更新日:2023年10月14日
宅建学院から出版されている「らくらく宅建塾」は、私自身が宅建試験に独学で合格した際に使用していたテキストであり、当サイトの宅建のおすすめテキストのページでおすすめNo.1でご紹介しています。
「らくらく宅建塾」は、1993年に出版されて以来、ロングセラーを続け、現在では”受験生のバイブル”とまで呼ばれるようになっています。
「らくらく宅建塾」は、講義形式で、初学者のために徹底的に噛み砕いた独特の解説と、覚えるべきポイントや理解すべきポイントがはっきり認識できるメリハリの利いた記述が最大の特徴です。
※ ゴロ合わせや替え歌なども特徴的ですが、これはあくまでも、どうしても丸暗記するしかないポイントを暗記するための補助的なツールです。
私としては、宅建士のテキストは「らくらく宅建塾」を一番におススメします!
この「らくらく宅建塾シリーズ」は、テキストだけでなく、過去問宅建塾やマンガ宅建塾、〇×宅建塾など様々なラインナップが揃えられていますので、このページでは、それらのラインナップについても全て改めて購入し、中身を読んだうえで、それぞれ詳しくご紹介していきたいと思います。
評判・口コミのひとつとして、ぜひ参考にしてください!
【執筆者】 |
![]() 執筆者紹介 |
「らくらく宅建塾」シリーズ(宅建学院)の7種類のラインナップ
宅建学院の「らくらく宅建塾」シリーズは、現在では、以下のように多彩なラインナップが揃えられています。
一般的に、基本テキストと分野別過去問題集が必須のラインナップですが、その他に、マンガ版テキスト、要点整理テキスト、一問一答問題集、オリジナル問題集、予想問題集(模試)と全部で7種類がラインナップされています。
はっきり言って、これほど多くの教材を揃えるのは大変ですし、その必要もないと思いますので、やはり、基本テキストと過去問題集は必須として、あとは、マンガ版テキスト、要点整理テキスト、予想問題集(模試)あたりを、必要に応じて購入すればよいのではないかと思います。(どんな場合に購入するのが効果的かについては、後述します。)
※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。
基本テキスト
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らくらく宅建塾(2023年版) 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2022/12/4 ページ数: 532ページ サイズ: 14.8 x 21 x 2.5 cm 価格: 3,300円 ※2024年版の予約販売中(12/12発売予定) |
分野別過去問題集
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宅建士問題集 過去問宅建塾〔1〕権利関係(2023年版) 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2022/12/24 ページ数: 458ページ サイズ: 14.8 x 21 x 2.1 cm 価格: 1,980円 |
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宅建士問題集 過去問宅建塾〔2〕宅建業法(2023年版) 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2023/1/26 ページ数: 490ページ サイズ: 14.8 x 21 x 2.3 cm 価格: 1,980円 |
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宅建士問題集 過去問宅建塾〔3〕法令上の制限その他の分野(2023年版) 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2023/2/18 ページ数: 474ページ サイズ: 14.8 x 21 x 2.2 cm 価格: 1,980円 |
マンガ版テキスト
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マンガ宅建塾(2024年版)![]() 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2023/10/13 ページ数: 258ページ サイズ: 14.8 x 21 x 1.6 cm 価格: 2,640円 |
要点整理テキスト
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まる覚え宅建塾(2023年版) 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2022/12/16 ページ数: 347ページ サイズ: 11.6 x 18.8 x 1.7 cm 価格: 1,870円 |
一問一答問題集
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〇×宅建塾(2023年版) 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2023/3/12 ページ数: 349ページ サイズ: 11.6 x 1.6 x 18.8 cm 価格: 1,870円 |
オリジナル問題集
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ズバ予想宅建塾 分野別編必修問題集(2023年版) 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2023/3/31 ページ数: 518ページ サイズ: 15 x 2.4 x 21 cm 価格: 2,640円 |
予想問題集(模試)
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宅建士 ズバ予想宅建塾 直前模試編(2023年版) <予想問題×3回分> 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2023/7/13 ページ数: 278ページ サイズ: 25.7 x 18.2 x 1.2 cm 価格: 1,650円 |
らくらく宅建塾のテキストは独学受験生のバイブル!
基本テキスト「らくらく宅建塾」は、1993年の初版からロングセラーを続け、”受験生(独学者)のバイブル”とまで呼ばれるようになっています。
私自身も、宅建試験の受験生時代に、テキストとしては「らくらく宅建塾」1冊だけを使用して合格しました。
徹底的に噛み砕いた独特の解説
このらくらく宅建塾のテキストは、完全な初心者向けに丁寧にわかりやすく解説されていて、法律が初めての方でも無理なく理解できるようになっています。
本文は、講義形式の文章で非常に読みやすく、話し言葉で講義を受けているような感覚で読み進めることができます。そして、どのような考え方をすれば覚えやすいかということまで独特の解説で、徹底的に噛み砕いて説明してくれます。
重要事項などのメリハリが利いた記述
出典:Amazon
重要事項や理解すべきポイント、まとめの図表などのメリハリがしっかりとついているため、それを意識しながらスムーズに学習を進めることができますし、さらに、イラストや図表も豊富に使用されているため、本当におすすめです!
ゴロ合わせや替え歌など至れり尽くせり
また、どうしても丸暗記するしかないポイントについては、「ゴロ合わせ」や「替え歌」で覚えることができるように工夫されているなど、まさに至れり尽くせりのテキストです!
らくらく宅建塾が合格への一番の近道
このテキストの冒頭に「苦労して受かりたい方には、おすすめできません。ラクに受かりたい方だけどうぞ」との記載があるとおり、他のテキストと比較して、最も苦労なく合格レベルの知識を身に付けることができるテキストに仕上がっていると思います。
法律を真面目に学ぼうとしている人からすると、こんなテキストは邪道だという批判もあるかもしれませんが、このテキストが合格への一番の近道だと思います。
私は、宅建に合格した後、行政書士、土地家屋調査士、マンション管理士などの資格試験にも合格しましたが、この「らくらく宅建塾」のテキストで覚えた知識は、他の資格試験を受験する際にもずっと記憶に残っており、とても役立っています。
なお、印刷は、最近流行りのフルカラーではなく、赤系の2色刷りですが、2色刷りでもしっかりとメリハリをつけて記述されているため、まったく問題は感じません。
※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。 ![]() |
らくらく宅建塾(2023年版) 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2022/12/4 ページ数: 532ページ サイズ: 14.8 x 21 x 2.5 cm 価格: 3,300円 ※2024年版の予約販売中(12/12発売予定) |
- 受験生のバイブルと呼ばれる(1993年からロングセラー)
- 講義形式で、徹底的にかみ砕いた独特の解説
- 重要事項などのメリハリが利いた記述
- イラストや図表が豊富
- 丸暗記するしかないポイントはゴロ合わせや替え歌で覚えるなど至れり尽くせり
- 2色刷り(赤系)
- 宅建テキストのなかで一番のおススメ!
【関連記事】
- テキストの比較記事はこちら⇒宅建の独学におすすめのテキスト
らくらく宅建塾の過去問は十分なボリュームで理解が深まる!
次は、「らくらく宅建塾」シリーズの分野別問題集「過去問宅建塾」です。
この問題集は、(1)権利関係 (2)宅建業法 (3)法令上の制限その他の分野の3分冊になっており、科目別・分野別に整理された過去問題集になっています。
ページ構成は、左側のページに問題、右側のページに解答・解説となっており、使いやすくなっています。そして、テキスト同様、講義形式で、初心者でもわかりやすい解説がついています。
ただし、左ページの問題を解く際に、右ページの解答が目に入ってしまうというのが難点ですので(赤シートには対応していません。)、メモ用紙などを挟んで解答を隠しながら解いていくという工夫が必要です。
1肢ごとにテキストの参照ページが明記
出典:Amazon
また、問題の解説には、1肢ごとに、テキスト「らくらく宅建塾」の参照ページが具体的に記載してあるため(意外と、1肢ごとに明記してくれている問題集は珍しいです。)、解説だけではわかりにくいところはテキストを素早く参照して確認することができ、とても使いやすくなっていますので、「らくらく宅建塾」とセットで使用されることをおすすめします!
十分な演習量で理解を深め、得点力を養う
なお、ボリュームについては、3分冊で約1,500ページあり、他社の過去問に比べて約2倍のページ数になっています。
これは、類似する過去問も重複して掲載しているためページ数が多くなっているわけですが、私が過去問宅建塾を解いて感じたことは、過去に何度も出題されている重要な論点というのは、つまり、深い理解が必要な問題であることが多く、微妙に問い方を変化させて出題されているわけです。
このため、同じ論点について様々な問われ方で何度も繰り返し解くことによって理解が深まり、確実に得点できる力が養われるものと思います。
このため、問題集(過去問)については、類似する問題があって無駄に感じるかもしれませんが、十分な問題量が掲載されている「過去問宅建塾」をおすすめします!
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宅建士問題集 過去問宅建塾(2023年版) @2022/12/24発売 A2023/1/26発売 B2022/2/27発売 |
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著者・編集
宅建学院 |
出版社
宅建学院 |
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収録内容
過去問 約650問 |
出題形式
4肢択一式 |
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掲載順
科目・分野別 |
ページ構成
左ページに問題、右ページに解答・解説 |
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テキストとの関連付け
『らくらく宅建塾』にリンク(1肢ごとに該当ページを明記) |
目隠しシート対応
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ページ数
合計 約1,500ページ 【1権利関係】458ページ 【2宅建業法】490ページ 【3法令上の制限その他の分野】474ページ |
価格
合計 5,940円 【1権利関係】1,980円 【2宅建業法】1,980円 【3法令上の制限その他の分野】1,980円 |
【関連記事】
- 問題集の比較記事はこちら⇒宅建の独学におすすめの問題集・過去問
らくらく宅建塾のマンガ版テキスト・要点整理テキスト
らくらく宅建塾シリーズのテキストには、上記の「らくらく宅建塾」のほか、マンガ版テキスト「マンガ宅建塾」、要点整理テキスト「まる覚え宅建塾」もありますので、以下では、これらのテキストについてレビューします。
マンガ宅建塾
「らくらく宅建塾」シリーズのマンガ版テキスト「マンガ宅建塾」です。
※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。![]() |
マンガ宅建塾(2024年版)![]() 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2023/10/13 ページ数: 258ページ サイズ: 14.8 x 21 x 1.6 cm 価格: 2,640円 |
このマンガ版テキストは、赤系の2色刷りの印刷になっており、最初の4ページのみフルカラーのページがあります。
ページの構成は、1テーマにつき1ページが基本で、4コマ漫画になっています。そして、1ページの左半分がマンガ、右半分が解説文章という構成が中心ですが、1ページ丸々がマンガのページもけっこうある印象です。
出典:Amazon
全体の半分近くがテキスト的な解説文章になっているため、マンガでありながらも、しっかりとした学習をすることができます。
逆に言うと、気楽に読むつもりで読もうとすると、若干しんどいかもしれません。
そもそも、マンガ版テキストというのは、本格的な学習に入る前の導入として読むものですから、あまり詳細な説明があるよりは、ザックリと大まかなイメージが掴める程度のものの方がマンガ版テキストとしての効果を発揮できるのではないかと思っています。
その意味でいうと、「マンガ宅建塾」は、少し説明文章が多すぎるかなと思いますね。
マンガの内容としては、全体にストーリー性はあまりなく、テーマごとに、ぶつ切りの4コマ漫画になっていて、10歳で宅建士の資格を持っているというスーパー少女とその家族を中心に、ドタバタ劇が繰り広げられるといった内容です。
他の宅建マンガに比べると、マンガ部分だけではよくわからないというか、マンガ部分で話をとっ散らかして、解説文章でやっと内容が理解できるというパターンが多いです。この2段階が、ちょっと読むのがしんどいなぁと私は感じてしまいました。。
ちなみに、基本テキスト「らくらく宅建塾」は、完全な初学者がイチから学習を始められるように作成されているため、敢えて入門書として「マンガ宅建塾」を読む必要性は少ないと思います。
- 赤系の2色刷り。巻頭の導入部分のみフルカラー
- 1テーマにつき1ページの4コマ漫画
- 1ページの左半分がマンガ、右半分が解説文章
- 全体の半分近くが解説文章のため、読むのが若干しんどい
- 全体のストーリー性はあまりない
- マンガ部分だけではよくわからない。解説文章でやっと内容が理解できる
- 敢えて読む必要性は少ない
<参考>マンガ宅建塾の活用法
しかし、以下のような場合には、マンガ版テキストを使って宅建士の業務や基礎知識に馴染んでおけば、独学でもスムーズに本格的な学習に入っていくことができると思います。
- もう何年も勉強なんてしたことがない
- 法律の学習なんてしたことがない
- 「基本テキスト」を読むことに拒絶反応を示してしまう
このような場合に、マンガ版テキストを利用すると効果的だと思います。
とりあえず、一旦、基本テキスト「らくらく宅建塾」から始めてみて、読み進めるのがちょっと辛いな、、、と思った場合に、マンガ宅建塾を購入してみる、という順序でよいのではないかと思います。(他社のテキストならそういうこともあるかもしれませんが、おそらく、らくらく宅建塾に限っては、そのような人が現れることは稀だと思いますが。)
【関連記事】
- マンガ版テキストの比較記事はこちら⇒宅建の入門におすすめのマンガ版テキスト
まる覚え宅建塾
次は、「らくらく宅建塾」シリーズの要点整理テキスト「まる覚え 宅建塾」です。
※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。 ![]() |
まる覚え宅建塾(2023年版) 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2022/12/16 ページ数: 347ページ サイズ: 11.6 x 18.8 x 1.7 cm 価格: 1,870円 |
このテキストは、「らくらく宅建塾」から、宅建試験に合格するために必要不可欠な基礎知識や重要ポイントのみをピックアップして、コンパクトにまとめた要点整理テキスト(まとめ本・暗記本)です。
コンパクトな四六判サイズ(ほぼB6サイズ)になっていますので、通勤・通学などの外出時にも使いやすくなっています。
出典:Amazon
中でも特に重要なポイントは赤ゴシックになっており、付属の赤シートを使って目隠しできるようになっています。
また、らくらく宅建塾と同様、覚えにくいけれど丸暗記が必要な内容は、「楽勝ゴロ合わせ」を活用して覚えることができ、「らくらく宅建塾」と同様、至れり尽くせりの要点整理テキストです!
ただし、基本的に、テキストとしては、基本テキスト「らくらく宅建塾」があれば十分だと思いますので、敢えて要点整理テキストまで購入する必要はないかと思います。
- 重要な知識のみをコンパクトにまとめたテキスト
- コンパクトな四六判サイズ(ほぼB6)で持ち運びに便利
- 重要ポイントは赤シートで目隠しして暗記できる
- 「楽勝ゴロ合わせ」で暗記できる
<参考>まる覚え宅建塾の活用法
例えば、要点整理テキストを効果的に利用できるケースは、次のような場合です。
- 直前期に知識を総整理して万全の態勢で本試験を迎えるために
- 復習時間が確保できない場合に一気に総復習を済ませるために
- 2年目の再チャレンジの基本テキストとして
- 外出先や通勤時間などスキマ時間での暗記用に
このような場合に、要点整理テキストを使用すると効果的だと思います。
らくらく宅建塾の一問一答・オリジナル問題集・予想問題集
らくらく宅建塾シリーズの問題集には、上記の「過去問宅建塾」のほか、一問一答問題集「〇×宅建塾」、オリジナル問題集「ズバ予想宅建塾 分野別編必修問題集」、予想問題集「ズバ予想宅建塾 直前模試編」の3つの問題集もありますので、以下では、これらの問題集についてレビューします。
〇×宅建塾
「らくらく宅建塾」シリーズの一問一答問題集「〇×宅建塾」です。
この問題集は、一問一答式、つまり、過去問は4肢択一式ですが、この4つの選択肢をバラバラにして、そのひとつの選択肢に対して〇か×かを判断する、というタイプの問題集になります。
収録問題は、「超重要問題」のみを厳選ピックアップして収録されており、全ての問題(選択肢)について、マンガとイラストが付いていますので、楽しみながら学習できると思います。問題数は、ページを繰って数えてみると、約430肢が収録されていました。
出典:Amazon
ページの構成は、左側のページに問題、右側のページに解答・解説となっており、ひとつの解説ごとに、「らくらく宅建塾」の参照ページが具体的に記載されていますので、調べたい場合にはすぐに参照できるようになっています。
また、コンパクトサイズ(B6判より少し小さいぐらい。一般的なテキストはA5判)ですので、持ち運びにも便利です。
なお、基本的に、問題集としては分野別過去問題集があれば十分ですので、別途、このような一問一答問題集を購入する必要性は低いと思います。
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〇×宅建塾(2023年版) 2023/3/12発売 |
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著者・編集
宅建学院 |
出版社
宅建学院 |
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収録内容
約430肢(超重要問題を厳選ピックアップ) |
出題形式
一問一答式 |
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掲載順
科目・分野別 |
ページ構成
左ページに問題、右ページに解答・解説 |
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テキストとの関連付け
『らくらく宅建塾』にリンク(該当ページを明記) |
目隠しシート対応
付属の赤シートで解答や重要ポイントを隠せる |
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ページ数
349ページ |
価格
1,870円 |
<参考>〇×宅建塾の活用法
一問一答問題集の良いところは、ひとつの論点をひとつの選択肢だけで学習できるため、4肢択一式で学習するよりも効率的に学習できるという点と、もうひとつは、1問を解くごとに解答を見ることができるため、スピーディーにサクサクと問題演習を進めていくことができるという2点のメリットがあると考えています。
私も、個人的には一問一答問題集は好きで、他の資格試験を受験する際、勉強期間があまり確保できなかったため、一問一答問題集のみで済ませたことがありました。
ただし、合格に必要なすべての論点を網羅しているタイプの一問一答問題集であれば、それだけで構わないのですが、この「〇×宅建塾」に関しては、すべてを網羅しているわけではなく、「超重要問題」のみを厳選ピックアップしたものになっているため、使い道は限定されてしまうかと思います。
例えば、通常の勉強時間とは別に、スキマ時間を活用して問題を解くような使い方なら、一問一答の方が使いやすいですね。
また、試験までに過去問を全部解くような時間がなく、間に合わないと切羽詰まった際に、この一問一答問題集で、イチかバチか勝負を賭けるという使い方もあるかと思います。
ズバ予想宅建塾 分野別編必修問題集
次は、「らくらく宅建塾」シリーズのオリジナル問題集「ズバ予想宅建塾 必修問題編」です。
この問題集は、オリジナル予想問題を、分野別に収録した問題集です。
分野別という点では、分野別問題集の「過去問宅建塾」と同じですが、「過去問」ではなく、「オリジナル予想問題」という点で違いがあります。
また、「過去問宅建塾」は、3分冊(約650問)になっていますが、こちらは1冊にまとまっています(約260問)。つまり、収録問題数が少ない(約4割)ということです。
ただし、過去問宅建塾は、他社の過去問題集に比べ、かなり収録問題数が多くなっていますので、その意味では、他社の過去問題集と同等と言えると思います。
ページ構成は、左側のページに問題、右側のページに解答・解説となっており、使いやすくなっています。また、赤シート(目隠しシート)が付属しており、右側ページの答えと重要キーワードを隠すことができますので、便利ですね。
また、解説部分には、「らくらく宅建塾」の参照ページが具体的に記載されていますので、テキストを調べたい場合、すぐに参照できます。
なお、基本的に、問題集については、過去問題集を解くことに専念すべきですので、このような問題集を購入する必要性は少ないと思います。
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ズバ予想宅建塾 分野別編必修問題集(2023年版) 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2023/3/31 ページ数: 518ページ サイズ: 15 x 2.4 x 21 cm 価格: 2,640円 |
<参考>ズバ予想宅建塾 必修問題編の活用法
「過去問宅建塾」の問題を全部解くような時間がない場合には、この「ズバ予想宅建塾 必修問題編」で済ませるというのも一つの方法かもしれませんね。
また、過去問演習も終わったあとの仕上げに、予想問題集(模試)を解く代わりに、こちらを解くということも考えられますが、そこまで時間に余裕があるような人は、そうそういないのではないでしょうか。
最後の仕上げなら、3回分程度の予想問題集(模試)を解くぐらいにしておいた方がよいと思います。この必修問題編に手をつけ始めると、さらに多くの時間を消費してしまうことになると思いますので。
ズバ予想宅建塾 直前模試編
次は、「らくらく宅建塾」シリーズの予想問題集(模試)「ズバ予想宅建塾 直前模試編」です。
この問題集は、宅建試験の直前期に発売されるもので、本試験の予想問題(3回分)が掲載されているため、直前の力試しや、問題解答の時間配分の確認等に活用できます。
また、予想問題だけでなく、法改正の解説や出題予想ポイントの解説なども掲載されていますので、読んでおいて損はないかと思いますが、基本的には過去問にしっかりと取り組む方が大切ですので、敢えて購入する必要性は少ないと思います。
※画像・書籍名は、Amazonへリンクしています。 ![]() |
宅建士 ズバ予想宅建塾 直前模試編(2023年版) <予想問題×3回分> 著者: 宅建学院 出版社: 宅建学院 発売日: 2023/7/13 ページ数: 278ページ サイズ: 25.7 x 18.2 x 1.2 cm 価格: 1,650円 |
<参考>ズバ予想宅建塾 直前模試編の活用法
宅建試験を受験する場合は、独学の場合であっても、予備校の模試だけは受験しておいた方がよいと言われることがあります。これには、次のような目的があると考えられます。
- 解答の時間配分やマークシートの解答形式、緊張感など本試験に慣れる。
- 自分の知識に穴がないか確認し、本試験に向けた最後の仕上げとして、弱点の補強をする。
- 過去の出題傾向を分析したうえでの予想問題が出題されるため、その年の本試験に出題される可能性が高い問題を押さえる。
このような資格予備校が実施する模試を受験することも一つの方法ですが、それに代替するものとして、「予想問題集」を購入し、解いてみるという方法もあります。
【関連記事】
- 予備校の模試については、宅建のおすすめ模試のページでご紹介しています。
らくらく宅建塾を使った勉強法
「らくらく宅建塾」シリーズは、多彩なラインナップが揃えられていますが、全部揃えるような必要性はまったくありません。
上述したように、基本テキスト「らくらく宅建塾」と、分野別問題集「過去問宅建塾」があれば十分です。
基本テキストと分野別問題集を使った勉強法については、宅建は独学で合格できる!おすすめ勉強法のページで解説していますが、ポイントのみを記載すると、以下のようになります。
- 「らくらく宅建塾」を通読する
- 章ごとに「らくらく宅建塾」を読み、そこに対応する「過去問宅建塾」を解く。
- 「過去問宅建塾」のみを解いていく(最低でも3回は解く)
あとは、ご自身の必要に応じて、マンガテキスト「マンガ宅建塾」や、要点整理テキスト「まる覚え宅建塾」、予想問題集(模試)「ズバ予想宅建塾 直前模試編」あたりの購入を検討いただければと思います。
らくらく宅建塾シリーズの「基本テキストと分野別過去問題集」以外のラインナップの活用方法について、まとめてみましたので参考にしてください。
- 時間に余裕がある場合に直前期に追加的に使用すると効果的なもの
⇒ 要点整理テキスト「まる覚え宅建塾」、予想問題集「ズバ予想宅建塾 直前模試編」 - 時間がない場合に分野別過去問題集の代わりに使用すると効果的なもの
⇒ 一問一答問題集「〇×宅建塾」 - テキストも問題集も一通り済ませたけれど、復習する時間がない場合に効果的なもの
⇒ 要点整理テキスト「まる覚え宅建塾」 - 基本テキストが難しくて読み進められない場合に効果的なもの
⇒ マンガテキスト「マンガ宅建塾」
私がおススメする各教材の使い方は、このような形になりますが、原則は、あくまでも基本テキストと分野別過去問題集、ということを忘れずに教材を選んでいただければと思います。
当ページを参考に、独学で宅建試験の合格を勝ち取ってください!
らくらく宅建塾の徹底レビューまとめ
宅建学院の「らくらく宅建塾」シリーズは、個人的には、一番のおススメシリーズです!
特に、基本テキスト「らくらく宅建塾」は、非常にわかりやすいテキストだと思います。
「らくらく宅建塾」は、内容にメリハリが効いていて、覚えるポイントや理解すべきポイントがはっきりと認識できることや、かみ砕いた説明方法が独特で、とても覚えやすく理解もしやすくなっています。
ちなみに、「らくらく宅建塾」では、最近の難化した試験問題には対応できないという話を聞くことがありますが、この点については、どんなテキストであっても、過去問のすべてが解けるような内容が記載されているわけではなく、テキストに載っていないところは過去問を解くなかで補充していくというスタイルになるわけですから、気にするようなことではないと思います。
難しい問題に応用を利かせて対応するには、基本となる事項をしっかりと理解することが重要ですので、やはり、かみ砕いて説明してくれているわかりやすいテキストを選ぶことが大切だと思います。
【関連記事】
- 各社の宅建テキストを比較した記事はこちら⇒宅建のおすすめテキスト【人気テキスト徹底比較!】