更新日:2023年11月25日
- 令和5年度(2023年度)土地家屋調査士試験(午後の部 択一)の基準点は35.0点(14問)と発表されました。(2023/11/24 法務省発表)
- ⇒ 基準点・合格点の予想一覧表はこちら
2023年(令和5年)の土地家屋調査士試験が、10月15日(日)に実施されました。
よっしゃー!できたー!という手応えのある人も、くそー!失敗した〜、、という人も、試験を受けた後は、自分の解答が合っているのかどうか、基準点・合格点に届いているのかどうかというのは、物凄く気になりますよね。
すぐに自己採点できるように、問題用紙に自分が選んだ解答をしっかりとメモしておくこと(〇や×をつけておくこと)が大切です。
土地家屋調査士試験の受験対策を行っている資格予備校や資格スクールでは、試験当日の夜から解答速報を行っています。
このページでは、解答速報の情報や基準点をまとめてご紹介したいと思いますので、参考にしてください。
これを見て、安心するか、落ち込むか、、、ギリギリのラインというのが一番困りますよね。安心していいのやら、落ち込んでいいのやら。。
【執筆者】 |
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令和5年度 土地家屋調査士試験 解答速報【2023年度】
それでは、資格予備校各社で実施される土地家屋調査士試験の解答速報の実施サイトについて、順にご紹介していきます。
アガルートの解答速報
アガルートでは、土地家屋調査士試験当日10月15日(日)17:00(13:19に前倒し)から午前の部(択一&記述)、18:00(16:14に前倒し)から午後の部(択一式)の解答速報が公開されます。
また、午後の部(択一&記述)の解答速報&総評動画についても、18:00から配信予定です。
そして、19:00から午後の部(記述式)の解説動画、さらに、20:00からは、アガルート講師陣(中山講師・中里講師・高野講師・山崎講師)によるYoutube座談会が配信されます。
なお、午後の部(記述式)の模範解答と詳細な解説動画については、試験日から1週間以内に公開予定となっており、アガルートに無料会員登録することで閲覧することができます。
解答速報 | 2023年 10月15日(日) |
解答速報&総評動画 | 10月15日(日) 18:00〜 午後の部(択一&記述) |
解説動画 | 10月15日(日) 19:00〜 午後の部(記述) |
Youtube座談会 | 10月15日(日) 20:00〜 |
午後(記述)の模範解答・解説動画 | 1週間以内に公開 |
公式サイト | アガルート 公式サイトへ |
LECの解答速報
LECでは、本試験当日10月15日(日) 18:00から午後の部(択一)の解答速報を、21:00から午後の部(記述)の解答速報を公開予定です。
また、ポイント解説YouTube動画が、午後の部(択一)については同日18:00から、午後の部(記述)については翌16日(月)の18:00から、配信が予定されています。
LECでは、解答速報のほか、「無料成績診断」も実施しています。
無料成績診断というのは、全国の受験生のデータを元に、得点分布・正答率を集計・分析するというサービスです。自分の解答を入力すると、ScoreOnlineというシステムで、データ登録者の中での順位や偏差値など、自身の成績状況を確認することができるようになります。
解答速報 | 2023年 10月15日(日) 18:00〜 午後の部<択一> 21:00〜 午後の部<記述> |
ポイント解説動画 | 10月15日(日) 18:00〜 午後の部<択一> 10月16日(月) 18:00〜 午後の部<記述> |
無料成績診断 | 【第1弾】 (登録期間)10月15日(日)16:00〜10月20日(金)8:59 (診断結果)10月20日(金)18:00〜 【第2弾】 (登録期間)10月20日(金)9:00〜11月2日(木)9:00 (診断結果)11月2日(木)18:00〜 |
公式サイト | LEC 公式サイトへ |
東京法経学院の解答速報
東京法経学院では、本試験当日10月15日(日) 22:00から解答速報を公表予定です。
解答速報 | 2023年 10月15日(日)22:00〜 |
公式サイト | 東京法経学院 公式サイトへ ![]() |
日建学院の解答速報
日建学院においても、例年、本試験当日に解答速報を公表しています。
解答速報 | 2023年 10月15日(日) |
公式サイト | 日建学院 公式サイトへ |
解答速報まとめ【2023年(令和5年)】
上記でご紹介した土地家屋調査士試験の解答速報一覧をご紹介します。
解答速報一覧
各資格予備校の解答速報(午後の部<択一式>)は、以下の表のとおりです。
解答速報実施サイト | 解答速報実施日時 |
アガルート | 10月15日 |
LEC |
10月15日18:00〜 |
東京法経学院![]() |
10月15日22:00〜 |
日建学院 | 10月15日 |
解答速報動画の配信タイムテーブル&動画一覧
土地家屋調査士試験の解答速報動画のの配信日時を整理しましたので、そのタイムテーブルを掲載します。
配信日 | 配信時刻 | 配信内容 | 予備校 |
2023年 10月15日(日) |
18:00〜 | 解答速報&総評動画(択一&記述) | アガルート |
18:00〜 | ポイント解説動画(択一) | LEC |
|
19:00〜 | 解説動画(記述) | アガルート | |
20:00〜 | YouTube座談会 | アガルート | |
10月16日(月) | 18:00〜 | ポイント解説動画(記述) | LEC |
アガルート解答速報&総評動画(択一&記述)
10月15日(日)18:00〜
午後の部(択一&記述)の解答速報&総評動画
LECポイント解説動画(択一)
10月15日(日)18:00〜
午後の部(択一)のポイント解説動画
アガルート解説動画(記述)
10月15日(日)19:00〜
解説動画(午後の部<記述>)
アガルートYoutube座談会
10月15日(日)20:00〜
アガルート講師陣(中山講師・中里講師・高野講師・山崎講師)によるYoutube座談会
LECポイント解説動画(記述)
10月16日(月)18:00〜
午後の部(記述)のポイント解説動画
解答の公式発表
土地家屋調査士試験(択一式)の公式な正解は、令和5年11月24日(金)午後4時に法務省から発表されます。
基準点とは?
次は、土地家屋調査士試験の基準点・合格点について、解説していきます。
基準点とは試験区分ごとの”足切り点”
土地家屋調査士試験の基準点とは、試験区分ごとの足切り点のことです。
土地家屋調査士試験(午後の部)の配点は2つの区分があり、択一式は20問で50点満点(1問2.5点)、記述式は2問で50点満点(1問25点)とされています。
午前/午後 | 出題形式 | 出題数 | 配点 |
午後の部 | 択一式 | 20問 | 50点 |
記述式 | 2問 | 50点 | |
この「択一式」・「記述式」のそれぞれに基準点(足切り点)が設けられ、いずれか一方が基準点に満たない場合は、それだけで不合格になってしまいます。
採点の流れとしては、まず「択一式」が採点され、その点数が基準点を下回ると、その時点で不合格となります。
ですので、「択一式」の基準点をクリアした人だけが、「記述式」の採点をしてもらえるというわけです。
そして、「記述式」の基準点もクリアすることができれば、最後に総合得点(「択一式」+「記述式」)で合格者が決定されるという採点方式です。
つまり、合格者の総合得点の最低ラインが、「合格点(合格ライン)」ということになりますね。
- 「択一式」・「記述式」のそれぞれに設けられた足切り点を”基準点”という。
- 択一式の基準点をクリアした人だけが、「記述式」を採点してもらえる。
- 「記述式」の基準点もクリアできれば、最後に総合得点で合格者が決定される。
- 合格者の総合得点の最低ラインが「合格点(合格ライン)」
合格点とは基準点の合計に”上乗せ点”を加えたもの
ちなみに、2つの「基準点の合計」と「合格点」とは一致しません。合格するためには、基準点よりもさらに高い点数を取る必要があります。
この「基準点合計」と「合格点」との差を、「上乗せ点」と呼んでいます。
つまり、「合格点」とは、基準点の合計に”上乗せ点”を加えた点数ということになりますね。
- 合格点は、基準点合計よりもさらに高い点数で、「基準点合計」と「合格点」との差を”上乗せ点”と呼ぶ。
- 合格点とは基準点合計に”上乗せ点”を加えたもの
基準点の推移
土地家屋調査士試験の基準点や合格点は、最初からあらかじめ決まっているような絶対評価方式ではなく、相対評価方式が採用されています。
ですので、基準点・合格点は、その年の試験問題の難易度や、受験生のレベルによって、毎年変動します。
択一式の基準点の推移
このグラフは、土地家屋調査士試験の択一式の基準点の推移を表したグラフです。
過去の基準点は、30.0点〜37.5点の範囲で推移しています。
記述式の基準点の推移
次は、記述式の基準点の推移です。
このように、過去の記述式の基準点は、30.0点〜36.0点の範囲で推移していますね。
基準点・合格点の推移(一覧表)
基準点のほか、合格点・上乗せ点も全て含めた推移の一覧表は、下表のとおりです。
年度 | 択一式基準点 (50点満点) |
記述式基準点 (50点満点) |
合格点 (上乗せ点) |
---|---|---|---|
平成25年 (2013年) |
30.0 | 30.0 | 71.5 (+11.5) |
平成26年 (2014年) |
35.0 | 30.0 | 74.5 (+9.5) |
平成27年 (2015年) |
32.5 | 30.0 | 73.5 (+11.0) |
平成28年 (2016年) |
30.0 | 31.5 | 74.5 (+13.0) |
平成29年 (2017年) |
37.5 | 36.0 | 81.0 (+7..5) |
平成30年 (2018年) |
35.0 | 33.5 | 81.0 (+12.5) |
令和1年 (2019年) |
32.5 | 33.0 | 76.5 (+11.0) |
令和2年 (2020年) |
32.5 | 30.0 | 71.0 (+8.5) |
令和3年 (2021年) |
32.5 | 30.5 | 73.5 (+10.5) |
令和4年 (2022年) |
37.5 | 34.0 | 79.5 (+8.0) |
令和5年 (2023年) |
35.0 |
このように、概ね基準点はそれぞれ6〜7割程度、そして合格点は7〜8割程度で推移していることがわかります。
択一も記述も、最低6〜7割は取る必要があり、合格するためには合計で7〜8割の得点が必要ということになりますね。
基準点の予想まとめ
土地家屋調査士試験の基準点については、毎年変動するため、皆さんも試験を受験し、自己採点を終えた後は、とにかくこの「基準点」というものが気になりますよね。
ということで、各資格予備校や予備校講師において、その年の本試験問題の出題内容や難易度を分析し、過去のデータと照らし合わせながら、基準点や合格点の予想が行われます。
基準点・合格点の予想一覧表【2023年度】
2023年度土地家屋調査士試験の予想基準点・合格点について、下の表にまとめますので、参考にしてください。
昨年は、アガルート・東京法経学院・木村講師(LEC)から、予想基準点が発表されましたが、今年は東京法経学院しか出ませんでした。
東京法経学院の基準点予想によると、2023年度土地家屋調査士試験(午後の部)の基準点は、択一式が37.5点(15問)、記述式が32点〜33点で、合格点は77点〜78点と予想されています。
⇒ 令和5年度(2023年度)土地家屋調査士試験(午後の部 択一)の基準点は35.0点(14問)と発表されました。(2023/11/24 法務省発表)
この択一基準点発表を受けて、アガルートにおいて、下記のとおり記述の基準点と合格点の予想が行われました。
基準点予想者 | 予想基準点 | 予想合格点 | 備考 | |
択一 | 記述 | |||
山井講師(東京法経学院) | 37.5点(15問) | 32点〜33点 | 77点〜78点 | 10/25 YouTube動画 |
中山講師(アガルート) | 予想せず | 30点前後 | 75点前後 | 11/10 YouTube動画にて、択一基準点の予想はせず、「記述の基準点さえ超えれば合格できる択一の点数」は、18問と予想 11/24 ブログにて、択一基準点発表を受け、記述の基準点と合格点を予想 |
中里講師(アガルート) | 予想せず | 25点あたり | 69点くらい | 11/25 X(Twitter) |
確定 | 35.0点(14問) | 11/24 法務省発表 |
基準点発表後のスケジュール
土地家屋調査士試験の今後のスケジュールは、下表のとおりです。
筆記試験 | 基準点発表 | 令和5年11月24日(金)午後4時 |
合格発表 | 令和6年1月10日(水)午後4時 ⇒法務局に掲示、法務省ホームページに掲載、受験者へ通知 |
|
口述試験 | 試験日 | 令和6年1月25日(木) |
最終合格発表 | 令和6年2月16日(金)午後4時 ⇒法務局に掲示、法務省ホームページに掲載、官報公告 |
まずは、基準点発表が大きな山場になりますね。択一式に関しては、解答速報の段階で点数がほぼ確定しますので、足切りに引っかかるかどうかは、基準点発表でハッキリすることになります。
基準点に届かないことがわかったら
解答速報で自己採点をした結果、基準点に届かないことが分かった場合は、来年に向けてどうするのか考えないといけませんね。
即、来年に向けて勉強をスタートする人もいらっしゃるかもしれませんが、しばらく休息をとってから再スタートを切るという方が多いかと思います。
なかには、今年を最後に撤退するという方もいらっしゃるかもしれません。せっかく勉強してきたのに合格できないまま撤退するというのは、とても辛いことですよね。。
とにかく、再スタートを切る場合は、自分に何が足りなかったのか分析し、来年に向けて勉強計画を立てていきましょう。
独学の方は、土地家屋調査士は独学で合格できる?おすすめ勉強法を紹介!や土地家屋調査士の独学におすすめのテキスト・問題集のページを参考にしてください。
また、独学ではちょっとムリかなと感じる方は、土地家屋調査士の通信講座・予備校おすすめランキングのページを参考に、講座の受講を検討してみてください。
(参考)基準点・合格点の予想【過去分】
参考資料として、過去に実施された土地家屋調査士試験の基準点予想を掲載しておきます。
【2022年度試験(令和4年)】
2022年度土地家屋調査士試験の基準点予想の一覧表です。
この基準点予想によると、2022年度土地家屋調査士試験(午後択一式)の基準点は、35.0点(14問)〜37.5点(15問)が有力でしたが、正式な基準点は37.5点(15問)と発表されました。
また、記述式の基準点は34.0点、合格点は79.5点に確定しました。
基準点予想者 | 予想基準点 | 予想合格点 | 備考 | |
択一 | 記述 | |||
中山講師(アガルート) | 35.0点(14問) | 33.5点 |
81.5点 |
11/2 YouTube動画にて 12/6 YouTube動画にて記述基準点・予想合格点を修正(講師4人で) |
中里講師(アガルート) | 37.5点(15問) | 31.5点 | 77.0点 | 10/27 Twitterにて |
山井講師(東京法経学院) | 35.0点(14問) | 31.5点〜32.5点 | 77.0点 | 10/23 YouTube動画にて |
木村講師(LEC) | 37.5点(15問)〜40.0点(16問) | 32点〜33点 | 76.0点〜79.0点 | 10/22 Twitterにて |
確定 | 37.5点(15問) | 34.0点 | 79.5点 | 11/25 法務省発表 |