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賃貸不動産経営管理士の独学に必要な勉強時間は?おすすめ勉強法を解説!

更新日:2025年6月13日

賃貸不動産経営管理士の独学に必要な勉強時間・勉強法

 賃貸不動産経営管理士は、2021年度から国家資格になり、人気が急上昇している資格です。

 また、合格率は30%程度あるため、独学でも比較的容易に合格できる資格でもあります。

 では、この賃貸不動産経営管理士試験に独学で合格するにはどれぐらいの勉強時間が必要なのでしょうか。そして、どんな勉強法で勉強すればいいのでしょうか。

 このページでは、賃貸不動産経営管理士に一発合格した私の経験に基づき、必要な勉強時間やおすすめ勉強法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。賃貸不動産経営管理士のほか、宅建士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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賃貸不動産経営管理士の独学に必要な勉強時間は?

賃貸不動産経営管理士の独学に必要な勉強時間

 それでは、賃貸不動産経営管理士に独学で合格するために必要な勉強時間から解説していきたいと思います。

賃貸不動産経営管理士の勉強時間
  • 初心者の勉強時間の目安は200時間
  • 宅建・管理業務主任者の合格者なら半分(100時間)でOK
  • 必要な学習期間は3ヶ月前後

初心者の勉強時間の目安は200時間

 一般的に、初心者が賃貸不動産経営管理士試験に合格するために必要な勉強時間は200時間と言われています。

 人それぞれ、予備知識や実務経験などに違いがありますので一概には言えませんが、初心者の場合は、おおむね200時間を目安として、学習計画を立てていただければと思います。

宅建・管理業務主任者の合格者なら100時間でOK

 一方、宅建や管理業務主任者試験の合格者なら、試験科目の多くが重なっていますので、もっと短い勉強時間での合格も可能です。

 私の場合は、既に宅建・管理業務主任者・マンション管理士にも合格していましたので、賃貸不動産経営管理士には、33時間の勉強時間で合格することができました。

 ですので、宅建などの合格者の場合は、半分ぐらい(100時間)の勉強時間があれば、十分に合格できるはずです。 

必要な学習期間は3ヶ月前後

 賃貸不動産経営管理士試験に合格するためには3ヶ月前後の学習期間が必要といわれています。

 賃貸不動産管理士試験は、例年11月の第3日曜日ですので、その3ヶ月前、つまり、8月の半ば頃から勉強を開始すれば、3ヶ月の学習期間が確保できますね

 とはいえ、1日あたり何時間の勉強をするかによって、必要な学習期間はいくらでも変わります。

 私の場合は、1日30分の勉強時間で、約2ヶ月間勉強しました。(30分×60日=30時間≒33時間)

 合格者の中には、最短1ヶ月で合格する人や、半年かけて勉強する人など様々かと思います。

1日の勉強時間とスケジュール

 では、賃貸不動産経営管理士の合格に必要な勉強時間が200時間とした場合に、1日の勉強時間によって、スケジュールがどのように変化するのか確認しておきたいと思います。

1日の勉強時間 学習期間
1時間 6ヶ月強
2時間 3ヶ月強
3時間 2ヶ月強

 例えば、1日の勉強時間が1時間なら6月強の学習期間になりますし、2時間なら3ヶ月強、そして3時間なら2ヶ月強、といった形でスケジュールを組んでいただければいいかと思います。

宅建・マン管・管業と勉強時間・難易度を比較

賃貸不動産経営管理士の勉強時間を他資格と比較したグラフ

 賃貸不動産経営管理士試験の合格に必要な200時間という勉強時間は、他の資格試験に比べると、どれぐらいの難易度になるのでしょうか。

 合格に必要な勉強時間は、その資格の難易度と相関関係があります

 不動産系資格の宅建・マンション管理士・管理業務主任者の勉強時間を一覧表にすると、以下のようになります。

資格名 難易度(合格率) 必要な勉強時間
マンション管理士 約 9% 500時間
宅建士 約 15% 300時間
管理業務主任者 約 20% 300時間
賃貸不動産経営管理士 約 30% 200時間

 このように、難易度が高い(合格率が低い)資格試験ほど、合格に必要な勉強時間も多くなっていますね。

 こうして比べてみると、賃貸不動産経営管理士は、宅建やマンション管理士・管理業務主任者などの不動産資格の中で、一番取りやすい資格というのがよくわかると思います。

賃貸不動産経営管理士の独学におすすめの勉強法

独学におすすめの賃貸不動産経営管理士の勉強法

 次は、賃貸不動産経営管理士の独学におすすめの勉強方法を紹介したいと思います。

 この勉強法は、私の当時の勉強法そのものではなく、その後、司法書士やFP1級などの難関資格に挑戦するなかで、いかに効率的に勉強するか追及し、ブラッシュアップした勉強法になります。

 おすすめ勉強法の全体の流れは下記のようになりますので、順に解説していきます。

賃貸不動産経営管理士の勉強法
  • テキスト・過去問を選ぶ(最低限1冊ずつあればOK)
  • テキストを通読して全体像を把握する
  • 問題集を解きながらテキストを覚える(最低3周)
  • 模試を受験する(又は予想問題集を解く)
  • 総復習する

①テキスト・過去問を選ぶ(最低限1冊ずつあればOK)

テキスト・過去問を購入する

 まずは、賃貸不動産経営管理士試験のテキスト選びから始めましょう。そして、そのテキストに対応した過去問も併せて選びます

 独学の場合、最低限、テキストと過去問がそれぞれ一冊ずつあれば合格できます!

 おすすめのテキストや過去問については、下記の関連記事で詳しく紹介していますので、そちらを参考にしてください。

②テキストを通読して全体像を把握する

 テキストと過去問を購入したら、まずはテキストを一通り読みます

 細かいところは気にせず、大雑把にイメージを把握するぐらいで構いません。細かいところを気にすると前に進めなくなり、挫折するおそれがありますので。。

 独学の場合、わからないことがあっても講師に質問することはできませんので、ネットで検索するなど自分で解決するしかありません。

 ただし、ここで深入りすると前に進まなくなるため、これが独学の大きな落とし穴になります。わからないから悩む、、そして解決できずに投げ出す。。

 こうならないようにするには、気にせず前に進むことです。とにかく進む!

 何度も繰り返すうちにわかるようになります。テキストでわからなくても、問題集を解けばわかることもあります。一度解いてわからなくても、二度目に解いたらわかることもよくあります。

 ですので、とにかく悩み込むんでしまうのが一番ダメです。

 最初にテキストを読む際は、余計なところで引っ掛からないように注意してください。

③問題集を解きながらテキストを覚える(最低3周)

 テキストを一通り読んで全体像を把握したら、次は問題集を解きながらテキストを覚えていきます

 これが、全体の8~9割を占める重要な勉強のパートになります。

 問題集を解くといっても、いきなり問題を解くわけではありません。

1周目の解き方

 1周目は、以下の手順で解き進めます。

1周目の解き方
  1. 問題の肢を読む
  2. その問題に対応するテキストの箇所を探す(該当部分を見つけるまでは斜め読み)
  3. その問題が解ける範囲でテキストを読む
  4. テキストの内容が頭にインプットできたら問題を解く

 これを、1肢ずつ繰り返していきます。

 なお、問題を解く際のコツ・注意点については、このあと独学で合格するコツ・注意点のところで詳しく解説します。

2周目の解き方

 2周目は、以下の手順で解き進めます。

2周目の解き方
  1. 問題の肢を読む
  2. テキストの内容が頭に浮かべばそのまま解く
  3. 頭に浮かばないときは、テキストの該当部分を読んで頭にインプットしてから問題を解く

 この手順で2周目を解いていきます。

3周目以降の解き方

 そして、3周目以降も基本的には同じ解き方で進めます。

 ただし、3周目ぐらいになれば、テキストが頭に浮かぶ問題が増えてくると思いますので、記憶が曖昧な問題は、あとで復習できるようにチェックを入れておきます。(チェック欄がある問題集ならそこにチェックを入れる。チェック欄がないなら☆印を入れるなど)

 3周目が解き終わったら、チェックを入れた問題を解き直し記憶がまだ曖昧な問題には、もう一つチェックを入れておきます。(チェック欄がなければ、☆☆印を入れるなど)

 その後さらに、ダブルチェックが入った問題を解き直します

 これで、最低3回、苦手な問題は4~5回は解いたことになりますので、これだけ解いておけば、もう合格レベルに達しているはずです。

④模試を受験する(又は予想問題集を解く)

 直前期には、模試(模擬試験)を受けてみて、勉強の仕上がり具合を確認します。

模試の効果

 模試を解くことで、自分の実力を知ることができ、苦手分野・弱点を把握することができます。

 また、受験指導校が過去の出題傾向を分析したうえでの予想問題が出題されるため、その年の本試験に出題される可能性が高い問題を押さえることもできます。

 そして、本試験と同じ時間・形式で行われるため、解答の時間配分やマークシートの解答形式、本試験での緊張感に慣れることなどの効果も期待できます。

模試を受ける時期

 なお、模試を受ける時期は、人それぞれ勉強の進み具合によって異なると思いますが、できれば過去問を3周以上解いた後に受けるようにしてください。

 それより早い時期に受けると、そもそも知識が身についていないため、弱点の把握など模試の効果が得られませんので。

予備校の模試 or 予想問題集

 模試としては、予備校が実施する模試を受験する方法と、それに代えて予想問題集(模試)を解く方法の2種類が考えられます。

 それぞれ、以下のページで紹介していますので、参考にしてください。

⑤総復習する

 模試のあと、本試験までの期間は、これまでやってきた勉強の総復習です。

 模試で合格点を超えた場合は、今の知識を維持できるよう、これまでどおり勉強を継続すればOKですね。

 逆に、合格点に届かなかった場合は弱点を分析し、特定の分野が弱いことがわかれば、その弱点を集中的に補強していきます。

 全体的に知識が足りないようなら、気合いを入れ直す必要があります。本試験に向けて、勉強のペースを上げて、徹底的に知識を叩き込んでいきましょう

独学で合格するコツ・注意点

 次は、賃貸不動産経営管理士試験に独学で勉強する際のコツ・注意点について、お伝えしたいと思います。

独学の勉強法のコツ・注意点
  • 知識はテキストに集約する
  • 問題集を解くことでテキストを記憶する
  • テキストの確認した箇所に線を引く
  • 勉強のモチベーションをいかに維持するかがポイント

①知識はテキストに集約する

 上記の勉強法で、問題の肢を読んで、テキストの内容が「頭に浮かばないときは、テキストの該当部分を読んで頭にインプットしてから問題を解く」と書きました。

 賃貸不動産経営管理士試験は、ほぼほぼ暗記試験です。知識として頭に入っているかどうか、試験問題を解く際に、その知識を思い出すことができるかどうか、が問われる試験です。

 思い出すときは、必ずテキストを思い出すようにします。問題集の解説を思い出すわけではありません

 テキストと問題集に記憶が分散してしまうと、正確な知識にならずロスが出てしまいます

 また、問題集で覚えると体系的な知識になりません。バラバラで継ぎはぎの知識にしかならないんです。

 このため、問題を解くための知識がテキストに載っていない場合は、テキストにメモを書き込むようにします。

 必ずテキストを思い出すことを徹底することで、知識がテキスト1ヶ所に集約され、体系的な知識にすることができます

 そうすることで、同じ論点でも異なる角度から問われるような問題や、少し応用的な問題にも対応できるようになるはずです。

②問題集を解くことでテキストを記憶する

 問題集を解くことは、テキストの知識を記憶に定着させるための手段です。

 テキストを読むだけではなかなか知識を定着させることができませんが、記憶を何度も出し入れすることで、定着させることができます

 問題を解くことで、目の前にテキストがない状態で、テキストの内容を思い出す練習ができるわけです。

 問題を解く際に、テキストの内容が頭に浮かんでこなければ、必ずテキストを読み返すことを徹底しましょう。

 問題演習とは、思い出す訓練です。問題を解くことで、テキストを記憶するんです

 そして、その問題で直接問われている知識だけでなく、関連知識もすべて頭に浮かべられる状態にまで記憶していきます。(関連知識というのは、過去問の解説ページで整理されているような周辺知識のことです。)

 これは、私にとって、資格試験の勉強法における鉄則だと思っています。

③テキストの確認した箇所に線を引く

 曖昧な知識を確認するためにテキストを読み返したときは、そのポイントとなる箇所に鉛筆やマーカーなどで線を引くようにしましょう。

 私は、以前はマーカーで線を引いていましたが、最近は(司法書士試験やFP試験)、鉛筆(シャープペン)だけで線を引くようになりました

 マーカーで引くと、引き間違いや引き過ぎなどの修正がしにくいことや、強弱の変化を付けにくいのが理由です。

 マーカーで色分けすれば、意味合いに変化を持たせることもできますが、私はシャープペンで、「下線のみ」、「四角く囲む」、「丸く囲む」など変化をつけています

 また、何度読んでも記憶に残っていないところは、そこを確認するたびにシャープペンで何重にも線を引いたり、グリグリ囲ったりしながら、頭に叩き込んでいくことができるので、私は鉛筆(シャープペン)で線を引く方が好きです。

 なお、テキストを読んだ際に、すっと頭に入ってこなかった場合は、次に読んだ際に同じことを繰り返さないように、自分なりに理解した過程や記憶した過程を一言でわかりやすくメモしておくといいですね。

④勉強のモチベーションをいかに維持するかがポイント

 モチベーションが下がったときに、どうやってモチベーションを上げればいいか、私自身の経験をもとに、挙げてみたいと思います。

  • 友人や家族など周りの人に、賃貸不動産経営管理士試験を受験することを公表する。
     周りの人に公表してしまえば不合格になると恥ずかしいと思い、頑張ろうという気持ちになりますよね。
  • SNSで勉強アカウントを作る。
     X(Twitter)などのSNSで勉強アカウントを作るのもいいですね。
     毎日(毎週)、勉強の進捗をポスト(ツイート)することで、フォロワーに監視されているような気持ちになりますし、お互いに「いいね」を押し合って励まし合いながら勉強を続けることができます。
     ちなみに、私のアカウントはこちらです⇒X(Twitter)
  • 勉強する場所を変える。
     いつも同じ場所で勉強していると、だらけてしまいますが、そんな場合は、勉強する場所を変えるのもいいかもしれません。
     喫茶店や図書館などで勉強してもいいですし、外に出るのが難しければ、家の中で、違う部屋に移動するだけでも気分転換になるのではないでしょうか。
     私はよく、コワーキングスペースを利用していました。家に比べると、集中力が断然上がります。
  • 何のために賃貸不動産経営管理士試験の合格を目指しているのか思い返す。
     そもそも何のために賃貸不動産経営管理士の合格を目指しているのか思い返してみれば、またやる気もアップしてきます。
  • 合格したら〇〇をする。といった計画を立てる。
     合格したらご褒美で旅行に行くとか、ご馳走を食べに行くとか、色んな計画を立てるというのもいいですね。
  • 1日に〇時間必ずやると決める。または、〇ページ必ず読むと決める。
     具体的に数値目標がある方が、やる気が出ますよね。達成感も出ます。
  • 根を詰めないで、余裕をもって。休憩を取りながら。
     あまり根を詰めすぎると、精神的にも体力的にも持ちませんので、ほどほどに。
  • 勉強の記録をつける。
     今日は何ページ進んだ、何時間勉強した。という記録を毎日つけましょう。
     これをすると、達成感が出ます。逆に、今日はあまり進まなかった、、明日はがんばろう!という気持ちにもなります。
  • 勉強が遅れてきたら、随時スケジュールを見直す。
     スケジュールどおりに進まないから、もうダメだ、、間に合わない。とすぐに諦めてはいけません。ここからが勝負どころです。ここで踏ん張れる人が合格するんです。スケジュールどおりできる人なんていません。妥協できるところは妥協して、最低限・最小限の勉強内容に絞り込んで、スケジュールを見直しましょう。

 独学で勉強する場合、実は、勉強を続けるモチベーションを維持することが一番大変です。

 賃貸不動産経営管理士試験に合格できるかどうかは、このモチベーションを維持できるかどうか、にかかっていると言っても過言ではないと思います。

 つまり、最初に立てたスケジュールどおりに勉強できれば、きっと誰でも合格できると思うんです。

 しかし、スケジュールどおり勉強ができる人なんて、ほとんどいないと思います。私もそうです。

 私の場合は、スケジュールを崩しながらも、なんとかスケジュールの修正を繰り返し、ぎりぎりのラインで最後の仕上げまで持っていってゴールを迎えるというパターンが多いです。

 とにかく、最低限、テキスト1周問題集2~3周は回せるように、試験当日まで勉強を続けないといけません

忙しい社会人が独学する勉強時間を作る方法

 独学で賃貸不動産経営管理士の勉強をする場合、他資格に比べると短い勉強時間で合格できるとはいえ、忙しい社会人が働きながら勉強時間を確保するのは、なかなか難しいですよね。

 そこで、実際に私が勉強する際に実践していた勉強時間の作り方を紹介します。

社会人の勉強時間の作り方
  • スキマ時間に勉強する
  • 帰宅してから寝るまでに勉強する
  • 朝早く起きて勉強する
  • 睡眠時間を削って勉強する (あまりおすすめできませんが・・・)

スキマ時間に勉強する

 私がどうやって勉強時間を確保したかというと、賃貸不動産経営管理士試験では、スキマ時間のみを使って勉強しました。

 具体的には、「朝食(食パン)を食べながら+朝食後のコーヒーを飲みながらの15分」+「昼休みの15分」=30分 というような具合です。

 昼休みは1時間ありましたので、30分ぐらいは時間が余りますよね。この時間に、休憩所でコーヒーを飲みながら、スマホで勉強していました。

 当初の予定では、夕食後の時間も含めて、合計1時間の勉強時間を確保する予定でしたが、結局、半分の30分しかできませんでしたが。。

 スキマ時間としては、ほかにも通勤時間が考えられますね。

 私は車通勤でしたので通勤時間は使えませんでしたが、電車通勤の方にとっては電車の中で過ごす通勤時間は、勉強するにはなかなか適した時間ではないでしょうか。

 あとは、司法書士試験のときは、暗記事項をまとめた手のひらサイズの小さな紙切れを自分で作って、移動中に歩きながらチラチラ見ながら、何度も何度も暗唱して覚えていましたね。

 また、FPの試験では、入浴中や布団の中で、その日に勉強した内容を、ひととおり頭に思い浮かべて再生することで、記憶に定着させたりしていました。

帰宅してから寝るまでに勉強する

 賃貸不動産経営管理士試験については、このようなスキマ時間だけで勉強しましたが、それまでに合格した宅建やマンション管理士を受験した際は、仕事から帰ってきてから寝るまでの時間で2時間程度をしっかり確保して勉強していました。

 このように、夜に勉強する時間がしっかり確保できる方は、その時間で勉強するのが一番いいと思います。

 しかし、仕事を終えてから勉強するなんて疲れ果ててできない、、という方は、私のようにスキマ時間を使って勉強してみるといいかもしれませんね。

朝早く起きて勉強する

 また、朝早く起きて勉強する方法もありますね。

 私が管理業務主任者試験の勉強をした際は、まさにこれでした。夜には勉強時間が取れなかったため、朝1時間早く起きて、毎朝1時間ずつ勉強しました。

 私は、朝早く起きるのが苦手でしたので、この勉強時間の作り方はけっこう辛かったですが、朝起きるのが得意な方には、いい方法だと思います。

睡眠時間を削って勉強する(あまりおすすめできませんが・・・)

 司法書士試験の受験勉強の際は、体にかなり負担をかけてしまいましたが、仕事の残業が多く、どうしても勉強時間が確保できなかったため、夜寝る時間を遅らせて、睡眠時間を1時間削って勉強したこともありました。

 元々は6時間程度の睡眠時間でしたが、5時間まで減らしました(夜2時まで勉強して、朝7時に起きる)。その生活を続けた結果、体に異変が、、、ということで、あまりおすすめできない方法ですが、短い期間なら、瞬発力で乗り切ることも可能かもしれませんね。

独学に必要な勉強時間と勉強法まとめ

 以上、賃貸不動産経営管理士に独学で合格するための勉強時間や勉強法についてご紹介してきました。

 最後に、ここまでの内容を整理しておきたいと思います。

賃貸不動産経営管理士の勉強時間・勉強法まとめ
  • 勉強時間の目安は、200時間程度
  • 勉強期間は、3ヶ月前後が標準的
  • ただし、宅建や管理業務主任者試験の学習経験があれば、半分の勉強時間で合格可能
  • 独学の勉強法は、テキスト1冊を読み、問題集1冊を3回程度繰り返せばOK
  • 独学では悩み込むんでしまうのが一番ダメ。とにかく前に進むこと。
  • 問題集を解くことでテキストの記憶をする。テキストを確認した際には線を引く。
  • モチベーションの維持が一番大変なため、維持するための工夫が必要

 賃貸不動産経営管理士は、合格率が30%程度あり、国家資格としては比較的易しい資格です。

 さらに、宅建や管理業務主任者の受験経験のある方は、世間で言われるよりも短期間で合格することもできます。

 ただし、合格率30%ということは、70%の人は不合格になるわけですから、油断は禁物です。しっかりと対策をして、ぜひ合格を勝ち取ってください!

賃貸不動産経営管理士試験の受験結果

 令和元年度(2019年度)合格: 40問中35問正解(合格ライン:29問以上)

合格通知書

 賃貸不動産経営管理士試験の合格通知書です。一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会 会長の名で発行されています。

合格通知書(賃貸不動産経営管理士試験 令和元年度 大西雅明)

賃貸不動産経営管理士認定証

 そしてこれが、「賃貸不動産経営管理士認定証」です。令和3年12月に資格登録しました。

賃貸不動産経営管理士認定証(大西雅明 認定番号W02156)

賃貸不動産経営管理士証

 さらにこれが、カードタイプの「賃貸不動産経営管理士証」です。

賃貸不動産経営管理士証(大西雅明 登録番号(2)045685)

合格するための受験対策費用

 ちなみに、私が賃貸不動産経営管理士試験の受験対策に要した費用は、次のとおりです。

・通信講座スタディング「賃貸不動産経営管理士 合格コース(実戦力アップ演習講座付セット)」 13,800円

 独学でも、例えば、公式テキストも買って、市販テキスト1冊・市販問題集1冊・市販模試1冊を買えば、1万円ちょっとかかりますので、それと比べても、ほとんど差はありませんよね。

 私が勉強した通信講座「スタディング」の詳細については、スタディング賃貸不動産経営管理士講座の評判・口コミ【合格者の体験談】のページをご参照ください。

短期合格を目指すなら通信講座もおすすめ

 当ページでは、独学で勉強することを前提に、おすすめ勉強法や勉強時間などをご紹介してきましたが、独学が不安な方や、さらなる短期合格を目指したい方には、通信講座もおすすめです。

 下記の記事では、おすすめ通信講座を徹底的に比較してランキング形式でご紹介しています。初心者向け講座のほか、費用の安い講座、合格率の高い講座、サポートの充実した講座など目的別のおすすめ通信講座もご紹介していますので、参考にしてください。


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