らくらく宅建塾シリーズ2024(宅建学院)のテキスト・過去問を徹底レビュー!【合格者の口コミ】
更新日:2024年11月14日
宅建学院から出版されている「らくらく宅建塾」は、私自身が宅建試験に独学で合格した際に使用したテキストで、当サイトの宅建の独学におすすめのテキストでおすすめNo.1として紹介しています。
私としては、宅建のテキストは「らくらく宅建塾」が一番のおすすめです!
らくらく宅建塾シリーズは、テキストのほか、過去問宅建塾やマンガ宅建塾、〇×宅建塾など豊富なラインナップが揃えられていますので、このページでは、それらのラインナップも全て購入し、中身を読んだうえで詳しく紹介していきたいと思います。
評判・口コミのひとつとして、ぜひ参考にしてください!
【執筆者】 |
執筆者紹介 |
らくらく宅建塾シリーズ2024(宅建学院)のラインナップ
宅建学院の「らくらく宅建塾」シリーズは、以下のように、基本テキストと分野別過去問題集のほか、マンガ版テキスト、要点整理テキスト、一問一答問題集、オリジナル問題集、予想問題集(模試)と、全部で7種類がラインナップされています。
また、2024年から電子書籍(Kindle版)も出版されるようになりました。
とはいえ、これほど多くの教材を揃えるのは大変ですし、その必要もありません。
やはり、基本テキストと過去問題集は必須として、あとは必要に応じて、マンガ版テキスト、要点整理テキスト、予想問題集(模試)あたりを購入すればよいのではないかと思います。(どんな場合に購入するのが効果的かについては、後述します。)
基本テキスト
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らくらく宅建塾 [基本テキスト] (2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2023/12/7 ページ数:538ページ サイズ:A5判 価格:3,300円(電子書籍 2,500円) ※2025年版の予約販売中(12/24発売予定) |
分野別過去問題集
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過去問宅建塾〔1〕権利関係 分野別過去問題集(2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2023/12/23 ページ数:458ページ サイズ:A5判 価格:1,980円(電子書籍 1,500円) |
過去問宅建塾〔2〕宅建業法 分野別過去問題集(2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2024/2/6 ページ数:490ページ サイズ:A5判 価格:1,980円(電子書籍 1,500円) |
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過去問宅建塾〔3〕法令上の制限その他の分野 分野別過去問題集(2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2024/3/2 ページ数:474ページ サイズ:A5判 価格:1,980円(電子書籍 1,500円) |
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マンガ版テキスト
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マンガ宅建塾(2025年版)
著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2024/10/23 ページ数:258ページ サイズ:A5判 価格:2,640円(電子書籍 2,100円) |
要点整理テキスト
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まる覚え宅建塾(2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2023/12/30 ページ数:353ページ サイズ:B6判の変形(一般的なテキストより小さい) 価格:1,870円 |
一問一答問題集
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〇×宅建塾(2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2024/3/15 ページ数:349ページ サイズ:B6判の変形(一般的なテキストより小さい) 価格:1,980円(電子書籍 1,500円) |
オリジナル問題集
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らくらく宅建塾 [基本問題集](2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2023/12/7 ページ数:518ページ サイズ:A5判 価格:2,750円(電子書籍 2,200円) ※2025年版の予約販売中(12/24発売予定) |
予想問題集(模試)
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宅建士 ズバ予想宅建塾 直前模試編(2024年版) <予想問題×3回分> 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2024/7/25 ページ数:278ページ サイズ:B5判(一般的なテキストより大きい) 価格:1,760円 |
らくらく宅建塾 基本テキストは独学受験生のバイブル!
「らくらく宅建塾」は、1993年の初版からロングセラーを続け、”受験生(独学者)のバイブル”とまで呼ばれるようになっています。
私自身も、宅建試験の受験生時代に、テキストとしては「らくらく宅建塾」1冊だけを使用して合格しました。
2024年版から、ついにフルカラーになりました!
徹底的に噛み砕いた独特の解説
らくらく宅建塾は、完全な初心者向けに丁寧にわかりやすく解説されていて、法律が初めての方でも無理なく理解できるようになっています。
本文は、講義形式の文章で非常に読みやすく、話し言葉で講義を受けているような感覚で読むことができます。そして、どんな考え方をすれば覚えやすいかということまで独特の解説で、徹底的に噛み砕いて説明してくれます。
重要事項などのメリハリが利いた記述
出典:Amazon
重要事項や理解すべきポイント、まとめの図表などのメリハリがしっかり利いているため、それを意識しながらスムーズに学習が進められますし、さらに、イラストや図表も豊富に使用されているため、本当におすすめです!
ゴロ合わせや替え歌など至れり尽くせり
また、どうしても丸暗記するしかないポイントについては、「ゴロ合わせ」や「替え歌」で覚えられるように工夫されているなど、まさに至れり尽くせりのテキストです!
らくらく宅建塾が合格への一番の近道
テキストの冒頭に「苦労して受かりたい方には、おすすめできません。ラクに受かりたい方だけどうぞ」との記載があるとおり、他のテキストと比較して、最も苦労なく合格レベルの知識が身に付けられるテキストだと私は思います。
法律を真面目に学ぼうとしている人からすると、こんなテキストは邪道だという批判もあるかもしれませんが、らくらく宅建塾が合格への一番の近道です。
私は、宅建に合格した後、行政書士や土地家屋調査士、マンション管理士などの資格試験にも合格しましたが、らくらく宅建塾で覚えた知識は、他の資格試験を受験する際にもずっと記憶に残っていて、本当に役に立っています!
- 受験生のバイブルと呼ばれる(1993年からロングセラー)
- フルカラー(2024年版から)
- 講義形式で、徹底的にかみ砕いた独特の解説
- 重要事項などのメリハリが利いた記述
- イラストや図表が豊富
- 丸暗記するしかないポイントはゴロ合わせや替え歌で覚えるなど至れり尽くせり
- 宅建テキストのなかで一番のおすすめ!
らくらく宅建塾 [基本テキスト] (2024年版) | |
著者 | 宅建学院 |
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出版社 | 宅建学院 |
発売日 | 2023/12/7 |
ページ数 | 538ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 3,300円(電子書籍 2,500円) |
- テキストの比較記事はこちら⇒宅建の独学におすすめのテキスト
過去問宅建塾は十分なボリュームで理解が深まる!
次は、「らくらく宅建塾」シリーズの分野別問題集「過去問宅建塾」です。
この問題集は、(1)権利関係 (2)宅建業法 (3)法令上の制限その他の分野の3分冊になっていて、科目別・分野別に整理された過去問題集です。
ページ構成は、左ページが問題、右ページが解答・解説になっていて、テキスト同様、講義形式で初心者にもわかりやすい解説がついています。
ただし、左ページの問題を解く際に、右ページの解答が目に入ってしまうのが難点ですので(赤シートには対応していません。)、メモ用紙などを挟んで解答を隠しながら解いていく工夫が必要です。
1肢ごとにテキストの参照ページが明記
出典:Amazon
問題の解説には、テキスト「らくらく宅建塾」の参照ページが1肢ごとに具体的に明記されています。(1肢ごとに明記されている問題集は珍しいです。)
このため、解説だけではわかりにくいところはテキストを素早く参照できるので、「らくらく宅建塾」とセットで使用されることをおすすめします!
十分な演習量で理解を深め、得点力を養う
問題量については、3分冊合計で、過去15~20年分の過去問から厳選した650問が収録されています。
他社の過去問に比べて約2倍のページ数になります。
もちろん、過去問宅建塾は、類似する過去問も重複して掲載しているためページ数が多くなっている一方で、他社は、重要問題のみに絞っていたり、過去10年分だけに絞ったりしているため、このような差が生まれています。
しかし、私が解いていて感じたことは、過去に何度も出題されている重要な論点は、深い理解が必要な問題が多く、微妙に問い方を変化させて出題されています。
このため、同じ論点について様々な問われ方で何度も繰り返し解くことによって理解が深まり、確実に得点できる力が身につくんです。
ですので、類似する問題があって無駄に感じるかもしれませんが、十分な問題量が掲載されている「過去問宅建塾」をおすすめします!
過去問宅建塾〔1〕権利関係 分野別過去問題集(2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2023/12/23 ページ数:458ページ サイズ:A5判 価格:1,980円(電子書籍 1,500円) |
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過去問宅建塾〔2〕宅建業法 分野別過去問題集(2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2024/2/6 ページ数:490ページ サイズ:A5判 価格:1,980円(電子書籍 1,500円) |
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過去問宅建塾〔3〕法令上の制限その他の分野 分野別過去問題集(2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2024/3/2 ページ数:474ページ サイズ:A5判 価格:1,980円(電子書籍 1,500円) |
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収録内容 | 過去問 約650問 |
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出題形式 | 4肢択一式 |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『らくらく宅建塾』にリンク(1肢ごとに該当ページを明記) |
目隠しシート対応 | --- |
- 問題集の比較記事はこちら⇒宅建の独学におすすめの問題集・過去問
マンガ宅建塾・まる覚え宅建塾など豊富な参考書
らくらく宅建塾シリーズには、上記の「らくらく宅建塾」のほか、マンガ版テキスト「マンガ宅建塾」、要点整理テキスト「まる覚え宅建塾」といった参考書もありますので、以下では、これらのテキストについてレビューします。
マンガ宅建塾
「らくらく宅建塾」シリーズのマンガ版テキスト「マンガ宅建塾」です。
このマンガ宅建塾は、赤系の2色刷りで、最初の導入のみフルカラーになっています。
ページの構成は、1テーマにつき1ページが基本で、4コマ漫画が掲載されています。
1ページの左半分がマンガ、右半分が解説文章というのが中心ですが、1ページ丸々がマンガのページもけっこうある印象です。
出典:Amazon
4コマ漫画は、10歳で宅建士の資格を持っているスーパー少女とその家族を中心に、ドタバタ劇が繰り広げられる内容です。
漫画部分で、そのテーマの学習ポイントがイメージできるようになっていて、そのあと文章で解説してくれます。
上記で紹介した2冊のように、全体を通してマンガ部分のセリフで解説してくれるわけではないため当ページでの評価は下がりますが、逆に、ドタバタ劇のマンガ部分は、本当に気軽に読めます。
このため、マンガ部分と解説部分とのメリハリがあって、飽きずに読み進められますね。
また、テーマごとの4コマ漫画に論点がコンパクトにまとまっているため、各論点をイメージしやすいメリットもあります。
ちなみに、基本テキスト「らくらく宅建塾」は、完全な初学者がイチから学習を始められるように作成されていますので、敢えて入門書として「マンガ宅建塾」を読む必要性は少ないと思います。
- 赤系の2色刷り。巻頭の導入部分のみフルカラー
- 1テーマにつき1ページの4コマ漫画
- 1ページの左半分がマンガ、右半分が解説文章
- 4コマ漫画
- 「ドタバタ劇の漫画部分」と「解説部分」のメリハリがあり、飽きずに読める
- コンパクトな4コマ漫画で各論点がイメージしやすい
- 敢えて読む必要性は少ない
マンガ宅建塾(2025年版) | |
著者 | 宅建学院 |
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出版社 | 宅建学院 |
発売日 | 2024/10/23 |
ページ数 | 258ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 2,640円(電子書籍 2,100円) |
<参考>マンガ宅建塾の活用法
しかし、以下のような場合には、マンガ宅建塾を使って宅建士の業務や基礎知識に馴染んでおけば、独学でもスムーズに本格的な学習に入っていけると思います。
- もう何年も勉強なんてしたことがない
- 法律の学習なんてしたことがない
- 「基本テキスト」を読むことに拒絶反応を示してしまう
このような場合に、マンガ宅建塾を利用すると効果的だと思います。
とりあえず、一旦、基本テキスト「らくらく宅建塾」から始めてみて、読むのがちょっと辛いな、、、と思った場合に、マンガ宅建塾を購入してみる、という順序でいいのではないかと思います。(他社のテキストならそういうこともあるかもしれませんが、らくらく宅建塾に限っては、そういう人が現れるのは稀だと思いますが。)
- マンガ版テキストの比較記事はこちら⇒宅建の入門におすすめのマンガ版テキスト
まる覚え宅建塾
次は、「らくらく宅建塾」シリーズの要点整理テキスト「まる覚え 宅建塾」です。
このテキストは、「らくらく宅建塾」から、宅建試験に合格するために必要不可欠な基礎知識や重要ポイントのみをピックアップして、コンパクトにまとめた要点整理テキスト(まとめ本・暗記本)です。
コンパクトな四六判サイズ(ほぼB6サイズ)になっていますので、通勤・通学などの外出時にも使いやすいですね。
出典:Amazon
中でも特に重要なポイントは赤ゴシックになっていて、付属の赤シートで目隠しして暗記することができます。
また、覚えにくいけれど丸暗記が必要な内容は、「楽勝ゴロ合わせ」を活用して覚えることができ、「らくらく宅建塾」と同様、至れり尽くせりの要点整理テキストです。
ただし、基本的に、テキストとしては、基本テキスト「らくらく宅建塾」があれば十分だと思いますので、敢えて要点整理テキストまで購入する必要はないかと思います。
- 重要な知識のみをコンパクトにまとめたテキスト
- コンパクトな四六判サイズ(ほぼB6)で持ち運びに便利
- 重要ポイントは赤シートで目隠しして暗記できる
- 「楽勝ゴロ合わせ」で暗記できる
まる覚え宅建塾(2024年版) | |
著者 | 宅建学院 |
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出版社 | 宅建学院 |
発売日 | 2023/12/30 |
ページ数 | 353ページ |
サイズ | B6判の変形(一般的なテキストより小さい) |
価格 | 1,870円 |
<参考>まる覚え宅建塾の活用法
例えば、要点整理テキストを効果的に利用できるケースは、次のような場合です。
- 直前期に知識を総整理して万全の態勢で本試験を迎えるために
- 復習時間が確保できない場合に一気に総復習を済ませるために
- 2年目の再チャレンジの基本テキストとして
- 外出先や通勤時間などスキマ時間での暗記用に
このような場合に、要点整理テキストを使用すると効果的だと思います。
らくらく宅建塾の一問一答・基本問題集・模試など多彩な問題集
らくらく宅建塾シリーズの問題集には、上記の「過去問宅建塾」のほか、一問一答問題集「〇×宅建塾」、オリジナル問題集「ズバ予想宅建塾 分野別編必修問題集」、予想問題集「ズバ予想宅建塾 直前模試編」の3つの問題集もありますので、以下では、これらの問題集についてレビューします。
〇×宅建塾
「らくらく宅建塾」シリーズの一問一答問題集「〇×宅建塾」です。
この問題集は、一問一答式、つまり、過去問は4肢択一式ですが、この4つの肢をバラバラにして、ひとつの肢に対して〇か×かを判断するタイプの問題集です。
収録問題は、「超重要問題」のみを厳選ピックアップして収録されていて、全ての問題(肢)について、マンガとイラストが付いていますので、楽しみながら学習できますね。
問題数は、ページを繰って数えてみると、約430肢が収録されていました。
出典:Amazon
ページの構成は、左ページが問題、右ページが解答・解説となっていて、ひとつの解説ごとに、「らくらく宅建塾」の参照ページが具体的に記載されていますので、調べたい場合にはすぐに参照できます。
また、コンパクトサイズ(B6判より少し小さいぐらい。一般的なテキストはA5判)ですので、持ち運びにも便利です。
なお、基本的に、問題集としては分野別過去問題集があれば十分ですので、別途、このような一問一答問題集を購入する必要性は低いと思います。
〇×宅建塾(2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2024/3/15 ページ数:349ページ サイズ:B6判の変形(一般的なテキストより小さい) 価格:1,980円(電子書籍 1,500円) |
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収録内容 | 約430肢(超重要問題を厳選ピックアップ) |
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出題形式 | 一問一答式 |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『らくらく宅建塾』にリンク(該当ページを明記) |
目隠しシート対応 | 付属の赤シートで解答や重要ポイントを隠せる |
<参考>〇×宅建塾の活用法
一問一答問題集の良いところは、ひとつの論点をひとつの選択肢だけで学習できるため、4肢択一式で学習するよりも効率的に学習できるという点と、もうひとつは、1問を解くごとに解答・解説が見れるため、スピーディーにサクサク問題演習が進められるという2点のメリットがあると考えています。
私も、個人的には一問一答問題集が好きで、他の資格試験を受験する際、勉強期間があまり確保できなかったため、一問一答問題集のみで済ませたことがありました。
ただし、合格に必要なすべての論点を網羅しているタイプの一問一答問題集なら、それだけで構いませんが、この「〇×宅建塾」に関しては、すべてを網羅しているわけではなく、「超重要問題」のみを厳選ピックアップしたものになっているため、使い道は限定されてしまうかと思います。
例えば、通常の勉強時間とは別に、スキマ時間を活用して問題を解くような使い方なら、一問一答の方が使いやすいですね。
また、試験までに過去問を全部解くような時間がなく、間に合わないと切羽詰まった際に、この一問一答問題集で、イチかバチか勝負を賭けるという使い方もあると思います。
らくらく宅建塾 [基本問題集]
次は、「らくらく宅建塾」シリーズのオリジナル問題集「らくらく宅建塾 [基本問題集]」です。
この問題集は、オリジナルの必修問題を分野別に収録した問題集です。
分野別という点では、分野別問題集の「過去問宅建塾」と同じですが、「過去問」ではなく、「オリジナル問題」という点で違いがあります。
また、「過去問宅建塾」は、3分冊(約650問)になっていますが、こちらは1冊にまとまっています(約250問)。つまり、収録問題数が少ない(約4割)ということです。
ただし、過去問宅建塾は、他社の過去問より収録問題数がかなり多いので、その意味では、他社の過去問と同等と言えます。
ページ構成は、左ページが問題、右ページが解答・解説になっています。また、赤シート(目隠しシート)が付属していて、右ページの答えと重要キーワードが隠せますので、便利ですね。
また、解説部分には、「らくらく宅建塾」の参照ページが具体的に記載されていますので、テキストを調べたい場合、すぐに参照できます。
なお、基本的に、問題集については、過去問を解くことに専念すべきですので、このような問題集を購入する必要性は少ないと思います。
らくらく宅建塾 [基本問題集](2024年版) 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2023/12/7 ページ数:518ページ サイズ:A5判 価格:2,750円(電子書籍 2,200円) ※2025年版の予約販売中(12/24発売予定) |
ズバ予想宅建塾 直前模試編
次は、「らくらく宅建塾」シリーズの予想問題集(模試)「ズバ予想宅建塾 直前模試編」です。
この問題集は、宅建試験の直前期に発売されるもので、本試験の予想問題(3回分)が収録されているほか、直近2回分の本試験問題&解説がダウンロードできるようになっていますので、直前の力試しや、問題解答の時間配分の確認等に活用できます。
また、予想問題だけでなく、法改正の解説や出題予想ポイントの解説なども掲載されていますので、使って損はありません。
宅建士 ズバ予想宅建塾 直前模試編(2024年版) <予想問題×3回分> 著者:宅建学院 出版社:宅建学院 発売日:2024/7/25 ページ数:278ページ サイズ:B5判(一般的なテキストより大きい) 価格:1,760円 |
<参考>ズバ予想宅建塾 直前模試編の活用法
宅建試験を受験する場合は、独学の場合であっても、予備校の模試だけは受験しておいた方がよいと言われることがあります。これには、次のような目的があると考えられます。
- 解答の時間配分やマークシートの解答形式、緊張感など本試験に慣れる。
- 自分の知識に穴がないか確認し、本試験に向けた最後の仕上げとして、弱点の補強をする。
- 過去の出題傾向を分析したうえでの予想問題が出題されるため、その年の本試験に出題される可能性が高い問題を押さえる。
このような資格予備校が実施する模試を受験してもいいですが、それに代替するものとして、「予想問題集」を使ってもいいと思います。
- 予備校の模試については、宅建のおすすめ模試のページで紹介しています。
らくらく宅建塾を使った勉強法
「らくらく宅建塾」シリーズは、多彩なラインナップが揃えられていますが、全部揃えるような必要性はまったくありません。
上述したように、基本テキスト「らくらく宅建塾」と、分野別問題集「過去問宅建塾」があれば十分です。
基本テキストと分野別問題集を使った勉強法については、宅建は独学で合格できる!おすすめ勉強法のページで解説していますが、ポイントのみを記載すると、以下のようになります。
- 「らくらく宅建塾」を通読する
- 章ごとに「らくらく宅建塾」を読み、そこに対応する「過去問宅建塾」を解く。
- 「過去問宅建塾」のみを解いていく(最低でも3回は解く)
あとは、ご自身の必要に応じて、マンガテキスト「マンガ宅建塾」や、要点整理テキスト「まる覚え宅建塾」、予想問題集(模試)「ズバ予想宅建塾 直前模試編」あたりの購入を検討いただければと思います。
らくらく宅建塾シリーズの「基本テキストと分野別過去問題集」以外のラインナップの活用方法について、まとめてみましたので参考にしてください。
- 時間に余裕がある場合に直前期に追加的に使用
⇒ 要点整理テキスト「まる覚え宅建塾」、予想問題集「ズバ予想宅建塾 直前模試編」 - 外出先などのスキマ時間を活用
⇒ 一問一答問題集「〇×宅建塾」 - テキストも問題集も一通り済ませたけれど、復習する時間が足りない場合
⇒ 要点整理テキスト「まる覚え宅建塾」 - 基本テキストが難しくて読み進められない場合
⇒ マンガテキスト「マンガ宅建塾」
私がおすすめする各教材の使い方は、このような形になりますが、原則は、あくまでも基本テキストと分野別過去問題集、ということを忘れずに教材を選んでいただければと思います。
当ページを参考に、独学で宅建試験の合格を勝ち取ってください!
らくらく宅建塾の徹底レビューまとめ
宅建学院の「らくらく宅建塾」シリーズは、個人的には、一番のおすすめシリーズです!
特に、基本テキスト「らくらく宅建塾」は、非常にわかりやすいテキストだと思います。
「らくらく宅建塾」は、内容にメリハリが効いていて、覚えるポイントや理解すべきポイントがはっきりと認識できることや、かみ砕いた説明方法が独特で、とても覚えやすく理解もしやすくなっています。
ちなみに、「らくらく宅建塾」では、最近の難化した試験問題には対応できないという話を聞くことがありますが、この点については、どんなテキストであっても、過去問のすべてが解けるような内容が記載されているわけではなく、テキストに載っていないところは過去問を解くなかで補充していくスタイルになるわけですから、気にするようなことではありません。
難しい問題に応用を利かせて対応するには、基本となる事項をしっかり理解することが重要ですので、やはり、かみ砕いて説明してくれるわかりやすいテキストを選ぶことが大切です。
- 各社の宅建テキストを比較した記事はこちら⇒宅建のおすすめテキスト【人気テキスト徹底比較!】