司法書士になるには?試験合格後の研修・登録の流れを解説!
更新日:2026年1月8日

司法書士という資格に興味を持ち、目指してみようと思ったものの、司法書士になるにはどうすればいいの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、このページでは、司法書士になるにはどんな手順を踏めばいいのか、試験合格後の研修・登録の流れを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
※ 新人研修の詳細はこちら⇒ 司法書士の新人研修とは?中央研修・ブロック研修・配属研修を体験レポート!
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司法書士になるには2つの方法がある
司法書士になるには、2つの方法があります。
まず一つ目は、司法書士試験に合格して司法書士になる方法で、二つ目は、法務大臣の認定を受ける方法です。
- 司法書士試験に合格する
- 法務大臣の認定を受ける
①司法書士試験に合格する
司法書士になるには2つの方法がありますが、司法書士試験に合格するのが一般的です。
司法書士試験に合格することで、”司法書士になる資格”を取得することができます。
試験は年1回・7月の第1日曜日
司法書士試験は、 年に1回、7月の第1日曜日に実施されます。
試験は、「筆記試験」と「口述試験」の2段階あり、筆記試験の合格者のみを対象に口述試験が実施されます。
ただし、口述試験はほぼ全員が合格しますので、実質的な試験は筆記試験のみと考えておいて問題ありません。
| 筆記試験 | 毎年1回、7月の第1日曜日 【午前】9時30分~11時30分(2時間) 【午後】13時~16時(3時間) |
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|---|---|---|
| 口述試験 | (筆記試験合格者のみ)10月の平日 | |
試験科目は11科目(午前4科目・午後7科目)
筆記試験は、午前の部が五肢択一式35問、午後の部が五肢択一式35問と記述式2問の出題となっています。
試験科目は全部で11科目あり、午前に、憲法・民法・会社法・刑法、午後に、不動産登記法、商業登記法、供託法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法が出題されます。
| 筆記試験 |
午前 |
【択一式】35問 憲法、民法、商法(会社法)、刑法 |
|---|---|---|
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午後 |
【択一式】35問 不動産登記法、商業登記法、供託法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法 【記述式】2問 不動産登記法、商業登記法 |
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| 口述試験 | 不動産登記法、商業登記法、司法書士法 | |
司法書士は、「登記」するだけというイメージを持っている方にとっては、なぜこんなに試験科目があるのか不思議に思うかもしれませんが、司法書士の重要な業務のひとつに「裁判書類作成業務」がありますので、民事訴訟などの勉強も必要になってきます。
②法務大臣の認定を受ける
司法書士になるためのもう一つの方法が、法務大臣の認定を受ける方法です。
一定期間、裁判所事務官・書記官や法務事務官、検察事務官などに従事し、法務大臣の認定を受けた方は、試験に合格しなくても、司法書士になる資格を得ることができます。
司法書士試験合格後の研修・登録の流れ

次は、司法書士試験の合格後(又は法務大臣の認定後)、司法書士になるまでの流れについて解説していきます。
司法書士になるまでには、次の3つのステップがあります。
- 司法書士試験に合格する(又は法務大臣の認定を受ける)
- 新人研修を受講する (中央研修・ブロック研修・配属研修)
- 司法書士名簿に登録する(勤務又は即独)
司法書士試験に合格する(又は法務大臣の認定を受ける)
まずは、司法書士試験に合格する(又は法務大臣の認定を受ける)ことで、”司法書士になる資格”を取得します。
新人研修を受講する
試験に合格後(又は法務大臣の認定後)は、原則として1年以内に司法書士の登録を予定している方を対象にした新人研修が用意されています。
この新人研修には、中央研修・ブロック研修・配属研修の3種類があります。
さらに、認定司法書士になるための特別研修もありますが、これは認定司法書士になることを希望する方だけが対象です。(とはいえ、ほとんどの合格者が特別研修を受講します。)
中央研修はeラーニング研修
中央研修は、日本司法書士会連合会(日司連)が実施する研修です。
eラーニング研修として、12月~翌1月の期間を2つのブロックに分けて実施されます。
この研修では、司法書士制度の歴史を知り、業務の成り立ち、職責・倫理などを学びます。
ブロック研修は全国8つのブロックで実施
ブロック研修は各司法書士協議会ごとに行われる研修で、全国8つのブロック(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)ごとに開催されます。
この研修では、実務で必要とされる知識、実務に直結する知識を学びます。
配属研修は司法書士事務所で実務を学ぶ
司法書士会研修は、各都道府県の司法書士会ごとに行われる研修で、配属研修とも呼ばれます。配属研修では、一定期間、実際に司法書士事務所に配属され、実務を学ぶことができます。
なお、司法書士会研修では、配属研修だけでなく、数回の集合研修も実施されるところが多いようです。
下記の関連記事では、3つの新人研修(中央研修・ブロック研修・配属研修)を体験レポートしていますので、合わせてご覧ください。
司法書士名簿に登録する(勤務又は即独)
以上の新人研修を修了後、司法書士会を経由して日本司法書士会連合会が備える司法書士名簿に登録し、事務所を設置する予定地の司法書士会に入会することで、司法書士になることができます。
具体的な手続としては、登録・入会を申請すると、司法書士会の役員との「登録面接」を経て、日本司法書士会連合会の「登録常務会」で登録が認められれば、司法書士名簿に登録されることになります。
なお、新人研修の修了前であっても司法書士名簿に登録し、司法書士会に入会することは可能ですが、研修自体は必ず受講する必要があります。(司法書士会によっては、新人研修の修了が入会条件となっているところもあるようですので、事前にご確認ください。)
司法書士になる場合、司法書士事務所に勤務するか独立開業するかの二つの選択肢があります。
勤務の場合は、試験合格後すぐに就職活動を始めて勤務する方もいらっしゃいますし、新人研修が終わってから勤務を始める方もいらっしゃいます。
開業の場合は、新人研修が終わってから開業するのが一般的です。
私の場合は、新人研修が終わってから、勤務を経ずに、すぐに独立開業しました。(即独)
下記の関連記事では、司法書士会の登録・入会、そして開業(即独)までの記録を公開していますので、合わせてご覧ください。
司法書士になる方法まとめ
以上、司法書士になるにはどうすればいいか、その方法について解説してきました。
司法書士試験は、非常に難易度の高い試験であり、その道のりは険しいかもしれませんが、士業として独立開業が目指せる資格です。
新人研修など、新米の司法書士でも開業できるよう研修も充実していますので、未経験の方でも安心して開業できるはずです。
ぜひ皆さんも、司法書士を目指してください!
- 独学の方はこちら⇒ 司法書士の独学におすすめのテキスト
- 独学が不安な方はこちら⇒ 司法書士の通信講座おすすめ予備校ランキング

