公認会計士の通信講座ランキング2024【おすすめ予備校5社を徹底比較!】
更新日:2024年11月7日
公認会計士試験は超難関のため、予備校・専門学校や通信講座の利用を検討される方がほとんどではないでしょうか。
ただし、他の資格講座に比べると費用が高額なため、しっかり比較検討したうえで慎重に選ぶ必要がありますね。
そこで、現役の公認会計士である監修者が、公認会計士の予備校・通信講座のおすすめ5社をランキング形式で紹介します!
また、校舎数や料金・講師・質問サポート・合格実績について徹底的に比較していきますので、講座選びの参考にしてください。
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公認会計士の通信講座ランキング
公認会計士講座を取り扱っている予備校(専門学校)は、主に5社あります。
- CPA会計学院
- クレアール
- TAC
- 大原
- LEC
公認会計士講座で大手と言われるのはTACと大原です。だからといって、それ以外の予備校が選択肢から除外されるわけではありません。
大手だからこそのスケールメリットもありますし、逆にデメリットもあります。
そこで、以下では各予備校の講師・費用・得意科目・学習ボリューム・校舎数・合格実績などを踏まえ、公認会計士の通信講座をおすすめ順に紹介していきたいと思います。
No. | 予備校 | 特長に応じた選び方 | 費用の目安※1 | 校舎数 |
---|---|---|---|---|
1 | CPA会計学院 | 質の高い講義と合格実績で選ぶ! | 約80万円 | 5校舎 |
2 | クレアール | 安さと効率性・最小労力で選ぶ! | 約40万円 | 通信のみ |
3 | TAC | 理論が苦手な方におすすめ! | 約80万円 | 33校舎 |
4 | 大原 | 計算に不安がある方におすすめ! | 約80万円 | 47校舎 |
5 | LEC | 安さと十分な学習量で選ぶ! | 短答 約30万円 論文 約30万円(5万円) |
47校舎 |
※1 初学者向け2年コースのおおよその料金
おすすめNo.1:
CPA会計学院
- 質の高い講義と合格実績で選ぶ!
CPA会計学院は、公認会計士試験に特化した予備校です。
数年前までは規模の小さい予備校でしたが、近年、合格実績をグングン伸ばし、ついに最大手の大原・TACをも抜き去りました。
年 | 全合格者 | CPA会計学院の合格者 | 合格者占有率 |
---|---|---|---|
2020年 | 1,335名 | 359名 | 26.9% |
2021年 | 1,360名 | 510名 | 37.5% |
2022年 | 1,456名 | 606名 | 41.6% |
2023年 | 1,544名 | 786名 | 50.9% |
なんと、2023年公認会計士試験では、合格者1,544名のうち、786名がCPAの講座生で占められています。(合格占有率50.9%)
他校から人気講師を引き抜いており、講師の質も高いです。
校舎の数は、全国5校舎(東京3校、神奈川1校、大阪1校)と少ないですが、生徒に対する個別フォローが手厚いのも特徴です。
予備校の方針としては大手のTAC・大原と同様、網羅性の高いボリュームある学習スタイルになります。
教材もボリュームがありますが、論点ごとにA~Cランクの重要性を明記することで、効率性も意識しています。
得意科目を挙げるとすれば、管理会計ですね。というのも、管理会計でダントツで人気だった講師がCPAに移籍したためです。
費用はTAC・大原と並んで高めに設定されています。
項目 | 特徴 |
---|---|
規模 | ・大原・TACより規模は小さいが、合格者数は大原・TACをも上回る |
校舎数 | ・全国5校舎(東京3校、神奈川1校、大阪1校) |
学習スタイル | ・通学 ・Web通信 ・通学+Web通信 |
合格実績 | ・786名の合格者を輩出(2023年) ※2022年:606名、2021年:510名 |
費用 | ・予備校の中で比較的高め ・初学者コースで80万円前後 |
講師 | ・講師が常駐 ・会計士試験合格者を中心に在籍 |
質問・相談サポート体制 | ・校舎、電話、メール、オンラインでも対応 ・個別対応が手厚い |
雰囲気 | ・学習環境が整っており集中できる |
科目の優位性 | ・監査論、管理会計論に強い |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
CPA会計学院のおすすめコース
CPA会計学院の初学者向け講座は、学習期間の違いによりコースが分かれています。
1年・1.8年・2年のコースがあり、短答特化コースも用意されています。
なお、CPA奨学金制度もあり、条件を満たせば無利子貸与型の奨学金制度が利用可能です。
その他、入門講座(全6回)の無料体験講義もあります。こちらはWebで受講可能で、資料請求するとメールが届き、無料体験講義のテキストと問題集がダウンロードできます。
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CPA会計学院 公認会計士講座 資料請求
最も確実な合格を手に入れたい方には、CPA会計学院の「公認会計士 2年速習コース(短答3回対応)」がおすすめです。
もっと短い学習期間のコースもありますが、学習期間が長いコースに越したことはありません。
学習開始時期が間に合わない場合は、2年スタンダードコース(短答2回対応)、1.8年速習コース(短答3回対応)、1.8年スタンダードコース(短答2回対応)、1年スタンダードコース(短答1回対応)などのコースも選択可能です。
質の高い講義と高い合格率で選ぶなら、CPA会計学院がおすすめ!
CPA会計学院は近年の合格者実績が大手(TAC・大原)をも抜き去り、合格者占有率50.9%を誇っています(2023年実績)。
その理由は、質の高い講義・教材とレベルの高い講師陣の努力にほかなりません。
講座のカリキュラムについていくのは大変かもしれませんが、ついていきさえすれば合格はもう手の届く所まで近づいていることでしょう。
料金(初学者向けコース) |
公認会計士 1.8年速習コース(2026年合格目標) |
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総合評価 |
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公式サイト | CPA会計学院 資料請求 |
おすすめNo.2:
クレアール
- 安さと効率性・最小労力で選ぶ!
クレアールは、公認会計士講座を扱う予備校では珍しく、通信講座に特化しています。
クレアールの主な特徴は、下記の3点です。
1.「非常識合格法」で学習の最大効率化を狙う
非常識合格法とは、合格に必要な得点・配点・範囲に徹底的に絞ったカリキュラムと、それに沿った教材・講師陣・暗記法です。
これにより、最も経済的負担が少なく、かつ、最大効率で難関資格である公認会計士試験に合格できる最適な学習方法とされています。
このため、消化不良に陥ることもなく、学習量・講座の費用をできる限り抑えて合格を狙うことが可能です。
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2.料金が安い
基本の2年のコースを選択すると、おおよそ50万円程度の受講料になります。
ただし、クレアールは割引が充実しているため、実際は45万円くらいになります。このため、LECと並んで最安の部類になりますね。
3.Vラーニングシステムで非常識合格法とのシナジー効果を活かす
Vラーニングシステムの一例として、「1単元30分講義」の原則が採用されています。
これは、理解が不足している論点や聞きたい論点を重点的に学習できるように、講義時間を30分単位で区切っているものです。
また、「単元別確認テスト」により、理解が不足している論点を事前に判断できるようにしています。
その他、クレアールでは会計士試験の元試験委員の先生が監査論を担当されています(2024年現在)。
項目 | 特徴 |
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規模 | ・他校より小さいが、通信講座に特化 |
校舎数 | ・通信講座に特化 |
学習スタイル | ・Web通信 |
合格実績 | ・10名の合格体験記(2023年) ※2022年:6名、2021年:10名 |
費用 | ・各予備校の中でかなり安い ・初学者2年コースで40万円程度 |
講師 | ・公認会計士合格者多数 ・元試験委員在籍 |
質問・相談サポート体制 | ・電話、メール、Skypeでも対応 ・質問専用の番号、メールアドレス有 |
科目の優位性 | ・監査論に強い |
学習の網羅性 | ・最大効率化のため、必要重点範囲のみ |
クレアールのおすすめコース
クレアール公認会計士講座は、社会人や仕事をしている人を意識した講座だけあって、その種類は他の予備校と比較して豊富です。
初学者用のコースとしては、2年コースのほか1年の短期集中型のコースもあれば、なんと他の予備校にはない3年以上のコースもあります。
最も特徴的なのは、4年の長期計画での合格プラン(トータルセーフティコース)ですね。
他の大手予備校の場合、2年コースが最大で、それを超えると上級コースで別途申込となりますが、クレアールの4年コースでは、初学者でも無理のない簿記3級からの養成を実施し、じっくり確実に合格を勝ち取っていくプランになっています。
各種試験のチャレンジ受験料はクレアールが負担し、合格の際にはお祝い金が贈呈されます。また、未受講分の受講料については返金されるなどの特典もありますので、かなりお得なコースですね。
初学者向けのコースとしては、2年スタンダード合格コースがおすすめです。カリキュラムは長いに越したことはありませんが、あまりに長いと集中が続かない場合もあります。
それでも、バイトなど仕事も両立したい、という方は3年スタンダードコースもアリでしょう。社会人合格者が多いのも、こういった長期カリキュラムがあることが理由の1つになっています。
独学で短答式に合格済みで、論文式対策のみ予備校を利用したい場合、つまり半独学の場合には、下記のコースが用意されています。
各コースの詳細情報は、パンフレットに記載されています。
⇒ クレアール公認会計士講座の資料請求はこちら
どのコースにすればいいかわからない、という方はメールでの受講相談も可能です。
クレアールは他の予備校と比較して効率性を重視している反面、少し不安を覚えるという方は、クレアールの合格者のインタビューを確認してみてください。参考になるかと思います。
安さと効率性・最小労力で選ぶ!
各予備校の受講料金は決して安いものではなく、経済的にどうしても無理できない場合もあるかと思います。
また、学習の計画や勉強の進め方、学習量の多さに不安を覚える方もいるかもしれません。
そんな方には、安さと効率性・最小労力を兼ね備えたクレアールの公認会計士講座をおすすめします。
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料金(初学者向けコース) |
公認会計士 1.5年合格全力投球コース(2026年合格目標) |
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総合評価 |
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公式サイト | クレアール 公式サイト 資料請求 |
おすすめNo.3:
TAC
- 理論が苦手な方におすすめ!
資格の学校TACは、公認会計士講座を扱う予備校の中で、大原と並んで最大手の予備校です。
講師の数、カリキュラム、学習内容の網羅性など、どれをとっても十分で、予備校の中でもまさに王道といった位置づけになります。
講師は全員公認会計士試験合格者であり、監査の実務経験のある方もいるので、当然監査論には強いですし、合格のためのノウハウを教えてもらうにはTACがおすすめです。
項目 | 特徴 |
---|---|
規模 | ・大原に並んで最大手 |
校舎数 | ・全国33校舎(本校22校、提携校11校) |
学習スタイル | ・Web通信 ・通学+Web通信 |
合格実績 | ・345名の合格者を輩出(2023年) ※2022年:410名、2021年:289名 |
費用 | ・各予備校の中では比較的高め ・初学者2年コースで80万円前後 |
講師 | ・講師は全員公認会計士試験合格者 |
質問・相談サポート体制 | ・校舎へ行けばいつでも質問等が可能 ・電話、メール、Zoomでも対応 |
雰囲気 | ・施設が綺麗、落ち着いた雰囲気 |
科目の優位性 | ・監査論などの理論科目が得意 |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
TACのおすすめコース
TACの初学者向けの通学講座のコース・パックは大原と同様、シンプルです。おおまかに1年、1.5年、2年のコースがあります。
ですが、同じ2年コースでもSとLの2種類があり、TACの方がややカリキュラムの種類が多いです。
それぞれに短答式・論文式の講義・答練・模試などの全ての要素が含まれています。
各講座は1年から2年のコースがありますが、期間は長いに越したことはありません。このため、一番のおすすめは2年初学者合格コースです。
⇒ 公認会計士 2年L本科生コース
⇒ 公認会計士 2年S本科生コース
2年L本科生コースと2年S本科生コースでは、前者がやや学習期間が長いですが、インプット期間は講義も少ないため、そこまで学習の負担度に差はないといえます。
1年・1.5年・2年のカリキュラムの初期はそれぞれタイミングが異なりますので講義も別教室で実施しますが、最終的に合流して答練を受けていく流れになります。
単純に期間の短いコースほど、特にインプットの勉強期間が短く、その分カリキュラムについていくのが大変になります。
おすすめは2年コースですが、学習の開始時期によって、以下のコースも選択可能です。
なお、申込みの時期によって各コースに割引が適用されます。また、簿記検定の合否の有無によっても割引が適用されます。
1年の短期集中コースは学習期間が短いため、開講時期の入校に合わせないと、合格が非常に厳しくなります。
短期集中コースで翌年入校を考えられている方はなるべく開講時期に間に合うよう調整しましょう。
理論科目に不安がある方は、TACがおすすめ!
TACは、教材の質と網羅性が十分であることと、また講師全員が公認会計士合格者であるため、監査論についてよく知っているといった特徴があります。
理論科目の対策は、知識も大事ですが、問題に対する対応力が重要になってきます。知識があっても対応力が無いと解けないからです。
特に論文対策では、実際に対応実績のある合格者ならではのノウハウを得ることが可能になります。
また、TACではZoomによる質問・相談も受け付けています。
講師が多く、質問・相談に対するサポート体制の充実性も享受できるので、そういった理由で理論に不安がある方はTACをおすすめします。
料金(初学者向けコース) |
公認会計士 1.5年S本科生(2026年合格目標) |
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総合評価 |
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公式サイト | TAC 公式サイト 資料請求 |
おすすめNo.4:
大原
- 計算に不安がある方におすすめ!
資格の大原は、公認会計士講座を扱う予備校の中でTACと並んで最大手の予備校です。このため、TACと同じくスケールメリットが享受できます。
合格者数、校舎数、費用もほとんどTACと並んでいますので、TACとそれほど大きな違いはありません。
項目 | 特徴 |
---|---|
規模 | ・TACと並んで最大手 |
校舎数 | ・全国47校舎 |
学習スタイル | ・Web通信 ・通学+Web通信 |
合格実績 | ・308名の合格者を輩出(2023年) ※2022年:334名、2021年:397名 |
費用 | ・各予備校の中では比較的高め ・初学者2年コースで80万円前後 |
講師 | ・各科目専任の常任講師が多数在籍 ・公認会計士合格者とは限らない |
質問・相談サポート体制 | ・校舎へ行けばいつでも質問等が可能 ・電話、メールでも対応 |
雰囲気 | ・学校のような雰囲気 |
科目の優位性 | ・会計学、租税法などの計算科目が得意 |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
大原のおすすめコース
大原の公認会計士講座のコース・パックはシンプルです。
1年、1.5年、2年のカリキュラムのコースが基本としてあり、それぞれに短答式・論文式の講義・答練・模試などの全ての要素が含まれています。
各講座は1年から2年のコースがありますが、期間は長いに越したことはありません。このため、一番のおすすめは2年初学者合格コースです。
⇒ 公認会計士 2年初学者合格コース
(資格の大原 公認会計士講座 コース一覧)
1年・1.5年・2年のコースがありますが、単純にインプット期間の違いです。期間が長ければ長いほど学習に余裕が持てることになります。
ただし、インプット期間の初期は財務会計論の講義のみのため、1.5年であっても学習についていけなくなることはありません。
1年・1.5年・2年のカリキュラムの初期はそれぞれタイミングが異なりますので講義も別教室で実施しますが、最終的に合流して答練を受けていく流れになります。
なお、開講時期は3月~8月となっていますが、実際に8月過ぎてからの途中入校も大丈夫です。その場合、すでに終了した講義は収録講義を受けて他の受験生に追いつく必要があります。
無料の受講相談・体験入学の制度もあり、実際の雰囲気や自分にあった学習プランを確認できます。
学習の開始時期によって、以下のコースを選択するのがいいでしょう。
⇒ 公認会計士 1.5年初学者合格コース
(資格の大原 公認会計士講座 コース一覧)
また、費用に関しては、簿記検定の合否の有無によって、割引があります。
計算に不安がある方は、大原がおすすめ!
大原は、歴史が古く、簿記関連の資格が充実していること、公認会計士合格者以外の長年経験を積んだ専任のプロフェッショナルの講師がいること、学習範囲の網羅性が高いことなどから、計算科目が非常に得意とされています。
会計学だけでなく、租税法の計算にもしっかり力を入れており、大原であれば計算科目に対して大きな自信を得ることができます。
そんな計算が苦手、という方には大原がおすすめです。
料金(初学者向けコース) |
公認会計士 1.5年ロング初学者合格コース(2026年合格目標) |
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総合評価 |
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公式サイト | 資格の大原 公式サイト 資料請求 |
おすすめNo.5:
LEC
⇒ LEC 公認会計士通信講座
- 安さと十分な学習量で選ぶ!
LECの特徴は、TAC・大原と同じく大手の予備校ではありますが、もともと法律系の予備校です。
このため、大手2校と比較すると、公認会計士の合格者数は少なく、講師の数も少ないです。
※ 合格者数が少ないのは、あくまで絶対数であって、合格率が低いという意味ではありません。
また、校舎の数は多いですが、実際に通学講座に対応している校舎は少ないです。
質問・相談サポートは、通学講座も含め、基本的にWeb対応になります。Web上で講師に質問できる「教えてチューター」と、同じ講座の受講生と情報を共有できる「教えてメイト」などが利用可能です。
ただし、財務会計論・管理会計論・監査論は、LINEによる質問相談が可能です。
電話や対面による個別相談も可能ですが、事前予約が必要になります。
講師は大原と同じく、公認会計士合格者とは限りませんが、1科目に1人の講師が一貫してサポートする体制になっています。
一方、教材に関しては、一問一答問題集をはじめ、その質やボリュームは十分です。
また、他の予備校と大きく異なり、講座は短答式と論文式のコースが明確に分けられています。
得意科目として管理会計の理論が強く、管理会計の理論問題集に関しては大原やTACの受講生が利用するほどの人気でした。
しかし、その問題集を作成した人気講師が他校へ移動したため、現在も管理会計の理論問題集が更新され利用されているかは予備校への確認が必要です。
LECの特筆すべき点は、論文式対策が手厚いということです。講義や答練回数は大手2校よりも多く、学習に十分な理解が得られます。
項目 | 特徴 |
---|---|
規模 | ・予備校としては大手(法律系) ・会計士講座の実績はTAC・大原が上 |
校舎数 | ・全国47校舎(本校28校、提携校19校) ・通学講座を取り扱う校舎は少ない |
学習スタイル | ・Web通信(or DVD通信) ・通学+Web通信(or DVD通信) |
合格実績 | ・28名の合格者の声(2023年) ※2022年:23名、2021年:13名 |
費用 | ・各予備校の中でかなり安い ・短答式+論文式で60万円程度 ※短答一発合格+論文なら35万円程度 |
講師 | ・各科目専任の常任講師が多数在籍 ・公認会計士合格者とは限らない |
質問・相談サポート体制 | ・基本的に質問はWeb対応のみ ※教えてチューター、教えてメイト |
雰囲気 | ・法律系の学生が多い |
科目の優位性 | ・管理会計理論に強い ・論文式対策が手厚い |
学習の網羅性 | ・網羅性が高く、ボリュームも多い |
LECのおすすめコース
前述した通り、LECでは短答式と論文式でコースが明確に分かれています。まずは短答式試験に確実に合格し、合格したあと論文式対策を実施していくという方針です。
他の予備校の場合、論文式の対策も併せてカリキュラムに含まれていますので、LECはある意味短答式合格に関する効率性を最重要視した方針と言えます。
初学者用のコースは、短答合格コースが基本となり、短答合格コースは学習のスタート時期によって以下の2種類が用意されています。
⇒ 公認会計士 短答合格コース<春生>…2月~7月頃に学習スタート
⇒ 公認会計士 短答合格コース<秋生>…8月~1月頃に学習スタート
申込み時期によって大幅な割引が適用されますので、ぜひホームページで確認してみてください。学習スタートは早いに越したことはありませんので、短答合格コース<春生>がおすすめです。
開講時期に大きく遅れてしまう場合は、短答合格コース<秋生>をおすすめします。
独学で短答式に合格済みで、論文式対策のみ予備校を利用したい場合、つまり半独学の場合には、講座・答練など個別に購入できますし、これらをまとめた論文合格パックもあります。
⇒ 公認会計士 論文グレードアップ講座/論文プレ答練/論文グレードアップ答練
安さ・ボリューム・短答式合格重視なら、LECがおすすめ!
LECの公認会計士講座の魅力は、その安さです。そして、安いからといって内容が薄いわけではまったくありませんので、安心してください。
そして、コースが短答式と論文式対策に明確に分けられているため、まずは短答式試験対策のみに集中したい方にもおすすめです。
料金 |
※LECでは初学者向け2年コースがなく、短答・論文が別コースになります。 公認会計士 短答合格コース(2025年短答合格目標) 公認会計士 論文合格コース |
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総合評価 |
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公式サイト | LEC 公式サイト 資料請求 |
公認会計士の予備校・専門学校を費用から合格率まで徹底比較!
公認会計士の予備校(専門学校)を選ぶ上では、以下の項目が重要になると考えられます。
- 費用
- 校舎数(通学の可否)
- 講師
- 質問サポート体制
- 合格実績
- 講座内容・カリキュラムの豊富さ
以下では、1~5の観点から、各予備校を徹底比較していきたいと思います。
なお、6に関しては、上記で各予備校ごとに個別に紹介済みです。
安い順!費用で比較
まずは、公認会計士の予備校(専門学校)を費用の安さで比較していきます。
各予備校の費用が安い順に並べると以下のようになります。
※ 各予備校とも様々なオプションやコースがありますが、ここでは2年で短答式・論文式の合格を目指す一般的な初学者向け2年コースを前提にした料金で比較します。
予備校 | 費用 | |
---|---|---|
Web通信 | 通学講座+Web | |
クレアール | 約40万円 | -- |
LEC | (短答)約30万円 (論文)約30万円 |
約30万円 約30万円 |
※短答コースで一発合格した場合、論文コースは5万円 | ||
TAC | 約80万円 | 約80万円 |
CPA会計学院 | 約80万円 | 約80万円 |
大原 | 約80万円 | 約80万円 |
Web通信講座なら、クレアールとLECが同等で一番安く、クレアール≒LEC<TAC≒CPA≒大原の順になりますね。
通学講座の料金では、LECが一番安く、LEC<TAC≒大原≒CPA の順になります。
実際は予備校によっては、期間限定割引、奨学生割引、コース割引、簿記経験者割引などがあり、これより安くなってきます。
CPA・TAC・大原は比較的高めな料金設定
ポイントとしては、まずCPA会計学院・TAC・大原はそれほど価格が変わらず、他と比較して高めということです。
そして、Web通信よりも通学講座の方が、料金がやや高くなる傾向があります。
LEC・クレアールは比較的安い
LECは、受講料が他校と比較して安いです。LECは短答対策と論文対策のコースが分かれていますので、金額を分けて記載しています。さらに、短答に一発合格すれば、論文コースがわずか5万円で受講できるという格安サービスもあります。
LECの安さの秘密は、1年目は短答式合格に集中して短答式試験の合格率を高めるカリキュラムを採用しているためです。他校と比較して安いといっても、教材の質が悪いことはありません。
おすすめ問題集でもLECの一問一答の書籍を紹介していますが(「公認会計士の独学におすすめのテキスト・問題集」参照)、価格が安いからといって、その網羅性や質が悪いといったことは一切ありません。
通学講座に対応している校舎が少ないことからも、LECについては人件費を抑えていることが安さの理由の一つと考えられます。
そのため、質問体制を重視する場合は、安さだけで選択すると後悔することになります。
また、クレアールは通信講座のみですが、ここも他の予備校と比較すると安いです。
さらに、期間限定で大幅値引きを実施していますので、時期によってはかなりお安く購入できます。
クレアールは、「非常識合格法」という他校と比較して特色のある教育方針を採用しています。
「非常識合格法」は、合格に必要とされる学習範囲を厳選し、その範囲を徹底的に学習する効率性を追求した独自の学習方法であり、商標登録もされています。
このため、最小限の時間・最小限の費用で合格を達成することが可能です。通信講座に特化していることや、非常識合格法によりなるべく無駄を省くような学習方針であることが、安さの理由になっていると考えられます。
校舎数を比較
次は、公認会計士の予備校を校舎数で比較していきます。
各予備校(専門学校)の校舎数を比較し、多い順に並べると以下の表のようになります。
予備校 | 校舎数 2024.6.24時点 |
---|---|
大原 学校一覧 |
全国47校舎
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LEC 学校一覧 |
全国47校舎 (本校28校、提携校19校)
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TAC 学校一覧 |
全国33校舎 (本校22校、提携校11校)
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CPA会計学院 学校一覧 |
全国5校舎
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クレアール | 通信のみ |
TAC・大原については、大手ということもあり、校舎数は多く、全国各地にあります。それでも、都市圏に集中していますので、地方にお住まいの方は注意が必要ですね。
なお、大原の校舎は赤茶色の独特な作りをしていて目立ちますので、近くにあればどこに建っているか容易に思いつく方もいらっしゃるかもしれません。
LECは校舎数は多いものの、別の経営母体が運営している提携校の割合も多いため、公認会計士の通学講座を取り扱っていない(ライブ講義が無い)校舎が多い点に注意が必要です。
校舎の有無と公認会計士の通学講座を取り扱っているか否かは別問題で、たとえ大原やTACであったとしても、大都市以外の校舎の場合は確認が必要です。校舎はあるもののライブ講義がない場合は、各自または教室での動画講義の視聴になります。
CPA会計学院については、校舎数自体は少ないものの、公認会計士の資格に特化していて、人気の有名講師がいることなどからも人気が高い予備校です。
クレアールは東京水道橋に本館がありますが、公認会計士講座は通信講座に特化しています。
予備校の校舎が遠いとどんな影響がある?
まず、通信講座を選択する場合、校舎までの距離は影響しませんが、通学講座を利用する場合、校舎が近くにあるかどうかは学習に大きな影響を及ぼします。
公認会計士試験の通学講座の講義回数は全科目合計すると多く、また毎日自習室を利用することを考えると、校舎と自宅への往復距離が遠ければそれなりの負担となります。
なお、公認会計士講座のテキスト・問題集の冊数は全科目合わせるとかなりの分量です。大多数の公認会計士受験生が予備校のロッカーをレンタルして必要な教材のみ持ち帰っています。
例えば、1日で学習する科目を1科目だけに絞ってしまうと、各科目の記憶が偏ってしまうため、公認会計士受験生の多くは1日になるべく多くの科目を学習しようとします。
そうなると、その日に使用する教材がどうしても多くなってしまいますので、ロッカーをレンタルしない場合は荷物が大変重くなってしまいます。
また、直前期などは1日の勉強時間がかなり多くなりますから、移動時間がもったいないですし、勉強した直後の疲れなどを考えると、なるべく校舎は近いほうがいいですね。
ダブルスクールをお考えの方は、大学と自宅との途中で通えるかどうかといった検討も必要です。
近くに予備校の校舎がない場合は?通信講座のメリットを活かそう
近くに予備校の校舎がない場合は、通信講座の利用を検討した方がいいですね。
通信講座の場合、校舎にいる講師や受験仲間に気軽に質問できないことや、受験のモチベーションの維持が大変、といったデメリットはありますが、メリットもあります。
講義は、Webによる動画講義の視聴になります。動画講義のメリットは、場所や時間を選ばず自分のペースで講義を受講できる点です。
もう一度聞きたい部分を巻き戻して再生可能ですし、倍速再生することによって、効率良く講義を聞くこともできます。
また、大手予備校でも、人気有名講師の講義を聞くために、あえて一部の科目のみライブ講義ではなく動画講義を聞く受講生もいたりします。※通学講座は、動画講義も視聴可能です。
近くに校舎が無い場合であっても、通信講座のメリット・デメリットをきちんと把握して予備校のシステムを有効活用すれば、合格は可能です。
講師を比較
それでは次は、公認会計士の予備校を、講師で比較していきます。
下表のように、予備校によって、講師の受入体制は異なります。
予備校 | 講師 |
---|---|
TAC | 全員が試験合格者 |
CPA会計学院 | 試験合格者以外も在籍 |
クレアール | 試験合格者以外も在籍 |
大原 | 試験合格者以外も在籍 |
LEC | 試験合格者以外も在籍 |
TACの講師は全員が公認会計士試験合格者
TACの公認会計士講座の講師陣は全員、公認会計士試験合格者です。
合格者であるからこそ、合格のための秘訣やポイントを教えてくれるというメリットがあります。
CPA会計学院・クレアール・大原・LECの講師は合格者以外も在籍
TAC以外の予備校の講師は、公認会計士試験合格者以外も在籍しています。
CPA会計学院では、公認会計士試験合格者チューターや講師が常駐しており、全科目について質問が可能です。
このため、営業時間内はいつでも質問対応できるようなサポート体制が整っています。
最大手2校よりも規模は小さいものの、小さいがゆえに各受験生に講師陣の目が届くというのもメリットの一つでしょう。
クレアールは、講師全員が公認会計士試験合格者であるとは限りません。
ただし、講師陣は監査法人の代表社員や個人会計事務所所長、公認会計士試験委員などの経験を持ったプロフェッショナルも多く、質問予約不要・回数無制限で質問体制も充実しています。
大原も、講師陣全員が公認会計士試験合格者であるとは限りません。
ですが、基本的に大原の講師陣は予備校での講師の業務に各科目で専念しており、その講師としての水準は高いものだといえます。
また、例えば司法試験など法律系に関与していた講師もいますので、その場合は公認会計士試験合格者よりもより丁寧に教えてくれるのではないでしょうか。
LECも、全員が公認会計士試験合格者であるとは限りません。
また、同じく1科目に1人の講師が一貫してサポートする体制になっています。
講師のまとめ
以上より、各予備校で講師が試験合格者のみかどうかで分かれますが、試験合格者でなくてもその科目を一貫して教える講師業に専念していたり、その科目の人気実力講師として評価されていたり、必ずしも公認会計士試験合格者でなければ講師は務まらないというわけではありません。
各予備校の他の特徴も勘案して総合的に予備校を選びましょう。
なお、通信講座の場合、収録はその予備校の実力派講師が担当しますので、講師の心配はそれほどしなくても大丈夫です。
質問サポート体制を比較
次は、公認会計士の予備校を、質問サポート体制で比較していきます。
通学講座の受験生であれば、基本的にどこの予備校でも気軽に質問や相談が可能ですので、問題となるのは各予備校の通信講座の質問受付体制です。
講師のいる校舎に行けば質問は受け付けてくれますが、物理的に校舎に向かうのが難しい場合、遠隔での受付体制が充実しているかが重要になります。
予備校 | 質問受付体制 |
---|---|
CPA会計学院 | 校舎・電話・メール・オンラインなど |
TAC | 校舎・電話・メール・オンラインなど |
クレアール | 電話・メール・オンラインなど |
大原 | 校舎・電話・メールなど |
LEC | 基本的に質問はメールのみ |
CPA・TAC・クレアールは充実の質問サポート
CPAについては、校舎や電話・メール・オンラインによる質問を受け付けています。
オンラインによる質問対応は、図表を共有しながら説明してくれるので理解しやすいと思います。
TACについては、校舎・電話・メールのほか、Zoom等によるオンライン質問・相談コーナーの制度を設けています。
特に計算問題などは言葉だけでは説明しにくいですから、画面を共有して質問・解答のやりとりをすることで、効率的になります。
クレアールは通信講座に特化しているため、遠隔での質問受付体制は充実しています。Skypeによる対応、質問専用の電話番号・メールアドレスもあります。
大原の質問サポート
大原では、校舎・電話・メールによる質問を受け付けています。
LECの質問サポートには注意が必要
注意したいのがLECです。LECは講師陣による対応が難しいせいか、質問の対応はWebによる対応(教えてチューター)が基本となります。
また、同様にWebにて同じコースを受講している方と疑問・質問を共有できる「教えてメイト」の制度があります。
いずれもWeb対応のため、疑問が生じたときにすぐ対応してほしい方は、注意が必要です。
なお、財務会計論、管理会計論、監査論はLINEによる質問相談が可能です。電話や対面による個別相談も可能ですが、事前予約が必要になります。
合格率・合格者数を比較
次は、公認会計士の予備校を、合格率・合格者数で比較していきます。
公認会計士試験では、合格率を公表しているのはTACだけで、しかも、対象をかなり限定して算出した数値のため、他社との比較ができません。
このため、多くの予備校で公表されている「合格者数」で比較する方が、わかりやすいですね。
予備校 | 合格者数 or 合格者の声 | 合格率その他 |
---|---|---|
CPA会計学院 | 786名の合格者(2023年) | 公認会計士試験における合格者占有率 50.9%(2023年) ※全合格者1,544名中786名 |
TAC | 345名の合格者(2023年) | 76.1%の合格率(2023年) ※TAC本科生カリキュラム修了者のうち、第2回論文式模試でD判定以上の310名中236名 |
大原 | 308名の合格者(2023年) | 全国7位・8位合格者輩出(2023年) |
LEC | 28名の合格者の声(2023年) | --- |
クレアール | 10名の合格体験記(2023年) | --- |
このように、公認会計士試験の合格者は、CPA・TAC・大原の3社でほぼ占められています。
なかでも、CPAが圧倒的で、TAC・大原がそれに次ぐ合格実績ですね。
予備校の各講座のパンフレットは、以下で請求が可能です。
社会人におすすめの公認会計士予備校は?
公認会計士試験は、勉強だけに専念した方が合格できる可能性が高まりますが、働きながら勉強せざるを得ない社会人の方も多くいらっしゃると思います。
毎日仕事で忙しい社会人でも、公認会計士試験に合格できるのでしょうか。
働きながら2年間・毎日5~6時間の勉強ができる?
公認会計士試験に合格するためには、一般的に3,000時間の勉強時間が必要といわれています。
この勉強時間を達成するには、1.5年~2年で合格を目指すなら、1日5~6時間の勉強時間が必要になります。
これは、専業受験生なら可能ですが、社会人がフルタイムで仕事をしながら、これだけの勉強時間を確保するのは、ほぼ不可能といえます。
ただし、平日は3時間・土日に8時間というスケジュールで勉強すれば、2年で達成することも可能です。
学習期間を3年以上に延ばす方法もある
では、この勉強スケジュールはキツ過ぎて無理だという方はどうすればいいかというと、「学習期間を3年以上に延ばす」という方法があります。
学習期間が3年あれば、1日3時間の勉強で、3,000時間が達成できます。
1日に3時間なら、フルタイムで働きながらでもなんとかなりそうですよね。
社会人にはクレアールの3年以上のコースがおすすめ
学習期間を3年以上に延ばすことに対応しているのが、クレアールです。
クレアールには、社会人が働きながら公認会計士を目指せるよう、3年コースや4年コース、さらに5年コースまで用意されています。(時期によっては、3.5年コースと4.5年コース)
ということで、社会人には、クレアールの公認会計士講座がおすすめです!
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料金 |
公認会計士 2.5年セーフティコース 公認会計士 3.5年トータルセーフティコース 公認会計士 4.5年トータルセーフティコース |
---|---|
公式サイト | クレアール 公式サイトへ |
大学生におすすめの公認会計士予備校は?
次は、大学生が公認会計士試験に挑戦する場合におすすめの公認会計士予備校について、紹介したいと思います。
勉強時間は確保できるが金銭的に厳しい
大学生の場合、学業やバイトがあるとはいうものの、社会人よりも勉強時間を確保しやすいのは確かです。
このため、試験勉強にみっちりと時間を注ぎ込むことができます。
ただし、大学生の場合は、金銭的に厳しいことも考えられます。
大学生には学習ボリュームがあるが費用は安いLECがおすすめ
勉強時間が確保できるなら、CPA会計学院が一番のおすすめですが、費用的には、約80万円という高額な受講料がかかります。(これは、TAC・大原も同様)
費用が安い予備校は、クレアール・LECの2社ですが、クレアールは、非常識合格法という効率学習をセールスポイントとしています。
一方、LECは、CPAやTAC、大原並みに充実したカリキュラムでありながら、安い費用を実現しています。
このため、大学生には、LECが一番のおすすめです!
料金 |
公認会計士 短答合格コース(2025年短答合格目標) 公認会計士 論文合格コース |
---|---|
公式サイト | LEC 公式サイト |
公認会計士の予備校は通信講座?通学スクール?メリットとデメリット
公認会計士の予備校の利用を検討する場合、通信講座か通学スクールのどちらを利用するか、検討する必要があります。
通学スクールのメリット・デメリット
公認会計士試験を扱う予備校の通学講座を利用する場合、通信講座と異なり、以下のようなメリットがあります。
メリット
- 周囲に人がいる環境の中、自習や講義、答練などに集中して取り組むことができる
- 受験仲間や講師に気軽に質問・相談・情報共有が可能
- ライバルが身近にいることにより、受験のモチベーション向上につながる
デメリット
一方、通学講座には以下のようなデメリットもあります。
- 校舎へ移動する時間が必要。また、遠ければ、その移動に精神的・肉体的疲労が伴う。
- 講義や答練に決まった時間に行く必要があり、社会人の場合は仕事と、大学生の場合は学業と両立させることが難しい。
ただし、通学講座には予備校によって個別ブース視聴の学習スタイルがあり、これによって自分の都合の良い時間に予備校の個別ブースを利用して受講することが可能です。
以上より、例えば、学業に専念できる環境にあるが、自分一人ではつい勉強をさぼりがちになってしまう人などは、通学講座を選択することに大きなメリットがあるといえるでしょう。
通信講座のメリット・デメリット
通信講座を利用する場合は、通学スクールと異なり、以下のようなメリットがあります。
メリット
- Webによる受講のため、いつでもどこでも学習が可能
- 通学時間が不要となり、その時間を他の事に有効活用できる。
- Web・音声の視聴で、高速再生や繰り返し再生が可能
- 都合の良い時間に学習できるため、バイトなど仕事とも両立が可能
デメリット
一方、通信講座には以下のようなデメリットもあります。
- 周囲に人がいない環境の中、自習や講義、答練などに集中して取り組む工夫が必要
- 受験仲間や講師に気軽に質問することができない
- 受験のモチベーション維持に工夫が必要
通信講座の場合は、周囲に受験仲間や講師がいないことによって、学習の半強制力が働きません。また、受験仲間の勉強の進捗なども分からないため、学習のモチベーション維持が難しくなります。
なお、各予備校によって異なりますが、Web通信であれば通学講座より費用は安く済む場合があります。
以上より、例えば学業以外の予定がある方や、周囲に人がいない環境であっても学習の自己管理がしっかりできる人は、通信講座でも全く問題ないでしょう。