東京法経学院の行政書士講座の評判・口コミは?徹底レビュー!
更新日:2024年12月2日
東京法経学院の行政書士講座は、当サイトの行政書士おすすめ通信講座ランキングにおいて、おすすめNo.9という下位で紹介している講座です。
おすすめ順位が下位になる大きな理由は、教材が、いかにも予備校風の堅苦しいテキストで、印刷も白黒印刷という点です。
最近は、フルカラーテキストも出てきており、最低でも2色刷りという中で、白黒印刷は厳しいですね。。
ただし、講師に関しては、行政書士受験界で、秘かにナンバーワンとの呼び声のある「寺本康之」講師が担当しているという優れた点もあります。
このページでは、東京法経学院の行政書士講座の概要のほか、どのような点が優れているのか、また、どこが残念なのか、評判・口コミを踏まえながら掘り下げて紹介していきたいと思います。
【執筆者】 |
執筆者紹介 |
東京法経学院 行政書士講座の評判・口コミ
まずはじめに、東京法経学院 行政書士講座に関する評判・口コミから確認しておきたいと思います。
東京法経学院に関する代表的な評判・口コミを整理すると、以下のようなものが挙げられます。
良い評判・口コミ
- 値引きキャンペーン中は安くで購入できる。
- 合格者には、受講料を全額返金してもらえる。
- 講義がわかりやすい。
- 受験六法や法律雑誌なども出版し、60年以上の実績のある予備校なので信頼できる。
悪い評判・口コミ
- 講義映像の画質が悪い。
- ホワイトボードに板書するスタイルがわかりにくい。
- テキストが堅苦しい。印刷も白黒。
- 合格実績が公表されておらず合格体験記も少ないため不安
このように、東京法経学院の行政書士講座に関しては、良い評判も悪い評判も存在していますね。
評判・口コミの分析結果
では、こういった評判・口コミについて、私なりに分析してみたいと思います。
価格の安さや全額返金、講師の良さ、信頼できる会社実績といった良い評判がある一方で、講義映像の画質の悪さ、昔ながらの講義の収録方法、堅苦しいテキストなど、会社として「投資」が必要な部分に手が回らず、その結果、悪い評判に繋がっているように感じます。
このような評判から、昔ながらの予備校が、古い映像機器・収録方法・教材のままで、価格だけ下げて、なんとか踏みとどまろうとしている印象を受けますね。。
とはいえ、講師自体の評判は良く、安い価格で受講できますので、いかにも昔ながらのテキスト・講義映像に抵抗のない方であれば、コスパの良いお買い得な講座と言えるのではないでしょうか。
- 安いうえに全額返金もある。講師も良い
- ただし、講義映像の画質が悪く、昔ながらの収録方式で、テキストは堅苦しくて白黒。
- ⇒昔ながらの予備校風の講義映像・テキストに抵抗がなければ、コスパの良いお買い得な講座
東京法経学院の行政書士講座の概要を簡単に確認
次は、東京法経学院の行政書士講座の概要について、簡単に確認しておきたいと思います。
東京法経学院は、1961年に司法書士試験の受験指導を開始して以来、土地家屋調査士や行政書士などの資格講座を順次開講し、これまで多くの合格者を輩出してきた伝統のある資格予備校です。
東京法経学院では、「受験六法」の出版や資格情報誌「月刊不動産法律セミナー」を毎月発行するなど、法律に精通した資格予備校ですので、法律資格である行政書士を目指すにあたり、安心して受講できると思います。
また、東京法経学院は、毎月定期的に期間限定で大幅値引きを実施しているほか、「合格者全額返金制度」という、思い切った返金制度もありますので、コストパフォーマンスの高い講座といえます。
⇒ 東京法経学院 行政書士講座 公式サイト |
|
初学者向け通信講座のラインナップ/受講料 |
行政書士 新・最短合格講座 総合コース【2025年向け】 |
---|---|
公式サイト | 東京法経学院 公式サイトへ |
それでは、東京法経学院の行政書士講座について、講座を構成する項目ごとに分けて、詳しくレビューしていきたいと思います。
東京法経学院 行政書士講座の講義・講師をレビュー!
まずは、東京法経学院の行政書士講座の講義・講師からレビューしていきます。
講師は秘かにナンバーワンとの呼び声あり!
東京法経学院の行政書士講座には、5名の講師が在籍しており、このうち通信講座については、行政書士受験界で、秘かにナンバーワンとの呼び声のある「寺本康之」講師が担当しています。
寺本講師は、これまで行政書士だけでなく公務員試験や大学受験の講師を務めるなど、講師としての経験が豊富で、とにかく「わかりやすい」講義を提供することで定評があります。
講義は、講師の手元のテキストを画面に映し出して解説するスタイルです。
寺本講師のプロフィール
寺本講師のプロフィールは、以下のとおりです。
プロフィール
- 青山学院大学文学部フランス文学科卒業、青山学院大学大学院法学研究科公法専攻中退
- 特定行政書士、海事代理士
- 大学院時代から資格試験の講師を始め、現在では、行政書士試験のほか、公務員試験、大学受験の指導も行い多くの合格者を輩出している。
- 「網羅性」と「分かりやすさ」を兼ね備えた講義スタイルが特徴。今後更なる活躍が期待されている東京法経学院屈指の実力派講師。
著書
- 「寺本康之の民法ザ・ベストプラス」シリーズ(憲法、行政法もあり)
講義サンプル
⇒ サンプル動画が掲載されているページ(東京法経学院公式サイト)
東京法経学院『新・最短合格講座』のカリキュラム
次は、東京法経学院の行政書士講座のカリキュラムについて見ていきます。
5つのステップで合理的に得点力を身につける
「行政書士 新・最短合格講座〔総合コース〕」は、①基礎力養成編、②科目別答練、③全国公開模試、④記述式解法マスター講座、⑤直前ファイナルの5つのステップで段階的に得点力を身につける合理的なカリキュラムになっています。
まず、「①基礎力養成編(40回)」では、講座テキストを活用しながら講義動画を視聴することで知識をインプットし、「②科目別答練(5回)」で、知識を定着させ、得点できる力を身に付けます。
そして、「③全国公開模試(5回)」で本試験のリハーサルを行うとともに、自分の力を客観的に把握して課題を明らかにすることで、弱点の補強を行っていきます。
次に、「④記述式解法マスター講座(2回)」では、問題文の読み方から解答の作成方法など、記述式特有の解法をマスターし、最後に、「⑤直前ファイナル(2回)」で、最後の総まとめとして、重要事項に絞り込んだテキストを使って知識を整理し、本試験に臨むというカリキュラムです。
ちょうどいい充実した講義
以上のカリキュラムを講義時間に換算すると、インプット講義:84時間、アウトプット講義:24時間、合計:108時間の講義時間数になります。
一般に、通学スクールを開講している講座は、かなり長時間の講義(200時間超)が提供されるものが多いですが、東京法経学院は、多すぎず少なすぎず、行政書士講座として”ちょうどいい充実した講義”と感じますね。
東京法経学院 行政書士講座のテキスト・問題集・eラーニングをレビュー!
次は、東京法経学院の行政書士講座の教材に関するレビューです。
全て白黒印刷で堅苦しい教材
東京法経学院のテキストは、白黒印刷で、いかにも昔ながらの予備校テキストという雰囲気を醸し出しています。
東京法経学院は、各種資格試験のテキストや問題集を市販しており、私自身も使用したことがありますが、個人的な印象は、お世辞にもわかりやすいとは言えないものばかりで、とにかく堅苦しい印象です。
その一方、各種資格の六法の出版には定評があり、堅苦しくて全く問題ありませんが、いざテキストとなると厳しいですね。
教材は、東京法経学院が出版(市販)している「行政書士受験必携六法」、「過去問マスターDX」のほか、講座オリジナル教材の「本科/最短合格講座テキスト」がメインテキストとして使用されます。
テキストについて
この行政書士講座のテキストの特徴としては、各項目ごとに、学習目的を提示し、ワンポイントアドバイスで注意点等を記述、プラスワンでさらに必要な知識等を記述し、重要判例は事案と判旨を記述してわかりやすくするなどの工夫がされており、項目の最後に確認問題を収録し、習得した知識のチェックができるようになっています。
問題集について
メインとなる問題集「行政書士 過去問マスターDX」は、過去5年分の本試験問題を科目別・項目別に収録した過去問題集になっています。
なお、多肢選択式・記述式については、過去13年分が掲載されています。
eラーニングについて
東京法経学院の行政書士通信講座の受講形態は、MP4ダウンロード形式になっています。
「MP4ダウンロード」というのは、Webで動画ファイルをダウンロードし、パソコンやスマホで、そのファイルを再生する方式です。
一般的な通信講座では、動画をストリーミング再生しますが、東京法経学院は、動画ファイルを自由にダウンロードできますので、外出先でも通信料を気にせず視聴できますし、受講期限が過ぎても視聴できるといったメリットがあります。
また、eラーニングシステムの制約なく、自分で好きなアプリを使って再生できるというメリットもありますね。
なお、ダウンロードせずに、そのままストリーミング再生することも可能です。
合格実績は公表されていない
つづいて、東京法経学院の行政書士講座の合格実績についてですが、残念ながら、受講者数や合格者数などの実績は、公表されていません。
公式サイトでは、3名の合格体験記(2023年度)が掲載されているだけです。
※ 2022年度:4名、2021年度:8名、2019年度:4名
回数無制限の質問サポート
学習中にわからないことが出てきた場合は、Eメール又はFAX(質問票)により、いつでも質問することが可能です。
質問回数は無制限ですので、何度でも気軽に質問できますね。
東京法経学院 行政書士講座の徹底レビューまとめ
東京法経学院は、受験六法や資格情報誌を発行するなど、法律に精通した60年以上の実績のある予備校ですので、法律資格である行政書士を目指すにあたり、安心して受講できます。
また、「教室」を持った資格予備校の中では、かなり安価な価格設定になっています。
そのうえ、期間限定の値引きキャンペーンや、「合格者全額返金制度」もあるうえに、回数無制限の質問サポートまで用意されていますので、お買い得感が高いですね。
法律資格の出版社として有名な東京法経学院が作成する教材も魅力的ですが、白黒印刷で、いかにも予備校風の堅苦しいテキストは、好みが分かれるところです。
まとめ表
行政書士試験初学者向けのコースとして、「行政書士 新・最短合格講座」の〔基礎力養成編のみコース〕と〔総合コース〕が用意されていますが、行政書士の受験対策として通信講座を選ぶ以上、通信講座だけで学習を完結させるのが得策ですので、科目別答練や記述式解法マスター講座などを含む「総合コース」を選択することをおすすめします。
⇒ 東京法経学院 行政書士講座 公式サイト |
|
受講料 |
行政書士 新・最短合格講座 総合コース【2025年向け】
|
---|---|
講義時間数・スタイル |
108時間(インプット84時間+アウトプット24時間) 講師の手元のテキストを画面に映し出して解説 |
教材(テキスト・問題集) |
【テキスト】白黒 冊子版テキスト 【問題集】冊子版問題集 【eラーニング】講義視聴(MP4ダウンロード) |
サポート体制 |
メール・FAX(質問票)による質問対応(回数無制限) |
合格実績 |
3名の合格体験記を掲載(2023年度) ※2022年度:4名 |
総合評価 |
70点 |
公式サイト | 東京法経学院 公式サイトへ |