行政書士の試験会場は?持ち物など注意点も経験者が解説!
更新日:2024年9月24日
行政書士の試験会場はどこで実施されるの?いつ決まるの?試験会場には何分前に到着しておけばいい?何を持っていけばいいの?など、いざ行政書士試験を受験するとなると、気になることがたくさん出てきますよね。
そこで、このページでは、実際に行政書士試験に合格した経験者の立場から、注意点も交えながら、これらの疑問にお答えしていきたいと思います。
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行政書士の試験会場は?
それでは、行政書士試験の試験会場がどこになるのか、希望できるのか、いつ到着しておけばいいのかなど、順に解説していきます。
居住地にかかわらず全国どこの試験会場でも受験可能
行政書士試験は、居住地にかかわらず、全国どこの試験会場でも受験が可能です。
試験会場は、各都道府県に1ヶ所以上設けられ、47都道府県で約60ヶ所の会場が毎年用意されます。
都道府県内の会場数は、1ヶ所のところが大半ですが、東京都では8ヶ所あるなど、受験者数や立地等に応じて会場の数は異なります。
試験会場は大学や高校などが中心
試験会場の多くは、大学や専門学校など、教室型の部屋が確保できる施設になっています。
具体的な試験会場は、行政書士試験研究センターの公式サイトに一覧表が掲載されていますので、そちらをご確認ください。
⇒ 試験地・試験場一覧(行政書士試験研究センター公式サイト)
希望する試験会場を選択可能(先着順)
希望する試験会場は、受験を申し込む際に選択することができます。
ただし、先着順となるため、希望した会場が定員を超過した場合は、同一都道府県内の他の試験会場に変更される場合がありますので、受験の申込みは早めに済ませておく方がいいですね。
決定された試験会場は、試験日のおよそ3週間前(10月中旬~下旬頃)に発送される受験票に記載して通知されます。
指定された試験会場に訪れたことがない場合は?
試験会場は、これまでに訪れたことのない場所が大半だと思います。私自身、いくつもの資格試験を受けてきましたが、試験会場は初めての場所ばかりでした。
事前に下見までできれば万全ですが、なかなかそこまでするのは大変だと思います。最低限、電車の乗り継ぎの確認や、歩くルートの確認などは、念入りに下調べしておくべきです。
今の時代は、Googleストリートビューがありますし、YouTubeで電車の乗り継ぎの動画がアップされていたりもしますので、そういったものをフルに活用して、できる限りの情報収集をしておきましょう。
また、遠方になる場合は、前泊するのも検討の価値がありますね。普段、ホテルに泊まり慣れていない人は、寝付けなくて困るというリスクもありますが、当日、時間に余裕を持って試験会場に着けるのは大きなメリットです。
試験会場には何分前に到着すればいい?
行政書士試験には試験時間と集合時間とがそれぞれ決められています。試験時間は13時からで、集合時間は12時20分です。
受験の注意事項などの説明が始まりますので、集合時間までに必ず試験会場に到着し、着席しておく必要があります。
では、試験会場には何分前に到着しておくようにするか、というのは結構悩むところですよね。あまり早く到着しても待つ時間で疲れてしまいますし、ギリギリになると焦ってしまいますし。
私の場合は、資格試験を受験するときは、いつも集合時間の30分前ぐらいを目処に到着するようにしています。30分前を想定しておけば、電車に乗り遅れてもリカバリーが可能です。
それぐらいの時間に試験会場に到着すれば、半分以上の人が着席していることが多い感じがしますね。
ですので、一般的には30分前の到着というのは遅い方だと思います。
私の場合、「待つ」というのがあまり好きではないため、ちょうどいい時間に着こうとしますが、余裕をもって到着できる方が安心する方は、1時間前ぐらいに到着するのをおすすめします。
試験会場に到着してからは、トイレに行ったり、机の上の鉛筆・消しゴムなどの配置を考えたり、最後の悪あがきの見直しをしたりしながら、気持ちを整えましょう。
- 試験日程はこちら⇒行政書士試験|試験日程などの概要
試験会場への持ち物など注意点
試験会場に必ず持参する持ち物と、その他持参し使用することができるものについて、それぞれ試験の実施要領に記載されています。
必ず持参する持ち物
試験会場に必ず持っていく持ち物は、以下のとおりです。
- 受験票
- BかHBの黒鉛筆又はシャープペンシル
- プラスチック消しゴム
- 上履きと下履きを入れる袋(土足厳禁の試験場のみ)
その他持参し、使用することができるもの
その他使用することができる持ち物は、以下のとおりです。
- 腕時計1個
※計算機能・通信機能等がついている腕時計は不可
※置時計等は不可(懐中時計を机上に置いて使用する場合は可)
※アラーム機能は解除しておくこと - 鉛筆削り(ゴミが中で蓄えられる小さいもの。電動は不可)
- 問題用紙に用いる蛍光ペン(複数使用可)
- マスク、ハンカチ、ポケットティッシュ、目薬、点鼻薬
- 膝掛けや座布団(ただし、試験監督員の許可が必要)
※ 携帯電話等の通信機器類及び計算機能・通信機能等が付いている腕時計・めがねなどすべての電子機器類の使用は禁止されています。電源を切って、配付された封筒に封入し、カバンなどに収納しないといけません。
※ 会場に掛け時計があると思い込んで腕時計を持っていかない人が稀にいらっしゃいますが、時計があるとは限りません。腕時計は必ず持参するようにしましょう。
その他の気を付ける持ち物
上記以外で必要なものとしては、
- 最小限の教材
- 温度調節ができる服装
- 水などの飲料(試験中に机に置くことはできません)
があればいいですね。
最小限の教材については、次の注意点のところで少し解説します。あとは、部屋の温度に合わせて調節できるような服装など、各自で工夫してください。
※ 持ち物の詳細は公式サイトでご確認ください⇒一般財団法人 行政書士試験研究センター(公式サイト)
持ち物の注意点など
上記に記載した持ち物のうち、私なりの注意点を紹介します。
シャープペンについて
上記の持ち物の中で、「BかHBの黒鉛筆又はシャープペンシル」がありますが、私の場合は、マークシート用に、HBの0.7mmの太いシャープペンをいつも使っています。これを、落としたり壊れたりしたときの予備も含めて2本持っていきます。
普通のシャープペンは0.5mmのものが一般的ですが、0.7mmを使えば、マークシートをスピーディーに塗りつぶせますので、時間短縮が図れて便利だと思います。
また、本体に、芯が数本入っているかどうか、必ず確認しておきましょう。
ちなみに、私はHBを使っていますが、Bの方がさらに塗りつぶしやすいかもしれませんね。ただし、マークを間違えた場合に消すのが少し消しにくい可能性もありますが。
消しゴムについて
また、消しゴムについても、いつも2個持っていくようにしています。転がり落ちたときの予備ですね。
事前に、消した跡の黒くなっている部分がないか確認しておくことが重要です。
マークシートで塗りつぶしたところを消す場合、消しゴムの先に黒い部分があると、マークシートが汚れて大変なことになってしまいますので、、、必ずキレイな状態にしておく必要があります。
最小限の教材・テキストについて
最小限の教材については、直前に暗記できるようにまとめたものがあればベストですが、ない場合は、使い慣れたテキストを1冊持っていけばいいかと思います。
また、試験会場の周辺で資格予備校が配っているパンフレットに直前暗記用の知識が載っているケースが多いので、それを眺めておくといった対応でもいいかもしれません。
私はいつも、予備校パンフレットを眺めるパターンで過ごしています。眺めるというより、必死で暗記する場合もありますが。。
行政書士試験当日のお昼ご飯(昼食)はどうする?
行政書士試験当日のお昼ご飯(昼食)をどうするか、というのも、けっこう悩むところですよね。
12時20分に集合するわけですから、それまでに食べておかないといけません。しかし、本来、お昼ご飯を食べる時間は、ちょうど自宅から試験会場まで移動している最中です。
家を出発する前に食べてしまうのがおすすめ
人それぞれ対応方法は異なると思いますが、私の場合は、家を出発する前に食べてしまう、という対応でした。
私が行政書士試験を受験した際は、試験会場まで1時間半ほどかかる場所でしたが 普段の生活を考えると、昼食を食べてから夕食までの時間は6時間ぐらいあきますよね。ということは、試験会場に着く2時間前に食べたとして、そこから試験を受け終わっても、まだ6時間も経ちませんから、全然問題ないということになります。
そのためには、朝の起きる時間や朝食をとる時間についても、うまく調整するようにしましょう。
手軽な昼食を事前に買って持って行く
それ以外の昼食の対応としては、手軽な食べ物、例えば、おにぎりやパン、ウィダーインゼリーなどを事前に買っておいて、試験会場の中、又は周辺の公園やベンチなどで食べる方法もありますね。
こういう手軽なものなら、最悪、食べる場所がなくても、道路脇でもどこでも食べれますから。
基本的には、出発前に食べるか、手軽な昼食を持参するか、このいずれかがおすすめです。
周辺の喫茶店などで食事をとるのは混雑の問題がありますし、弁当を持参するのは食べる場所の問題があります。
そのような余計な心配をしないで済むように、最初から選択肢から外しておいた方が無難です。
行政書士の試験会場や持ち物まとめ
以上、行政書士の試験会場や持ち物などの注意点などについて解説してきました。
最後に、ここまでの内容をまとめておきたいと思います。
- 居住地にかかわらず、全国どこの試験会場でも受験可能
- 希望の会場を選択可能だが、定員を超えると同一県内の他の会場に割り振られるため、早めに申し込むこと
- 訪れたことがない試験会場の場合は、事前の下見を省略するなら、ストリートビューなどを活用して事前に下調べを念入りにしておくべき。
- 私は試験会場には「集合時間」の30分前を目処に到着するようにしている(余裕を持ちたい人は1時間前に)
- 会場に持ち込むシャープペンは0.7mmがおすすめ
- シャープペンも消しゴムも2個ずつ持っていきましょう。
- 昼食は、家を出る前に食べてしまうか、又は、手軽な昼食を持参するかのいずれかがおすすめ
以上、行政書士の試験会場や注意点でした。
行政書士試験は年に1度しかない一発勝負です。決して油断することのないよう、気持ちを引き締めて試験に臨んでください!
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