マンション管理士の独学におすすめのテキスト・問題集2024【比較ランキング!】
更新日:2024年11月4日
マンション管理士試験に『独学』で挑戦するときに一番悩むのが、テキスト・参考書や問題集・過去問などの教材選びだと思います。
そこで、マンション管理士試験合格者の管理人が、マンション管理士の独学におすすめのテキスト・問題集を徹底的に比較して、ランキング形式で紹介します!
さらに、初心者向けの入門テキストや直前期の要点整理テキストなどの参考書、予想問題集も後半で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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マンション管理士のテキスト・参考書の選び方
マンション管理士試験に独学で合格を目指す場合、テキスト・問題集選びはとても重要です。
マンション管理士の市販教材には、下記のような種類があります。
区分 | 種類 |
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テキスト |
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問題集(過去問) |
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参考書 |
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このように、マンション管理士のテキスト・問題集・参考書には様々な種類がありますので、これらの選び方について、下記で解説していきたいと思います。
- テキストは必須!「専願」or「W受験」のいずれか決めてから選ぶ
- 問題集も必須!「四肢択一」or「一問一答」は好みによる(おすすめは一問一答)
- 直前期には予想問題集を解いて弱点を補強する
- 参考書(入門書・要点整理本)は必要に応じて購入する
テキストは必須!「専願」or「W受験」のいずれか決めてから選ぶ
マンション管理士の勉強を始める場合、まずは「テキスト」を選ぶところから始めます。テキストは必須です。
マンション管理士試験だけを受験(専願)するのか、それとも管理業務主任者試験も同一年度に受験(W受験)するのかによって、選ぶべきテキストが変わります。
このため、まずは「専願」or「W受験」のどちらにするか決めてから選ぶ必要がありますね。
問題集も必須!「四肢択一」or「一問一答」は好みによる(おすすめは一問一答)
テキストを選んだあとは、問題集(過去問)を選びます。問題集も必須です。
問題集については、四肢択一式と一問一答式がありますが、どちらを選ぶかは人それぞれ好みによるところかもしれません。
マンション管理士試験においては、四肢択一式問題集が一般的ですが、私としては、一問一答式の方が無駄なく効率的に学習できるため、個人的には一問一答の問題集がおすすめです。
直前期には予想問題集を解いて弱点を補強する
直前期に入れば、可能な限り予想問題集(模試)を購入しましょう。
過去問学習が間に合わなければ、最悪、予想問題集を解かずに本試験を迎えてしまう可能性もありますが、そうでない限りは予想問題集を解いて、勉強の仕上がり具合を確認し、弱点を補強していきます。
特に、一問一答問題集で勉強した場合は、四肢択一式の対策ができていませんので、予想問題集を使って四肢択一を解く練習をしておく必要があります。
参考書(入門書・要点整理本)は必要に応じて購入する
初心者向けの入門書は、宅建などの学習経験がある場合は不要です。完全な初心者なら入門書から学習を始めてもいいかもしれませんね。
とはいえ、必ずしも必要なものではありませんので、テキストを読み始めて難しいなと感じた場合に購入を検討する、ぐらいの感覚でいいと思います。
要点整理本(暗記本・まとめ本)も、基本的に必要なものではありませんが、直前期に最後の追い込みに使うなど、タイミングや目的によって様々な使い方が考えられますので、詳しくは後ほど解説します。
ということで、以下では、テキスト(専願・W受験)、問題集(一問一答・四肢択一)、参考書(入門書・要点整理本)のそれぞれについて、紹介していきます。
マンション管理士の独学におすすめのテキスト【2024年版】
それでは、マンション管理士の独学におすすめのテキストから、おすすめ順にランキング形式で紹介していきます。
No.1:
らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト(TAC)
マンション管理士のテキストとしては、TACの「らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト」が一番のおすすめです!
この速習テキストは、同じくTACが出版している管理業務主任者のテキスト「管理業務主任者 基本テキスト」とは違って、「ですます調」の講義形式になっていますので、とても読みやすいですね。
また、2色刷り(赤系)で図表も豊富に活用されているうえに、要所要所で「Point整理」として、重要事項を表形式でまとめてくれています。
マンション管理士試験は暗記が中心の学習になりますので、この「Point整理」はとても役に立つと思います。
さらに、囲み記事で、理解のヒントやプラスアルファの知識などがメリハリをつけて記載されていますので、飽きることなくスムーズに読み進めていけますね。
出典:Amazon
ほかにも、この速習テキストの特長として、以下のような点があります。
- 章ごとに一問一答式の確認問題が掲載され、理解度をチェックしながら学習できる。
- 本文の各項目ごとに過去の出題年度が明記されている。
- 欄外余白には用語解説やちょっとした注意点が記載されている。
このように、マンション管理士試験用のテキストとして、完成度がとても高いテキストだと思います。
私としては、「らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト」が、おすすめナンバーワンです!
- 「ですます調」の講義形式で読みやすい
- 2色刷り(赤系)
- 図表が豊富
- 重要事項を表形式で整理するなどメリハリのある構成
- 章ごとに一問一答式の確認問題あり
- おすすめナンバーワンのテキスト!
らくらくわかる! マンション管理士 速習テキスト(2024年度) | |
著者 | 平柳 将人 |
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出版社 | TAC出版 |
発売日 | 2024/2/24 |
ページ数 | 812ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 3,080円(電子書籍 2,633円) |
No.2:
マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト(早稲田経営出版)
マンション管理士のテキストとしては、上記のTAC速習テキスト以外は全て管理業務主任者とのW受験用のテキストしか出版されていないと思いますので、ここから先は、W受験用のテキストの紹介になります。
W受験を考えている方には便利ですが、マンション管理士だけを目指す受験生にとっては無駄が生じる可能性がありますのでご注意ください。
まずは、早稲田経営出版(Wセミナー/TAC)のテキストから紹介します。
TACとLECにもW受験用のテキストがありますが、いずれもとにかくボリュームが大きく、詳し過ぎるのが難点ですが、この早稲田経営出版のテキストは、しっかりと凝縮されたテキストになっています。
ということで、W受験用のテキストは、「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト」を一番におすすめしたいと思います。
出典:Amazon
このテキストは、「ですます調」の講義形式ですので、読みやすいです。印刷は、赤(紫)系の2色刷りです。
そして、ひとつひとつの項目がとてもコンパクトに区切られていて、端的に解説が記されているのが特徴的ですね。
その他、節ごとに一問一答の確認問題も掲載されているほか、欄外余白には、過去の出題年度や関連知識なども適宜、掲載されています。
- マンション管理士・管理業務主任者W受験用のテキスト
- 「ですます調」の講義形式で読みやすい
- 赤(紫)系の2色刷り
- W受験用テキストの中では、最もコンパクトで凝縮されたテキスト
- 節ごとに一問一答の確認問題あり
- W受験用テキストとしては一番におすすめ
マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト(2024年度) | |
著者 | マン管・管業試験研究会 |
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出版社 | 早稲田経営出版 |
発売日 | 2024/2/28 |
ページ数 | 676ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 3,410円 |
No.3:
マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(TAC)
次も、マンション管理士と管理業務主任者のW受験を考えている方を対象にしたテキストになります。
このテキストは、上記の「速習テキスト」や「Wマスターテキスト」とは違い、「である調」で教科書的な記述になっています。印刷は赤系の2色刷りです。
とはいえ、3冊に分けて出版されていることもあり、全体的に余裕を持ったレイアウトになっていますね。
出典:Amazon
そして、「先生からのコメント」や「ケーススタディ」などの囲み記事を要所要所で使うことで、メリハリが利いて読みやすいです。
また、各項目の重要ポイントが「整理」という欄にまとめられていますので、暗記事項としてしっかり認識できる点など、速習テキストと同様に良いテキストだと感じますね。
ただし、ボリュームが多すぎるのが難点です。それぞれの解説が、かなり詳しく書かれています。このテキストと比べると、上記の速習テキストが、いかにコンパクトに、かつ、必要な知識が盛り込まれているか、というのがよくわかります。
このテキストは、TACの通信/通学講座で使用されるテキストですので、情報が網羅されています。講義の中で重要箇所を指摘していくはずですので、独学者にとっては情報が多すぎるんです。
ですので、独学用のW受験テキストとしては、早稲田経営出版のWマスターテキストの方がおすすめです。
- マンション管理士・管理業務主任者W受験用のテキスト
- 「である調」で教科書的な記述
- 赤系の2色刷り
- 3冊に分けて出版(余裕を持ったレイアウト)
- 重要ポイントの整理など、メリハリの利いた記述
- 解説が詳しく分量が多すぎるのが難点
マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト (上) 民法/区分所有法等(2024年度) 著者: TACマンション管理士・管理業務主任者講座 出版社: TAC出版 発売日: 2024/2/15 ページ数: 356ページ サイズ: A5判 価格: 1,980円 |
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マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(中) 規約/契約書/会計等(2024年度版) 著者: TACマンション管理士・管理業務主任者講座 出版社: TAC出版 発売日: 2024/3/21 ページ数: 336ページ サイズ: A5判 価格: 1,980円 |
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マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(下) 維持・保全等/マンション管理適正化法等(2024年度版) 著者: TACマンション管理士・管理業務主任者講座 出版社: TAC出版 発売日: 2024/4/17 ページ数: 412ページ サイズ: A5判 価格: 2,090円 |
No.4:
出る順 管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト(LEC)
次は、LECの「出る順 管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト」です。
このテキストも、マンション管理士と管理業務主任者の両試験をカバーするテキストになります。印刷は、赤系の2色刷りです。
出典:Amazon
このテキストは、TACの総合テキストのように3冊を別売りにするのではなく、1冊で販売し、3分冊にセパレートできるようになっています。
1巻は「法令編(上) 民法他・区分所有法等」、2巻は「法令編(下) 標準管理規約・適正化法」、3巻は「管理実務・会計・設備系編」になっています。
雰囲気的にはTACの総合テキストと似ており、文章が「である調」で教科書的で堅い印象という点では同じです。
また、LECの通信/通学講座で使用されるテキストのため、TACの総合テキストと同様、分量が多すぎるのが難点です。
しかし、TACに比べると、メリハリに欠けていて、ダラダラとした記述になっているように感じますので、まだTACの方がいいですね。
- マンション管理士・管理業務主任者W受験用のテキスト
- 「である調」で教科書的な記述
- 赤系の2色刷り
- 1冊で販売し、3分冊にセパレートできる
- 分量の多さはTACの総合テキストと同様だが、TACに比べてメリハリがない
出る順マンション管理士・管理業務主任者 合格テキスト(2024年版) | |
著者 | 東京リーガルマインドLEC総合研究所 マンション管理士・管理業務主任者試験部 |
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出版社 | 東京リーガルマインド |
発売日 | 2024/2/26 |
ページ数 | 1185ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 4,180円(電子書籍 4,000円) |
マンション管理士の過去問題集おすすめ4選
独学でマンション管理士試験の勉強をする場合は、テキストを使って知識をインプットした後、問題集を使ってアウトプットを行うことで、知識を定着させていきます。
問題集については、テキストのシリーズと揃えた問題集を購入すれば、基本的には問題ないかと思います。
No.1:
マンション管理士 一問一答セレクト1000(TAC)
マンション管理士試験の問題集は、上記のおすすめテキストと同じくTACの「マンション管理士 一問一答セレクト1000」が一番のおすすめです。
この問題集は、過去21年分(試験制度開始以降)の全過去問を分析し、頻出かつ重要な知識を習得するための1000肢をセレクトし、分野別・テーマ別に収録された一問一答式の問題集です。
一般的には、問題集としては分野別過去問題集を選択すべきところですが、4肢択一式では、ひとつの問題を解くために、ああでもないこうでもないと余計な時間がかかってしまうため、時間的なロスが出ます。
一方、一問一答形式の場合は、即座に答えを出し、即座に回答を確認し、次々とサクサク学習を進めていけるため、時間にロスがありません。
また、4肢択一式では、学習が不要な肢や、重要でない肢も数多く含まれていますので、学習するうえで無駄が多く発生します。
一方、一問一答式は、論点が重要論点のみに絞られていますので、とても効率的です。
このような理由から、私は個人的に、一問一答形式の問題集が大好きです。
出典:Amazon
この問題集は、ページ構成は、ページ見開きの左側に問題、右側に解答・解説となっていて、右側の解答(○×)や重要字句を隠すための、赤い目隠しシートが付属しています。
また、問題ごとに、重要度がS・A・B・Cの4段階にランク分けされています。
しかも、B6版でコンパクトなため、持ち運んで勉強するのにも便利です。
この一問一答を使えば、以下で紹介する4肢択一の分野別過去問を使うよりも、効率的に、合格に必要な知識が身につけられると思います。
なお、1点、残念なところとしては、テキストの参照ページが明記されていないという点です。できれば参照ページがある方が便利なのですが、そこはもう、目をつむるしかないですね。。
セレクトされた重要な過去問がテーマ別に収録されているわけですから、基本的には、テキストに順番に出てきますので、それほど不便は感じないはずです。
ちなみに、下記でご紹介しますが、過去8年分の過去問題集というのは、1年分が4肢択一で50問で、これが8年分ですから400問です。これを肢別にすると1600肢ということになります。
実際の過去問というのは、捨て問などの学習不要な選択肢が数多く含まれていますので、セレクトされた1000肢というのは、かなりの範囲をカバーできていることが想像できると思います。
- 重要知識1000肢をセレクトした一問一答問題集
- サクサク問題が解けるため時間にロスがない
- 重要論点のみを効率的に学習できる
- B6版でコンパクトなため持ち運びにも便利
マンション管理士 一問一答 セレクト1000(2024年度版) 著者: TACマンション管理士講座 出版社: TAC出版 発売日: 2024/4/26 ページ数: 524ページ サイズ: B6判(一般的なテキストより小さい) 価格: 2,090円 |
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収録内容 | 1000肢 (全過去問からセレクトした重要な肢) |
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出題形式 | 一問一答式 |
掲載順 | 分野別・テーマ別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
刷色 | 2色刷(赤系) |
ランク付け | 重要度(4段階) |
テキストとの関連付け | --- |
目隠しシート対応 | 付属の赤シートで解答や重要ポイントを隠せる |
No.2:
出る順マンション管理士 分野別過去問題集(LEC)
次に紹介するのは、LECのW受験用テキスト「出る順 管理業務主任者・マンション管理士 合格テキスト」に対応した問題集「出る順マンション管理士 分野別過去問題集」です。
この問題集は、過去8年分の過去問を、分野別・テーマ別に収録した4肢択一式の過去問題集になっています。これに加えて、WEBアンケートに答えると、プラス2年分がプレゼントされるという仕組みです。なぜでしょうかね、、分厚くなりすぎるからでしょうか。
ということで、収録問題数は4肢択一で400問+100問ということになります。
この8年分だけでもかなりの厚みがありますが、3冊に分冊できるようになっていますので、持ち運びに配慮されていますね。
ページの構成は、左ページに問題、右ページに解答解説というレイアウトです。
印刷は、緑系の2色刷りになっていて、ちょっと違和感がありますが、、、重要なポイントは緑字で記載されています。
問題ごとに重要度がA~Cまでランク分けされ、難易度についても、難・普・易の3段階で表示されています。さらに、問題ごとに、受験生の肢別解答率まで掲載されています。が、こんな情報まで必要なのかは不明です。。
そして、TACの問題集とは違って、テキストの参照ページが明記されていますので、過去問を解きながら、素早くテキストに戻って確認することができますね。
しかも、参照ページは、問題全体ではなく、1肢ごとに明記されていますので、とても親切な作りになっていると思います。
さらに、この問題集の大きな特徴が、「アプリがついている」という点です。しかも、書籍版と同じ問題が完全収録されています。
スマホで問題が解ければ、外出先などのスキマ時間も有効活用できますね。
- 過去8年の分野別過去問(+2年分ダウンロード)
- 3冊に分冊可能
- 出る順テキストの参照ページを1肢ごとに明記
- 全問を収録したアプリ付き
出る順マンション管理士 分野別過去問題集(2024年版) 著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 マンション管理士・管理業務主任者試験部 出版社: 東京リーガルマインド 発売日: 2024/4/12 ページ数: 872ページ サイズ: A5判 価格: 2,750円(電子書籍 2,600円) |
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収録内容 | 400問 (過去8年分の過去問) +100問 (WEBアンケートに答えると+過去2年分) |
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出題形式 | 4肢択一式 |
掲載順 | 分野別・テーマ別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
刷色 | 2色刷(緑系) |
ランク付け | 重要度(3段階) 難易度(3段階) |
テキストとの関連付け | 『出る順 管業・マン管合格テキスト』にリンク(1肢ごとに該当ページを明記) |
目隠しシート対応 | --- |
No.3:
マンション管理士 項目別過去8年問題集(TAC)
次に紹介するのは、TACの「マンション管理士 項目別過去8年問題集」です。
この問題集は、過去8年分の過去問を、分野別・テーマ別に収録した問題集になっています。収録問題数は4肢択一で400問です。
※ 2022年版から、LECの真似をして、“プラス2年分"のWEBダウンロードサービスが付きました。
分厚さはLECとほぼ同じで、2冊に分冊できるようになっていますので、持ち運びに配慮されていますね。
ページレイアウトは、左ページに問題、右ページに解答解説という構成です。
印刷は赤系の2色刷りで、重要なポイントは赤字で記載されています。
各問題は、重要度に応じて特A~Cの4段階にランク分けされているほか、「頻出」、「ひっかけ」、「ハイレベル」といったアイコンで、1肢ごとに肢の特性も表示されています。
ただし、とても残念な点がひとつ、テキストの参照ページが明記されていないということです。確かに、分野別の収録ですので、テキストのどこに書いてあるかというのは大体わかりますが、、ただし、テキストに載っていない場合もありますので、載っているか載っていないかの判断をするためにも、テキストとのリンクは明記しておいて欲しかったと思います。
- 過去8年の分野別過去問(+2年分ダウンロード)
- 2冊に分冊可能
- テキスト参照ページの明記なし
マンション管理士 項目別過去8年問題集(2024年度版) 著者: TACマンション管理士講座 出版社: TAC出版 発売日: 20214/3/24 ページ数: 860ページ サイズ: A5判 価格: 2,750円 |
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収録内容 | 400問 (過去8年分の過去問) +100問 (WEBダウンロードで+過去2年分) |
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出題形式 | 4肢択一式 |
掲載順 | 分野別・テーマ別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
刷色 | 2色刷(赤系) |
ランク付け | 重要度(4段階) |
テキストとの関連付け | --- |
目隠しシート対応 | --- |
No.4:
マンション管理士 管理業務主任者 Wマスター過去問集(早稲田経営出版)
次にご紹介するのは、マンション管理士と管理業務主任者のW受験用の問題集として出版されている、早稲田経営出版の「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスター過去問集」です。
W受験用の過去問題集が1冊で出版されているのは、なかなか珍しいですね。
過去5年分のマンション管理士と管理業務主任者の両試験の過去問を集約し、分野別・テーマ別に整理して収録した過去問題集になっています。収録問題数は4肢択一で500問です。
両試験の過去問を1冊に集約した代わりに、過去5年分に絞られています。これが良いのか悪いのか、、、ちょっと不安に感じますね。
ページの構成は、右ページに問題、その裏面(左ページ)に解答解説というレイアウトです。
印刷は、赤(紫)系の2色刷りになっており、解説の重要なポイントに着色されています。
問題ごとに重要度が★の数で3段階にランク分けされています。
また、問題ごとに、テキストの参照ページが明記されていますので、過去問を解きながら、素早くテキストに戻って確認することができます。
この問題集は、過去5年分という点が、どうしても引っ掛かりますが、W受験を乗り切るには、このような効率的な問題集に賭けてみてもいいかもしれませんね。
ちなみに、問題量としては、TACのマンション管理士と管理業務主任者のそれぞれの「一問一答セレクト1000」を解くのと同じ分量になります。
※ Wマスター ⇒ 4肢択一50問×5年×2(マン管・管業)=2,000肢
※ セレクト1000 ⇒ 一問一答1000肢×2(マン管・管業)=2,000肢
論点のカバー率はセレクト1000の方が高い(重要肢のみが厳選されている)ので、セレクト1000を使った方がいいかもしれません。
- マンション管理士+管理業務主任者を1冊にまとめた過去問集
- 過去5年分を分野別に収録
- テキストの参照ページの明記あり
マンション管理士・管理業務主任者 Wマスター過去問集(2024年度版) 著者: マン管・管業試験研究会 出版社: 早稲田経営出版 発売日: 2024/3/17 ページ数: 1,024ページ サイズ: A5判 価格: 4,180円 |
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収録内容 | 500問 (過去5年分のマン管・管業の過去問) |
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出題形式 | 4肢択一式 |
掲載順 | 分野別・テーマ別 |
ページ構成 | 右ページに問題、その裏面(左ページ)に解答・解説 |
刷色 | 2色刷(赤系) |
ランク付け | 重要度(3段階) |
テキストとの関連付け | 『Wマスターテキスト』にリンク(問題ごとに該当ページを明記) |
目隠しシート対応 | --- |
模試・予想問題集おすすめ3選
次は、マンション管理士の模試・予想問題集を紹介します。
マンション管理士試験を受験する場合は、独学の場合であっても、予備校の模試だけは受験しておいた方がいいと言われることがあります。
本試験で解答する際の時間配分や、マークシートの解答形式、本試験での緊張感などにあまり慣れていない方は、このような模擬試験を受験しておいた方がいいかもしれません。
また、一問一答式の過去問をメインに使った場合は、4肢択一式の問題に慣れるために、模試は利用すべきですね。
しかし、模試を受験するにはそれなりに費用や時間もかかりますので、下記のような市販されている予想問題集や模擬試験などを購入し、本試験のシミュレーションをすることで、予備校の模試の受験に代える方法もあります。
これらの予想問題集(予想模試)は、各受験指導校が過去の出題を分析し、その年の本試験に出題される問題を予想した問題集となりますので、直前期に解いてみて、自分の知識に穴がないか確認し、本試験に向けた最後の仕上げとして、弱点を補強するという使い方も効果的だと思います。
No.1:
出る順マンション管理士 当たる!直前予想模試(LEC)
まずはじめに紹介するのは、LECの「出る順マンション管理士 当たる!直前予想模試」です。
やはり、”模試といえばLEC”ですね!LECの模試は、出題形式や難易度が最も本試験に近いと言われています。
この予想問題集には、本試験と同じ形式で3回分の予想模試が収録されています。1問ずつ重要度(A・B・C)も設定されていますので、効率的に復習ができますね。
さらに、購入者特典として解説講義の提供があり、模試各回1時間程度ずつ、LEC専任講師3名がそれぞれ解説してくれます。
その他、巻頭特集として今年の出題テーマをLEC講師が予想した「最重要テーマ厳選5」や、袋とじ企画「ここがこう出る!大本命5選」、模試を採点してくれる「WEB無料採点サービス」まで付いています。
予想問題集を買うなら、まずはLECの直前予想模試を購入することをおすすめします!
出る順マンション管理士 当たる!直前予想模試(2024年版) <予想問題×3回分> 著者: 東京リーガルマインド LEC総合研究所 マンション管理士・管理業務主任者試験部 出版社: 東京リーガルマインド 発売日: 2024/8/1 ページ数: 235ページ サイズ: B5判(一般的なテキストより大きい) 価格: 1,980円(電子書籍 1,900円) |
No.2:
ラストスパート マンション管理士 直前予想模試(TAC)
次に紹介するのは、TACの「ラストスパート マンション管理士 直前予想模試」です。
この予想問題集には、LECと同様に3回分の予想模試が収録されており、問題ごとに「A・B・C」3段階の難易度ランクも設定されています。
ただし、LECのような解説講義はついていません。
その他、巻頭特集として、法改正のポイントや重要判例の解説などが、まとめられています。
ラストスパート マンション管理士 直前予想模試(2024年度) <予想問題×3回分> 著者: TACマンション管理士講座 出版社: TAC出版 発売日: 2024/8/9 ページ数: 300ページ サイズ: B5判(一般的なテキストより大きい) 価格: 1,980円 |
No.3:
ダブルマスターシリーズ マンション管理士 直前予想問題集(早稲田経営出版)
次に紹介するのは、早稲田経営出版の「ダブルマスターシリーズ マンション管理士 直前予想問題集」です。
こちらも同様に、3回分の予想模試が収録されています。
また、巻頭特集として、法改正情報が掲載されています。
ダブルマスターシリーズ マンション管理士 直前予想問題集(2024年度) <予想問題×3回分> 著者: マンション管理士試験研究会 出版社: 早稲田経営出版 発売日: 2024/8/7 ページ数: 224ページ サイズ: B5判(一般的なテキストより大きい) 価格: 1,980円 |
初心者向け参考書(入門書)おすすめ3選
上記でおすすめした「らくらくわかる!マンション管理士 速習テキスト」は、講義形式で読みやすく、わかりやすいテキストのため、宅建士等の学習経験がない方でも読み進められると思います。
ただし、速習テキストを読んで、ちょっと難しいな、、と感じた場合は、以下で紹介する入門テキスト(入門書)を先に読んだ方がいいかもしれません。
No.1:
みんなが欲しかった!マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩(TAC)
入門テキストとして一番のおすすめは、TACの「みんなが欲しかった!マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩」です。
この「はじめの一歩」は、まったくの初心者向けに、やさしく丁寧に噛み砕いた言葉で解説してくれる、とてもわかりやすい入門書になっています。(2019年に創刊)
これを先に読んでおけば、試験範囲の基礎知識がおおまかに理解できますので、「速習テキスト」にもスムーズに入っていけるはずです。
出典:Amazon
イラストや図表が豊富で、「みんなが欲しかった!」の特徴でもある「板書」でシンプルに、深入りせずに重要事項のみを確実に解説してくれます。
TACには、本格的な学習用のテキストがありますので、そのテキストに橋渡しをするという明確な役割を持った、まさに入門書と言えますね。
ちなみに、この手のシリーズで入門書として出版されているものは、基本テキストから単に基本事項を抜粋しただけのものも存在しますが、この「はじめの一歩」に関しては、きっちりと入門書として、わかりやすく平易な言葉で書き下ろされていますので、ご安心ください。
みんなが欲しかった! マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩(2024年度) | |
著者 | TACマンション管理士・管理業務主任者講座 |
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出版社 | TAC出版 |
発売日 | 2023/12/6 |
ページ数 | 276ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 1,980円(電子書籍 1,864円) |
No.2:
ユーキャンのマンション管理士・管理業務主任者 はじめてレッスン(U-CAN)
次に紹介するのは、「ユーキャンのマンション管理士・管理業務主任 はじめてレッスン」です。
こちらも、本格的な学習に入る前の入門書としての位置づけになります。印刷は、黒と赤系の2色刷りになっています。
イラストが多く入っていて、図表も豊富に使われていますが、TACの「はじめの一歩」に比べると、文章による解説が多いです。
出典:Amazon
それと、解説内容に関しては、「はじめの一歩」に比べると、割と踏み込んだ細かいところまで解説があります。
「はじめの一歩」がないなら、入門書として良いテキストだと思いますが、はじめの一歩が出版された今となっては、敢えて選択する理由はなくなってしまったのではないかと思いますね。
ユーキャンのマンション管理士・管理業務主任者 はじめてレッスン(2023年版) | |
著者 | ユーキャンマンション管理士・管理業務主任者試験研究会 |
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出版社 | U-CAN |
発売日 | 2023/1/20 |
ページ数 | 268ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 2,200円 |
No.3:
マンガはじめてマンション管理士・管理業務主任者(住宅新報出版)
次に紹介するのは、住宅新報出版の「マンガはじめてマンション管理士・管理業務主任者」です。
こちらも、本格的な学習に入る前の入門書としての位置づけです。印刷は黒と赤系の2色刷りになっています。
「マンガ」となっていますが、全てがマンガになっているわけではなく、各項目ごとに、マンガで大雑把に解説をしたあとに、文章のみで解説し直すという構成になっています。(項目ごとに、おおむね、マンガ5ページ+文章3ページの構成です。)
出典:Amazon
これは、マンガで細かいところまで書いてしまうと冗長になってしまうから、という配慮で、このような形式にしてあるそうです。
結局、文章のみの解説部分は、本当に文章のみの解説になっていて、わかりやすく解説しようという工夫は感じられませんね。。
どうしてもマンガ形式で読みたいのであれば読んでもいいかと思いますが。。
マンガはじめてマンション管理士・管理業務主任者(2024年版) | |
著者 | 植杉 伸介 (著), 氷見 敏明 (著), 河野やし (イラスト) |
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出版社 | 住宅新報出版 |
発売日 | 2023/12/4 |
ページ数 | 510ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 2,970円(電子書籍 2,911円) |
直前期の要点整理本(暗記本・まとめ本)おすすめ3選
次は、基本テキスト・過去問を使った学習を一通り終えた方が、知識を総整理&暗記するために使用する「要点整理テキスト」を紹介したいと思います。
要点整理テキストを使って知識を総整理&暗記すれば、盤石な基礎知識を身につけられます。
逆に、勉強時間が十分に確保できず、基本テキストを読み直す時間も過去問を解きなおす時間もないような場合に、要点整理テキストで一気に総復習を済ませる方法もあります。
※ 私自身、管理業務主任者試験で陥ったパターンですが、この方法でうまくいきました。
また、2年目のリベンジの年に、基本テキストを一から読み直すのではなく、要点整理テキストを使って学習を再スタートするのも効率的です。
※ 私も司法書士試験に再チャレンジする際に、要点整理テキストをベースに勉強を再スタートしました。
さらに、机に向かって学習する時間とは別に、コンパクトな要点整理テキストを持ち運んで、外出先でのスキマ時間を利用した暗記用に活用する方法もありますね。
- 知識を総整理&暗記して、盤石な基礎知識を身につける
- 復習時間が確保できない場合に一気に総復習を済ませる
- 2年目の再チャレンジの基本テキストとして使う
- 外出先や通勤時間などスキマ時間の暗記用に使う
No.1:
マンション管理士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート(TAC)
まずは、私の管理業務主任者試験対策でも大活躍した、TACの「出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート」を、マンション管理士試験でも是非おすすめしたいと思います!
そもそも私自身、スタディングのマンション管理士講座で受験対策をしましたが、実は、この「マンション管理士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート」も併用しました。
それは、「建築・設備・維持保全」、「建築関連法規」の分野の復習時間が確保できそうになかったため、重要知識をまとめた要点整理本で、短期間に仕上げてしまう必要があったからです。
出典:Amazon
この要点整理テキストは、最重要論点を50項目に分け、1週間でマスターできるように整理された「まとめ本」です。
印刷は2色刷りで見やすく、図表が豊富に使用されていて、また、1項目が1見開き(2ページ)で完結するなど抜群に使いやすいものになっています。
上記の速習テキストと併用して、最後の仕上げに是非おすすめします!
マンション管理士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート(TAC)
- 50項目の最重要論点が1週間でマスターできるまとめ本
- 2色刷り(赤系)
- 豊富な図表、1項目1見開き完結型で使いやすい
- 最後の仕上げにおすすめ
マンション管理士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート(2024年度) | |
著者 | TACマンション管理士講座 |
---|---|
出版社 | TAC出版 |
発売日 | 2024/7/24 |
ページ数 | 120ページ |
サイズ | B5判(一般的なテキストより大きい) |
価格 | 1,650円 |
No.2:
ケータイ マンション管理士(三省堂)
次に紹介するのは、LECの人気講師「友次 正浩」先生が執筆し、三省堂から出版されている「ケータイ マンション管理士」です。
このテキストは、見開きの左ページに合格に必要な重要知識を掲載し、右ページにその知識に対応した一問一答を掲載するというレイアウトになっています。
出典:Amazon
要点整理と一問一答を組み合わせた「ケータイ〇〇」シリーズは、マンション管理士のほか、行政書士・司法書士・宅建士・社労士・管理業務主任者などが出版されており、特に、最初に出版されたケータイ司法書士は、絶大な信頼と人気を誇るベストセラーになっています。
私も、このレイアウトは大好きですね。というのは、私が司法書士試験でメインテキストとして使ったのが、同様のレイアウトの書籍だったからです(ケータイシリーズではありませんが)。
左ページで知識をインプットしながら右ページでアウトプット、逆に、右ページでアウトプットしながら左ページでインプット、いずれの順序でも構いませんが、とにかく知識を定着させるには最強のツールだと思います。
私がマンション管理士試験を受験する際には出版されていませんでしたが、当時にあったとすれば、TACのチェックシートではなく、こちらのケータイを使ったと思います。
ケータイマンション管理士 2024 | |
著者 | 友次 正浩 |
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出版社 | 三省堂 |
発売日 | 2024/2/24 |
ページ数 | 256ページ |
サイズ | B6判の変形(一般的なテキストより小さい) |
価格 | 1,980円(電子書籍 1,800円) |
No.3:
ココだけチェック!マンション管理士・管理業務主任者 パーフェクト ポイント整理(TAC)
次に紹介するのは、TACの「ココだけチェック!マンション管理士・管理業務主任者 パーフェクト ポイント整理」です。
TACの要点整理本としては、上記で紹介した「出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート」が有名ですが、こちらのポイント整理は、マン管・管業のダブル受験用の要点整理本になります。
出典:Amazon
うかるチェックシートとの違いは、ダブル受験用以外にも、次のような違いがあります。
まず、本のサイズが、うかるチェックシートはB5判の大きめサイズですが、こちらのポイント整理は、B6判の小さ目サイズのため、持ち運びに便利です(ケータイとほぼ同サイズ)。
そして、うかるチェックシートは、今年の試験に出るところを予想した50項目を厳選して、その中の重要知識を収録していますが、こちらのポイント整理は、全範囲が収録されているという違いがあります。
このため、うかるチェックシートのマン管・管業を足したものよりも、かなりのボリュームがあるため注意が必要です。(ケータイのマン管・管業を足したものよりも、さらに情報量は多いと思います)
ダブル受験用、かつ、情報を網羅した要点整理テキストを求めている方に、おすすめです。
ココだけチェック!マンション管理士・管理業務主任者 パーフェクト ポイント整理(2024年版) | |
著者 | TACマンション管理士・管理業務主任者講座 |
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出版社 | TAC出版 |
発売日 | 2024/4/18 |
ページ数 | 404ページ |
サイズ | B6判(一般的なテキストより小さい) |
価格 | 2,530円 |
マンション管理士のおすすめテキスト・問題集まとめ
以上、マンション管理士の独学におすすめのテキスト・問題集について紹介してきました。
マンション管理士試験は、宅建試験に比べると受験者数は少なく、出版されているテキストの種類も少ないですが、やはり、どのテキスト・過去問題集を選ぶかは悩みどころですよね。
- テキストは「マンション管理士 速習テキスト(TAC)」が定番でおすすめ
- W受験用は「Wマスターテキスト(早稲田経営出版)」がおすすめ
- 過去問題集は「一問一答セレクト1000(TAC)」がおすすめ
- 四肢択一式対策として予想問題集を解くのがおすすめ
- 宅建などの学習経験がない場合は「はじめの一歩(TAC)」がおすすめ
- 時間が足りない場合は「合格るチェックシート(TAC)」又は「ケータイ(三省堂)」が役に立つかも
テキストは「マンション管理士 速習テキスト(TAC)」が定番でおすすめ
マンション管理士試験を単独で受験する場合の基本テキストに関しては、TACの「マンション管理士 速習テキスト」が”定番”です。
この速習テキストを買っておけば間違いないと思います。
W受験用は「Wマスターテキスト(早稲田経営出版)」がおすすめ
次に、マンション管理士と管理業務主任者のW受験用のテキストとしては、早稲田経営出版の「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト」がおすすめです。
過去問題集は「一問一答セレクト1000(TAC)」がおすすめ
過去問については、一般的には、過去8年(~10年)の分野別過去問題集で勉強するのが定番かと思いますが、私としては、効率的に勉強するためにも「一問一答セレクト1000(TAC)」をおすすめします。
四肢択一式と一問一答では、勉強の効率が段違いに変わりますから。
四肢択一式対策として予想問題集を解くのがおすすめ
ただし、一問一答では、本試験形式(四肢択一式)の対策ができませんので、予想問題集を解くことで、四肢択一式を解く練習をするようにしてください。
宅建などの学習経験がない場合は「はじめの一歩(TAC)」がおすすめ
入門テキストに関しては、通常、マンション管理士の受験生は宅建の受験経験のある方が多いと思いますので、そういった方は敢えて購入する必要はないと思います。
もし完全な初心者の場合は、TACの「みんなが欲しかった!マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩」がおすすめですね。
時間が足りない場合は「合格るチェックシート(TAC)」又は「ケータイ(三省堂)」が役に立つかも
あとは、勉強時間が十分に確保できなかった場合に、最後の追い込み用の参考書として、「出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート(TAC)」又は「ケータイマンション管理士(三省堂)」が役立つかもしれません。
とにかく、マンション管理士試験に関しては、ガッツリと本気で専業で勉強するような受験生は少数だと思います。いかに効率的に勉強を済ませて合格を掴み取るか、というのがポイントです。
当ページで紹介しているテキスト・問題集を参考にしていただき、ぜひ効率的に合格を勝ち取ってください。
マンション管理士試験に独学で合格するための勉強方法・勉強時間
最後に、マンション管理士試験に独学で合格するための勉強方法と必要な勉強時間について、ご紹介しておきます。
独学の勉強方法
私自身は、マンション管理士試験には通信講座で合格しましたが、以下の勉強方法は、これまで宅建や管理業務主任者に独学で合格した際の勉強法をベースにしたものになります。
- テキストを通読し、全体像を把握する。
- 章ごとにテキストを読み、そこに対応する問題集を解く。
- 問題集のみを解いていく(最低でも3回は解く)。
- (模試を受験する、又は予想問題集を解く。)
勉強方法の詳細は、マンション管理士の独学におすすめの勉強法のページをご参照ください。
合格に必要な勉強時間
マンション管理士試験に合格するためには、一般的に、500時間程度の勉強時間が必要と言われています。
また、合格に必要な期間は半年~1年程度が標準的です。
- 勉強時間の目安は、500時間程度
- 勉強期間は、半年~1年程度が標準的
ですので、マンション管理士の試験日(11月の最終日曜日)の半年から1年前、つまり、遅くとも5月には勉強を開始するのがおすすめですね。
ただし、これは初学者の話であって、例えば宅建や管理業務主任者に合格している方であれば、試験科目の多くが重なっていますので、もっと短い勉強時間での合格も可能です。
私も、既に宅建試験・管理業務主任者試験に合格していましたので、必要とされる勉強時間の半分以下の約200時間の勉強時間で合格することができました。
独学が不安な方は通信講座もおすすめ
なお、独学が不安な方や、短期合格を目指したい方には、通信講座もおすすめです。
下記の記事では、マンション管理士のおすすめ通信講座を徹底的に比較してランキング形式でご紹介しています。初心者向け講座のほか、短期集中講座や学習経験者向け講座、費用の安い講座など目的別のおすすめもご紹介していますので、参考にしてください。