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司法書士試験の解答速報&基準点予想まとめ【2026年】

更新日:2026年6月29日

2026年度 司法書士試験 解答速報&基準点予想

 2026年度(令和8年度)の司法書士試験が、7月5日(日)に実施される予定です。

 よっしゃー!できたー!という手応えのある人も、くそー!失敗した~、、という人も、試験を受けた後は、自分の解答が合っているかどうか、基準点に届いているかどうか、ものすごく気になりますよね。

 このページでは、資格予備校で実施される司法書士試験の解答速報や基準点予想の情報をまとめて紹介しますので、自己採点の参考にしてください。

 なお、記述式に関しては、忘れないうちに、自分が書いた答案を再現しておきましょう

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年勤めた元公務員。宅建士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格した経験に基づき、15年以上にわたり情報発信している。
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このページの目次

2026年度 司法書士試験の解答速報

 2026年度司法書士試験について、資格予備校各社で実施される解答速報や基準点予想の実施サイトを順に紹介していきます。

LEC

LEC2026年度司法書士試験解答速報
⇒ LEC 司法書士 解答速報

 LECでは、司法書士試験当日 7月5日(日)夕方から解答速報が公開される予定です。(昨年は、16:00から午前の部、19:00から午後の部(択一式)の解答速報が公開されました)

 記述式の解答例については、登録フォームから申込みが必要です。

 また、17:30から、LECの人気講師 森山先生や根本先生、赤松先生による解答速報会がライブ配信される予定です。

 そして、20:30からは、講師3人の放課後トークライブの配信も予定されています。

 翌週の7月11日(土)13:00からは、本試験徹底検証会がライブ配信され、この中で基準点予想も発表されます。

 その他、LECでは「択一成績診断」も実施しています。これは、全国の受験生のデータを元に、得点分布・正答率を集計・分析するサービスです。

 自分の解答を入力すると、ScoreOnlineというシステムで、データ登録者の中での順位や偏差値など、自身の成績状況が確認できるようになります。この成績診断で集計されたデータに基づき、より確度の高い基準点予想が行われます。

 さらに、「記述式再現答案無料添削サービス」も実施しており、自己採点が難しい記述式の答案について、本試験の採点基準を予想したLEC独自の採点基準で採点してもらえます!

解答速報 2026年
7月5日(日)
 【午前の部】 未定(昨年は16:00~)
 【午後の部(択一)】 未定(昨年は19:00~)
 【午後の部(記述)】 要申込
解答速報会 7月5日(日)17:30~20:00
放課後トークライブ 7月5日(日)20:30~21:30
(森山講師、根本講師、赤松講師)
本試験徹底検証会
(基準点予想あり)
7月11日(土)13:00~16:30
択一成績診断 【登録期間】
 7月5日(日)16:00~7月10日(金)12:00
【診断結果閲覧】
 7月6日(月)17:00~ ※毎日17:00頃に情報更新
記述式再現答案無料添削サービス 【受付期間】
 未定
公式サイト LEC
公式サイトへ

アガルート

アガルート2026年度司法書士試験解答速報
⇒ アガルート 司法書士 解答速報

 アガルートでは、司法書士試験当日 7月5日(日)16:00から午前の部19:00から午後の部(択一式)解答速報が始まります。

 これと並行して、16:00から午前の部18:00から午後の部(択一式)20:00から記述式総評&基準点予想動画が配信される予定です。

 また、7月8日(水)には記述式の解答例&徹底解説動画も公開予定です。

解答速報 2026年
7月5日(日)
 【午前の部】 16:00
 【午後の部(択一)】 19:00
7月8日(水)
 【午後の部(記述)】要申込
総評&基準点予想動画 7月5日(日)
 【午前の部】 16:00~
 【午後の部(択一)】 18:00~
 【午後の部(記述)】 20:00~
記述式の徹底解説動画 7月8日(水)~(要申込)
公式サイト アガルート
公式サイトへ

TAC/Wセミナー

TAC2026年度司法書士試験解答速報
⇒ TAC 司法書士 解答速報

 TAC(Wセミナー)では、司法書士試験当日 7月5日(日)16:00から午前の部19:00から午後の部(択一式)解答速報が公開される予定です。

 また、申込フォームから申し込んだ方には、記述式の解答例も提供されます。

 さらに、19:00からは、TACの人気講師 姫野先生によるオンライン記述式解説会のライブ配信が予定されています。

 そして、7月7日(火)19:00~記述式解答再現セミナー7月10日(金)19:00~本試験分析セミナー7月11日(土)15:00~オートマ実行委員会Presents「合否の分かれ目となる問題はこれだ!」が配信されます。

 その他、TACでは「択一式解答データリサーチ」も実施しています。全国の受験生から解答データを収集することで、精度の高い得点分析結果が提供されるサービスで、得点・順位・平均点・正答率などが確認できるようになっています。

解答速報 2026年
7月5日(日)
 【午前の部】16:00
 【午後の部(択一)】19:00
 【午後の部(記述)】要申込
オンライン記述式解説会 7月5日(日)19:00~20:00
択一式解答データリサーチ 【登録期間】
 7月5日(日)16:00~7月22日(水)17:59
【結果閲覧期間】
 (速報版)7月5日(日)21:00~
 (最終版)7月22日(水)18:00~8月8日(土)18:00
記述式解答再現セミナー 7月7日(火)19:00~21:00(Zoom・要予約)
※昨年は、後日YouTube配信もありましたが今年は不明です。
本試験分析セミナー 7月10日(金)19:00~21:00(Zoom・要予約)
※昨年は、後日YouTube配信もありましたが今年は不明です。
オートマ実行委員会Presents「合否の分かれ目となる問題はこれだ!」 7月11日(土)15:00~16:00(Zoom・要予約)
※昨年は、後日YouTube配信もありましたが今年は不明です。
公式サイト TAC
公式サイトへ

伊藤塾

※ 伊藤塾の2026年度解答速報の予定は未公表です。

伊藤塾2026年度司法書士試験 解答速報
⇒ 伊藤塾 司法書士 解答速報

 伊藤塾では、司法書士試験当日に解答速報は公開せず、「択一成績診断(解答を入力すると自動採点されるサービス)」が実施されます。[7月6日(日)16:00受付開始、7月7日(月)17:30採点開始]

 そして、7月9日(木) 19:00から総評・択一編7月10日(金)19:00から記述編本試験問題徹底分析講義を配信予定です。

択一成績診断 2025年
【受付期間】
 7月6日(日)16:00~7月18日(金)10:00
【採点結果】
 7月7日(月)17:30採点開始~7月22日(火)23:59
【総合成績表掲載】
 7月24日(木)16:00~
本試験問題徹底分析講義
(基準点予想あり)
7月9日(木)19:00~20:30【総評・択一編】
7月10日(金)19:00~20:30【記述編】
公式サイト 伊藤塾
公式サイトへ

クレアール

クレアール2026年度司法書士試験 解答速報
⇒ クレアール 司法書士 解答速報

 クレアールでは、司法書士試験当日 7月5日(日)13:00から午前の部翌7月6日(月)16:00から午後の部択一式・記述式の解答速報が公開されます。

 また、7月22日(水)15:00から本試験分析会が動画配信される予定です。

解答速報 2026年
7月5日(日)
 【午前の部】13:00
7月6日(月)
 【午後の部】16:00~
本試験分析会 7月22日(水)15:00~
公式サイト クレアール
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東京法経学院

※ 東京法経学院の2026年度解答速報の予定は未公表です。

東京法経学院 2026年度司法書士試験解答速報
⇒ 東京法経学院 司法書士 解答速報

 東京法経学院では、司法書士試験当日 7月6日(日)23:00から択一式、翌日7月7日(月)正午から記述式の解答速報が公開される予定です。

解答速報 2025年
7月6日(日)
 【択一】 23:00~
7月7日(月)
 【記述】 正午~
公式サイト 東京法経学院
公式サイトへ

辰已法律研究所

※ 辰已の2026年度解答速報の予定は未公表です。

辰已法律研究所 2026年度司法書士試験解答速報
⇒ 辰已 司法書士 解答速報

 辰已法律研究所においても、司法書士試験当日 7月5日(日)解答速報が公開されます。

 また、松本講師による本試験即日講評も動画配信され、その中で個人的な基準点予想も行われます。

 そして、7月11日(土)13:00から、本試験<詳細>分析会が配信予定です。

解答速報 2026年
7月5日(日) 時間未定
本試験即日講評
(基準点予想あり)
7月5日(日) 未定
本試験<詳細>分析会
(基準点予想あり)
7月11日(土)13:00~
公式サイト 辰已法律研究所
公式サイトへ

解答速報まとめ【令和8年度】

 次は、上記で紹介した2026年度司法書士試験の解答速報サイト一覧と、その中の割れ問・複数解をまとめて紹介します。

速報サイト一覧

 2026年度(令和8年度)司法書士試験における各資格予備校の解答速報は、以下の表のとおりです。

 各社の模範解答に不一致があった場合は、次項の「割れ問・複数解」のところに記載していきます。

解答速報実施サイト 解答速報実施日時 
LEC 7月5日(日)
 【午前の部】未定(昨年は16:00~)
 【午後の部(択一)】未定(昨年は19:00~)
 【午後の部(記述)】 要申込
アガルート 7月5日(日)
 【午前の部】16:00
 【午後の部(択一)】19:00
7月8日(水)
 【午後の部(記述)】 要申込
TAC 7月5日(日)
 【午前の部】16:00
 【午後の部(択一)】19:00
 【午後の部(記述)】 要申込
伊藤塾 7月6日(日)
 16:00~成績診断受付開始
 7月7日(月)17:30~採点開始
クレアール 7月5日(日)
 【午前の部】13:00~
7月6日(月)
 【午後の部】16:00~
東京法経学院 7月6日(日)
 【択一】23:00~
7月7日(月)
 【記述】正午~
辰已法律研究所 7月5日(日)
 未定~

割れ問・複数解の発生状況

 「割れ問」というのは、各資格予備校が発表した解答速報が食い違っている問題です。

 単に間違っている場合もありますし、問題自体が不適切で、解釈によって解答が複数考えられるケース複数解)や、そもそも問題として成立しないケース解なし)もあり得ます。

 複数解(又は解なし)が正式に認められた場合は没問となります。この場合、複数解の両方が正解(又は全員が正解)とされることが考えられます。

割れ問の発生状況

 割れ問や複数解があった場合は、以下に記載していきます。

2026年度 司法書士試験 解答速報
問題番号 割れ問発生状況
   

記述式の自己採点が悩みどころ・・・

 司法書士試験では、択一式は、解答速報に基づいてすぐに自己採点できますが、記述式に関しては、そう簡単に自己採点できませんよね

 択一は高得点が取れたけど記述の自信がない、、という方は、まさにこれから合格発表までの3ヶ月間、地獄の日々を送ることになります。。

 私自身がそうでした。択一だけで逃げ切り点が取れていましたが、記述が半分ぐらいの出来で、ちょうど足切りになるかどうかの瀬戸際というのが2年続きましたので、その気持ちを痛いほど味わってきました。

 ということで、まずは解答速報に従って自己採点をしたうえで、LECの「記述式再現答案 無料添削サービス」を利用するのがおすすめです。

 私は、試験が終わって家に帰ってから、択一(午前)の自己採点をした後すぐに、記述式で自分が書いた答案をパソコンに入力して、自己採点とLECの添削サービスに備えました。

 自分が書いた答案を正確に再現できるわけではありませんし、法務省の採点基準とLECの採点基準が一致しているとも限りませんので、必ずしも正確な点数が出るわけではありませんが、ある程度の目安にはなると思います。

 私の場合は(2021年度)、LECの記述式添削サービスと実際の採点結果では、不登法はピタリ一致、商登法では4.5点のズレが出た程度だったので、かなり信頼できる採点結果でした。

解答の公式発表(法務省)

 司法書士試験(択一式)の公式な「正解」は、令和8年8月12日(水)16時に法務省から発表されます。

 ⇒ 法務省の司法書士試験のページ

 なお、記述式については、公式な「正解」は発表されません。筆記試験の合格発表の際に、「出題の趣旨」が示されるに留まります。

解答速報動画一覧

 予備校各社から配信される司法書士試験の解答速報や基準点予想、分析会の動画配信日時を整理しましたので、そのタイムテーブルを掲載します。

 また、この表の下に各予備校のYouTube動画を時系列に貼り付けていますので、このページでそのまま視聴いただくことも可能です。

解答速報・基準点予想・分析会の動画配信タイムテーブル
配信日 配信時刻・内容 予備校
7月5日(日)

16:00~ 解答速報&基準点予想(午前択一)

アガルート

17:30~20:00 解答速報会

LEC

18:00~ 解答速報&基準点予想(午後択一)

アガルート

19:00~20:00 記述式解説会

TAC

20:00~ 総評&基準点予想(記述式)

アガルート

20:30~21:30 講師3人の放課後トークライブ

LEC

20:30~令和7年度司法書士試験を語りましょう

辰已

21:00~23:00 令和7年度本試験を語ろう!!!(LEC森山講師・TAC姫野講師・元伊藤塾 向田先生)

YouTube

未定~ 【本試験即日講評】~基準点予想も~
未定~ 令和7年度司法書士試験即日レビュー

辰已
7月7日(火)

19:00~21:00 記述式解答再現セミナー【要予約・Zoom】
※昨年は、後日YouTube配信もありましたが今年は不明です。

TAC
7月8日(水)

記述式の徹底解説動画 【要申込】

アガルート
7月9日(木)

19:00~20:30 本試験問題徹底分析講義(総評・択一編)

伊藤塾
7月10日(金)

19:00~20:30 本試験問題徹底分析講義(記述編)

伊藤塾

19:00~21:00 本試験分析セミナー【要予約・Zoom】
※昨年は、後日YouTube配信もありましたが今年は不明です。

TAC
7月11日(土)

13:00~16:30 本試験徹底検証会

LEC

13:00~ 本試験<詳細>分析会

辰已

15:00~16:00 オートマ実行委員会Presents「合否の分かれ目となる問題はこれだ!」【要予約・Zoom】
※昨年は、後日YouTube配信もありましたが今年は不明です。

TAC
7月22日(水) 15:00~ 本試験分析会 クレアール

16:00~【アガルート】解答速報&総評(午前択一式) ※基準点予想あり

17:30~20:00【LEC】解答速報会 ※基準点予想あり

<動画URL未公表>


18:00~【アガルート】解答速報&総評(午後択一式) ※基準点予想あり

19:00~20:00【TAC】記述式解説会

<動画URL未公表>


20:00~【アガルート】解答速報&総評(記述式) ※基準点予想あり

20:30~21:30【LEC】講師3人の放課後トークライブ(森山講師、根本講師、赤松講師)

<動画URL未公表>


20:30~【辰已】令和7年度司法書士試験を語りましょう

<2026年度の配信有無は未公表>


21:00~23:00【LEC森山講師・TAC姫野講師・元伊藤塾 向田先生】令和7年度本試験を語ろう! ※基準点予想あり

<2026年度の配信有無は未公表>

※ 向田先生は、伊藤塾講師を辞めてから年数が経っているため、今の受験生には馴染みがないかしれませんが、伊藤塾の『必出3300選』や「択一クイックマスター総整理講座」、エクシードコース内の「択一総整理編」を開発したのが向田先生です。私が司法書士試験に合格できたのは、向田先生のおかげです。


未定【辰已】本試験即日講評 ~基準点予想も~

<2026年度の配信有無は未公表>


7/7(火)
19:00~21:00【TAC】記述式解答再現セミナー

TACに要予約・Zoom
※ 昨年は、後日YouTube配信もありましたが今年は不明です。


7/8(水)
【アガルート】記述式問題の徹底解説動画

アガルートに要申込み


7/9(水)
19:00~20:30【伊藤塾】本試験問題徹底分析講義(総評・択一編) ※基準点予想あり

<動画URL未公表>


7/10(金)
19:00~20:30【伊藤塾】本試験問題徹底分析講義(記述編)

<動画URL未公表>


7/10(金)
19:00~21:00【TAC】本試験分析セミナー ※基準点予想あり

TACに要予約・Zoom
※ 昨年は、後日YouTube配信もありましたが今年は不明です。


7/11(土)
13:00~16:30【LEC】本試験徹底検証会 ※基準点予想あり

<動画URL未公表>


7/11(土)
13:00~【辰已】本試験<詳細>分析会 ※基準点予想あり

<動画URL未公表>


7/11(土)
15:00~16:00【TAC】オートマ実行委員会「合否の分かれ目となる問題はこれだ!」 ※基準点予想あり

TACに要予約・Zoom
※ 昨年は、後日YouTube配信もありましたが今年は不明です。


7/22(水)
15:00~【クレアール】本試験分析会

<動画URL未公表>


司法書士試験の基準点・合格点とは?

 では、司法書士試験の基準点・合格点について、解説していきます。

基準点とは試験区分ごとの”足切り点”

 司法書士試験の基準点とは、各試験区分ごとの足切り点のことです。

 司法書士試験の配点は3つの区分があり、択一式は、午前の部が35問で105点(1問3点)、午後の部も35問で105点(1問3点)、記述式は2問で140点(令和5年度までは2問で70点)とされています。

午前/午後 出題形式 出題数 配点
午前の部 択一式 35問 105点
午後の部 択一式 35問 105点
記述式 2問 140点
(R5までは70点)

 この「午前の択一式」・「午後の択一式」・「記述式」のそれぞれに基準点(足切り点)が設けられ、いずれか一つでも基準点に満たない場合は、それだけで不合格になってしまいます。

 採点の流れとしては、まず、「午前の択一式」・「午後の択一式」が採点され、両方の基準点をクリアした人だけが、「記述式」を採点してもらえます

 そして、「記述式」の基準点もクリアできれば、総合得点(午前択一式+午後択一式+記述式)で合格者が決定されるという採点方式です。

 つまり、合格者の総合得点の最低ラインが「合格点(合格ライン)」ということになりますね。

司法書士の基準点とは
  • 「午前の択一式」、「午後の択一式」、「記述式」の3つの試験区分ごとに設けられた足切り点を”基準点”という。
  • 午前・午後両方の択一式の基準点をクリアした人だけが、「記述式」を採点してもらえる。
  • 「記述式」の基準点もクリアできれば、最後に総合得点で合格者が決定される。
  • 合格者の総合得点の最低ラインが「合格点(合格ライン)」

合格点とは基準点の合計に”上乗せ点”を加えたもの

 ちなみに、3つの「基準点の合計」と「合格点」とは一致しません。合格するには、基準点よりもさらに高い点数を取る必要があります。

 この「基準点合計」と「合格点」との差を、「上乗せ点」と呼んでいます。

 つまり、「合格点」とは、基準点の合計に”上乗せ点”を加えた点数ということになります。

 さらに言うと、「逃げ切り点」という点数もあります。逃げ切り点というのは、択一(午前+午後)だけで、合格に必要な上乗せ点が獲得できている点数です。つまり、択一だけで逃げ切った状態ですね。

 逃げ切り点が取れていれば、あとは記述式が基準点をクリアしさえすれば、合格点もクリアできるというわけです。(令和6年度の記述式の配点変更により、択一逃げ切りは、かなり難しくなりました。)

基準点と合格点の違い
  • 合格点は、基準点合計よりもさらに高い点数で、「基準点合計」と「合格点」との差を”上乗せ点”と呼ぶ。
  • 合格点とは基準点合計に”上乗せ点”を加えたもの
  • ”逃げ切り点”とは、合格に必要な上乗せ点が択一だけで獲得できている点数をいう。(令和6年度から、択一逃げ切りはかなり難しくなった)

基準点・合格点の決め方

 司法書士試験の基準点や合格点は、最初からあらかじめ決まっているような絶対評価方式ではなく、相対評価方式が採用されています。

 このため、基準点や合格点は、その年の試験問題の難易度や受験生のレベルによって、毎年変動します。

  基準点は概ね、午前択一は上位30%の点数(2019年度以前は上位20%でした)、午後択一は上位20%の点数に設定されます。

 その結果、午前・午後両方の択一基準点をクリアできるのは、受験生全体の約15%になります。

※ 択一の基準点は、記述の採点人数を調整する意味合いもあり、一定の人数(2,000人程度)になるように調整されているとも言われています。

 そして、記述式は、択一基準点をクリアした猛者たちの中で、概ね上位50%の点数に設定されます。

※ 記述の基準点自体も、140点満点のちょうど半分の70点前後になるように配点調整されています。(配点変更初年度の令和6年度は、140点満点の約6割の83点が基準点でしたが、令和7年度はちょうど半分の70点になりました。)

 このようにして基準点が決められた後、最終的な合格率が4~5%前後(又は合格者数が600~700人前後)になるように合格点が決められると考えられています。

基準点・合格点の決め方
  • 相対評価方式のため、基準点・合格点は試験問題の難易度や受験生のレベルによって毎年変動する。
  • 午前択一の基準点は概ね上位30%の点数
    午後択一の基準点は概ね上位20%の点数
    ⇒ 午前・午後両方の択一基準点をクリアできるのは約15%(=記述の採点人数が2,000人程度になるように調整されているとも言われている)
  • 記述式の基準点は、概ね上位50%の点数 (140点満点中70点前後になるよう配点調整)
  • 合格率が4~5%前後(又は合格者数が600~700人前後)になるように合格点が決められる。

基準点・合格点の推移

 このように、毎年変動する司法書士試験の基準点ですが、 どれぐらいの値で推移しているのでしょうか。

択一式の基準点の推移

司法書士試験 基準点(択一式)の推移グラフ

 このグラフは、司法書士試験の択一式の基準点の推移を、正答数(35問中 何問 正解か)で表したグラフです。

 司法書士試験では、基準点の話をする場合、”点数”ではなく”正答数”で会話するのが一般的ですね。

 過去10年の基準点は、午前は25~27問、午後は22~25問の範囲で推移しています。

記述式の基準点の推移

司法書士試験 基準点(記述式)の推移グラフ

 次は、記述式の基準点の推移です。

 記述式については、不登法・商登法の合計の点数(70点満点中、何点か。2024年度以降は140点満点中、何点か)のグラフです。

 このように、過去10年の記述式の基準点は、2023年度までは70点満点中30.5点~37.0点で推移していましたが、配点変更初年度の2024年度は140点満点中83.0点、2025年度は70点となりました。

 記述式に関しては、2024年度(配点変更初年度)を除き、満点のちょうど半分あたりの点数が基準点になるように調整されていることがわかります。

基準点・合格点・上乗せ点の推移(一覧表)

 基準点のほか、合格点・上乗せ点も全て含めた推移の一覧表は、下表のとおりです。

 この表のとおり、合格するためには、令和5年度までは基準点合計に25点前後の上乗せ点が必要でしたが、記述式の配点変更(70点→140点)により、令和6年度は34点、令和7年度は35点の上乗せ点が必要でした。

 仮に、択一だけで逃げ切ろうとした場合には、令和5年度までは8~9問程度の上乗せ点で逃げ切れていましたが、令和6年度・令和7年度は12問の上乗せが必要ということで、かなり難しくなりましたね。

※ ちなみに私は、合格年度(2021年度)は15問の上乗せ、その前年度も15問の上乗せ点が取れていましたので、12問というのは、不可能な上乗せではありません。

司法書士試験 基準点・合格点・上乗せ点一覧表
年度 基準点 基準点合計 合格点
(上乗せ点)
択一式 記述式
午前 午後
2016年度
(平成28年度)
75点
(25問)
72点
(24問)
30.5点 177.5点 200.5点
(+23.0点)
2017年度
(平成29年度)
75点
(25問)
72点
(24問)
34.0点 181.0点 207.0点
(+26.0点)
2018年度
(平成30年度)
78点
(26問)
72点
(24問)
37.0点 187.0点 212.5点
(+25.5点)
2019年度
(令和元年度)
75点
(25問)
66点
(22問)
32.5点 173.5点 197.0点
(+23.5点)
2020年度
(令和2年度)
75点
(25問)
72点
(24問)
32.0点 179.0点 205.5点
(+26.5点)
2021年度
(令和3年度)
81点
(27問)
66点
(22問)
34.0点 181.0点 208.5点
(+27.5点)
2022年度
(令和4年度)
81点
(27問)
75点
(25問)
35.0点 191.0点 216.5点
(+25.5点)
2023年度
(令和5年度)
78点
(26問)
75点
(25問)
30.5点 183.5点 211.0点
(+27.5点)
2024年度
(令和6年度)
配点変更
78点
(26問)
72点
(24問)
83.0点 233.0点 267.0点
(+34.0点)
2025年度
(令和7年度)
78点
(26問)
72点
(24問)
70.0点 220.0点 255.0点
(+35.0点)

基準点の予想まとめ【2026年度(令和8年度)】

 司法書士試験の基準点は毎年変動するため、解答速報に基づいて自己採点を終えた後は、とにかくこの「基準点」が気になりますよね

 そこで、資格予備校や講師は、その年の本試験問題の出題内容や難易度を分析し、過去のデータや経験に基づいて、基準点の予想を行うことが恒例行事になっています

 また、LEC・TACなどの大手予備校では、受験生のデータリサーチを行っていますので、そこで集計されたデータも加味したうえで、予想基準点が算出されます。

 なお、多くの予備校では、講師が実際に本試験を受験し、難易度を肌で感じたうえで分析しています。ただし、基準点や合格点に影響を及ぼさないよう、必ず白紙答案を提出することになっています。

 ただし、択一は白紙で提出し、記述は記入して提出するパターンはあります(2024年度・2025年度にTAC姫野講師が実施)。この場合も、択一で基準点を超えなければ記述は採点されないため、他の受験生への影響はありません。

基準点予想一覧表(2026年度)

 2026年度 司法書士試験の予想基準点(35問中 何問が基準点になるか)について、下の表にまとめていきますので、参考にしてください。

 本試験直後の予想基準点は、あくまでも講師の主観的な予想となっています。

 その後、受験生からのデータリサーチを行っている予備校では、そのデータ分析を経て、より確度の高い予想基準点に修正されていきます

基準点予想一覧【2026年度】
基準点予想者 予想基準点
午前択一 午後択一
LEC
アガルート
TAC
伊藤塾
辰已
その他

予想基準点集計グラフ
2026年度司法書士試験 予想基準点グラフ

  

(参考)過去の基準点予想一覧

 参考資料として、過去に実施された司法書士試験の基準点予想をPDFファイルで掲載します。

法務省による基準点の発表

 司法書士試験(択一式)の公式な「基準点」は、正式解答と同じく、令和8年8月12日(水)16時に法務省から発表されます。

 ⇒ 法務省の司法書士試験のページ

基準点発表後のスケジュール

 司法書士試験の今後のスケジュールは、下表のとおりです。

 基準点発表・合格発表は、いずれも法務省の司法書士試験のページから閲覧できます。

筆記試験 基準点発表 令和8年8月12日(水)16時
合格発表 令和8年10月1日(木)16時
口述試験 試験日 令和8年10月13日(火)
最終合格発表 令和8年11月5日(木)16時
官報公告 令和8年11月27日(金)

 当サイトでは、口述試験対策や筆記試験の答案開示請求、合格後の新人研修などの解説記事も用意していますので、下記の関連記事からご参照ください。

基準点に届かないことがわかったら

 基準点に届かないことが分かった場合は、来年に向けてどうするのか考えないといけませんね。

 即、来年に向けて勉強をスタートする方もいらっしゃるかもしれませんが、しばらく休息をとってから再スタートを切る方が多いかと思います。

 私も、本試験(合格前年度)が終わってから、次の年(合格年度)の勉強を開始するまでに、約3ヶ月間の休息期間を設けました。

 また、なかには、今年を最後に司法書士試験から撤退する方もいらっしゃるかもしれません。せっかく勉強してきたのに合格できないまま撤退するのは、とても辛いことですよね。。

 とにかく、再スタートを切る場合は、自分に何が足りなかったのか分析し、来年に向けて勉強計画を立てていきましょう

独学で勉強を再開する場合

 独学の方は、下記の関連記事で、おすすめ勉強法やおすすめのテキストなどを紹介していますので、そちらを参考にしてください。

独学は諦めて通信講座で勉強する場合

 また、独学ではちょっとムリかなと感じる方は、通信講座の受講を検討してみてください。

 下記の記事では、司法書士のおすすめ通信講座・予備校を徹底的に比較してランキング形式でご紹介しています。初心者向け講座のほか、学習経験者向け講座、費用の安い講座など目的別のおすすめ通信講座も紹介していますので、参考にしてください。


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