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賃貸不動産経営管理士の模試おすすめ3選【2024年】日程・会場・料金等を徹底比較!

更新日:2024年12月1日

賃貸不動産経営管理士の模試おすすめ3選

 賃貸不動産経営管理士試験が近づいてくると、いよいよ模試シーズンの到来ですね。

 受験予定の皆さんも、模試を受けようかどうしようか、受けるとしたらどこの模試にしようか、、と悩んでいることと思います

 そこで、このページでは、各社で実施される賃貸不動産経営管理士の模試について、おすすめ順にランキング形式で紹介します。

 また、日程や料金なども徹底比較しますので、ぜひ参考にしてください!

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。賃貸不動産経営管理士のほか、宅建士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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執筆者紹介

賃貸不動産経営管理士の模試おすすめランキング【2024年】

 では、各予備校が実施する賃貸不動産経営管理士の模試について、おすすめ順に紹介していきたいと思います。

No.1:LEC

LEC賃貸不動産経営管理士の模試
⇒ LEC 賃貸不動産経営管理士 模試

 まず紹介するのは、業界最大手の資格予備校「LEC」の模試です。

 LECでは、賃貸不動産経営管理士の模試として、全2回の「全国公開模擬試験」が用意されています。

  • 全国公開模試(第1回)・・・ 難易度「普」「難」を中心としたオリジナル問題が出題されるため、この模試で明らかになった弱点を集中的に補強し、実力の底上げを図る。
  • 全国公開模試(第2回)・・・ 本試験出題予想を踏まえた渾身のオリジナル問題が出題されるため、本番シュミレーションと最終チェックで総仕上げを行い、本試験に臨む。

 成績表は、Webで参照することができるようになっており、問題ごとの正解率や平均点などもわかりますので、自身の弱点を把握し、復習に活かすことができます。

 また、解説は解説冊子のほか、解説講義をWeb(又はDVD)で受講することができます。

 模試は、全国18会場で開催され、日程は会場により異なりますので、公式サイトでご確認ください。

 なお、自宅での受験もできますので、開催会場が近くにない場合は、自宅受験(通信)を選択してください。

 ”模試といえばLEC”の言葉どおり、LECの模試は本試験に最も近いと言われています。

 賃貸不動産経営管理士の模試を受けるなら、LECの「全国公開模擬試験」を受験することをおすすめします!

【2024年】LECの賃貸不動産経営管理士の模試
日程

賃貸不動産経営管理士 全国公開模擬試験【2024年度】

[会場受験]
①10月9日~
②10月23日~

※ 会場により日程は異なります。曜日は土・日・水・祝が用意されています。

[自宅受験]
問題冊子発送 ①9月26日(木) ②10/17(木)
答案返送期限 ①10月11日(金) ②10/31(木)

受験料

[会場受験]
 4,180円/回
[自宅受験]
 3,080円/回

会場

[会場受験(全国18会場)]

・北海道(札幌本校)

・関東(渋谷駅前本校、新宿エルタワー本校、池袋本校、横浜本校、水道橋本校、千葉本校、立川本校)

・中部(静岡本校、名古屋駅前本校、富山本校)

・関西(梅田駅前本校、京都駅前本校、神戸本校、難波駅前本校)

・中国 四国(岡山本校、広島本校)

・九州(福岡本校)

[自宅受験]

成績処理

成績処理あり

公式サイト LEC
公式サイトへ

No.2:TAC

TAC 賃貸不動産経営管理士 全国公開模試
⇒ TAC 賃貸不動産経営管理士 模試

 次に紹介するのは、不動産系の資格分野で定評のある「TAC」です。

 TACでも、賃貸不動産経営管理士の模試が実施されます。

 TACの模試も、新作問題50問が出題されますので、本試験の予行演習として、また、直前の弱点補強にも最適です。

 成績表は、Webで参照でき、自分の実力を把握し、弱点の克服に活かすことができるようになっています。

 解説は、解説冊子のほか、Webで解説講義が配信されます。

 TACの賃貸不動産経営管理士の模試は、全国19会場で開催され、日程は会場により異なりますので、公式サイトでご確認ください。

 なお、会場が近くにない場合は、自宅受験もできます。

【2024年】TACの賃貸不動産経営管理士の模試
日程

賃貸不動産経営管理士 全国公開模試【2024年度】

[会場受験]
11月2日(土) or 4日(月・祝)

[自宅受験]
問題冊子発送 10月16日(水)
答案提出締切 11月1日(金)

受験料

[会場受験・自宅受験共通]
4,400円

会場

[会場受験(全国18会場)]

・北海道・東北(札幌校、仙台校)

・東京(水道橋校、新宿校、池袋校、渋谷校、八重洲校、立川校、町田校)

・東京以外の関東(横浜校、大宮校、津田沼校)

・中部 近畿(名古屋校、京都校、梅田校、なんば校、神戸校)

・中国 九州(広島校、福岡校)

[自宅受験]

成績処理

成績処理あり

公式サイト TAC
公式サイトへ

No.3:アガルート

アガルートの模試
⇒ アガルート 賃貸不動産経営管理士 模試

 次は、オンラインによる講義の配信を中心とした資格予備校「アガルート」の模試を紹介します。

 アガルートは、通信講座専門の資格予備校ですので、模試についても、自宅受験のみの実施となります。また、全国公開模試ではありませんので、特に受験日程も決められておらず、いつでも受験が可能です。

 この模試は、本試験の出題問題を予想し、解説(約4時間)を行う全2回の模試となります。

 ただし、上記2社が実施する模試のように、採点等の成績処理は行われず(自己採点方式)、点数や順位等の成績通知もありませんので、ご注意ください。

【2024年】アガルートの賃貸不動産経営管理士の模試
受験料

賃貸不動産経営管理士試験 直前ヤマ当て模試
 [自宅受験](全2回) 11,880円

日程

(教材発送日)9月24日~随時

会場

自宅

成績処理

成績処理なし

公式サイト アガルート
公式サイトへ

賃貸不動産経営管理士の模試を日程から会場まで徹底比較!【2024年】

 次は、各予備校で実施される賃貸不動産経営管理士の模試を、比較していきたいと思います。

 それぞれの模試の日程や受験料等を一覧表に整理して比較すると、以下の表のようになります。

※ 2024年度の模試が未販売のものは、昨年度の日程を見え消しで表示しています。

予備校名/受験場所/成績処理 模試名 日程
(2024年)
回数 料金
LEC
会場(18)or自宅
成績処理あり
全国公開模試(第1回) 10/9~ 1回 3,080円
全国公開模試(第2回) 10/23~ 1回 3,080円
TAC
会場(19)or自宅
成績処理あり
全国公開模試 11/2~ 1回 4,400円
アガルート
自宅
自己採点
直前ヤマ当て模試 随時(9/24~) 2回 11,880円

 この比較表から読み取れる比較ポイントについて、以下で比較していきます。

模試の比較ポイント
  • 受験会場
  • 成績処理の有無
  • 日程・実施回数
  • 料金

会場の比較

 LEC・TACは、会場受験も選択できますが、アガルートは自宅受験のみとなります。

 本試験の緊張感を体験しておきたい方は、会場で受験できるLEC・TACで受験するのがおすすめですね。

 なお、LECは全国18会場、TACは19会場と、ほぼ同じ会場数で実施されます。

成績処理の有無

 そして、LEC・TACは、全国公開模試として実施されますので、成績処理がなされ、自分の順位や各問題ごとの受験生の正解率なども分析されます。

 一方、アガルートはそういった成績処理はされず、自己採点となります。

 このため、アガルートでは自分の順位がわからないため、模試の効果は少し薄らいでしまいますね。

日程の比較

 模試の回数は、TACが1回のみ、LEC・アガルートは2回の実施となります。

 2回実施されるLECは、時期に応じて最適な模試が用意されますので、自分に必要な模試を選んで受験することができます。

 また、LECは10月の実施、TACは11月の実施と、それぞれ時期が分かれていますので、ご自身の勉強の進み具合に応じて受ける模試を選んでもいいですね。

 なお、アガルートは9月下旬からいつでも受験できます。

料金の比較

 模試の1回あたりの費用は、LECが3,080円、TACが4,400円、アガルートが5,940円という具合で、LECが一番お安く受験できます

 とはいえ、1回あたり3,000円~5,000円程度で受験できますので、模試を受験する効果を考えれば、金銭的な負担はそれほど大きくありませんね。

賃貸不動産経営管理士の模試を受験するメリット・デメリット

 独学で賃貸不動産経営管理士試験を受験する場合でも、模試(模擬試験)は受験しておいた方がよいと言われますが、これはなぜでしょうか。

模試のメリット

 まず、模試を受験することにより、自分の学習の進み具合の確認ができ、自分の苦手分野、弱点を把握できますし、順位が出ますので自分の実力を知ることができます。

 このように、自分の弱点や実力を把握することで、本試験に向けて集中的に補強していくことができます

 また、受験指導校が過去の出題傾向を分析したうえでの予想問題が出題されるため、その年の本試験に出題される可能性が高い問題を押さえることもできます。

 さらに、模試は本試験と同じ時間・形式で行われるため、解答の時間配分やマークシートの解答形式、本試験での緊張感に慣れることなどの効果も期待できますね。

模試を受験するメリット
  • 自分の苦手分野・弱点が把握できる
  • 受験生の中での自分の実力を知ることができる
  • 本試験の出題可能性が高い問題を押さえることができる
  • 解答の時間配分マークシートの解答形式本試験での緊張感に慣れることができる

模試のデメリット

 では逆に、模試を受験することにデメリットはあるのでしょうか。

 考えられるデメリットとしては、まず、金銭的な負担ですね。

 当然、模試を受験するには費用の負担(1回あたり3,000円~5,000円程度)を伴いますので。ただし、費用対効果を考えると、かなり安価な価格設定になっていると思います。

 次に、時間的なロスというのもありますね。

 十分な勉強時間がなく、模試を受けられるような知識レベルに仕上がっていないような場合は、特にそう感じますね。

模試を受験するデメリット
  • 金銭的な負担がある
  • 時間的なロスがある

 こういった、金銭的な負担や時間的なロスが気になる場合は、市販の問題集を活用するという方法もあります。2回分や3回分の模試(予想問題集)が1,500円~2,000円程度で販売されていますので、賃貸不動産経営管理士のおすすめ問題集(模試)を参考にご覧ください。

 ということで、こういったデメリットもあるものの、模試は、受験するメリットの方が圧倒的に大きいと思いますので、できるだけ受験することをおすすめします!

模試の注意点とおすすめ活用法

 次は、賃貸不動産経営管理士の模試を受験する際の注意点やおすすめ活用法について、紹介します。

模試の注意点とおすすめ活用法
  • 模試で知識を入れようとしてはいけない
  • 重要度の高い問題のみに絞って復習する
  • ただし、重要度が低くても記憶があいまいな知識は確認する

模試で知識を入れようとしてはいけない

 賃貸不動産経営管理士の模試は、上述のとおり、弱点の把握、実力チェック、本試験に慣れる、出題可能性が高い問題を押さえる、といったメリットがあります。

 こういったメリットの中で、「弱点の把握」、「実力チェック」、「本試験に慣れる」の3つについては、紛れもなく模試の主たるメリットです。

 ただし、「出題可能性が高い問題を押さえる」というのは、あくまでも間接的な効果と捉えるべきです。

 模試では、ズバリ的中といった的中実績がアピールされますが、これを模試の主たる効果と考えてしまうのは危険です。

 なぜかというと、模試では、本試験で絶対に問われないレベルの問題も出題されるからです。

 「こんな問題が本試験に出る可能性があるのか!?」と思い、必死に復習して知識に入れようとするのは、まったくの無駄な作業になってしまいます。

重要度の高い問題に絞って復習する

 模試では、全ての問題、全ての肢について復習する必要はありません

 本試験で合格できるかどうかは、「誰もが解けるべき問題を、いかに確実に得点できるか」です。

 模試の解説には重要度が示されていますので、その重要度に従って復習するのが効率的です。重要度が低いものは、思い切って無視しましょう

 重要度が低い問題は、そもそも合格者に必要とされる知識ではないからです。

 他の受験生の正答率が高い問題を間違えている場合も、必要な基礎知識が足りていない証拠ですので、しっかり復習する必要があります。

 もちろん、重要度の低い問題が本試験で出題される可能性も、ないわけではありませんが、、、その可能性のために、模試の全ての問題を新たな知識として詰め込もうとするのは、あまりにも非効率です。

 そんな時間があったら、自分がこれまでに勉強してきたテキストに載っている基礎知識をしっかりと確実に頭に叩き込んでいきましょう。

記憶があいまいな知識は確認しておく

 なお、重要度が低い問題であっても、どこかで見たことあるなぁ、なんだったっけなぁというように、記憶があいまいな知識については、注意が必要です。

 テキストのどこかに載っていたか、過去問の出題実績があるか、又は、何か別の知識と混同してしまっている可能性がありますので、念のため、しっかりと復習しておきましょう

賃貸不動産経営管理士のおすすめ模試まとめ

 以上、賃貸不動産経営管理士のおすすめ模試や、その活用法について紹介してきました。

 模試を受験するメリットとして、的中問題というのはそれほど大きく期待すべきものではありませんが、模試を受験することで、自身の実力チェックや弱点の把握、そして解答の時間配分や本番のシミュレーションといった効果が得られます。

 ですので、賃貸不動産経営管理士の模試は、なんらかの形で一度は受験しておいた方がいいと思います。

 安く済ませるなら予想問題集(市販模試)でも構いませんが、全国公開模試として、成績表で実力の確認ができるのは予備校の模試だけですので、可能なら予備校の模試を受験しておくことをおすすめします

 一度だけ受験するなら、LECの第2回目の模試を受験し、もう少し場数を踏んでおきたいなら、LEC又はTACの模試を数回加える、ぐらいでよいのではないでしょうか。

 なお、日程を気にせずに受験したい場合や、試験直前期になって模試を受けそびれたことに気づいた場合には、いつでも気軽に受験できるアガルートの模試が便利ですね。

賃貸不動産経営管理士のおすすめ模試
  • 一度だけ受験 ⇒ LECの第2回目の模試
  • 場数を踏んでおきたい ⇒ LEC又はTACの模試を追加
  • 日程を気にせず受験したい ⇒ アガルート

 それでは、模試の結果に一喜一憂することなく、模試で得られた経験を活かして、本試験で力を発揮できるよう頑張ってください!


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