ユーキャン行政書士講座の評判・口コミは?体験レビュー!
更新日:2024年9月15日
ユーキャンの行政書士講座は、行政書士のおすすめ通信講座ランキングにおいて、おすすめNo.4という上位で紹介している講座です。
ユーキャンの行政書士講座は、2022年度版からテキストはフルカラーになり、講義も大幅に増強されるなど大きくリニューアルされました。
そもそもユーキャンは、これまでほとんど講義なしで多くの合格者を輩出してきましたので、「教材」に関してはナンバーワンといっても過言ではありません。
そのうえ、しっかりとした講義も提供されるようになったわけですから、おすすめしないわけにはいきませんね!
そこで、リニューアルされたユーキャンの行政書士講座がどう変わったのか、自分の目で確かめるために、この度、実際に受講することにしました!
このページでは、ユーキャン行政書士講座の様々な評判・口コミを踏まえ、公式サイトや資料請求だけではわからない点について、私が体験しながらレビューしていきますので、ぜひ参考にしてください!
\教材制作のプロフェッショナル!/
ユーキャン公式サイトで詳細を見る
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ユーキャン行政書士講座の評判・口コミ
まずはじめに、ユーキャン行政書士講座に関する評判・口コミから確認しておきたいと思います。
ユーキャンに関する代表的な評判・口コミを整理すると、以下のようなものが挙げられます。
良い評判・口コミ
- テキストが漫画入りでわかりやすい
- eラーニング(スケジュール管理・問題演習・デジタルテキストなど)が便利
- 丁寧に添削にしてもらえるのがモチベーションになるし、わからないことは何度でも質問できる
- 毎年多くの合格者を輩出している実績がある
- 抜群の知名度で安心できる
悪い評判・口コミ
- (動画講義が短かすぎる)←リニューアル前の評判
- 合格者数だけが公表されていて、実は合格率は低いのでは
このように、ユーキャンの行政書士講座に関しては、良い評判も悪い評判も存在していますね。
評判・口コミの分析結果
では、上記のユーキャンの評判・口コミを私なりに分析してみたいと思います。
まず、テキストはとてもわかりやすく、eラーニングも便利といった評判があることから、”教材”に関しては、すこぶる良い評判というのがわかりますね。
その一方で、講義が短すぎるという評判がありましたが、これはリニューアル前の評判ですので、今のユーキャンには当てはまりません。
つまり、ユーキャンは、教材はとても分かりやすく、丁寧で使いやすく、この度のリニューアルにより講義が少なかった点が改善され、テキスト学習をフォローする解説講義でしっかり理解しながら学習できるようになった、というわけですね。
さらに、回数無制限の質問サポートがあり、添削によるフォローでモチベーションも上がります。
もちろん、抜群の合格実績と知名度は、言うまでもありません。
※ 合格率に関しては、下記の本文中でコメントします。
- 教材はとても分かりやすく、丁寧で使いやすい
- テキストをフォローする解説講義で、しっかり理解しながら学習できるようになった
- さらに、回数無制限の質問サポートと添削フォローでモチベーションが高められる
- 高い合格実績があり、抜群の知名度で安心できる
つまり、ユーキャンの行政書士講座は、教材・講義・サポート・実績の全てが揃った講座といえますね!
ユーキャン行政書士講座の価格・テキスト・講義・合格率などの特徴
ユーキャンは、資格・技能・趣味・教養など、あらゆる分野の通信講座を手掛け、その講座数は約130にも上っています。
ユーキャンには、私自身もペン習字講座や測量士補講座などでお世話になったことがあります。
これほど大手の通信教育会社で、絶大な知名度がありますので、「ユーキャン」と聞いただけで安心して受講できますね!
⇒ ユーキャン行政書士講座 公式サイト |
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※ 教育訓練給付金の対象講座には、を表示しています。詳しくは、教育訓練給付制度とは?受講料の20%がキャッシュバック!をご参照ください。 |
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通信講座名・受講料 |
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公式サイト | ユーキャン 公式サイトへ |
では、ユーキャン行政書士講座の特徴について、講座を構成する項目ごとに紹介していきたいと思います。
価格はやや安め
まずは、価格(受講料)から見ていきます。行政書士講座の主要6社を費用の安い順に並べると、以下のようになります。
通信講座名 | 価格 | 特典 |
---|---|---|
クレアール | 値引きにより 50,000円前後 |
|
スタディング | 59,400円 | |
ユーキャン | 63,000円 | |
フォーサイト | 94,800円 | 「不合格者」全額返金 |
資格スクエア | 165,000円 | |
アガルート | 209,440円 | 合格者全額返金 or 合格お祝い金 |
このように、主要6社の中で比較すると、ユーキャンは真ん中に位置していますが、クレアールとスタディングは激安価格です。
このため、行政書士講座全体の相場で見れば、ユーキャンの価格は、やや安めと言えますね。
なお、アガルートとフォーサイトには、それぞれ合格者(又は不合格者)全額返金制度が用意されていますが、ユーキャンにはそういった特典がありません。
しかし、ユーキャンの講座は、「教育訓練給付金」の対象になっていますので、雇用保険の被保険者の期間が3年以上などの要件を満たす方には受講料の20%が給付されるという、お得な制度が利用できます。
テキストのわかりやすさはナンバーワン!
ユーキャンは、教材制作のプロフェッショナルですので、テキストは、とにかくわかりやすいことで定評があります。
ユーキャンの講座は、教材を中心に作られていますので、まさにこの「テキスト」が肝ですね。
ユーキャンはこれまで、ほとんど講義なしで多くの合格者を輩出してきましたので、テキストのわかりやすさはナンバーワンと言っても過言ではありません。
しかも、このテキストが2022年度版からフルカラーにリニューアルされました!
使用教材
- 入門テキスト(2冊)
- 応用テキスト(6冊)
- 実戦問題集(3冊)
- 添削課題(7回分)
- ガイドブックその他
マンガやイラスト、図解が豊富なフルカラーテキスト
出典:ユーキャン行政書士講座
ユーキャンのテキストは、マンガやイラストが豊富に使用されていることが、大きな特徴です。
テキストは、入門テキスト(民法・行政法)と応用テキスト(全科目)がありますが、いずれも各レッスン(章)は、マンガから始まります。
行政書士事務所に持ち込まれる相談などから法律問題が提起され、それを解決するために本文の解説が始まる、という具合です。
「入門テキスト」では、マンガでおおまかなイメージを掴むことができますので、難解な法律もサクッと理解できますね。
そして、次の「応用テキスト」では、入門テキストで学んだ基礎知識をベースに、本格的な学習に入っていきます。
フルカラーで図解も豊富なテキストですので、初心者でもムリなく勉強できそうですね。
さすが、ユーキャンです!
実戦問題集
そして、「実戦問題集」を使って問題演習することで、テキストで学んだ知識を定着させていきます。
この問題集は、五肢択一式の過去問集で、応用テキストの学習順序に揃えて収録されています。
解説ページには、テキストの該当箇所がしっかりと明記してありますので、曖昧な知識があれば、すぐにテキストに戻って確認ができますね。
テキストを中心に学習しながら解説講義で理解をフォロー!
出典:ユーキャン行政書士講座
次は、この度のリニューアルで大幅に増強された「講義」です。
リニューアル前までは、各レッスンごとのガイダンス的な動画しかありませんでしたが、リニューアルにより、テキストの全範囲をカバーした解説動画が提供されるようになりました。
ユーキャンは、あくまでもテキストを中心とした講座であることに変わりはありませんが、テキストを中心に学習しながらも、ポイントを絞った解説動画で、理解をしっかりとフォローしてくれます。
講義は、ユーキャン行政書士講座主任講師「海野高弘(うみの たかひろ)」先生が担当し、テキストの各レッスンごとに、平均6分程度で重要エッセンスを解説してくれます。(インプット講義:全30時間、アウトプット講義:全8時間)
入門→応用→演習のステップアップカリキュラム
ユーキャン行政書士講座では、入門⇒応用⇒演習の3つの段階を踏むステップアップカリキュラムが組まれています。
- 入門・・・「入門テキスト(2冊)」を使って、行政書士試験の合格エッセンス(主要科目である民法・行政法の考え方や仕組み)を学ぶ。
- 応用・・・メインテキストである「応用テキスト(6冊)」を使って、各科目ごとに知識を身につけ、合格に必要な知識の幅を増やす。
- 演習・・・「実戦問題集(3冊)」を解くことで、理解と知識を使って効率的に解く術を学びながら、合格レベルまで知識を高めていく。
なお、応用テキストでは、各レッスンごとに「PointCheck」という一問一答の問題が用意されており、各章ごとに「Webテスト」という一問一答のWeb問題集も用意されていますので、インプットしっぱなしではなく、随時、知識の確認をしながら学習を進めることができますね。
また、「添削課題(全7回)」が用意されており、テキストの各区切りごとに(6回)知識の定着を確認し、最後の添削課題(1回)は「総合実力診断テスト」になっています。
このように一通りの学習が済んだ後は、実戦問題集(適宜、応用テキストも)を繰り返すことで弱点を克服していきます。
これらのカリキュラムを表に整理すると、以下のようになります。
カリキュラム | 内容 |
---|---|
(1)入門テキスト | 入門テキスト1「民法」 入門テキスト2「行政法」⇒添削課題1 |
(2)応用テキスト | 応用テキスト1「民法(上)」 応用テキスト2「民法(下)」⇒添削課題2・3 応用テキスト3「行政法(上)」 応用テキスト4「行政法(下)」⇒添削課題4・5 応用テキスト5「その他(憲法・商法)」 応用テキスト6「その他(基礎法学・一般知識等)」⇒添削課題6 |
(3)実戦問題集 | 実戦問題集1「民法」 実戦問題集2「行政法」 実戦問題集3「その他」 |
(4)総合実力診断テスト | 添削課題7 |
復習 | 応用テキスト1~6、実戦問題集1~3 |
業界トップクラスのアプリ「合格デジタルサポート」
出典:ユーキャン行政書士講座
ユーキャンの行政書士講座では、「合格デジタルサポートパック」というアプリ(eラーニングシステム)が提供されます。
Webテスト
このシステムでは、テキストの復習ができる「Webテスト」が用意されており、精選された重要な問題で知識の確認・復習ができます。
一問一答式の〇×問題ですので、スキマ時間に手軽に取り組むことができますね。
このWebテストには、弱点克服機能もついています。
これは、Webテストを解いた結果から苦手分野が自動で分析され、優先的に対策すべき問題が抽出されますので、効率的に弱点の克服ができる優れた機能です。
学習進捗管理機能
また、学習進捗状況の管理機能もあります。
この機能では、自動的に試験日までの学習スケジュールが計算され、「今週の課題」が立てられますので、これに沿って学習を進めていけば、効率的に本試験が迎えられます。
なお、「今週の課題」が達成できなかった場合は、自動的に再計算してくれますので安心ですね。
デジタルテキスト
さらに、冊子版のテキスト・問題集は、すべてデジタルテキストとして、スマホなどでも参照できますので、外出先でもスマホ1台あれば、テキスト学習が可能です。
その他、動画講義も、このシステム内で視聴できます。
このように、ユーキャンのeラーニングシステムは、他社と比べてもトップクラスの充実した機能が備えられています!
回数無制限の質問サポートと丁寧な添削でモチベーションアップ
次は、 ユーキャンのサポート体制です。
回数無制限のEメール・郵便による質問対応あり
ユーキャンの行政書士講座では、質問回数無制限の、Eメール・郵便によるサポートが受けられます。(ただし、1日に3問までという制限はあります。)
「学びオンラインプラス」という受講生専用サイトから、Eメールにより質問が送信できるほか、郵便による質問も可能です。
質問には、通常5営業日程度(郵送の場合は2週間程度)で回答があるそうです。
添削課題はモチベーションアップに効果的
また、ユーキャンでは、7回の添削課題が用意されています。
課題を提出すると、経験豊富な講師陣が解答を分析し、苦手分野などについて、コメント・アドバイスを添えて返送してくれます。
通信講座では、基本的に自分ひとりで勉強することになりますので、モチベーション維持というのが一番のネックですが、その部分をユーキャンは、添削課題を使ってサポートしてくれるわけですね。
合格率は公表していないが10年で2,687名の合格者を輩出!
ユーキャンの行政書士講座では、2022年度試験において167名の合格者を輩出するなど、過去10年間で2,687名の合格者を輩出しています。
年度 | 合格者数 |
---|---|
2011年 | 223名 |
2012年 | 398名 |
2013年 | 393名 |
2014年 | 265名 |
2015年 | 370名 |
2016年 | 282名 |
2017年 | 323名 |
2018年 | 272名 |
2019年 | 215名 |
2020年 | 167名 |
2021年 | 233名 |
2022年 | 167名 |
さすが、ユーキャンですね!とにかく広く知られたブランドですから、優れた合格実績を誇っています。
とはいえ、合格者数は減少傾向にあり、競合他社に流れていることが想像できます。
また、受講生の何割が合格したといった合格率は公表されていません。
参考に、行政書士通信講座の主要5社が公表しているそれぞれの合格実績をあげると、以下の表のようになります。
通信講座名 | 合格者数 or 合格者の声 | 合格率 |
---|---|---|
アガルート | 304名の合格者を輩出(2023年度) | 56.11%の合格率(全国平均13.98%の4.01倍)(2023年度) |
スタディング | 216名の合格者の声を掲載(2023年度) | --- |
フォーサイト | ---(2023年度) ※2021年度は200名 |
45.45%の合格率(全国平均13.98%の3.25倍)(2023年度) |
ユーキャン | 167名の合格者を輩出(2022年度) | --- |
クレアール | 125名の合格者を輩出(2022年度) | --- |
このように、”合格率”を公表しているところと、”合格者数”を公表しているところ、そして”合格者の声”を掲載しているところに分かれています。
ユーキャンの場合は、合格率よりも合格者数の方が、公表するに相応しい数字になっているから合格者数を公表していると推測されます。ですので、例えば、合格率を公表しているアガルートやフォーサイトと比較した場合は、それよりも合格率は低いのかもしれません。
しかしそれは、ユーキャンでは合格が難しいことを意味しているわけではないはずです。やはり、ユーキャンは知名度が抜群に高いですし、受講料も低価格ですから、軽いノリで受講する人が多いことも容易に想像がつきます。
ですから、本気で勉強する人の割合が他社よりも少ない結果、受講生全体の合格率がそれほど上がらないのもやむを得ないのではないかと思います。(あくまでも私の勝手な想像ですが。。)
ユーキャンの特徴まとめ
以上、ユーキャン行政書士講座の特徴を、講座を構成する項目ごとにご紹介してきました。
ここで一旦、ユーキャン行政書士講座の特徴を整理しておきたいと思います。
- 価格はやや安め
- テキストのわかりやすさはナンバーワン!
- テキスト中心に学習し、ポイントを絞った講義で理解をフォロー!
- 入門→応用→演習のステップアップカリキュラム
- 業界トップクラスのeラーニングシステム
- 回数無制限の質問サポートと丁寧な添削でモチベーションアップ
- 過去10年の累計合格者数 2,918名の合格実績!
ユーキャン行政書士講座の申込みから実際に受講した感想まで体験レビュー!
それではここからは、ユーキャン行政書士講座に申し込んで、私自身が実際に体験しながらレビューしていきたいと思います。
ユーキャン行政書士講座の申込み
ユーキャンのホームページから、講座受講の申込みをすると、教材が届くよりも先に、メールで「学びオンラインプラス」と「合格デジタルサポート」の利用についての案内が届きました。
学びオンラインプラスとは
まず、「学びオンラインプラス」というのは、講師に質問を送信できる機能が備わった受講生専用サイトです。
質問を送信するほか、学習・試験に関する重要な情報等についても、このサイトを通じてユーキャンから伝えられるようになっています。
メールアドレスとパスワードを設定すれば会員登録が完了します。
合格デジタルサポートとは
次に、「合格デジタルサポート」です。これは、デジタルテキストを参照したり、動画講義を視聴したり、Webテストを解いたりできるユーキャンの受講生専用サイトです。
そのほかにも、学習計画を自動て立てたり、進捗の管理や、弱点を自動で分析するツールも備えられています。こちらについても、メールアドレスを登録し、パスワードを設定して登録完了です。
学習スケジュールの自動計算
合格デジタルサポートにログインすると、まず、目標日(行政書士の試験日)の設定からスタートします。
これを設定すると、自動的に試験日までの学習スケジュールが計算されるようになっています。
そして、「今週の課題」が立てられますので、この今週の課題に沿って、テキストと講義でインプット学習をし、Webテストを解いてアウトプット学習を行う、という流れで学習を進めていきます。
学習の進め方
「今週の課題」は、リストで一覧表示されており、Lesson1から順にLessonを進めていく学習フローが示されています。
各リストをクリックすると、「テキストを読む」「講義を視聴する」「問題を解く」の3つのボタンが展開します。
学習の進め方としては、まずテキストの各レッスン冒頭のマンガを読みます。(テキストは、冊子版テキストもデジタルテキストも、どちらも同じテキストを参照できます。)
マンガでは、行政書士事務所に持ち込まれる相談や事務所の人々の日常的な出来事の中から法律問題が提起されますので、このレッスンで学習する内容のイメージを掴みます。
そして、マンガの最後に「答えは、このLessonの動画で!」と書いてありますので、動画を視聴します。
動画では、マンガのメインキャラクターに扮した講師が、法律的な理解のポイントや基本的な知識をザックリと解説してくれますので、このレッスンの理解の大きな枠組みを作ります。
そして、テキストを読んで知識の補充をしていきます。
テキストの各レッスンが終わるごとに、「PointCheck」という一問一答式の問題が用意されており、各章が終わるごとに、「Webテスト」が用意されていますので、これを解いて知識を確認します。(入門テキストでは、PointCheckはなく、Webテストのみ)
※ ユーキャンのテキストは、「章」という大きな区切りの中に、「レッスン」という小さな区切りがあります。
という流れで各レッスンごとに順次学習を進めていきます。
- マンガを読む
- 動画を視聴する
- テキストを読む
- 一問一答を解く
入門テキストで合格エッセンスをざっくり理解!
それでは実際に、ユーキャン行政書士講座のカリキュラムに沿って、レビューしていきたいと思います。
まずは、入門テキストです。
マンガを読む
出典:ユーキャン行政書士講座
まずは、冒頭のマンガを読みます。さすがフルカラーだけあって読みやすいですね。
行政書士事務所を舞台に、問題が発生します。こんなことがあったんですが、どうすればいいでしょうか?といった相談です。
法律的な問題が提起されたタイミングでマンガは終了します。
動画を視聴する
動画の視聴に移ると、探偵が謎解きをするような雰囲気で動画が始まります。BGMもそれっぽい音楽が流れていますね。
そして、そのレッスン内で学ぶ重要部分をスライドを使って講師が解説しながら、マンガ内で提起された法律問題も解決してくれます。
また、どこに着目し、どのような点に注意して学習すればいいか、といった指針も示してくれます。
なお、動画の再生スピードは、0.5~2.0倍速まで4段階に調節可能で、10秒早送りや10秒巻き戻し、といった便利機能も付いています。
テキストを読む
動画の視聴が終われば、テキストの本文を読み進めていきます。
テキストでは、イラストや図表を使って重要ポイントを解説した「インスピカード」というものが要所要所に出てきますが、動画では、このポイントを中心に解説されているんですね。
ここがまさに、合格エッセンスということになります。この後、本格的に行政書士の試験範囲を学習する前に、中心科目である民法・行政法の基本的な考え方や仕組みをざっくり理解することができます。
このように、「マンガ⇒動画⇒テキスト」の流れを各レッスンごとに進めていきます。
入門テキストは薄いので、すぐに読み終えることができそうですね。
次で使用する応用テキストの厚みと比べてみると、以下の写真のようになります。
写真の左側が入門テキスト2冊、右側が応用テキスト6冊です。このように、4~5倍ぐらいは厚みに差があります。
一問一答を解く
そして、入門テキストの1冊を読み終わるごとに、一問一答のWebテストが用意されています。
出題に対して「正しい」か「誤り」かを選択すると、その正誤が即座に判定され、「解答・解説を見る」を押すと解説が表示されます。
添削課題の提出
ということで、入門テキスト2冊を読み終えたところで、添削課題①を提出することになります。第1回目の添削は、一問一答が10問あるだけですので、すぐに出せますね。
応用テキストで合格に必要な知識をインプット!
次はいよいよ、メインのテキスト「応用テキスト」です。
マンガを読む
応用テキストも同様に、まずはマンガを読むところから始めます。
実社会での事例に基づいて問題が提起されますので、こういう場合はどうなるのかなぁ?という疑問を持ちながら、解説動画に入っていくことができますね。
動画を視聴する
解説動画では、テキストの順に沿って、スライドを使いながら重要な部分(テキスト内の「インスピカード」)を中心に、解説が進められます。
場合によっては、「過去問にチャレンジ」として、解説した知識を使って実際に問題を解いてみることもあります。
そして最終的に、冒頭のマンガで提起された法的な問題も解決してくれます。
テキストを読む
出典:ユーキャン行政書士講座
動画が終われば、テキストの続きを読んでいきます。
入門テキストとは違い、応用テキストでは、しっかりと体系立てて、行政書士試験の合格に必要な知識を学んでいきます。
独学でイチからテキストを読むのは大変ですが、事前に動画で解説してくれていますので、スイスイ読み進めることができますね。
一問一答を解く
そして、そのレッスンを読み終わると、「PointCheck」として、5問程度の〇×テスト(過去問ではなくオリジナルの問題)がありますので、ここで知識の確認をします。(このPointCheckは、テキストだけでなく、Webでも解くことができます。)
また、章ごとに、一問一答のWebテストも用意されています。こちらは、過去問からの出題を中心に、オリジナルの予想問も含まれています。
添削課題の提出
この調子で応用テキストの学習を進めていくと、応用テキスト1・2(民法)が終わったところで、第2回目(五肢択一式20問+多肢選択式4問)と第3回目(記述式3問)の添削課題の提出になります。
次に、応用テキスト3・4(行政法)が終わった段階で、第4回(五肢択一式22問+多肢選択式3問)と第5回(記述式3問)の添削課題の提出、そして、応用テキスト5・6(その他)が終わった段階で、第6回の添削課題を提出します。
カリキュラム | 添削課題 |
---|---|
入門テキスト1「民法」 入門テキスト2「行政法」 |
添削課題1(択一) |
応用テキスト1「民法(上)」 応用テキスト2「民法(下)」 |
添削課題2(択一) 添削課題3(記述) |
応用テキスト3「行政法(上)」 応用テキスト4「行政法(下)」 |
添削課題4(択一) 添削課題5(記述) |
応用テキスト5「その他(憲法・商法)」 応用テキスト6「その他(基礎法学・一般知識等)」 |
添削課題6(択一) |
実戦問題集1「民法」 実戦問題集2「行政法」 実戦問題集3「その他」 |
|
全範囲 | 添削課題7(模試) |
実戦問題集で合格レベルに知識を高める!
それでは次は、「実戦問題集」に入ります。
ユーキャンの実戦問題集は、基本的には、ごく一般的な五肢択一式の過去問集ですね。
右ページが問題、その裏側(左ページ)が解答・解説というページ構成で、印刷は赤系の2色刷りになっています。
ただし、一般的な市販問題集と違うのは、重要な問題には「動画チェック」のマークが付いていますので、動画で解説講義を視聴することができます。
この解説講義は、全体の約3割に付いていて、総講義時間は約8時間です。
特に重要な肢には、「合格ボール」のマークが付けられていますので、その肢で問われている知識は確実に抑える必要があることが認識できます。
また、解説ページには、テキストの参照箇所(レッスン番号)が明記されていますので、あいまいな知識は、その都度テキストに戻ってすばやく確認ができますね。
このように、適宜、テキストに戻りながら知識を定着させ、合格レベルの知識に高めていきます。
ちなみに、この過去問集には、約230問が収録されています。それと、添削課題では125問、応用テキストとWeb問題集の一問一答の問題数は、約650問(肢)あります。
これらを合計し、五肢択一式に換算すると(一問一答は5肢で1問に換算)、約485問収録されている計算になります。
問題集 | 収録数 |
---|---|
実戦問題集 | 230問 |
一問一答(PointCheck+Webテスト) | 650肢⇒130問換算 |
添削課題 | 125問 |
合計 | 485問 |
一般的に、市販されている過去問集には、300問程度が収録されているものが中心ですが、それよりも収録数は多い計算になりますので、問題量としては十分ですね。
総合実力診断テストで実力チェック!
実戦問題集が終われば、最後の添削課題「総合実力診断テスト」です。
これまでに学んできた行政書士試験の全範囲から、五肢択一式で50問が出題されます。
これを解いて提出すれば、弱点を分析した添削結果が返ってきますので、その結果に基づいて、弱点の克服をしていけばいいわけですね。
弱点克服機能で優先度に応じて復習!
これで、ユーキャン行政書士講座のカリキュラムが一通り終わりました。
ここから先は、本試験を迎えるまで、実戦問題集をメインにひたすら復習を繰り返すことになります。
この実戦問題集の復習については、自分で問題集にチェックを入れながら、復習すべき問題を復習するというやり方でももちろん構いませんが、合格デジタルサポートの弱点克服機能を使えば、効率的に復習ができます。
この機能では、復習の優先度が高・中・低の3段階で示されます。
この優先度は、単に解答を間違えたかどうかの記録だけでなく、問題を解いた回数や、前に解いたときからの日数の経過や、正解率など、様々な要素を考慮して判定されているそうです。
ちなみに、この弱点克服機能の対象は、実戦問題集だけではなく、入門テキストや応用テキストで解いてきた「Webテスト」も含まれていますので、せひ有効に活用したいですね。
ユーキャンがおすすめできる人できない人
以上、ユーキャンの行政書士講座について、ひととおり体験しながらレビューしてきました。
ここまでのレビューを踏まえ、ユーキャンがおすすめな人と、おすすめできない人を整理しておきたいと思います。
ユーキャンがおすすめな人
ユーキャンは、「わかりやすいテキスト」と「充実のeラーニング」を使って、「ポイントを絞った講義」により効率的に勉強したい人、そして「優れたな合格実績」で安心して勉強したい人におすすめです!
- フルカラーでイラストも豊富なわかりやすいテキストで勉強したい人
- 充実のeラーニングシステムでスキマ時間を有効活用したい人
- ポイントを絞った講義で効率的に勉強したい人
- 高い合格実績と抜群の知名度のある講座で安心して勉強したい人
ユーキャンがおすすめできない人
一方、ユーキャンは、テキストの全範囲を丁寧に解説してくれる講義を求める人にはおすすめできません。
- テキストの全範囲を丁寧に解説してくれる講義を求める人
このような充実した講義を求める方は、カリスマ講師による充実した講義が提供されるアガルートをおすすめします。
- アガルートの行政書士講座は、人気の行政書士通信講座ランキングのNo.1でご紹介しています。
ユーキャンの行政書士講座まとめ
ユーキャンの行政書士講座は、2022年度からフルカラーテキストにリニューアルされ、解説動画も一挙に充実させるなど、大きくバージョンアップしました。
ユーキャンは、教材制作のプロフェッショナルですから、テキストのわかりやすさはナンバーワンといっても過言ではありません。
そして、このわかりやすいテキストをベースに学習しながら、ポイントを絞った解説動画で理解をしっかりフォローしてくれます。
スマホ学習も、合格デジタルサポートシステムで、講義動画だけでなく、テキスト参照や問題演習、進捗管理まで全てに対応しています。
さらに、過去10年の合格者累計2,600名を突破のすぐれた合格実績!
「ユーキャン」というブランド名だけで安心できてしまうのもユーキャンのスゴさでしたが、リニューアルにより名実ともにトップクラスの行政書士講座になりましたね。
優れた教材で合格を目指すなら、ユーキャンがおすすめです!
⇒ ユーキャン 公式サイト |
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受講料 |
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---|---|
講義時間数・スタイル |
インプット講義 :30時間 電子黒板の前に立ち、スライドを表示して解説 |
教材 |
【テキスト】フルカラー 冊子版テキスト※Web版もあり 【問題集】冊子版問題集※Web版もあり 【eラーニング】講義視聴、テキスト・問題集参照、問題演習、学習プラン作成 |
サポート体制 |
・メール、郵便による質問対応(回数無制限。1日3問まで) ・7回の添削課題あり |
合格実績 |
167名の合格者を輩出(2022年度) ※2021年度:233名 |
総合評価 |
80点 |
公式サイト | ユーキャン 公式サイトへ |