社労士の事務指定講習とは?体験レポート!
更新日:2026年3月24日

社労士試験に合格後、2年以上の実務経験がない場合は、事務指定講習を受けることで社労士の登録が可能となります。
このページでは、事務指定講習とはどんな研修なのか、日程や期間、費用のほか、働きながら受講する場合どれぐらいの負担になるのかなど、実際に私が体験しながら徹底レポートします!
※ 令和8年3月現在、通信指導課程まで完了し、eラーニング講習は未受講の段階です。
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- 社労士の事務指定講習とは?
- 事務指定講習の体験レポート【通信指導課程】
- ※この続きは、7月にeラーニング講習が始まってから書いていきます。
社労士の事務指定講習とは?
社労士の事務指定講習は、全国社会保険労務士会連合会により実施される講習です。
社労士として登録するためには2年以上の実務経験が必要ですが、事務指定講習を修了すれば、2年以上の実務経験と同等以上の経験を有するものと認められ、社労士の登録が可能になります。(社会保険労務士法第3条第1項)
正式名称は「労働社会保険諸法令関係事務指定講習」といい、受講生の間では通称「ジムシテ」と呼ばれています。
事務指定講習の申込みは、11月上旬~下旬までの期間にだけ受付されていて、受講料は77,000円です。
講習は、通信指導課程(2月1日~5月末までの4ヶ月間)とeラーニング講習(7月上旬~9月上旬までの2ヶ月間)の2段階に分かれています。
- 2年以上の実務経験がない場合に社労士として登録するための講習
- 受付期間は11月上旬~下旬
- 受講料は77,000円
- 講習は2段階に分かれている
- 通信指導課程(2月1日~5月末までの4ヶ月間)
- eラーニング講習(7月上旬~9月上旬までの2ヶ月間)
通信指導課程(2月1日~5月末までの4ヶ月間)

事務指定講習の第一段階「通信指導課程」は、2月1日~5月末までの4ヶ月間で実施されます。
配布された教材で自己学習し、課題を郵便で提出し、添削指導を受ける、というものです。
事業所の設置~廃止、従業員の採用~退職まで、社労士が携わる各種届出、申請等について、具体的な事例に基づいて書類を作成し、提出します。
提出書類(レポート)は、51種類(60枚)が用意されていて、これにより社労士が事業所に関与する際の基礎的な実務がひととおり学べるわけですね。
提出書類は、配布された以下の教材を参考に作成していくことになります。
- 労働社会保険諸法令関係事務指定講習テキスト
- 労働社会保険諸法令関係事務指定講習様式記載例
- 社会保険労務ハンドブック
一応、提出時期の目安が3回に分けて示されていて、全60枚を約20枚ずつ提出していくようなスケジュールになっています。(全てを一括で提出しても構わないようです)
eラーニング講習(7月上旬~9月上旬までの2ヶ月間)※旧 面接指導課程
事務指定講習の第二段階「eラーニング講習」は、7月上旬~9月上旬までの2ヶ月間で実施されます。
コロナ禍前までは「面接指導課程」として4日間の集合研修が行われていましたが、コロナ禍以降、eラーニング講習に変更されました。
eラーニング講習では、1科目3時間(8科目)の動画を視聴し、効果測定のための試験が実施されます。
※ 詳細は、eラーニング講習が始まってから記載します。
事務指定講習の体験レポート【通信指導課程】

それではここからは、事務指定講習を私自身が実際に受講しながらレポートしていきたいと思います。
事務指定講習は2月1日から開始ということになっていますが、早めに教材が届いたので、1月26日から早速始めることにしました。
提出課題は、前半(適用編)と後半(給付編)の2部構成になっています。
目安では3回に分けて提出する例が示されていましたが、適用編・給付編の2回に分けた方が区切りが良さそうです。
適用編
では、 適用編から始めていきます。
提出課題の作成

適用編は、会社を設立し、事業を開始するところから始まります。設定された事例に基づいて、労災保険や雇用保険、健康保険・厚生年金など、必要な書類を作成していきます。
保険関係成立届や適用事業所設置届、新規適用届、そして概算保険料申告書、資格取得届などの届出ですね。
その後、従業員が昇給して随時改定があったり、事業所を移転したり、年度更新があったり、退職者が出たり、そして廃業したり、、と様々な出来事が起こる都度、必要な書類を作成します。
各制度の適用要件や提出期限などは講習資料や受験勉強で使っていたテキストで、その都度確認しないといけません。
書類の書き方は講習資料に載っている記載例を見れば、ある程度は書けますが、色んな所でつまづくので、なかなか進みません。。
そんなこんなで悪戦苦闘しながら進めていきました。
また、講習資料の文字が小さすぎてルーペを使って読むのもひと苦労。。ということで、これまで頑なに避けてきた老眼鏡を導入することになりました。
課題の提出

提出課題の作成を始めてから約2週間(所要時間13時間)で、前半の適用編が終わったので、ここで一旦、課題を提出することにしました。
郵送料は、第四種郵便物(通信教育用郵便物)に該当するらしく、100gまで15円、200gまで25円、300gまで35円分の切手で送れるとのこと。
今回は、200gに収まっているので25円。ただし、25円切手はないようなので、10円×2+5円とかで組み合わせないといけないみたいです。
たまたま手元に「26円切手」が余っていたので(定型郵便が84円→110円になったときに買った切手)、それを使うことにしました。
給付編
次は、後半の給付編です。
提出課題の作成
給付編では、従業員が病気で入院した場合の傷病手当金や出産した場合の出産手当金の請求、労災事故が発生した場合の療養の給付や休業補償給付の請求などの書類を作成していきます。
前半の適用編に比べると、本人が申請人になる書類が多いので書きやすい書類が多く、サクサク進められました。
課題の提出
ということで、約1週間(所要時間10時間)で後半の給付編は終わり、全ての課題を提出しました。
これで一旦、通信指導課程でやるべきことは終わったので、添削指導が戻ってくるまで待機です。
添削指導

次は、添削指導です。
適用編
提出から2週間ほどで、第1回提出分の添削指導が戻ってきました。
赤ペン先生の添削が、こんなに嬉しいものとは知りませんでした。
不備の指摘だけじゃなく、めっちゃ褒めてくれるし、花丸入れてくれたり、やる気が沸くようなお声掛けまでしてくれて、ほっこりした気持ちになりました。
いやぁ~、赤ペン先生ってスゴい!
担当者によって違うんだろうけど、私を担当してくれた赤ペン先生は、経験豊富なプロフェッショナルな赤ペン先生だと感じました。(きっと、ユーキャンなどで赤ペン先生の経験を積んだような方だと思います。)
しっかり復習します!
ちなみに、課題のデキが悪い場合は、再提出を求められる場合もあるそうです。
給付編
さらに2週間後に、2回目の添削指導も戻ってきました。(提出から約3週間後)
今回の赤ペン先生は、どんなことを書いてくれてるかなぁと期待しながら開封したところ、なんともあっさりしたごく普通のコメントでした。。
一言二言のコメントで、もちろん花丸なんてありません。まぁ、こんなもんですよね。これが普通だと思います。
ということで、1回目の赤ペン先生は、本当にスペシャルな先生だったことがわかりました。
以上、これで通信指導課程は完了です。
まとめ(働きながらでも十分に受講可能)
事務指定講習の通信指導課程では、事業所における各種届出書の書き方をひととおり学ぶことができました。
所要時間は、合計26時間(適用編13時間+給付編10時間+復習3時間)
これぐらいなら、働きながらでも十分に受講可能ですね。
私は1ヶ月ほどで仕上げましたが、実際には4ヶ月ありますので、かなり余裕を持ったスケジュールで進めることが可能です。
この続きは、7月にeラーニング講習が始まってから書いていきます。
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