行政書士の独学におすすめの問題集・過去問2024【比較ランキング!】
更新日:2024年11月16日
行政書士試験に『独学』で挑戦する場合、テキストと同様に問題集・過去問についてもどれがいいのか悩みますよね。
そこで、私が独学で合格したときに実際に使用した過去問を含め、各社の人気問題集を徹底的に比較し、行政書士の独学におすすめの問題集を紹介します。
さらに、一問一答(肢別問題集)や予想問題集についても後半で紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
※ テキストはこちら⇒行政書士の独学におすすめのテキスト
※ 六法はこちら⇒行政書士のおすすめ六法
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行政書士の問題集・過去問の選び方
まずはじめに、行政書士の独学におすすめの問題集・過去問の選び方から紹介しておきたいと思います。
行政書士の問題集には、「分野別過去問題集」、「一問一答(肢別)問題集」、「年度別過去問題集」、「予想問題集」などの種類があります。
種類 | 内容 |
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分野別過去問題集 | 過去問を科目・分野別に整理して収録した五肢択一式(多肢選択式・記述式を含む)の問題集 |
一問一答(肢別)問題集 | 五肢択一式の5つの肢をバラバラにして、科目・分野別に収録した一問一答式の問題集 |
年度別過去問題集 | 例えば過去10年間の過去問を、そのままの並びで年度ごとに収録した五肢択一式(多肢選択式・記述式を含む)の問題集 |
予想問題集 | 過去の出題を分析し、その年の本試験に出題される問題を予想して収録した本試験形式の問題集 |
このように、行政書士の問題集には様々な種類がありますので、これらの問題集の選び方について、下記で解説していきます。
- メインの問題集は分野別過去問から選ぶ
- スキマ時間の勉強には一問一答が便利
- 年度別過去問題集は不要
- 直前期には予想問題集の購入を検討する
メインの問題集は分野別過去問から選ぶ
行政書士試験の問題集の中で、中心的な存在が「分野別過去問題集」です。
一問一答や年度別過去問は付加的な問題集のため出版されていないシリーズもありますが、分野別過去問は必ず出版されています。
分野別過去問は、各シリーズで最も力を入れているため、周辺知識や暗記事項を整理したり、ワンポイントアドバイスを入れるなど、わかりやすくする工夫が盛り込まれています。
また、テキストと同一の掲載順(科目順・分野順)に収録されているため、テキスト学習と平行して過去問演習ができますし、基本テキストの参照箇所も明記(基本テキストにリンク)されています。
このため、過去問はテキストに対応したものを使用するのが原則です。
行政書士試験は、最低限「基本テキスト」と「分野別過去問題集」の組み合わせだけをしっかり取り組めば、それだけで十分に合格できます。
一問一答問題集や年度別過去問など、あまり手を広げずに、これと決めた分野別過去問題集をメインに学習するのが、合格への一番の近道だと思います。
⇒ おすすめの分野別過去問は、当ページの「行政書士の独学におすすめの問題集・過去問」で紹介します。
スキマ時間の勉強には一問一答が便利
とはいえ、外出先などのスキマ時間にも勉強したい場合は「一問一答」が便利です。
というのは、一問一答はハンディ―サイズになっていて持ち運びしやすいですし、1肢ずつサクサク解けるのでスキマ時間に取り組みやすいからです。
※ 一般的な分野別過去問はA5判が多いですが、一問一答はそれより一回り小さいB6判のものが多いです。
私も、個人的に一問一答は大好きですね。
他の資格試験(管理業務主任者試験)を受験する際は、勉強期間があまり確保できなかったため一問一答だけで済ませましたし、司法書士試験も、できるだけ効率的に勉強するため、一問一答をメインに使いました。
⇒ おすすめの一問一答は、当ページ後半の「行政書士のおすすめ一問一答(肢別問題集)」で紹介します。
年度別過去問題集は不要
年度別過去問題集というのは、例えば過去10年間の過去問を、そのまま(法改正があった部分は修正されています)年度ごとに収録したものです。
年度別過去問は、分野別過去問のように解説に工夫されているものは、ほとんどありません。
このため、間違っても年度別過去問をメインの問題集として使用してはいけません。
年度別過去問の使用方法として考えられるのは、例えば、試しに1年分の過去問を解いてみて、どれぐらい得点できるかを試してみるといった使い方や、本試験の時間配分を確認するといった使い方ぐらいかと思います。
直前期には予想問題集の購入を検討する
自分の実力を確認したり、本試験の時間配分を確認するような使い方をするとしても、それなら年度別過去問を解くよりも予想問題集(模試)を解いた方が、これから受験する年度の予想問題が解けますので、意味があります。
このため、直前期に入った段階で、予想問題集(模試)の購入を検討してください。
⇒ おすすめの予想問題集は、当ページ後半の「行政書士のおすすめ予想問題集」で紹介します。
行政書士の独学におすすめの過去問題集【2025年版】
独学で行政書士の勉強をする場合は、テキストで知識をインプットした後、問題集でアウトプットすることで、知識を定着させていきます。
行政書士試験の過去問題集については、私は、LECの「出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集」を選び、これだけで合格しましたので、是非おすすめします!
No.1:出る順行政書士ウォーク問 過去問題集(LEC)
LECの「出る順行政書士ウォーク問」は、テキスト「出る順行政書士 合格基本書」に対応した過去問題集です。
この過去問は、法令編と一般知識編の2分冊になっていて、過去10年分の過去問が、科目別・分野別に整理して収録されています。
第1分冊は、かなり分厚いですが、下記の写真のように3冊にセパレートできますので、コンパクトに持ち運びが可能です。
また、サイズ自体もB6サイズで他社の過去問よりコンパクトになっています。
ページ構成は、右ページに問題、左ページ(裏面)に解答・解説となっていて、1肢ごとにテキストの参照ページが具体的に明記されています。
出典:Amazon
テキストについては、伊藤塾の「うかる!行政書士 総合テキスト」をおすすめしているため(行政書士の独学におすすめのテキストのページ参照)、テキストにリンクした伊藤塾の問題集で揃えるのが原則だとは思います。
しかし、伊藤塾の問題集は、LECに比べると問題数が大幅に少ないため、やはり、LECの出る順ウォーク問を解いておいた方が安心できます。
問題数は、伊藤塾に限らずTACも早稲田経営出版も同様で、LECの問題集は2分冊で約600問ありますが、他社は300問前後になっています。
もちろん、LECは10年間の過去問を原則すべて掲載しているため似通った問題が含まれる一方で、他社は、重複を削除したり重要な問題のみに絞っているため、このような差が生まれています。
しかし、私がLECの出る順ウォーク問を解いて感じたことは、過去に何度も出題されている重要な論点は、つまり、深い理解が必要な問題であることが多く、微妙に問い方を変えて出題されているわけです。
このため、同じ論点について様々な出題のされ方で何度も繰り返し解くことによって理解が深まり、確実に得点できる力が養われると私は考えています。
ということで、過去問題集については、やはり、十分な問題量が収録されているLECの「出る順行政書士 ウォーク問」が、私としては一番のおすすめです!
ちなみに私も、問題集はLECのウォーク問を使いつつ、テキストは他社のものを使っていました。
出る順行政書士 ウォーク問過去問題集 1 法令編(2024年版) 著者:東京リーガルマインドLEC総合研究所 行政書士試験部 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2024/2/5 ページ数:1227ページ サイズ:B6判(一般的なテキストより小さい) 価格:2,860円(電子書籍 2,800円) |
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出る順行政書士 ウォーク問過去問題集 2 一般知識編(2024年版) 著者:東京リーガルマインドLEC総合研究所 行政書士試験部 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2024/2/5 ページ数:352ページ サイズ:B6判(一般的なテキストより小さい) 価格:1,650円 |
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収録内容 | 過去10年分の過去問(約600問) |
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出題形式 | 5肢択一式 ※記述式・多肢選択式も含む |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 表(右)ページに問題、裏(左)ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『合格基本書』にリンク(該当ページを明記) |
目隠しシート対応 | --- |
- 「出る順行政書士」シリーズのラインナップについては、「出る順行政書士」シリーズのテキスト・問題集を徹底レビュー!のページで紹介しています。
【記述式対策】出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集(LEC)
行政書士試験では、法令科目に関して、記述式の問題が3問出題されますが、私は特別な対策は何もしませんでした。
問われたことに対し40字程度の短い文章で答えるだけですので、択一対策の中でしっかり理解できていれば、ある程度の解答は書けるはずです。
ただし、択一式はしっかり解けるのに、記述式はさっぱり書けないという方は、記述式に特有の解き方(テクニック)を身につける必要があります。
記述対策をするなら、過去問題集と同じくLECの「出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集」をおすすめします。
これは、問題演習だけでなく、解答テクニックなども解説されていますので、記述対策はこれ1冊あれば十分だと思います。
出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集(2024年版) 著者:嶋崎 英昭 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2024/2/29 ページ数:255ページ サイズ:A5判 価格:1,650円(電子書籍 1,599円) |
独学が不安な方はこちら⇒行政書士通信講座おすすめランキング |
それでは、行政書士の問題集(過去問)についても、「行政書士の独学におすすめのテキスト」のページで比較したテキストと同シリーズについて、以下で比較していきたいと思います。
No.2:うかる!行政書士 総合問題集(伊藤塾)
次は、行政書士の一番のおすすめテキスト「うかる!行政書士 総合テキスト(伊藤塾)」に対応した問題集「うかる! 行政書士 総合問題集」です。
これは、行政書士試験において過去に出題された問題のうち押さえておくべき重要過去問と、まだ出題されていないけれど出題が予想されるオリジナル問題とで構成された問題集になります。
最近の行政書士試験では、過去問を解くだけでは足りないという意見もあり、オリジナル問題や他資格の試験問題を解く必要性も唱えられています。このため、伊藤塾の問題集では、今後、出題が予想されるオリジナル問題を盛り込んでいるというわけです。
収録問題数は、LECのウォーク問を除く他の一般的な問題集と同程度で、約300問となっています。
出典(2023年版):Amazon
ページ構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっていて、印刷は赤系の2色刷りですので、付属の赤シートで解答や重要ポイントを隠せるようになっています。
テキストは「うかる!行政書士 総合テキスト」を一番におすすめしている一方で、問題集については、LECのウォーク問を一番におすすめしていますが、「うかる!行政書士」のテキストを購入する場合は、問題集も同シリーズで揃えた方が使い勝手が良いことは間違いないと思います。
なお、テキストとのリンクについては、問題ごとに(1肢ごとではなく)、該当する章・項が明記されているだけですので、具体的な参照ページ数が明記されているタイプに比べると、リンク度合いは薄く、使い勝手は劣るかと思います。
うかる! 行政書士 総合問題集(2024年度版) 著者:伊藤塾 出版社:日経BP 日本経済新聞出版 発売日:2024/1/23 ページ数:744ページ サイズ:A5判 価格:2,860円(電子書籍 2,803円) |
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収録内容 | 重要過去問+オリジナル問題 (約300問) |
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出題形式 | 5肢択一式 ※記述式・多肢選択式も含む |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『うかる! 行政書士 総合テキスト』にリンク(問題ごとに該当する章項番号を明記) |
目隠しシート対応 | 付属の赤シートで解答や重要ポイントを隠せる |
- 「うかる!行政書士」シリーズのラインナップについては、うかる!行政書士(伊藤塾)シリーズのテキスト・問題集を徹底レビュー!のページでご紹介しています。
No.3:行政書士 合格のトリセツ 基本問題集(LEC)
次は、LECの「行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト」に対応した問題集「行政書士 合格のトリセツ 基本問題集」です。
この問題集には、合格に必要な厳選された250問が収録されています。
収録内容は、行政書士試験の過去問だけでなく、オリジナル問題に加え、他資格試験(公務員試験、司法書士試験)のアレンジ問題までも収録されていますが、膨大になり過ぎないよう、問題数は厳選して250問に抑えています。
他資格試験のアレンジ問題が収録されているのは、近年の行政書士試験では、過去問だけではなく、公務員試験や司法書士試験などの問題を解くことも推奨されるようになってきていることが理由です。
また、特に重要な知識については、別途、繰り返し解くべき肢別問題として150肢が用意されています。
印刷は2色刷りですが、分野ごとに青・紫・緑など異なる色が使用されているため、他の問題集よりもカラフルな印象を受けますね。
ただし、その結果、目隠しシート(赤シート)の対応が不能になったようで、解答解説を目隠しするために、ちょっとアナログですが、専用のチェックシート(紙の目隠しシート)を被せて隠すという形で対応されています。
基本テキストへのリンクについては、解説の1肢ごとに、テキストの参照箇所のページ数が具体的に明記されていますので、素早くテキストを参照することができますね。
なお、LECの人気講師「野畑 淳史」先生の無料解説動画20本が視聴できますので、お得感満載です!
さらに、収録されている全問題が、スマホアプリで解けるようになっていますので、外出先などのちょっとしたスキマ時間にも勉強できますね。
行政書士 合格のトリセツ 基本問題集(2025年版) 著者:野畑 淳史 (著), 東京リーガルマインドLEC総合研究所 行政書士試験部 (著, 編集) 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2024/11/11 ページ数:652ページ サイズ:A5判 価格:2,860円(電子書籍 2,800円) |
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収録内容 | 250問 (過去問+オリジナル問題) |
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出題形式 | 5肢択一式 ※記述式・多肢選択式も含む |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト』にリンク(1肢ごとに参照ページを明記) |
目隠しシート対応 | --- ※付属の厚紙(目隠しシート)でアナログに目隠し可能 |
- 「行政書士 合格のトリセツ」シリーズのラインナップについては、「行政書士 合格のトリセツ」シリーズのテキスト、問題集を徹底解説!のページでご紹介しています。
No.4:合格革命 行政書士 基本問題集(早稲田経営出版)
次は、早稲田経営出版(Wセミナー/TAC)のテキスト「合格革命 行政書士 基本テキスト」に対応した問題集「合格革命 行政書士 基本問題集」です。
この問題集は、絶対に押さえておくべき重要過去問に加え、過去問だけでは不十分なテーマについてはオリジナル問題で補充し、科目別・分野別に整理された問題集です。
合格革命シリーズの問題集としては3冊出版されていますが(基本問題集、肢別過去問集、一問一答式 出るとこ千問ノック)、この基本問題集がメインの問題集となります。
収録問題数は、他社の問題集と同程度で、350問となっています。(※LECの出る順ウォーク問は、約600問の収録がありますが、それは例外的)
出典:Amazon
ページ構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっています。
印刷は赤系の2色刷りですが、残念ながら赤シートには対応していません。このため、左ページの問題を解きながら右ページの答えが目に入ってしまうという難点がありますので、自分なりにシオリを挟んで答えを隠すなどの工夫が必要かと思います。
解答の解説については、ごく標準的な印象ですが、基本テキストへのリンクについては、解説の1肢ごとに、テキストの参照箇所のページ数が具体的に明記されていますので、素早くテキストが参照できます。
合格革命 行政書士 基本問題集(2024年度) 著者:行政書士試験研究会 出版社:早稲田経営出版 発売日:2023/12/27 ページ数:812ページ サイズ:A5判 価格:2,860円(電子書籍 2,445円) ※2025年度版の予約販売中(12/25発売予定) |
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収録内容 | 350問 (重要過去問+オリジナル問題) |
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出題形式 | 5肢択一式 ※記述式・多肢選択式も含む |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『基本テキスト』にリンク(1肢ごとに参照ページを記載) |
目隠しシート対応 | --- |
- 「合格革命 行政書士」シリーズのラインナップについては、「合格革命 行政書士」シリーズのテキスト・問題集を徹底レビュー!のページでご紹介しています。
No.5:みんなが欲しかった!行政書士の問題集(TAC)
次は、TACの「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」に対応した問題集「みんなが欲しかった!行政書士の問題集」です。
これは、行政書士試験における過去問のうち繰り返し出題される可能性の高い問題に加え、まだ出題されていないオリジナル問題を収録した問題集です。
伊藤塾の行政書士総合問題集と同様のコンセプトになるかと思います。
最近の行政書士試験では、過去問を解くだけでは足りないと言われており、オリジナル問題や他資格の試験問題を解く必要性も唱えられていますので、これに対応するため、オリジナル問題も盛り込まれているというわけですね。
みんなが欲しかった!行政書士シリーズの問題集としては3冊出版されていますが(問題集、5年過去問題集、肢別問題集)、この問題集がメインの問題集となります。
収録問題数は、他社の問題集と同程度で、300問(約70%が過去問、約30%がオリジナル問題)となっています。(※LECの出る順ウォーク問は、約600問の収録がありますが、それは例外的)
ページ構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっています。
出典:Amazon
印刷は赤系の2色刷りで、答えと解説の重要語句が赤字になっているため、付属の赤シートで答えを隠しながら問題を解いていくことができますので、便利ですね。
解答の解説については、ごく標準的な印象で、解説の下のところに「ワンポイントアドバイス」として、問題を解くうえでの注意点や関連知識などが数行ずつ掲載されているのも一般的な構成だと思います。
なお、基本テキストへのリンクについては、解説の1肢ごとに、テキストの参照箇所の章項番号を明記する形でリンクされています。
みんなが欲しかった! 行政書士の問題集(2024年度) 著者:TAC行政書士講座 出版社:TAC出版 発売日:2023/12/24 ページ数:656ページ サイズ:A5判 価格:2,860円(電子書籍 2,693円) ※2025年度版の予約販売中(12/25発売予定) |
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収録内容 | 過去問(70%)+オリジナル問題 (30%)=300問 |
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出題形式 | 5肢択一式 ※記述式・多肢選択式も含む |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『みんなが欲しかった!行政書士の教科書』にリンク(1肢ごとに該当の章項番号を明記) |
目隠しシート対応 | 解答・解説の重要点は付属の赤シート対応 |
- 「みんなが欲しかった!行政書士」シリーズのラインナップについては、「みんなが欲しかった!行政書士」シリーズのテキスト・問題集を徹底解説!のページでご紹介しています。
番外編:公務員試験 本気で合格!過去問解きまくり!民法・行政法・憲法・文章理解(LEC)
次は「番外編」として、公務員試験用の過去問の紹介です。
行政書士試験の過去問だけでは足りない?
上記の過去問の紹介の中で、「近年は行政書士試験の過去問だけでは足りない」という意見に何度か触れました。
しかし、私個人としては、不十分とは思いません。きっちりと過去問が消化できれば行政書士試験の過去問だけで十分です。
他資格の過去問にまで手を出すのは、かえって消化できない教材が増えるだけです。
解き方によっては、足りない可能性がある
ただし、解き方によっては、行政書士の過去問だけでは不足する可能性もあります。
本来、過去問を解く際には、直接問われる知識だけでなく、その関連知識もテキストに立ち返って確認すべきです。
しかし、その肢の答えが〇か×か、という観点でしか解かなかった場合、過去問がしっかり消化できず、違う角度から問われると答えられません。
公務員試験の過去問を解くことで対策する
過去問が消化できない場合の対策として、解く問題を増やす、つまり他資格の過去問を解く方法があります。
同じ論点の問題であっても、問われ方はその都度異なりますので、解く問題数を増やすことで、様々な角度からの問題に対応できるようになります。
ということで、私が紹介するのは、難易度・試験範囲が行政書士試験に近い「公務員試験」の過去問「公務員試験 本気で合格!過去問解きまくり!(LEC)」です。
公務員試験用の過去問としては、「スー過去(新スーパー過去問ゼミ)」が有名ですが、「解きまくり」は、「スー過去」よりも収録問題数が多いという特徴があります。
ここでは、解く問題量をとにかく増やすことが目的のため、より多くの問題が収録されている「解きまくり」の方が適していると考え、こちらを紹介することにしました。
科目としては、民法・行政法・憲法・文章理解の4科目あたりが効果的かと思います。
なお、繰り返しになりますが、決して公務員試験の過去問をおすすめする趣旨ではありません。あくまでも、行政書士試験用の過去問をしっかりと消化することが大原則ですので、その点はご注意ください。
公務員試験 本気で合格!過去問解きまくり! 【10】民法Ⅰ(2024-2025年合格目標) 著者:東京リーガルマインドLEC総合研究所 公務員試験部 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2023/11/24 ページ数:752ページ サイズ:A5判 価格:2,090円(電子書籍 2,000円) |
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公務員試験 本気で合格!過去問解きまくり! 【11】民法Ⅱ(2024-2025年合格目標) 著者:東京リーガルマインドLEC総合研究所 公務員試験部 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2023/12/8 ページ数:760ページ サイズ:A5判 価格:2,090円(電子書籍 2,000円) |
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【12】行政法(2024-2025年) 2023/11/15発売 742ページ 2,090円 ※2025-2026年版 12/12発売予定 |
【9】憲法(2025-2026年) 2024/11/13発売 707ページ 2,090円 |
【3】文章理解(2024-2025年) 2023/12/14発売 656ページ 1,980円 |
独学が不安な方はこちらへ⇒行政書士講座を徹底比較! |
行政書士の一問一答(肢別問題集)おすすめ4選
次は、行政書士の一問一答問題集(肢別問題集)について、紹介したいと思います。
No.1:出る順行政書士 良問厳選 肢別過去問題集(LEC)
一問一答として、まずはじめに紹介するのは、LECの「出る順行政書士 良問厳選 肢別過去問題集」です。
この問題集は、過去30年以上の過去問から厳選した良問2,500肢を、体系的に整理して収録した一問一答式の過去問集です。
また、改正民法に完全対応したオリジナル問題も追加されています。
2,500肢というのは、行政書士の一問一答の中では、次に紹介する合格革命の一問一答と並んで、最大の収録数になりますね。
出典:Amazon
ページの構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっており、印刷は青系2色刷りで、赤シートには対応していませんが、解答解説を目隠しするために、専用の「解答かくしシート」を被せて隠すという形で対応されています。
また、コンパクトなハンディ―サイズ(B6判。一般的なテキストはA5判)ですので、持ち運びにも便利ですね。
さらに、この一問一答の最大の特徴が「アプリがついている」という点です。(書籍版と同じ2,500肢が完全収録されています。)
そもそも一問一答というのは、外出先でスキマ時間に解くことを想定してハンディ―サイズになっているわけですから、スマホで問題が解けるのなら、その方がさらに便利ですよね!
ということで、行政書士の一問一答としては、LECの「出る順行政書士 良問厳選 肢別過去問題集」を一番におすすめします!
出る順行政書士 良問厳選 肢別過去問題集(2024年版) 著者:東京リーガルマインドLEC総合研究所 行政書士試験部 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2023/12/27 ページ数:965ページ B6判(一般的なテキストより小さい) 価格:3,850円(電子書籍 3,773円) ※2025年版の予約販売中(12/23発売予定) |
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収録内容 | 30年以上の過去問から厳選(約2,500肢。民法はオリジナル問題も) |
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出題形式 | 一問一答式 |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『出る順行政書士 合格基本書』にリンク(該当の章項番号を明記) |
目隠しシート対応 | --- ※付属の厚紙(目隠しシート)でアナログに目隠し可能 |
- 「出る順行政書士」シリーズのラインナップについては、「出る順行政書士」シリーズのテキスト・問題集を徹底レビュー!のページでご紹介しています。
No.2:合格革命 行政書士 肢別過去問集(早稲田経営出版)
一問一答問題集として、次に紹介するのは、早稲田経営出版(Wセミナー/TAC)のテキスト「合格革命 行政書士 基本テキスト」に対応した一問一答問題集「合格革命 行政書士 肢別過去問集」です。
この一問一答集は、昭和63年から令和5年までの過去問のうち重複するものなどを削除したうえで、科目別・分野別に整理した肢別問題集です。
なお、行政法は新しい最高裁判例に対応するため、民法は最近の難化傾向に対応するため、オリジナル問題も収録されています。
一問一答式の問題集としては、上記のLECの肢別過去問と並んで、最大の収録数になると思います。(通しの問題番号が入っていないため、パッと数えることができませんが、1ページ当たりの標準的な掲載数と、全体のページ数から計算すると、約2,500肢程度が収録されているのではないかと思います。※2024年度版は2,733肢との公表あり)
出典:Amazon
ページの構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっており、印刷は青系の2色刷りで、重要語句が青字になっています。ただし、目隠しシート等では解答は隠せませんので、自分なりにシオリを挟んで答えを隠すなどの工夫が必要かと思います。
サイズは、基本テキストや基本問題集(いずれもA5判)よりも一回り小さいB6判になっています。
それと、基本テキストとのリンクについては、1肢ごとではなく、各テーマごとに、参照すべきページ数の範囲(例えば、P.100~110などのような形)が明記されています。1肢ごとのリンクではありませんが、項目がテキストと一致させてありますので、特に不便は感じないと思います。
合格革命 行政書士 肢別過去問集(2024年度) 著者:行政書士試験研究会 出版社:早稲田経営出版 発売日:2023/12/27 ページ数:996ページ B6判(一般的なテキストより小さい) 価格:3,850円(電子書籍 3,291円) ※2025年度版の予約販売中(12/25発売予定) |
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収録内容 | S63~R5過去問(重複を削除。約2,500肢⇒2,733肢。行政法・民法はオリジナル問題も掲載) |
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出題形式 | 一問一答式 |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『基本テキスト』にリンク(テーマごとに参照ページの範囲を記載) |
目隠しシート対応 | --- |
- 「合格革命 行政書士」シリーズのラインナップについては、「合格革命 行政書士」シリーズのテキスト、問題集を徹底解説!のページでご紹介しています。
No.3:合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック(早稲田経営出版)
次も、早稲田経営出版のテキスト「合格革命 行政書士 基本テキスト」に対応した問題集「合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック」です。
これも、上記の「合格革命 行政書士 肢別問題集」と同様に一問一答式で、サイズもB6判でコンパクトですが、違いは、上記の肢別問題集は「過去問」であるのに対し、こちらは「全問オリジナル問題」となっている点です。
最近の行政書士試験では、過去問をすべてマスターしたとしても不十分で、未出題の問題にもしっかりと対応できる必要があると言われています。
このため、この問題集では、過去問ではなく全てオリジナル問題となっているわけですが、これは、すべて未出題の論点の問題が収録されているという意味ではなく、出題済みも未出題も含めて、今後、出題される可能性の高い重要な知識が、オリジナルの文章(問題)で掲載されているという意味です。
ページの構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっており、印刷は赤系の2色刷りで、解答(〇・×)と重要語句が赤字になっていますので、付属の赤シートで目隠しをすることができます。
それと、基本テキストとのリンクについては、1肢ごとに、基本テキストの参照ページ数が明記されていますので、テキストを素早く参照することができます。
なお、オリジナル問題が1,000肢掲載されているわけですが、う~ん、、上述の肢別過去問集と、この千問ノックとの使い分けが、なんとも難しそうですね。。
分野別過去問題集(基本問題集)をしっかりと解いたうえで、さらに時間に余裕がある場合には、この千問ノックに取り組んでみるという使い方がよいのではないかと思います。このように追加的に取り組む場合は、上記の「肢別過去問集」ではなく、こちらの「千問ノック」の方が、オリジナル問題のため、効果的であろうと思います。
合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック(2024年度) 著者:行政書士試験研究会 出版社:早稲田経営出版 発売日:2024/1/24 ページ数:464ページ B6判(一般的なテキストより小さい) 価格:1,980円(電子書籍 1,693円) |
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収録内容 | 全問オリジナル問題(1,000肢) |
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出題形式 | 一問一答式 |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『基本テキスト』とリンク(参照ページを記載) |
目隠しシート対応 | 暗記用赤シート対応 |
- 「合格革命 行政書士」シリーズのラインナップについては、「合格革命 行政書士」シリーズのテキスト・問題集を徹底レビュー!のページでご紹介しています。
No.4:みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集(TAC)
次は、TACの「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」に対応した一問一答問題集「みんなが欲しかった!行政書士の肢別問題集」です。
収録問題は、これまでの過去問の肢を重要度でランク付けし、重複する肢の削除や変更を行ったうえで、約1,500肢の問題が科目別・分野別に収録されています。
ページの構成は、左ページに問題、右ページに解答・解説となっており、印刷は赤系の2色刷りになっています。答えとキーワードが赤字になっていますので、付属の赤シートで目隠ししながら問題を解くことができます。
出典:Amazon
解説は、コンパクトな解説になっており、一問一答問題集としてごく標準的だと思います。(分野別過去問題集のように、関連知識の整理などは特にありません。)
サイズは、基本テキストや分野別問題集(いずれもA5判)よりも一回り小さいB6判になっていますので、持ち運びにも便利です。ただ、少々分厚いですが。。
それと、基本テキストとのリンクについては、残念ながら、ありません。。というか、一応、基本テキストと章立て(掲載順)を一致させてありますので、そこまで不便ではないかと思います。
みんなが欲しかった! 行政書士の肢別問題集(2024年度) 著者:TAC行政書士講座 出版社:TAC出版 発売日:2024/1/25 ページ数:816ページ B6判(一般的なテキストより小さい) 価格:2,420円(電子書籍 2,299円) |
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収録内容 | 過去問(約1,500肢) |
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出題形式 | 一問一答式 |
掲載順 | 科目・分野別 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 章立て(掲載順)を「みんなが欲しかった!行政書士の教科書」と統一 |
目隠しシート対応 | 付属の赤シートで答えとキーワードが隠せる |
- 「みんなが欲しかった!行政書士」シリーズのラインナップについては、みんなが欲しかった!行政書士」シリーズのテキスト・問題集を徹底解説!のページでご紹介しています。
予想問題集おすすめ3選
次は、行政書士の予想問題集についてのご紹介です。
行政書士試験を受験する場合は、独学の場合であっても、予備校の模試だけは受験しておいた方がよいと言われることがあります。
これは、解答の時間配分やマークシートの解答形式、本試験での緊張感に慣れることなどの効果が期待できますが、受講するにはそれなりに費用や時間がかかりますので、私は受講しませんでした。
そもそも、行政書士試験の解答形式や緊張感に関しては、大学のセンター試験等を受験したことがある方なら特に心配する必要もないかと思います。
ただし、解答の時間配分については、それなりに注意を払う必要がありますので、その点については、以下のような本試験形式の予想問題集を解くことで対応することが可能かと思います。
- LEC「出る順行政書士 当たる!直前予想模試(3回分・解説講義付き)
- 早稲田経営出版「合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試(3回分)」
- 伊藤塾「うかる!行政書士 直前模試(2回分)」
※ 私は、行政書士試験の受験以前に宅建などの資格試験を受験したことがあったため、解答の時間配分については特に心配せず、予想問題集の購入もしませんでした。
また、各受験指導校が過去の出題を分析し、その年の本試験に出題される問題を予想した問題集となりますので、直前期に解いてみて、自分の知識に穴がないか確認し、本試験に向けた最後の仕上げとして、弱点の補強をするという使い方も効果的だと思います。
なお、ご紹介している3冊の模試(予想問題集)は、いずれも毎年、本試験に出題される問題のいくつかをズバリ的中させています。
No.1:出る順行政書士 当たる!直前予想模試(LEC)
まずはじめに紹介するのは、LECの「「出る順行政書士 当たる!直前予想模試」です。
やはり、”模試といえばLEC”ですね!LECの模試は、出題形式や難易度が最も本試験に近いと言われています。
この予想模試には、3回分の予想問題が収録されているほか、前年度の本試験問題も収録されています。
さらに、購入者特典として解説動画が提供され、収録されている記述式問題全12問について、LECの実力派講師陣が解説してくれます。
その他、巻頭特集として法改正のポイント解説や、袋とじ企画「出題予想(秘)重要論点」も収録されていますので、予想問題集を買うなら、まずはLECの直前予想模試を購入することをおすすめします!
出る順行政書士 当たる!直前予想模試(2024年版) <予想問題×3回分><解説講義付き> 著者:東京リーガルマインド LEC総合研究所 行政書士試験部 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2024/4/22 ページ数:439ページ サイズ:B5判(一般的なテキストより大きい) 価格:1,760円 |
No.2:合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試(早稲田経営出版)
次は、早稲田経営出版の「合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試」です。
こちらも、3回分の予想問題が収録されています。
その他、法改正情報の概略や典型論点・出題予想論点を厳選した「直前総まとめ」が収録されています。
合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試(2024年度) <予想問題×3回分> 著者:行政書士試験研究会 出版社:早稲田経営出版 発売日:2024/4/24 ページ数:420ページ サイズ:B5判(一般的なテキストより大きい) 価格:1,760円 |
No.3:うかる!行政書士 直前模試(伊藤塾)
※ 2024年度版は出版されませんでした。
次は、伊藤塾の「うかる!行政書士 直前模試」です。
こちらは、2回分の予想問題集です。
その他、「合格への特別講義」として、試験の出題傾向や直前期の学習方法、重要知識のまとめ表が収録されています。
うかる! 行政書士 直前模試(2023年度版) <予想問題×2回分> 著者:伊藤塾 出版社:日経BP 日本経済新聞出版 発売日:2023/5/18 ページ数:160ページ サイズ:B5判(一般的なテキストより大きい) 価格:1,760円 |
模試について
ちなみに、資格予備校の行政書士の模試としては、伊藤塾やLEC、TACなどで実施されています。
試験会場の雰囲気に慣れておきたい方は、このような模試を受験しておけば安心できるかと思います。
予備校の模試の詳細については、行政書士のおすすめ模試のページで詳しくご紹介していますので、そちらをご覧ください。
行政書士の問題集アプリおすすめ6選
ここまでは、冊子版の問題集・過去問をご紹介してきましたが、スマホで解けるアプリ版の過去問も存在します。
アプリには無料版もありますが、行政書士のような法律資格においては、市販教材を出版しているしっかりした会社でないと、信頼性の面からおすすめしにくいため、有料版を中心にご紹介する形となります。
なお、ここでは、各アプリのポイントのみを記載しますので、詳しくは、「行政書士のおすすめ過去問アプリ」のページをご参照ください。
No.1:
ユーキャン資格本アプリ「行政書士 一問一答」・・・無料~1,600円
行政書士の過去問アプリとして、一番のおすすめは、「ユーキャン資格本アプリ」です。
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- ユーキャンのアプリだから安心して使える
- 単行本「ユーキャンの行政書士 これだけ!一問一答集(2,420円)」のアプリ版(1,600円)
- 収録数は、厳選された1,000問
- 復習チェックボックス、間違えた問題の自動記憶、赤シート機能など、よくできていて使いやすい
- 収録問題数と料金のバランスも取れていて、一番のおすすめ!
No.2:
行政書士試験対策アプリ 法令択一クエスト・・・無料~29,000円
次にご紹介するのは、資格スクエアが開発したアプリ「法令択一クエスト」です。
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- 法律資格の予備校「資格スクエア」のアプリで安心
- 無料版では、過去問5年分(約800肢)が一問一答式で解ける
- 解答は「〇」「?」「×」から選択
- さらに、その解答を選んだ理由が解説と「合致した」or「違った」まで選べるのでマグレ当たりを区別可能
- 上記のような記録を残すことで、効率的に復習できる
- 有料版は過去16年分(2,600肢)が解けるが、合計29,000円の課金(又は講座の受講)が必要なため、無料部分だけで十分
No.3:
行政書士 秒トレアプリ・・・無料~1,600円
次にご紹介するのは、「行政書士 秒トレアプリ」です。
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- 穴埋め形式で重要な条文・判例から出題
- サクサクと効率的に暗記できる
- 解説の用意はなく、Googleの検索結果に飛ぶ
- 全10科目で1,600円(1科目160円)
- 科目別に順番に解くほか、「おまかせ出題」や「おさらい」機能あり
- シンプルに重要知識をマスターするなら、ユーキャンより使いやすい
No.4:
行政書士 過去問・・・完全無料
次にご紹介するのは、「行政書士 過去問」です。
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- 完全無料の過去問アプリ(広告表示あり)
- 過去9年分の過去問を収録(合計2,431問)
- 復習が必要な問題には自分でチェックを入れれば復習可能
- 有料アプリに比べると作りやデザインはシンプルだが、完全無料でここまでできれば文句なし
No.5:
行政書士試験対策アプリ オンスク.JP・・・無料~1,200円
次にご紹介するのは、「オンスク.JP」です。
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- TAC子会社が運営する「オンスク.JP」のアプリのため安心
- 初級編(276問)・中級編(144問)・上級編(146問)で合計566問
- 初級編は無料だが、中級編と上級編はそれぞれ600円の課金が必要
- 復習チェックボックス、間違えた問題の自動記憶機能あり
- 問題数がユーキャンアプリの半分で1,200円は、課金する価値なし
- 無料の276問だけなら使う価値あり
No.6:
資格の大原 行政書士トレ問・・・無料~およそ6,000円
次にご紹介するのは、「資格の大原 行政書士トレ問(トレーニング問題集)」です。
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- 資格の大原のアプリのため安心
- 80問まで無料
- 科目ごとに購入する仕組みで合計3,000問(6,000円)
- 復習チェックボックス、間違えた問題の自動記憶機能あり
- 高機能で収録問題数も多いが価格が高額なため、特定の科目に絞って利用するのがおすすめ
以上、行政書士の過去問アプリについて、ポイントのみご紹介しました。「行政書士のおすすめ過去問アプリ」のページで詳しくご紹介していますので、興味のある方は、そちらをご参照ください。
行政書士の問題集の使い方・勉強法
では次に、これら行政書士の問題集の使い方(勉強法)についてご紹介したいと思います。
- テキストを通読し、全体像を把握する
- 章ごとにテキストを読み、対応する問題集を解く
- 問題集のみを解いていく(最低でも3回は解く)
- 予想問題集を解く
テキストを通読する
まず、法律を学ぶのが初めての方は、入門テキストをさっと通読します。この入門テキストでは、あまり引っかからずに、全体像を把握する程度の読み方にしておくのがよいと思います。
そして、基本テキストの法令科目について、テキストを一通り読みます。この際、テキストに出てくる条文は必ず六法で確認し、線を引くようにします(私は黒鉛筆で引いていました)。
※ おすすめのテキストについては、行政書士の独学におすすめのテキスト・参考書のページでご紹介しています。
章ごとにテキストを読み、対応する問題集を解く
その後、もう一度、テキストを章ごとに読み、そこに対応する問題集(過去問)を解きます。
このとき、問題集の解説を読みながら、参照すべき条文を六法で引いたり、六法だけではわからない部分については、テキストの該当部分を読んだりしながら学習を進めます。
※ おすすめの六法については、行政書士のおすすめ六法のページでご紹介しています。
問題集のみを解いていく
このようにして、テキストと過去問の平行学習が終わったら、次は、問題集のみを解いていきます。解くときの要領は、上記と同様です。この問題集については、3回程度繰り返し解けばよいと思います。
なお、問題を解く際は、各問題についているチェック欄を使って、知識があいまいな問題や、間違えた問題などにチェックを入れておき、あとで復習できるようにしておきます。
ちなみに、基礎知識(旧:一般知識)については、私の場合、試験の2週間前ぐらいからテキストを読みましたが、問題集は解きませんでした。
基礎知識の対策に無駄に時間を費やすことは避けるべきですので、試験直前期に、最後の詰め込み学習として、「一般知識」、「行政書士法等」、「情報通信・個人情報保護」、「文章理解」のうち、「行政書士法等」、「情報通信・個人情報保護」の分野を中心にテキストを読み込んで、なんとか最低限の対応ができるようにしておけばよいと思います。
もちろん、日ごろから社会に関心をもって、ニュースなどで情報取集をしておくというのが一番の対策だとは思いますが。。。
予想問題集を解く
最後は、予想問題集を解くことで、自分の苦手分野、弱点を把握し、本試験に向けて集中的に補強していきます。
なお、行政書士の独学勉強法については、行政書士は独学で合格できる!おすすめ勉強法のページで詳しくご紹介していますので、そちらもご参照ください。
独学が不安な方は通信講座の受講もご検討ください。おすすめ行政書士講座はこちら |