更新日:2023年9月8日
公認会計士試験の合格を目指す場合、やはり独学は困難と考え、予備校・通信講座の利用を検討される方も多いと思います。
公認会計士を扱う予備校の数は限られていますが、他の資格講座に比べると受講料が高額になる傾向がありますので、しっかりと比較検討したうえで、慎重に選ぶ必要がありますね。
そこで、公認会計士の予備校・通信講座のおすすめ5社について、各社の特長に応じ、タイプ別におすすめ予備校をご紹介したいと思います。
また、校舎数や料金、講師、質問サポート体制のそれぞれについて、徹底的に比較していきますので、講座選びの参考にしてください。
【監修者】公認会計士 濱谷慶史 |
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【執筆者】 |
![]() 執筆者紹介 |
公認会計士の予備校・通信講座おすすめ5選
それでは早速、公認会計士講座を扱う予備校5社を比較して、各社の特長に基づき、タイプ別のおすすめをご紹介していきます。
※ 各社の詳細な解説については、後述します。
クレアール
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クレアールの公認会計士通信講座 |
初学者向け2年コース・費用公認会計士 2年スタンダード合格コース【2025年合格目標】 |
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総合評価
クレアールは、論点の重要度を的確に整理することで学習範囲を絞り、学習ボリュームを抑えることに成功しています。 |
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一言コメント公認会計士講座の受講料金は決して安いものではなく、経済的にどうしても無理はできない場合もあるかと思います。 また、学習の計画や勉強の進め方、学習量の多さに不安を覚える方もいるかもしれません。 そんな方には、クレアールの公認会計士講座をオススメします!
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CPA会計学院
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CPA会計学院の公認会計士通信講座 |
初学者向け1.8年コース・費用公認会計士 1.8年スタンダードコース【2025年合格目標】 |
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総合評価
CPAは、他校から人気講師を引き抜くことで、講師・講義の質を高め、高い合格実績を誇っています。 網羅性の高いボリュームある学習スタイルとなりますが、論点ごとにA~Cランクの重要性を明記することで、効率性も意識しているのも特徴です。 |
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一言コメントCPA会計学院は、近年の合格者実績が大手と比べても遜色なく、合格率で言えばトップクラスです。 その理由は、質の高い講義・教材とレベルの高い講師陣の努力に他なりません。 講座のカリキュラムについていくのは大変かもしれませんが、ついていきさえすれば合格はもう手の届く所まで近づいていることでしょう。
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公式サイト![]() |
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LEC
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LECの公認会計士通信講座 |
初学者向けコース・費用※LECでは初学者向け2年コースがなく、短答・論文が別コースになります。 公認会計士 短答合格コース【2024年12月合格目標】 公認会計士 論文合格コース【2024年8月合格目標】 |
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総合評価
LECは、もともと法律系の予備校のため、会計資格に関しては講師も少なく、合格者数も大原・TACに劣ります。 |
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一言コメントLECの公認会計士講座の魅力は、その安さです。 安いからといって内容が薄いわけではまったくありませんので、安心してください。 そして、コースが短答式と論文式対策に明確に分けられているため、まずは短答式試験対策のみに集中したい、という方にもオススメです!
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資格の大原
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大原の公認会計士通信講座 |
初学者向け1.5年コース・費用公認会計士 1.5年初学者合格コース【2025年合格目標】 |
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総合評価
大原は、公認会計士の予備校の中で最大手。講師の数、カリキュラム、学習内容の網羅性など、どれも十分で、まさに王道の予備校。 |
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一言コメント大原は歴史が古く、簿記関連の資格が充実していること、公認会計士合格者以外の長年経験を積んだ専任のプロフェッショナルの講師がいること、学習範囲の網羅性が高いことなどから、計算科目が非常に得意とされています。 会計学だけでなく、租税法の計算も、しっかり力を入れており、大原であれば計算科目に対して大きな自信を得ることができます。 大原は、そんな計算が苦手、という方にオススメです!
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TAC
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TACの公認会計士通信講座 |
初学者向け1.5年コース・費用公認会計士 1.5年L本科生【2025年合格目標】 |
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総合評価
公認会計士講座の予備校として、大原と並ぶ最大手。合格者数、校舎数、費用など、ほとんど大原と並んでおり、大きな違いはありません。 |
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一言コメントTACは、教材の質と網羅性が十分であること、講師が公認会計士合格者であるため監査論についてよく知っているといった特徴があります。 また、理論科目の対策は知識も大事ですが問題に対する対応力が重要になってきます。知識があっても対応力が無いと解けないのです。 特に論文対策では、実際に対応実績のある合格者ならではのノウハウを得ることが可能になります。 講師が多く、質問・相談に対するサポート体制の充実性も享受できるので、そういった理由で理論に不安がある方はTACの通信講座をオススメします!
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公認会計士の予備校の選び方
ここで改めて、予備校・通信講座の選び方について解説しておきたいと思います。
公認会計士講座を扱う主な予備校・専門学校
公認会計士講座を取り扱っている予備校(専門学校)は、主に5社あります。
- 資格の大原
- 資格の学校TAC
- LEC東京リーガルマインド
- CPA会計学院
- クレアール
公認会計士講座の受講者数で言えば、大手と言われるのは大原とTACになるかと思います。
だからといって、それ以外の予備校が選択肢から除外されるわけではなく、校舎の有無、コース料金、雰囲気、有名講師の有無など、各予備校にも特徴があります。
また、大手だからこそのスケールのメリットもありますし、逆にデメリットもあります。
一部の科目だけを利用したいという方は、その予備校が得意な科目を考慮することも重要になります。
しかも、公認会計士講座は他の資格講座と比較して金額が高く、どの予備校にすべきかは、各予備校の特徴を総合的に評価し、慎重に判断する必要がありますね。
予備校を選択する上で考慮すべき事項は?
特に、公認会計士の予備校(専門学校)を選定する上では、以下の項目が重要になると考えられます。
- 校舎数(通学の可否)
- 費用
- 講師
- 質問サポート体制
- 講座内容・カリキュラムの豊富さ
以下では、1~4の各予備校の特徴を様々な視点から比較してご紹介した後に、「5.講座内容・カリキュラムの豊富さ」に関しては、各予備校ごとに個別にご紹介していきます。
各予備校の資料請求先
予備校の各講座のパンフレットは、以下で請求が可能です。
公認会計士の予備校5社を徹底比較!
次は、公認会計士の予備校(専門学校)を、校舎数・費用・講師・質問サポートの観点から、それぞれ徹底比較していきたいと思います。
校舎数で予備校を比較
では、まずは校舎数の比較から始めていきます。
校舎数の一覧表
各予備校(専門学校)の校舎数を比較すると、以下の表のようになります。
予備校 | 校舎数 2022.6.20時点 |
![]() 資格の大原 学校一覧 |
全国各地多数 【全国48校舎】 |
![]() 資格の学校TAC 学校一覧 |
全国各地多数 【全国34校舎】 (本校22校、提携校12校) |
![]() LEC東京リーガルマインド 学校一覧 |
全国各地多数 【全国49校舎】 (本校28校、提携校21校) |
CPA会計学院 | 東京3校、神奈川1校、大阪1校 |
クレアール | 通信のみ |
大原・TACについては、大手ということもあり、校舎数は多く、全国各地にあります。それでも、都市圏に集中していますので、都市圏以外にお住まいの方は注意が必要ですね。
なお、大原の校舎は赤茶色の独特な作りをしていて目立ちますので、近くにあればどこに建っているか容易に思いつく方もいらっしゃるかもしれません。
LECは校舎数は多いものの、別の経営母体が運営している提携校の割合も多く、公認会計士の通学講座を取り扱っていない(ライブ講義が無い)校舎が多い点に注意が必要です。
校舎の有無と公認会計士の通学講座を取り扱っているか否かは別問題で、たとえ大原やTACであったとしても、大都市以外の校舎の場合は確認が必要です。校舎はあるもののライブ講義がない場合は、各自または教室でのDVD視聴となります。
CPA会計学院については、校舎数自体は少ないものの、簿記、税理士・公認会計士の資格に特化しており、人気の有名講師がいることなどからも人気が高い予備校です。
クレアールは東京水道橋に本館がありますが、公認会計士講座は通信講座に特化しています。
予備校の校舎が遠いとどんな影響がある?
まず、通信講座を選択するのであれば、校舎が近くにあるか否かは影響ありませんが、通学講座を利用する場合は、校舎が近くにあるかどうかは学習に大きな影響を及ぼします。
公認会計士試験の通学講座の講義回数は全科目合計すると多く、また毎日自習室を利用することを考えると、校舎と自宅への往復距離が遠ければそれなりの負担となります。
なお、公認会計士講座のテキスト・問題集の冊数は全科目合わせるとかなり多く、大多数の公認会計士受験生が予備校のロッカーをレンタルして必要な教材のみ持ち帰っています。
例えば、1日で学習する科目を1科目だけに絞ってしまうと、各科目の記憶が偏ってしまうので、公認会計士受験生の多くは1日になるべく多くの科目を学習しようとします。
そうなると、その日に使用する教材がどうしても多くなってしまいますので、ロッカーをレンタルしない場合は荷物が大変重くなってしまいます。
また、直前期などは1日の勉強時間がかなり多くなりますから、移動時間がもったいないですし、勉強した直後の疲れなどを考えると、なるべく校舎は近いほうがいいですね。
ダブルスクールをお考えの方は、大学と自宅との途中で通えるかどうかといった検討も必要です。
近くに予備校の校舎がない場合は?通信講座のメリットを活かそう
近くに予備校の校舎がない場合は、通信講座の利用を検討した方がいいですね。
通信講座の場合、校舎にいる講師や受験仲間に気軽に質問できない、受験のモチベーションの維持が大変、といったデメリットはありますが、メリットもあります。
講義は、Web(又はDVD)による動画講義の視聴となりますが、動画講義のメリットは、場所や時間を選ばず自分のペースで講義を受講できる点にあります。
もう一度聞きたい部分を巻き戻して再生可能ですし、倍速再生することによって、効率良く講義を聞くこともできます。
また、大手予備校でも、人気有名講師の講義を聞くために、あえて一部の科目のみライブ講義ではな動画講義を聞く受講生もいたりします。※通学講座は、動画講義も選択可能です。
近くに校舎が無い場合であっても、通信講座のメリット・デメリットをきちんと把握して予備校のシステムを有効活用するなどして対処すれば、合格は可能です。
費用の安さで予備校を比較
次は、公認会計士の予備校(専門学校)を費用の安さで比較していきます。
予備校の大まかな料金比較
各予備校の費用の目安は以下のとおりです。
※ 各予備校とも様々なオプションやコースがありますが、ここでは2年で短答式・論文式の合格を目指す一般的な初学者向け2年コースを前提にした料金で比較します。
予備校 | 費用 | ||||
資格の大原![]() |
78万円~87万円 | ||||
TAC![]() |
79万円~87万円 | ||||
LEC![]() |
(短答)27万円~37万円 (論文)26万円~35万円 ※短答コースを受講して合格した場合は 論文コースは5万円 |
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CPA会計学院![]() |
72万円~81万円 | ||||
クレアール![]() |
54万円~59万円 |
通学講座の料金で言えば、LECが一番安く、LEC<TAC≒大原≒CPA の順になります。
通信講座であれば、クレアールとLECが同等で一番安く、クレアール≒LEC<CPA<大原≒TAC の順になりますね。
実際は予備校によっては、期間限定割引、奨学生割引、コース割引、簿記経験者割引などがあり、これより安くなってきます。
大原・TACは比較的高めな料金設定
ポイントとしては、まず大原・TACの大手はそれほど価格が変わらず、他と比較して高めということです。
そして、2校とも教室講座、Web講座、DVD講座等がありますが、DVD講座がやや値段が高いです。例えば大原の教室講座は80万円、Web講座は78万円ですが、DVD通信は87万円になります。
※ 教室講座であっても、DVD視聴予約をすれば期間限定でDVD視聴はできます。
CPA会計学院も次に高め
一方、CPA会計学院は、通学講座は大手2校と並んで高めの価格設定ですが、通信講座は2校と比較し、やや安い価格設定となっています。
2年スタンダードコースの通信講座は72万円、通学講座は81万円となります。ただし、Web講義・音声フォローのみで、DVD講義はありませんので、注意してください。
LECは比較的安い
そして、LECについては、受講料が他校と比較して安いです。LECは短答対策と論文対策のコースが分かれていますので、金額を分けて記載しています。
1年目は短答式合格に集中して短答式試験の合格率を高めるカリキュラムを採用しているためです。他校と比較し安いとはいっても、教材の内容の質が悪いといったことはありません。
オススメ問題集でもLECの一問一答の書籍を紹介していますが、価格が安いからといって、その網羅性や質が悪いといったことは一切ありません。
通学講座に対応している校舎が少ないことからも、LECについては人件費を抑えていることが安さの理由の一つと考えられます。
そのため、質問体制が充実しているか否かを重点に予備校選びをするのであれば、安さだけで選択すると後で後悔することになります。
クレアールは通信のみだが安い
また、クレアールは通信講座のみですが、ここも他の予備校と比較すると安いです。
さらに、期間限定で大幅値引きを実施していますので、時期によってはかなりお安く購入できます。
クレアールは、「非常識合格法」という他校と比較して特色のある教育方針を採用しています。
「非常識合格法」は、合格に必要とされる学習範囲を厳選し、その範囲を徹底的に学習する独自の効率性を追求した学習方法であり、商標登録もされています。
このため、最小限の時間・最小限の費用で合格を達成することを可能としています。通信講座に特化していることや、この非常識合格法によりなるべく無駄を省くような学習方針であることが安さの理由になっていると考えられます。
講師で予備校を比較
それでは次は、公認会計士の予備校を、講師で比較していきます。
予備校によって、講師の受入体制が異なる
下表のように、予備校によって、講師の受入体制は異なります。
予備校 | 講師 |
資格の大原 | 試験合格者以外も在籍 |
資格の学校TAC | 全員が試験合格者 |
LEC東京リーガルマインド | 試験合格者以外も在籍 |
CPA会計学院 | 全員が試験合格者 |
クレアール | 試験合格者以外も在籍 |
TACの講師
公認会計士講座の講師陣は全員、公認会計士合格者です。
合格者であるからこそ、合格のための秘訣やポイントを教えてくれるというメリットがあります。
大原の講師
講師陣全員が公認会計士合格者であるとは限りません。
ですが、基本的に大原の講師陣は予備校での講師の業務に各科目で専念しており、その講師としての水準は高いものだといえます。
また、例えば司法試験など法律系に関与していた講師もいますので、その場合は公認会計士試験合格者よりもより丁寧に教えてくれるのではないでしょうか。
LECの講師
大原と同様、全員が公認会計士合格者であるとは限りません。
また、同じく1科目に1人の講師が一貫してサポートする体制となっています。
CPA会計学院の講師
CPA会計学院では、公認会計士合格者の全科目の講師を校舎に常駐させているのが特徴です。
このため、いつでもどんな質問でも対応できるようなサポート体制が整っています。
最大手2校よりも規模は小さいものの、小さいがゆえに各受験生に講師陣の目が届くというのもメリットの一つでしょう。
クレアールの講師
講師全員が公認会計士試験合格者であるとは限りません。
ただし、講師陣は監査法人の代表社員や個人会計事務所所長、公認会計士試験委員などの経験を持ったプロフェッショナルも多く、質問予約不要・回数無制限で質問体制も充実しています。
講師のまとめ
以上より、各予備校で講師が試験合格者のみか否かで分かれるところですが、試験合格者でなくてもその科目を一貫して教える講師業に専念していたり、その科目の人気実力講師として評価されていたり、必ずしも公認会計士合格者でなければ講師は務まらないというわけではありませんので、各予備校の他の特徴も勘案して総合的に予備校選びを行いましょう。
なお、通信講座の場合、DVDなどの収録はその予備校の実力派講師が担当しますので、講師の心配はそれほどしなくても大丈夫です。
質問サポート体制で予備校を比較
次は、公認会計士の予備校を、質問サポート体制で比較していきます。
予備校の通信講座における質問サポート体制の比較
通学講座の受験生であれば、基本的にどこの予備校でも気軽に質問や相談が可能ですので、問題となるのは各予備校の通信講座の質問受付体制です。
講師のいる校舎に行けば質問は受け付けてくれるでしょうけれど、物理的に校舎に向かうのが難しい場合、遠隔での受付体制が充実しているかが重要になります。
予備校 | 特徴 |
資格の大原 | 電話・メールなど |
資格の学校TAC | 電話・メール・オンラインなど |
LEC東京リーガルマインド | 基本的にWebメールのみ |
CPA会計学院 | 電話・メール・オンラインなど |
クレアール | 電話・メール・オンラインなど |
LECの質問サポート
注意したいのが、LECです。LECは講師陣による対応が難しいせいか、質問の対応はWebによる対応(教えてチューター)が基本となります。
また、同様にWebにて同じコースを受講している方と疑問・質問を共有できる「教えてメイト」の制度があります。
いずれもWeb対応のため、疑問が生じたときにすぐ対応してほしい、という方は、注意が必要です。
なお、財務会計論、管理会計論、監査論はLINEによる質問相談が可能です。電話や対面による個別相談も可能ですが、事前予約が必要になります。
CPAの質問サポート
CPAについては、電話やメール・オンラインによる質問を受け付けています。
また、講師陣がTwitterにて有益な情報を提供しており、直接質問に答えてくれるケースもあるかと思います。
オンラインによる質問対応は、図表を共有しながら説明してくれるので理解しやすいと思います。
大原の質問サポート
大原も同様に電話・メールによる質問を受け付けています。
クレアールの質問サポート
クレアールは通信講座に特化していますから、遠隔での質問受付体制は充実しています。Skypeによる対応、また、質問専用の電話番号・メールアドレスもあります。
TACの質問サポート
TACについては、Zoom等によるオンライン質問・相談コーナーの制度を設けています。コロナの影響によるものですが、これについては他の予備校も同様に実施を進めている可能性がありますので、予備校に確認を取ってみるのがよいでしょう。
特に計算問題などは言葉だけでは説明しにくいですから、画面を共有して質問・解答のやりとりをすることで、非常に効率的になります。
各予備校の資料請求先
予備校の各講座のパンフレットは、以下で請求が可能です。
通信講座?通学スクール?
公認会計士の予備校の利用を検討する場合、通信講座か通学スクールのどちらを利用するか、検討する必要があります。
通学スクールのメリット・デメリット
公認会計士試験を扱う予備校の通学講座を利用する場合、通信講座と異なり、以下のようなメリットがあります。
メリット
- 周囲に人がいる環境の中、自習や講義、答練などに集中して取り組むことができる
- 受験仲間や講師に気軽に質問・相談・情報共有が可能
- ライバルが身近にいることにより、受験のモチベーション向上につながる
デメリット
一方、以下のようなデメリットもあります。
- 校舎へ移動する時間が必要。また、遠ければ、その移動に精神的・肉体的疲労が伴う。
- 講義や答練に決まった時間に行く必要があり、社会人の場合は仕事と、大学生の場合は学業と両立させることが難しい。
ただし、通学講座には予備校によって個別ブース視聴の学習スタイルがあり、これによって自分の都合の良い時間に予備校の個別ブースを利用して受講することが可能です。
以上より、例えば、学業に専念できる環境にあるが、自分一人ではつい勉強をさぼりがちになってしまう人などは、通学講座を選択することに大きなメリットがあるといえるでしょう。
通信講座のメリット・デメリット
通信講座を利用する場合は、通学スクールと異なり、以下のようなメリットがあります。
メリット
- WebやDVDによる受講のため、いつでもどこでも学習が可能
- 通学時間が不要となり、その時間を他の事に有効活用できる。
- Web、音声、DVD視聴で、高速再生や繰り返し再生が可能
- 都合の良い時間に学習できるため、バイトなど仕事とも両立が可能
デメリット
一方、以下のようなデメリットもあります。
- 周囲に人がいない環境の中、自習や講義、答練などに集中して取り組む工夫が必要
- 受験仲間や講師に気軽に質問することができない
- 受験のモチベーション維持に工夫が必要
通信講座の場合は、周囲に受験仲間や講師がいないことによって、学習の半強制力が働きません。また、受験仲間の勉強の進捗なども分からないため、学習のモチベーション維持が難しくなります。
なお、各予備校によって異なりますが、Web通信であれば通学講座より費用は安く済む場合があります。DVD通信は、基本的に通学・Web通信よりも費用がやや高くなるのが基本です。
以上より、例えば学業以外の予定がある方や、周囲に人がいない環境であっても学習の自己管理がしっかりできる人は、通信講座でも全く問題ないでしょう。
公認会計士の予備校:
クレアール|安さと効率性・最小労力で選ぶ
クレアールの特徴
クレアールは、公認会計士講座を扱う予備校では珍しく、通信講座に特化しています。
クレアールの主な特徴は、下記の3点です。
- 「非常識合格法」により、学習の最大効率化を狙う
- 料金が安い
- Vラーニングシステムを採用し、非常識合格法とのシナジー効果を活かす
1.非常識合格法
非常識合格法は、合格に必要な得点・配点・範囲に徹底的に絞ったカリキュラムと、それに沿った教材・講師陣・暗記法により、受験生にとって最も経済的負担が少なくかつ最大効率で難関資格である公認会計士試験に合格できる最適な学習方法のことです。
このため、消化不良に陥ることもなく、学習量・講座の費用をできる限り抑えて合格を狙うことが可能です。
2.料金が安い
基本の2年のコースを選択すると、おおよそ50万円程度の受講料になります。
ただし、クレアールは割引が充実しているため、実際は45万円くらいになりますので、LECの通信講座と並んで各予備校では最安の部類になります。
3.Vラーニングシステム
Vラーニングシステムの一例として、「1単元30分講義」の原則が採用されています。
これは、理解が不足している論点や聞きたい論点を重点的に学習できるように、講義時間を30分単位で区切っているものです。
また、「単元別確認テスト」により、理解が不足している論点を事前に判断できるようにしています。
その他、クレアールでは会計士試験の元 試験委員の先生が監査論を担当されています(2023年現在)。
項目 | 特徴 |
規模 | ・他校より小さいが、通信講座に特化 |
校舎数 | ・通信講座に特化 |
費用 | ・各予備校の中でかなり安い ・初学者2年コースで54万円~59万円程度 ※時期によって大幅値引きあり |
講師 | ・公認会計士合格者多数 ・元試験委員在籍 |
質問・相談サポート体制 | ・電話、メール、Skypeでも対応 ・質問専用の番号、メールアドレス有 |
科目の優位性 | ・監査論に強い |
学習の網羅性 | ・最大効率化のため、必要重点範囲のみ |
クレアールのコースの種類
クレアール公認会計士講座は、社会人や仕事をしている人を意識した講座なだけあって、その種類は他の予備校と比較して豊富です。
初学者用のコースとしては、2年コースのほか、1年の短期集中型のコースもあれば、なんと他の予備校にはない3年以上のコースもあります。
最も特徴的なのは、4年の長期計画での合格プラン(トータルセーフティコース)ですね。
他の大手予備校であれば、通常は2年コースが最大、それを超えると上級コースで別途申込となりますが、クレアールの4年コースでは、初学者でも無理のない簿記3級からの養成を実施し、じっくり確実に合格を勝ち取っていくプランとなります。
各種試験のチャレンジ受験料はクレアールが負担し、合格の際にはお祝い金が贈呈されます。また、未受講分の受講料については返金されるなどの特典もありますので、かなりお得なコースですね。
クレアールの学習スタイル
①Web通信
クレアールの通信講座は、Web通信(オンライン講座)を標準学習形態としています。お持ちのPC、スマホ等に対応し、いつでもどこでも講義の視聴が可能です。
また、音声DLにより音声学習も可能ですし、講義資料・答練資料もデータとしてダウンロードが可能となっています。講義は倍速機能等を利用して、効率的に学習することも可能です。
②Web+DVD通信
ネット環境を気にせず受講したい、受講期限を気にせず視聴したいという方は、DVDオプションを申し込むこともできます。
安さと効率性・最小労力で選ぶなら、クレアールがオススメ!
各予備校の受講料金は決して安いものではなく、経済的にどうしても無理できない場合もあるかと思います。
また、学習の計画や勉強の進め方、学習量の多さに不安を覚える方もいるかもしれません。
そんな方には、クレアールの公認会計士講座をオススメします。
社学者向けのコースとしては、2年スタンダード合格コースがおすすめです。カリキュラムは長いに越したことはありませんが、あまりに長いと集中が続かない場合もあります。
それでも、バイトなど仕事も少し両立したい、という方は3年スタンダードコースもアリでしょう。社会人合格者が多いのも、こういった長期のカリキュラムがあることが理由の1つになっています。
半独学(短答合格済で論文式対策のみを受講)の場合
独学で短答式に合格済みで、論文式対策のみ予備校を利用したい場合、つまり半独学の場合には、下記のコースが用意されています。
各コースの詳細情報は、パンフレットに記載されています。
⇒ クレアール公認会計士講座の資料請求はこちら
パンフレットを申し込むと、講義サンプルDVDもオマケとしてついてきます。
どのコースにすればよいかわからない、という方は、メールでの受講相談も受け付けています。
クレアールは他予備校と比較して効率性を重視している反面、少し不安を覚える、という方は、クレアールの合格者のインタビューを確認してみてください。参考になるかと思います。
公式サイト・資料請求先
下記リンクで各講座の詳細な費用やカリキュラムが確認できます。
公認会計士の通信講座
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料金 |
公認会計士 2年スタンダード合格コース【2025年合格目標】 |
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公認会計士の予備校:
CPA会計学院|質の高い講義と講師陣・合格実績で選ぶ
CPA会計学院の特徴
CPA会計学院は、税理士・簿記検定、特に公認会計士試験に特化した予備校です。
数年前までは規模の小さい予備校でしたが、最近は大原・TACに並ぶ合格者数を輩出するまでに急成長している注目の資格予備校です。
他校から人気講師を引き抜いており、講師の質も高いです。
校舎の数は東京3校、大阪1校と少ないですが、生徒に対する個別フォローも手厚く、予備校の方針としては大手の大原・TACと同様、網羅性の高いボリュームある学習スタイルとなります。
教材もボリュームがありますが、論点ごとにA~Cランクの重要性を明記することで、効率性も意識しているのがCPAの特徴です。
得意科目を挙げるとすれば、管理会計でしょうか。というのも、管理会計でダントツで人気だった講師がCPAに移籍したためです。
費用は大原・TACと並んで予備校の中で高めとなりますが、通信のWeb講座に関しては、TAC・大原と比較して、やや値段が安く設定されています。ただし、DVD講義はありませんので、注意してください。
項目 | 特徴 |
規模 | ・近年、大原・TACに並ぶ合格率 |
校舎数 | ・東京3校、大阪1校 |
費用 | ・各予備校の中で比較的高め ・初学者コースで72万円~81万円程度 |
講師 | ・各科目専任の常任講師が常駐 ・常駐講師は会計士試験合格者 |
質問・相談サポート体制 | ・電話、メール、オンラインでも対応 ・個別対応が手厚い |
雰囲気 | ・早稲田、慶応学生が多い |
科目の優位性 | ・監査論、管理会計論に強い |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
CPA会計学院のコースの種類
CPA会計学院の初学者向け講座は、大原・TACと同様、基本的に各学習期間の違いにより、1年、1.8年、2年のコースに分かれており、短答特化コースも用意されています。
なお、CPA奨学金制度もあり、条件を満たせば無利子貸与型の奨学金制度を利用できます。
その他、入門講座(全6回)の無料体験講義もあります。こちらは、Webで受講可能で、テキスト・問題集も自宅に送付してくれます。
選べる学習スタイル
CPA会計学院では、以下の学習スタイルを選択できます。
①通学講座
CPA会計学院の校舎に通って受講するスタイルです。
②通信講座
配信の速さは業界最速を謳っており、収録翌日に配信を行います。音声ダウンロードを標準装備しており、倍速視聴も可能です。
また、スマホやタブレットで受講することも可能です。
③通学・通信併用
上記の通学・通信を併用した学習スタイルです。基本は通学しつつ、欠席した場合には通信で受講するような形態です。また、復習のために講義を繰り返し視聴することも可能です。
質の高い講義と講師陣・高い合格率で選ぶなら、CPA会計学院がオススメ!
CPA会計学院は近年の合格者実績が大手と比べても遜色なく、合格率で言えばトップクラスです。
その理由は、質の高い講義・教材とレベルの高い講師陣の努力に他なりません。
講座のカリキュラムについていくのは大変かもしれませんが、ついていきさえすれば合格はもう手の届く所まで近づいていることでしょう。
最も確実な合格を手に入れたい方には、CPA会計学院の「公認会計士 2年速習コース(短答3回対応)」がオススメです。
学習期間はこの他に1.8年のコースなどがありますが、学習期間が長いコースに越したことはありません。
学習開始期間が間に合わない場合は、2年スタンダードコース(短答2回対応)、1.8年速習コース(短答3回対応)、1.8年スタンダードコース(短答2回対応)、1年スタンダードコース(短答1回対応)などのコースの選択も可能です。
公式サイト・資料請求先
下記リンクで各講座の詳細な費用やカリキュラムが確認できます。
公認会計士の予備校・通信講座
CPA会計学院 ![]() |
|
料金 |
公認会計士 1.8年スタンダードコース【2025年合格目標】 |
公式サイト | ![]() |
公認会計士の予備校:
LEC東京リーガルマインド|安さと十分な学習量で選ぶ
LECの特徴
LECの特徴は、大原・TACと同じく大手の予備校ではありますが、もともと法律系の予備校です。
このため、大手2校と比較すると、公認会計士の合格者数は少なく、講師の数自体も少ないです。
※ 合格者数が少ないのは、あくまで絶対数であって、合格率が低いという意味ではありません。
また、校舎の数は多いですが、実際に通学講座に対応している校舎は少ないです。
質問・相談サポートは、通学講座も含め、基本的にWeb対応になります。Web上で講師に質問できる「教えてチューター」と同じ講座の受講生と情報を共有できる「教えてメイト」などが利用可能です。
ただし、財務会計論、管理会計論、監査論はLINEによる質問相談が可能です。
電話や対面による個別相談も可能ですが、事前予約が必要になります。
講師は大原と同じく、公認会計士合格者とは限りませんが、1科目に1人の講師が一貫してサポートする体制となっています。
一方、教材に関しては、一問一答問題集をはじめ、その質やボリュームは十分です。他の予備校と大きく異なり、講座は短答式と論文式のコースが明確に分けられています。
得意科目として管理会計の理論が強く、管理会計の理論問題集に関しては大原やTACの受講生が利用するほどの人気でした。
しかし、その問題集を作成した人気講師が他校へ移動したため、現在も管理会計の理論問題集が更新され利用されているかは、予備校への確認が必要です。
LECの特筆すべき点は、論文式対策が手厚いということです。講義や答練回数は大手2校よりも多く、学習に十分な理解を得ることが可能です。
項目 | 特徴 |
規模 | ・予備校としては大手(法律系) ・会計士講座の実績は大原、TACが上 |
校舎数 | ・全国各地多数 ・通学講座を取り扱う校舎は少ない |
費用 | ・各予備校の中でかなり安い ・短答式+論文式で54万円~73万円程度 ※短答一発合格なら32万円~42万円程度 |
講師 | ・各科目専任の常任講師が多数在籍 ・公認会計士合格者とは限らない |
質問・相談サポート体制 | ・基本的に質問はWeb対応のみ ※教えてチューター、教えてメイト |
雰囲気 | ・法律系の学生が多い |
科目の優位性 | ・管理会計理論に強い ・論文式対策が手厚い |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
LECのコースの種類
前述した通り、LECでは短答式と論文式でコースが明確に分けられています。まずは短答式試験に確実に合格し、合格したら、論文式対策を実施していく、という方針です。
他の予備校だと、論文式の対策も併せてカリキュラムに含まれていますから、LECはある意味短答式合格に関する効率性を最重要視した方針と言えます。
初学者用のコースは、短答合格コースが基本となり、短答合格コースは学習のスタート時期により以下の2種類が用意されています。
⇒ 公認会計士 短答合格コース<春生>…2月~7月頃に学習スタート
⇒ 公認会計士 短答合格コース<秋生>…8月~1月頃に学習スタート
申し込み時期によって、大幅な割引が適用されますので、ぜひホームページで確認してみてください。学習スタートは早いに越したことはないため、春生コースがオススメです。
選べる学習スタイル
LECの公認会計士講座は、次の3種類の学習スタイルを選択できます。
①通学講座(Web or DVDフォロー付き)
全国にあるLECの校舎に通って受講するスタイルです。
欠席した場合や復習のために繰り返し視聴できるよう、Webフォロー又はDVDフォローのいずれかを選択できます。
②Web通信+音声DL
Web(オンライン)+音声ダウンロードで講義を視聴することが可能です。ネット環境があればどこでも何度でも講義が聴け、また、スマホや携帯オーディオプレーヤーに保存して移動中に受講することも可能です。
③DVD通信
DVDを利用して、講義を見ながら学習するスタイルです。DVDプレーヤーがあればいつでもどこでも学習が可能です。高速再生、コマ送りなどの機能によって効率的に学習が可能です。
なお、DVDコースは割高になります。
安さ・ボリューム・短答式合格重視なら、LECがオススメ!
LECの公認会計士講座の魅力は、その安さです。そして、安いからといって内容が薄いわけではまったくありませんので、安心してください。
そして、コースが短答式と論文式対策に明確に分けられているため、まずは短答式試験対策のみに集中したい、という方にもオススメです。
初学者用のコースとしては、短答合格コース<春生>がオススメです。開講時期に大きく遅れてしまう場合は、短答合格コース<秋生>をオススメします。
⇒ 公認会計士 短答合格コース<春生>…2月~7月頃に学習スタート
⇒ 公認会計士 短答合格コース<秋生>…8月~1月頃に学習スタート
半独学(短答合格済で論文式対策のみを受講)の場合
独学で短答式に合格済みで、論文式対策のみ予備校を利用したい場合、つまり半独学の場合には、講座・答練など個別に購入できますし、これらをまとめた論文合格パックもあります。
⇒ 公認会計士 論文グレードアップ講座/論文プレ答練/論文グレードアップ答練
公式サイト・資料請求先
下記リンクで各講座の詳細な費用やカリキュラムが確認できます。
公認会計士の予備校:
資格の大原|計算に不安がある方におすすめ
大原の特徴
資格の大原は、公認会計士講座を扱う予備校の中でも最大手で、合格者を最も多く輩出している予備校です。
講師の数、カリキュラム、学習内容の網羅性など、どれをとっても十分で、予備校の中でもまさに王道といった位置づけになります。
項目 | 特徴 |
規模 | ・最大手 |
校舎数 | ・全国各地多数 |
費用 | ・各予備校の中では比較的高め ・初学者2年コースで78万~87万円程度 |
講師 | ・各科目専任の常任講師が多数在籍 ・公認会計士合格者とは限らない |
質問・相談サポート体制 | ・校舎へ行けばいつでも質問等が可能 ・電話、メールでも対応 |
雰囲気 | ・学校のような雰囲気 |
科目の優位性 | ・会計学、租税法などの計算科目が得意 |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
大原のコースの種類
大原の公認会計士講座のコース・パックはシンプルです。
1年、1.5年、2年のカリキュラムのコースが基本としてあり、それぞれに短答式・論文式の講義・答練・模試などの全ての要素が含まれています。
選べる学習スタイル
大原の公認会計士講座は、次の学習スタイルを選択できます。
①教室通学
決まった日程・時間に大原に通学し、教室で講義を受ける学習スタイルです。欠席フォローや振替出席制度などのサポートも充実しています。
②映像通学
講義を収録した映像を大原校内の個別視聴ブースにて視聴する学習スタイルです。自分のスケジュールに合わせて無理なく受講することができます。
有名講師の講義を聞くため、一部の科目のみ映像通学にて講義を受ける学生もいます。
③Web通信
Web通信(オンライン講座)では、インターネット環境があれば、いつでもどこでも、大原の講義が受講できます。Webならではの便利な機能が充実しており、大きな学習効果が得られます。
以下でサンプル講義の視聴が可能です。
④DVD通信
DVDを利用して、講義を見ながら学習するスタイルです。DVDプレーヤーがあればいつでもどこでも学習が可能です。
⑤資料通信
書店の参考書、問題集では不安がある、という方におすすめです。大原で使用しているテキストや問題集などの教材のみで学習するスタイルです。
学習経験のある方や、講義がなくても教材さえあれば自分で学習を進められる方に最適です。
計算に不安がある方は、大原がおすすめ!
大原は、歴史が古く、簿記関連の資格が充実していること、公認会計士合格者以外の長年経験を積んだ専任のプロフェッショナルの講師がいること、学習範囲の網羅性が高いことなどから、計算科目が非常に得意とされています。
会計学だけでなく、租税法の計算も、しっかり力を入れており、大原であれば計算科目に対して大きな自信を得ることができます。
そんな計算が苦手、という方には、大原がおすすめです。
大原のおすすめコースは?
各講座は1年から2年のコースがありますが、期間は長いに越したことはありません。ですので、一番オススメするのは2年初学者合格コースです。
⇒ 公認会計士 2年初学者合格コース(Web通信/DVD通信)
(資格の大原 公認会計士講座 コース一覧)
1年、1.5年、2年のコースがありますが、単純にインプット期間の違いであり、期間が長ければ長いほど学習に余裕が持てることになります。
ただし、インプット期間の初期は財務会計論の講義のみなので、1.5年であっても学習についていけなくなる、ということはありません。
1年、1.5年、2年それぞれカリキュラムの初期はそれぞれタイミングが異なりますので講義も別教室で実施しますが、最終的に合流して答練を受けていく流れになります。
なお、開講時期は3月~8月となっていますが、実際に8月過ぎてからの途中からの入校も大丈夫です。その場合、すでに終了した講義はDVD視聴を受けで他の受験生に追いつく必要があります。
無料の受講相談・体験入学の制度もあり、実際の雰囲気や自分にあった学習プランを確認できます。
学習の開始時期によって、以下のコースを選択するのがよいでしょう。
⇒ 公認会計士 1.5年初学者合格コース(Web通信/DVD通信)
(資格の大原 公認会計士講座 コース一覧)
また、費用に関しては、簿記検定の合否の有無によって、割引があります。
なお、TAC、LECと同様、Web通信よりDVD講座の方が費用が高くなっています。
公式サイト・資料請求先
下記リンクで各講座の詳細な費用やカリキュラムが確認できます。
公認会計士の予備校:
資格の学校TAC|理論が苦手な方におすすめ
TACの特徴
資格の学校TACは、大原と並んで公認会計士講座を扱う予備校の中でも大手の予備校です。このため、大原と同じくスケールメリットを享受できます。
合格者数、校舎数、費用もほとんど大原と並んでいますので、大原とそれほど大きな違いはありません。
講師は全員公認会計士試験合格者であり、監査の実務経験のある方もいるので、当然監査論には強いですし、合格のためのノウハウを教えてもらうにはTACがオススメです。
項目 | 特徴 |
規模 | ・大原に次いで最大手 |
校舎数 | ・全国各地多数 |
費用 | ・各予備校の中では比較的高め ・初学者2年コースで79万円~87万円程度 |
講師 | ・講師は全員公認会計士試験合格者 |
質問・相談サポート体制 | ・校舎へ行けばいつでも質問等が可能 ・電話、メール、Zoomでも対応 |
雰囲気 | ・施設が綺麗、落ち着いた雰囲気 |
科目の優位性 | ・監査論などの理論科目が得意 |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
TACのコースの種類
TACの初学者向けの通学講座のコース・パックは大原と同様、シンプルです。おおまかに1年、1.5年、2年のコースがあります。
ですが、同じ2年コースでもSとLの2種類があり、TACの方がややカリキュラムの種類が多いです。
それぞれに短答式・論文式の講義・答練・模試などの全ての要素が含まれています。
選べる学習スタイル
TACの公認会計士講座は、次の学習スタイルを選択できます。
①教室(ビデオブース)講座
全国にあるTACの校舎に通って受講するスタイルです。集中できる環境で学習が可能です。また、講義後に講師に気軽に質問でき、受験仲間を作って情報共有も可能です。
②教室(ビデオブース)+Web講座
教室(ビデオブース)講座に「Webフォロー」が付いた学習形態です。講義を欠席した場合のWeb受講、一度受講した講義を復習用にWebで再確認するなどが可能です。
また、Web講座で、1回の講義を分けて視聴したり、高速再生機能を利用し効率的に学習が可能です。忙しくて全ての講義に出席できない場合など、ご自身の状況に併せて講義を受講することができます。
③Web通信講座
インターネットを使ってオンラインで講義動画を視聴する学習スタイルです。高速再生機能など便利な視聴ツールが充実しています。
④DVD通信講座
DVDを利用して、講義を見ながら学習するスタイルです。DVDプレーヤーがあればいつでもどこでも学習が可能です。
理論科目に不安がある方は、TACがオススメ!
TACについては、教材の質と網羅性が十分であることと、また講師が公認会計士合格者であるため、監査論についてよく知っていること、また、理論科目の対策は、知識も大事ですが、問題に対する対応力が重要になってきます。知識があっても対応力が無いと解けないのです。
特に論文対策では、実際に対応実績のある合格者ならではのノウハウを得ることが可能になります。
また、コロナ感染拡大の影響を受けて、TACではZoomによる質問・相談も受け付けています。
講師が多く、質問・相談に対するサポート体制の充実性も享受できるので、そういった理由で理論に不安がある方はTACの通信講座をオススメします。
資格の学校TACのおすすめコースは?
各講座は1年から2年のコースがありますが、期間は長いに越したことはありません。ですので、一番オススメするのは2年初学者合格コースです。
⇒ 公認会計士 2年L本科生コース(Web通信・DVD通信)
⇒ 公認会計士 2年S本科生コース(Web通信・DVD通信)
2年L本科生コースと2年S本科生コースでは、前者がやや学習期間が長いですが、インプット期間は講義も少なく、そこまで学習の負担度に差はないといえます。
1年、1.5年、2年それぞれカリキュラムの初期はそれぞれタイミングが異なりますので講義も別教室で実施しますが、最終的に合流して答練を受けていく流れになります。
単純に期間の短いコースほど、特にインプットの勉強期間が短く、その分カリキュラムについていくのが大変になります。
オススメは2年のコースですが、学習の開始時期によって、以下のコースも選択可能です。
⇒ 公認会計士 1.5年L本科生コース(Web通信・DVD通信)
なお、申し込みの時期によって各コースに割引が適用されます。
また、簿記検定の合否の有無によっても割引が適用されます。
DVD通信講座の方が値段が高いのは大原と同様です。
1年の短期集中コースは学習期間が短いため、開講時期の入校にあわせないと、合格が非常に厳しくなります。
短期集中コースで翌年入校を考えられている方はなるべく開講時期に間に合うよう調整しましょう。
公式サイト・資料請求先
下記リンクで各講座の詳細な費用やカリキュラムが確認できます。
公認会計士の通信講座
TAC ![]() |
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料金 |
公認会計士 1.5年L本科生【2025年合格目標】 |
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