TACマンション管理士・管理業務主任者講座の評判・口コミ&徹底レビュー!
更新日:2024年10月1日
TACのマンション管理士・管理業務主任者講座は、当サイトのマンション管理士の通信講座ランキング・管理業務主任者のおすすめ通信講座において、おすすめNo.4で紹介している講座です。
TACは、あくまでも通学教室をメインとした資格学校ですので、教室運営のためにどうしてもコストがかかってしまいます。
このため、受講料が高額になるというのが、おすすめ上位で紹介できない大きな理由です。
このページでは、TACマン管・管業講座の評判・口コミを踏まえ、どのような点が優れているのか、また、どのような点が残念なのか掘り下げて紹介していきたいと思います。
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TACマンション管理士・管理業務主任者講座の評判・口コミ
まずはじめに、TACマンション管理士・管理業務主任者講座に関する評判・口コミから確認しておきたいと思います。
TACに関する代表的な評判・口コミを整理すると、以下のようなものが挙げられます。
良い評判・口コミ
- 大手スクールで実績と知名度があり、安心できる
- 合格者数を公表しており、確かな実績がある(毎年100人以上の合格者を輩出)
- 講義が分かりやすい
- テキストが見やすくてわかりやすい
- カリキュラムが効率的(講義&ミニテスト、基礎→応用→直前期)
- 回数無制限の質問対応や、自習室の利用などサポート体制が充実
悪い評判・口コミ
- 価格(受講料)が高い
このように、TACのマン管・管業講座に関する評判・口コミは、”価格が高い”という点を除けば、すこぶる良い評判ばかりです。
TACのマンション管理士・管理業務主任者講座の概要
それでは改めて、TACのマンション管理士・管理業務主任者講座の概要について、簡単に確認します。
TACは、1980年に公認会計士・税理士講座を開講して以来、宅建士、行政書士など各種の資格講座を開講している業界最大規模の資格予備校です。
不動産系の資格分野では、特に定評がありますね。
⇒ TACマン管・管業講座 公式サイト |
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通信講座名・受講料 |
マンション管理士/管理業務主任者 W合格本科生【2024年試験向け】 マンション管理士 本科生【2024年試験向け】 管理業務主任者 本科生【2024年試験向け】
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公式サイト | TAC 公式サイトへ |
※ 教育訓練給付金の対象講座には、を表示しています。支給要件など詳細はこちら⇒教育訓練給付制度とは?支給条件・申請方法・対象資格まで解説
以下では、TACのマン管・管業講座の初学者向け主力コース「マンション管理士・管理業務主任者 W合格本科生S」を中心に、講座を構成する項目ごとに分けて、詳しく紹介していきたいと思います。
TACマンション管理士・管理業務主任者講座の講義・講師をレビュー!
まずは、TACマンション管理士・管理業務主任者講座の講義・講師からレビューしていきます。
TAC自慢の講師陣
TACの講義は、重要ポイントを絞ったわかりやすい受験指導が心がけられており、TAC自慢の講師陣が”合格へのナビゲーター”として、受講生のモチベーションを維持してくれます。
TACのマン管・管業講座では、その柱となる「マンション管理士・管理業務主任者本科生」の収録担当講師になっていることや、TACの市販テキストも執筆していることから、「小澤 良輔」講師が看板講師と言って差し支えないかと思います。
写真で見ると、ちょっとボサボサの髪でガサツそうな先生なのかと思いきや、講義動画を視聴してみると、真逆でビックリしました。。
大学教授のようなインテリな雰囲気で、アナウンサーのような綺麗な声で滑らかに講義を進める、、この先生は、本気のプロ講師ですね。
小澤講師のプロフィール
小澤講師のプロフィールです。
著書
- みんなが欲しかった! マンション管理士・管理業務主任者 合格へのはじめの一歩
- マンション管理士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート
- 管理業務主任者 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート
講義サンプル
⇒ サンプル動画が掲載されているページ(TAC 公式サイト)
講義スタイル
講義は、通学講座を収録したものです。黒板の前に立ち、板書しながら解説するスタイルです。
TACマンション管理士・管理業務主任者講座のカリキュラムをレビュー!
TACのマン管・管業試験の初学者向けの主力講座として「マンション管理士本科生S」・「管理業務主任者本科生S」が用意されています。
また、マン管・管業のW合格を目指す「W合格本科生S(マンション管理士本科生S+管理業務主任者本科生S)」も用意されていますので、W受験を予定されている場合は、W合格本科生を受講するのがおすすめです。
TACの戦略的カリキュラム
TACでは、試験傾向を徹底的に分析し、初学者でも無理なく学習できる、効率を追求した戦略的カリキュラムになっています。
インプット学習
インプット学習は、基本講義・過去問攻略講義・総まとめ講義の3段階に分かれており、基本知識の習得 ⇒ 実践力の養成 ⇒ 総整理という流れで合格に必要な知識を身に付けていきます。
- 基本講義・・・合格に必要な基本知識をじっくり学習し、毎回の講義ごとに復習のためのミニテストも配付されます。
- 過去問攻略講義・・・実践力を養成するために、重要な過去問について、演習と解説講義とが実施されます。
- 総まとめ講義・・・本試験直前期に重要論点を復習し、横断的に知識の総整理を行う講義です。
アウトプット学習
アウトプット学習では、基礎答練・直前答練・全国公開模試のそれぞれで実力の確認をしながら、本試験レベルの実力に高めていきます。
- 基礎答練・・・本試験と同じ四肢択一式で、各科目ごとに基本知識の問題演習が実施されます。
- 直前答練・・・近年の出題傾向を反映させ、本年の出題予想を盛り込んだ予想問題で、本試験同様、50問を2時間で解く答案練習になっています。
- 全国公開模試・・・本試験と同一の形式で実施される全国公開模試で、力試しができます。
イン・アウト平行カリキュラム
これらのインプット学習とアウトプット学習のカリキュラムは、平行して進められます。
基本講義の1科目が終わるたびに、その科目に対応した基礎答練が実施され、その後、過去問攻略講義⇒総まとめ講義⇒直前答練⇒公開模試といった流れで、効率的に実力アップを図れるようカリキュラムが組まれています。
90時間の充実のカリキュラム
以上のカリキュラムにより、TACマン管・管業講座の総講義時間は92時間という、たっぷりのボリュームになっています。(インプット講義:68時間、アウトプット講義:24時間)
講義時間数が長いということは、それだけ丁寧な講義が受けられるわけですが、逆に言うと、それだけ学習期間が長くかかってしまうことにもなります。
この点については、ご自身が確保できる勉強期間と相談しながら判断する必要がありますね。
TACマンション管理士・管理業務主任者講座の教材(テキスト・問題集・eラーニング)をレビュー!
次は、TACマン管・管業講座の教材に関するレビューです。
TACのオリジナル教材
TACのマン管・管業講座の教材は、TACが出版している教材「マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト」をはじめとしたオリジナル教材が使用されます。
使用教材
- マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト(上・中・下)
- マンション管理士 項目別過去8年問題集
- 管理業務主任者 項目別過去8年問題集
- 基礎答練、直前答練、全国公開模試
- ミニテスト、総まとめレジュメ、法律改正点レジュメ(1冊)、受講ガイド等
テキストについて
テキストは、本試験の傾向を分析し、長年の受験指導のノウハウに基づき開発されたTACオリジナルのテキスト「マンション管理士・管理業務主任者 総合テキスト」(TACが市販しているテキストで、2色刷り)が使用されます。
この「総合テキスト」の特徴として、以下のような点が挙げられます。
- 各節ごとの 「Introduction」で、これから何を学ぶのか確認
- 各節ごとに重要度を明示し、メリハリをつけて学習
- 各節の重要ポイントを整理
- わかりづらい箇所は、事例を使って具体的に解説
問題集について
問題集についても、同じくTACが市販している「マンション管理士 項目別過去8年問題集」、「管理業務主任者 項目別過去8年問題集」が使用されます。
これは、過去8年分の過去問をテーマ別に収録した問題集です。
eラーニングについて
TACの通信講座の受講形態は、Web通信とDVD通信のいずれかから選択することができ、Web通信を選択した場合は、講義動画をWebで受講する形態となり、スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可能です。
また、音声ダウンロードも可能で、携帯音楽プレイヤー等で講義を聴くこともできます。
なお、講義動画は、7段階に速度調節が可能で、0.8倍速から2倍速まで調整して再生することが可能となっています。
その他、講義動画を受講すること以外は特段の機能はないようです。
TACマンション管理士・管理業務主任者講座の合格実績
つづいて、TACマン管・管業講座の合格実績を確認しておきたいと思います。
毎年の合格者数を公表
TAC受講生のマンション管理士・管理業務主任者試験の合格者の実績については、下記のとおりはっきりと公表されていますので、安心感がありますね。
年度 | マンション管理士試験の合格者数/合格率 | 管理業務主任者試験の合格者数/合格率 |
---|---|---|
2010年度 | 56名 | 120名 |
2011年度 | 45名 | 157名 |
2012年度 | 77名 | 180名 |
2013年度 | 57名 | 188名 |
2014年度 | 94名 | 103名 |
2015年度 | 32名 | 168名 |
2016年度 | 51名 | 185名 |
2017年度 | 49名 | 152名 |
2018年度 | 39名 | 103名 |
2019年度 | 37名 | 114名 |
2020年度 | 27名 | 115名 |
2021年度 | 28名 | 81名 |
2022年度 | 42名 | 98名 |
2023年度 | 36名 ※合格率40%(68名中27名) |
79名 ※合格率50%(34名中17名合格) |
※ 合格率は、答練提出率100%・模試正答率70%以上のカリキュラム修了生のみを抽出した合格率
過去14年間でマン管:670名・管業:1,843名の合格者を輩出
このように、2010年から2023年までの過去14年間で、マンション管理士は670名、管理業務主任者は1,843名もの合格者を輩出しています。
ただし、この実績は、通学・通信を問わず、TAC全体の合格者の数ですので、通信講座でどの程度の実績があるのかは不明です。
TACマンション管理士・管理業務主任者講座のサポート体制
次は、TACマン管・管業講座のサポート体制です。
回数無制限の質問対応
TACのサポート体制は、インターネットフォローシステム(i-support)を使ってメールで質問ができるほか、FAX(質問カード)による質問が可能となっています。
質問回数は、無制限です。
自習室も利用可能
また、通信講座の受講生であっても、全国各地にあるTACの校舎で、自習室が利用できますので、学習に専念できる環境で自習することも可能です。
TACのマンション管理士・管理業務主任者講座を徹底レビューまとめ
TACは、大手予備校ですので、信頼できる実績や、プロフェッショナル講師陣、ノウハウを凝縮した教材、磨き抜かれたカリキュラムなど優れた講座が提供される予備校であることは間違いありません。
当サイトでは、TACは、アガルート・フォーサイト・スタディングに次いで、おすすめ第4位で紹介していますが、上位3社とは大きな隔たりがあると個人的には感じています。
テキストはオリジナルとはいえ、一般向けに市販しているテキストを使用し、上位3社に比べて受講料は高額です。しかも、合格実績も下回っています。
通学スクールで検討するなら、もちろんTACが最有力候補ですが、通信講座で選ぶなら、TACよりも低価格で合格実績も高い上記3社(アガルート・フォーサイト・スタディング)で検討するのがベターかと思います。
TACマン管・管業講座の特徴まとめ表
⇒ TACマン管・管業講座 公式サイト |
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受講料 |
④マンション管理士/管理業務主任者 W合格本科生【2024年試験向け】 ⑤マンション管理士 本科生【2024年試験向け】 ⑥管理業務主任者 本科生【2024年試験向け】
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講義時間数・講義スタイル |
①92時間(インプット68時間+アウトプット24時間) ②90時間(インプット68時間+アウトプット22時間) ③89時間(インプット68時間+アウトプット21時間) ④77時間(インプット68時間+アウトプット9時間) ⑤75時間(インプット68時間+アウトプット7時間) ⑥74時間(インプット68時間+アウトプット6時間) 講義は通学講座を収録。黒板の前に立ち、板書して解説 |
教材(テキスト・問題集) |
【テキスト】2色刷冊子版テキスト 【問題集】冊子版問題集 【eラーニング】(受講形態でWebを選択した場合)講義視聴 |
合格実績 |
(マン管)36名の合格者を輩出(2023年度) (マン管)40%の合格率(2023年度) (管業)79名の合格者を輩出(2023年度) (管業)50%の合格率(2023年度) |
サポート体制 |
Eメール、FAX(質問カード)による質問対応(回数無制限) |
総合評価 | 70点 |
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