測量士補の独学におすすめのテキスト・問題集2024【人気7冊を比較ランキング!】
更新日:2024年9月28日
測量士補試験に「独学」で挑戦する場合に一番悩むのが、テキストや問題集・過去問、参考書などの教材選びだと思います。
そこで、測量士補・土地家屋調査士試験合格者の管理人が、測量士補試験の独学におすすめの人気テキスト・問題集・過去問を徹底比較し、ランキング形式で紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
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- 測量士補を取得すれば、土地家屋調査士の午前の部の試験が免除となります。土地家屋調査士のおすすめテキストはこちら⇒土地家屋調査士の独学におすすめのテキスト・問題集
測量士補の独学におすすめのテキスト【2024年版】
私が測量士補試験を受験した当時は、市販テキストの種類も少なく、私のような基礎知識のない文系の人間が独学で勉強できるようなテキストは存在しませんでした。
しかし最近は、独学者向けの新しいテキスト・参考書が続々と出版されています。
そこで、これらの人気テキストを、それぞれ実際に購入して読み比べてみましたので、以下で比較しながらランキング形式で紹介していきたいと思います。
- No.1:測量士補 合格ガイド
⇒ 完全な初心者に一番のおすすめ! - No.2:いちばんわかりやすい!測量士補テキスト&問題集+予想模試
⇒ No.1と並んで初心者におすすめ! - No.3:1冊合格!測量士補試験
⇒ 測量の学習経験者におすすめ! - No.4:やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト
⇒ 初心者向け - No.5:よくわかる測量【マンガと図解で身につく】
⇒ 本格的な学習を始める前の入門書 - No.6:測量士補試験 ポイント攻略テキスト&問題集
⇒ 測量の学習経験者向け - No.7:鉄則!測量士補合格ノート
⇒ 独学には適さない
No.1:
測量士補 合格ガイド(翔泳社)
まず最初に紹介するのは、翔泳社の「測量士補 合格ガイド」です。(2015年初版)
※ 最新版は2022年の第4版ですが、2023年の作業規程の準則の一部改正には対応していませんのでご注意ください。改正対応の改訂版が出版されるまでは、No.2で紹介している成美堂のテキストをおすすめします。
測量を初めて勉強するような完全な初心者には、「測量士補 合格ガイド」を一番におすすめします!
このテキストは、20年以上前から「測量士・測量士補 試験対策WEB」を主宰し、受験生から高い支持を得ている松原洋一先生が執筆されたテキストです。
2015年の初版以来、改訂版の出版を重ねており、いわば測量士補試験の定番テキストといっても過言ではないテキストになっています。
出典:Amazon
まず、見た目の印象は、2色刷り(黒・青)で、図表やイラスト・写真も多くて見やすいです。
このテキストでは、測量とは何か、というところから解説が始まり、測量士補試験で必要となる数学(度数法、ラジアン、平方根、相似形、三角関数など)についても、やさしく解説してくれます。
そして、測量に使用する機械(トータルステーションやトランシット等)の写真を掲載し、その使い方の概要についても丁寧な説明があります。
このような基礎編が終わってから、実際の試験問題を解くために必要な知識について、順次、過去問で確認しながら解説してくれます。
著者は、大学講師のほか、民間の経験や教育訓練センター講師、そして、測量士・測量士補の試験対策に携わってきた経験がありますので、試験問題を解くために必要な知識を、わかりやすく伝えることができるんですね。
これなら完全な初心者でも、挫折することなく学習を進め、本試験問題を解くための知識が身に付けられるはずです!
測量士補合格ガイド(第4版) 著者: 松原洋一 出版社: 翔泳社 発売日: 2022/10/1 ページ数: 461ページ サイズ: A5判 価格: 2,860円 |
No.2:
いちばんわかりやすい!測量士補テキスト&問題集+予想模試(成美堂出版)
次に紹介するのは、さらに新しい2021年が初版のテキストで、成美堂出版の「いちばんわかりやすい!測量士補テキスト&問題集+予想模試」です。(黒・赤の2色刷り)
このテキストも、完全な初心者向けで、受験対策テキストとしての完成度が高く、宅建などの人気資格を勉強したことのある受験生にとっては、もっとも馴染みやすい構成だと感じます。
計算問題の基礎知識(三角関数やラジアンなど)の解説から始まり、イラストや写真・図表を豊富に使って、試験に必要な知識を順次解説してくれます。
完成度が高いと感じるのは、適宜、「ここが大事!」という枠囲みで重要知識を整理してくれる点や、赤シートで重要なワードを暗記できる点、そして、特に暗記が必要な事項がゴロ合わせで覚えられる点です。
こういう構成は、人気資格のテキストでは当たり前ですが、測量士補のようなマイナー資格では、なかなかありませんので有難いですね。
そして、各項目ごとに、実際の過去問を解いて知識を確認していきます。タイトルが「テキスト&問題集」となっていますが、上記の「測量士補 合格ガイド」の本文中に掲載されている問題量と大差ないと思います。
最後に、オリジナルの予想模試1回分がついています。(このテキストは毎年改訂版が出るわけではありませんので、予想模試の意味がどれほどあるかは不明です)
とにかく、完全な初心者にもわかりやすく、上記の合格ガイドと並んでおすすめしたいテキストです!
いちばんわかりやすい!測量士補 テキスト&問題集+予想模試 著者: コンデックス情報研究所 出版社: 成美堂出版 発売日: 2023/11/2 ページ数: 504ページ サイズ: A5判 価格: 2,750円 |
No.3:
1冊合格!測量士補試験(日本能率協会マネジメントセンター)
次に紹介するのは、2019年に創刊された「1冊合格!測量士補試験」です。印刷は、2色刷りです。
このテキストは、アガルート講師の中山祐介先生が執筆されたテキストです。
中山祐介講師が担当するアガルートアカデミーの測量士補・土地家屋調査士講座は、とても画期的なもので、個人的にはベタ褒めしている講座ですが、こちらのテキストについては、完全な初学者におすすめするのは少し難しいように感じます。
一方、ある程度の基礎知識がある方には、とてもおすすめできるテキストです!
テキストと問題集を一体化することでコンパクトに仕上げながらも、合格に必要な情報は盛り込まれていますので、この1冊だけで合格することが可能だと思います。
出典:Amazon
基本的なページ構成は、左ページで知識の整理、右ページでその知識に対応した一問一答が収録されています。
さらに、各科目ごとに、出題される計算問題の全パターンも収録・解説されています。
また、赤シート(目隠しシート)に対応していますので、重要語句を目隠しして暗記することもできますし、問題演習についても、答えを隠しながら解くことができますので、とても便利です。
ただ、これだけコンパクトに仕上げた関係上、説明が少なく、結論のみが記載されているような部分も多く見受けられます。
このため、何も知らない完全な初学者には、少し厳しいように感じますので、学習経験者におすすめの1冊です!
1冊合格!測量士補試験(改訂2版) 著者: 中山 祐介 出版社: 日本能率協会マネジメントセンター 発売日: 2023/12/20 ページ数: 248ページ サイズ: B6判(一般的なテキストより小さい) 価格: 1,980円 |
No.4:
やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト(オーム社)
次に紹介するのは、「やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト」です。(2016年初版)
No.1・2で紹介したテキストと同様、初心者向けのテキストになります。
こちらも2色刷りですが、合格ガイドに比べると図表・イラストは少なく感じますね。
出典:Amazon
本文は丁寧な解説で、順次、例題や過去問を解きながら知識を確認していくという点では、「測量士補 合格ガイド」と同様ですが、記述が教科書的な印象で、わかりやすさではやや劣ると感じます。
このテキストは、高校教諭が著者であることから、少し堅い記述になっているのかもしれません。
なお、初版では数学の解説が載っていないのが致命的な欠点でしたが、改訂2版から「計算の基礎知識」として、測量士補試験の問題を解くために必要な数学の解説が追加されましたので、「測量士補 合格ガイド」との差は縮まってきましたね。
やさしく学ぶ 測量士補試験 合格テキスト(改訂3版) 著者: 近藤 大地 出版社: オーム社 発売日:2023/12/26 ページ数: 384ページ サイズ: A5判 価格: 2,860円 |
No.5:
よくわかる測量【マンガと図解で身につく】(U-CAN)
次に紹介するのは、ユーキャンが出版している参考書「よくわかる測量【マンガと図解で身につく】」です。(2021年初版)
導入部分のみフルカラーになっていて、本体のページは赤系の2色刷りです。
この本は、測量士補の試験対策をするためのテキストではなく、測量に関する基礎知識が気軽に学べる参考書です。
このため、測量士補のテキストとしてはおすすめできません。
ただし、上記で紹介してきたテキストを読んでみて、難しくて挫折してしまった、、、という人は、本格的な勉強に入る前の、取っ掛かりとして読んでみてもいいかもしれませんね。
各章ごとに、マンガがあってから、文章による解説ページがあります。
マンガ部分
文章による解説ページ
出典:Amazon
マンガ部分と解説ページの割合を、ページを繰って数えてみたところ、マンガ:解説文章 ≒ 1:2 の割合になっていました。
マンガ部分よりも文章による解説の方が圧倒的に多いという点には、注意してください。
よくわかる測量【マンガと図解で身につく】 著者: 海津 優 出版社: U-CAN 発売日:2021/4/30 ページ数: 224ページ サイズ: A5判 価格: 1,760円 |
No.6:
測量士補試験 ポイント攻略テキスト&問題集(公論出版)
次に紹介するのは、公論出版の「測量士補試験 ポイント攻略テキスト&問題集」です。
このテキストは、1冊の中に「テキスト」+「一問一答」+「過去5年分の過去問」が凝縮されています。
出典:Amazon
このため、基礎知識のある受験生は、これ1冊のコンパクトな学習でも十分に合格できると思います。
ただし、基礎知識のない初心者は注意してください。
テキスト部分は文章中心の解説で、イラスト・写真は少なく、過去問を解くための最小限の解説しかないため、まったくの初心者が独学で勉強するには厳しいと思います。
測量士補試験 ポイント攻略テキスト&問題集(令和6年5月受験版) 著者: 公論出版 出版社: 公論出版 発売日: 2023/12/1 ページ数: 370ページ サイズ: A5判 価格: 2,530円 |
No.7:
鉄則!測量士補合格ノート(東京法経学院)
最後は、「鉄則!測量士補合格ノート」です。
白黒印刷で、文字がぎっしりと詰まっているという印象です。
こちらは以前から「測量士補合格ナビゲーション基本テキスト」という名称で発売されていたものを、2016年に名称変更したものです。
このテキストは、「東京法経学院」の通学/通信講座のテキストとしても使用されているもので、プロの講義を受講しながら学習するには適していると思いますが、まさしく教科書というもので、独学で学習するには厳しいと思います。
鉄則!測量士補合格ノート(四訂版) 著者: 黒杉茂 出版社: 東京法経学院出版 発売日: 2023/8/30 ページ数: 703ページ サイズ: B5判(一般的なテキストより大きい) 価格: 4,400円 |
測量士補の独学におすすめの問題集・過去問
次は、測量士補試験の問題集(過去問)を紹介します。
上記で紹介したテキスト内に収録されている練習問題・過去問だけで合格できる人もいるかもしれませんが、やはり、過去問演習にも取り組んでおくのがおすすめです。
測量士補の過去問は、メジャーどころとして、日建学院の「測量士補 過去問280」と東京法経学院の「鉄則!測量士補過去問アタック」の2冊があります。
これらの問題集についても、それぞれ実際に購入して内容を確認してみましたので、ここで比較して紹介したいと思います。
No.1:
測量士補 過去問280(日建学院)
測量士補の過去問題集として、一番のおすすめは、日建学院の「測量士補 過去問280」です。
この過去問は、過去10年分の全過去問を分野別・項目別に収録した問題集になります。
各問題ごとに、出題年度と重要度(A~C)が記載されているほか、チェック欄が5枠ついており、間違えた問題や解答に自信がない問題などをチェックできるようになっています。
また、ページ構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説が記載されています。
このため、問題を解くごとにいちいちページを繰らなくて済むので、使いやすいと思います。(ただし、問題を解く際に解答が目に入ってしまわないように、解答部分を隠しながら問題を解く必要はあります。)
測量士補 過去問280(令和7年度版) 著者: 日建学院 出版社: 建築資料研究社 発売日: 2024/9/25 ページ数: 508ページ サイズ: A5判 価格: 3,080円 |
No.2:
鉄則!測量士補過去問アタック(東京法経学院)
次に、東京法経学院の「鉄則!測量士補過去問アタック」です。
こちらも、過去10年分の全過去問を分野別・項目別に収録した過去問題集になっており、東京法経学院の通学/通信講座でも使用されている過去問題集です。(2016年版までは、「測量士補 過去問マスター」という名称で販売されていたものです。)
この過去問題集は、各問題ごとに、出題年度が明記されていますが、「測量士補 過去問280」のような重要度やチェック欄はついていません。
また、問題部分と解説部分とが分けてあるため、問題を解いた後に解説ページまでいちいちページ繰らないといけないようになっています。
※ 2016年版の「過去問マスター」までは、問題と解説が見開き形式になっていましたが、2017年版から「アウトプット学習と実力診断をしやすく配慮」するために、解説を後半部分にまとめたとのことです。
さらに、問題に連番が振られていないため(問題には、出題年度と出題番号とが振られています。)、解説ページも探しにくいです。
問題と解説とが離れている点については、好みによるのかもしれませんが、個人的には、すぐに確認できる日建学院の「測量士補 過去問280」の方が使いやすいと思います。
鉄則!測量士補過去問アタック (2025年版) 著者: 東京法経学院編集部 出版社: 東京法経学院出版 発売日: 2024/9/2 ページ数: 632ページ サイズ: A5判 価格: 3,960円 ※Amazonで「在庫切れ」となって購入できない場合は⇒東京法経学院オンラインショップへどうぞ |
No.3:
無料で解ける測量士補試験の過去問(PDF)
測量士補試験の実施機関「国土地理院」の公式サイトにおいて、過去5年分の試験問題及び解答例が無料公開されています。
この過去問は、法改正などは反映せず、出題した当時のまま掲載されていますし、正解番号は掲載されていますが解説はありません。
このため、どんな試験問題が出題されるか、雰囲気を見てみるといった程度の使い方しかできないと思いますが、無料ですので、試験にチャレンジするかどうかの参考に見てみてもいいかもしれませんね。
私が挫折した測量士補テキスト(おすすめしません)
参考までに、私自身が平成17年に測量士補試験を受験した際に使用したテキストについて、以下に記載させていただきます。
当時は、とりあえずネット上で測量士補の受験対策として定評のあるテキストや問題集を調べた上で、市販のものを何冊か購入してみました。
ところが、勉強に取り組んでみると、予備知識など一切ない文系の私にとっては理解できないことばかりで、いずれも挫折してしまいました。
ちなみに、挫折したテキスト等は以下のとおりです。
- 測量士補受験用図解テキスト(1)新版 測量の基礎知識(市ヶ谷出版社)
- これだけはマスター!ザ・測量士補(弘文社)
- 測量士補重要アイテム105(東京法経学院出版)
- 測量士補 過去問マスター(東京法経学院出版)
その後、測量士補を独学で取得するのは無理なのか、、と思い、だからと言って予備校に通うような時間もないし、通信講座を受講するような金銭的な余裕もないしと途方に暮れながらネットで色々と調べていたところ、ユーキャンに測量士補講座があることを発見しました。(⇒残念ながら、ユーキャンの測量士補講座は、平成29年8月に休講となってしまいました。。)
ユーキャンの通信講座は、予備校のような講義を視聴することはできませんが、費用は安価です。ユーキャンのサイトには、「解説図やイラストが多く、測量についてまったく知識のない人でもムリなく理解できます。」と書いてありましたので、ユーキャンに賭けてみることにしました。
そして、ユーキャンの測量士補講座の教材(中古品のテキスト)を入手したところ、非常にわかりやすく、それまでに挫折したテキスト達とはまったく次元の異なるものでした。
基礎知識をまったく持っていない人が測量士補試験を受験をする場合は、ユーキャンの教材がもっとも適していると思います。余計な専門的なことが書いておらず、まったくの素人でも理解でき、かつ、試験対策として必要十分な内容について、わかりやすく解説されているからだと思います。
なんと!ショックなことに、2017年8月1日から、ユーキャンの測量士補講座が「休講」になってしまいました。非常に残念です。。。
ユーキャンさん、ぜひ測量士補講座の再開をお願いします!
■ ユーキャンの測量士補講座 (休講中)
受講料:49,000円
標準学習期間: 6ヵ月
添削回数:9回
、、、と思っていたら、、、
オンライン資格予備校の「アガルート」が測量士補講座を開講!ついに、ユーキャンに代わる救世主が現れました!
アガルートは、フルカラーテキストを使用し、講師は、土地家屋調査士試験を全国1位で合格後、大手資格予備校(LEC)で講師を務めたカリスマ講師「中山祐介」先生が務めるなど、誰もが待ち望んでいた講座内容を、低価格(約8万円)で提供してくれます!驚異の合格率95.2%!
- 測量士補のおすすめ通信講座をランキング形式で紹介するページはこちら⇒測量士補のおすすめ通信講座【人気6社比較ランキング!】
測量士補試験に関するよくある質問
それでは最後に、測量士補試験に関するよくある質問をまとめましたので、参考にしてください。
試験日はいつ?年に何回ある?
測量士補試験は、年に1回だけ、5月の第3日曜日に実施されます。
2024年度(令和6年度)の測量士補試験の日程は、以下のとおりです。
願書配布 | 令和6年1月5日(金)~ |
---|---|
申込期間 | <郵送> 令和6年1月5日(金)~1月30日(火)※消印有効 ⇒国土地理院ホームページ(測量士補試験) |
試験日 | 令和6年5月19日(日) |
試験時間 | 午後1時30分~4時30分(3時間) |
合格発表 | 令和6年6月27日(木)午前9時 |
受験料 | 2,850円 |
2025年度の試験日(予想)
測量士補試験が、例年どおり5月の第3日曜日に実施されると仮定すると、2025年度(令和7年度)の測量士補試験日は、下記のとおり予想されます。
- 【試験日(予想)】令和7年5月18日(日) 13時30分~16時30分
どれぐらい難しい?合格率は?
測量士補試験の合格率は、上記のグラフのとおり、おおむね30%程度で推移しています。
合格率30%というと、国家資格としては、それほど難しくない難易度ですので、比較的取りやすい資格といえます。
合格点は何点?
測量士補試験は、「絶対評価」方式の試験のため、この点数さえ取れば合格という「合格点(合格ライン)」が決まっています。
択一式(マークシート方式)で出題される28問のうち18問を正解すれば合格です。28問中18問ということは、約64%の正解率になります。
実際には点数で換算されますので、700点満点(1問25点×28問)のうち、450点(1問25点×18問)を取れば合格です。
合格するにはどれぐらい勉強すればいい?
測量士補試験に合格するためには、一般的に、200時間程度の勉強時間が必要と言われています。
仮に、1日に3時間の勉強をするなら2ヶ月程度の学習期間になりますし、1日に2時間なら3ヶ月程度、1日に1時間なら約半年の学習期間になりますね。
1日の勉強時間 | 学習期間 |
---|---|
3時間 | 約2ヶ月 |
2時間 | 約3ヶ月 |
1時間 | 約半年 |
私自身は、1日1~2時間の勉強で、4ヶ月間(200時間)で合格できました。