社労士の独学におすすめのテキスト・問題集2025【比較ランキング!】
更新日:2025年10月5日
社労士試験に『独学』で挑戦する場合、一番悩むのがテキスト・参考書や問題集・過去問などの教材選びだと思います。
そこで、私が社労士試験に独学で合格したときに実際に使用したテキストを中心に、社労士の独学におすすめのテキスト・問題集を徹底的に比較して、ランキング形式で紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
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社労士の独学におすすめのテキスト【2025年版】
では、社労士の独学におすすめのテキストを、ランキング形式で紹介していきます。
No.1:社労士 合格のトリセツ 基本テキスト(LEC)
社労士のテキストで一番のおすすめは、LECの「社労士 合格のトリセツ 基本テキスト」です!(2021年版が初版の新しいテキスト)
私は、トリセツをメインテキストに使用して、社労士試験に合格しました。
トリセツは、基礎知識・重要知識を中心に、情報量がいいぐらいに絞られているのが選んだ理由です。
フルカラーで図解・イラストを豊富に使ってわかりやすく解説してくれるので、初心者でも挫折せずに独学で学習できます。
下の写真のように3分冊にセパレートできるので、持ち運びにも便利ですね。
ただし、情報量が少ないため、トリセツだけでは合格レベルの知識は身につけられません。
トリセツのテキスト&問題集をマスターした段階で、合格知識の3分の2ぐらいまで到達します。私は、令和7年度本試験の択一式で50問正解しましたが、本試験後に1肢ずつ検証したところ、正誤が判断できた肢のうち3分の2がトリセツ知識だけで判断できていました。
※ 詳細な検証結果は、当ページ後半の「トリセツ&合格のツボ」で予備校に匹敵する知識が得られるを参照
※ トリセツのテキスト&問題集をマスターした段階で、合格知識の3分の2ぐらいまで到達します。私は、2025年度本試験の択一式で50問正解しましたが、本試験後に1肢ずつ検証したところ、正誤が判断できた肢のうち3分の2がトリセツ知識だけで判断できていました。⇒ 詳細な検証結果は、当ページ後半の「トリセツ&合格のツボ」で予備校に匹敵する知識が得られるを参照
このため、トリセツで基礎を固めた後に、応用知識・発展知識をトリセツに書き込んでいくのがおすすめです。
それなら最初から詳しいテキストを使えばいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、それは私が過去に挫折した勉強方法です。
最初から詳しいテキストを使うと、どれが基礎知識なのか判別できず、ただただ膨大な情報に溺れてしまいます。
情報の羅列で、こんな細かい知識ばかり??数字ばっかり覚えないといけないの??という印象が強く残っただけで、試験範囲の全体像さえ見えないまま挫折しました。(色んなテキストを試しながら、1周読んだだけで挫折)
この経験を元に、私はトリセツを選びました。これが大正解でした。
出典:Amazon
トリセツは、細かい知識には触れず、重要知識に絞ってわかりやすく噛み砕いて解説してくれます。本当にわかりやすいです。
科目ごとの全体像・導入部分については、LECの人気講師 椛島先生の解説講義も付いていますので、理解も深まりますね。(45分×11本)
数字を覚えさせられるような印象は受けず、きっちりと基礎知識が学べますので、社労士試験の骨格部分をマスターするのに最適なテキストだと思います。
さらに、ゆったりしたレイアウトで十分な余白があるため、書き込みもしやすいです。(書き込みやすい紙質なのも嬉しいポイントです。)
最初に骨組みの知識をガッチリと固めれば、そこに枝葉の知識を付け足していくことは容易です。
※ 私は、応用知識を身につけるため、TACの「社労士合格のツボ」を解き、その際の辞書として、TACみんほし・ユーキャンを使用しました。
ということで、社労士のテキストは、LECの「社労士 合格のトリセツ 基本テキスト」を一番におすすめします!
なお、同シリーズの「社労士 合格のトリセツ 基本問題集」とセットで使用するのがおすすめです。
- 基礎知識・重要知識を中心に情報量を絞ったテキスト
- 3分冊にセパレート可能
- フルカラーで図解・イラストを豊富に使って、わかりやすく噛み砕いて解説
- 初心者でも挫折せずに独学で学ぶことができ、基礎固めに最適
- ただし、トリセツだけでは合格できない(合格知識の3分の2まで到達)
- トリセツで基礎を固めたあと、応用知識・発展知識を書き込むのがおすすめ
- LECの人気講師 椛島先生の解説講義付き
- トリセツで合格!一番のおすすめ!
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社労士 合格のトリセツ 基本テキスト(2026年版)![]() |
著者 | 椛島 克彦, 東京リーガルマインドLEC総合研究所 社会保険労務士試験部 |
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出版社 | 東京リーガルマインド |
発売日 | 2025/8/25 |
ページ数 | 693ページ |
サイズ | A5判 |
電子書籍 | Kindle・楽天Koboあり |
価格 | 4,290円 |
- トリセツをメインに使った勉強法の詳細はこちら⇒ 社労士の独学におすすめの勉強法!必要な勉強時間も解説
No.2:ユーキャンの社労士 速習レッスン(U-CAN)
次におすすめの社労士テキストは、「ユーキャンの社労士 速習レッスン」です。
LECのトリセツを使う場合、膨大な書き込みをすることになるので、それが大変だと思う方は、ユーキャンのテキストをおすすめします。
ユーキャンは、トリセツとは違って合格レベルの情報がしっかり掲載されたテキストです。(TACみんほし、LEC出る順よりやや少ない)
それでいて、わかりやすく噛み砕いた解説で、情報の羅列ではなく、初心者にもわかるように情報が整理され、まとまっています。
トリセツに載っていなくてTACみんほしで調べたけれど意味がわからない、、という場合に、ユーキャンを読めば一発でわかることがよくありました。(情報量は、みんほしの方がさらに多いです。)
また、トリセツと同様、3分冊にセパレートできるので、持ち運びにも便利です。
さらに、LECやTACと違って、各分冊の表紙もツルッとコーティングされた紙を使っているのも良いですね。
ただし、印刷は2色刷り(黒・赤)で、文字はぎゅうぎゅう詰め、欄外の側注もぎっしりです。
出典(2025年版):Amazon
合格レベルの情報量が掲載されているということは、初心者にとっては挫折の危険性が高まるという点には、ご注意ください。
トリセツを使う場合のように、辞書的なテキストを別途用意するのではなく、どれか1冊だけで勉強したい場合には、情報量が多い点をご自身でクリアできるなら、ユーキャンもおすすめです。
なお、同シリーズの「ユーキャンの社労士 これだけ!一問一答集」とセットで使用するのがおすすめです。
- 合格レベルの情報がしっかり掲載されたテキスト
- 3分冊にセパレート可能
- わかりやすく噛み砕いた解説
- 初心者にもわかるように情報が整理され、まとまっている
- ただし、2色刷りで文字はぎゅうぎゅう詰め、側注もぎっしり
- 情報量が多いため、初心者は挫折する可能性あり
- どれか1冊だけで勉強したい場合は、情報量が多い点をクリアできるなら、ユーキャンもおすすめ
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ユーキャンの社労士 速習レッスン(2026年版)![]() |
著者 | ユーキャン社労士試験研究会 |
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出版社 | U-CAN |
発売日 | 2025/10/17 |
ページ数 | 1,016ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 4,290円 |
No.3:みんなが欲しかった!社労士の教科書(TAC)
次に紹介するテキストは、TACの「みんなが欲しかった!社労士の教科書」です。
フルカラーで、2分冊にセパレートできます。
みんなが欲しかった!社労士の教科書(以下「みんほし」)は、社労士の市販テキストの中でも、初心者にわかりやすいと評判ですが、、、私は全くそう感じませんでした。
確かに、フルカラーで、ページのレイアウトや文字のサイズなどは、読みやすいです。それは間違いありません。
しかし、その中身は「堅苦しい教科書」です。情報を整理せずにズラズラ書いているだけのようで、正直わかりにくいです。
出典:Amazon
みんほしといえば、宅建やFP(滝沢ななみ先生が著者)で、図解でわかりやすく解説してくれる初心者向けテキストのイメージが強いですが、社労士に関しては、「みんほし」の名をかたっているだけで全くの別物です。(滝澤ななみ先生は、巻頭特集だけ担当)
社労士のみんほしは、初心者にわかりやすく図解・イラストで解説するようなテキストではなく、細かい知識まで網羅的に、淡々と解説するテキストです。
このため、初心者にはおすすめできませんが、情報量はかなり多いので、辞書的に使う場合におすすめです。
私も、LECトリセツをメインに使いながら、辞書としてみんほしを使っていました。ただし、みんほしはわかりにくいので、難しい内容を調べるとき用に、ユーキャンをサブ辞書として使っていました。
- フルカラーでレイアウトや文字は読みやすいが、中身は「堅苦しい教科書」
- 2分冊にセパレート可能
- 細かい知識まで網羅的に、情報を整理せずに淡々と解説するだけで、わかりにくい
- 初心者にはおすすめできない
- 情報量はかなり多いので、辞書的に使う場合におすすめ
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みんなが欲しかった!社労士の教科書(2026年度版)![]() |
著者 | TAC社会保険労務士講座 |
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出版社 | TAC出版 |
発売日 | 2025/10/7 |
ページ数 | 1,176ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 4,290円 |
No.4:出る順社労士 必修基本書(LEC)
次に紹介するテキストは、LECの「出る順社労士 必修基本書」です。
トリセツと同じLECからの出版ですが、トリセツとは正反対の特徴を持ったテキストです。
出る順テキストは、細かい知識までしっかり網羅し、条文から通達、判例、過去問知識まで正確に掲載されています。
まさに、法律資格のLECが出版するロングセラーテキストですね。(初版から30年超え)
この1冊があれば、合格に必要な知識が確実に身につけられます。
ただし、トリセツの2倍近いボリューム(1.8倍)があり、2分冊にセパレートできますが、それでも分厚くて重いです。。
2色刷りで見にくく感じますし、ページのレイアウトや文字のサイズなども、読みにくく感じます。正直、ページを開いた瞬間、勉強する気が失せるというか、、私は個人的に苦手です。。
出典(2025年版):Amazon
情報を網羅するテキストという意味では、みんほしと似ていますが、みんほしとはまた全然違います。
みんほしは一見わかりやすそうに感じますが、中身はわかりにくいです。一方、出る順は、一見わかりにくそうに感じますが、中身は整理されていて、簡潔にわかりやすく書かれています。
条文・趣旨から始まり、ポイント解説や判例、通達、発展知識、過去問出題例などが、できるだけ正確に、かつ簡潔に記載され、関連知識の比較表なども充実しています。
簡潔であるがゆえに、テキストを読んでいるというより、辞書や文献に当たっているような感覚になります。
正直、独学で初心者が最初に読むテキストとしては、おすすめではありません。
一方、辞書的に使う場合や学習経験者が使う場合、また、徹底的に勉強し、確実な合格力を身につけたい方におすすめです。
- 法律資格のLECが出版するロングセラーテキスト
- 2分冊にセパレート可能(分冊しても分厚い)
- 細かい知識まで網羅し、条文から通達、判例、過去問知識まで正確に掲載
- ただし、2色刷りで、ページレイアウトや文字サイズなどが見にくく読みにくい
- 一方、中身は整理されて、正確に、かつ簡潔にわかりやすく記載されている。
- 辞書的に使う場合や学習経験者が使う場合、また、徹底的に勉強し、確実な合格力を身につけたい方におすすめ
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出る順社労士 必修基本書(2026年版)
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著者 | 東京リーガルマインドLEC総合研究所 社会保険労務士試験部 |
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出版社 | 東京リーガルマインド |
発売日 | 2025/10/14 |
ページ数 | 1,283ページ |
サイズ | A5判 |
価格 | 4,180円 |
上記テキスト4冊の違い
ここで、上記4冊の違いを一言でまとめておきたいと思います。
トリセツ・ユーキャンは、初心者向けに噛み砕いてわかりやすく解説するテキストです。その違いは、トリセツは基本知識に絞って掲載しているのに対し、ユーキャンは応用知識も含めて掲載されています。
みんほし・出る順は、辞書的・学習経験者向けのテキストです。その違いは、みんほしは一見、読みやすいですが、内容がわかりにくいのに対し、出る順は一見、読みにくいですが、整理されてわかりやすいです。
- 初心者向け
- 基本知識に絞って解説 ⇒ トリセツ
- 応用知識も含めて解説 ⇒ ユーキャン
- 辞書的・学習経験者向け
- 読みやすいが、わかりにくい ⇒ みんほし
- 読みにくいが、わかりやすい ⇒ 出る順
社労士の独学におすすめの問題集・過去問・一問一答
次は、社労士試験の独学におすすめの過去問・一問一答などの問題集を紹介します。
テキストだけをいくら読んでも知識は身につきませんので、テキスト・問題集の往復学習が必要です。
社労士の問題集・過去問には、五肢択一式と一問一答式がありますが、個人的には、一問一答式が圧倒的におすすめです。
社労士試験は、受験生を混乱させるための捨て肢(すてあし)が多く、五肢択一の過去問には合格に必要のない知識が大量に含まれているため、勉強に無駄が生じてしまいます。
一方、一問一答式は、合格に必要な知識を一肢ずつ厳選して収録できますので、効率的に学習ができます。
このため、以下では一問一答式の問題集・過去問のみに絞って紹介することにします。
No.1:社労士 合格のトリセツ 基本問題集(LEC)
社労士の問題集として、一番のおすすめは、LECの「社労士 合格のトリセツ 基本問題集」です。
一問一答形式で、基本問題を中心に約1,000肢の過去問が収録されています。(9割以上は過去問ですが、少しだけオリジナル問題が含まれています。)
トリセツテキストに対応した問題集で、基本知識をひとつずつ確認しながら、がっちりと基礎固めができます。
出典:Amazon
ページのレイアウトは、左ページに問題、右ページに解答・解説という構成で、解説には1肢ごとにトリセツの該当ページが具体的に明記されているので、テキスト・問題集の往復学習がスムーズにできますね。
2分冊にセパレートでき、背表紙シールも付属しているので綺麗に使えます。
印刷は2色刷りですが、科目ごとに赤・緑・青など異なる色が使用されているため、他の問題集よりもカラフルな印象を受けますね。
※この写真は労働科目の分冊です。
ただし、その結果、目隠しシート(赤シート)の対応が不能になったようで、解答解説を目隠しするために、ちょっとアナログですが、解答かくしシート(紙の目隠しシート)を被せて隠すという形で対応されています。
さらに、収録されている全問題が、スマホアプリで解けるようになっているので、外出先などのちょっとしたスキマ時間にも勉強できますね。
- 基本問題を中心とした一問一答式過去問(+オリジナル問題)
- トリセツテキストとセットで、がっちりと基礎固めができる
- 2色刷りだが科目ごとに異なる配色でカラフルな印象
- 全問題がアプリで解ける
- 一番のおすすめ!
分冊 | 2分冊にセパレート可能 |
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収録内容 | 基本問題を中心に約1,000肢 (過去問9割以上+オリジナル問題1割未満) |
出題形式 | 一問一答 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『社労士 合格のトリセツ 基本テキスト』にリンク(1肢ごとに該当のページ番号を明記) |
目隠しシート対応 | 付属の解答かくしシートで右ページを目隠し可能 |
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社労士 合格のトリセツ 基本問題集(2026年版)![]() 著者:椛島 克彦, 東京リーガルマインドLEC総合研究所 社会保険労務士試験部 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2025/8/25 ページ数:772ページ サイズ:A5判 電子書籍:Kindle・楽天Koboあり 価格:3,520円 |
No.2:みんなが欲しかった! 社労士 合格のツボ(択一対策・選択対策)(TAC)
社労士の問題集として、上記のトリセツと合わせておすすめなのが、TACの「みんなが欲しかった!社労士 合格のツボ」です。
上記のトリセツで基礎固めをした後に、合格のツボを使って応用知識・発展知識を身につけていくのがおすすめです。
合格のツボは、過去問ではなく、今後出題が予想される重要かつ頻出の問題が、択一式は一問一答式で1,600肢、選択式は333問収録されたオリジナル問題集です。
出典:Amazon
Basic(基本編)とStepUp(応用編)の2段階に分かれていて、択一式はほぼ半々、選択式は9:1ぐらいの割合です。
Basicでも、トリセツ知識で解けるような基本問題は半分もなく、StepUpはほぼ全問が初見になるため、トリセツ知識で解ける問題は、全体の2~3割ぐらいしかありません。
つまり、収録されている問題の大部分は応用・発展知識のため、合格のツボをマスターすることで、本試験合格レベルの知識を身につけることができます。
※私がカッターで切って半分にしているため、本来はこの倍の厚みです。
ページのレイアウトは、左ページが問題、右ページが解答・解説で、解答と解説の重要語句が付属の赤シートで目隠しできるようになっています。
みんほしシリーズの1冊ですが、みんほしテキストへのリンクはなく、特にどのテキストにもリンクされていません。
※ みんほしテキストに対応した問題集として、「みんなが欲しかった!社労士の問題集」も出版されていますが、五肢択一で効率的ではないため、当ページでの紹介は省略します。
※ みんほしテキストに対応した問題集として、「みんなが欲しかった!社労士の問題集」
B6判でコンパクトなため、分冊できるようにはなっていません。(ただし、私は「労働科目」と「社会保険科目+一般常識」とにカッターで切り離して使っていました。)
私は、トリセツで基礎固めしたあと、この合格のツボで応用・発展知識を身につけ、社労士試験に合格できましたので、TAC合格のツボは、是非おすすめします!
- 今後の出題を予想した重要・頻出のオリジナル問題集
- 大部分が応用知識・発展知識(トリセツを基本問題とした場合)
- 本試験合格レベルの知識が身につけられる
- 是非おすすめ!
分冊 | セパレートなし(カッターで切れば分冊可能) |
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収録内容 | 重要・頻出の問題 (択一)1,600肢(オリジナル問題) (選択)333問(オリジナル問題) |
出題形式 | (択一)一問一答 (選択)穴埋め |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | なし |
目隠しシート対応 | 付属の赤シートで解答と解説の重要語句を目隠し可能 |
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みんなが欲しかった!社労士 合格のツボ 択一対策(2025年度版) 著者:TAC社会保険労務士講座 出版社:TAC出版 発売日:2024/11/9 ページ数:908ページ サイズ:B6判(一般的なテキストより小さい) 電子書籍:Kindle・楽天Koboあり 価格:3,080円 ※2026年度版の予約販売中(11/11発売予定) |
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みんなが欲しかった!社労士 合格のツボ 選択対策(2025年度版)
著者:TAC社会保険労務士講座 出版社:TAC出版 発売日:2024/11/9 ページ数:732ページ サイズ:B6判(一般的なテキストより小さい) 電子書籍:Kindle・楽天Koboあり 価格:3,080円 ※2026年度版の予約販売中(11/11発売予定) |
「トリセツ&合格のツボ」で予備校に匹敵する知識が得られる
知識量としては、「トリセツ&合格のツボ」で、予備校の講座を受講するのに匹敵する知識が得られたと思っています。
本試験後に各予備校の解答速報や検証会を見ましたが、大原やTACの解説で、正解すべきとされた問題は私も取れていましたし、正解できない問題は私も取れていませんでした。そして、できれば正解したい(取れるか取れないか)の問題は半分ぐらい取れていました。
私は、令和7年度本試験(択一式)で50問正解しましたが、その問題の全肢を見直し、既存知識で正誤を判断できる肢・できない肢を分類したところ、下記の結果になりました。
トリセツ知識で判断できる | 合格のツボ等知識で判断できる | 判断できない |
---|---|---|
128肢 | 63肢 | 155肢 |
※ 「合格のツボ等知識」には、「無敵の社労士3 直前対策編」「LEC予想模試」「みんほし予想模試」の知識が含まれています。
これを前提に、消去法や組合せも含めて正解できた問題・できなかった問題を数えたところ、下記の結果でした。
既存知識で正解できた | 現場思考で正解できた | 正解できなかった | 勘違いでミスった |
---|---|---|---|
32問 | 18問 | 18問 | 2問 |
※ 大原の難易度分析のX(Twitter):易(絶対取りたい)12問、普通(取れるか取れないか)40問、難(取れたら神)18問
※ TACも、確実に得点してほしい、できれば得点してほしい、得点は難しい の3つに分類してありましたが、分析会申込者にしか公表していないデータのため、ここには掲載できません。(私の結果と大きな矛盾はありませんでした)
つまり、「トリセツ&合格のツボ」で、大手予備校が指導している知識量と同じだけの知識が身についていたことになります。
No.3:ユーキャンの社労士 これだけ!一問一答集(U-CAN)
次に紹介するのは、「ユーキャンの社労士 これだけ!一問一答集」です。
一問一答式で、繰り返し問われる重要事項が777肢収録されています。(過去問7割+オリジナル問題3割)
ユーキャンのテキストを使う場合は、この一問一答集とセットで使うのがおすすめです。
※ ユーキャンのシリーズで、「ユーキャンの社労士 過去&予想問題集」も出版されていますが、五肢択一で効率的ではないため、当ページでの紹介は省略します。
出典:Amazon
ただし、収録数が少ないため(トリセツの1,000肢よりも少ない)、これだけでは不安ですね。他の問題集も合わせて使う必要があると思います(例えば、TAC合格のツボなど)。
ページのレイアウトは、左ページが問題、右ページが解答・解説で、解答と解説の重要語句が付属の赤シートで目隠しできるようになっています。
解説には1肢ごとにテキストの該当ページが具体的に明記されているので、スムーズにテキストの確認ができます。
コンパクトサイズ(B6判より小さい新書サイズ)のため、持ち運びにも便利ですね。
- 一問一答式で、過去問を中心にオリジナル問題も含めた777肢が収録
- 収録数が少ないため(トリセツより少ない)、これだけでは不安
- コンパクトサイズ(B6判より小さい新書サイズ)
- ユーキャンのテキストを使う場合におすすめ
分冊 | セパレートなし |
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収録内容 | 繰り返し問われる重要事項777肢 (過去問7割+オリジナル問題3割) |
出題形式 | 一問一答 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『ユーキャンの社労士 速習レッスン』にリンク(1肢ごとに該当のページ番号を明記) |
目隠しシート対応 | 付属の赤シートで解答と解説の重要語句を目隠し可能 |
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ユーキャンの社労士 これだけ!一問一答集(2025年版)
著者:ユーキャン社労士試験研究会 出版社:U-CAN 発売日:2024/11/8 ページ数:440ページ サイズ:B6判より小さい(新書サイズ) 電子書籍:Kindle・楽天Koboあり 価格:2,310円 ※2026年版の予約販売中(11/7発売予定) |
No.4:出る順社労士 一問一答過去10年問題集(LEC)
次に紹介するのは、LECの「出る順社労士 一問一答過去10年問題集」です。
4冊に分けて出版されていて、過去10年分の過去問が科目別・項目別に一問一答形式で収録されています。
上記の3冊は、重要知識を厳選して収録しているのに対し、出る順一問一答は、過去10年の全ての肢を収録しています。(5肢×70問×10年=3,500肢 ※実際には計算結果を選択する場合などがあるのでもう少し少ないですが。)
出典:Amazon
一問一答で全肢を収録すると、一問一答のメリットがなくなるように感じますが、出る順では、問題文の一肢ごとに3段階のランク分け(難・普通・易)をすることでクリアしています。
「難」は、高得点で合格を目指す場合に正解したい問題とされていますので、これがつまり、最低限の合格には必要のない知識になります。
このため、「普通」と「易」をまずはマスターし、さらに高得点を目指すなら「難」にも手を付けていく、という勉強の進め方になりますね。
なお、ページのレイアウトは、左ページが問題、右ページが解答・解説で、解答と解説の重要語句が付属の赤シートで目隠しできるようになっています。
ということで、出る順一問一答は、徹底的に勉強し、確実な合格力を身につけたい方におすすめの一問一答問題集です。
- 4冊に分けて出版
- 過去10年の全過去問を科目・項目別に一問一答式で収録
- 問題文一肢ごとに3段階にランク分け(難・普通・易)
- 徹底的に勉強し、確実な合格力を身につけたい方におすすめ
分冊 | 4冊に分けて出版 |
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収録内容 | 過去10年の全過去問3,500肢 (過去問を難・普通・易にランク分け) |
出題形式 | 一問一答 |
ページ構成 | 左ページに問題、右ページに解答・解説 |
テキストとの関連付け | 『出る順社労士 必修基本書』にリンク(1肢ごとに該当のページ番号を明記) |
目隠しシート対応 | 付属の赤シートで解答と解説の重要語句を目隠し可能 |
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出る順社労士 一問一答過去10年問題集 1 労働基準法・労働安全衛生法・労働者災害補償保険法(2025年版)
著者:東京リーガルマインドLEC総合研究所 社会保険労務士試験部 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2024/10/24 ページ数:458ページ サイズ:A5判 電子書籍:Kindle・楽天Koboあり 価格:1,540円 ※2026年版の予約販売中(10/23発売予定) |
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![]() 2 雇用・徴収・労一(2025) 2024/11/15発売 442ページ 1,540円 ※2026年版 11/14発売予定 |
![]() 3 健保・国年(2025) 2024/12/12発売 480ページ 1,540円 ※2026年版 12/12発売予定 |
![]() 4 厚年・社一(2025) 2024/12/18 367ページ 1,540円 ※2026年版 12/18発売予定 |
直前期の予想問題集(模試)おすすめ2選
次は、社労士の予想問題集(模試)を紹介したいと思います。
直前期には、勉強の仕上がり具合を確認し、自分の苦手分野・知識を見つけるために、模試を解くのがおすすめです。
社労士の択一式試験は時間的にかなり厳しいので、時間配分のシミュレーションも必須です。模試を解く際は、必ず時間を計って解くようにしましょう。
また、問題集を一問一答形式でしか解いていない場合は、五肢択一の形式にも慣れておかないといけませんね。
本試験では、知らない問題、見たこともない問題が大量に出題されますので、模試で難問の出題にも慣れておく必要があります。
No.1:出る順社労士 当たる!直前予想模試(LEC)
社労士の予想問題集(模試)で一番のおすすめは、LECの「出る順社労士 当たる!直前予想模試」です。
やはり、”模試といえばLEC”ですね!LECの模試は、出題形式や難易度が最も本試験に近いと言われています。
実際、私も試験直前期にこの予想模試を解きましたが、本試験の結果とほぼ同じ得点でした。
この予想問題集には、本試験と同じ形式で2回分の予想模試が収録されています。
さらに、購入者特典として解説講義の提供があり、模試各回たっぷり2時間半ずつ、LEC専任講師が解説してくれます。
その他、巻頭特集として今年の出題をLEC講師が予想した「”出る順”論点大予想」や「得点源にする!重要判例総ざらい」など、直前期に役立つ情報が満載です。
予想問題集を買うなら、まずはLECの直前予想模試を購入することをおすすめします!
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出る順社労士 当たる!直前予想模試(2025年版)
<予想問題×2回分> 著者:東京リーガルマインドLEC総合研究所 社会保険労務士試験部 出版社:東京リーガルマインド 発売日:2025/4/25 ページ数:411ページ サイズ:B5判(一般的なテキストより大きい) 価格:1,980円 |
No.2:みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試(TAC)
次に紹介するのは、TACの「みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試」です。
この予想問題集には、本試験と同じ形式で2回分の予想模試が収録されています。
この模試は、本試験の難易度に合わせるのではなく、基本事項を中心に構成されているのが特徴です。
巻頭特集では、TAC講師が出題を予想した「本試験ではココが出る!TAC講師論点予想」「試験に出る!重要判例20選!」がついています。
さらに、購入者限定特典として、「厳選問題 解き方解説講義」「超重要判例 解説講義」もついています。
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みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試(2025年版)
<予想問題×2回分> 著者:TAC社会保険労務士講座 出版社:TAC出版 発売日:2025/4/24 ページ数:476ページ サイズ:B5判(一般的なテキストより大きい) 価格:1,980円 |
白書統計対策におすすめの参考書
次は、白書統計対策におすすめの参考書を紹介します。
No.1:無敵の社労士(3) 完全無欠の直前対策(TAC)
私が白書統計対策に使ったのは、TACの「無敵の社労士(3) 完全無欠の直前対策」です。
白書統計対策以外にも、一般常識全般や、法改正情報、重要判例、選択式対策、重要過去問など、直前期に役立つ情報が盛沢山に収録されています。
ただし、白書統計以外は使うつもりはなかったので、統計は、『これだけは!一般常識演習問題』の統計の問題を解きながら、『これだけは!統計調査』のところを覚えていきました。
次に、『これだけは!白書対策』のところを、重要箇所に線を引きながら読んでいきました。
あと、もともとは判例対策は特にするつもりはありませんでしたが、『最終チェック!重要判例 徹底解説 厳選10選!』を活用することにし、重要そうなところに線を引きながら読んでいきました。
判例については、その流れから、LEC・TACの予想模試の巻頭特集に収録されていた重要判例も読むことにしました。
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無敵の社労士(3) 完全無欠の直前対策(2025年版)
著者:TAC出版編集部 出版社:TAC出版 発売日:2025/5/27 ページ数:240ページ サイズ:B5判(一般的なテキストより大きい) 価格:1,650円 |