社労士試験の難易度は?合格率や偏差値・勉強時間から難しい理由・克服する方法まで私の経験に基づき解説
更新日:2025年12月12日

社会保険労務士は難関資格として知られていますが、その難易度はどれぐらいあるのでしょうか。
合格率・偏差値・勉強時間といった一般的な指標に加え、なぜ社労士試験が難しいのか、そして、それを克服して合格するにはどうすればいいのかなど、私の経験に基づいて解説します。
社労士試験の合格を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
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社労士試験の難易度は?

まずはじめに、社労士試験の難易度を示す一般的な指標として、合格率・偏差値・勉強時間について、他資格と比較しながら紹介したいと思います。
- 合格率は6%前後で推移
- 偏差値は65の難関資格
- 合格するには1,000時間の勉強時間が必要
合格率は6%前後で推移

では、社労士試験の合格率から見ていきます。
上のグラフは、過去10年間の合格率の推移です。
一番低いときで4.4%、一番高いときで7.9%%と変動がありますが、社労士試験の合格率は、おおむね6%前後で推移していることがわかります。
6%しか合格できないのは、明らかに難関資格ですね。
下の表は、過去10年の受験者数と合格者数、そして合格率を示した表です。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 平成27年 (2015年) |
40,712 | 1,051 | 2.6% |
| 平成28年 (2016年) |
39,972 | 1,770 | 4.4% |
| 平成29年 (2017年) |
38,685 | 2,613 | 6.8% |
| 平成30年 (2018年) |
38,427 | 2,413 | 6.3% |
| 令和1年 (2019年) |
38,428 | 2,525 | 6.6% |
| 令和2年 (2020年) |
34,845 | 2,237 | 6.4% |
| 令和3年 (2021年) |
37,306 | 2,937 | 7.9% |
| 令和4年 (2022年) |
40,633 | 2,134 | 5.3% |
| 令和5年 (2023年) |
42,741 | 2,720 | 6.4% |
| 令和6年 (2024年) |
43,174 | 2,974 | 6.9% |
| 令和7年 (2025年) |
43,421 | 2,376 | 5.5% |
直近の2025年度試験で見ると、受験者数43,421人のうち2,376人が合格しており、合格率は5.5%となっています。
合格者が2,376人と聞くと、かなり多くの人が合格するんだなぁと感じるかもしれません。しかし、43,421人が受験しているわけですから、41,045人が落ちていることになります。
社労士試験は、受験者のほとんどが落ちる難関試験だというのが実感できますね。
他資格と合格率を比較
社労士試験と関連性の高いFP試験や、難関資格として有名な行政書士や司法書士などの他資格と合格率を比較してみると、以下のようになります。
| 資格名 | 合格率 |
|---|---|
| 司法書士 | 約 5% |
| 社労士 | 約 6% |
| 土地家屋調査士 | 約 9% |
| 行政書士 | 約 10% |
| FP1級 | 約 10% |
| 簿記1級 | 約 10% |
| 宅建 | 約 15% |
| 簿記2級 | 約 20% |
| FP2級 | 学科:40% 実技:50% |
このように、有名な国家資格の中でも、社労士はかなり上位に入る難関資格だというのがわかりますね。
行政書士やFP1級、簿記1級よりも合格率が低く、司法書士に次ぐ難しさです。
偏差値は65の難関資格
偏差値というのは、平均点を50とし、受験者全体の得点分布に基づき算出される数値ですので、受験者の属性がまったく異なる資格試験を跨いで、各資格試験の偏差値を算出するというのは、本来は不可能です。
しかし、国家資格難易度ランキング | 資格の取り方というサイトにおいて、公表されている合格率や合格点などの情報や傾向に基づき、推定の偏差値を独自に算出するといった試みがなされています。
ここに掲載されている偏差値によると、社労士試験の偏差値は「65」とされています。
偏差値60以上は「難関資格」とされますので、社労士は、まさに難関資格ということになりますね。
他資格と偏差値を比較
社労士の偏差値を、先ほどの合格率と同様、FP試験や行政書士や司法書士などの他資格と比較してみると、以下のようになります。
| 資格名 | 偏差値 |
|---|---|
| 司法書士 | 76 |
| 簿記1級 | 67 |
| 社労士 | 65 |
| 土地家屋調査士 | 64 |
| 行政書士 | 62 |
| FP1級 | 58 |
| 簿記2級 | 58 |
| 宅建 | 57 |
| FP2級 | 48 |
このように、偏差値で見ても、合格率で比較した場合と同じく、難関資格だということがわかります。
必要な勉強時間は1,000時間
社労士試験に合格するためには、一般的に1.000時間の勉強時間が必要と言われています。
私は880時間で合格できましたが、正直かなり厳しかったので、やはり1,000時間ぐらいは見ておいた方がいいと思います。
では、必要な勉強時間が1,000時間とした場合に、1日の勉強時間によって学習期間がどう変化するのか整理すると下表のようになります。
| 1日の勉強時間 | 学習期間 |
|---|---|
| 3時間 (平日2時間・土日5時間) |
1年 |
| 2時間 | 1年半 |
| 1時間 | 3年 |
例えば、1日に3時間の勉強なら1年間の学習期間になりますし、1日に2時間なら1年半、1日に1時間なら3年の学習期間が必要になると考えていただければいいかと思います。
なお、フルタイムで働いている人の場合、平日に3時間勉強するのはかなりハードなので、社会人なら平日2時間・土日5時間のペースで勉強すれば、1年間の合格が目指せます。
人それぞれ、予備知識がどれだけあるかなど違いがありますので、1,000時間というのはあくまでも目安ですが、とりあえずは皆さんも、1,000時間の勉強時間を目安に学習計画を立てていただければと思います。
他資格と勉強時間を比較
では、社労士の勉強時間についても他資格と比較してみると、以下のようになります。
| 資格名 | 必要な勉強時間 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 司法書士 | 3,000時間 | 76 |
| 簿記1級 | 1,000時間 | 67 |
| 社労士 | 1,000時間 | 65 |
| 土地家屋調査士 | 1,000時間 | 64 |
| 行政書士 | 500~800時間 | 62 |
| FP1級 | 500時間 | 58 |
| 簿記2級 | 300時間 | 58 |
| 宅建 | 300時間 | 57 |
| FP2級 | 200時間 | 48 |
このように、難易度の高い(偏差値の高い)資格試験ほど、合格に必要な勉強時間も多くなっていますね。
社労士試験の1,000時間というのは、行政書士試験よりも多く、簿記1級や土地家屋調査士と同等で、司法書士に次ぐ難しさということになります。
社労士の難易度が高い理由
次は、社労士試験がなぜこれほどまでに難しいのか、その理由について、私の経験に基づいて解説していきます。
- 勉強内容が細かすぎる
- 科目間の類似制度・関連制度が多い
- 全ての科目に足切り点が設けられている
- 一般常識の対策が水物
- 捨て肢(すてあし)が多く出題される
- 試験問題を解く時間が足りない
難しい理由①:勉強内容が細かすぎる
社労士試験は、私自身、勉強を始めてから挫折を繰り返しました。
最初に勉強を始めたときは、約2ヶ月で挫折、、その翌年に勉強を再開しましたが、またもや1ヶ月で挫折。。という具合です。
その2年後に、今度こそはと勉強を再開し、なんとか合格まで辿り着くことができました。
私は、司法書士試験に合格したすぐ後に社労士の勉強を始めました。それなりに勉強には自信がある状態です。そんな私がなぜ社労士試験に二度の挫折を味わうことになったのか。
それは、「勉強内容が細かすぎる」というのが私が挫折した一番の理由でした。
覚えないといけない細かい数字や細かい制度が山ほど出てきます。それを覚えないといけないのが本当に辛いんですよね。。
難しい理由②:科目間の類似制度・関連制度が多い
社労士試験では、労災保険・雇用保険・健康保険・国民年金・厚生年金など、類似・関連する制度や規定が山ほどあります。
それぞれの規定を単独で覚えることは特に難しいことではありません。しかし、類似した知識が出てきた途端、ふたつの知識が混同し、間違えてしまいます。
類似制度の引っ掛けは、社労士試験に限らずどんな試験にもありますが、社労士試験は特に、類似制度・関連制度が多い試験だと私は感じます。
これらの違いを正確に覚えていないと本試験で罠に引っ掛かってしまうので、社労士試験は難しいですね。
難しい理由③:全ての科目に足切り点が設けられている
社労士試験の配点と、それぞれの合格基準点(原則)は、下記のように設定されています。
| 試験科目 | 選択式 配点(基準点) |
択一式 配点(基準点) |
|---|---|---|
| 労働基準法・労働安全衛生法 | 5点(3点以上) | 10点(4点以上) |
| 労働者災害補償保険法 (労働保険徴収法を含む) |
5点(3点以上) | 10点(4点以上) |
| 雇用保険法 (労働保険徴収法を含む) |
5点(3点以上) | 10点(4点以上) |
| 労働に関する一般常識 | 5点(3点以上) | 10点(4点以上) |
| 社会保険に関する一般常識 | 5点(3点以上) | |
| 健康保険法 | 5点(3点以上) | 10点(4点以上) |
| 厚生年金保険法 | 5点(3点以上) | 10点(4点以上) |
| 国民年金法 | 5点(3点以上) | 10点(4点以上) |
| 合計 | 40点(28点以上※7割) | 70点(49点以上※7割) |
※ 実際には、その年の難易度に応じて合格基準点は補正されます。詳細は社労士試験の試験内容のページをご参照ください。
配点は、選択式8科目の各科目5点ずつで合計40点、択一式7科目の各科目10点ずつで合計70点です。
そして、原則的な合格基準点(足切り点)は、選択式は各科目5点中3点以上、総得点で40点中28点以上(7割以上)、択一式は各科目10点中4点以上、総得点で70点中49点以上(7割以上)と設定されています。
つまり、総得点だけでなく、全ての科目(選択式8科目+択一式7科目=15科目)ごとに基準点(足切り点)が設定されているということです。
いくら総得点が高くても、15科目中どれか1科目でも基準点に満たなかった場合は、それだけで不合格になってしまいます。
これは厳しいですよね、、ここまで細かく基準点が設定されている試験は、なかなか他にないんじゃないでしょうか。。
特に、選択式の5点中3点以上というのが厳しいんです。。
行政書士試験で基礎知識の足切りが怖いとかよく言われますが、その比じゃありません。
難しい理由④:一般常識の対策が水物
社労士試験では、「労働に関する一般常識」「社会保険に関する一般常識」という科目があります。
一般常識というだけあって試験範囲は膨大で、掴みどころがありません。まさに水物(みずもの)です。
通常の試験科目なら、テキスト・問題集でしっかり対策すれば合格点が取れますが、一般常識は、テキスト・問題集で万全の対策をすることは不可能です。どこから出題されるかわかりません。
最低限の基礎的な情報を頭に入れて、あとは現場思考で対応することになります。
これは、試験を受けるそのときになるまで、合格できるかどうかわからず、ものすごく不安を感じます。
このように、一般常識の足切りに怯えるのが社労士試験です。
難しい理由⑤:捨て肢(すてあし)が多く出題される
社労士の択一式試験は五肢択一ですが、そこには受験生を混乱させるための、いわゆる”捨て肢(すてあし)”が多く含まれています。
このため、試験問題を解いているときは、何これ?こんなん知らん。見たことない。と思いながら問題を解き進めることになります。
捨て肢に紛れ込んでいるわずかな基本知識を探し出し、正解肢を見つけないといけません。
曖昧な知識では、正解に辿り着くことはできません。
難しい理由⑥:試験問題を解く時間が足りない
社労士試験は、午前中の選択式が80分、午後の択一式が210分で実施されます。
選択式は試験時間に余裕がありますが、択一式については、制限時間で解き終わるにはかなり苦労します。
択一式は70問が出題され210分で解くわけですから、1問3分です。1問につき5肢あるので、1肢あたり36秒で正誤を判断する必要があります。
これがなかなか大変です。択一式問題を早く解くことに関しては、私は司法書士試験でかなり訓練を積みましたが、司法書士では組合せ問題が多いため、軸肢検討のテクニック(絶対に〇又は×の肢を軸にして、読まない肢を作り出す)を使うことで時間短縮を図っていました。
しかし、社労士試験では、組合せ問題が少ないため軸肢検討がほとんど使えません。(令和7年度では70問中、組合せ問題は7問だけ)
このため、択一式試験を制限時間内で解くことには、かなり苦労しました。
社労士試験の難しさを克服して合格する方法
このように難易度が高い社労士試験ですが、その難しさを克服して合格する方法を、私の合格経験に基づいて紹介したいと思います。
- 最初に基礎知識を固める
「勉強内容が細かすぎる」の対策 - 類似制度・関連制度を比較しながら覚える
「科目間の類似制度・関連制度が多い」の対策 - 苦手科目を作らない
「全ての科目に足切り点が設けられている」の対策 - 一般常識はみんなが解ける問題を落とさない対策をする
「一般常識の対策が水物」の対策 - 厳選された一問一答を解く
「捨て肢(すてあし)が多く出題される」の対策 - 模試で時間を計って早く解く訓練をする
「試験問題を解く時間が足りない」の対策
①最初に基礎知識を固める
まずは難しい理由①「勉強内容が細かい」を克服する方法です。
私が勉強を始めた最初の年と、その翌年は、社労士試験の細かい部分にばかり目が行ってしまい、全体像を把握することさえできずに挫折しました。
これを克服するには、まず最初に基礎知識を固めることです。
私は、三度目に勉強を再開したときは、情報量を絞り、基本知識だけを学習できるテキスト・問題集を選んで勉強しました。これが大正解でした。
まず最初に基礎固めをすれば、そこに枝葉の知識を付け足していくことは容易です。
もし、勉強内容が細かくて挫折した経験がある方や、挫折しそうな方は、この方法を試してみてください。
私が基礎知識を固めるために使ったテキスト・問題集については、下記関連記事で、おすすめNo.1で紹介していますので、そちらを参考にしてください。(LECトリセツ)
②類似制度・関連制度を比較しながら覚える
次は、難しい理由②「科目間の類似制度・関連制度が多い」を克服する方法です。
これはとにかく、類似制度・関連制度を比較・整理しながら覚えていくことです。
総則に関しては、死亡推定、未支給の給付、内払い・充当、受給権の保護、非課税、支給制限、費用徴収、第三者行為災害、不服申立てなどが共通するので、主に労災のページに相違点だけメモって、一元化して覚えました。
保険制度に関しては、健保と厚年、国年と厚年は、同一制度が山ほどあるため、共通・類似する制度は、それぞれ健保のページ、国年のページに相違点だけメモって、一元化して覚えました。
目的条文は、相違部分を比較整理して単純化して覚えました。
また、例えば併給調整や報酬等との調整のところは厄介だったので、労基・労災・雇用・健保・厚年を1ヶ所にまとめて図解して整理したりしました。
その他、関連・類似する知識は、ページ余白にお互いのページ番号をメモ書きしてリンクを張っていきました。
関連知識にリンクを張りながら勉強を進めていくと、関連ページが多くなりすぎる場合や、別途まとめて整理しないと覚えられない場合も出てきます。
例えば、生年月日(~S21.4.1、~S26.4.1、~S31.4.1など)や適用日(S61.4.1~、H15.4.1~、H17.4.1~など)、期間(3年間、5年間、6年ごとなど)など色々ありますよね。
こういう場合は、テキストの表紙の裏側に書き出したり、大きめの付箋に書き出したりして、一覧で覚えるようにしました。
このように、類似制度・関連制度をすべて比較整理して覚えていくことで、克服することができます。
③苦手科目を作らない
次は、難しい理由③「全ての科目に足切り点が設けられている」を克服する方法です。
これは、苦手科目を作らない、に尽きますね。
満遍なく、全科目を一定レベル以上に仕上げる必要があります。
そして、足切りが怖いのは選択式です(5点中3点)。択一式の足切り(10点中4点)に引っかかるようでは、そもそも合格レベルに達していませんので、怖いとかの問題ではありません。
選択式は、基本知識で3点は取れるような出題になっているのが原則です(例外もありますが)。このため、やはり苦手科目を作らないことに尽きます。
④一般常識はみんなが解ける問題を落とさない対策をする
次は、難しい理由④「一般常識の対策が水物」を克服する方法です。
正直、こうすれば絶対大丈夫、というような方法はありません。最低限、みんなが解ける問題を落とさないような対策をしておくことです。
労一では、白書・統計、判例対策を、要点を絞った教材を使って対策します。
社一では、法令科目(国保・後期高齢・介護など)はまだ対策しやすいですが、目的・責務規定は特に注意して覚えておくようにしましょう。
選択式の一般常識は、3点を死守するのが難しく、足切りが一番怖い科目です。
ただし、そうは言っても社労士試験は、相対評価を取り入れた絶対評価の試験です。
試験制度としては、あらかじめ合格基準点が公表されているので「絶対評価」の試験になりますが、その年度の難易度に応じて基準点は変動するので、相対評価を取り入れた絶対評価試験といえます。
このため、そもそも誰も解けないような出題があれば基準点は下がるので、そこまで心配する必要はないともいえます。
つまり、みんなが解ける問題を落とさないこと、これが大切です。
⑤厳選された一問一答を解く
次は、難しい理由⑤「捨て肢(すてあし)が多く出題される」を克服する方法です。
まず、試験対策として、五肢択一の過去問を全部解くような対策をしてはいけません。
捨て肢が山ほど含まれているわけですから、そもそもそんな勉強をするのは時間の無駄です。無駄なだけでなく、本当に必要な知識を固めることができず、害になります。
このため、過去問の中から今後出題される可能性のある重要な肢だけを厳選し、さらに、未出論点のオリジナル問題を収録した一問一答の問題集を解くのが最も効率的かつ効果的です。
そうすることで、凝縮した確実な知識を身に付けることができ、本試験では知らない肢はスルーし、自分が知っている確実な知識を使って正解に辿り着くことができるようになります。
なお、私がおすすめする厳選された一問一答は、下記関連記事で紹介しています(TAC合格のツボ or 大原トレ問)。
⑥模試で時間を計って速く解く訓練をする
次は、難しい理由⑥「試験問題を解く時間が足りない」を克服する方法です。
これは、模試で時間を計って速く解く訓練をするしかありませんね。
択一式試験は、各科目10問ずつで7科目あり、それを210分で解きます。つまり、1科目30分です。
私は、開始直後に、問題用紙の各科目の最初のページに30分ずつ経過した時刻を書き込むようにしていました。
本試験なら13:20に開始なので、労災が13:50、雇用が14:20、労一が14:50、、、という具合です。これを書いておけば、10問解くごとに、時間が遅れていないか確認しながら解くことができるので、時間調整がスムーズにできます。
もちろん、30分単位なので書かなくてもわかると思うかもしれませんが、あの緊張感、あの緊迫感のなかで、30分ごとに時間を確認するのはなかなか大変だと思います。
ですので、あらかじめ最初にメモ書きしておくのがおすすめです。
社労士の難易度まとめ
社労士試験は、合格率わずか6%、偏差値は65、1,000時間の勉強時間を必要とする難関資格です。
難易度が高い理由と、それを克服して合格するための方法を再掲すると下記のようになります。
- 最初に基礎知識を固める
「勉強内容が細かすぎる」の対策 - 類似制度・関連制度を比較しながら覚える
「科目間の類似制度・関連制度が多い」の対策 - 苦手科目を作らない
「全ての科目に足切り点が設けられている」の対策 - 一般常識はみんなが解ける問題を落とさない対策をする
「一般常識の対策が水物」の対策 - 厳選された一問一答を解く
「捨て肢(すてあし)が多く出題される」の対策 - 模試で時間を計って速く解く訓練をする
「試験問題を解く時間が足りない」の対策
このように勉強すれば、難易度の高い社労士試験でも、きっと合格できるはずです。
独学で勉強する場合の具体的な勉強方法については、下記の関連記事で解説していますので、そちらを参考にしてください。
また、独学が不安な方や、短期合格を目指したい方には通信講座もおすすめです。
下記の記事では、社労士のおすすめ通信講座を徹底的に比較してランキング形式で紹介しています。費用の安さや合格率の高さなど項目別のおすすめ通信講座も紹介していますので、参考にしてください。

