社労士の通信講座おすすめランキング2025【予備校8社を徹底比較】
更新日:2025年10月14日

社労士試験は合格率わずか6%の難関資格のため、多くの受験生が予備校・通信講座を利用して合格しています。
とはいえ、社労士の通信講座は、予備校それぞれに特徴があるため、どの講座を受講すればいいのか悩む、、という方も多いのではないでしょうか。
そこで、社労士をはじめ、行政書士、FP1級、司法書士などの国家資格に合格してきた管理人が、人気予備校8社の特徴を比較し、おすすめの社労士通信講座をランキング形式で紹介します!
初心者におすすめの講座のほか、費用が安い講座・合格率が高い講座なども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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社労士の通信講座おすすめランキング

では、社労士通信講座のおすすめランキングを紹介していきたいと思います。
以下のランキングでは、社労士の予備校8社について、私が重視する次の5項目で比較・評価し、おすすめ順に社労士講座を紹介します。
- 費用(受講料の安さ、返金・お祝い金制度、教育訓練給付金)
- 講義・講師(講義のわかりやすさ、講義時間・講義スタイル、人気講師)
- 教材(テキストのわかりやすさ、問題集、eラーニング・スマホアプリ)
- 合格実績(合格率、合格者数、合格者の声)
- サポート体制(質問・相談対応その他フォロー制度)
※ 教育訓練給付金の対象には、
を表示。要件を満たせば受講料の20%が給付されます⇒ 教育訓練給付制度とは?支給条件や申請方法を解説
No.1:
アガルート
社労士通信講座のおすすめNo.1は、アガルートです!
アガルートは、法律系の難関資格を得意とするオンライン予備校で、最近はテレビCM「最短ルート アガルート」のキャッチフレーズでお馴染みですね。
アガルートの社労士講座は、オンライン講座では珍しく、大手予備校に匹敵する充実した講義が最大の強みです。
講師は、LECで受講相談や講師経験もあり、社労士講座のほか司法書士講座も担当している竹田篤史先生が主任講師を務めています。
近年、細かい知識まで問われることが増えてきた社労士試験において、効率性ばかりを追い求めるのではなく、合格に必要な知識量を確実に網羅し、正攻法で正面突破するのがアガルートの社労士講座です。

出典:アガルート社労士講座
テキストも、本試験の出題カバー率90%を誇るフルカラーテキストを使用し、試験で問われる条文から通達、判例まで全ての情報が集約されています。
テキスト・問題集ともにスマホで参照できる「デジタルブック」を備え、Web問題集も導入されるなど、スマホ学習に完全対応しました。
また、講師に直接質問できるスピーディーな質問サポートや毎月のホームルーム(YouTube動画配信)、そしてオンライン上の校舎で講師に相談したり仲間を作ったり自習などができる「バーチャル校舎」といった業界随一のサポート体制も魅力です。
そしてなんと、受講生の合格率は、全国平均の5倍を超える35.82%の驚異の合格率!(2024年度 業界No.1の合格率)
費用が安くないのが唯一のデメリットですが、他校乗換や再受験、他資格合格者など多彩な割引制度が用意されているほか、合格者には受講料の全額返金又は合格お祝い金3万円がもらえます!
アガルートは、迷いなく、おすすめナンバーワンの社労士講座です!
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費用(受講料) |
①社労士試験 入門総合カリキュラム(フル・ライト)【2026年試験向け】 ②社労士試験 中上級カリキュラム(フル・ライト)【2026年試験向け】 ③社労士試験 上級カリキュラム(フル・ライト)【2026年試験向け】
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講義・講師 |
①入門フル:220時間 ②中上級フル:169時間 ③上級フル:75時間 画面にテキストを表示して解説 |
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教材 |
【テキスト】フルカラー冊子版テキスト ※Webテキスト「デジタルブック」あり 【問題集】冊子版問題集 ※Web問題集「TOKERUKUN」あり 【eラーニング】講義視聴、テキスト・問題集参照、問題演習 |
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合格率・実績 |
・35.82%の合格率(全国平均6.9%の5.19倍)(2024年度) ・45名の合格者の声(2024年度) |
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サポート体制 |
・オンライン質問サービス「KIKERUKUN」による質問対応(講師が直接回答。回数制限:フル50回、ライト20回) ・毎月1回のホームルーム(毎月のアンケートに基づく動画コンテンツ) ・バーチャル校舎(オンライン上の校舎で講師に相談、仲間作り、自習などができる)(フルのみ) ・定期カウンセリング(毎月1回30分、講師が直接電話で個別フォロー。+110,000円の有料オプション) |
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総合評価 |
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公式サイト |
アガルート 公式サイトへ |
No.2:
スタディング
次におすすめする社労士通信講座は、スタディングです。
スタディングは、ビジネス・法律資格を中心に、スマホだけで学べるオンライン資格講座を展開しています。
スタディングの社労士講座は、スキマ時間にスマホだけで学習できるため、まとまった勉強時間が取れない方でも安心して受講できる講座です。
しかも、おどろきの低価格!
講義は、予備校や学習塾で長年講師として活躍され、とにかくわかりやすいと評判の早苗俊博先生が担当されます。
講義はすべて作り込んだスライドを使って具体例をあげながら解説してくれますので、低価格だからといって講義の質が劣るなどという心配は一切無用です。

出典:スタディング社労士講座
スタディングの社労士講座では、忙しい社会人でも短期間で合格できるように、50年の過去問を徹底分析し、出るところだけを最小限に絞りこんで学習するため、最短合格が目指せます。
その結果、年々合格実績を飛躍的に伸ばし、2024年度試験では224名もの合格者の声を集め、合格率も30.96%という業界トップクラスの合格実績を叩き出しました!
※ 大原・TACに次ぐ業界No.3の合格者数。アガルートに次ぐ業界No.2の合格率
サポート体制がやや手薄なのが唯一の弱点ですが、講義の視聴からテキスト参照・過去問演習まで一貫してシステムに組み込まれているため、画面に沿って学習を進めれば全ての学習がスマホのみで完結できます。
この革新的なeラーニングシステムにより、スマホだけの効率学習で短期合格が狙えるため、机に向かう勉強時間が確保できない方には、超おすすめのオンライン講座です!
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費用(受講料) |
①社労士合格コース レギュラー【2026年試験向け】
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講義・講師 |
①②174時間 大画面の前に立ち、スライドを表示して解説 |
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教材 |
【テキスト】フルカラーWebテキスト ※冊子版テキストもあり 【問題集】Web問題集 【eラーニング】講義視聴、テキスト・問題演習など全ての教材をオンラインで利用 |
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合格率・実績 |
・224名の合格者の声を掲載(2024年度) ・30.96%の合格率(全国平均6.9%の4.49倍)(2024年度) |
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サポート体制 |
・オンライン学習Q&Aサービスによる質問対応(1回1,500円のチケット制 ※フルコースは30枚付き) ※他の受講生の質疑応答は自由に参照可能 |
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総合評価 |
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公式サイト |
スタディング 公式サイトへ |
No.3:
資格の大原
社労士通信講座のおすすめNo.3は、資格の大原です。
大原は、会計資格と公務員試験を得意とする予備校のため、本来、法律資格では存在感の薄い予備校です。
しかし!社労士だけは違います!!
2017年にリリースされた金沢博憲講師の「社労士24」が、受験生からの圧倒的支持を得て、社労士受験界の人気ナンバーワン講座として君臨しています。
社労士24の人気により、大原の合格者数は急激に増加し、2024年度は合格者数689名という驚異的な実績を叩き出しました。
これは、他の予備校を寄せ付けず、2倍以上の大差を付けての業界ナンバーワンの数値です。
社労士24はお手頃価格で、社労士試験の膨大な試験範囲をたった24時間のインプット講義に圧縮し、テキストの厚みも従来の3分の1にまで凝縮、あとは自己学習で問題集を解く講座です。
簡単に言ってしまえば、本当にそれだけの講座なんです。
しかし、24時間の金沢講師の講義がめちゃくちゃわかりやすいんですね。講義で使用する図解は、受講生から”神まとめ”と呼ばれるほどです。

出典:資格の大原 社労士講座
また、大原のトレーニング問題集(通称「トレ問」)のWeb版もついているので、講義から問題演習まで全てスマホだけで完結できてしまいます。
※ 教材は、講義スライドと同内容のデジタルテキストとそれを印刷した冊子版テキスト、トレ問のWeb版と冊子版が付いています。
つまり、社労士24とは、24時間の講義とテキストを、トレ問を使った独学に付け足したものといえますね。
もちろん、社労士24だけでは合格できないので、白書統計対策や模試・答練などをプラスした直前対策とのセット販売もされています。
また、社労士24は、重要知識に絞った解説で網羅的に学習できないデメリットがあるため、トレ問を解く際には、自分で他の教材を併用して調べながら学習する必要があります。
このため、社労士24を、総合的なカリキュラムにお得な価格で上乗せできるようになっています。
社労士24を独学の延長と捉えるなら、市販教材と組み合わせたり、他の予備校の講座と組み合わせたりできますし、大原のオプション講座と捉えるなら、総合的なコースと組み合わせるなど、社労士24は自由な組合せで学べるおすすめの社労士講座です!
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費用(受講料) |
①社労士24【2026年試験向け】
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講義・講師 |
①24時間 ②64時間 ③158時間 ④140時間 (社労士24)画面にスライドを表示して解説 |
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教材 |
【テキスト】 【問題集】 【eラーニング】 |
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合格率・実績 |
・689名の合格者を輩出(2024年度) |
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サポート体制 |
・オンライン質問フォーム「Mobile-O-hara」による質問対応(回数制限:社労士24 10回、社労士24+直前対策 15回、合格コース30回) ・大原の自習室を無料で利用可能 |
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総合評価 |
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公式サイト |
資格の大原 公式サイトへ |
No.4:
フォーサイト
次におすすめする社労士通信講座は、フォーサイトです。
フォーサイトは、社労士や宅建、行政書士などの法律資格を中心に高い合格実績を誇る通信教育講座を開講しています。
フォーサイトの社労士講座は、合格点主義に基づき徹底的に無駄を省き、イラスト・図解が豊富な洗練されたフルカラーテキストが最大の特長です。
そして、効率性を追求したコンパクトな講義! 他社に比べると講義時間数が短いですが、テキストがわかりやすいため十分に理解できます。

出典:フォーサイト社労士講座
講義動画では、画面にテキストを映し出し、重要ポイントをマーカーしながら解説してくれるので、とてもわかりやすいですね。
ライブ配信講義「eライブスタディ」も定期的に配信されるので(2週間に1回)、ペースメーカーになりますし、問題に解答したり、チャット機能で質問できるなど臨場感のある双方向の講義が受けられます。
また、講義の視聴からテキスト参照、ゲーム感覚で取り組める確認テスト、一問一答式の単語カード、学習プランの作成など、充実した機能を備えた次世代eラーニングシステム「ManaBun」も大きな魅力です。
さらに、2026年度向け講座から、これまで回数制限のあった質問サービスが、回数無制限になりました。
そしてなんと、受講生の合格率は27.7%で、193名の合格者を輩出する優れた合格実績を誇り、しかも「不合格」なら受講料を全額返金!「合格」すれば50%返金!という驚きの特典が付いています。
※ 不合格時の全額返金には厳しめの条件あり
わかりやすい教材で、効率的に、お得に合格を目指すなら、フォーサイトの社労士講座がおすすめです!
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費用(受講料) |
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講義・講師 |
①88時間 ②③104時間 画面にテキストを表示して解説 |
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教材 |
【テキスト】フルカラー冊子版テキスト ※Web版もあり 【問題集】冊子版問題集 ※Web版もあり 【eラーニング】講義視聴、テキスト・問題集参照、問題演習、学習プラン作成 |
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合格率・実績 |
・27.7%の合格率(全国平均6.9%の4.01倍)(2024年度) ・193名の合格者を輩出(2024年度) |
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サポート体制 |
・eラーニングシステムManaBun内の「質問箱」による質問対応(バリューセット1~3は回数無制限) |
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総合評価 |
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公式サイト |
フォーサイト 公式サイトへ |
No.5:
ユーキャン
次におすすめする社労士通信講座は、ユーキャンです。
ユーキャンは、言わずと知れた通信教育講座の最大手です。「ユーキャン」というブランド名だけで安心できるのも、ユーキャンのスゴさですね。
ユーキャンは、教材制作のプロフェッショナルですから、マンガや図解・イラストが豊富なフルカラーテキストなど、教材のわかりやすさはナンバーワンといっても過言ではありません。

出典:ユーキャン社労士講座
そして、わかりやすいテキストをベースに、ポイントを絞った解説動画でしっかりフォローしてくれます。(重要ポイントごとに1本5分前後の動画)
スマホ学習も、解説動画だけでなく、テキスト参照や問題演習、学習プラン作成まで全てに対応!
さらに、お値段もスタディングと同等の業界最安値のうえに、丁寧な添削サービスや回数無制限の質問サポートまで受けられるのも魅力ですね。
合格実績は、過去10年間で1,800名以上の合格者を輩出するなど、さすが大手というべき安心の合格実績を誇ります。(1年平均180名の合格者)
ユーキャンは、「教材」をベースとした通信講座のため、資格予備校に比べると講義は必要最小限でコンパクトですが、ユーキャンのわかりやすい教材なら問題ありません。
ユーキャンは、テキスト学習を中心に、安い費用で、わかりやすい教材を使って勉強したい人におすすめです。
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費用(受講料) |
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講義・講師 |
約20時間 画面にスライドを表示して解説
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教材 |
【テキスト】フルカラー冊子版テキスト ※Web版もあり 【問題集】冊子版問題集 ※Web版もあり 【eラーニング】講義視聴、テキスト・問題集参照、問題演習、学習プラン作成 |
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合格率・実績 |
過去10年で1,801名の合格者を輩出(2014年~2023年) |
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サポート体制 |
・合格デジタルサポート内の質問フォームによる質問対応(回数無制限 ※1日3問まで) ・11回の添削課題あり |
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総合評価 |
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公式サイト |
ユーキャン 公式サイトへ |
No.6:
クレアール
次に紹介する社労士通信講座は、会計資格と法律資格を得意とするWeb通信の資格予備校 クレアールです。
クレアールの社労士講座は、年金博士としてテレビ番組に多数出演のカリスマ講師 北村庄吾先生が発案された「社労士試験非常識合格法」で有名ですね。
非常識合格法というのは、過去20年の試験問題を徹底分析し、やるべきでないところをはっきりと明示し、合格に必要な範囲だけに絞り込んで学習する勉強法です。
クレアールの教材は、北村講師が監修されているので、合格に必要な知識だけを集中的に学習して、効率的に合格できるんですね。
※ インプット講義を担当されていた北村先生は、2024年度向け講座を最後に、講義から引退されたそうなので、カリスマ講師の授業が受けられなくなったのは残念なところです。

出典:クレアール社労士講座
また、クレアールは、社労士受験界の大御所で、「答練の達人」として受験生の支持を得ている斎藤正美先生が答練を担当しているのも、大きな魅力です。
他校の講座を受けつつ、クレアールの答練だけ受けるというのもよく聞く話です。
また、WEB学習ツール「CROSS STUDY」が用意されていて、スマホの過去問演習にも対応していますので、スキマ時間も有効に活用できます。
その他、回数無制限の質問対応やクレ勝道場(Zoomの質問会やライブ講義、リアルセミナーの開催)など、サポートも充実していますね。
2024年度試験では、公式サイトに122名の合格者の声が掲載されるなど、合格実績も十分です。
クレアールは、合格必要得点範囲に絞り込んで学習するのが特徴ですが、一方で、学習量は、業界でもトップクラスのボリュームのため、徹底的に学習したい方におすすめです。
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費用(受講料) |
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講義・講師 |
①189時間 ②228時間 ③158時間 画面にスライドを表示して解説 |
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教材 |
【テキスト】2色刷り冊子版テキスト ※PDF版もあり 【問題集】冊子版問題集 Web版もあり 【eラーニング】講義視聴、PDFテキスト参照、問題演習 |
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合格率・実績 |
122名の合格者の声を掲載(2024年度) |
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サポート体制 |
・受講生Q&Aページの質問フォームによる質問対応(回数無制限) ・クレ勝道場(Zoomの質問会やライブ講義、リアルセミナーの開催) |
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総合評価 |
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公式サイト |
クレアール 公式サイトへ |
No.7:
LEC
次に紹介する社労士通信講座は、法律資格を得意とする業界最大手の資格予備校LECです。
私は、LECの椛島講師が執筆された「社労士 合格のトリセツ」をメインテキストに使用し、模試もLECの市販模試を解いて社労士試験に合格しましたので、LECには大変お世話になりました。
LECの社労士講座は、澤井講師や椛島講師、工藤講師など層の厚い人気講師陣が最大の魅力です。
さらに、好きな講師の授業を自由に選んで視聴できるのも、LECならではのメリットですね。
例えば、澤井先生の講義を視聴したあと、同一内容の講義を、今度は椛島先生で視聴するといったことも可能です。このため、複数の講師を視聴しながら、自分に合った講師を見つけることができます。
さらに、LECでは通信講座生でも、通学講座やZoom配信に自由に参加できるようになっています。このため、近所に校舎がなくて通信講座を選んだ人でも、Zoom配信なら、毎週決まった時間に授業を受けて、ペースメーカーにすることができますね。
テキストは、法律資格のLECならではの秀逸なもので、条文から趣旨・理由付け、通達、判例まで、合格に必要な知識を完全網羅したうえで、わかりやすく整理されていますので、LECなら確実な合格力が身につけられます。
サポート体制は、オンライン質問サービス「教えてチューター」を使って専門スタッフ・講師に回数無制限で質問できますし、「テレホンチューター」で講師に電話で質問したり相談したりできるなど、サポートも充実しています。
ただし、残念ながら、合格者数など合格実績は公表されていません。とはいえ、大原やTACには及ばないにしても、合格祝賀会の写真や合格体験記から、相当数の合格者が存在するものと推測されます。
LECは、徹底的に勉強して確実な合格力を身につけたい人、そして、充実のサポートを受けたい人におすすめです。
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費用(受講料) |
②社会保険労務士 基礎+合格コース【2026年試験向け】 ③社会保険労務士 年金キーパー+中上級コース【2026年試験向け】
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講義・講師 |
①183時間 ②238時間 ③253時間 画面にテキストを表示して解説 |
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教材 |
【テキスト】2色刷り冊子版テキスト ※PDF版もあり 【問題集】冊子版問題集 【eラーニング】講義視聴 |
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合格率・実績 |
・合格者数も合格率も公表なし ・68名の合格体験記・喜びの声を掲載(2024年度) |
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サポート体制 |
・OnlineStudySPシステムの「教えてチューター」による質問対応(回数無制限) ・「テレホンチューター」による電話質問・電話相談 ・LECの自習室を無料で利用可能 |
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総合評価 |
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公式サイト |
LEC 公式サイトへ |
No.8:
TAC
TACは、会計資格を得意としますが、あらゆる資格で実績を積み上げている業界最大規模の資格予備校です。
ただし、社労士試験に関しては、近年は大原に合格実績を抜かれ、2024年度は2倍以上の差をつけられました。(大原689名、TAC246名)
TACの合格実績は、かつては業界トップでしたが、最近はスタディングやフォーサイト、ユーキャン、クレアールなどとの差はほとんどなくなっています。
しかも、他校より受講料は圧倒的に高額です。
合格率は41.1%と公表していますが、合格率の算出方法は、恣意的に抽出条件を毎年変えるなど疑問を感じます。
とはいえ、大手予備校として信頼できる実績やプロフェッショナル講師陣、ノウハウを凝縮した教材、戦略的カリキュラムなど優れた講座であることは間違いありません。
TACは、信頼できる大手予備校で、徹底的に学習したい方におすすめです。
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費用(受講料) |
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講義・講師 |
①170時間 ②200時間 ③160時間 黒板に板書して解説 |
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教材 |
【テキスト】2色刷り冊子版テキスト ※Web版もあり 【問題集】冊子版問題集 ※Web版もあり 【eラーニング】講義視聴、テキスト参照、問題演習 |
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合格率・実績 |
・246名の合格者を輩出(2024年度) ※答練・模試提出率90%以上、直前期答練平均正答率60%以上、模試成績C判定以上の本科生カリキュラム修了者280名中115名が合格で合格率41.1% |
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サポート体制 |
・オンライン学習ツール「i-support」による質問対応(回数制限:60回) ・オンラインホームルーム(Zoomによるウェビナー) ・TACの自習室を無料で利用可能 |
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総合評価 |
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公式サイト |
TAC 公式サイトへ |
社労士の予備校を費用から合格率まで徹底比較!

次は、社労士の予備校・通信講座を、費用の安さや合格率の高さ、サポートの充実度など項目別に比較して紹介していきたいと思います。
安いのは?通信講座の費用を比較
まずは、予備校ごとに、社労士通信講座の費用の安さを比較します。
これだ!と思った通信講座を受講しようと思っても、どうしても金銭的に難しい場合もありますよね。
いくら講座内容が良くても、手が出せないような価格では購入できませんからね。。ご自身の財布と相談が必要になってきます。
では、初心者向けの社労士通信講座について、予備校ごとに料金が安い順にランキングし、給付金・返金制度も合わせて整理すると、下表のようになります。
※ 学習経験者向けコースがある予備校は、それも含めて掲載しています。
| 予備校名 | 通信講座名 | 講義時間 | 費用 | 給付金・返金制度 |
|---|---|---|---|---|
| No.1 ユーキャン |
ユーキャンの社会保険労務士講座【2026年向け】 | 20時間 | 79,000円 | 合格お祝いeギフト3千円 |
| No.2 スタディング |
社労士合格コース フル【2026年向け】 <答練・模試・Q&Aチケット30枚付き> |
174時間 | 89,800円 ※ペーパーレス版:74,800円 |
合格お祝い金1万円 |
| 社労士合格コース レギュラー【2026年向け】 | 174時間 | 74,800円 ※ペーパーレス版:59,800円 |
合格お祝い金1万円 | |
| No.3 クレアール |
社会保険労務士 一発ストレート合格パーフェクトコース【2026年向け】 | 189時間 | 10月末まで→ 96,000円 |
合格お祝い金2万円 |
| 社会保険労務士 中級パーフェクトコース【2026年向け】 | 228時間 | 10月末まで→ 95,120円 |
合格お祝い金2万円 |
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| 社会保険労務士 上級パーフェクトコース【2026年向け】 | 158時間 | 10月末まで→ 91,640円 |
合格お祝い金2万円 |
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| No.4 フォーサイト |
社会保険労務士 スピード合格講座 バリューセット3【2026年向け】 <直前対策・一問一答システム付き> |
104時間 | 121,800円 ※デジタルプラン:59,800円 |
「不合格者」全額返金 「合格者」50%報奨金 |
| 社会保険労務士 スピード合格講座 バリューセット2【2026年向け】 <直前対策付き> |
104時間 | 110,800円 | 「不合格者」翌年デジタルプラン無料提供 「合格者」お祝いギフト券1万円 |
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| 社会保険労務士 スピード合格講座 バリューセット1【2026年向け】 | 88時間 | 78,800円 | 「不合格者」翌年デジタルプラン無料提供 「合格者」お祝いギフト券1万円 |
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| No.5 資格の大原 |
社労士24+直前対策【2026年向け】 | 64時間 | 128,000円 | |
| 社労士24【2026年向け】 | 24時間 | 79,800円 | ||
| 社労士合格コース【2026年向け】 ※社労士24を27,000円で上乗せ可能 |
158時間 | 11月7日まで→ 175,000円 |
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| 社労士経験者合格コース【2026年向け】 ※社労士24を27,000円で上乗せ可能 |
140時間 | 175,000円 | ||
| No.6 アガルート ※会員20万人突破記念!表示価格から5%OFF ※分割金利手数料0円 |
社労士試験 入門総合カリキュラム(フル・ライト)【2026年向け】 | フル 220時間 |
フル:228,800円 ライト:151,800円 |
(フルのみ) 合格者全額返金 or お祝い金3万円 |
| 社労士試験 中上級カリキュラム(フル・ライト)【2026年向け】 | フル 169時間 |
フル:272,800円 ライト:195,800円 |
(フルのみ) 合格者全額返金 or お祝い金3万円 |
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| 社労士試験 上級カリキュラム(フル・ライト)【2026年向け】 | フル 75時間 |
フル:239,800円 ライト:162,800円 |
(フルのみ) 合格者全額返金 or お祝い金3万円 |
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| No.7 LEC |
社会保険労務士 基礎+合格コース【2026年向け】 | 238時間 | 10月末まで→ 240,000円 |
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| 社会保険労務士 合格コース【2026年向け】 | 183時間 | 225,000円 | ||
| 社会保険労務士 年金キーパー+中上級コース【2026年向け】 | 253時間 | 254,000円 | ||
| No.8 TAC |
社会保険労務士 総合本科生Plus【2026年向け】 | 200時間 | 10月末まで→ 289,000円 |
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| 社会保険労務士 総合本科生【2026年向け】 | 170時間 | 10月末まで→ 201,000円 |
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| 社会保険労務士 上級演習本科生【2026年向け】 | 160時間 | 10月末まで→ 144,000円 |
安い通信講座は8~12万円
上記のように、社労士の通信講座は、8~12万円あたりが安い講座の価格帯になります。
一番安いのはユーキャンで、次に安いのはスタディングです。あとは、クレアール、フォーサイト、資格の大原と続きます。
いずれも教育訓練給付金の対象講座が多いので、要件を満たす方は受講料の20%の給付を受けることもできます。
また、フォーサイトは、不合格なら全額返金、合格すれば50%返金という、かなり思い切った特典がついていますね(バリューセット3)。※バリューセット1・2でも、不合格なら翌年度の講座が無料
高い通信講座は20~30万円
一方、高い社労士通信講座の価格帯は20~30万円ぐらいになってきます(アガルート・LEC・TAC)。
ただし、アガルートは合格すれば全額返金が受けられる特典がついていますので、高額な受講料は帳消しにできますね。
安い社労士通信講座の選び方
安い価格帯の予備校5社について、私なりの選び方を以下のとおり提案してみましたので、参考にしてください。
合格率が高いのは?通信講座の合格実績を比較
次は、予備校ごとに、社労士通信講座の合格率の高さや合格者数の多さなど合格実績を比較します。
費用がいくら安くても、合格実績が低いと不安ですからね。
そこで、各予備校の合格実績に関し、数値で拾える情報を比較してみると、以下の表のようになります。
| 予備校名 | 合格率 | 合格者数 |
|---|---|---|
| アガルート | 35.82%の合格率(2024年度) 28.57%の合格率(2023年度) |
45名の合格者の声(2024年度) 26名の合格者の声(2023年度) |
| スタディング | 30.96%の合格率(2024年度) | 224名の合格者の声(2024年度) 145名の合格者の声(2023年度) |
| フォーサイト | 27.7%の合格率(2024年度) 26.4%の合格率(2023年度) |
193名の合格者を輩出(2024年度) 228名の合格者を輩出(2023年度) |
| 資格の大原 | --- | 689名の合格者を輩出(2024年度) 547名の合格者を輩出(2023年度) |
| TAC | 答練・模試提出率90%以上、直前期答練平均正答率60%以上、模試成績C判定以上の本科生カリキュラム修了者280名中115名が合格で41.1%の合格率 | 246名の合格者を輩出(2024年度) 339名の合格者を輩出(2023年度) |
| ユーキャン | --- | 180名の合格者を輩出(10年平均) ※過去10年(2014年~2023年)で1,801名 |
| クレアール | --- | 122名の合格者の声(2024年度) 93名の合格者の声(2023年度) |
| LEC | --- | 68名の合格者の声(2024年度) 41名の合格者の声(2023年度) |
合格率トップはアガルート
このように、合格率を公表しているのは、アガルート・スタディング・フォーサイトの3社です。
※ TACも合格率らしきものを公表していますが、かなり限定的で、抽出条件を毎年変えるなど恣意的なため、ここでは無視します。
受験生としては、その講座の「合格率」が一番知りたい情報ですよね。
ただし、アンケート調査で合格率を把握する場合、回答するのは合格者に偏る傾向があり、本来の合格率より高い数値が出てしまうといわれています。
しかし、アガルート・フォーサイト・スタディングいずれも、その傾向を排除するため企業努力を行い、回答者全員にAmazonギフト券を配付することで、公平な調査結果を担保しています。
この合格率でトップなのがアガルートです。合格率35.82%ということは、全国平均6.9%の5倍を超える合格率になります。
そのあと、スタディング・フォーサイトと続きます。
合格者数トップは資格の大原
次に、合格実績を計る指標として、合格者数もあります。
合格者数については、はっきりと人数を公表している予備校と、人数自体は公表せずに合格者の声を掲載している予備校があります。
いずれにしても、合格実績として人数が比較できますので、これを比較すると、合格者数は大原が圧倒的なトップです。2位以下に倍以上の差を付けた圧勝ですね。
そのあと、TAC・スタディングと続きます。
合格率・合格者数ともにトップクラスはスタディング
ここで注目すべきは、スタディングですね。
スタディングは、合格率も合格者数も業界トップクラスということです。
以上から、社労士通信講座を合格実績で選ぶなら、下記のようになります。
質問・相談対応が充実してるのは?通信講座のサポート体制を比較
次は、社労士の予備校各社のサポート体制を比較します。
独学と違ってサポートが受けられるのも、通信講座のメリットのひとつですね。
サポートは、勉強中の疑問を解消してくれるのはもちろんのこと、勉強のモチベーションアップにも効果的です。
そこで、社労士通信講座の質問・相談対応などのサポート体制を比較し、充実している順に並べると、以下の表のようになります。
| 予備校名 | 質問対応 | その他サポート体制 |
|---|---|---|
| LEC |
・OnlineStudySPシステムの「教えてチューター」による質問対応 ※回数無制限 |
・「テレホンチューター」による電話質問・電話相談 ・LECの自習室を無料で利用可能 |
| クレアール |
・受講生Q&Aページの質問フォームによる質問対応 ※回数無制限 |
・クレ勝道場(Zoomの質問会やライブ講義、リアルセミナーの開催) |
| フォーサイト |
・eラーニングシステムManaBun内の「質問箱」による質問対応 ※回数無制限(バリューセット1~3) |
|
| ユーキャン |
・合格デジタルサポート内の質問フォームによる質問対応 ※回数無制限 |
|
| アガルート |
・オンライン質問サービス「KIKERUKUN」による質問対応 ※回数制限あり(フル50回、ライト20回) |
・毎月1回のホームルーム(毎月のアンケートに基づく動画コンテンツ) ・バーチャル校舎(オンライン上の校舎で講師に相談、仲間作り、自習などができる)(フルのみ) ・定期カウンセリング(毎月1回30分、講師が直接電話で個別フォロー。+110,000円のオプション) |
| TAC |
・オンライン学習ツール「i-support」による質問対応 ※回数制限あり(60回) |
・オンラインホームルーム(講師によるZoom配信) ・TACの自習室を無料で利用可能 |
| 資格の大原 |
・オンライン質問フォーム「Mobile-O-hara」による質問対応 ※回数制限あり(社労士24 10回、社労士24+直前対策 15回、合格コース30回) |
・大原の自習室を無料で利用可能 |
| スタディング |
・オンライン学習Q&Aサービスによる質問対応 ※1回1,500円のチケット制(フルコースは30枚付き) |
質問回数無制限はLEC・フォーサイトなど
サポート体制は、質問対応とそれ以外とに分かれますが、質問対応に関しては、回数制限の有無がポイントです。
実際のところ、50回も100回も質問するようなことはまずありませんが、回数制限があると質問を躊躇して気軽に質問できなくなりますから、やはり回数無制限なのはありがたいですよね。
質問回数が無制限になっているのが、LEC・クレアール・フォーサイト・ユーキャンの4社です。
なかでも、LECは、回数無制限の質問対応のほか、電話で質問・相談ができますし、LECの自習室も無料で使えるのは有難いですね。
そして、注目なのがフォーサイトです。フォーサイトは、宅建や行政書士など主要な資格講座では質問回数に制限を設けていますが、社労士に関しては、2026年度から思い切って無制限にしたというのが驚きです。
アガルートはその他サポートが充実
次に、アガルートは、質問回数に制限はありますが、その他のサポートが充実していますね。毎月のホームルームやバーチャル校舎、定期カウンセリングなど、手厚いサポートが受けられます。
独学でも社労士試験に合格できる?
ここまで、社労士の予備校・通信講座について紹介してきましたが、そもそも社労士試験は独学でも合格できるのでしょうか。
多くのデメリットがあるが独学でも合格は可能
社労士試験は、合格率わずか6%の難関試験のため、予備校・通信講座を利用する受験生が多いですが、独学での合格も不可能ではありません。
私自身も、独学で社労士試験に合格しました。
ただし、独学には以下のような数多くのデメリットがあります。
- 自力でテキストを読み進めないといけない
- 教材を自分でひとつずつ選ばないといけない
- 自分で勉強方法やスケジュールを考えないといけない
- わからなくても質問できない
- モチベーションを維持するのが大変
これら独学のデメリットを自分で乗り越えるられるなら、独学での合格も可能です。
独学で社労士試験に挑戦する場合は、下記の記事で、独学におすすめの勉強法やおすすめテキストを紹介していますので参考にしてください。
通信講座のメリットを活かせば合格可能性が高まる
一方、独学のデメリットを乗り越えられない方は、通信講座を受講するのがおすすめです。
通信講座には、独学のデメリットを全て打ち消すだけのメリットがあります。
- プロ講師の講義が受講でき、理解が進む
- 合格に必要な教材一式が提供される
- 効率的に合格するためのカリキュラムが用意されている
- わからないことがあれば質問できる
- 各種のサポートによりモチベーションが維持できる
ただし、通信講座は費用がかかるのがデメリットですので、それだけが問題ですね。
お金をかけずに独学を続けて合格できないまま何年も過ごすのか、お金をかけて通信講座を受講して一発合格を目指すのか、、悩みどころですよね。。
もちろん、独学でも一発合格できる可能性はありますし、通信講座を受講しても合格できない可能性もあります。
これは、やってみないとわかりません。
少なくとも言えるのは、通信講座のメリットを活かせば、社労士試験に合格できる可能性が高まるということです。
独学に自信がない方、独学が不安な方は、当ページを参考に、社労士通信講座の受講を検討してみてください。
| サイト名 | 内容 |
|---|---|
| 厚生労働省(社会保険労務士制度) | 社会保険労務士を所管する省庁である「厚生労働省」の社会保険労務士制度や社会保険労務士試験に関するページです。 |
| 社会保険労務士試験オフィシャルサイト | 社会保険労務士法の規定により、厚生労働大臣から委託を受けた「全国社会保険労務士会連合会」による社会保険労務士試験の公式サイトです。 |
| 全国社会保険労務士会連合会 | 全国社会保険労務士会連合会(社会保険労務士法に基づき設立され、都道府県ごとの社会保険労務士会で構成された法人)の公式サイトです。 |










