行政書士の六法おすすめ5選【2024年】比較ランキング!
更新日:2024年11月9日
「行政書士試験に六法は必要なの?」「どんな六法を使えばいいの?」など気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで、行政書士試験・司法書士試験の合格者である管理人が、行政書士試験における六法の必要性や六法の選び方、そして行政書士のおすすめ六法について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※ テキストはこちら⇒行政書士のおすすめテキスト・参考書
※ 問題集はこちら⇒行政書士のおすすめ問題集・過去問
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行政書士試験の六法の選び方
まず、行政書士試験の勉強では、どんな六法を選べばいいのでしょうか。
一般的な六法としては、デイリー六法(三省堂)やポケット六法(有斐閣)、判例六法(有斐閣)などのコンパクトな六法があります。
さらにいえば、模範六法(三省堂)や判例六法Professional(有斐閣)といった、いわゆる六法全書をイメージするような大きいサイズの六法もあります。
また、そのような一般的な六法とは別に、特に行政書士試験用に編集された六法も出版されています。
この行政書士試験用の六法の中でも、判例の収録があるものと、判例がないものとに分かれます。
なお、行政書士の基本テキストに、別冊付録として付属している六法もありますね。
六法の種類 | 六法の具体例 | |
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一般的な六法 | コンパクトサイズ |
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大きいサイズ |
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行政書士試験用の六法 | 判例あり |
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判例なし |
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テキスト付属の六法 |
うかる!行政書士 総合テキスト(伊藤塾)、行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト(LEC)、合格革命 行政書士 基本テキスト(早稲田経営出版)など |
このように、六法には様々な選択肢がありますので、行政書士試験の六法としてどれを選べばいいのか、以下で解説します。
- 一般的な六法は無駄が多い
- 行政書士試験用の六法がコンパクトでおすすめ
- 判例あり・判例なしは目的に応じて選ぶ
- テキスト付属の六法は収録法令が少ない
一般的な六法は無駄が多い
一般的な六法の中では、行政書士試験で使うとすれば、デイリー六法かポケット六法あたりまでのコンパクトな六法で十分です。
それ以上のものは、あまりにも余計な法令が多すぎて、邪魔になるだけですので。
そもそも、デイリー六法やポケット六法にしても、収録されている法令は、行政書士試験には全く関係のない法令がほとんどです。
行政書士試験用の六法では、収録法令数は30件前後ですが、デイリー六法やポケット六法は、200件以上の法令が収録されています。つまり大部分は、無関係で使わない法令ということです。
これって無駄が多すぎますよね??しかも、文字が小さくて、読みづらいです。
※ デイリー六法、ポケット六法を含め、市販の六法を網羅的に比較したページはこちら⇒司法書士のおすすめ六法
行政書士試験用の六法がコンパクトでおすすめ
一方、行政書士試験用に編集された六法は、まさに行政書士試験のための六法ですので、無駄な法令を含まずコンパクトです。しかも、文字も大きくて読みやすいです。
このため、行政書士の受験勉強には、行政書士試験用の六法が使いやすくておすすめですね。
判例あり・判例なしは目的に応じて選ぶ
なお、行政書士試験用の六法としては、「判例が収録されているタイプ」と、「判例が収録されていないタイプ」の2種類があります。
「判例収録あり」の六法は、判例の調べものをする際に便利ですが、逆に、条文を引く際に手間取ることや、本が分厚くて持ち運びに不便というデメリットがあります。
逆に、「判例収録なし」は、判例はもちろん調べられませんが、条文がスピーディーに引けますし、コンパクトで持ち運びに便利というメリットがあります。
私自身も、行政書士の受験勉強では、条文しか掲載されていないタイプの六法をメインに使用しましたので、最低限、「判例収録なし」の六法があれば、試験対策としては足りると思います。(一応、判例収録ありの六法も持っていましたが、ほとんど使いませんでした。)
なお、判例も確認しないと気が済まないという方は、判例ありのものを選んでください。
※ そもそもデイリー六法やポケット六法には判例は収録されていません。
テキスト付属の六法は収録法令が少ない
最近は、テキストの別冊付録として判例収録のないコンパクトな六法が付属するようになってきました。
例えば、伊藤塾の「うかる!行政書士 総合テキスト」やLECの「行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト」、早稲田経営出版の「合格革命 行政書士 基本テキスト」など、メジャーなテキストには全て六法が付属しています。
とはいえ、このようなテキスト付属の六法は、収録法令が少ないというデメリットがありますので、その点には注意が必要です。
一般的な六法 |
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行政書士試験用の六法 |
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テキスト付属の六法 |
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行政書士の六法【判例なし】おすすめランキング3選
それでは、行政書士試験のおすすめ六法について、まずは「判例収録なし」の六法からおすすめ順にランキング形式で紹介していきます。
- No.1:ケータイ行政書士 ミニマム六法(三省堂)
- No.2:行政書士合格六法(三省堂)
- No.3:行政書士試験六法(伊藤塾)
- (参考)行政書士テキスト付属の六法
No.1:ケータイ行政書士 ミニマム六法(三省堂)
行政書士試験の六法として一番のおすすめは、三省堂の「ケータイ行政書士 ミニマム六法」です。
この六法は、判例の収録はなく、条文のみが掲載されたとてもコンパクトな六法になっています。
「判例収録あり」の六法はいずれもA5サイズで厚みが4cm程度ありますが、こちらのケータイ六法は、B6サイズ(よりも若干小さい)で厚みも2cm程度しかありません。
そして、別冊付録では収録し切れてない法令も載っており、行政書士試験で必要な法令が網羅されています。
※ ただし、コンパクトさを実現するために、収録条文はミニマムにセレクトされています。つまり、収録法令には含まれていても、重要条文以外は大胆にカットされているということです。
印刷は2色刷り(青系)で、各条の見出しと、条文内の重要なキーワードが青く着色されていますので、読みやすいですね。
また、もうひとつ特徴的なのが、条文の「カッコ書き」をすべてカットして、欄外(各ページの最下部)に注釈として記載していることです。こうすることで、読みにくい条文もスムーズに読むことができますね。
さらに、過去の行政書士試験での出題履歴も、出題年度を「H〇」といった形で表示することで、把握できるようになっています。
レイアウトも、横書き2段組みが採用されています。
個人的には、横書きの六法は、2段組みが圧倒的に読みやすいと感じますので、この六法は使いやすいと思います。
コンパクトな六法としては、かなり完成度の高い六法だと思います。さすが、「三省堂」ですね!
ただ1点、ページの端の「第〇条」のインデックスがないということだけは、残念でなりませんが。。
ですが、条文だけ引けるようなコンパクトな六法が必要な場合は、この「ケータイ行政書士 ミニマム六法」を購入して間違いないと思います。
- 条文のみが掲載されたB6サイズのコンパクトな六法(判例なし)
- 行政書士試験に必要な法令を網羅(ただし、重要条文以外は大胆にカット)
- 「2色刷り」&「横書き2段組み」&「カッコ書きを欄外に記載」で読みやすい
- 条文だけ引けるコンパクトな六法として、一番のおすすめ
ケータイ行政書士 ミニマム六法 2025 | |
著者 | 竹井 弘二 (編集) |
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出版社 | 三省堂 |
発売日 | 2024/10/23 |
ページ数 | 328ページ |
サイズ | B6判の変形(一般的なテキストより小さい) |
価格 | 1,760円(電子書籍 1,601円) |
No.2:行政書士合格六法(三省堂)
次は、2023年版から新たに発刊された「行政書士合格六法」です。
まずは、ケータイ六法との共通点から見ていきたいと思います。
こちらの合格六法も、三省堂からの出版です。判例の収録はなく、条文のみが掲載されています。
印刷も2色刷り(青系)で、各条の見出しと、条番号が青く着色されていますので、読みやすいですね。(ケータイ六法は、各条の見出しと重要キーワードが青字)
また、「カッコ書き」を読みやすくする工夫が施されてる点も同じですが、ケータイ六法は、カッコ書きをカットして欄外に記載していましたが、こちらの合格六法は、カッコ書きはそのままの位置で、網掛けにすることで読み飛ばせるようにしてあります。
ケータイ六法と合格六法の違い
では、ケータイ六法と合格六法の違いについて触れていきます。
ケータイ六法は、横書き二段組でしたが、合格六法は縦書き二段組になっていて、本格的な六法といった雰囲気ですね。
そして、ケータイ六法にはなかった、各ページ上部に第〇条~第〇条のインデックスが記載されています。
(左から、①行政書士試験六法 ②行政書士受験必携六法 ③行政書士合格六法 ④ケータイ六法)
サイズは、ケータイ六法よりも大きいA5サイズ(一般的なテキストと同サイズ)で、「判例あり六法」と同じですが、厚みに関しては、上記の比較写真のとおり、「判例あり六法」の半分~3分の2ぐらいの厚みになっています。
あとは、各ページに「Note」というメモ欄が設けてありますので、メモ書きがしやすくなっています。
ケータイ六法 | 行政書士合格六法 |
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【共通点】
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ケータイ六法と合格六法の使い分け
ということで、合格六法もなかなか使い勝手の良さそうな六法ですが、使い分けをどうするかですね。。
私としては、条文を引くための普段使いの六法としては、ケータイ六法をおすすめしたいです。やはりコンパクトで、いつでも手に取って片手でページを開いて参照できるのがメリットですよね。
ただし、ケータイ六法には省略されている条文があるというデメリットがありますので、省略されている条文を参照するために、そして、判例を参照するために、「判例あり」の六法をもう1冊購入する、という形に、私だったらするかなと思います。
もし、条文を引くために「合格六法」を使い、判例のために「判例あり六法」を使うとしたら、どちらもゴツい六法になってしまいますからね。。
ですので、もし「判例あり六法」を購入する予定がない方であれば、条文を省略せずにしっかりと掲載してくれている「合格六法」の方がいいかもしれませんね。
とはいえ、ケータイ六法は、重要ではない条文を省略しているわけですから、敢えて重要ではない条文を、六法を使って確認する必要性は薄いかと思いますが。
- 条文のみが掲載されたコンパクトな六法(判例なし) ※A5判のためケータイよりは大きい
- 行政書士試験に必要な法令を網羅 ※ケータイのような条文カットなし
- 「2色刷り」&「カッコ書きに網掛け」で読みやすい
- 縦書き2段組み&各ページ上部にインデックスありの本格的な六法
行政書士合格六法 2025 | |
著者 | 竹井 弘二 (監修), 三省堂編修所 (編集) |
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出版社 | 三省堂 |
発売日 | 2024/10/21 |
ページ数 | 480ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 2,640円 |
No.3:行政書士試験六法(伊藤塾)
次にご紹介するのは、2024年版から、法律資格の専門校「伊藤塾」が新たに出版した「行政書士試験六法」です。
上記No.1のケータイ六法と同様、「横書き2段組み」が採用されていますので読みやすいですね。
そして、この六法の最大の特徴が、下記の写真のように、22穴バインダーに対応した製本になっている点です。(22穴バインダーは各自で用意する必要あり)
このため、必要な法令のみを切り離して持ち運ぶことができます。
また、PDFデータも提供されますので、スマホで参照することが可能ですし、法改正後の差替データも無料で提供してもらえます。
さらに、伊藤塾の人気講師 藤田竜平先生による学習のポイントや六法の使い方を収録した特別講義も提供されます。
ただし、このようなメリットや特典がある一方で、六法の中身そのものは、平凡です。
上記のケータイ六法や合格六法とは異なり、印刷は白黒印刷で、カッコ書きを読みやすくする工夫もありません。至って普通に、法令が掲載されているだけの六法です。
「切り離し可能な製本」「PDFデータあり」の2点が特徴ですが、持ち運びの面でいえば、ケータイ六法のコンパクトさがあれば十分ですし、PDFデータありの点では、下記で紹介する無料の六法アプリがあれば十分ですので、、、
ということで、おすすめ順位は3番手とさせていただきました。
- 条文のみが掲載されたコンパクトな六法(判例なし) ※A5判のためケータイよりは大きい
- 行政書士試験に必要な法令を網羅 ※ケータイのような条文カットなし
- 「横書き2段組」で読みやすいが、白黒印刷で、カッコ書きの工夫もなし
- 「切り離し可能な製本」「PDFデータあり」が特徴
行政書士試験六法(2024年合格目標) <伊藤塾直販> |
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著者 | 伊藤塾 |
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出版社 | 伊藤塾 |
発売日 | 2023/12/26 |
ページ数 | (Vol.1)280ページ (Vol.2)420ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 3,500円 |
(参考)行政書士テキスト付属の六法
次は、行政書士の基本テキストに、別冊付録として付属しているタイプの六法についても、紹介しておきます。
別冊付録の六法は、下記のとおり、メジャーなテキストにはほぼ全て付属するようになりました。
「うかる!行政書士」ハンディ行政書士試験六法
伊藤塾の「うかる! 行政書士 総合テキスト 」では、別冊「ハンディ行政書士試験六法」という名称になっており、印刷は白黒印刷で、条文のみが掲載されています。
別冊六法の付属は、伊藤塾が最初に2014年版から始め、その後、他社が次々と追随してきている状況です。
「合格のトリセツ基本テキスト」行政書士試験六法
LECの「行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト 」では、第5分冊が「行政書士試験六法」となっており、印刷は白黒印刷で、条文のみが掲載されています。(2020年版から)
「合格革命 行政書士」 別冊六法
早稲田経営出版の「合格革命 行政書士 基本テキスト 」も、「合格革命 行政書士 別冊六法」が付属しており、条文のみが掲載されています。印刷は2色刷り(赤系)で、特に重要なキーワードが赤字で表示されています。(2021年版から付属)
「みんなが欲しかった!」行政書士試験六法
TACの「みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 」では、第5分冊「みんなが欲しかった!行政書士試験六法」となっており、同じく条文のみが掲載されています。印刷は2色刷り(赤系)で、特に重要なキーワードが赤字で表示されています。(2018年版から付属)
このような別冊六法が付属しているタイプのテキストを使用する場合は、別途、「判例収録なし」の六法を購入する必要性は低いかと思います。
ただし、「ケータイ行政書士 ミニマム六法」や「行政書士合格六法」よりも収録法令が少ない点には注意が必要です。
基本的には、六法を引いて確認するのは主要な法令だけでも十分だと思いますが、もし、別冊付録だけでは不便だと感じた場合は、上記の三省堂の六法を購入すればいいのではないでしょうか。
行政書士の六法【判例あり】おすすめ2選
次は、判例収録ありの行政書士試験のおすすめ六法を紹介します。
- No.1:行政書士試験六法(Wセミナー)
- No.2:行政書士受験必携六法(東京法経学院)
No.1:行政書士試験六法(Wセミナー)
判例が詳しく掲載されている行政書士試験用の六法を購入するとすれば、早稲田経営出版(Wセミナー)の「行政書士試験六法」か、東京法経学院の「行政書士受験必携六法」の2択になると思います。
まずご紹介するのは、Wセミナー(早稲田経営出版)の「行政書士試験六法」です。
この六法は、行政書士試験に必要な法令が網羅されており、重要条文ごとに「判例」のほか、条文に関連する「過去問」が一問一答式で掲載されているのが特徴です。
本文は、読みやすい横書きで、欄外余白に「過去問の解答(〇・×)・出題年度」が掲載されています。
また、2色刷り(青系)になっていますので、条文と判例の見分けが付きやすいのも便利ですね。
判例は青い網掛けで掲載され、過去問は青文字で印刷されています。
判例付き六法は、条文を探したいときに判例が邪魔で肝心の条文が見つけにくいという欠点がありますが、2色刷りなら、その欠点が克服できますね。
また、2021年版までは、各ページ上部に第〇条というインデックスがないのが欠点でしたが、2022年版からはインデックスが付き、改善されました。
- 重要条文ごとに判例・過去問を掲載
- 2色刷り(判例:青網掛け、過去問:青文字)
- 横書き(欄外余白に過去問の解答・出題年度)
- 各ページ上部に条番号を明記
行政書士 試験六法(2024年度) | |
著者 | 行政書士試験研究会 |
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出版社 | 早稲田経営出版 |
発売日 | 2023/12/27 |
ページ数 | 1304ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 4,180円(電子書籍 3,574円) |
No.2:行政書士受験必携六法(東京法経学院)
次にご紹介するのは、東京法経学院の「行政書士受験必携六法」です。
2022年版までは市販されていましたが、2023年版からは、東京法経学院の直販のみになってしまいました。
この六法は、行政書士試験に必要な法令を収録した専用の六法で、重要な法令の条文ごとに「判例要旨」が収録されています。
また、重要な条文には、「ワンポイントアドバイス」としてコメントが記載されているほか、重要なフレーズ・語句をゴシック体で強調することで、その条文のキーワードをはっきりと認識できるようになっています。
レイアウトは、横書きで2段組になっていますので、読みやすいですね。
また、各ページの端にインデックスとして「第〇条」という表示もありますので、検索もしやすいです。
ただし、上記の行政書士試験六法とは違って白黒印刷ですので、「条文」と「判例」との見分けがつきにくいのが欠点ですね。
- 重要条文ごとに判例、ワンポイントアドバイスを掲載
- 重要フレーズ・語句をゴシック体で強調
- 横書き2段組み
- 各ページ上部に条番号を明記
- 白黒印刷 のため、条文と判例の見分けがつきにくい
行政書士受験必携六法(2024年版) <東京法経学院直販> |
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著者 | 東京法経学院編集部 |
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出版社 | 東京法経学院 |
発売日 | 2024年1月 |
ページ数 | 1000ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 4,840円 |
行政書士の六法アプリのおすすめは?
メインの六法としては使いにくいかと思いますが、アプリ版の六法も、外出先で六法が手元にない場合など、スマホに入っていれば便利ですよね。
私がスマホに入れている六法アプリは、無料で利用できる「bit六法」というアプリです。
このアプリは、探したい条文に一発で飛べるというのが、とても気に入っています。
上記の左側の画像で、右下の青いところに、1から0までの数字と「の」があると思いますが、この数字をタップすれば、その条文にジャンプしてくれます。
例えば、「13条」なら、1→3と順にタップすれば13条に飛んでくれますし、「32条の2」なら、3→2→の→2とタップすればOKです。
また、行政書士試験に必要な法令を、あらかじめセットしてくれている(上記画像の右側)のも、有難いですね。
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行政書士試験に六法は必要ない?
ここで改めて、行政書士試験の勉強において、六法は必要ないのでしょうか?
この疑問について、以下で解説していきます。
- 六法なしでも合格することは可能
- ”街の法律家”として条文に慣れ親しむことは必須
- 条文から学んだ方が理解が早い科目(行政法など)もある
- 行政書士試験に六法の持ち込みは不可
六法なしでも合格することは可能
行政書士試験に合格するために六法が必要か不要か問われれば、確かに、合格に必要な知識はテキストにすべて載っていますので、六法を使わずに合格することも不可能ではありません。
”街の法律家”として条文に慣れ親しむことは必須
しかし、そもそも行政書士という資格は、「街の法律家」として活躍が期待される士業ですので、法律をテキストで学ぶだけでなく、六法を引き、条文に慣れ親しんでおくことは必須だと思います。
試験に通ったはいいけれど、実務に入った際に、条文を読んだこともないし、六法も引けないような法律家になりたくないですよね??
条文から学んだ方が理解が早い科目(行政法など)もある
また、行政法など科目によっては条文から直接勉強した方が理解が早い科目もあります。
テキストにゴチャゴチャと書いてあって何を言っているのかわからない場合に、条文を読んでみると案外スッキリ理解できることがよくあります。
このため、行政書士の試験勉強には、六法を使うことをおすすめします。
行政書士試験に六法の持ち込みは不可
行政書士試験においては、試験会場への六法の持ち込みは認められていません。
なお、司法試験・予備試験においても六法の持ち込みは不可で、論文試験においては六法が貸与されることになっています。
行政書士の六法の使い方
六法の使い方としては、私の場合は、条文を引くときは条文に素早く辿り着けるように判例なしの六法を使用しました。
そして、判例を調べるときにのみ、判例ありの六法を使用しました。
やはり、「条文」を引く頻度の方が圧倒的に多いため、素早く引けるコンパクトな六法をメインに使用する方が便利ですね。
一方、判例については、重要な判例は、「テキスト」の本文に掲載されていますので、基本的にはそれで十分かと思います。
ただし、過去問を解きながら、テキストに掲載されていない判例が出てきたときに、どうしても気になる場合もありますので、そういった場合にのみ「判例収録あり」の六法で調べる、といった使い方でよいのではないかと思います。
なお、六法は、テキストや過去問の解説に出てくる条文は必ず確認するようにし、鉛筆(シャープペン)で線を引くようにしていました。
ラインマーカーなどでカラフルに線を引くという方法もありますが、私は、黒鉛筆で十分と思います。
行政書士のおすすめ六法まとめ
ということで、行政書士の六法について、ご紹介してきました。
最後のまとめとしては、下記のようになります。
- 条文を引くには、「判例収録なし」のコンパクトな六法が便利!
- コンパクトな六法は、テキストの別冊付録で基本的には足りる
- もし不足を感じた場合は、「ケータイ行政書士 ミニマム六法」がおすすめ!
- 判例の調べものには、「判例収録あり」の六法があると便利! (必ずしも必要ではない)
- 「判例収録あり」の六法は、早稲田経営出版と東京法経学院があるが、早稲田経営出版の「行政書士試験六法」がおすすめ!
それでは、行政書士の六法を購入する際は、当ページを参考に検討してみてください。
- 行政書士は独学で合格できる!勉強法・勉強時間
- テキストはこちら⇒行政書士の独学におすすめのテキスト・参考書
- 問題集はこちら⇒行政書士の独学におすすめの問題集・過去問
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