宅建マンガおすすめランキング2025【徹底比較!】
更新日:2024年11月14日
宅建テキストには、いわゆる「基本テキスト」のほか、本格的な学習に入る前の入門書としての「マンガ版テキスト(宅建マンガ)」も出版されています。
このページでは、各社から出版されている宅建マンガについて、私自身が実際に購入して比較しながら、おすすめの宅建マンガをランキング形式で紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
なお、宅建の基本テキストについては、宅建のおすすめテキスト【人気テキスト徹底比較!】のページで紹介していますのでそちらをご参照ください。
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宅建入門マンガの選び方
それでは、各社から出版されている宅建のマンガ版テキスト(宅建マンガ)を順に紹介していく前に、どんな宅建マンガをおすすめすべきか、私なりの考えを整理しておきたいと思います。
宅建マンガとは
宅建マンガとは、宅建士の業務のイメージを掴みつつ、宅建試験の基礎知識や全体像をバクっと理解できるように工夫された、マンガ版のテキストです。
このため、基本テキストを使った本格的な学習に入る前に、宅建試験の難しい用語に自然と馴染みながら楽しくサクサク読み進めていけるようになっています。
本来、「基本テキスト」は、完全な初心者がイチから学習を始められるように作成されていますので、敢えて入門書として宅建マンガを読む必要はないはずです。
しかし、「もう何年も勉強なんてしたことがない」、「法律の学習なんてしたことがない」という方など、「基本テキスト」を読むこと自体に拒絶反応を示してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
こういった方のために、宅建マンガは用意されていると考えられますので、マンガの中で、宅建士の業務や基礎知識に馴染んでおけば、独学でもスムーズに本格的な学習に入っていけると思います。
宅建マンガは専門用語に慣れ、大まかなイメージを掴むもの
私が考える宅建マンガは、専門用語に慣れることや、宅建試験の学習範囲の大まかなイメージを掴むことを目的として読むものと考えています。
ですから、詳細な解説や細かい暗記事項の記載までは不要です。
このため、宅建マンガは、あくまでも学習の導入として読むもので、マンガを読むことに時間をかけてはいけません。
宅建マンガは本格的な学習前の足慣らしであり橋渡し
宅建マンガは、基本テキストを使った本格的な学習を始める前の足慣らしであり、橋渡しの役割を果たすものですので、あまり詳しい解説をし過ぎることは、そのあとの本来の学習の邪魔になるおそれがあります。
宅建マンガで、中途半端に詳しい説明が並び、それを覚えようとしてしまうと、その後の基本テキストで、本当に覚えるべき事項を覚えるときに、逆に、マンガで覚えた中途半端な知識が邪魔になる可能性もあります。
知識は1ヶ所(ひとつのテキスト)に集約すべきですから、宅建マンガで覚えようとしてはいけません。知識は、基本テキストに集約させるべきです。
そういう意味でいうと、ストーリー性があり、勉強している気持ちにならず、マンガに集中できるもの。つまり、文章による解説が少なく、マンガ中心のものが良いと私は考えます。
- 宅建マンガは、あくまでも学習前の足慣らし・橋渡し
- ストーリー性があり、マンガに集中できるもの
- 文章による解説が少なく、マンガ中心のもの
この考え方をベースに、各社から出版されている宅建マンガについて、紹介していきたいと思います。
宅建マンガおすすめランキング【2025年版】
それでは、おすすめの宅建マンガをランキング形式で順に紹介していきます。
No.1:
これだけ!まんが宅建士(日建学院)
まずはじめに紹介するのは、日建学院の「これだけ まんが宅建士」です。「宅建士 一発合格!」シリーズの宅建マンガです。
この宅建マンガは、印刷は赤系の2色刷りです。
1テーマにつき6ページの構成で、マンガは、全体を通したストーリーに沿って、①宅建業法→②法令・税その他編→③権利関係編の順で展開していきます。
この宅建マンガは、全てがマンガになっているというのが大きな特徴です。登場人物のセリフでほぼ全て解説してくれますので、まさに「宅建マンガ」と呼ぶにふさわしいですね!(セリフ以外に、テーマごとに、6~7行程度で学習のポイントが記載されています。)
出典:Amazon
不動産管理会社に勤めていた宅建士である主人公が、会社を辞めて不動産会社を立ち上げ、ド素人の従業員二人に、宅建業の知識を教育、指導しながら学んでいくというストーリーになっています。
コミカルなタッチになっていますので、マンガとして楽しみながら読み進められますね。
絵のタッチも綺麗ですので、期待通りの宅建マンガだと思います。私としては、一番のおすすめです!
- 赤系の2色刷り
- 1テーマにつき6ページの構成
- 全体を通したストーリー性あり
- 全てがマンガの中で解説される
- コミカルなタッチで、マンガとして楽しめる
- 絵のタッチも綺麗で、宅建マンガとして一番のおすすめ!
これだけ!まんが宅建士(2025年度版) | |
著者 | 日建学院 (監修), 小沢カオル (イラスト) |
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出版社 | 建築資料研究社 |
発売日 | 2024/10/11 |
ページ数 | 364ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 2,420円 |
- 独学が不安な方は、宅建おすすめ通信講座ランキングのページをご参照ください。
No.2:
うかる!マンガ宅建士入門(日本経済新聞出版社)
次に紹介するのは、日本経済新聞出版社の「うかる!マンガ宅建士入門」です。
「うかる!宅建士」は、シリーズとして基本テキストと問題集も出版されていますが、あまり見かけませんし、当サイトでも全くノーマークのシリーズです。
しかし、宅建マンガだけは、かなり人気がありますね。
この宅建マンガは、赤系の2色刷りの印刷で、冒頭の導入部分はフルカラーになっています。
2020年版までは全てがマンガで構成されていましたが、2021年版以降は著者の変更に伴って構成も刷新され、マンガ部分のほかに、解説文章のページも入るようになりました。
1テーマにつき4ページ+解説2ページの構成で、マンガは、全体を通したストーリーに沿って展開していきます。
出典:Amazon
不動産会社に勤める主人公が宅建士の資格取得に向けて、不動産屋に訪れたお客様とのやり取りを通じて、宅建士の資格を持っている同僚の女性に基礎知識を教えてもらいながら学んでいきます。
4ページ読むごとに、そこまでの内容を整理・補足する解説文章が入ります。基本的には、マンガ部分だけで最低限の解説はできていますので、マンガ部分だけを読んでいってもいいかもしれませんね。
全体のストーリーがありますので、マンガとして楽しみながら読めますし、絵のタッチも綺麗です。
ただ、全てがマンガになっている上記の「これだけ!マンガ宅建士」に比べると、マンガ部分以外に解説文章も入っているという点で、「解説文章が少なく、マンガ中心のもの」をおすすめするという当ページのコンセプトから、おすすめは2番手にしています。
- 赤系の2色刷り。巻頭の導入部分のみフルカラー
- 1テーマにつき6ページの構成
- 4ページのマンガの後に、2ページの解説文章(整理・補足)
- 全体を通したストーリー性あり
- マンガとして楽しめて、絵のタッチもキレイ
- 解説文章が入るため、おすすめは2番手
うかる!マンガ宅建士入門(2025年度版) | |
著者 | 斎藤隆亨 (著), ほづみりや (著), サイドランチ (著) |
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出版社 | 日経BP 日本経済新聞出版 |
発売日 | 2024/10/10 |
ページ数 | 256ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 2,420円(電子書籍 2,372円) |
No.3:
マンガ宅建塾(宅建学院)
次に紹介するのは、宅建の独学におすすめのテキストのページで、一番のおすすめとして紹介している「らくらく宅建塾」の姉妹書「マンガ宅建塾」です。
この宅建マンガは、赤系の2色刷りの印刷で、巻頭ページのみフルカラーになっています。
ページの構成は、1テーマにつき1ページが基本で、4コマ漫画になっています。
そして、1ページの左半分がマンガ、右半分が解説文章という構成が中心ですが、1ページ丸々がマンガのページもけっこうある印象です。
出典:Amazon
4コマ漫画は、10歳で宅建士の資格を持っているスーパー少女とその家族を中心に、ドタバタ劇が繰り広げられる内容です。
漫画部分で、そのテーマの学習ポイントがイメージできるようになっていて、そのあと文章で解説してくれます。
上記で紹介した2冊のように、全体を通してマンガ部分のセリフで解説してくれるわけではないため当ページでの評価は下がりますが、逆に、ドタバタ劇のマンガ部分は、本当に気軽に読めます。
このため、マンガ部分と解説部分とのメリハリがあって、飽きずに読み進められますね。
また、テーマごとの4コマ漫画に論点がコンパクトにまとまっているため、各論点をイメージしやすいメリットもあります。
全体のストーリー性を求めず、気軽にテーマごとに学んでいきたい方におすすめです。
- 赤系の2色刷り。巻頭の導入部分のみフルカラー
- 1テーマにつき1ページの構成
- 1ページの左半分がマンガ、右半分が解説文章
- 4コマ漫画
- 「ドタバタ劇の漫画部分」と「解説部分」のメリハリがあり、飽きずに読める
- コンパクトな4コマ漫画で各論点がイメージしやすい
マンガ宅建塾(2025年版) | |
著者 | 宅建学院 |
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出版社 | 宅建学院 |
発売日 | 2024/10/23 |
ページ数 | 258ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 2,640円(電子書籍 2,100円) |
No.4:
ユーキャンの宅建士 超まんが入門(U-CAN)
次に紹介するのは、ユーキャンの宅建士シリーズの「ユーキャンの宅建士 超まんが入門」です。
この宅建マンガは、赤系の2色刷りの印刷で、巻頭の導入部分のみフルカラーのページがあります。
ページの構成は、1テーマにつき1ページが基本で、4コマ漫画になっています。
そして、1ページの右半分がマンガ、左半分が解説文章という構成が中心ですが、テーマによっては、1ページ丸々マンガのページや、丸々解説文章といったイレギュラーのページもあります。
4コマ漫画は、不動産屋に勤め始めた主人公(男性)が、これから宅建試験の勉強を開始するという設定で、社長の娘(宅建士)に教わりながら、宅建試験の基礎知識を学んでいく内容です。
出典:Amazon
マンガ部分で、宅建士がちゃんとセリフで解説してくれますので、ある程度の理解ができます。そして、その続きを解説文章で解説するという流れがスムーズですね。
なお、各テーマごとに、ユーキャンの基本テキスト「きほんの教科書」のページ数の記載もありますので、併用すると便利です。
- 赤系の2色刷り。巻頭の導入部分のみフルカラー
- 1テーマにつき1ページの構成
- 1ページの右半分がマンガ、左半分が解説文章
- 4コマ漫画
- 「マンガのセリフで解説→続きを解説文章で解説」の流れがスムーズ
ユーキャンの宅建士 超まんが入門(2025年版) | |
著者 | ユーキャン宅建士試験研究会 |
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出版社 | U-CAN |
発売日 | 2024/10/28 |
ページ数 | 304ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 2,420円 |
No.5:
マンガ宅建士 はじめの一歩(住宅新報出版)
次に紹介するのは、住宅新報出版の「マンガ宅建士 はじめの一歩」です。
住宅新報出版というと、「パーフェクト宅建」シリーズや「楽学宅建士」シリーズがありますが、特にそれらのシリーズには属さず、独立した宅建マンガになっています。
この宅建マンガは白黒印刷で、巻頭の導入部分のみフルカラーのページがあります。
1テーマにつき6ページの区切りになっていて、そのうち5ページがマンガで、最後の1ページが解説文章というページ構成です。
マンガ部分が多いので、登場人物のセリフの中に、しっかりと基礎知識の説明が入っています。そして最後の解説ページで、マンガで出てきた内容を改めて文章で整理し直してまとめるという構成です。
出典:Amazon
各テーマごとに5ページ分のマンガになっていて、登場人物は固定されておらず、日常の1コマを題材にした1テーマごとのオムニバス形式のマンガです。
セリフの文字が小さく、文字数も多いので、読むのがけっこうしんどいと思います。
また、マンガのタッチが古いのも気になりますね、、サザエさんやコボちゃんを連想してしまいます。。
- 白黒印刷。巻頭の導入部分のみフルカラー
- 1テーマにつき6ページの構成
- 5ページがマンガ、最後の1ページが解説文章
- 日常の1コマを題材にした1テーマごとのオムニバス形式
- 文字が小さく、文字数も多いため読むのがしんどい
- マンガのタッチが古い
マンガ宅建士はじめの一歩(2024年版) | |
著者 | 久保 望 (原著), 井上 のぼる (イラスト) |
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出版社 | 住宅新報出版 |
発売日 | 2023/10/6 |
ページ数 | 424ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 2,750円(電子書籍 2,695円) |
- 宅建の基本テキストは、宅建のおすすめテキスト【人気テキスト徹底比較!】のページでご紹介しています。
おすすめの宅建マンガまとめ
以上のとおり、宅建マンガについて、順にご紹介してきました。
最後に、特徴などを一覧表で整理しておきますので、比較検討する際の参考にしていただければと思います。
- 基本テキストはこちら⇒宅建のおすすめテキスト【人気テキスト徹底比較!】
- 問題集はこちら⇒宅建のおすすめ問題集・過去問
- 独学の勉強法はこちら⇒宅建の独学に必要な勉強時間は?おすすめ勉強法を解説
独学が不安な方はこちら⇒初心者向けの宅建通信講座を徹底比較! 最安値は19,800円! |