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公認会計士の通信講座ランキング【予備校おすすめ5社を徹底比較】

更新日:2025年8月4日

公認会計士の通信講座おすすめランキング【予備校5社を徹底比較!】

 公認会計士は超難関資格のため、予備校・専門学校の通信講座や通学スクールを利用される方がほとんどではないでしょうか。

 ただし、他の資格講座に比べると費用が高額なため、しっかり比較検討したうえで慎重に選ぶ必要がありますね。

 そこで、現役の公認会計士である監修者が、予備校・専門学校5社を徹底比較し、おすすめの公認会計士通信講座をランキング形式で紹介します!

 また、費用が安い予備校や合格率・実績の高い予備校、社会人におすすめの予備校や大学生におすすめの予備校なども紹介しますので、講座選びの参考にしてください。

【監修者】
公認会計士 濱谷慶史

2014年に公認会計士として開業し、監査法人に勤務。3年後、税理士・公認会計士として独立開業を果たす。

監修者 濱谷慶史の顔写真
監修者紹介

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。FP1級・簿記2級のほか、宅建士、行政書士、司法書士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
司法書士開業!X(Twitter)

執筆者 大西雅明のアイコン
執筆者紹介

公認会計士の通信講座ランキング

 公認会計士の通信講座を取り扱っている予備校・専門学校は、主に5社あります。

  • CPA会計学院
  • クレアール
  • TAC
  • 大原
  • LEC

 公認会計士講座で大手と言われるのはTACと大原です。だからといって、それ以外の予備校が選択肢から除外されるわけではありません。

 大手だからこそのスケールメリットもありますし、逆にデメリットもあります。

 そこで、以下では各予備校の講師・費用・得意科目・学習ボリューム・校舎数・合格実績などを踏まえ、公認会計士の通信講座をおすすめ順に紹介していきたいと思います。

公認会計士通信講座おすすめランキング
No. 予備校 特長に応じた選び方 費用の目安※1 校舎数
1 CPA会計学院 質の高い講義と合格実績で選ぶ! 約80万円 5校舎
2 クレアール 安さと効率性・最小労力で選ぶ! 約40万円 通信のみ
3 TAC 理論が苦手な方におすすめ! 約80万円 33校舎
4 大原 計算に不安がある方におすすめ! 約80万円 47校舎
5 LEC 安さと十分な学習量で選ぶ! 短答 約30万円
論文 約30万円(5万円)
47校舎

※1 初学者向け2年コースのおおよその料金

スタディング公認会計士講座

スタディング公認会計士講座
⇒ スタディング公認会計士講座 公式サイト

 2025年、スマホで学べるオンライン資格講座『スタディング』から公認会計士講座が鮮烈デビュー!

 費用相場70~80万円のなかで、10万円台の圧倒的コスパを実現!

 低価格だからといって侮るなかれ!元大原の瀧本祐和講師や元LECの柳澤令講師など、経験豊富な講師陣が講座を開発し、講義を担当しています。

 簿記入門から短答・論文対策まで完全網羅したカリキュラムで、スマホやタブレットなど時間と場所を選ばず勉強できるので、外出先やスキマ時間などフル活用したい方におすすめです!

コース名 価格
公認会計士 2027年合格パック
[ペーパーレス版]
124,800円
公認会計士 2027年合格パック
[冊子版問題集付]
194,800円

\圧倒的コスパ!/
スタディング公認会計士講座

おすすめNo.1:
CPA会計学院

CPA会計学院の公認会計士通信講座
⇒ CPA会計学院 公認会計士通信講座

  • 質の高い講義と合格実績で選ぶ!

 公認会計士の予備校は、CPA会計学院が一番のおすすめです!

 CPA会計学院は、公認会計士試験に特化した予備校です。

 数年前までは規模の小さい予備校でしたが、近年、合格実績をグングン伸ばし、ついに最大手の大原・TACをも抜き去りました

全合格者 CPA会計学院の合格者 合格者占有率
2020年 1,335名 359名 26.9%
2021年 1,360名 510名 37.5%
2022年 1,456名 606名 41.6%
2023年 1,544名 786名 50.9%
2024年 1,603名 973名 60.7%

 なんと、2024年公認会計士試験では、合格者1,603名のうち、973名がCPAの講座生で占められています。(合格占有率60.7%)

 TAC・大原・LECから人気講師が次々と移籍したことで、講師の質も高いです。

 校舎の数は、全国5校舎(東京3校、神奈川1校、大阪1校)と少ないですが、生徒に対する個別フォローが手厚いのも特徴です。

 予備校の方針としては、大手のTAC・大原と同様、網羅性の高いボリュームある学習スタイルになります。

 教材もボリュームがありますが、論点ごとにA~Cランクの重要度を明記することで、効率性も意識しています

 得意科目を挙げるとすれば、管理会計ですね。というのも、管理会計でダントツで人気だった講師がCPAに移籍したためです。

 なお、費用はTAC・大原と並んで高めに設定されています。

CPA会計学院のおすすめコース

CPA会計学院の公認会計士通信講座パンフレット

 CPA会計学院の初学者向け講座は、学習期間の違いによりコースが分かれています。

 1年・1.8年・2年のコースがあり、短答特化コースも用意されています。

 また、CPA奨学金制度もあり、条件を満たせば無利子貸与型の奨学金制度が利用可能です。

 その他、入門講座(全6回)の無料体験講義もあります。こちらはWebで受講可能で、資料請求するとメールが届き、無料体験講義のテキストと問題集がダウンロードできます。

\無料資料請求はこちら!/
CPA会計学院 公認会計士講座 資料請求

 最も確実な合格を手に入れたい方には、CPA会計学院の「公認会計士 2年速習コース(短答3回対応)」がおすすめです。

 もっと短い学習期間のコースもありますが、学習期間は長いに越したことはありません。

 学習開始時期が間に合わない場合は、2年スタンダードコース(短答2回対応)、1.8年速習コース(短答3回対応)、1.8年スタンダードコース(短答2回対応)、1年スタンダードコース(短答1回対応)などのコースも選択可能です。

質の高い講義と高い合格率で選ぶなら、CPA会計学院がおすすめ!

 CPA会計学院は近年の合格者実績が大手(TAC・大原)をも抜き去り、合格者占有率60.7%を誇っています(2024年実績)。

 その理由は、質の高い講義・教材とレベルの高い講師陣の努力にほかなりません。

 講座のカリキュラムについていくのは大変かもしれませんが、ついていきさえすれば合格はもう手の届く所まで近づいていることでしょう。

CPA会計学院 公認会計士講座の比較評価項目

費用の安さ
★★★☆☆

公認会計士 1.8年スタンダードコース2027年合格目標)
[Web通信] 730,000円
[通学+Web] 790,000円

公認会計士 1.8年速習コース(2026・2027年合格目標)
[Web通信] 750,000円
[通学+Web] 810,000円

校舎数・規模
★★★☆☆

・全国5校舎(東京3校、神奈川1校、大阪1校)
・大原、TACより規模は小さい

講師の充実性
★★★★★
  • 元TAC・大原・LECの人気講師が多数在籍!

・校舎に講師が常駐
・会計士試験合格者を中心に在籍

合格実績
★★★★★
  • 973名の合格者を輩出!(2024年)

・973名の合格者を輩出(2024年)
・合格占有率60.7%(2024年)
※2023年:786名、2022年:606名、2021年:510名

質問・相談サポート
★★★★★

・校舎へ行けばいつでも質問等が可能
・電話、メール、オンラインでも対応
・個別対応が手厚い

学習の網羅性
★★★★★
  • 網羅性だけでなく効率性も実現!

・網羅性が高く、ボリュームも多い

学習の効率性
★★★★
科目の優位性

・監査論、管理会計論に強い

公式サイト CPA会計学院
資料請求

おすすめNo.2:
クレアール

クレアール公認会計士通信講座
⇒ クレアール公認会計士通信講座

  • 安さと効率性・最小労力で選ぶ!

 クレアールは、公認会計士講座を扱う予備校では珍しく、通信講座に特化しています。

 クレアールの主な特徴は、下記の3点です。

1.「非常識合格法」で学習の最大効率化を狙う

 非常識合格法とは、合格に必要な得点・配点・範囲に徹底的に絞ったカリキュラムと、それに沿った教材・講師陣・暗記法です。

 これにより、最も経済的負担が少なく、かつ、最大効率で難関資格である公認会計士試験に合格できる最適な学習方法とされています。

 このため、消化不良に陥ることもなく、学習量・講座の費用をできる限り抑えて合格を狙うことが可能です。

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クレアール公認会計士試験 非常識合格法
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2.料金が安い

 基本の2年のコースを選択すると、おおよそ50万円程度の受講料になります。

 ただし、クレアールは割引が充実しているため、実際は45万円くらいになります。このため、LECと並んで最安の部類になりますね。

3.Vラーニングシステムで非常識合格法とのシナジー効果を活かす

 Vラーニングシステムの一例として、「1単元30分講義」の原則が採用されています。

 これは、理解が不足している論点や聞きたい論点を重点的に学習できるように、講義時間を30分単位で区切っているものです。

 また、「単元別確認テスト」により、理解が不足している論点を事前に判断できるようにしています。

 その他、クレアールでは会計士試験の元試験委員の先生が監査論を担当されています(2024年現在)。

クレアールのおすすめコース

クレアール公認会計士通信講座パンフレット

 クレアール公認会計士講座は、社会人や仕事をしている人を意識した講座だけあって、その種類は他の予備校と比較して豊富です。

 初学者用のコースとしては、2年コースのほか1年の短期集中型のコースもあれば、なんと他の予備校にはない3年以上のコースもあります。

 最も特徴的なのは、4年の長期計画での合格プラン(トータルセーフティコース)ですね。

 他の大手予備校の場合、2年コースが最大で、それを超えると上級コースで別途申込となりますが、クレアールの4年コースでは、初学者でも無理のない簿記3級からの養成を実施し、じっくり確実に合格を勝ち取っていくプランになっています。

 各種試験のチャレンジ受験料はクレアールが負担し、合格の際にはお祝い金が贈呈されます。また、未受講分の受講料は返金されるなどの特典もありますので、かなりお得なコースですね。

 初学者向けコースとしては、2年スタンダード合格コースがおすすめです。カリキュラムは長いに越したことはありませんが、あまりに長いと集中が続かない場合もあります。

 それでも、バイトや仕事も両立したい、という方は3年スタンダードコースもアリでしょう。社会人合格者が多いのも、こういった長期カリキュラムがあることが理由の1つになっています。

 クレアールは他の予備校と比較して効率性を重視している反面、少し不安を覚えるという方は、クレアールの合格者インタビューを確認してみてください。参考になるかと思います。

クレアール公認会計士講座 合格体験記

安さと効率性・最小労力で選ぶ!

 各予備校の受講料金は決して安いものではなく、経済的にどうしても無理できない場合もあるかと思います。

 また、学習の計画や勉強の進め方、学習量の多さに不安を覚える方もいるかもしれません。

 そんな方には、安さと効率性・最小労力を兼ね備えたクレアールの公認会計士講座をおすすめします。

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非常識合格法の書籍プレゼントはこちら!

クレアール 公認会計士講座の比較評価項目

費用の安さ
★★★★★

公認会計士 2年スタンダード合格コース2027年合格目標)
[Web通信] 540,000円
8月末まで→ 432,000円

公認会計士 2年セーフティコース(2026・2027年合格目標)
[Web通信] 640,000円
8月末まで→ 499,200円

  • 大手予備校の半額の安さ!
校舎数・規模
★★☆☆☆

・他校より規模は小さいが、通信講座に特化

講師の充実性
★★★☆☆
  • 元試験委員の講師が在籍!

・公認会計士合格者多数
・元試験委員在籍

合格実績
★★☆☆☆

10名の合格体験記(2023年)
※2022年:6名、2021年:10名

質問・相談サポート
★★★★

・電話、メール、Skypeでも対応
・質問専用の番号、メールアドレス有

学習の網羅性
★★★☆☆
  • 非常識合格法で最大効率化!

・最大効率化のため、必要重点範囲のみ

学習の効率性
★★★★★
科目の優位性

・監査論に強い

公式サイト クレアール
公式サイト
資料請求

おすすめNo.3:
TAC

TAC公認会計士通信講座
⇒ TAC 公認会計士通信講座

  • 理論が苦手な方におすすめ!

 資格の学校TACは、公認会計士講座を扱う予備校の中で、大原と並んで最大手の予備校です。

 講師の数、カリキュラム、学習内容の網羅性など、どれをとっても十分で、予備校の中でもまさに王道といった位置づけになります。

 講師は全員公認会計士試験合格者であり、監査の実務経験のある方もいるので、当然監査論には強いですし、合格のためのノウハウを教えてもらうにはTACがおすすめです。

TACのおすすめコース

TAC公認会計士通信講座パンフレット

 TACの初学者向けの通学講座のコース・パックは大原と同様、シンプルです。おおまかに1年、1.5年、2年のコースがあります。

 ですが、同じ2年コースでもSとLの2種類があり、TACの方がややカリキュラムの種類が多いです。

 それぞれに短答式・論文式の講義・答練・模試などの全ての要素が含まれています。

 各講座は1年から2年のコースがありますが、期間は長いに越したことはありません。このため、一番のおすすめは2年初学者合格コースです。

 2年L本科生コースと2年S本科生コースでは、前者がやや学習期間が長いですが、インプット期間は講義も少ないため、そこまで学習の負担度に差はないといえます。

 1年・1.5年・2年のカリキュラムの初期は、それぞれタイミングが異なりますので講義も別教室で実施しますが、最終的に合流して答練を受けていく流れになります。

 単純に期間の短いコースほど、特にインプットの勉強期間が短く、その分カリキュラムについていくのが大変になります。

 おすすめは2年コースですが、学習の開始時期によって、1.5年コースも選択可能です。

 1年の短期集中コースは学習期間が短いため、開講時期の入校に合わせないと、合格が非常に厳しくなります。

 短期集中コースで翌年入校を考えられている方はなるべく開講時期に間に合うよう調整しましょう。

理論科目に不安がある方は、TACがおすすめ!

 TACは、教材の質と網羅性が十分であることと、また講師全員が公認会計士合格者であるため、監査論についてよく知っているといった特徴があります。

 理論科目の対策は、知識も大事ですが、問題に対する対応力が重要になってきます。知識があっても対応力が無いと解けないからです。

 特に論文対策では、実際に対応実績のある合格者ならではのノウハウを得ることが可能になります。

 また、TACではZoomによる質問・相談も受け付けています。

 講師が多く、質問・相談に対するサポート体制の充実性も享受できるので、そういった理由で理論に不安がある方はTACをおすすめします。

\無料資料請求はこちら!/
TAC 公認会計士講座 資料請求

TAC 公認会計士講座の比較評価項目

費用の安さ
★★★☆☆

公認会計士 2年S本科生2027年合格目標)
[Web通信] 780,000円
8月末まで→ 765,000円
[通学+Web] 780,000円
8月末まで→ 765,000円

公認会計士 フルコミットS本科生(2026・2027年合格目標)
[Web通信] 820,000円
[通学+Web] 820,000円

校舎数・規模
★★★★★
  • 大原に並ぶ業界最大手!

・全国33校舎(本校22校、提携校11校)
・大原に並んで最大手

講師の充実性
★★★★
  • 講師は全員公認会計士試験合格者!

・講師は全員公認会計士試験合格者

合格実績
★★★★
  • CPAに次ぐ合格実績!

335名の合格者を輩出(2024年)
※2023年:345名、2022年:410名、2021年:289名

71.7%の合格率(2024年)
※TAC本科生カリキュラム修了者のうち、第2回論文式模試でD判定以上の314名中225名
※2023年:76.1%(310名中236名)

質問・相談サポート
★★★★★

・校舎へ行けばいつでも質問等が可能
・電話、メール、Zoomでも対応

学習の網羅性
★★★★★

・網羅性が高く、ボリュームも多い

学習の効率性
★★★☆☆
科目の優位性

・監査論などの理論科目が得意

公式サイト TAC
公式サイト
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おすすめNo.4:
大原

資格の大原 公認会計士通信講座
⇒ 資格の大原 公認会計士通信講座

  • 計算に不安がある方におすすめ!

 資格の大原は、公認会計士講座を扱う予備校の中でTACと並んで最大手の予備校です。このため、TACと同じくスケールメリットが享受できます。

 合格者数、校舎数、費用もほとんどTACと並んでいますので、TACとそれほど大きな違いはありません。

大原のおすすめコース

資格の大原公認会計士通信講座パンフレット

 大原の公認会計士講座のコース・パックはシンプルです。

 1年、1.5年、2年のカリキュラムのコースが基本としてあり、それぞれに短答式・論文式の講義・答練・模試などの全ての要素が含まれています

 各講座は1年から2年のコースがありますが、期間は長いに越したことはありません。このため、一番のおすすめは2年初学者合格コースです。

 1年・1.5年・2年のコースがありますが、単純にインプット期間の違いです。期間が長ければ長いほど学習に余裕が持てることになります。

 それぞれのカリキュラムの初期は、講義も別教室で実施しますが、最終的に合流して答練を受けていく流れになります。

 学習の開始時期によって、1.5年初学者合格コースを選択するのがいいでしょう。

計算に不安がある方は、大原がおすすめ!

 大原は、歴史が古く、簿記関連の資格が充実していること、公認会計士合格者以外の長年経験を積んだ専任のプロフェッショナルの講師がいること、学習範囲の網羅性が高いことなどから、計算科目が非常に得意とされています。

 会計学だけでなく、租税法の計算にもしっかり力を入れており、大原であれば計算科目に対して大きな自信を得ることができます。

 そんな計算が苦手、という方には大原がおすすめです。

大原 公認会計士講座の比較評価項目

費用の安さ
★★★☆☆

公認会計士 1.5年ロング初学者合格コース2027年合格目標)
[Web通信] 790,000円
9月末まで→ 770,000円
[通学+Web] 790,000円
9月末まで→ 770,000円

公認会計士 Wチャンス初学者合格コース(2026・2027年合格目標)
[Web通信] 820,000円
[通学+Web] 820,000円

校舎数・規模
★★★★★
  • TACに並ぶ業界最大手!

・全国47校舎
・TACと並んで最大手

講師の充実性
★★★★

・各科目専任の常任講師が多数在籍
・公認会計士合格者とは限らない

合格実績
★★★★
  • CPAに次ぐ合格実績!

247名の合格者を輩出(2024年)
※2023年:308名、2022年:334名、2021年:397名

質問・相談サポート
★★★★★

・校舎へ行けばいつでも質問等が可能
・電話、メール、Zoomでも対応

学習の網羅性
★★★★★

・網羅性が高く、ボリュームも多い

学習の効率性
★★★☆☆
科目の優位性

・会計学、租税法などの計算科目が得意

公式サイト 資格の大原
公式サイト
資料請求

おすすめNo.5:
LEC

LEC公認会計士通信講座
⇒ LEC 公認会計士通信講座

  • 安さと十分な学習量で選ぶ!

 LECの特徴は、TAC・大原と同じく大手予備校ではありますが、もともと法律系の予備校です。

 このため、TAC・大原と比較すると、公認会計士の合格者数は少なく、講師の数も少ないです。

※ 合格者数が少ないのは、あくまで絶対数であって、合格率が低いという意味ではありません。

 また、校舎の数は多いですが、実際に通学講座に対応している校舎は少ないです。

 質問・相談サポートは、通学講座も含め、基本的にWeb対応になります。Web上で講師に質問できる「教えてチューター」が利用可能なほか、講師に直接LINEで質問できる「LINE質問サービス」も用意されています。

 電話や対面による個別相談も可能ですが、事前予約が必要になります。

 一方、教材に関しては、一問一答問題集をはじめ、その質やボリュームは十分です。

 また、他の予備校と大きく異なり、講座は短答式と論文式のコースが明確に分けられています。

 得意科目として管理会計の理論が強く、管理会計の理論問題集に関しては大原やTACの受講生が利用するほどの人気でした。

 LECの特筆すべき点は、論文式対策が手厚いということです。講義や答練回数は大手2校よりも多く、学習に十分な理解が得られます。

LECのおすすめコース

LEC公認会計士通信講座パンフレット

 前述した通り、LECでは短答式と論文式でコースが明確に分かれています。まずは短答式試験に確実に合格し、合格したあと論文式対策を実施していく方針です。

 他の予備校の場合、論文式の対策も併せてカリキュラムに含まれていますので、LECはある意味短答式合格に関する効率性を最重要視した方針と言えます。

 初学者用のコースは、短答合格コースが基本となり、短答合格コースは学習のスタート時期によって、「春生(2月~7月頃に学習スタート)」と「秋生(8月~1月頃に学習スタート)」の2種類が用意されています。

 申込み時期によって大幅な割引が適用されますので、ぜひホームページで確認してみてください。学習スタートは早いに越したことはありませんので、短答合格コース<春生>がおすすめです

 開講時期に大きく遅れてしまう場合は、短答合格コース<秋生>をおすすめします。

安さ・ボリューム・短答式合格重視なら、LECがおすすめ!

 LECの公認会計士講座の魅力は、その安さです。そして、安いからといって内容が薄いわけではまったくありませんので、安心してください

 そして、コースが短答式と論文式対策に明確に分けられているため、まずは短答式試験対策のみに集中したい方にもおすすめです。

LEC 公認会計士講座の比較評価項目

費用の安さ
★★★★★

※LECでは初学者向け2年コースがなく、短答・論文が別コースになります。

公認会計士 短答合格コース<秋生>(2026年12月短答合格目標)
[Web通信] 298,000円
8月末まで→ 248,000円
[通学+Web] 318,000円
8月末まで→ 268,000円

公認会計士 論文合格コース
[Web通信] 268,000円
短答合格コースで一発合格した方は→50,000円

  • 短答に一発合格できれば、超安い!
校舎数・規模
★★★☆☆

・全国47校舎(本校28校、提携校19校)
・予備校としては大手(法律系)だが、通学講座を取り扱う校舎は少ない

講師の充実性
★★★☆☆

・各科目専任の常任講師が多数在籍
・公認会計士合格者とは限らない

合格実績
★★☆☆☆

15名の合格者の声(2024年)
※2023年:28名、2022年:23名、2021年:13名

質問・相談サポート
★★★☆☆

・Web(教えてチューター)、LINE質問サービスによる対応

  • 電話やオンラインによる質問サポートがない
学習の網羅性
★★★★★

・網羅性が高く、ボリュームも多い

学習の効率性
★★★☆☆
科目の優位性

・管理会計理論に強い
・論文式対策が手厚い

公式サイト LEC
公式サイト
資料請求

公認会計士の予備校を費用から合格率まで徹底比較!

公認会計士の予備校・専門学校を費用から合格率まで徹底比較!

 公認会計士の予備校・専門学校を選ぶ上では、以下の項目が重要になると考えられます。

  1. 費用
  2. 合格実績
  3. 校舎数(通学の可否)
  4. 講師
  5. 質問サポート体制
  6. 講座内容・カリキュラムの豊富さ

 以下では、1~5の観点から、各予備校を徹底比較していきたいと思います。

 なお、6に関しては、上記で各予備校ごとに個別に紹介済みです。

安いのはどれ?通信講座を費用で比較

 まずは、公認会計士の予備校(専門学校)を費用の安さで比較していきます。

 各予備校とも様々なオプションやコースがありますが、ここでは初心者が「短答式+論文式」の合格を目指すコースの費用が安い順に予備校を並べると以下のようになります。

※ 費用は、[Web通信]の価格だけを掲載しています。

【安い順ランキング】費用が安い公認会計士通信講座
予備校名 合格目標年度 通信講座名 費用
No.1
クレアール公認会計士通信講座
クレアール
2027年  公認会計士 2年スタンダード合格コース 540,000円
8月末まで→
432,000円
2026・2027年 公認会計士 2年セーフティコース 640,000円
8月末まで→
499,200円
2026年  公認会計士 1年合格全力投球コース 520,000円
8月末まで→
416,000円
2028年 公認会計士 3年スタンダード合格コース 570,000円
8月末まで→
456,000円
2026・2027・2028年 公認会計士 3年トータルセーフティコース 760,000円
8月末まで→
592,800円
2027・2028・2029年 公認会計士 4年トータルセーフティコース 790,000円
8月末まで→
616,200円
2028・2029・2030年 公認会計士 5年トータルセーフティコース 820,000円
8月末まで→
639,600円
No.2
LEC公認会計士通信講座
LEC
2026年12月 公認会計士 短答合格コース<秋生> 298,000円
8月末まで→
248,000円
公認会計士 論文合格コース 268,000円
短答合格コースで一発合格した方は→
50,000円
2026年5月 公認会計士 短答合格コース<春生> 298,000円
No.3
CPA会計学院公認会計士通信講座
CPA会計学院
   
2027年 公認会計士 1.8年スタンダードコース 730,000円
2026・2027年 公認会計士 1.8年速習コース 750,000円
2026年 公認会計士 1年スタンダードコース 670,000円
No.4
TAC公認会計士通信講座
TAC
2027年 公認会計士 2年S本科生 780,000円
8月末まで→
765,000円
2026・2027年 公認会計士 フルコミットS本科生 820,000円
2026年 公認会計士 短期集中本科生 630,000円
No.5
資格の大原公認会計士通信講座
資格の大原
2027年 公認会計士 1.5年ロング初学者合格コース 790,000円
9月末まで→
770,000円
2026・2027年 公認会計士 Wチャンス初学者合格コース(合格目標) 820,000円
2026年 公認会計士 1年初学者合格コース 700,000円

 公認会計士講座の料金は、クレアール・LECが同等で一番安く、CPA・TAC・大原はほぼ同額ですね。

 実際は予備校によっては、奨学生割引、コース割引、簿記経験者割引などがあり、これより安くなってきます。

CPA・TAC・大原は比較的高めな料金設定

 ポイントとしては、まずCPA会計学院・TAC・大原は80万円前後のほぼ同額で、比較的高めということです。

クレアールは安い!

 クレアールは通信講座のみですが、他の予備校よりも安い料金設定で、さらに期間限定の大幅値引きを実施していますので、時期によってはかなりお安く購入できます。

 クレアールは、「非常識合格法」という特色のある教育方針を採用していて、合格に必要な学習範囲を厳選し、その範囲を徹底的に学習する効率性を追求した独自の学習方法であり、商標登録もされています。

 このため、最小限の時間・最小限の費用で合格を達成することが可能です。

 通信講座に特化していることや、非常識合格法によりなるべく無駄を省くような学習方針であることが、安さの理由になっていると考えられます。

LECも安い!

 LECも、受講料が他校と比較して安いです。

 LECは短答対策と論文対策のコースが分かれていて、短答に一発合格すれば、論文コースがわずか5万円で受講できるという格安サービスもあります。

 LECの安さの秘密は、1年目は短答式合格に集中して短答式試験の合格率を高めるカリキュラムを採用しているためです。

 おすすめ問題集でもLECの一問一答の書籍を紹介していますが(「公認会計士の独学におすすめのテキスト・問題集」参照)、価格が安いからといって、その網羅性や教材の質が悪いといったことは一切ありません。

 通学講座に対応している校舎が少ないことからも、LECについては人件費を抑えていることが安さの理由の一つと考えられます。

合格率・合格者数を比較

 次は、公認会計士の予備校を、合格率・合格者数で比較していきます。

 公認会計士試験では、合格率を公表しているのはTACだけで、しかも、対象をかなり限定して算出した数値のため、他社との比較ができません。

 このため、多くの予備校で公表されている「合格者数」で比較する方が、わかりやすいですね。

予備校 合格者数 or 合格者の声 合格率その他
CPA会計学院 973名の合格者(2024年) 公認会計士試験における合格者占有率 60.7%(2024年)
※全合格者1,603名中973名
TAC 335名の合格者(2024年) 71.7%の合格率(2024年)
※TAC本科生カリキュラム修了者のうち、第2回論文式模試でD判定以上の314名中225名
大原 247名の合格者(2024年) 全国7位・8位合格者輩出(2023年)
LEC 15名の合格者の声(2024年) ---
クレアール 10名の合格体験記(2023年) ---

 このように、公認会計士試験の合格者は、CPA・TAC・大原の3社でほぼ占められています。

 なかでも、CPAが圧倒的で、TAC・大原がそれに次ぐ合格実績ですね。

校舎数を比較

 次は、公認会計士の予備校を校舎数で比較していきます。

 各予備校(専門学校)の校舎数を比較し、多い順に並べると以下の表のようになります。

予備校 校舎数
2024.6.24時点
資格の大原 学校一覧
大原 学校一覧
全国47校舎
  • 北海道・東北 7校
  • 関東 31校
  • 中部 13校
  • 近畿 15校
  • 中国 5校
  • 四国 3校
  • 九州・沖縄 18校
LEC東京リーガルマインド学校一覧
LEC 学校一覧
全国47校舎
(本校28校、提携校19校)
  • 北海道・東北 5校
  • 関東 15校
  • 中部 7校
  • 近畿 6校
  • 中国 5校
  • 四国 3校
  • 九州・沖縄 6校
TAC学校一覧
TAC 学校一覧
全国33校舎
(本校22校、提携校11校)
  • 北海道・東北 2校
  • 関東 14校
  • 中部 3校
  • 近畿 4校
  • 中国 3校
  • 四国 2校
  • 九州・沖縄 5校
CPA 学校一覧
CPA会計学院 学校一覧
全国5校舎
  • 北海道・東北 0校
  • 関東 4校(東京3校・神奈川1校)
  • 中部 0校
  • 近畿 1校(大阪)
  • 中国 0校
  • 四国 0校
  • 九州・沖縄 0校
クレアール 通信のみ

 TAC・大原については、大手ということもあり、校舎数は多く、全国各地にあります。それでも、都市圏に集中していますので、地方にお住まいの方は注意が必要ですね。

 なお、大原の校舎は赤茶色の独特な作りをしていて目立ちますので、近くにあればどこに建っているか容易に思いつく方もいらっしゃるかもしれません。

 LECは校舎数は多いものの、別の経営母体が運営している提携校の割合も多いため、公認会計士の通学講座を取り扱っていない(ライブ講義が無い)校舎が多い点に注意が必要です。

 校舎の有無と公認会計士の通学講座を取り扱っているか否かは別問題で、たとえ大原やTACであったとしても、大都市以外の校舎の場合は確認が必要です。校舎はあるもののライブ講義がない場合は、各自または教室での動画講義の視聴になります。

 CPA会計学院については、校舎数自体は少ないものの、公認会計士の資格に特化していて、人気の有名講師がいることなどからも人気が高い予備校です。

 クレアールは東京水道橋に本館がありますが、公認会計士講座は通信講座に特化しています。

予備校の校舎が遠いとどんな影響がある?

 まず、通信講座を選択する場合、校舎までの距離は影響しませんが、通学講座を利用する場合、校舎が近くにあるかどうかは学習に大きな影響を及ぼします。

 公認会計士試験の通学講座の講義回数は全科目合計すると多く、また毎日自習室を利用することを考えると、校舎と自宅への往復距離が遠ければそれなりの負担となります。

 なお、公認会計士講座のテキスト・問題集の冊数は全科目合わせるとかなりの分量です。大多数の公認会計士受験生が予備校のロッカーをレンタルして必要な教材のみ持ち帰っています。

 例えば、1日で学習する科目を1科目だけに絞ってしまうと、各科目の記憶が偏ってしまうため、公認会計士受験生の多くは1日になるべく多くの科目を学習しようとします。

 そうなると、その日に使用する教材がどうしても多くなってしまいますので、ロッカーをレンタルしない場合は荷物が大変重くなってしまいます。

 また、直前期などは1日の勉強時間がかなり多くなりますから、移動時間がもったいないですし、勉強した直後の疲れなどを考えると、なるべく校舎は近いほうがいいですね。

 ダブルスクールをお考えの方は、大学と自宅との途中で通えるかどうかといった検討も必要です。

近くに予備校の校舎がない場合は?通信講座のメリットを活かそう

 近くに予備校の校舎がない場合は、通信講座の利用を検討した方がいいですね。

 通信講座の場合、校舎にいる講師や受験仲間に気軽に質問できないことや、受験のモチベーションの維持が大変、といったデメリットはありますが、メリットもあります。

 講義は、Webによる動画講義の視聴になります。動画講義のメリットは、場所や時間を選ばず自分のペースで講義を受講できる点です。

 もう一度聞きたい部分を巻き戻して再生可能ですし、倍速再生することによって、効率良く講義を聞くこともできます。

 また、大手予備校でも、人気有名講師の講義を聞くために、あえて一部の科目のみライブ講義ではなく動画講義を聞く受講生もいたりします。※通学講座は、動画講義も視聴可能です。

 近くに校舎が無い場合であっても、通信講座のメリット・デメリットをきちんと把握して予備校のシステムを有効活用すれば、合格は可能です。

講師を比較

 それでは次は、公認会計士の予備校を、講師で比較していきます。

 下表のように、予備校によって、講師の受入体制は異なります。

予備校 講師
TAC 全員が試験合格者
CPA会計学院 試験合格者以外も在籍
クレアール 試験合格者以外も在籍
大原 試験合格者以外も在籍
LEC 試験合格者以外も在籍

TACの講師は全員が公認会計士試験合格者

 TACの公認会計士講座の講師陣は全員、公認会計士試験合格者です。

 合格者であるからこそ、合格のための秘訣やポイントを教えてくれるというメリットがあります。

CPA会計学院・クレアール・大原・LECの講師は合格者以外も在籍

 TAC以外の予備校の講師は、公認会計士試験合格者以外も在籍しています。

 CPA会計学院では、公認会計士試験合格者チューターや講師が常駐しており、全科目について質問が可能です。

 このため、営業時間内はいつでも質問対応できるようなサポート体制が整っています。

 最大手2校よりも規模は小さいものの、小さいがゆえに各受験生に講師陣の目が届くというのもメリットの一つでしょう。


 クレアールは、講師全員が公認会計士試験合格者であるとは限りません。

 ただし、講師陣は監査法人の代表社員や個人会計事務所所長、公認会計士試験委員などの経験を持ったプロフェッショナルも多く、質問予約不要・回数無制限で質問体制も充実しています。


 大原も、講師陣全員が公認会計士試験合格者であるとは限りません。

 ですが、基本的に大原の講師陣は予備校での講師の業務に各科目で専念しており、その講師としての水準は高いものだといえます。

 また、例えば司法試験など法律系に関与していた講師もいますので、その場合は公認会計士試験合格者よりもより丁寧に教えてくれるのではないでしょうか。


 LECも、全員が公認会計士試験合格者であるとは限りません。

 また、同じく1科目に1人の講師が一貫してサポートする体制になっています。

講師のまとめ

 以上より、各予備校で講師が試験合格者のみかどうかで分かれますが、試験合格者でなくてもその科目を一貫して教える講師業に専念していたり、その科目の人気実力講師として評価されていたり、必ずしも公認会計士試験合格者でなければ講師は務まらないというわけではありません。

 各予備校の他の特徴も勘案して総合的に予備校を選びましょう

 なお、通信講座の場合、収録はその予備校の実力派講師が担当しますので、講師の心配はそれほどしなくても大丈夫です。

質問サポート体制を比較

 次は、公認会計士の予備校を、質問サポート体制で比較していきます。

 通学講座の受験生であれば、基本的にどこの予備校でも気軽に質問や相談が可能ですので、問題となるのは各予備校の通信講座の質問受付体制です。

 講師のいる校舎に行けば質問は受け付けてくれますが、物理的に校舎に向かうのが難しい場合、遠隔での受付体制が充実しているかが重要になります。

予備校 質問受付体制
CPA会計学院 校舎・電話・メール・オンラインなど
TAC 校舎・電話・メール・オンラインなど
クレアール 電話・メール・オンラインなど
大原 校舎・電話・メール・オンラインなど
LEC 基本的にメール・LINEのみ

CPA・TAC・大原・クレアールは充実の質問サポート

 CPA・TAC・大原については、校舎・電話・メールのほか、Zoom等によるオンラインによる質問も受け付けています。

 オンラインによる質問対応は、図表を共有しながら説明してくれるので理解しやすいと思います。

 特に計算問題などは言葉だけでは説明しにくいですから、画面を共有して質問・解答のやりとりをすることで、効率的になります。

 クレアールは通信講座に特化しているため校舎での質問対応はありませんが、遠隔での質問受付体制は充実しており、Skypeによる対応、質問専用の電話番号・メールアドレスもあります。

LECの質問サポートには注意が必要

 注意したいのがLECです。LECは講師陣による対応が難しいのか、質問の対応はWebによる対応(教えてチューター)と、講師に直接LINEで質問できる「LINE質問サービス」が基本となります。

 電話や対面による個別相談も可能ですが、事前予約が必要になりますので、疑問が生じたときにすぐ対応してほしい方は、注意が必要です。

各予備校の資料請求先

予備校の各講座のパンフレットは、以下で請求が可能です。

社会人におすすめの公認会計士予備校はどこ?

 公認会計士試験は、勉強だけに専念した方が合格できる可能性が高まりますが、働きながら勉強せざるを得ない社会人の方も多くいらっしゃると思います。

 毎日仕事で忙しい社会人が、公認会計士試験に合格するにはどうすればいいのでしょうか。

 実際のところ、社会人が予備校の1.5年~2年コースのカリキュラムをこなすのは、かなり無理があります

 では、どうすればいいかというと、「学習期間を3年以上に延ばす」という方法です。

社会人にはクレアールの3年以上のコースがおすすめ

クレアール社会人向け公認会計士講座
⇒クレアール 社会人向け公認会計士講座

 学習期間を3年以上に延ばすことに対応しているのが、クレアールです。

 クレアールには、社会人が働きながら公認会計士を目指せるよう、3年コース4年コース、さらに5年コースまで用意されています。(時期によっては、2.5年コース、3.5年コース、4.5年コース)

 ということで、社会人には、クレアールの公認会計士講座がおすすめです!

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料金

公認会計士 3年トータルセーフティコース(2026・2027・2028年向け)
[Web通信] 760,000円
8月末まで→ 592,800円

公認会計士 4年トータルセーフティコース(2027・2028・2029年向け)
[Web通信] 790,000円
8月末まで→ 616,200円

公認会計士 5年トータルセーフティコース(2028・2029・2030年向け)
[Web通信] 820,000円
8月末まで→ 639,600円

公式サイト クレアール
公式サイトへ

お金がない大学生におすすめの公認会計士予備校はどこ?

 次は、大学生が公認会計士試験に挑戦する場合におすすめの公認会計士予備校について、紹介したいと思います。

 大学生の場合、学業やバイトがあるとはいうものの、社会人よりも勉強時間を確保しやすいのは確かです。

 このため、試験勉強にみっちりと時間を注ぎ込むことができます。

 ただし、大学生の場合は、お金がなく、金銭的に厳しいことも考えられます。

大学生には学習ボリュームがあるが費用は安いLECがおすすめ

 勉強時間が確保できるなら、CPA会計学院が一番のおすすめですが、費用的には、約80万円という高額な受講料がかかります。(これは、TAC・大原も同様)

 費用が安い予備校は、クレアール・LECの2社ですが、クレアールは、非常識合格法という効率学習をセールスポイントにしています。

 一方、LECは、CPAやTAC、大原並みに充実したカリキュラムでありながら、安い費用を実現しています。

 このため、お金がない大学生には、LECが一番のおすすめです!

料金

公認会計士 短答合格コース<秋生>(2026年12月短答合格目標)
[Web通信] 298,000円
8月末まで→ 248,000円
[通学+Web] 318,000円
8月末まで→ 268,000円

公認会計士 論文合格コース
[Web通信] 268,000円
短答合格コースで合格した方は→50,000円

公式サイト LEC
公式サイト

予備校は通学スクール・通信講座どっちがおすすめ?

  公認会計士の予備校の利用を検討する場合、通学スクールか通信講座のどちらを利用するか、検討する必要があります。

通学スクールのメリット・デメリット

 公認会計士試験を扱う予備校の通学講座を利用する場合、通信講座と異なり、以下のようなメリットがあります。

メリット

  • 周囲に人がいる環境の中、自習や講義、答練などに集中して取り組むことができる
  • 受験仲間や講師に気軽に質問・相談・情報共有が可能
  • ライバルが身近にいることにより、受験のモチベーション向上につながる

デメリット

 一方、通学講座には以下のようなデメリットもあります。

  • 校舎へ移動する時間が必要。また、遠ければ、その移動に精神的・肉体的疲労が伴う。
  • 講義や答練に決まった時間に行く必要があり、社会人の場合は仕事と、大学生の場合は学業と両立させることが難しい。

 ただし、通学講座には予備校によって個別ブース視聴の学習スタイルがあり、これによって自分の都合の良い時間に予備校の個別ブースを利用して受講することが可能です。

 以上より、例えば、学業に専念できる環境にあるが、自分一人ではつい勉強をさぼりがちになってしまう人などは、通学講座を選択することに大きなメリットがあるといえるでしょう。

通信講座のメリット・デメリット

 通信講座を利用する場合は、通学スクールと異なり、以下のようなメリットがあります。

メリット

  • Webによる受講のため、いつでもどこでも学習が可能
  • 通学時間が不要となり、その時間を他の事に有効活用できる。
  • Web・音声の視聴で、高速再生や繰り返し再生が可能
  • 都合の良い時間に学習できるため、バイトなど仕事とも両立が可能

デメリット

 一方、通信講座には以下のようなデメリットもあります。

  • 周囲に人がいない環境の中、自習や講義、答練などに集中して取り組む工夫が必要
  • 受験仲間や講師に気軽に質問することができない
  • 受験のモチベーション維持に工夫が必要

 通信講座の場合は、周囲に受験仲間や講師がいないことによって、学習の半強制力が働きません。また、受験仲間の勉強の進捗なども分からないため、学習のモチベーション維持が難しくなります

 なお、各予備校によって異なりますが、Web通信であれば通学講座より費用は安く済む場合があります。

 以上より、例えば学業以外の予定がある方や、周囲に人がいない環境であっても学習の自己管理がしっかりできる人は、通信講座でも全く問題ないでしょう

独学でも公認会計士は合格できる?

 ここまで、予備校・通信講座について紹介してきましたが、そもそも公認会計士試験は、独学でも合格できるのでしょうか。

公認会計士は独学でも合格できる?
  • 完全な独学は極めて困難
  • 短答式試験は独学も不可能ではない
  • 独学にこだわるなら”半独学”がおすすめ

完全な独学は極めて困難

 公認会計士試験に完全な独学で合格するのは極めて困難です。

 実際に、受験生の多くが予備校の通学・通信講座を利用しており、独学で合格する人は全体の10%にも満たないと言われています。

 公認会計士試験は試験範囲が広く、ボリュームが大きい点が独学を難しくしている大きな要因です。

 また、試験には科目免除制度などもありますが、2年などの期間限定のため、長期で合格を狙いにくい試験です。

 予備校を使えば、膨大なボリュームの中から合格に必要な情報を取捨選択したうえで、効率的に学習することができるわけです。

短答式試験は独学も不可能ではない

 ただし、「短答式試験」に関しては、市販のテキストや参考書を使って独学で合格を目指すことも不可能ではありません

 短答式試験なら、丸暗記でもある程度は対応可能だからです。

 一方、論文式試験は丸暗記では太刀打ちできません。丸暗記では論述に矛盾ができて、大幅に減点されてしまいます。

 予備校の講義の中で、わかりやすく噛み砕いて解説してもらうことで深く理解することができ、得点に繋がる知識が身に付くわけです。

 さらに、論文式試験に関しては、市販教材が少ないのも独学が難しい理由のひとつです。

独学にこだわるなら”半独学”がおすすめ

 このため、どうしても独学で合格を目指したい場合は、とりあえず独学で短答式試験に合格してから論文式試験に向けて予備校を利用する”半独学”の戦略をおすすめします

 いずれの予備校も、論文式対策のみの受講が可能ですので、論文式対策コースを受講してください。

 なお、独学で勉強する場合のおすすめテキスト・問題集や勉強法については、下記の関連記事を参考にしてください。

公認会計士試験に向けたよくある質問

 公認会計士試験にこれから挑戦する方にとって、よくある質問をまとめましたので、参考にしてください。

試験日はいつ?

 公認会計士試験は、短答式試験と論文式試験の2種類あります。

 短答式試験は、第Ⅰ回と第Ⅱ回の年2回で実施されるため、学習スケジュールにあわせて受験することが可能です。

 そして、短答式試験をクリアした人だけが、論文式試験を受験できます。

 例年、第Ⅰ回短答式試験は12月上旬に、第Ⅱ回短答式試験は5月下旬に、論文式試験は8月下旬に実施されています。

公認会計士の試験日
  • 第Ⅰ回短答式試験:12月上旬
  • 第Ⅱ回短答式試験:5月下旬
  • 論文式試験:8月下旬

 令和7年~令和8年公認会計士試験の具体的な試験日程は、下記のとおりです。

試験日程【令和7年(2025年)】

 令和7年(2025年)の公認会計士試験は、下記の試験日程で実施されます。

区分 願書受付
(オンラインのみ)
試験日 合格発表日
第Ⅰ回短答式 令和6年
8月23日~9月12日
令和6年
12月8日(日)
令和7年
1月17日(金)
第Ⅱ回短答式 令和7年
2月3日~2月25日
令和7年
5月25日(日)
令和7年
6月20日(金)
論文式 令和7年
8月22日(金)~8月24日(日)
令和7年
11月21日(金)

試験日程【令和8年(2026年)】

 令和8年(2026年)の公認会計士試験は、下記の試験日程で実施されることが予定されています。

区分 願書受付
(オンラインのみ)
試験日 合格発表日
第Ⅰ回短答式 令和7年
8月29日~9月18日
令和7年
12月14日(日)
令和8年
1月下旬
第Ⅱ回短答式 令和8年
2月上旬~2月下旬
令和8年
5月24日(日)
令和8年
6月中旬
論文式 令和8年
8月21日(金)~8月23日(日)
令和8年
11月中旬

合格率・難易度は?

 公認会計士試験は、弁護士・不動産鑑定士と並ぶ三大国家資格のひとつとされる超難関資格です。

 直近3年間の短答式Ⅰ・短答式Ⅱ・論文式それぞれの合格率は、下表のようになっています。

短答式Ⅰ試験の合格率

年別 願書
提出者
答案
提出者
欠席者 合格者 合格
基準
実質
合格率
令和4年
(2022年)
12,719 9,949 2,770 1,199 68% 12.1%
令和5年
(2023年)
14,550 11,401 3,149 1,182 71% 10.4%
令和6年
(2024年)
15,681 12,100 3,581 1,304 75% 10.8%
令和7年
(2025年)
15,990 12,336 3,654 1,383 72% 11.2%

短答式Ⅱ試験の合格率

年別 願書
提出者
答案
提出者
免除者 欠席者 合格者 合格
基準
実質
合格率
令和4年
(2022年)
14,958 9,870 2,088 3,000 780 73% 7.9%
令和5年
(2023年)
15,883 10,429 2,089 3,365 921 69% 8.8%
令和6年
(2024年)
16,678 11,003 2,009 3,666 1,041 78% 9.5%

※ 実質合格率とは、願書提出者から欠席者及び免除者を除いた人数(=答案提出者)を母数として計算した合格率です。

※ 短答式Ⅱ試験に免除者数が記載されているのは、免除者(前年・前々年の短答式合格者など)は短答式Ⅱ試験の願書にて論文式の出願を行うためです。

論文式試験の合格率

年別 願書
提出者数
短答式
受験者数
短答式
免除者数
短答式
合格者数
論文式
受験者数
最終
合格者数
最終
合格率
論文式
合格率
令和4年
(2022年)
18,789 16,701 2,088 1,979 4,067 1,456 7.7% 35.8%
令和5年
(2023年)
20,317 18,228 2,089 2,103 4,192 1,544 7.6% 36.8%
令和6年
(2024年)
21,573 19,564 2,009 2,345 4,354 1,603 7.4% 36.8%

※ 願書提出者数は、第Ⅰ回、第Ⅱ回短答式試験のいずれにも願書を提出した受験者を名寄せして集計したもの。

※ 最終合格率は、論文式合格者数/願書提出者数で計算している。

※ 論文式合格率は、論文式合格者数/論文式受験者数で計算している。

 短答式試験の合格率は、過去3年を平均すると、第Ⅰ回短答式試験は約11%、第Ⅱ回短答式試験では約9%で推移しています。

 また、論文式試験の合格率は、35%付近で推移していて、短答式試験も含めた最終的な合格率は7%程度になっています。

 この10年で受験者数が倍増したことに伴い、10%を超えていた最終合格率は10%を切るようになり、難化傾向が進んでいます

公認会計士の難易度・合格率
  • 弁護士・不動産鑑定士と並ぶ三大国家資格のひとつとされる超難関資格
  • 短答式の合格率は、(第Ⅰ回)約11% (第Ⅱ回)約9%
  • 論文式の合格率は、35%付近
  • 短答式・論文式を合わせた最終合格率は、7%程度

合格に必要な勉強時間は?

 公認会計士試験に合格するためには、3,000時間程度の勉強時間が必要になります。

 また、その期間はおよそ1年半~2年程度が目安となります。

 一日の勉強時間は、6~8時間は必要になるでしょう。

公認会計士の勉強時間
  • 合格に必要な勉強時間は3,000時間程度
  • 勉強期間は1年半~2年程度
  • 1日の勉強時間は6~8時間

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