ厚みでした。ただし、フォーサイトはB5サイズ、ユーキャンはA5サイズということで、サイズに違いはあります。(ユーキャンの方が小さい)
出典:ユーキャン宅建士講座
テキストの中を開いてみると、2021年度版からリニューアルされた「フルカラーテキスト」ということで、とても見やすいですね!
基本的な構成としては、各レッスンごとに、いくつかの見出しがあり、その見出しごとに本文の解説があって、その最後に「CheckPoint」としてそこまでの知識を集約する。という構成になっています。
また、随所に「ことばナビ」という用語解説があり、わかりやすい言葉で簡潔に解説してくれていますので、初心者でも安心して学べそうです。
その他にも、「ひとことナビ」や「宅建サプリ」といった形で、学習する上でのちょっとした注意事項などのコメントも挿入されていますので、あっそうか、なるほど、と納得しながら学習を進めていくことができますね。
市販テキストのように、欄外に様々な情報が無理やり詰め込まれるようなことはなく、本文だけで余裕を持ったレイアウトで編集されていますので、この点も、とても読みやすいと思います。
もちろん、図解なども随所に入っていますので、とても理解しやすそうです。
このように、さすがユーキャン!と思わず唸ってしまうぐらい、まさに痒い所に手が届く、親切丁寧な教材づくりがなされていると実感しますね。
講義動画(ポイント解説動画)
では、ひとつめのレッスンを読み、CheckPointが出てきましたので、ここで講義動画を再生してみます。
動画の再生スピードは、0.5~2.0倍速まで4段階に調節可能になっています。また、10秒早送りや10秒巻き戻し、といった便利機能も付いています。
出典:ユーキャン宅建士講座
講義は、大画面の前に講師が立ち、そこにスライドを映し出して、講師がアンダーラインを引いたり、〇で囲ったりしながら解説するスタイルです。
このスライドは、テキストから抜粋してきたものの場合もありますし、講義独自のスライドの場合もあります。
講義では、CheckPointについて解説しますので、テキストの中の一部についての解説です。やはり、テキストは自身で読む、というのが原則ですね。
とは言っても、ユーキャンのテキストでは、重要知識はすべて「CheckPoint」に整理し尽くしていますので、しっかりと理解し、覚える必要があるのは、このCheckPointのところだけです。
ですから、CheckPointについて解説があれば十分だと思います。
ちなみに、講師は淡々と解説していきます。予備校講師のように、様々な具体例を喋ったり、冗談を入れたりしながら解説していくようなスタイルではありませんね。ポイントを絞って簡潔に解説していくイメージです。
なお、この解説講義は、基礎テキストに関しては、その本数を数えたところ、およそ450本ありました。1本あたりの平均収録時間を私なりに算出してみたところ約4分程度でしたので、約30時間程度の講義時間数ということになります。
〇×チェック(Webテスト)
解説講義を聴いた後は、〇×チェックです。
〇×チェックは、合格デジタルサポート内のWebテストで、一問一答式の〇×問題です。「正しい」か「誤り」かを選択すると、その正誤が判定され、「解説を見る」を押すと解説が表示されます。
そして、「次へ」を押すと、次の問題に遷移します。この操作感はストレスなく、スムーズに進めることができますね。
ちなみに、この〇×チェック問題は、過去問ではなく、そのCheckPointの知識を確認するためのオリジナル問題になっているようです。
なお、〇×チェック問題は、冊子版にはどこにも登場しませんので、必ずWebテストを使用する必要があります。
画期的な編集がなされた問題集『実戦テキスト』!
それでは次は、ユーキャン宅建講座の実戦テキストについて、体験していきたいと思います。
実戦テキストとは
「実戦テキスト」は、テキストという名前ですが、実質的には問題集になっており、この問題集で実戦力を養っていきます。
この実戦テキストは、テーマ別の肢別過去問題集です。つまり、過去に出題された4肢択一式の過去問を、1肢ごとにバラバラにして、一問一答式の〇×問題として、重要な肢をテーマ別に整理し、編集したものです。
出典:ユーキャン宅建士講座
一般的な問題集は、左ページに問題があり、右ページに解答・解説がある、というのが普通ですが、ユーキャンの実戦テキストは、問題のすぐ下に解答・解説があります。
ページに沿って、上から順に読んでいくという構成です。(上の画像では、Q1として問題がありますが、そのすぐ下にA1として解説が記載されているという構成です。)
これは、各問題によって、CheckPointを掲載したり、図解を入れたり、といった具合に、スペースに差が出てくるため、左ページ右ページといったページ構成が難しかったからなのでしょうか。
そのあたりの編集の意図ははっきりしませんが、まぁ一般的なページ構成であっても、右ページを目隠ししながら解いていく必要があるわけですから、それと同じように解説部分を何かで目隠しすればいいだけですので、特に使い勝手のうえでは大差はないと考えていいかと思います。
この実戦テキストの最大の特長は、基礎テキストと同一の「CheckPoint」が掲載されている点だと思います。
基礎テキストの重要知識を集約した「CheckPoint」をここにも掲載することにより、実戦テキストで問題演習をしながら、基礎テキストに戻って知識を確認する手間が省けるわけです。
これはかなり画期的な編集方法だと思います。そもそも基礎テキストの重要知識をすべて「CheckPoint」に集約し尽くしていること自体が、まずは画期的なことだと思いますし、そのお陰で、必要な知識のすべてを実戦テキストにも掲載できてしまうというわけです。
ここでもまた、さすがユーキャン!と叫んでしまいますね。
実戦テキストの解説動画は使いやすい!
実戦テキストでは、重要な問題について解説動画がついています。
まず、合格デジタルサポートの「問題を解く」から入っていくと、〇×チェックテストと同様に、Web問題集の画面に入ります。
そこで、「正しい」or「誤り」を選択すると、即座に正誤が判定され、「解答・解説を見る」を押すと、解説の画面に展開するというところまでは、基礎テキストの〇×チェックと同じです。
しかし、この解説画面に大きな違いがあります。なんと、この解説画面に、解説動画が貼り付けられているんです!
ですので、問題を解いて、解説を確認すると、そのまま解説動画を再生することができます。
もちろん、解説の文章も同じ画面に表示されています。そして、解説動画が終わると、「次へ」を押せば、次の問題を解くことができます。
これはかなり使い勝手がいいですね!ちょっと感動しました。このパターンは、他社のWeb問題集にはなかった仕組みです。これはスゴい!
ちなみに、問題演習は、一通りの学習が終わったあとは、復習として繰り返し解いていくことになりますが、その復習の際には、わざわざ解説講義を視聴する必要はないと思いますので、問題を解いて、解説を読んで、というのを順に繰り返していけば済みます。
それと、解説の画面には、図解などの解説も入っていますので、Web問題集としては、本当に完成度が高いと思います!
宅建士短期合格講座
短期合格講座では、実戦テキストの解説動画が約3分の1に圧縮されています。
どのように圧縮されているかというと、宅建士講座では、ピックアップされた重要な問題について、1本ずつ解説動画が用意されていますが、短期合格講座では、問題ごとの解説動画は用意されていません。
その代わり、「なるほど動画」として、各レッスンごとに、全体の「攻略法」を解説し、その攻略法を使って代表的な問題の解き方を解説するような形になっています。
実戦テキストは、冊子版・Webテストのどちらを使うべきか
冊子版の実戦テキストには、基礎テキストに掲載されていた「CheckPoint」と同じものが掲載されていますが、Webテストには入っていません。
となってくると、やはり、手元に冊子版も置いた状態で問題演習を進めていった方がいいかもしれませんね。やはり、この重要事項を整理したCheckPointを、いかに正確に覚えるか、というのが宅建試験に合格できるかどうかの大きなポイントになってきますからね。
ということで、やはり、実戦テキストのベストな使用方法は、手元に冊子版の実戦テキストを置いた状態でWebテストを解き、解説を読み、動画があれば動画も見て、知識の確認のために、手元の冊子版のCheckPointも確認する、というのがいいのではないでしょうか。
肢別過去問の収録問題数と解説動画数
ちなみに、実戦テキストに収録されている肢別過去問のうち、解説動画がついている割合は、およそ30%です。収録問題数はおよそ1800問で、このうち約580問に解説動画がありました。(各肢別過去問を全件クリックして展開し、収録数を数えました。1本あたりの平均収録時間を私なりに算出してみたところ3分程度でしたので、約30時間の講義時間数になります。)
この1800という問題数は、例えば、過去10年分の過去問を収録している過去問題集があったとすると、1年分は4肢択一が50問ですから、肢別に換算すると、200肢です。これを10年分にすると、2000肢になりますので、1800という数は、これに匹敵する問題数ということになります。
また、基礎テキストのWebテストとして〇×チェックがあり、およそ900問ありますから、〇×チェックと肢別過去問の問題数を合計すれば、2700問となり、約13年分の過去問に相当する問題量になる計算になります。
上の写真は、市販されている主要な問題集を並べたものです。左から順に、「宅建士合格のトリセツ 基本問題集(LEC)」、「わかって合格る宅建士 分野別過去問題集(TAC)」、「みんなが欲しかった!宅建士の問題集(TAC)」と並べています。
ご覧のとおり、問題集としては、圧倒的に分厚いですよね。ですので、問題演習としては、これだけあれば十分です。
さらに、添削課題もありますから、ユーキャン以外の問題集や模試などを受ける必要はありません。
添削課題で本試験形式の訓練!
ユーキャン宅建講座の添削課題は、基礎テキスト1が終わると添削課題1に取り組み、実戦テキスト1が終わると添削課題2に取り組む、といった具合に、テキスト1冊が終わる度に、添削課題に取り組むようになっています。
基礎テキストの〇×チェックにしても、実戦テストの肢別過去問にしても、一問一答式になっていますので、本試験形式の4肢択一式の問題は、この添削課題を解くなかで訓練することになります。
添削課題1~6
添削課題は、全部で7回ありますが、その内の1~6回は、そこまでに学んだ基礎テキスト、又は、実戦テキストの内容に対応した4肢択一式の問題を25問解くという課題になっています。
デジタルテキストでも参照できますが、実際に提出する際は、本試験と同様の形式で、マークシートに解答を記入して郵送で提出することになっていますので、冊子版で解くほうがいいですね。
このマークシートに解答して提出すれば、採点され、添削されて返ってくるそうです。
完成テキスト
このように、基礎テキスト、実戦テキスト、添削課題1~6まで終わると、「完成テキスト」に入ります。
完成テキストというのは、解法ナビゲーション、解法マニュアル、解法エクササイズの3つのレッスンに分かれています。
解法ナビゲーションでは、本試験での心構えや問題を解く順序、本試験までの復習方法など、宅建試験で合格点を取るための戦略を学びます。
解法マニュアルでは、4肢択一式の問題の解き方や、事例問題、長文問題、判決文問題、組み合わせ問題、個数問題など出題パターンに応じた解答のテクニックを学びます。
そして、解法エクササイズでは、それらのテクニックを使って、実際に4肢択一式の50問を解くことで実戦練習を行うという内容になっています。
ちなみに、この完成テキストでも、これまでと同様に、動画マークが出てくれば、解説動画を視聴するという具合になっています。
添削課題7(模擬試験)
第7回目の添削課題は、模擬試験になっており、50問です。模擬試験ですので、しっかりと時間を測って本試験のつもりで解答しましょう。
宅建士短期合格講座
短期合格講座では、添削課題は最後の模擬試験のみとなっています。
弱点克服機能は優れもの!優先度に応じて復習!
ユーキャン宅建講座のカリキュラムすべての学習が一通り終わった後は、実戦テキスト1~3に戻り、肢別過去問を繰り返し解くことで、宅建試験に合格できる力を養っていきます。
この実戦テキストの復習については、自分で冊子版テキストのチェックボックスにチェックを入れながら、復習すべき問題を復習するというやり方でも、もちろん構いませんが、合格デジタルサポートの「弱点を克服」という機能を使って、問題演習の復習ができるシステムも備わっています。
この機能では、復習の優先度が高・中・低の3段階で示されます。
この優先度は、単に解答を間違えたかどうかの記録だけでなく、問題を解いた回数や、前に解いたときからの日数の経過や正解率など、様々な要素を考慮して判定されているそうです。
ちなみに、他社のWeb問題集との比較でいうと、資格スクエアでは、脳科学ラーニングといって、特許取得のeラーニングシステムがあり、脳科学×ITを駆使したWeb問題集が提供されていますが、このWeb問題集にも、個人の理解度に合わせた復習優先度の自動振り分け機能があります。
しかし、ユーキャンのような様々な要素を考慮して判定するものではなく、問題を解答する際に、もちろん〇、たぶん〇、たぶん×、もちろん×の4種類で解答したデータを蓄積することで判定する仕組みになっていますので、これと比較しても、ユーキャンの弱点克服機能がどれだけ優れているか明らかですね。
資格スクエアが、あれだけ脳科学ラーニングと謳っているのに対して、ユーキャンは何もPRもせずに、これだけスゴいものを何食わぬ顔でサラッとやってしまってるんですよね、、さすがユーキャンです。格が違いますね。。
ユーキャン宅建講座まとめ
以上のとおり、ユーキャンの宅建講座について、ひととおり体験しながらレビューしてきました。少々、私が個人的に興味のある部分に偏ってしまったかもしれませんが、、そうだとすれば、失礼いたしました。。
それはともかく、ユーキャンの宅建講座は、年々リニューアルを繰り返しながら、バージョンアップしています。
2021年向け講座から、フルカラーにリニューアルされたテキストは、「CheckPoint」に必要な知識のすべてを集約し尽くすという画期的な編集がなされ、さらに、そのCheckPointと同一のものを問題集にも掲載するという、これまた画期的な教材づくりがなされています。
そもそもユーキャンのテキストは、わかりやすさに定評があり、これまでも、ほとんど講義なしで、数多くの合格者を生み出してきたわけですから、テキストのわかりやすさはナンバーワンといっても過言ではありません。
そして、Webテストや進捗管理などのeラーニングシステムについても、優れた機能が搭載されています。
さすが、教材制作のプロフェッショナル「ユーキャン」です!
さらに、5分程度の解説動画も、150本程度だったものを1,100本(60時間)にまで増やし、全てのCheckPointについて解説講義を提供することで、講義を中心とする他社の講座に匹敵するレベルにまで充実させました。
「ユーキャン」というブランド名だけで安心できてしまうというのもユーキャンのスゴさでしたが、フルカラーテキストに生まれ変わり、講義も大幅に拡充され、従来からの進捗管理を含めたeラーニングシステム、そして、サポート体制、合格実績など、名実ともにトップクラスの宅建講座になったと言えます!
優れた教材で合格を目指すなら、ユーキャンがおすすめです!
- フォーサイトとの比較記事はこちら⇒【ユーキャンvsフォーサイト】宅建の優れた教材で学べる通信講座を徹底比較!