風邪の予防法【勉強する受験生のために】
資格試験の合格を目指して受験勉強を続けていくためには、体調管理は欠かせません。
資格試験の勉強は、とにかく毎日継続することが大切ですが、風邪なんて引こうものなら勉強ができなくなり、継続が途切れてしまいますから。。
試験日までの限られた貴重な時間を無駄にしないために、しっかりと体調管理したいものですね。
そこで、私自身も施術でお世話になったことのある鍼灸院「浜屋鍼灸院(兵庫県加古川市)」の浜屋俊先生に、風邪の予防法についてお尋ねしたところ、なんと、私たち受験生のために、特別にご指導いただけることになりました!
浜屋先生に、東洋医学的立場から、風邪の予防法をはじめ、風邪を引いてしまった時の対応方法、そして、喉が痛いときや高熱が出たときの対応方法などについて解説いただきましたので、紹介したいと思います!
なお、ページ後半で、私自身が実践している風邪の予防法・治し方についても紹介していますので、参考にしてください。
それでは浜屋先生、よろしくお願いします!
東洋医学的見地に基づく風邪の予防法
浜屋鍼灸院 院長 浜屋 俊 |
兵庫県加古川市で、【即効性】と【持続性】をテーマに、他の治療院にはない炭酸泉を組み合わせたオリジナル療法を確立し、東洋医学をベースとした施術を行っている。
◆1996年 大阪の整骨院に勤務 ◆2001年 明治東洋医学院専門学校鍼灸科卒業、鍼灸師免許取得 ◆2002年 上海中医薬大学 短期留学 ◆2006年 浜屋鍼灸院 開院 ◆2010年 東洋医学臨床研究会(臨床実践塾)会員 ◆2011年 七星鍼法 認定 ◆2012年 脊柱側弯症インストラクター ◆2013年 一般財団法人 七星界 監事 ◆その他:浜屋空手教室(武公会)代表
1.風邪とは
「風邪」は「風の邪気」のことで、これが体に侵入すると悪寒、発熱、関節痛、などを引き起こします。
東洋医学では、外気には六つの気があると考えています。
その六気とは、「風、寒、暑、湿、燥、火」です。
これらは、普段外気に当たり前に存在しているものです。
しかし、何らかの理由で体の免疫が落ちたり、異常気象などでこの六気が過度になってしまうと、人体に悪い影響を与え「邪気」となります。
例えば、風が体を侵すと邪気となり、「風邪」となるのです。
その他も同じで、「寒邪」「暑邪」「湿邪」「燥邪」「火邪」となります。
2.風邪の予防
風邪が体を侵す時、風邪が入ってくる場所があります。
それを「風門」といい、ツボでは背中の上の方にあります(正確には胸椎2-3の外方1寸5分)。
この場所を普段から温めていれば、風邪の予防になります。
- ① 首と背中の境目付近をカイロやドライヤーなどで温めておく。お灸も可(予防にも治療にもなる)
- ② 首の空いた服などを避ける
- ③ 免疫が低下しないように、十分な睡眠をとる
- ④ ビタミンやミネラルを摂っておく
- ⑤ 暴飲暴食を避ける
- ⑥ うがいをしておく
- ⑦ 乾布摩擦をする
3.風邪を引いてしまった時
風邪を引いてしまっても、「風門穴」を温めるのは有効です。
その他に、「大椎穴」や「合谷穴」にお灸をすれば効果があり、初期であれば葛根湯も効果があります。
風邪が体に入った時は、体の免疫力が風邪と戦います。
その為に発熱などするのですが、この免疫を最大限に発揮させるために飲食の量を減らすのが大切です。
飲食の量が多いと、消化吸収に力が使われ免疫力が充分発揮できません。
4.咳が出る。喉が痛い
- ① 塩や生姜をお湯で溶かし、うがいをする。緑茶でうがいをしてもOK。
- ② 風門穴、肺兪穴、定喘穴、尺沢穴にお灸をする。
- ③ マスクの着用
5.高熱が出た
- ① 水分補給をする(すりおろしリンゴを飲んでもいい)
- ② 木綿豆腐を手拭いで包み(豆腐湿布)、おでこと項(うなじ)に当てる。豆腐が黄色くなれば交換する。
※豆腐湿布は、37°代になったら中止する。 - ③ 汗をかいた方が早く解熱するので、タオルや着替えを準備しておき、汗をかいたら拭き着替える。
最後に
以上、浜屋先生に、東洋医学的立場から風邪の予防法などについて解説いただきました。ありがとうございました!
みなさんも、ぜひ実践してみてください!
鍼灸院名 | 浜屋鍼灸院 |
---|---|
院長/副院長 | 浜屋 俊/浜屋 美保 |
所在地 | 〒675-0013 兵庫県加古川市野口町二屋108-3 (JR東加古川駅より徒歩15分 / 焼肉京城苑となり) |
連絡先 | TEL/FAX : 079-459-7808 E-mail : hamaya-shinkyu@y6.dion.ne.jp |
受付時間 | 9:00~13:00/16:00~20:00 |
休診日 | 水曜・土曜PM・日曜・祝日 ※ 完全予約制 |
駐車場 | 4台有 |
ホームページ | 加古川の鍼灸院なら浜屋鍼灸院《口コミNo.1治療院》 |
ブログ | アメブロ 浜屋鍼灸院(加古川) |
<参考>サイト管理人が実践している風邪の予防法
次は、これまで私が実践してきた風邪の予防法について、参考までに紹介しておきたいと思います。
【執筆者】 |
執筆者紹介 |
私は、30歳を過ぎてから、とても風邪を引きやすくなり、また、一度ひくとなかなか治らない状態になったため、風邪の予防にかなり注意するようになり、色んな方法を調べました。
そして、それらの方法を実践するようになり、風邪はまず引くことがなくなり、もし、引いたかな?と思っても、すぐ次の日には治るという効果がありましたので(あくまでも私個人の実体験です。)、紹介しておきたいと思います。
日々の風邪予防
まずは、風邪を引きにくい体の状態を維持することが大切です。
これには、風邪に対する免疫力を高めるビタミンA・C・E(ビタミンエースと呼ばれています。)を適切に摂取することが効果的です。
ただし、日常の食事だけで十分なビタミンを摂取するのは難しいため、私は、サプリメントで摂取することにしました。
最初の頃は、ビタミンCのサプリだけを摂取していましたが、ビタミンAやビタミンEも風邪予防に効果があることを知り、また、基礎的なビタミン類も併せて摂った方が、より効果的であるという情報を得たため、一般的に不足しがちなビタミン類を総合的に摂取できるベースサプリ(マルチビタミン)を摂取するようにした頃から、風邪を引かなくなってきました。
私は毎日、以下にご紹介しているマルチビタミンサプリを1粒を飲んでいます。
サプリは、色々なメーカーから発売されていますが、私は、製薬会社が製造しているサプリが、やはり安心できると思い、小林製薬のサプリを選んでいます。
風邪を引きそうな兆しを感じたときの予防方法
イソジンうがい薬
私の場合、風邪を引くときは、必ず「のど」から来るので、のどに、わずかでも異変を感じた朝は、すぐにイソジンでうがいをします。
ちょっと引きかけたぐらいの時期なら、このイソジンのうがいを朝と晩にするだけで、次の日に治ります。この効果を知るまでは、風邪が、うがいをするだけで治るわけないじゃないか、と本気で思っていましたが、一度ためして、その効果を実感すると、もう手放せません。風邪予防の必需品です。(250mlのお得用タイプは、かなり大きいですが、これで1年ぐらいもちます。)
葛根湯
風邪の引き初めに「葛根湯」というのは、あまりにも定番で、今さら紹介するほどのものではないかもしれませんが、葛根湯についても、上記のイソジンと同様、私は長年にわたり、その効果を信じていませんでした。。
しかし、葛根湯もイソジンと同様に、その効果は絶大でした。ちょっと喉に異変を感じた朝に葛根湯を飲むと、もうそれだけで治ってしまうんですから。
とにかく、風邪の予防は、”早期発見、早期対処” これに尽きますね!いかに喉の異変を見逃さずに対処できるか。これにかかっていると言っても過言ではないと思います。
喉に異変を感じた場合の初期対応としては、「イソジンうがい薬」か「葛根湯」のどちらも絶大な効果がありますので、基本的にはどちらか一方だけで十分な効果が得られると思います。
最近は大抵、葛根湯を朝に飲むだけで済ましています。
しかし、本当に絶対に風邪をひきたくない!という場合は、どちらも動員するという手段をとっても全く問題ないと思います。
その他
以下は、以前は実践していたことがありましたが、現在は、ビタミンサプリの効果で風邪を引くことがほとんどなくなったため(サプリを飲み始めてから2年後ぐらいから)、ここ何年もやっていない方法になります。
<栄養ドリンク>
風邪を引きそうな日の夜は、寝る前に、栄養ドリンクを飲んでから寝るようにしています。ドラッグストアで、10本700円とかで売っているような、タウリン3000mg配合とかいうやつです。この栄養ドリンクに効果があるかどうかは、自分自身、??ですが、まあ、気持ちの問題です。
<加湿器をかけて、マスクをして寝る>
喉が乾燥すると、菌が繁殖しやすい環境になってしまうため、風邪を引きそうな日の夜は、喉が乾燥しないよう、加湿器をかけて、さらに、マスクをして寝るようにします。ここまですることは滅多にありませんが、「絶対に風邪を引きたくない!」というときに、実践しています。
<早寝>
風邪を引きそうな日の夜は、早く寝る。これは当たり前のことですが、かなり重要です。できるだけ夜10時までに寝るようにします。これは、睡眠時間を確保するというよりも、人間のバイオリズムの関係で、「早い時間に」寝始めることに意味があるそうです。
<鼻うがい>
風邪の菌は、のどだけではなく、鼻の粘膜にも付着しているので、これを洗い流すために、鼻うがい(体温程度のお湯に、人体程度の濃度になるよう塩を入れた食塩水を作り、それを鼻から吸い込んで、口から出す。※お湯の温度や塩の濃度は、鼻から吸い込んでも痛みを感じなければOK)をします。これは、朝起きたときに、喉というよりも、「鼻と喉の間」のところに違和感を感じたときに実践しています。
以上の対策をとれば、かなりの確率で、風邪を引くことを予防できます(私の場合は)。皆さんも、一度試してみてください。
風邪を引いてしまった場合の対処法
基本的には、風邪を引かないように予防するのが大前提になりますが、それでもやはり、異変を見逃して風邪を引いてしまうという場合もあります。
そんな場合は、医者に行くのが一番いいんでしょうけれど、私の場合は風邪で医者に行ったことは一度もありません。。とりあえず風邪薬を飲んで症状を抑えて乗り切ることになるわけですが、ひとつ見つけたのが、スギ薬局の「新ハリーゴールド液」というドリンク剤です。
これは、風邪が治りかけたときに咳だけが残り、その咳がなかなか治らないという症状に陥った際に、見事に一発で治してくれた経験があります。また、風邪薬と併用して飲むこともでき、風邪の治りを早めてくれる効果もありましたので、ここでおすすめしておきたいと思います。