簿記の通信講座ランキング2024【おすすめ人気8社を徹底比較!】
更新日:2024年10月7日
簿記2級・3級の通信講座は、各予備校それぞれに特徴があるため、「どの講座を受講すればいいのかわからない、、」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで、簿記2級・FP2級合格者の管理人が、人気8社の特徴を比較し、おすすめの簿記通信講座をランキング形式で紹介します!
初心者におすすめの講座のほか、費用が安い講座・合格率が高い講座など、目的別・学習スタイル別のおすすめ通信講座や選び方のポイントなども紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
【執筆者】 |
執筆者紹介 |
- 簿記の通信講座おすすめランキング
- No.1:ユーキャン
教材制作のプロフェッショナル!テキストのわかりやすさナンバーワン! - No.2:スタディング
全ての学習がスマホのみで完結するオンライン講座! - No.3:クレアール
安さと丁寧さを両立!簿記の本質学習! - No.4:フォーサイト
- No.5:資格の大原
- No.6:TAC
- No.7:LEC
- No.8:キャリカレ
- No.1:ユーキャン
- 人気の簿記通信講座を費用から合格率まで徹底比較!
- 学習スタイル別の簿記通信講座おすすめ3選
- 無料の簿記オンライン講座はある?
- 【ランキングの基準】簿記通信講座のおすすめな選び方
- 簿記検定は独学でも合格できる?
- 簿記検定に関するよくある質問
簿記の通信講座ランキング【2024年版】
当ページでは、簿記2級の合格を目標に、簿記3級も含めた人気8社の簿記通信講座について、私が重視する以下の5項目で比較・評価し、おすすめの簿記講座をランキング形式で紹介していきます。
- 費用(安さ・返金制度など)
- 講義・講師(講義のわかりやすさ・講義時間数・講義スタイル)
- 教材(テキスト・問題集・eラーニング・ネット試験対応)
- 合格実績(合格率・合格者数・合格者の声)
- サポート体制(質問対応その他フォロー制度)
※ ランキングの基準の詳細は、当ページ内の簿記通信講座のおすすめな選び方【ランキングの基準】をご参照ください。
※ 教育訓練給付金の対象には、を表示。要件を満たせば受講料の20%が給付されます。⇒教育訓練給付制度とは?支給条件・申請方法・対象資格まで解説
おすすめNo.1:
ユーキャン
⇒ ユーキャン簿記2級通信講座 公式サイト
※簿記3級はこちら
- 教材制作のプロフェッショナル!テキストのわかりやすさナンバーワン!
ユーキャンは、言わずと知れた通信教育講座の最大手です。「ユーキャン」というブランド名だけで安心できるのも、ユーキャンのスゴさですね。
ユーキャンは、教材制作のプロフェッショナルですから、マンガ・イラストが豊富なフルカラーテキストなど、教材のわかりやすさはナンバーワンといっても過言ではありません。
スマホ学習も、講義動画だけでなく、テキスト参照や問題演習、学習プラン作成まで全てに対応! ※2級のスマホ学習は講義視聴・問題演習のみ
さらに、回数無制限の質問サポートや、丁寧な添削サービスが受けられるのも魅力ですね。
合格実績は、過去10年間で3級は11,000名以上、2級は1,300名以上の合格者を輩出するなど、さすが大手というべき安心の合格実績を誇ります。
ユーキャンは、資格予備校に比べると講義は必要最小限ですが、ユーキャンのわかりやすい教材なら安心して受講できるはずです。
簿記通信講座は、ユーキャンを一番におすすめします!
\テキストのわかりやすさナンバーワン!/
ユーキャン公式サイトで詳細を見る
(10/16まで)WEB申込限定、抽選100名様に
Amazonギフト券10,000円分が当たる!
ユーキャン簿記講座の比較項目
費用 |
②簿記3級講座 ※簿記1級コースなし
|
---|---|
講義・講師 |
①13時間(インプット0+アウトプット13時間) ②2時間(インプット2時間+アウトプット0) 画面にスライドを表示して解説 |
教材 |
【テキスト】フルカラー冊子版テキスト※3級はWeb版もあり 【問題集】冊子版問題集 ※Web版もあり 【eラーニング】 |
合格率・実績 |
過去10年間で、3級は11,392名が合格、2級は1,333名が合格(2013年~2022年) |
サポート体制 |
・メール、郵便による質問対応(回数無制限。1日3問まで) |
ユーキャン通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
90点 |
---|---|
評判・口コミ |
|
公式サイト |
ユーキャン簿記2級 公式サイトへ※簿記3級はこちら |
おすすめNo.2:
スタディング
- 全ての学習がスマホのみで完結するオンライン講座!
スタディングのオンライン簿記通信講座は、スマホだけで学習できるため、まとまった勉強時間が確保できない方でも安心して受講できます。
しかも、ダントツの圧倒的な低価格!
公式サイトでは、1,300名を超える合格者の声(2023年度)が掲載されており、合格実績も業界トップクラスです。
質問サポートがやや手薄なのが唯一の弱点ですが、講義の視聴からテキスト参照・問題演習まで一貫してシステムに組み込まれていますので、画面に沿って学習を進めれば全ての学習がスマホのみで完結できます。
出典:スタディング簿記通信講座
この革新的なeラーニングシステムにより、スマホだけの効率学習で短期合格が狙えるため、机に向かう勉強時間が確保できない方には、超おすすめのオンライン簿記講座です!
※ ただし、簿記の学習では、紙にメモ書きしながら電卓で計算する練習は必ず必要になります。
\全ての学習がスマホのみで完結!/
スタディング公式サイトで詳細を見る
スタディング簿記講座の比較項目
費用 |
①簿記2級合格コース(Q&Aチケット5枚付き) ②簿記3級・2級セットコース(Q&Aチケット10枚付き) ※簿記1級コースもあり
|
---|---|
講義・講師 |
①24時間(インプット16時間+アウトプット8時間) ②35時間(インプット23時間+アウトプット12時間) 大画面にスライドを表示して解説 |
教材 |
【テキスト】フルカラーWebテキスト 【問題集】Web問題集 【eラーニング】すべての教材をオンラインで利用する形態 |
合格率・実績 |
公式サイトに、1,300名を超える「合格者の声」の掲載あり(2023年度) |
サポート体制 |
メールによる質問対応(2級は5回分、2級&3級は10回分のQ&Aチケット付き ※付属回数超えは1回1,100円) |
スタディング通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
90点 |
---|---|
公式サイト |
スタディング 公式サイトへ |
おすすめNo.3:
クレアール
- 安さと丁寧さを両立!簿記の本質学習!
クレアールは、会計資格を得意とする業界有数の資格予備校です。
非常識合格法(合格必要得点範囲の絞り込み)が最大のセールスポイントとされていますが、私が見る限り、公認会計士講座も担当するプロフェッショナル講師による丁寧な講義がクレアールの簿記通信講座最大の魅力です。
さらに、メールのほか、オンラインや電話による質問まで回数無制限にできるという業界トップクラスの丁寧なサポート体制を備えています。
出典:クレアール簿記通信講座
また、簿記1級や公認会計士・税理士などの上位資格を見据えた簿記の学習ができることも、他社の通信講座では得られない、クレアールならではのメリットですね。
このように、クレアールは、安さと丁寧さを両立したうえに、さらに簿記の本質から学習したい方におすすめの簿記講座です。
\安さと丁寧さを両立!簿記の本質学習!/
クレアール公式サイトで詳細を見る
クレアール簿記講座の比較項目
費用 |
※簿記1級コースもあり
|
---|---|
講義・講師 |
①インプット60時間+アウトプット(全問解説動画+答練4回) ②インプット102時間+アウトプット(全問解説動画+答練8回) 画面にスライドを表示して解説 |
教材 |
【テキスト】白黒冊子版テキスト ※PDFあり 【問題集】冊子版問題集 ※PDFあり 【eラーニング】講義視聴、PDFテキスト、問題演習 |
合格率・実績 |
公式サイトに、(3級)21名、(2級)19名、(1級)6名の「合格者の声」の掲載あり(2023年) |
サポート体制 |
メール・オンライン・電話による質問対応(回数無制限) |
クレアール通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
85点 |
---|---|
公式サイト |
クレアール 公式サイトへ |
おすすめNo.4:
フォーサイト
- 徹底追及した効率性と驚異の合格率!
フォーサイトの簿記通信講座では、徹底的に無駄を省き、イラスト・図解が豊富な洗練されたフルカラーテキストが使用されます。
そして、効率性を追求したコンパクトな講義! 講義時間数は短いですが、テキストがわかりやすいため十分に理解できます。
講義動画では、画面にテキストを映し出し、重要ポイントをマーカーしながら解説してくれるので、とてもわかりやすいですね。
また、講義の受講からテキスト参照、ゲーム感覚で取り組める確認テスト、学習プランの作成など、充実した機能を備えた次世代eラーニングシステムも大きな魅力です。
2024年度から、「ネット試験対応模試」にも対応しました。
3級は90%、2級は80%近くの驚異の合格率を誇りますので、高い合格率を求める方におすすめの簿記講座です!
\徹底追及した効率性と驚異の合格率!/
フォーサイト公式サイトで詳細を見る
フォーサイト簿記講座の比較項目
費用 |
※ 簿記1級コースなし
|
---|---|
講義・講師 |
①28時間(インプット26時間+アウトプット2時間) ②38時間(インプット36時間+アウトプット2時間) 画面にテキストを表示して解説 |
教材 |
【テキスト】フルカラー冊子版テキスト※Web版もあり 【問題集】冊子版問題集※Web版もあり 【eラーニング】講義視聴、テキスト・問題集参照、問題演習、学習プラン作成など |
合格率・実績 |
3級:受講生の合格率 91.8%(全国平均 ネット試験38.6%、統一試験 36.3%)、合格者数90名 |
サポート体制 |
メールによる質問対応(回数制限あり⇒バリューセット1:10回、バリューセット2:15回) |
フォーサイト通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
85点 |
---|---|
公式サイト |
フォーサイト 公式サイトへ |
おすすめNo.5:
資格の大原
- 会計資格の最大手!ただし、通信講座はスタディング類似講座に生まれ変わった
資格の大原は、簿記・公認会計士など会計資格の最大手で、合格者を最も多く輩出している予備校です。
大原の簿記講座は、講師陣・カリキュラム・教材など、どれをとっても業界トップクラスで、まさに会計資格における王道の予備校です。
WEB問題集の導入や、3ステップレクチャー(図解・イラスト⇒具体的解法⇒設例)に基づくテキストなど、教材にも工夫が満載されています。
簿記1級や公認会計士・税理士などの上位資格も見据えて受験する方におすすめの簿記講座です。
ただし、2024年から、スマホだけで合格を目指す「パススル簿記」が新たに導入され、講義時間が従来の半分以下に短縮されるなど、スタディングの類似講座に生まれ変わりました。
簿記2級コースは、従来の手厚いコースが残っていますが、3級&2級は「パススル簿記」しかありません。
大原の方針として、通学講座は手厚いコースを維持し、通信講座はスマホだけの手軽な「パススル」シリーズへと舵を切っているようです。(FP資格では、通信講座は全てパススルに切り替え済み)
大原 簿記講座の比較項目
費用 |
①パススル簿記(2級) ②パススル簿記(3級+2級)
※簿記1級コースもあり
|
---|---|
講義・講師 |
①30時間(インプット30時間+アウトプット0) ②39時間(インプット39時間+アウトプット0時間) ③89時間(インプット80時間+アウトプット9時間) |
教材 |
【テキスト】2色刷りWebテキスト 【問題集】Web問題集 【eラーニング】講義視聴、テキスト参照、問題演習 |
合格率・実績 |
3,365名の合格者を輩出(2022年) |
サポート体制 |
メールによる質問対応(回数制限あり⇒3級:10回、2級:30回) |
大原 通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
85点 |
---|---|
公式サイト |
資格の大原 公式サイトへ |
おすすめNo.6:
TAC
- 大原に並ぶ会計資格の大手予備校
TACは、もともと会計資格で開校した予備校ですので、簿記検定はまさに得意分野です。
市販教材も豊富なラインナップを揃え、毎年売上No.1を達成するなど独占状態ですね。
とはいえ、TACの簿記講座は、通学スクールを中心とするため、通信講座の受講料も高額です。
エキスパート講師陣による充実の講義が提供されますので、簿記の本質から徹底的に勉強したい方におすすめの簿記講座です。
TAC簿記講座の比較項目
費用 |
※簿記1級コースもあり
|
---|---|
講義・講師 |
①121時間(インプット99時間+アウトプット22時間) ②159時間(インプット124時間+アウトプット35時間) 黒板の前に立ち、板書しながら解説 |
教材 |
【テキスト】2色刷り冊子版テキスト(TAC市販の「よくわかる簿記シリーズ」使用) 【問題集】冊子版問題集 【eラーニング】[受講形態でWebを選択した場合]講義視聴 |
合格率・実績 |
公式サイトに、(合格年度不明の)126名の「合格者の声」の掲載あり(3級62名、2級64名、1級15名) |
サポート体制 |
メール・電話による質問対応(メール質問回数:2級40回、3・2級60回まで) |
TAC通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
80点 |
---|---|
公式サイト |
TAC 公式サイトへ |
おすすめNo.7:
LEC
- 大手予備校だが会計資格では存在感が薄い
LECは、法律資格を得意とする予備校ですので、会計資格においては大原・TACに比べて存在感が薄く、実績も及びません。
とはいえ、大手予備校として長年にわたって指導しているわけですから、講座内容自体が特別劣っているわけではなく、充実の講義や回数無制限の質問サポートなど、大手予備校として信頼できる講座のはずです。
LEC簿記講座の比較項目
費用 |
①簿記2級パーフェクトコース ②簿記3・2級パーフェクトパック ※簿記1級コースもあり
|
---|---|
講義・講師 |
①84時間(インプット75時間+アウトプット9時間) ②119時間(インプット100時間+アウトプット19時間) 適宜、画面にテキストを表示して解説 |
教材 |
【テキスト】2色刷冊子版テキスト(LEC市販の「光速マスターNEOテキストシリーズ」を使用) 【問題集】冊子版問題集 【eラーニング】[受講形態でWebを選択した場合]講義視聴 |
合格率・実績 |
公式サイトに、34名の合格体験記の掲載あり(2022年度) |
サポート体制 |
メールによる質問対応(回数無制限) |
LEC通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
70点 |
---|---|
公式サイト |
LEC 公式サイトへ |
おすすめNo.8:
キャリカレ
- コスパとサポートがセールスポイント
キャリカレの簿記通信講座は、不合格の場合は全額返金、合格すれば2講座目無料などのコスト面と、丁寧なサポート体制は魅力的です。
しかし、講義はほんの少ししかありませんし、講座内容自体に特筆すべき点はなく、合格実績に関しても信頼できる情報がほとんどありません。
キャリカレ簿記講座の比較項目
費用 |
簿記3級・2級 合格指導講座 ※簿記1級コースなし
|
---|---|
講義・講師 |
約10時間(インプット約10時間+アウトプット0) ホワイトボードに板書しながら解説 |
教材 |
【テキスト】フルカラー冊子版テキスト 【問題集】冊子版問題集 【eラーニング】講義視聴
|
合格率・実績 |
公表なし。合格者の声もほとんどなし |
サポート体制 |
メールによる質問対応(回数無制限) |
キャリカレ通信講座の評価・公式サイト
総合評価 |
60点 |
---|---|
公式サイト |
キャリカレ 公式サイトへ |
人気の簿記通信講座を費用から合格率まで徹底比較!
以上、簿記2級・3級の通信講座をおすすめ順に紹介してきました。
次は、各講座を比較しやすいように、項目別に整理してご紹介していきたいと思います。
まずは、簿記通信講座のおすすめ8社を一覧表に整理しましたので、比較検討にご活用ください。
(おすすめ順位) 通信講座 |
特長を一言で |
簿記2級コース | 講義時間 | 簿記3級&2級コース | 講義時間 | 返金制度 | 講義スタイル | テキスト | 問題集 | eラーニング | ネット試験対応 | 合格率・実績 | サポート体制 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
No.1 ユーキャン |
教材制作のプロフェッショナル!テキストのわかりやすさナンバーワン! | ①簿記2級講座 49,000円 |
in:0 out:13時間 合計:13時間 |
①簿記2級講座 49,000円 ②簿記3級講座 39,000円 88,000円(①②合計) |
in:2時間 out:13 合計:15時間 |
①のみ教育訓練給付金の対象講座 | 画面にスライドを表示して解説 | 冊子 (フルカラー) ※3級はWeb版もあり |
冊子 ※Web版もあり |
講義 (2級)講義、問題演習 (3級)講義、テキスト・問題集、問題演習 |
〇 | (3級)10年間で11,000名以上(2級)10年間で1,300名以上の合格者 | ・メール、郵便による質問対応(回数無制限。1日3問まで) ・添削サービス(3級:4回、2級:5回) |
90点 |
No.2 スタディング |
全ての学習がスマホのみで完結するオンライン講座! | ①簿記2級合格コース 19,800円 |
in:16時間 out:8時間 合計:24時間 |
②簿記3級・2級セットコース 21,800円 |
in:23時間 out:12時間 合計:35時間 |
なし | 大画面にスライドを表示して解説 | Web (フルカラー) |
Web | 講義 テキスト 問題演習 |
〇 | (3級)約730名(2級)約560名(1級)44名の合格者の声 【2023年度実績】 |
メールによる質問対応(2級は5回分、2級&3級は10回分のQAチケット付き ※付属回数超えは1回1,100円) | 90点 |
No.3 クレアール |
安さと丁寧さを両立!簿記の本質学習! | ①簿記2級パック 35,510円 |
in:60時間 out:4回 合計:60時間+4回 |
②簿記3級・2級マスター 38,860円 |
in:102時間 out:8回 合計:102時間+8回 |
①②ともに教育訓練給付金の対象講座 | 画面にスライドを表示して解説 | 冊子+PDF (白黒) |
冊子+PDF | 講義 PDFテキスト・問題集 問題演習 |
〇 | (3級)21名(2級)19名(1級)6名の合格者の声 【2023年実績】 会計資格で50年を超える指導実績。上位資格の公認会計士・税理士でも多数の合格実績あり |
メール・オンライン・電話による質問対応(回数無制限) | 85点 |
No.4 フォーサイト |
徹底追及した効率性と驚異の合格率! | ①簿記2級 スピード合格講座(バリューセット1) 37,800円 |
in:26時間 out:2時間 合計:28時間 |
②簿記3級・2級 スピード合格講座(バリューセット2) 41,800円 |
in:36時間 out:2時間 合計:38時間 |
①②ともに教育訓練給付金の対象講座 | 画面にテキストを表示して解説 | 冊子+Web (フルカラー) |
冊子+Web | 講義 テキスト・問題集 問題演習 |
〇 | (3級)91.8%の合格率、90名の合格者(2級)78.8%の合格率、89名の合格者 【2023年度実績】 |
メールによる質問対応(回数制限 バリューセット1:10回、バリューセット2:15回) | 85点 |
No.5 資格の大原 |
会計資格の最大手!ただし、スタディング類似講座に生まれ変わった | ①パススル簿記(2級) 34,100円 |
in:30時間 out:0 合計:30時間 |
①パススル簿記(3級+2級) 44,000円 |
in:39時間 out:0 合計:39時間 |
なし | 画面にスライドを表示して解説 | Web (2色刷り) |
Web | 講義 テキスト 問題演習 |
〇 | (3級)1,649名(2級)1,558名(1級)158名の合格者を輩出 【2022年度実績】 業界ナンバーワンの実績 |
メールによる質問対応(回数制限 3級:10回、2級:30回) | 85点 |
No.6 TAC |
大原に並ぶ会計資格の大手予備校 | ①簿記2級合格本科生 59,000円 |
in:99時間 out:22時間 合計:121時間 |
②簿記3・2級ステップ合格本科生 70,000円 |
in:124時間 out:35時間 合計:159時間 |
①②ともに教育訓練給付金の対象講座 | 黒板の前に立ち、板書して解説 | 冊子 (2色刷り) |
冊子 | 講義 | 〇 | (3級)62名(2級)64名(1級)15名の合格者の声 【合格年度不明】 |
メール・電話による質問対応(メール回数制限:2級40回、3・2級60回) | 80点 |
No.7 LEC |
会計資格では存在感が薄い | ①簿記2級パーフェクトコース 60,500円 |
in:75時間 out:9時間 合計:84時間 |
②簿記3・2級パーフェクトパック 69,300円 |
in:100時間 out:19時間 合計:119時間 |
合格お祝い金(2級)8千円・(3級)5千円 | 適宜、画面にテキストを表示して解説 | 冊子 (2色刷り) |
冊子 | 講義 | 〇 | (3級)19名(2級)13名(1級)2名の合格者の声 【2022年度実績】 |
メールによる質問対応(回数無制限) | 70点 |
No.8 キャリカレ |
コスパとサポートがセールスポイント | --- | --- | 簿記3級・2級 合格指導講座 61,800円 |
in:10時間 out:- 合計:10時間 |
不合格者には全額返金 合格者は2講座目無料 |
ホワイトボードに板書して解説 | 冊子 (フルカラー) |
冊子 | 講義 | × | 公表なし。合格者の声もほとんどなし | ・メールによる質問対応(回数無制限) ・添削課題(3級:4回、2級:4回) |
60点 |
※ 教育訓練給付金の対象講座は、要件を満たせば受講料の20%が給付されます。⇒教育訓練給付制度とは?支給条件・申請方法・対象資格まで解説
では、上記の比較一覧表のなかから、費用の安さや合格率の高さ、サポートの充実度などをピックアップして、項目別に人気の簿記通信教育講座を比較していきます。
安い順ランキング!費用を比較
自分に合った、より良い通信講座を選ぼうと思っても、どうしても金銭的に厳しい場合もありますよね。
いくら講座内容が良くても、手が出せないような価格では購入できませんからね。。ここは、ご自身の財布と相談が必要になってきます。
ということで、簿記通信講座を料金が安い順に並べると、下記のようになります。
※ 「簿記3級&2級コース」の料金の安さで並べています。
※ 「教育訓練給付金対象」は、要件を満たせば20%キャッシュバックされます。
通信講座名 (おすすめ順位) |
簿記2級の費用 | 簿記3級&2級の費用 |
---|---|---|
No.1 スタディング (おすすめNo.2) |
簿記2級合格コース 19,800円 |
簿記3級・2級セットコース 21,800円 |
No.2 クレアール (おすすめNo.3) |
簿記2級パック 35,510円 ※教育訓練給付金対象 |
簿記3級・2級マスター 38,860円 ※教育訓練給付金対象 |
No.3 フォーサイト (おすすめNo.4) |
簿記2級 スピード合格講座(バリューセット1) 37,800円 ※教育訓練給付金対象 |
簿記3級・2級 スピード合格講座(バリューセット2) 41,800円 ※教育訓練給付金対象 |
No.4 資格の大原 (おすすめNo.5) |
パススル簿記(2級) 34,100円 |
パススル簿記(3級+2級) 44,000円 |
No.5 キャリカレ (おすすめNo.8) |
--- | 簿記3級・2級 合格指導講座 61,800円 ※不合格者には全額返金 |
No.6 LEC (おすすめNo.7) |
簿記2級パーフェクトコース 60,500円 合格お祝い金8千円 |
簿記3・2級パーフェクトパック 69,300円 合格お祝い金(2級)8千円・(3級)5千円 |
No.7 TAC (おすすめNo.6) |
簿記2級合格本科生 59,000円 ※教育訓練給付金対象 |
簿記3・2級ステップ合格本科生 70,000円 ※教育訓練給付金対象 |
No.8 ユーキャン (おすすめNo.1) |
簿記2級講座 49,000円 ※教育訓練給付金対象 |
簿記2級講座 49,000円 簿記3級講座 39,000円 88,000円(合計) ※2級のみ教育訓練給付金対象 |
スタディングはダントツの最安値
ご覧のとおり、価格の安さでいえば、スタディングの2万円がダントツの最安値ですね。
次いでクレアール・フォーサイトがほぼ同価格帯で続きます。
スタディングはスマホ学習で質問サポート不要な方におすすめ
スタディングは、安さはダントツですが、スマホ学習に特化している点と、質問サポートが手薄な点に注意が必要です。このため、”スマホでスキマ時間に勉強したい”、そして、”質問サポートはあまり使わない”という方に、スタディングはおすすめです!
紙テキストで質問サポートも必要ならクレアール・フォーサイトがおすすめ
もしも、”紙テキストで勉強したい”、”質問サポートも欲しい”という方には、クレアールかフォーサイトがおすすめですね。
- 最安値はスタディング、次いでクレアール・フォーサイト
- スタディングは、”スキマ時間にスマホで勉強したい方”、”質問サポートが不要な方”におすすめ
- クレアール・フォーサイトは、”紙テキストで勉強したい”、”質問サポートも欲しい”という方におすすめ
合格率の高さを比較
「絶対に合格したい!」、「合格できないと困る!」という場合は、とにかく「合格率」が高い簿記講座を選ぶという方法もあります。
ただし、合格率や合格実績については、会社によって公表方法が異なるため、同列で比較することは難しいのが現状です。
そこで、教育訓練給付制度の利用者の情報を中心に、簿記2級の合格率が高い順に比較してみると、以下の表のようになります。
※ 教育訓練給付制度の合格率・合格者数は、教育訓練給付制度 検索システム(厚生労働省)で公開されています。
通信講座名 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|
フォーサイト | 合格者数 【2023年度】 89名 【2021年度教育訓練給付制度】 65名 |
合格率 【2023年度】 78.8% (113名中89名) 【2021年度教育訓練給付制度】 87.8%(74名中65名) |
ユーキャン | 合格者数 【2022年度教育訓練給付制度】 130名 |
合格率 【2022年度教育訓練給付制度】 61.0% (213名中130名) |
クレアール | 合格者数 【2022年度教育訓練給付制度】 64名 |
合格率 【2022年度教育訓練給付制度】 33.9% (189名中64名) |
TAC | 合格者数 【2022年度教育訓練給付制度】 276名 |
合格率 【2022年度教育訓練給付制度】 32.1% (860名中276名) |
資格の大原 | 合格者数 【2021年度教育訓練給付制度】 29名 【2022年度】 1,558名(通学・通信の合計) |
合格率 【2021年度教育訓練給付制度】 24.4% (119名中29名) |
スタディング | 合格者の声 【2023年度】 約560名 |
--- |
LEC | 合格者の声 【2022年度】 13名 |
--- |
キャリカレ | --- | --- |
合格率はフォーサイト・ユーキャンが高い!
上記の表のように、簿記2級の合格率は、フォーサイトが80%前後でナンバーワンです。
フォーサイト独自の受講生アンケートでは78.8%、教育訓練給付制度利用者では87.8%と、いずれもトップの合格率を誇ります。
次いでユーキャンの合格率も60%と高いですね。
合格者数の人数では、フォーサイトを上回ります。
簿記2級の全国平均の合格率は、統一試験では20%前後、ネット試験では40%弱ですので、それをはるかに上回ります。
クレアール・TAC・大原の合格率は低い
一方、クレアール・TAC・大原は、30%前後の合格率ですので、全国平均と同程度の合格率しかありません。
このため、合格率の高い通信講座を選ぶなら、フォーサイトかユーキャンがおすすめです!
通信講座の合格者数はスタディングが多い
なお、合格者数で見た場合は、大原の1,558名、スタディングの560名が突出していますね。
ただし、大原の1,558名は、その大部分が通学スクールの実績と考えられるため、通信講座としてどの程度の実績があるのかわかりません。
スタディングは560名もの合格者の声が集まっていますので、通信講座の合格者数としては、ナンバーワンかもしれませんね。
- 合格率はフォーサイトがナンバーワン
- ユーキャンの合格率も高い
- 合格者数はスタディングが多い
- 合格率が高い通信講座を選ぶなら、フォーサイトかユーキャンがおすすめ!
サポートの充実度を比較
独学と違って、サポートが受けられるのも、通信講座のメリットのひとつですね。
通信講座のサポートは、勉強中の疑問点を解消してくれるのはもちろんのことですが、勉強のモチベーションアップにも効果的です。
特に、勉強するのが苦手で挫折しがちな人は、サポートが充実した簿記講座を選ぶのがおすすめです。
そこで、簿記通信講座のサポート体制を比較し、サポートが充実している順に並べると、以下の表のようになります。
通信講座名 | サポート内容 |
---|---|
クレアール | ・メール・オンライン・電話による質問対応(回数無制限) |
ユーキャン | ・メール・郵便による質問対応(回数無制限。1日3問まで) ・手書きの添削サービス(3級:4回、2級:5回) |
キャリカレ | ・メールによる質問対応(回数無制限) ・手書きの添削サービス(3級:4回、2級:4回) |
LEC | ・メールによる質問対応(回数無制限) |
TAC | ・メール・電話による質問対応(メール回数制限あり:2級40回、3・2級60回) |
資格の大原 | ・メールによる質問対応(回数制限あり 3級:10回、2級:30回) |
フォーサイト | ・メールによる質問対応(回数制限あり 2級:10回、2級&3級:15回) |
スタディング | ・メールによる質問対応(チケット制:2級は5回分、2級&3級は10回分のQ&Aチケット付き ※付属回数超えは1回1,100円) |
ご覧のとおり、サポートの充実度でいえば、クレアールが圧倒的です。
回数無制限の質問サポートに加え、オンラインや電話でも質問が可能です。
通常、メールで質問した場合は、回答までに数日~1週間程度かかりますが、オンラインや電話なら即時に疑問が解消できますので、大きなメリットです。
ユーキャン・キャリカレも回数無制限で質問が可能ですが、クレアールのような即時に回答が得られるような質問手段(オンライン・電話)はありません。
ただし、ユーキャン・キャリカレには丁寧な手書きの添削サービスが受けられるという、別のメリットがありますね。
とにかく、サポートで選ぶなら、クレアールがナンバーワンです!
- サポートの充実度は、クレアールが圧倒的
- ユーキャン・キャリカレも回数無制限の質問サポートが受けられる
- クレアールは、メールだけでなく、オンラインや電話まで対応しているため、疑問が即時に解消できる
学習スタイル別の簿記通信講座おすすめ3選
上記では、おすすめの簿記通信講座を項目ごとに比較しましたが、通信講座には、受講料や講義、テキスト、カリキュラム、サポートなど様々な要素があります。
こっちの講座は講義は良いけれどテキストがちょっと、、こっちの講座はテキストは良いけれどカリキュラムがちょっと、、など結局どれを選べばいいのかわからない、、と途方に暮れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、こういった方のために、初心者におすすめの簿記講座を学習スタイルで選ぶ方法を提案したいと思います。
- まとまった時間に勉強する
- 理解重視で勉強する
- 効率重視で勉強する
- スキマ時間に勉強する
学習スタイルは大きく分けて、自宅などでまとまった時間に勉強するか、それとも外出先や移動時間などのスキマ時間に勉強するかに分かれます。
まとまった時間に勉強するなら冊子版テキストの方が勉強しやすいですし、スキマ時間に勉強するならスマホで勉強する方が便利ですよね。
ただし、そもそもスマホでは頭に入らない、紙テキストでないと勉強できないという方もいらっしゃるかと思います。
正直なところ、実は私もそのタイプです。スマホで勉強しても頭に残らないような気がするんですよね。。
それに、確認したい知識があったときに、テキストをパラパラめくりながら、確かこの辺に載ってたはずなんだけどなぁ、、と探したりするのがスマホではできません。これがストレスなんですよね。
もちろんスマホなら、検索機能で一発で見つけられるんですが、どうもしっくりこないんです。
しかし、私はこれまでに、スマホ学習に特化した通信講座で合格した資格試験があります(マンション管理士・賃貸不動産経営管理士)。
まとまった勉強時間が取れず、スキマ時間だけで勉強する必要があったからです。
スマホの勉強は苦手でしたが、結果的に、スキマ時間だけで勉強し、無事に合格できましたので、その選択は間違っていなかったと思っています。
ですので、人それぞれ好みはあるかと思いますが、”まとまった勉強時間が取れるかどうか”という観点で決めるのも、ひとつの方法かと思います。
ちなみに、今でも可能な限り、”紙テキストで勉強する派”には変わりはありません。
さらに、もうひとつの学習スタイルの分類として、理解重視で勉強するか、効率重視で勉強するか、という分け方があります。
スキマ時間だけに勉強するなら効率重視で勉強するしかありませんので、この分け方は、まとまった時間に勉強する場合の分類になってきます。
まとまった時間であっても、試験日まで時間的余裕がない場合や、1日に取れる勉強時間が短い場合、週に数日しか勉強できない場合など、とにかく効率的に勉強したい場合もありますよね。
当然、基礎・本質からじっくり勉強するのがベストですが、そうはいかない事情もあります。
ということで、人それぞれ事情がありますので、理解重視でじっくり勉強する学習スタイルと、効率重視でサクッと勉強する学習スタイルとに分かれてきます。
理解重視でじっくり勉強するならクレアール
まずは、簿記検定の勉強は、理解重視で勉強しようと考えている方へのおすすめ通信講座からご紹介します。
- 理解重視でじっくり勉強するなら、クレアール簿記通信講座がおすすめ!
- プロフェッショナル講師による充実の講義!
- 簿記1級・公認会計士・税理士など上位資格を見据えた本質的な学習!
- メール・オンライン・電話など疑問を残さない手厚い質問サポート!
クレアールは、プロフェッショナル講師陣による充実の講義で丁寧に教えてもらう学習スタイルになります。
そして、会計資格を得意とする業界有数の資格予備校ですから、簿記1級・公認会計士・税理士など上位資格を見据えた本質的な学習ができます。
さらに、メールだけでなく、オンライン・電話などによる手厚いサポートにより、疑問を残さず勉強を進めることができます。
このため、”理解重視で勉強したい方”に最適です!
通信講座名/受講料 |
|
---|---|
講義時間数 |
①インプット60時間+アウトプット(全問解説動画+答練4回) ②インプット102時間+アウトプット(全問解説動画+答練8回) |
教材 |
【テキスト】白黒冊子版テキスト ※PDFあり 【問題集】冊子版問題集 ※PDFあり |
公式サイト | クレアール 公式サイトへ |
効率重視でサクッと勉強するならユーキャン
⇒ ユーキャン簿記2級通信講座 公式サイト
※簿記3級はこちら
次は、効率重視で勉強したい方へのおすすめ通信講座です。
- 効率重視でサクッと勉強するならユーキャンの簿記通信講座がおすすめ!
- 凝縮したテキスト&マンガでサクッと理解!
- ポイントを絞った必要最小限の講義!
- 充実のスマホ学習機能でスキマ時間を有効活用!
ユーキャンは、試験に出るポイントを凝縮したテキストとマンガによりサクッと理解でき、要点を絞った必要最小限の講義に合格のエッセンスが凝縮されています。
このため、”効率重視”で勉強したい方に最適です!
さらに、充実のスマホ学習機能で、スキマ時間を効率的に使って勉強することも可能です!
通信講座名/受講料 |
②簿記3級講座 |
---|---|
講義時間数 |
①13時間(インプット0+アウトプット13時間) ②2時間(インプット2時間+アウトプット0) |
教材 |
【テキスト】フルカラー冊子版テキスト※3級はWeb版もあり 【問題集】冊子版問題集 ※Web版もあり |
公式サイト | ユーキャン 公式サイトへ |
スキマ時間にスマホで勉強するならスタディング
次は、まとまった勉強時間を確保することができないため、スキマ時間にスマホで勉強しようと考えている方におすすめのオンライン講座です。
- スキマ時間にスマホで勉強するならスタディングの簿記通信講座がおすすめ!
- 10分前後で区切られた講義だからスキマ時間に聴ける!
- Web問題集(アプリ)でサクサク勉強できる!
- すべての学習をスマホだけで完結できる!
スタディングは、講義1本あたりが10分前後で区切られているので、スキマ時間にいつでも講義が視聴できます。もちろん、講義時間数もコンパクトです。
そして、Web問題集(アプリ)でサクサク問題演習ができます。
スタディングは、すべての学習をスマホだけで完結させることができますので、スキマ時間を使った学習スタイルに最適です!
通信講座名/受講料 |
①簿記2級合格コース(Q&Aチケット5枚付き) ②簿記3級・2級セットコース(Q&Aチケット10枚付き) |
---|---|
講義時間数 |
①24時間(インプット16時間+アウトプット8時間) ②35時間(インプット23時間+アウトプット12時間) |
教材 |
【テキスト】フルカラーWebテキスト 【問題集】Web問題集 |
公式サイト | スタディング 公式サイトへ |
学習スタイルで選ぶ簿記講座まとめ
以上、学習スタイル別のおすすめ簿記講座をまとめると、以下のようになりますね。
- 理解重視でじっくり勉強⇒ クレアール簿記講座
- 効率重視でサクッと勉強⇒ ユーキャン簿記講座
- スキマ時間にスマホで勉強⇒ スタディング簿記講座
無料の簿記オンライン講座はある?
実は、完全無料で簿記が学べる独学者向けのサイトがあります。
CPAラーニング|簿記や会計を完全無料で学ぶ
私も、簿記3級・2級を受験する際に、ネット模試を利用させてもらいましたが、CPAラーニング|簿記や会計を完全無料で学ぶは、簿記3級~1級の合格に必要なWEB講義・テキスト(PDF)・ネット模試まですべて無料で提供されています。
さすがに質問サポートまでは受けられませんが、独学で合格が目指せる環境が整っています。
このサイトは、公認会計士試験において、業界最大手の大原・TACをも抑えて合格実績ナンバーワンの公認会計士に特化した資格スクール『CPA会計学院』が運営していますので、教材の品質も間違いありません。
CPA会計学院は、公認会計士試験に特化した予備校のため、簿記講座を完全無料で提供することで、その上位資格の公認会計士試験に繋げようという意図があるのかもしれませんね。
メールアドレスの登録だけで無料で利用できるので、ぜひチェックしてみてください。
\WEB講義・テキスト・模試まですべて無料!/
CPAラーニング|簿記や会計を完全無料で学ぶ
【ランキングの基準】簿記通信講座のおすすめな選び方
それでは次は、簿記通信講座のおすすめな選び方について、ご紹介したいと思います。
これはつまり、当ページのおすすめランキングの基準にもなっているもので、以下の5項目で評価しています。
- 講義・講師(講義のわかりやすさ、講義時間数、講義スタイル)
- 教材(テキスト・問題集、eラーニング、ネット試験対応など)
- 合格実績(合格率、合格者数、合格者の声など)
- サポート体制(質問対応その他フォロー制度)
- 受講料(安さ、返金制度など)
それでは順に、各項目について解説していきます。
選び方①:講義・講師(講義のわかりやすさ・講義時間数・講義スタイル)
簿記通信講座を受講する最大のメリットは「講義」です。
つまり、講義・講師は通信講座を選ぶ際に、最も重要な要素のひとつと言えますね。
講義のわかりやすさ
わかりやすい講義かどうかのポイントは、大きく分けて以下の2点です。
- 重要度に応じてメリハリをつけたうえで、噛み砕いて解説してくれるか
- 受講生のやる気を起こさせる熱意や、聞き手を惹き付けて退屈させない話術も重要
カリスマ講師と呼ばれるような講師や高い実績を築き上げている講師は、こういった特徴を備えていますよね。
少なくとも、聞いていて退屈するような講義やメリハリのない講義、淡々とテキストを読み上げるだけのような講義は、あまりおすすめできませんね。
この辺りは、サンプル講義を聴いたうえで判断してみてください。
講義時間数
講義時間数の関係でいうと、以下の2つに分かれます。
- コンパクトに要点を絞った講義
- 丁寧で充実した講義
これは、どちらが良いとは一概には言えません。コンパクトさを売りにする場合もありますし、丁寧さを売りにする場合も、いずれもあり得ます。
解説講義は要点だけで、あとは自分でテキストを読めば理解できるような方は、コンパクトな講義が効率的ですね。
一方、自分でテキストを読むのが苦手な方は、丁寧な講義でしっかりと教えてもらいながら勉強できる方がいいですね。
また、スキマ時間を活用するなら、テーマごとに短時間で刻んで収録してある講義が便利です。
講義スタイル
また、講義スタイルも、講義のわかりやすさに影響を与えますので注意が必要です。
講義スタイルには、以下の3種類があります。
- テキストを画面に映し出して解説
- スライドを画面に表示して解説
- ホワイトボードや黒板に板書しながら解説
個人的には、テキストを画面に映し出して解説するスタイルが、一番わかりやすいと感じますね。
知識はすべてテキストに集約していくわけですから、テキストに基づく解説の方がメモ書きもしやすいですし、記憶にも残りやすいと思います。
テキストとは別のスライドを使う場合は、確かにその時はわかりやすいですが、そのスライドを印刷してテキストに貼り付けたり、全部メモ書きしたり、色々と手間がかかるので私はあまり好きではありません。
選び方②:教材(テキスト・eラーニング・ネット試験)
通信講座は、教材(テキスト)に基づいて講師が解説(eラーニングの講義)しますし、復習の際も教材(テキスト・問題集・eラーニングの問題演習)を使います。
ということで、教材は、勉強の始まりから終わりまで、常に使い続けるものですので、上記の講義と並んで、最も重要な要素のひとつです。
テキスト
テキスト選びのポイントは、次の3点です。
- フルカラーに越したことはないが、できれば2色刷り以上を
- 無駄を省いた効率的なテキストになっているか
- メリハリをつけた記述(解説と暗記事項の区別、図表・イラスト)がなされているか
フルカラーにこだわる必要はありませんが、フルカラーは、とっつきやすく、記憶に残りやすいといったメリットがあります。
とはいえ、2色刷りや白黒テキストは、マーカーを引きやすいというメリットもありますので、サンプルテキストを見て、自分が使いやすいと感じるものを選ぶのがいいですね。
eラーニング・ネット試験
次は、eラーニングのポイントです。
- テキスト・問題集をスマホで参照できるか
- 問題演習機能(アプリ)があるか
- ネット試験対応の模試が用意されているか
まず、講義に関しては、どこの講座もスマホでも受講できるようになっています。
違いが出てくるのは、テキスト・問題集をスマホで参照できるようなデジタルデータが提供されているかどうか、そして、問題演習機能(アプリ)があるかどうか、という点ですね。
外出先などのスキマ時間に勉強する場合は、やはり紙ベースの教材よりもスマホの方が勉強しやすいですので、スキマ時間の勉強を想定する場合は、この辺りの機能には注意が必要です。
また、もしネット試験の受験を検討している場合は、ネット試験に対応した模試などが用意されているかどうか、という点も重要なポイントですね。
選び方③:合格実績(合格率・合格者数・合格者の声など)
通信講座の合格実績としては、合格率や合格者数を公表している講座もありますし、そのような具体的な数字は出さず、合格者の声をホームページに掲載している場合もあります。
- 合格率を公表
- 合格者の人数を公表
- 合格者の声を掲載
このように、それぞれ把握できる指標が異なりますので、合格実績を同列で比較するのは難しいのが実状です。
ですので、合格実績に捉われ過ぎる必要はありませんし、合格実績だけで講座の良し悪しを判断できるものでもありません。
とはいえ、高い合格率が公表されていることや、合格者数(合格者の声)が多いことは、安心して受講できる材料になるのは確かですので、把握できる範囲で確認しておくべきですね。
選び方④:サポート体制(質問対応その他フォロー制度)
質問サポートなどのフォロー制度は、通信講座を受講する大きなメリットのひとつですね。
質問サポートの有無、質問回数の制限の有無、質問の手段がチェックポイントです。
- 質問サポートがあるか
- 回数無制限で質問できるか
- 質問の手段は何か(メール・郵送・電話・オンライン)
独学で挫折しがちな人は、サポートが充実した講座を選ぶのがおすすめです。
質問してから回答までの日数は、数日~1週間程度かかるのが一般的ですが、電話やオンラインで質問できる講座は即時に解決できるので、メリットがかなり大きいですね。
選び方⑤:受講料(安さ・返金制度など)
最終的に、その通信講座を申し込むかどうかの決め手になってくるのが、受講料ですね。
上記の①~④は、その講座の中身ですが、その中身と料金とを比較検討しながら講座を選ぶことになります。
安いに越したことはありませんが、安ければいいというものでもありません。
簿記通信講座の受講料は、4万円~5万円あたりが相場です。
- 4万円~5万円
料金が安いものは、安い理由(質問サポートがないなど)をきちんと把握したうえで、購入すべきですね。
逆に、高いものは、独自性が高いもの、優れた教材、優れた講師、充実のサポートなど、高い理由に納得したうえで購入すべきです。
簿記通信講座のおすすめな選び方まとめ
以上、簿記通信講座のおすすめな選び方(おすすめランキングの基準)をご紹介しました。
当ページのおすすめランキングでは、これらのポイントを踏まえてランク付けしていますので、上位でご紹介している通信講座なら、どれを選んでも安心して受講していただけるはずです!
簿記検定は独学でも合格できる?
そもそも、簿記検定は独学で合格することも可能なのでしょうか。
独学でも合格可能だが多くのデメリット(壁)がある
簿記検定は、3級・2級までは、独学でも十分に合格可能ですし、私自身も独学で合格しました。
とはいえ、下記のように、独学には多くのデメリット(壁)があります。
- 自力でテキストを読み進めないといけない。
- 教材を自分でひとつずつ選ばないといけない。
- 自分で勉強方法やスケジュールを考えないといけない。
- わからなくても質問できない。
- モチベーションを維持するのが大変。
などなど、挙げればキリがないほど数多くの壁(デメリット)が存在していますので、それを自力で乗り越えないといけません。
通信講座なら独学のデメリットを全て払拭できる
しかし、通信講座を利用すれば、下記のように、独学のデメリットをすべて払拭することができます。
項目 | 独学のデメリット(壁) | 通信講座で払拭! |
---|---|---|
講義 |
|
|
教材 |
|
|
カリキュラム |
|
|
サポート |
|
|
このように、通信講座を利用することで、独学のデメリットがすべて打ち消されることがわかりますね。
もちろん、独学に自信がある方や、金銭的に独学を選ばざるを得ない方は、独学でももちろん問題ありません。
しかし、独学が不安な方は、通信講座を受講することで、独学のデメリットを全て払拭できますので、通信講座を受講するのがおすすめです!
簿記検定に関するよくある質問
最後に、簿記検定の日程や試験内容・難易度など、よくある質問を以下にまとめましたので、参考にしてください。
試験日はいつ?
日商簿記検定3級・2級は、年間3回の統一試験(ペーパーテスト)と、随時実施しているネット試験があります。
統一試験の試験日は、簿記3級・2級共通で、下表のとおり、6月・11月・2月の年3回実施されます。
試験 | 例年の日程 | 2024年度の日程 |
---|---|---|
6月試験 | 6月第2日曜日 | 2024年6月9日(日) |
11月試験 | 11月第3日曜日 | 2024年11月17日(日) |
2月試験 | 2月第4日曜日 | 2025年2月23日(日) |
また、ネット試験は、各テストセンターごとに随時実施されています。
下記の記事にて、簿記試験の日程やネット試験について詳細に解説していますので、気になる方は合わせてご覧ください。
どんな問題が出題される?
簿記3級の出題範囲は、「商業簿記」です。試験問題は、大問として第1問から第3問までの計3問が出題され、制限時間は60分間です。
そして、簿記2級の出題範囲は、「商業簿記」と「工業簿記」です。試験問題は、大問として第1問から第5問までの計5問が出題され、制限時間は90分間です。
3級・2級いずれも、70%以上を正解すれば合格となります。
下記の記事で、簿記の試験内容を詳細に解説していますので、気になる方は合わせてご覧ください。
簿記検定はどれぐらい難しい?合格率は?
簿記検定は、どれぐらい難しいのでしょうか。
以下で、3級と2級の合格率を紹介し、実際の難易度について解説します。
3級の合格率は約40%で易しい
簿記3級の合格率は、統一試験では、30%前後から60%前後まで、実施の度に大きく変動しています。
一方、ネット試験は、例年40%でほぼ固定して推移しています。
このように、統一試験とネット試験とで合格率に違いがありますが、おおむね40%程度の合格率と認識しておけばよいかと思います。
合格率40%というと、易しい印象ですね。
2級の合格率は約20%で倍の難しさ
では、簿記2級の合格率は、統一試験では、10%前後から30%前後で大きく変動しています。
このように変動はありますが、簿記2級の統一試験の合格率は、おおむね20%程度と考えておけばよいかと思います。
簿記3級は40%ですので、その倍の難しさということになりますね。
一方、ネット試験は、例年40%前後で推移しており、統一試験との差が大きく開いている状況です。
以下の記事では、簿記試験の難易度について、さらに詳細を解説しているため、もっと詳しく知りたい方はぜひこちらも合わせてご覧ください。
簿記試験には何時間の勉強が必要?
簿記3級・2級に合格するためには、どれぐらいの勉強時間が必要なのでしょうか。
以下では、簿記の試験合格に必要な勉強時間の目安を解説しますので、学習計画を立てる際の参考にしてください。
3級は50~100時間の勉強が目安
簿記3級に、初学者が合格するためには、一般的に、50~100時間程度の勉強時間が必要といわれています。
仮に、1日に2時間の勉強をするとすれば、約1~2ヶ月の勉強期間になりますね。
ちなみに、私の場合は、1日30分~1時間ぐらいの勉強を約3ヶ月間続け、合計約60時間の勉強で合格できました。おおむね一般的に必要とされる勉強時間でしたね。
2級は200~300時間の勉強が目安
そして、簿記2級に合格するためには、200~300時間程度の勉強時間が必要です。
1日に2時間の勉強なら、約3~5ヶ月の勉強期間になります。
私の場合は、1日平均1時間ぐらいの勉強を約3ヶ月間続け、合計約100時間の勉強で合格できました。
簿記3級の勉強をした際に、簿記の効率的な勉強法のコツが掴めたため、一般的に必要な勉強時間よりも少ない勉強時間で合格できたんだと思います。
下記の記事では、簿記の試験合格に必要な勉強時間について、詳細を解説していますので、ぜひ参考にしてください。
1級は500~1,000時間の勉強が目安
簿記試験1級に合格するには500~1,000時間の勉強時間が必要とされています。
1日2~3時間の勉強時間を確保できたとしても、1年近くかかる計算になります。
通信講座を利用すると効率よく進めることができますが、公認会計士や税理士といった士業と並ぶ難易度の資格とされているため、長期の学習を想定する必要がありますね。
私も、さすがに簿記1級までは手が出せないと思い、挑戦するのは控えています。