TAC/Wセミナー司法書士講座を徹底レビュー!【評判・口コミ】
更新日:2024年11月1日
TAC/Wセミナーの司法書士講座については、当サイトの司法書士の予備校ランキングにおいて、おすすめNo.6で紹介している講座です。
TACは、カリスマ講師「山本浩司」先生のオートマシステムで超有名ですね!
このページでは、TAC司法書士講座の特徴や、どのような点が優れているのか、また、残念な点はないのか掘り下げて紹介していきますので、評判・口コミのひとつとして参考にしてください。
【執筆者】 |
執筆者紹介 |
TAC(Wセミナー)司法書士通信講座の概要
まずはじめに、TACがどんな会社なのか紹介しておきたいと思います。
「資格の学校TAC」は、TAC株式会社が運営する資格学校で、業界最大規模の予備校です。
TACは、1980年に公認会計士、税理士、簿記の通学講座を開講し、会計の資格学校としてスタートしました。
その後、宅建士・行政書士など法律・不動産資格にも順次拡大していき、2009年に司法試験や司法書士の予備校として有名なWセミナー(早稲田セミナー)と事業統合したことで、WセミナーもTACのブランドとして運営されることになりました。
このため、現在のTACの司法書士講座は、元々はWセミナーの講座でしたので、TACだけでなくWセミナーの名称も併記されているわけです。
TACは、司法書士の独学におすすめのテキストのページで強くおすすめしているオートマシステムの著者であるカリスマ講師「山本浩司」先生の講義が受講できる点から、おすすめします!
オートマシステムは、テキストを読むだけでも十分に理解・記憶することができますが、テキストに加えて講義も聴くことで、その効果はさらにアップするはずです。
⇒ TAC 公式サイト |
|
通信講座のラインナップ/受講料 |
①司法書士 20ヵ月総合本科生<山本オートマチック>【2026年試験向け】 ②司法書士 速修本科生<山本オートマチック>【2025年試験向け】 ③司法書士 20ヵ月本科生<入門総合本科生>【2026年向け】 |
---|---|
公式サイト | TAC 公式サイトへ |
TACの司法書士講座を徹底レビュー!
それでは、TACの司法書士講座について、講座を構成する以下の項目ごとに、詳しくレビューしていきたいと思います。
- 講義・講師
- カリキュラム
- 教材(テキスト・問題集)
- eラーニング
- 合格実績
- サポート体制
- 受講コース
カリスマ講師「山本浩司」先生が講義を担当!
出典:TAC司法書士講座
TACの司法書士講座は、カリスマ講師「山本浩司」先生(2008年から「オートマシステム」シリーズを出版)をはじめ、5名の講師が在籍しています。
山本浩司先生の講義の特徴は、覚えようとしなくても自然に覚えられる「山本式記憶法」と呼ばれる方式により、「どうすれば記憶できるのか」を重視した講義です。
この記憶法は、「ツーウェイ方式」と「ウサギとカメ方式」を組み合わせた山本浩司先生独自の理論です。
ツーウェイ方式とは、法律のオモテ側だけでなく実社会での実相を明らかにしながら学習することで、ウサギとカメ方式とは、法律の奥にある意味や立法者の思想を理解しながら記憶することです。(足が速くとも油断のあるウサギにカメは勝てるという裏話と一緒に覚えることで、勝者はカメだと記憶できる)
なお、講義は通学講座を収録したものとなります。黒板の前に立ち、適宜、板書して解説するスタイルです。
山本講師のプロフィール
~ 大ベストセラーテキスト「オートマシステム」著者のカリスマ講師 ~
- 37歳失業中、司法書士試験にわずか6ヵ月で一発合格
- 講師を務める傍ら、独自の理論「オートマチックシステム」に基づき、宅建・行政書士など法律系資格試験に挑戦し、一発合格を果たす。
- 「山本浩司のオートマシステム」シリーズなど著書は多数あり、受験生から熱い支持を受けている。
著書
- 「山本浩司のオートマシステム」シリーズ
- 「みるみるわかる!」シリーズ
- 「新でるトコ一問一答」シリーズ
- 「合格教室リーガルレッスン会社法」
- 「新合格教室 なるほど民法」※その他、憲法・刑法等
などを代表作として、その他多数の著書あり
サンプル講義
インアウト一体型カリキュラム!
出典:TAC司法書士講座
TACの司法書士講座「山本オートマチック」のカリキュラムの特徴は、インプットとアウトプットを一体化した「インアウト一体型」の講義です。
これは、講義の段階から司法書士試験の過去問を解くことで、学習内容の「急所」を早期に知ることができ、学習の合理化と合格レベルまでの時間が短縮できるという考え方で、山本オートマチックの特徴のひとつです。
そして、合格力を養成するため、全国実力Check模試、合格力完成答練、全国公開模試が用意されています。
教材はもちろんオートマシステムシリーズを使用!
山本講師の講義では、もちろん「オートマシステム(automa system)」シリーズが使用されます。
インプット講義では「オートマシステム」、記述式対策では「オートマシステム<記述式>」が使用され、登記法のサブテキストとして「みるみるわかる!不動産登記法・商業登記法」、解法テクニックとして「短期合格のツボ」、そして、復習用教材として「新でるトコ一問一答」など、山本式記憶法(ツーウェイ方式、ウサギとカメ方式)を駆使したテキストが使用されます。
eラーニングは講義動画の配信のほか音声ダウンロードも可能!
TACの司法書士通信講座の受講形態は、Web通信とDVD通信のいずれかから選択することができ、Web通信を選択した場合は、講義動画をWebで受講する形態となり、スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可能です。
講義動画は、2倍速まで調整して再生することが可能です。
また、音声ダウンロードも可能で、携帯音楽プレイヤー等で講義を聴くこともできます。
例年、多数の合格者を輩出!
TACの司法書士講座では、一発合格者、上位合格者をはじめ、例年多数の合格者を輩出するなど、優れた実績があります。
公式サイトには、2023年度は52名の合格者の声が掲載されているほか、下表のとおり、多くの合格者の声が集まっています。
年度 | 合格者の声 |
---|---|
2019年度 | 32名 |
2020年度 | 25名 |
2021年度 | 56名 |
2022年度 | 59名 |
2023年度 | 52名 |
充実のサポート体制!
TACの司法書士講座では、インターネットフォローシステム(i-support)やFAX(質問カード)を使って、学習上の不明点を質問することができます。(回数制限:50回)
また、オンラインフォロー専任講師による個別相談が定期的に実施されますので、学習計画や悩みなどを効率的に解決できます。
さらに、通信講座の受講生であっても、全国各地にあるTACの校舎で、自習室が利用できますので、学習に専念できる環境で自習することも可能です。
自宅ではなかなか集中できないような場合に、図書館に行ったり、カフェで勉強したりといった工夫をされる方も多いかと思いますが、自習室が使えるというのは、大手予備校ならではですね!
受講コース
TACの司法書士初学者向けの通信講座は、学習期間と担当講師により、多数のコースが用意されています。
山本浩司先生のコースとしては、①1年(総合)本科生・1.5年(総合)本科生・20カ月(総合)本科生、②10ヶ月・8ヶ月速修(総合)本科生が、時期に応じて開講されます。
講座名・価格 |
①司法書士 20ヵ月総合本科生<山本オートマチック>【2026年試験向け】 ②司法書士 速修本科生<山本オートマチック>【2025年試験向け】 ③司法書士 20ヵ月本科生<入門総合本科生>【2026年向け】 |
---|---|
公式サイト | TAC司法書士講座 公式サイト |
TAC司法書士講座まとめ
TACの司法書士講座は、何より、カリスマ講師 山本浩司先生のオートマチックシステムによる講義が最大の魅力です!
ベストセラーテキスト「オートマシステム」シリーズをフルに活用しながら、山本講師の独自の記憶法を駆使した講義で、自然に理解し、自然に記憶し、自然に合格レベルにまで導いてくれます。
ただし、オートマシステムのテキストは、独学者でも容易に学習ができるテキストのため、通信講座でこのテキストが使用されるのは、通信講座のメリットが薄らぐように感じてしまいます。。
しかし、優れたオートマシステムを使って、著者の講義を直接聴けば、さらに理解は進むと思いますので、独学時代に「オートマシステム」が気に入った方は、TACも検討してみてください!
まとめ表
⇒ TAC 公式サイト |
|
受講料 |
①司法書士 20ヵ月総合本科生<山本オートマチック>【2026年試験向け】 ②司法書士 速修本科生<山本オートマチック>【2025年試験向け】
|
---|---|
講義・講師 |
①[講義]453時間 ②[講義]462時間 講義は通学講座を収録。黒板の前に立ち、適宜、板書して解説 |
教材 |
【テキスト】2色刷冊子版テキスト 【問題集】冊子版問題集 【eラーニング】[受講形態でWebを選択した場合] |
合格実績 |
一発合格者、上位合格者をはじめ、多数の合格者を輩出 |
サポート体制 |
・メールによる質問対応(回数制限:50回)※インターネットフォローシステム「i-support」 |
総合評価 |
75点 |
公式サイト | TAC 公式サイトへ |