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宅建の合格に必要な勉強時間は?勉強スケジュールも解説

更新日:2026年5月10日

宅建の合格に必要な勉強時間は?勉強スケジュールも解説

 宅建試験に合格するためには、どれぐらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

 このページでは、実際に独学で合格した私の経験に基づいて、宅建試験の合格に必要な勉強時間や勉強スケジュールについて解説しますので、ぜひ参考にしてください!

※ 宅建の独学におすすめの勉強法はこちら

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明(宅建士)

市役所に22年勤めた元公務員。宅建、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格した経験に基づき、15年以上にわたり情報発信している。
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宅建の合格に必要な勉強時間は?

宅建の合格に必要な勉強時間は300時間(6ヶ月)

 宅建試験に独学で合格するためには、300時間の勉強時間が必要で、学習期間は6ヶ月程度が目安です。

 では、この勉強時間について、以下で詳しく解説していきます。

宅建の独学合格に必要な勉強時間
  • 初心者の勉強時間は300時間が目安
  • 学習期間は6ヶ月が標準的

初心者の勉強時間は300時間が目安

 一般的に、初心者が宅建試験に合格するためには300時間の勉強時間が必要といわれています。

 私自身も、宅建に独学で合格するまでに約270時間の勉強をしましたので、一般的に必要とされる勉強時間と概ね一致していますね。

 人それぞれ、法律を学んだことがあるかどうか、予備知識がどれだけあるか、不動産業界に勤めているかなど違いがありますので、300時間というのはあくまでも目安になりますが、初心者の方は、とりあえず300時間を目安に学習計画を立てていただければと思います。

学習期間は6ヶ月が標準的

 宅建試験に合格するためには、6ヶ月でスケジュールを組むのが標準的です。

 とはいえ、1日の勉強時間によって、必要な学習期間はいくらでも変化しますよね。

 私の場合は、宅建試験に合格するまでの学習期間は、ちょうど6ヶ月間でした。

  1日の勉強時間は、全体6ヶ月のうちの前半3ヶ月間は1日に約1時間後半の3ヶ月間は約2時間の勉強時間を確保しました。(1時間×3ヶ月+2時間×3ヶ月=合計270時間

 宅建の試験日は、例年10月の第3日曜日ですので、その6ヶ月前、つまり4月半ば頃から勉強を開始すれば、6ヶ月の学習期間が確保できますね。

1日の勉強時間は?何ヶ月で合格できる?

 では、宅建試験に合格するためには、1日に何時間ぐらい勉強すればいいのか、また、その勉強時間に応じて何ヶ月で合格できるのか、以下で解説していきます。

宅建の1日の勉強時間
  • 1日1時間で10ヶ月、3時間なら3ヶ月で合格できる
  • 1日の勉強時間が多い方が勉強効率は高い
  • 忙しい社会人はスキマ時間を活用する

1日1時間で10ヶ月、3時間なら3ヶ月で合格できる

 宅建の合格に必要な勉強時間が300時間とした場合に、1日の勉強時間によって学習期間がどのように変化するのか整理すると、下表のようになります。

1日の勉強時間 学習期間
3時間 3ヶ月強
2時間 5ヶ月
1時間 10ヶ月

 例えば、1日に3時間の勉強時間なら最短3ヶ月強で合格できる計算になりますね。

 また、1日に2時間なら5ヶ月程度1日に1時間なら10ヶ月程度の学習期間が必要になると考えてスケジュールを組んでいただければいいかと思います。

1日の勉強時間が多い方が勉強効率は高い

 1日1時間で10ヶ月勉強するのも、1日3時間で3ヶ月勉強するのも勉強時間の合計は同じですが、その勉強効率は1日3時間で3ヶ月の方が圧倒的に高くなります

 というのは、1日の勉強時間が少なくて長期戦になる場合は、覚えたことを忘れてからまた覚え直すサイクルが長くなり、記憶の定着がなかなか進まないためです。

 1日の勉強時間を長くして短期集中で勉強する方が繰り返しのサイクルが早くなるので、勉強の効率は格段に上がります

 このことは、私が司法書士の勉強をした際に強く実感しました。1日の勉強時間が増えると、こんなにも勉強の捗り方が違うのか、、と痛感しましたね。

 1日の勉強時間が2倍に増えれば勉強が2倍捗るといった単純な話ではなく、3倍にも4倍にも効率が上がるイメージです。1回転するのが早くなればなるほど、記憶の定着が効率的に進むんですね。

忙しい社会人はスキマ時間を活用する

 宅建試験の勉強は、基本的に仕事が終わってから勉強したり、朝早く起きて勉強することになると思います。

 私も、仕事から帰ってきてから宅建の勉強をしていましたし、管理業務主任者試験では、朝1時間早く起きて勉強していました。司法書士試験では、睡眠時間を削って勉強していたこともありました。

 しかし、仕事で忙しい社会人は、なかなか勉強時間の確保が難しいと思います。

 そこで、活用すべきは”スキマ時間”です。

  • 通勤時間
  • 昼休み時間
  • 食事時間
  • 移動時間
  • 入浴中・布団の中の時間

通勤時間

 私は、車通勤のため通勤時間は使えませんでしたが、電車通勤の方にとっては、電車の中で過ごす通勤時間は、勉強するには適した時間なのではないでしょうか。

昼休み時間

 昼休みの時間もけっこう使えると思います。

 私は、マンション管理士試験の際は、昼休みにスマホを使って勉強していました。

 昼休みは1時間あったので、最低でも30分程度は時間が余りますよね。この時間に、休憩所でコーヒーを飲みながら、スマホで勉強していましたね。

食事時間

 賃貸不動産経営管理士試験の際は、朝食(パン)を食べながらの時間や、その後のコーヒーを飲みながらの時間も、勉強時間にしていました。

移動時間

 司法書士試験のときは、暗記事項をまとめた手のひらサイズの小さな紙切れを自分で作って、移動中に歩きながらチラチラ見ながら、何度も何度も暗唱して覚えていましたね。

入浴中・布団の中の時間

 FPの試験では、入浴中や布団の中で、その日に勉強した内容を、ひととおり頭に思い浮かべて再生することで、記憶に定着させたりしていました。

 このように、勉強に活用できるスキマ時間は、探せばいくらでもあります。

 仕事で忙しく、なかなか勉強時間が確保できない方は、このようなスキマ時間をフル活用して、勉強時間を確保してみてください。

宅建の勉強時間を行政書士・社労士・司法書士・簿記2級など他資格と比較

宅建試験の合格に必要な勉強時間の比較グラフ

 宅建試験の合格に必要な勉強時間を、行政書士・社労士・司法書士・簿記2級などの他資格と比較して整理すると、以下のようになります。

資格名 合格率 必要な勉強時間 私の勉強時間
司法書士 約 5% 3,000時間 3,000時間
社労士 約 6% 1,000時間 880時間
土地家屋調査士 約 9% 1,000時間 1,000時間
行政書士 約 10% 500~800時間 240時間
マンション管理士 約 10% 500時間 200時間
宅建 約 15% 300時間 300時間
管理業務主任者 約 20% 300時間 80時間
簿記2級 約 20% 200~300時間 100時間
賃貸不動産経営管理士 約 30% 200時間 33時間

 このように、難易度の高い(合格率の低い)資格試験ほど、合格に必要な勉強時間も多くなります

 こうやって比べてみると、宅建は、そこまで難しい資格ではない、ということもわかりますね。

 司法書士や社労士、土地家屋調査士、行政書士、マンション管理士などに比べると、まだ少ない勉強時間で合格できます。

 人気資格の簿記2級は、宅建試験に近い難易度なので、簿記の受験経験がある方は比較しやすいかもしれませんね。

 簿記2級は、必要な勉強時間が200~300時間、合格率は20%前後です。このため、宅建は、簿記2級とほぼ同じか、やや難しい難易度と考えていただければいいかと思います。

 以下の関連記事では、宅建の難易度・勉強時間について、他資格と比較しながら解説していますので、気になる方はそちらも合わせてご覧ください。

宅建の勉強スケジュールと勉強時間の配分

宅建の勉強スケジュール

 それでは実際に、私がおすすめする宅建の勉強法に沿って具体的に勉強時間を配分し、勉強スケジュールを組んでみたいと思います。

※ 宅建の独学おすすめ勉強法の詳細はこちら

宅建の勉強スケジュール
  • テキストを通読する時間【40時間】
  • 過去問を解きながらテキストを覚える時間【75時間×3周】
  • 模試を解いて復習する時間【6時間×4回分】

テキストを通読する時間【40時間】

 まず最初に、宅建のテキストを通読する時間です。

 宅建の基本テキストは、600ページ前後のものが主流ですので、600ページとしておきます。

 そして、1時間に読めるページ数は、私の場合15ページぐらいなので、ここでは15ページと仮定します。

 600ページを1時間に15ページのペースで読むと、テキストを通読するのに40時間かかることになります。

過去問を解きながらテキストを覚える時間【75時間×3周】

 次に、過去問を解きながらテキストを覚える時間です。

 過去問の収録問題数は、四肢択一式で300問程度のものが主流ですので(多いものは600問ありますが)、300問としておきます。

 そして、1時間に4問(16肢)解くとすると、全問を解き終わるのに75時間かかることになります。

 これを3周回すとすれば、75時間×3周=225時間です。

模試を解いて復習する時間【6時間×4回分】

 次に、模試を解いて、復習する時間です。

 市販の模試は、4回分収録されているものが中心ですので、4回分で計算します。

 1回分を解くのに2時間で、その復習に倍の4時間かかるとすると、1回あたり6時間です。

 これを4回分で、6時間×4回=24時間になります。

具体的なスケジュール例【合計約300時間】

 以上を前提に、どれぐらいの勉強時間になるのかスケジュールを組んでみると、次のようになります。

勉強時間の配分・スケジュール
勉強内容 勉強時間
(1) テキストを通読する 40時間
(2) 過去問を解きながらテキストを覚える 75時間×3周=225時間
(3) 模試を解いて復習する 6時間×4回=24時間
合計 289時間≒300時間

 以上のようなスケジュールになり、概ね300時間の勉強時間になってきますね。

スケジュールは柔軟に見直しを

 上記はあくまでも、ひとつの例ですので、実際にこれと同じようにスケジュールが進むわけではありませんが、参考にしていただければと思います。

 実際の勉強スケジュールの組み方としては、まずは大まかなスケジュールを立てたあと、ひとまず勉強を始めてみて、自分が1時間で何ページぐらい読めるのか、そして1時間に何問ぐらい解けるのかを確認しながら進めていきます。

 その後、そのペースに基づいて、随時スケジュールを見直していく、というスケジュールの組み方をするのが良いかと思います。

 スケジュールに余裕があることがわかれば、過去問を解く回数を増やしたり、四肢択一の過去問のほか、肢別過去問集を採り入れることなども検討すればいいと思います。

 逆に、スケジュールが間に合わないことがわかれば、過去問を解く回数を(科目に応じて)減らすことや、そもそも使う過去問を、収録問題数が少ない厳選された過去問集に変更することなどを検討しながら、柔軟にスケジュールを見直していけばいいかと思います

勉強スケジュールの組み方
  1. おおまかなスケジュールを立てる。
  2. 勉強を進めながら、1時間で何ページ読めるのか、何問解けるのかを確認する。
  3. 柔軟にスケジュールを見直す。
    ⇒余裕があるなら、過去問を解く回数を増やしたり、別の過去問集を採り入れることなどを検討
    ⇒間に合わないなら、解く回数を減らしたり、厳選問題集に変更することなどを検討

宅建の勉強時間とスケジュールまとめ

 以上、独学で宅建に合格するための勉強法や勉強時間について紹介してきました。

 最後に、ここまでの内容をまとめておきます。

宅建の勉強法と勉強時間のポイント
  • 初心者の勉強時間は300時間が目安
  • 学習期間は6ヶ月が標準的
  • 1日1時間で10ヶ月、3時間なら3ヶ月で合格できる

 独学は、確かに通信講座や通学講座を受講する場合に比べ、デメリットも多くありますが、多くの方が独学でも合格しているという事実もあります。

 私自身も、まったく法律の勉強などしたことのない初心者でしたが、半年間の独学で合格することができました。

 宅建試験に独学でチャレンジし、ぜひ合格を勝ち取ってください!

独学が不安な方は通信講座もおすすめ

 なお、独学が不安な方や、短期合格を目指したい方には、通信講座もおすすめです。

 下記の記事では、宅建のおすすめ通信講座を徹底的に比較してランキング形式で紹介しています。費用の安さや合格率の高さ、サポートの充実度など項目別のおすすめ講座も紹介していますので、参考にしてください。


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