更新日:2023年8月2日
TACの賃貸不動産経営管理士講座については、当サイトの賃貸不動産経営管理士の通信講座おすすめランキングのページで、おすすめNo.4でご紹介している講座です。
TACは、公認会計士・税理士・簿記などの会計資格を得意とする業界最大規模の予備校ですが、不動産資格においても定評があります。
このページでは、TACの賃貸不動産経営管理士講座の特徴や、どのような点が優れているのか、また、どのような点が残念なのか、評判・口コミを踏まえてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください!
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TAC賃貸不動産経営管理士講座の評判・口コミ
まずはじめに、TAC賃貸不動産経営管理士講座の評判・口コミから確認しておきたいと思います。
TACについて調べたところ、そこから私が感じた代表的な評判としては、以下のようなものが挙げられます。
良い評判・口コミ
- 大手スクールで実績と知名度もあり、安心できる
- ポイントを押さえた丁寧な講義がわかりやすい
- デジタル教材やWeb問題集、15分刻みの講義が便利
- 通信講座でも自習室が利用できる、回数無制限の質問サービスなどサポート体制が充実している
悪い評判・口コミ
- 受講料(価格)が高い
このように、TAC賃貸不動産経営管理士講座は、価格が高いことを除けば、良い評判が多いですね。
では、この評判について、私なりに分析してみたいと思います。
大手スクールで安心できる・講義がわかりやすい
TACは、会計資格を得意とする予備校ですが、不動産系・法律系資格にも強い業界最大規模の予備校です。
それに、「みんなが欲しかった!」シリーズのテキストも大人気で、知名度もさらに上がっていますよね。
大手予備校らしい充実のカリキュラムやプロフェッショナル講師陣など、TACに任せておけば大丈夫という、絶対的な安心感があります。
15分刻みの講義・デジタル教材やアプリが便利
TACは、大手予備校にしては珍しく、デジタル教材やWeb問題集、15分刻みの講義などを採り入れているのも特徴的ですね。
テキストがスマホで読める、スマホで問題が解ける、スキマ時間に講義が聴けるなど、通信教育会社のお株を奪うような便利さです。
サポート体制が充実している
サポートの充実というのも、大手予備校ならではの特徴ですね。
回数無制限の質問サポートはもちろんのこと、通信講座生でも自習室が自由に使えるというのは、便利ですよね。
受講料が高い
あとは、受講料の問題ですね。。。
大手予備校の場合は、通学スクールの運営費の問題から、通信講座専門の講座に比較して、高額になる傾向があります。
この賃貸不動産経営管理士講座に関しても例外ではありません。
大手予備校の安心感や充実のカリキュラムなどのメリットと、値段の安さのどちらを選ぶか、、、という判断が必要ですね。
TAC賃貸不動産経営管理士講座の概要
次は、TACの賃貸不動産経営管理士講座の概要について、簡単に確認しておきます。
資格の学校TACは、TAC株式会社が運営する資格予備校です。
当初は会計資格⇒現在は業界最大規模の資格予備校
TACは、1980年に公認会計士、税理士、簿記の通学講座を開講し、会計資格の予備校としてスタートしましたが、その後、宅建士、行政書士など法律系・不動産系資格などにも順次拡大し、業界最大規模の予備校になっています。
TACは、全国に通学スクールを展開していますが、通信講座も併せて開講しています。
その他、テキストの出版にも力を入れており、多くのラインナップを揃え、「みんなが欲しかった!」シリーズなど、ベストセラーになっていますね。
なお、2009年にWセミナー(早稲田セミナー)と事業統合し、司法試験や司法書士など法律系の資格講座もTACのブランドとして運営しています。
![]() ⇒TAC賃貸不動産経営管理士講座 公式サイト |
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通信講座名・受講料
賃貸不動産経営管理士 総合本科生【2023年試験向け】 |
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公式サイト
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通信講座/通学スクール|選べる受講形態
TAC賃貸不動産経営管理士講座では、通信講座か通学スクールのいずれかを選択して受講することができます。
通信講座はWeb通信になっており、通学スクールでは、以下の受講形態が選べます。
- 教室講座
… 講師から直接講義を受ける形態です。 - ビデオブース講座
… 自身のスケジュールに合わせて通学し、教室講義を生収録した映像を専用ブースで視聴する形態です。
それでは、TAC賃貸不動産経営管理士講座のメインコース「総合本科生」について、講座を構成する以下の項目ごとにレビューしていきたいと思います。
- 講義・講師
- カリキュラム
- 教材(テキスト・問題集・eラーニング)
- 合格実績
- サポート体制
TAC賃貸不動産経営管理士講座は実力派講師陣が講義を担当
TAC賃貸不動産経営管理士講座の講義は、試験傾向を徹底分析し、合格するために必要なポイントを、経験豊富な実力派講師陣が、わかりやすく講義してくれます。
講義は、通学スクールの授業を撮影したものではなく、通信講座専用に収録されたものが使用されます。
しかも、通学スクールでは珍しく、講義は約15分ごとに区切られていますので、スキマ時間でも効率的に勉強できますね。
イン・アウトのバランスが取れたTAC賃貸不動産経営管理士講座のカリキュラム
TAC賃貸不動産経営管理士講座では、インプットとアウトプットのバランスの取れたカリキュラムで実力を身につけられるようになっています。
インプットとして、「基本講義(全17回/42時間30分)」、「直前30論点集中講義(全3回/7時間30分)」、アウトプットとして、「基礎答練(全2回)」、「直前答練(全3回)」、「全国公開模試(全1回)」が用意されています。
- 基本講義・・・オリジナルテキストを使用し、合格に必要な知識をわかりやすく解説
- 基礎答練・・・基本的な問題を解くことで、知識の確認を行う。
- 直前30論点集中講義・・・重要な30論点を本試験で確実に得点できるよう再確認する。
- 直前答練・・・本試験と同じ出題形式で本試験に慣れるとともに、未出題分野を中心とした新作の問題を解くことで未出題の重要な問題への対策を行う。
- 全国公開模試・・・最後の仕上げとして、本試験の出題傾向に沿った予想問題を解くことで、本試験を体感する。
TAC賃貸不動産経営管理士講座のオリジナルテキスト・問題集
TAC賃貸不動産経営管理士講座では、オリジナルテキスト(白黒)が使用されます。
今どき白黒テキストか、、と思うかもしれませんが、白黒テキストは、マーカーなどの書き込みがしやすいというメリットもありますので、自分だけのオリジナルテキストに仕上げることができますね。
また、問題集としては、過去の本試験問題を項目別(テーマ別)に収録した過去問題集(トレーニング)が使用されます。
デジタルテキストやWeb問題集でスキマ時間も有効活用
TACの賃貸不動産経営管理士講座の受講形態は、Web通信講座となっており、講義動画をWebで受講する形態となります。講義動画は、2倍速まで調整して再生することが可能です。
スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可能なほか、音声ダウンロードも可能ですので、携帯音楽プレイヤー等で講義を聴くこともできます。
そして、2020年試験向け講座から新たにeラーニングを充実させ、デジタルテキストやWeb問題集も導入されました。
これにより、外出先などのスキマ時間も有効活用できますね。
TAC賃貸不動産経営管理士講座の合格実績は公表されていない
TAC賃貸不動産経営管理士講座では、残念ながら合格実績は公表されていません。
53名の合格者の声
公式サイトでは、2022年度試験において、53名の「合格者の声」が掲載されています。(2021年度は23名)
他校に比べると少ない
ちなみに、通信講座専門校のスタディングやアガルートでは、年間、数百名の合格者の声が集まっていますので、それに比べると寂しいですね。。
賃貸不動産経営管理士試験に関しては、敢えてTACのような高額な講座を受講するよりも、低価格な通信教育講座を選ぶ方が賢明といえそうです。
大手予備校ならではのサポート体制
次は、TACのサポート体制について確認しておきたいと思います。
回数無制限の質問対応
TACでは、学習中に疑問が生じた場合には、インターネットフォローシステム(i-support)により、質問することができます。
質問回数は無制限ですので、安心していつでも質問できますね。
自習室も利用可能
また、通信講座の受講生であっても、全国各地にあるTACの校舎で自習室が利用できますので、学習に専念できる環境で自習することも可能です。
自宅ではなかなか集中できないような場合に、図書館に行ったり、カフェで勉強したりといった工夫をされる方も多いかと思いますが、自習室が使えるというのは、大手予備校ならではのメリットですね!
TAC賃貸不動産経営管理士講座の徹底レビューまとめ
以上、TACの賃貸不動産経営管理士講座について、レビューしてきました。
TACは、通学教室を開講している予備校としては珍しく、1講義を15分ごとに刻んだ通信講座専用の講義を収録するという、最近の通信教育講座の流れを取り入れた講座になっています。
また、近年の賃貸不動産経営管理士試験の人気の高まりを受けて、eラーニングを充実させ、デジタルテキストやWeb問題集も導入するなど、TACとしても賃貸不動産経営管理士試験に力を入れている様子がうかがえます。
また、そもそもの大手予備校ならではの充実したカリキュラムやプロフェッショナル講師陣、知名度や実績に基づく安心感などは、さすがです。
あとは、受講料との兼ね合いといったところでしょうか。
まとめ表
![]() ⇒TAC賃貸不動産経営管理士講座 公式サイト |
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費用(受講料) |
賃貸不動産経営管理士 総合本科生【2023年試験向け】 |
講義時間数・講義スタイル |
57時間 講義は通信講座専用に収録。1講義15分。 |
テキスト |
白黒 オリジナルテキスト |
eラーニング |
講義視聴、テキスト参照、問題演習(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可) |
合格率・合格実績 |
公式サイトでは、2022年度試験において、53名の「合格者の声」の掲載あり(2021年度:23名) |
サポート体制 |
Eメールによる質問対応 |
公式サイト |
![]() |
- TACを含めた通信講座の比較記事はこちら⇒賃貸不動産経営管理士のおすすめ通信講座ランキング