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LEC行政書士講座の評判・口コミは?徹底レビュー!

更新日:2024年7月1日

LEC行政書士講座の評判・口コミ

 LECの行政書士講座には、通信講座と通学スクールがあり、通信講座については、行政書士講座おすすめランキングにおいて、おすすめNo.7で紹介しています。

 LECは、あくまでも通学教室を中心とした資格予備校のため、教室運営にコストがかかり受講料が高額になってしまうのが、おすすめ上位で紹介できない大きな理由です。

 その一方で、”通学スクール”に関しては、おすすめNo.1で紹介しています。

 LECの講座内容自体は、法律資格を中心とする業界最大手の資格予備校ですから、講師も教材も優れていますし、カリキュラムも充実しています。通学するなら、LECが一番のおすすめです!

 このページでは、LECの行政書士講座の概要や、どのような点が優れているのか、また、残念な点はないのか、評判・口コミを踏まえながら掘り下げて紹介していきたいと思います。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。行政書士、宅建士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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執筆者紹介

LECの行政書士講座に関する評判・口コミ

 まずはじめに、LEC行政書士講座に関する評判・口コミから確認しておきたいと思います。

 LECに関する代表的な評判・口コミを整理すると、以下のようなものが挙げられます。

良い評判・口コミ

  • 大手スクールで実績があり、信頼できる。
  • 実力派講師陣の講義がわかりやすい。
  • サポート体制がしっかりしている。

悪い評判・口コミ

  • 受講料(価格)が高すぎる。
  • カリキュラムのボリュームが膨大すぎる。

 このように、LEC行政書士講座に関しては、良い評判も悪い評判も存在していますね。

LECの行政書士講座の概要

 次は、LECの行政書士講座の概要について、簡単に確認しておきます。

 LEC(株式会社 東京リーガルマインド)は、業界最大手の資格予備校ですので、誰もが聞いたことがある予備校だと思います。

 LECは、1979年に司法試験の予備校として創立して以来、司法試験のほか司法書士、行政書士(1984年開講)などの法律資格を中心に、宅建試験その他の不動産資格や会計資格など幅広く講座展開し、数多くの合格者を輩出し続けています。

 LECはとにかく事業規模が大きいため、通学・通信講座のほか、市販テキストの出版から全国公開模試の実施など、資格試験の世界では非常に大きな存在感を持っています。

LEC行政書士講座
⇒ LEC行政書士講座 公式サイト
初学者向け通信講座のラインナップ/受講料

行政書士 パーフェクトコースSP【2024年向け】
[Web] 255,000円
[DVD] 293,000円

行政書士 パーフェクトコース【2024年向け】
[Web] 235,000円
[DVD] 270,000円

行政書士 合格講座スタンダードコース【2024年試験向け】
[Web] 189,000円

【速習】横溝スマートクラス90
[Web] 97,800円 90時間の講義で短期合格!

スマホで行政書士 S式合格講座
[Web] 45,000円 スマホに完全対応!

公式サイト LEC
公式サイトへ

 以下では、LECの行政書士講座の初学者向け主力コース「行政書士パーフェクトコースSP」を中心に、講座を構成する項目ごとに分けて詳しくレビューしていきます。

LEC行政書士講座の講義・講師をレビュー!

 まずは、LEC行政書士講座の講義・講師からレビューしていきます。

LECの超前向きナビゲーター 横溝慎一郎講師

LEC行政書士講座 横溝慎一郎講師
⇒ LEC 行政書士講座 公式サイト

 LECでは、さすが大手予備校だけあって、実力派講師陣が勢ぞろいしています。

 LEC行政書士講座では、複数の講師から選択できるようになっていますが、その中でナンバーワンは「横溝 慎一郎」講師です。

 横溝講師は、「超前向き合格ナビゲーター」と呼ばれ、「かゆいところに手が届く講義」「問題が解けるようになる講義」を講義方針(ポリシー)とされています。

 横溝講師は、講師経験が豊富であるとともに、「横溝プレミアム合格塾」や「横溝PRESENTS CHRISTMASセミナー」といった冠講座もあり、開設しているブログも月間PV35万をマークするなど、まさに行政書士講座の人気講師と言えます。

 私もサンプル講義を聴いてみましたが、綺麗な声で、なめらかな喋りが、まさにプロ講師と感じます。

 著書も多数執筆されていますし、大手資格予備校LECにおいて、名実ともに看板講師といえますね。この講師に任せておけば間違いないと思います!

横溝講師のプロフィール

 横溝講師のプロフィールは、以下のとおりです。

プロフィール
  • 中央大学 法学部 法律学科 卒業
  • 1994年~ 複数の中学・高校受験塾で国語・英語・数学・社会の指導
  • 1998年~ 朝日高等学院で大検・看護学校の受験指導
  • 2001年~ LECにて行政書士合格講座などの行政書士試験講座を担当
  • 行政書士、宅地建物取引主任者、旧司択一合格
著書
  • 「ゼロからスタート!横溝慎一郎の行政書士1冊目の教科書」
  • 「行政書士試験 見るだけ過去問」シリーズ
  • 「最短で最高の結果を出す『超効率』勉強法」
  • 「資格の合否は『ノート』で決まる!」

講義サンプル

⇒ LEC行政書士講座 お試しWEB受講はこちら

 講義は、通信講座専用に収録されます。手元のテキストや資料を画面に映し出しながら講義を進めるスタイルです。

通学スクールの受講形態

LECの行政書士講座は、「通学」する場合には、以下の受講形態があります。

 生クラスの場合は、各校舎ごとに講師の生の授業を受けることになりますが、その他のクラスでは、収録された講義を受講する形になります。

  • 生クラス
    … LEC本校の教室で、講師の講義を直接受講する形態です。
  • ビデオクラス
    … LEC本校の教室で、大型モニターに放映される講義を受講する形態です。
  • Webシート受講
    … LEC本校の個別ブースで、インターネット端末によりWeb動画を受講する形態です。
  • 提携校通学
    … LEC提携校で、Web講義・DVD講義を事前に予約した日時・時間内に学習ブースで受講する形態です。

LEC行政書士講座のカリキュラムをレビュー!

 LEC行政書士講座の初学者向けコースとしては、「パーフェクトコースSP(全87回)」と「パーフェクトコース(全80回)」、「合格講座スタンダードコース(全67回)」が用意されています。

 パーフェクトコースSPは、法律を始めて学ぶ方向けの「法律入門講座」を含んだコースです。

 そして、パーフェクトコースは、「法律入門講座」を削った行政書士試験の学習が初めての方向けのコースで、「合格講座スタンダードコース」は、2月以降の春頃から短期合格を目指すコースになっています。

基礎知識から応用力そして実践力まで万全!

LEC行政書士講座カリキュラム図
⇒ LEC行政書士講座 カリキュラム紹介ページ

 LEC行政書士講座「パーフェクトコースSP」のカリキュラムは、まずはじめに「初めて学ぶ!法律入門講座(7回)」で、基礎知識の全体像を把握し、各科目の重要事項を網羅する形で土台作りをしていきます。

 次に、この講座のメイン講義となるインプット講義「合格講座(64回)」で合格に必要な知識を身につけながら、各科目の講義が終わるごとに「科目別答練(7回)」で知識の理解度を確認し定着させるとともに、応用力を身につけていきます。

 そして、ひととおりの学習が終わると、「記述基礎力養成講座(4回)」と「文章理解特訓講座(2回)」で記述対策と一般知識対策を行います。

 直前期に入ると、「全日本行政書士公開模試(2回)」で本試験と同じ形式の模試を受験し、本番のシミュレーションを行うことで実戦力を養い、最後の仕上げとして、「ファイナル模試(1回)」を受験し、ラスト1ヶ月の弱点補強を行う、という万全のフルコースが揃ったカリキュラムです。

200時間を超える充実のカリキュラム

 以上のカリキュラムにより、LEC行政書士講座の総講義時間は216時間という、たっぷりのボリュームになっています。(インプット講義:194時間、アウトプット講義:22時間)

 講義時間数が長いということは、それだけ丁寧な講義が受けられるわけですが、逆に言うと、それだけ学習期間が長くかかってしまうことにもなります。

 この点については、ご自身が確保できる勉強期間と相談しながら判断する必要がありますね。

LEC行政書士講座の教材(テキスト・問題集・eラーニング)をレビュー!

 次は、LEC行政書士講座の教材について見ていきます。

無理なく効率的に学べる完全オリジナルの教材

 LEC行政書士講座では、LECのノウハウが詰まった完全オリジナルで、無理なく効率的に学べる教材が用意されています。

 インプット教材は「合格講座講義録」と「合格六法」、そして講義録に即したアウトプット教材の「復習用ドリル」が使用されます。

 このテキストと問題集は、しっかり相互にリンクされていて、講義の理解を深め、解答力が鍛えられる教材になっています。なお、印刷は、いずれも白黒です。

LEC行政書士講座の教材(テキストサンプル画像)
⇒LEC行政書士講座 教材紹介ページ

使用教材

  • 合格講座講義録
  • 復習用ドリル
  • 行政書士試験合格六法
  • 出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集(LEC市販)
  • 各講義レジュメ
  • 答練・模試の問題・解説冊子

テキストについて

 LECの「合格講座講義録」は「講義録」という名称に違和感を覚えますが、中身はしっかりとしたテキストです。

 このテキストは、本試験で出題された年度を記載し、優先して学習する必要のある分野をわかりやすく明示してあることや、文章だけでは理解しにくい内容については、わかりやすい「イメージ図」を使用していることなどの特徴があります。

 また、本文の内容を補足し、理解を促す内容を「MEMO」として記載したり、重要な条文は本文中に掲載して条文の目的や立法趣旨を確認することで条文の内容の理解を促進できるようにするなどの工夫も施されています。

 ちなみに、「合格六法」は、私が行政書士試験の受験勉強をしていた際、LECのオンラインショップで購入して使用していましたが、とても使いやすい六法でお気に入りでした。

問題集について

 LECの「復習用ドリル」は、一問一答式の問題集で、講義を受講するごとに知識の確認を行います。

 そして、「出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集」については、自習用の教材として使用します。

 ちなみに、このウォーク問は、当サイトでもおすすめNo.1の過去問として紹介しており、過去10年分の過去問を分野別に収録した問題集です。

eラーニングについて

 LECの行政書士通信講座の受講形態は、①「Web動画」+「音声ダウンロード」、②「DVD」のいずれかから選択することができます(スマホ、タブレット、PCいずれも可)。

 ①の受講形態では、音声のダウンロードもできますので、外出先などで動画が見れない環境でも、携帯音楽プレイヤーなどで学習することができます。

 講義動画は、通常速度の1.0から2.0倍速までの速度調節が可能です。

 LECの動画再生プレーヤーは、私も他資格で使用したことがありますが、さすが大手だけあって、しっかりしたプレーヤーが導入されていて、他社に比べて使いやすいと感じました。

 なお、LECのeラーニングシステムについては、講義動画を受講すること以外は、問題演習機能などの特段の機能はないようです。

LEC行政書士講座の合格実績

LEC行政書士講座の合格実績
出典:LEC行政書士講座

 つづいて、LECの行政書士講座の合格実績について、確認しておきたいと思います。

39年の運営実績!

 LECの行政書士講座は、1984年に開講して以来、39年の運営実績を誇り、数多くの合格者を生み出してきました。

 LEC公式サイトには、2023年度試験について、75名の「合格体験記」が掲載されています。(2021年度:69名、2020年度:55名、2019年度:51名、2018年度:13名)

255名の合格者を輩出する優れた合格実績

 2023年度のLEC行政書士講座のコース生(パック講座の受講生)からは、255名の合格者を輩出しています。これは、業界トップクラスの実績ですね。

 また、コース生を含む有料講座の受講生(模試のみを含む)も含めると、578名もの合格者になります。

 なお、2022年パーフェクトコース受講生に関しては、受講生の48.86%が合格と公式サイトに掲載されています。(2021年度:53.8%、2020年度:56.1%、2019年度:45.7%)

 ただし、対象者はLECの模試3回を全て受験し、そのいずれかで180点を超えた方のみを集計したものとなっていますので、この集計方法は、なんとも言えませんね、、鵜呑みにしてはいけない数値と言えそうです。

LEC行政書士講座のサポート体制

 そして最後は、LEC行政書士講座のサポート体制です。

回数無制限の質問対応

 LECでは、インターネットフォローシステムを通じて、「教えてチューター」という画面から、フォロースタッフへ質問(メール)できるようになっています。

 質問回数は、原則、無制限ですが、質問から回答までは、1週間~10日程度の日数がかかるそうです。

専用自習室も利用可能

 また、全国各地にあるLECの校舎で、受講生専用自習室が用意されていますので、学習に専念できる環境で自習することも可能です。

LECの行政書士講座を徹底レビュー【まとめ】

 LECの行政書士講座は、受講料は高額となりますが、さすが法律資格を中心とする業界最大手の資格予備校だけのことはあり、安心の合格実績を備えています。

 実力派の人気講師が講義を担当し、LECのノウハウが詰まった教材が使用され、カリキュラムも充実しており、回数無制限の質問サポートまで用意されています。

 ただし、もっと低価格な講座で十分に合格できるわけですから、 ここまでのものは必要ないのでは、、、と思ってしまいます。

 ですので、試験に向けて万全の態勢を整えるのなら、LECを選択するという方法もあると思います。

 なお、一問一答アプリなどスマホ学習に完全対応した「S式合格講座」も用意されています。低価格で無駄を削ぎ落したシンプルな講座ですので、S式なら気軽に受講できますね。

まとめ表

LEC行政書士講座
⇒ LEC行政書士講座 公式サイト
受講料

行政書士 パーフェクトコースSP【2024年向け】
[Web通信] 255,000円
[DVD通信] 293,000円

行政書士 パーフェクトコース【2024年向け】
[Web] 235,000円 
[DVD] 270,000円

行政書士 合格講座スタンダードコース【2024年向け】
[Web] 189,000円

【速習】横溝スマートクラス90
[Web] 97,800円 90時間の講義で短期合格!

スマホで行政書士 S式合格講座
[Web] 45,000円 スマホに完全対応!

  • 受講料が高額
講義時間数・スタイル
  • LEC自慢の講師陣

①インプット講義 :194時間
 アウトプット講義:22時間
 合計:216時間

②インプット講義: 180時間
 アウトプット講義:22時間
 合計:202時間

③インプット講義 :165時間
 アウトプット講義:8時間
 合計:173時間

講義は通信講座専用に収録。画面にテキストを表示して解説

教材(テキスト・問題集)
  • 無理なく効率的に学べるオリジナル教材

【テキスト】白黒 冊子版テキスト

【問題集】冊子版問題集

【eラーニング】講義視聴 ※受講形態でWebを選択した場合

  • テキストが白黒印刷
サポート体制

メールによる質問対応(回数無制限)

合格実績

255名の合格者を輩出(2023年度)

※コース生(パック講座の受講生)から255名の合格者を輩出。コース生を含む有料講座の受講生(模試のみを含む)からは578名の合格者を輩出

総合評価

行政書士通信講座おすすめ総合評価70点 70点

LEC行政書士通信講座の総合評価レーダーチャート(講義講師:20点、教材:15点、実績:15点、サポート体制:20点、受講料:0点、合計:70点)
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