FP1級の通信講座おすすめランキング2024【人気4社を徹底比較!】
更新日:2024年11月22日
FP1級試験は、合格率10%の難関資格のため、独学ではなく通信講座の利用を検討している方も多いのではないでしょうか。
そこで、FP1級、宅建、行政書士、司法書士などに合格してきた管理人が、おすすめのFP1級通信講座をランキング形式で紹介しますので、ぜひ講座選びの参考にしてください!
【執筆者】 |
執筆者紹介 |
- FP1級の通信講座おすすめランキング
- No.1:アーティス
圧倒的低価格で充実のeラーニング! - No.2:LEC
充実の講義とわかりやすいテキスト! - No.3:TAC
- No.4:山田コンサルティング
- No.1:アーティス
- FP1級通信講座を徹底比較!
- FP1級は独学でも合格できる?
- FP1級に関するよくある質問
FP1級の通信講座おすすめランキング【2024年版】
FP1級(学科試験)は、合格率10%の難関資格で、受験資格にも高いハードルが設けられているため、その受験者数は、FP2級や3級に比べると10分の1を下回ります。
このため、FP1級を取り扱っている通信講座は少なく、2級や3級のような多くの選択肢はありません。
当ページでは、実質的な選択肢として考えられる4社(資格予備校2社+企業研修会社2社)が提供するFP1級の通信講座について、私が重視する以下の5項目で比較・評価し、おすすめ順にランキング形式で紹介していきます。
- 受講料(安さ・返金制度など)
- 講義・講師(講義のわかりやすさ・講義時間数・講義スタイル)
- 教材(テキスト・問題集・eラーニング)
- 合格実績(合格率・合格者数・合格者の声)
- サポート体制(質問対応その他フォロー制度)
なお、FP1級は学科試験と実技試験とに分かれますが、実技試験は90%程度の合格率があり、難関試験とされるのは「学科試験のみ」です。
このため、通信講座も学科試験対策が中心になりますので、当ページも学科試験に絞って講座を紹介します。
No.1:
アーティス
- 圧倒的低価格で充実のeラーニング!
FP1級通信講座のおすすめNo.1は、アーティスが運営する「資格対策ドットコム」です!
アーティスは、金融業界に馴染みのない人にとっては初めて聞く会社かもしれませんが、500以上の金融機関にeラーニングサービスを提供しており、年間40万人に利用されています。
もちろん、FP協会の認定教育機関にもなっています。
カリキュラムは、インプット講義・過去問演習・模試と、ひととおり揃っているうえに、圧倒的低価格を実現!
ただし、講義は10時間しかないため、アーティスは、通信講座に「講義」を求める人には向いていません。
しかし、アーティスの通信講座は、eラーニングを中心としているため、講義のほか、テキストも問題集も全てスマホで利用できるという、他社にはない大きなメリットがあります。
出典:アーティス FP1級講座
また、回数無制限の質問サポートが用意されているのも、大きな魅力ですね。
このため、アーティスは、低価格で合格したい方、eラーニングで学習したい方、手厚いサポートを受けたい方におすすめです!
\圧倒的低価格で充実のeラーニング!/
アーティス公式サイトで詳細を見る
アーティスFP1級講座の比較項目
費用 |
1級FP技能士資格対策講座
|
---|---|
講義・講師 |
10時間(インプット10時間+アウトプット0) 画面にスライドを表示して解説
|
教材 |
【テキスト】白黒Webテキスト(冊子版もあり) 【問題集】Web問題集 【eラーニング】講義視聴、テキスト参照、問題演習 |
合格率・実績 |
合格実績の公表なし |
サポート体制 |
メールによる質問対応(回数無制限) |
アーティス通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
90点 |
---|---|
公式サイト |
アーティス 公式サイト |
No.2:
LEC
- 充実の講義とわかりやすいテキスト!
次におすすめのFP1級通信講座は、LECです。
LECは、業界最大規模の資格予備校ですので、誰もが聞いたことがありますよね。FP資格に関しては、日本FP協会の認定教育機関にもなっています。
LECのFP1級講座では、各科目ごとにインプット講義で出題ポイントを解説してから過去問講義、そして模試が実施されるなど、合格に必要なカリキュラムがすべて揃っています。
また、2級合格から期間が経っている方のために、2級から復習してくれるコースが用意されているのも嬉しいですね。
講義は、現役FPの各科目のスペシャリストが担当し、画面にテキストを表示しながら解説してくれます。
教材は、出題の95%を網羅するLECオリジナルのテキストが使用され、2色刷りで見やすく体系的に整理されていますので、わかりやすいですね。さすが大手予備校の教材です。
出典:LEC FP1級講座
また、回数無制限の質問サポートも用意されていますので、わからないことがあれば、いつでも質問できます。
なお、どこの予備校・研修会社も合格者数などの合格実績を公表していないため、実績は比較しようがありませんが、大手予備校のLECなら、信頼できる実績があるはずです。
費用も高すぎず安すぎず相場どおりですので、わかりやすい講義・テキストで勉強したい方におすすめです!
\充実の講義とわかりやすいテキスト! /
LEC公式サイトで詳細を見る
LEC FP1級講座の比較項目
費用 |
①1級FP学科試験対策パック ②1級FPパーフェクト合格パック |
---|---|
講義・講師 |
①45時間(インプット30時間+アウトプット15時間) 適宜、画面にテキストを表示して解説 |
教材 |
【テキスト】2色刷り冊子版テキスト 【問題集】冊子版問題集 【eラーニング】講義視聴 |
合格率・実績 |
合格実績の公表なし |
サポート体制 |
メールによる質問対応(回数無制限) |
LEC通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
90点 |
---|---|
公式サイト |
LEC 公式サイト |
No.3:
TAC
- 講義・テキストは良いが、質問回数制限と高額な受講料が残念
次に紹介するのは、LECと並ぶ大手資格予備校TACのFP1級通信講座です。
TACは、もともと会計資格の予備校のため、金融資格のFPにも強いですね。もちろん、FP協会の教育機関にも認定されています。
カリキュラムは、LECと同様、インプット講義・過去問講義・模試が用意されているほか、FP2級の復習から始まるコースも別途用意されています。
大手予備校らしく、実務・受験指導のプロフェッショナル講師陣による充実の講義が提供され、2色刷りのわかりやすいテキストが使用されます。
出典:TAC FP1級講座
実績は他社と同様、公表されていないため不明ですが、FP2級やCFPでは優れた合格実績をあげているため、大手予備校として信頼できるはずです。
ただし、質問サポートが10回までに制限されている点や、受講料が高額な点など、デメリットが目立ちますので、大手予備校で選ぶなら、LECの方がおすすめです。
TAC FP1級講座の比較項目
費用 |
①FP1級本科生[学科対策] ②FP1級本科生(入門講義付)[学科対策]
|
---|---|
講義・講師 |
①70時間(インプット40時間+アウトプット30時間) 画面にテキストを表示して解説 |
教材 |
【テキスト】2色刷り冊子版テキスト 【問題集】冊子版問題集 【eラーニング】講義視聴 |
合格率・実績 |
合格実績の公表なし |
サポート体制 |
メールによる質問対応(回数制限:10回)
|
TAC通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
80点 |
---|---|
公式サイト |
TAC 公式サイト |
No.4:
山田コンサルティング
- 講義・教材・サポート・費用など、すべてが標準的
次に紹介するのは、山田コンサルティングのFP1級講座です。アーティス同様、金融業界に馴染みがない人にとっては、初耳の会社かもしれません。
山田コンサルは、もともとFPの教育・研修やコンサルを専門に設立された会社で、通信講座や金融機関を対象とした企業研修など、FP教育に関する30年を超える実績があります。もちろん、FP協会の認定教育機関でもあります。
カリキュラムは、インプット講義から過去問講義、模試まで全て揃っており、試験に精通したベテラン講師による講義が提供されます。
とはいえ、LEC・TACのように資格の受験指導を専門的にしているわけではありませんので、いかにも企業研修といった雰囲気は否定できません。
また、テキストは白黒印刷で、Web版のチェックテストも用意されていますが、あくまでも冊子版問題集が中心のため、アーティスほどeラーニングには対応していません。
質問サポートには、各科目10回ずつ(×6科目)の回数制限がありますが、TACの10回に比べると、十分な余裕がありますね。
料金的には、LECとほぼ同額です。
以上のように、講義・教材・サポート・費用など、すべてが標準的なFP1級講座で、逆にいうと、山田コンサルには特別な推しポイントがないように感じます。
山田コンサルFP1級講座の比較項目
費用 |
1級FP技能士学科試験対策 総合WEBコース |
---|---|
講義・講師 |
66時間(インプット34時間+アウトプット32時間) |
教材 |
【テキスト】白黒冊子版テキスト 【問題集】冊子版問題集 ※WEBチェックテストあり 【eラーニング】講義視聴、問題演習 |
合格率・実績 |
合格実績の公表なし |
サポート体制 |
メールによる質問対応(回数制限:1科目10回×6科目=60回) |
山田コンサル通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
75点 |
---|---|
公式サイト |
山田コンサル 公式サイト |
FP1級通信講座を費用からサポートまで徹底比較!
以上、FP1級の通信講座をおすすめ順に紹介してきました。
次は、各講座を比較しやすいように、項目別に整理して紹介していきたいと思います。
まずは、FP1級通信講座のおすすめ4社を一覧表に整理しましたので、比較検討にご活用ください。
(おすすめ順位) 通信講座 |
特長を一言で | FP協会認定 | FP1級の主力コース費用 | 講義時間 | 教育訓練給付金 | 講義スタイル | テキスト | 問題集 | eラーニング | 合格率・実績 | サポート体制 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
No.1 アーティス |
圧倒的低価格で充実のeラーニング! | 認定教育機関 | 1級FP技能士資格対策講座 57,750円 |
in:10時間 out:0時間 合計:10時間 |
対象外 | 画面にスライドを表示して解説 | Web+冊子 (白黒) |
Web | 講義 テキスト 問題演習 |
公表なし | メールによる質問対応 (回数無制限) |
90点 |
No.2 LEC |
充実の講義とわかりやすいテキスト! | 認定教育機関 | 1級FP学科試験対策パック 99,000円 |
in:30時間 out:15時間 合計:45時間 |
対象外 | 適宜、画面にテキストを表示して解説 | 冊子 (2色刷り) |
冊子 | 講義 | 公表なし | メールによる質問対応 (回数無制限) |
90点 |
No.3 TAC |
講義・テキストは良いが、質問回数制限と高額な受講料が残念 | 認定教育機関 | FP1級本科生[学科対策] 133,000円 |
in:40時間 out:30時間 合計:70時間 |
対象外 | 画面にテキストを表示して解説 | 冊子 (2色刷り) |
冊子 | 講義 | 公表なし | メールによる質問対応 (回数制限:10回) |
80点 |
No.4 山田コンサル |
講義・教材・サポート・費用など、すべてが標準的 | 認定教育機関 | 1級FP技能士学科試験対策 総合WEBコース 88,000円 |
in:34時間 out:32時間 合計:66時間 |
対象外 | 確認中 | 冊子 (白黒) |
冊子+Web | 講義 問題演習 |
公表なし | メールによる質問対応 (回数制限:1科目10回×6科目) |
75点 |
では、上記の比較一覧表のなかから、費用の安さや、サポートの充実度などをピックアップして、項目別にFP1級通信講座を比較していきます。
安い順ランキング!費用を比較
自分に合った、より良い通信講座を選ぼうと思っても、どうしても金銭的に厳しい場合もありますよね。
いくら講座内容が良くても、手が出せないような価格では購入できませんからね。。ここは、ご自身の財布と相談が必要になってきます。
ということで、おすすめFP1級講座4社を、料金が安い順に並べると、下記のようになります。
通信講座名 | FP1級コース | 講義時間 | 費用 |
---|---|---|---|
No.1 アーティス (おすすめNo.1) |
1級FP技能士資格対策講座 | 10時間 | 57,750円 |
1級FP技能士資格対策講座 <冊子版テキストなしコース> |
10時間 | 55,550円 | |
No.2 山田コンサル (おすすめNo.4) |
1級FP技能士学科試験対策 総合WEBコース | 66時間 | 88,000円 |
No.3 LEC (おすすめNo.2) |
1級FP学科試験対策パック | 45時間 | 99,000円 |
1級FPパーフェクト合格パック <2級の復習を含むコース> |
60時間 | 113,300円 | |
No.4 TAC (おすすめNo.3) |
FP1級本科生[学科対策] | 70時間 | 133,000円 |
1級本科生(入門講義付)[学科対策] <2級の復習を含むコース> |
100時間 | 155,500円 |
ご覧のとおり、価格の安さでいえば、アーティスが5万円台でダントツの最安値ですね。
次に山田コンサル・LECが続きます。
アーティスは、安さはダントツな一方で、講義が10時間しかない点に注意が必要ですが、テキスト・問題演習がスマホ学習に完全対応しているため、”eラーニング中心で勉強したい”、”回数無制限の質問サポートを受けたい”という方に、アーティスはおすすめです!
- アーティスが圧倒的な安さ!
- 次に安いのは、山田コンサル・LEC
- アーティスは、eラーニング中心で勉強したい、回数無制限の質問サポートを受けたい方におすすめ!
サポートの充実度を比較
独学と違って、サポートが受けられるというのも、通信講座のメリットのひとつですね。
通信講座のサポートは、勉強中に疑問点が湧いてきたときに、それを解消してくれるのはもちろんのこと、勉強のモチベーションアップにも効果的です。
特に、勉強するのが苦手で挫折しがちな人は、サポートが充実した通信講座を選ぶのがおすすめです。
そこで、おすすめ通信講座の質問サポートを比較し、充実している順に並べると、以下の表のようになります。
通信講座名 | 質問サポート内容 |
---|---|
No.1 アーティス |
メールによる質問対応(回数無制限) |
No.2 LEC |
メールによる質問対応(回数無制限) |
No.4 山田コンサル |
メールによる質問対応(回数制限:1科目10回×6科目=最大60回) |
No.3 TAC |
メールによる質問対応(回数制限:10回) |
ご覧のとおり、サポートの充実度でいえば、アーティス・LECが回数無制限の質問サポートで、最も充実していますね。
次の山田コンサルは、回数制限があるとはいえ、最大60回まで質問できますので、それほどの制約ではありません。
TACは10回しか質問できませんので、質問するのに躊躇してしまう可能性があります。
やはり、勉強に挫折しがちな方は、疑問が沸いた際にいつでも質問できる回数無制限のサポートを選んだ方がいいですね。
- 回数無制限の質問サポートは、アーティス・LEC
- 勉強に挫折しがちな方は、回数無制限のサポートがおすすめ!
FP1級は独学でも合格できる?
当ページではFP1級の通信講座について紹介していますが、そもそもFP1級は独学でも合格できるのでしょうか。
独学でも合格可能だが多くのデメリット(壁)がある
FP1級試験は、難関資格とはいえ独学でも合格は可能です。私自身も独学で合格しました(現時点では学科試験のみ)。
とはいえ、下記のように、独学には多くのデメリット(壁)があります。
- 自力でテキストを読み進めないといけない。
- 教材を自分でひとつずつ選ばないといけない。
- 自分で勉強方法やスケジュールを考えないといけない。
- わからなくても質問できない。
- モチベーションを維持するのが大変。
などなど、独学には挙げればキリがないほど数多くの壁(デメリット)が存在していますので、それを自力で乗り越えないといけません。
通信講座なら独学のデメリットを全て払拭できる
しかし、通信講座を利用すれば、下記のように、独学のデメリットをすべて払拭することができます。
項目 | 独学のデメリット(壁) | 通信講座で払拭! |
---|---|---|
講義 |
|
|
教材 |
|
|
カリキュラム |
|
|
サポート |
|
|
このように、通信講座を利用することで、独学のデメリットがすべて打ち消されることがわかりますね。
もちろん、独学に自信がある方や、金銭的に独学を選ばざるを得ない方は、独学でももちろん問題ありません。
しかし、独学が不安な方は、通信講座を受講することで、独学のデメリットが全て払拭できますので、通信講座を受講するのがおすすめです。
FP1級に関するよくある質問
最後に、FP1級の試験日程や受験資格、難易度など、よくある質問を以下にまとめましたので、参考にしてください。
FP1級の試験日はいつ?
FP試験は、3級・2級までは、きんざい・FP協会の2団体共通で実施されますが、FP1級の学科試験は、きんざいのみ実施され、FP協会では実施されません。(FP協会ではCFP6科目試験がFP1級学科試験に相当)
学科試験の日程
きんざいのFP1級学科試験は、年に3回、5月・9月・1月の日曜日に実施されます。
実施回 | 試験日 |
---|---|
第1回 | 5月の第4日曜日 |
第2回 | 9月の第2日曜日 |
第3回 | 1月の第4日曜日 |
実技試験の日程
また、実技試験は、原則、学科試験(又はCFP6科目)に合格しないと受験できませんので、学科試験とは別の日程で実施されます。
きんざいのFP1級実技試験は、年3回(6月・9月・2月)実施されます。
学科試験と実技試験の関係は、例えば、第1回の学科試験(5月)に合格した場合は、合格発表が6月下旬になりますので、実技試験は第2回(9月)以降の受験になり、第2回(9月)の学科試験なら第3回(2月)の実技試験という具合に、1回ずつ後ろにズレる形になります。
実施回 | 試験日 |
---|---|
第1回 | 6月上旬~中旬 |
第2回 | 9月下旬 |
第3回 | 2月上旬~中旬 |
FP協会のFP1級実技試験は、年1回(9月)のみの実施となります。
実施回 | 試験日 |
---|---|
第1回 | 9月の第2日曜日 |
FP1級の受験資格は?
FP1級(きんざい学科試験)の受験資格は、下記のとおり、高いハードルが定められています。
※ FP1級の学科試験はFP協会では実施せず、きんざいのみ実施しています。(FP協会のCFP試験がFP1級学科試験に相当)
- 2級FP技能検定の合格者で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
- FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
- 金融渉外技能審査(旧 金財FP)2級の合格者で、1年以上の実務経験を有する者
このように、「FP2級の合格者+1年以上の実務経験者」又は「5年以上の実務経験者」が、FP1級(きんざい学科試験)を受験することができます。
さらに、FP1級の実技試験を受験するには、下記の要件を満たす必要があります。(FP協会・きんざい共通)
- 1級FP技能検定(学科試験)の合格者(合格日の翌々年度末までに限る)
- きんざいのFP養成コース修了者(修了日の翌々年度末までに限る)で、FP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
- FP協会のCFP認定者
- FP協会のCFP資格審査試験の6科目合格者(合格日の翌々年度末までに限る)
1級FP(学科)合格者、FP養成コース修了者、CFP6科目合格者に関しては、その翌々年度末までが受験の期限になっていますので、その点には注意が必要です。
FP1級はどれぐらい難しい?合格率は?
FP1級は、どれぐらい難しいのでしょうか。
FP1級の合格率は、学科10%(きんざいのみ)・実技90%程度になっています。
※ FP1級の学科試験はFP協会では実施せず、きんざいのみ実施しています。(FP協会のCFP試験がFP1級学科試験に相当)
FP協会 | きんざい | 2団体平均 | |||
---|---|---|---|---|---|
学科 | 実技 | 学科 | 実技 | 学科 | 実技 |
-- | 95% | 10% | 85% | 10% | 90% |
FP1級の学科試験は、3級・2級までと比べ物にならないほど急激に合格率が下がります。(FP3級:学科70%/実技70%、FP2級:学科40%/実技50%)
合格率10%というと、難関資格で有名な行政書士試験や簿記1級に相当する難易度になりますね。
しかも、行政書士は誰でも受験できる中での10%ですが、FP1級はFP2級の知識を持った受験生の中での10%ですので、行政書士の10%とは意味が違います。
FP1級の実技試験は、90%前後の合格率がありますので易しそうに感じるかもしれませんが、そもそも実技試験の受験生は、学科試験に通った人(又はCFP6科目合格者)が中心ですので、受験生自体がハイレベルだという点に注意が必要です。
FP1級に合格するには何時間の勉強が必要?
FP1級に合格するためには、500時間の勉強が必要と言われています。
1日の勉強時間 | 学習期間 |
---|---|
3時間 | 6ヶ月弱 |
2時間 | 8ヶ月強 |
1時間 | 1年5ヶ月 |
500時間を達成しようとすると、かなり大変ですよね。1日1時間ではとても追いつきませんし、1日3時間やったとしても、半年ほどかかる計算です。
やはり、FP1級を目指そうとすると、かなり覚悟して勉強しないといけませんね。
ちなみに、私はFP1級には285時間(学科200時間+実技85時間)で合格できましたので、一般に必要とされる時間より、やや少ない勉強時間でした。
私の場合は、FPと試験科目が被る宅建試験や司法書士試験(不動産や相続などの科目が重複)の学習経験がありましたので、その分のアドバンテージがあったんだと思います。