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独学で資格に挑戦するメリット・デメリット

更新日:2024年6月6日

独学で資格に挑戦するメリット・デメリット

 資格試験に挑戦するための勉強方法としては、独学のほか、通信講座通学講座もありますが、コストが最も安くつき、なおかつ手軽にできるのは「独学」です。

 もちろん、「コスト」と「手軽さ」のほかに、どの勉強方法が資格試験の合格への近道なのか、というのも考慮しないといけませんが、はっきり言って、どの勉強方法でもしっかりこなすことができれば合格できます。

 独学でも、最後までやり遂げることができれば資格試験に合格できるんです!

 ただし、独学には、通信講座や通学講座に比べ、デメリットも多く存在します。

 そこで、このページでは、資格に独学で挑戦する場合のメリットとデメリットについて、詳しく紹介したいと思います。

 なお、当ページでは、宅建や行政書士などの法律・不動産系の資格を前提としてお話していきます。

【執筆者】
㈱モアライセンス代表 大西雅明

市役所に22年間勤めた元公務員。宅建士、行政書士、司法書士、FPなどの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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独学のメリット

 まずは、資格に独学で挑戦するメリットから見ていきます。

独学のメリット
  • コストが安い!
  • 誰でもいつでも手軽に始められる!

コストが安い!

 資格に独学で挑戦する最大のメリットは「コスト」ですね。

 とにかく安くつくということです。

 通信講座は、安いものなら数万円という低価格の講座もありますが、相場としては、通信講座なら5万円~10万円通学講座なら10万円~20万円ぐらいは必要になってきます。

 これに比べると、独学の場合、最低限のテキスト1冊と問題集1冊で済ませれば、1万円以内で済みますし、もう少し手を広げて多く見積もったとしても、2万円以内には収まりますね。

 このように、独学は、”とにかく安くつく”というのが最大のメリットだと思います。

勉強方法 費用の相場
独学 1万円以内
(手を広げても2万円以内)
通信講座 5万円~10万円
通学講座 10万円~20万円

誰でもいつでも手軽に始められる!

 資格に独学で挑戦する場合のもうひとつのメリットとして、手軽に始められるという点が挙げられます。

 これは、コストとも関係がありますが、講座を受講しようとすれば、大金を支払うわけですから、それなりに気持ちの準備も必要になりますし、慎重に判断しないといけません。

 しかし、独学なら、まずは3,000円程度のテキスト1冊を試しに買ってみて、勉強を始められるわけですから、かなりハードルは低いですね。

 つまり、独学なら、誰でもいつでも勉強を開始できるというメリットがあるわけです。

独学のデメリット

 その一方で、独学には、乗り越えなければならない壁(デメリット)がいくつもあります

 これがなければ、予備校や通信講座が存在する意味がありませんからね。

独学の壁(デメリット)
  • どの教材を選べばいいかわからない
  • テキストを自分で読み進めないといけない
  • 教材の使い方がわからない
  • 今の勉強法で合っているのか不安になる
  • 自分でスケジュール管理しないといけない
  • わからなくても質問できない
  • モチベーションを維持するのが大変

 などなど、独学のメリットに比べ、挙げればキリがないほど数多くの壁(デメリット)が存在しています。

 独学の場合、このような数多くの壁(デメリット)を乗り越えないといけません。

どの教材を選べばいいかわからない

 通信講座や通学講座を受講すれば、教材一式がフルセットで提供されますので、あれこれと悩む必要はありません。

 しかし、独学の場合は、テキストはどれにしようか、問題集はどれにしようか、そして、入門テキストや一問一答問題集、予想問題集など、どこまでやればいいのかわからない、、という状況に陥ってしまいがちです。

テキストを自分で読み進めないといけない

 通信講座や通学講座を受講すれば、プロ講師の講義を聴きながら学習が進められるため、難しい内容でも理解が進みます。

 しかし、独学の場合は、自分でテキストを読み進めるしかありませんので、眠くなることもあるでしょうし、わからなくて投げ出してしまう可能性も高くなります。

教材の使い方がわからない

 通信講座や通学講座を受講すれば、講師が教材の使い方や学習方法についてアドバイスしてくれます。

 しかし、独学の場合は、テキストをどんなふうに読み進めればいいのか、何に気を付けて読めばいいのか、問題集はどんな使い方をすればいいのか、などすべて自分で考えて、自分で決めていかないといけません。

今の勉強方法で合っているのか不安になる

 通信講座や通学講座を受講すれば、それぞれ優れた合格実績がある講座ですから、そこで用意されている教材、カリキュラムを信じて勉強を進めることができます。

 しかし、独学の場合は、自分でこのテキストを使って、このスケジュールで勉強しよう!と決めて勉強を始めたものの、本当にこれで合格できるのか、、というのは自分一人ではわからず、不安はつきものです。

自分でスケジュール管理しないといけない

 通信講座や通学講座を受講すれば、カリキュラムが決まっており、それに沿って日々学習を進めることができます。

 しかし、独学の場合は、自分でスケジュール管理をしないといけません。

 いつ、どの教材を使って、どれだけ勉強するのか自分で考えて決めないといけないわけです。

わからなくても質問できない

 通信講座や通学講座を受講すれば、テキストを読んだり問題集を解いたりしながら、わからない点が出てきた場合、サポート体制が用意されていますので、メール等で質問し、解決することができます。

 しかし、独学の場合は、ひとりで悩むか、参考書を調べるか、ネットで調べるなどしないといけません。

 これには結構な時間がかかりますし、場合によっては解決できないこともあります。

モチベーションを維持するのが大変

 通信講座を受講すれば講義が配信されますし、通学講座なら、教室に通いさえすれば勉強のペースが掴めます。

 しかし、独学の場合はそうはいきません。とにかく一人で頑張るしかないわけです。

 毎日、自分を律して、勉強を継続していくこと、これが本当に大変です。

 ここまでに挙げてきたデメリットは、考えればある程度解決できるかもしれませんが、モチベーションの維持は、気持ちの問題ですので答えがありません。

 ”モチベーションの維持”が、資格に独学で挑戦する最大のデメリットと言えるかもしれませんね。

独学のメリット・デメリットまとめ

 このように、資格に独学で挑戦することには、メリットよりも数多くのデメリットが存在します。

 しかし、多くの方が独学でも合格している事実がありますし、私自身も、まったく法律の学習などしたことのない初心者でしたが、独学で合格することができました。

 当サイトは、「独学で資格取得」をテーマにしており、私自身も独学特有のデメリットに悩まされ、あれやこれやと試行錯誤を繰り返しながらも、これまで独学で資格試験に合格してきました。

 当サイトでは、このような私自身の経験を踏まえ、独学特有のデメリットをできるだけ払拭したうえで、独学で資格に合格できる方法をお伝えしていければと考えています

 独学のデメリットを払拭し、資格試験の合格を勝ち取ってください!


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