【オンライン予備校5校を徹底比較!】
更新日:2023年9月5日
中小企業診断士試験に合格するために、自分に合った通信講座を選ぶのは、なかなか難しいと思います。
そこで、現役の中小企業診断士が、まず通信教育講座の選び方のポイントを解説した後に、おすすめのオンライン予備校5社をランキング形式でご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
【監修者】 中小企業診断士 中井 一 2010年に中小企業診断士の資格を取得。企業内診断士として経験を積んだ後、2019年に独立を果たす。その他、行政書士、簿記1級、FP2級、キャリアコンサルタント等の資格も保有するなど資格試験に精通している。⇒監修者紹介 |
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【執筆者】㈱モアライセンス代表 大西雅明 |
![]() 執筆者紹介 |
中小企業診断士の通信講座の選び方
それでは、中小企業診断士の通信講座の選び方から解説していきます。
- 安いだけで選んではいけない
- 自分の学習スタイルに合った講座を選ぶ
- サポート体制にも注意する
- 返金制度・教育訓練給付金があればモチベーションアップ!
選び方①:安いだけで選んではいけない
まずは、講座を選ぶうえで、切っても切り離せないのは「講座費用」ですね。
しかし、単に安いだけで選んではいけません。
ご自身がどういった学習スタイルと一番相性が良いかを軸に考える必要があります。
その講座が自分に合わなかった場合、別の講座を買い直さないといけなくなりますので、料金よりも、その学習スタイルが合うか合わないか、が大切です。
選び方②:学習スタイルに合った講座を選ぶ
最近は、通信講座の学習スタイルも、「Web講義 or DVD講義」、「デジタルテキスト or 紙テキスト」、「Web問題集 or 紙問題集」など多様になってきています。
このため、どういった学習スタイルが自分に合っているのか見極めたうえで、ご自身のライフスタイルや学習時間に合った講座を選ぶことが重要です。
選び方③:サポート体制にも注意する
通信講座を受講したとしても、講義・テキストだけで完結できるほど甘くありません。必ずと言っていいほど、わからない点が出てきます。
ご自身でネット検索して解決できる場合もありますが、その調べた内容が最新ではない可能性もありますし、調べてもわからない場合もあります。
そういった時に、講師と直接やりとりすれば、最新の情報を確実に教えてもらうことができます。
講師への質問サポートは、各予備校によって質問手段や回数制限の有無、有料・無料など様々です。
講座の料金にも大きな影響を与える部分ですので、サポート体制の内容にも注意して選ぶ必要があります。
選び方④:返金制度・教育訓練給付金があればモチベーションアップ!
講座によっては、合格時のお祝い金や返金制度が用意されている場合があります。
合格時にお祝い金があれば、そのお金を使ってささやかな「祝賀会」くらいなら開催できるのではないでしょうか。
いずれにせよ、お金が返ってくることは嬉しいことですし、モチベーションアップにもつながりますね。
また、教育訓練給付金の対象講座なら、受講料の20%が還元されます。
※ 教育訓練給付制度とは?通信講座の受講料がキャッシュバック!の記事を参考にしてください。
ただし、すべての講座が対象になっているわけではありませんので、事前に確認しておく必要がありますね。
中小企業診断士の通信講座おすすめ予備校ランキング
では、中小企業診断士通信講座のおすすめ予備校5社について、上記の選び方のポイントにも触れながら、当サイトのランキング基準である以下の5項目の評点が高い順に、ランキング形式でご紹介していきます。
- 講義・講師(講義のわかりやすさ、講義時間数、講義スタイル)
- 教材(テキスト・問題集、eラーニング)
- 合格実績(合格率、合格者数、合格者の声)
- サポート体制(質問対応、添削サービスその他フォロー制度)
- 受講料(安さ、返金制度・教育訓練給付金など)
アガルート
アガルートの中小企業診断士講座は、各科目ごとのスペシャリストによる講義で、1次・2次対策に必要な学習を早い段階から行っていくのが特徴です。
最近は、ウサギ先輩とカメ後輩のテレビCM「最短ルート アガルート」のキャッチフレーズでお馴染みですね。
テキストはフルカラーテキストが使用されます。講義動画では、そのテキストを画面に映し出し、重要ポイントをマーカーしながら解説してくれるので、とてもわかりやすいです。
eラーニングに問題演習機能はありませんが、テキスト・問題集ともにスマホで閲覧できる「デジタルブック」が備わっていますので、オンラインで全ての学習を完結させることも可能です。
また、講師が直接回答してくれる質問サービスが受けられるほか、添削オプションを付ければ2次試験の添削サービスも受けられるなど、充実したサポート体制が用意されています。
アガルートの通信講座がおすすめな人
アガルートの中小企業診断士講座は、フルカラーテキスト、自分に合わせた学習時間で細切れ学習をしたい方、弱点をリストアップし集中して動画で学びたい方におすすめです。
また、合格者には全額返金・お祝い金3万円贈呈など、合格へのモチベーションアップにも魅力的な講座ですね。
- Web講義+音声DL
オンラインで講義動画を視聴する学習スタイルです。高速再生機能・音声ダウンロード機能など便利な視聴ツールが充実しています。 - 紙テキスト+デジタルブック
冊子版のフルカラーテキストだけでなく、デジタルブック形式で、テキスト・問題集を閲覧することが可能です。紙のテキストを持ち運びしなくてもいいので大変便利です。
アガルート中小企業診断士講座の特徴一覧表
スタディング
スタディングの中小企業診断士講座は、革新的なオンライン学習により、忙しい方でも自分の好きな時間に効率よくスマホで学習できるよう最適化されているのが特徴です。
スマホのみで学習できるため、場所や時間を選ばず、まとまった学習時間を確保できない方でも安心して受講できます。
また、そもそもスタディングは、中小企業診断士講座からスタートしたオンライン予備校ですので、他社とは力の入れようが違います。
代表取締役の綾部社長が自ら講師を担い、講座運営を引っ張っています。
ただし、質問サービスは別途有料になっている点と、添削サービスがない点には注意が必要ですが、講義の受講から過去問演習まで全て学習システムが組まれていますので、画面に沿って、スムーズに学習を進めていくことができます。
なお、原則的にはスマホ学習になりますが、冊子版で学習したい場合は、オプションの冊子版テキストを購入すれば、テキストにメモ書きしながら勉強することも可能です。
スタンディングの通信講座がおすすめな人
スタディングの中小企業診断士講座は、スマホ特化型のオンライン学習が大きな特徴ですので、費用を極力抑え、短時間・短期間で1次・2次試験のストレート合格を目指したい方、そして、スキマ時間での学習を主に考えている忙しい方におすすめです。
ただし、冊子版テキストはオプション販売になる点や講師への質問は有料制になるといったデメリットがありますので、手厚いサポートを希望される方には、あまりおすすめではありません。
- スマホ特化型オンライン学習
講義もテキスト・問題集もすべて、スマホやタブレット、パソコンを使ったオンライン完結型になっています。
スマホで学習が完結しますので、スキマ時間など細切れ時間の学習が中心になる方におすすめです。 - 冊子オプション
印刷・製本された冊子版テキスト・学習マップをご希望の方は、別途冊子版オプションを購入する必要があります。(+14,900円)
スタディング中小企業診断士講座の特徴一覧表
フォーサイト
フォーサイトの中小企業診断士講座は、イラスト・図解が豊富で、初心者にもわかりやすいフルカラーテキストが使用されるのが大きな特徴です。
また、徹底した合格点主義により、コンパクトな講義・コンパクトなテキストで、確実に合格点が取れるよう効率性が追及されています。
動画講義は、専用スタジオで撮影された高画質な映像で、見やすく聴きとりやすくすることにより、理解を加速させる役割を果たしています。
また、いつでもどこでも学習できるよう、講義は15分以内で区切られており、テキストの参照やゲーム感覚で取り組める確認テスト、学習プランの作成など、充実した機能を備えたeラーニングシステム「ManaBun(マナブン)」が用意されています
フォーサイトの通信講座がおすすめな人
フォーサイトの中小企業診断士講座は、初心者向けのカラフルなテキスト教材と、教材にマッチしたわかりやすい講義、そして、合格率などの実績を求める方におすすめです。
- Web講義
オンラインで講義動画を視聴する学習スタイルです。ストリーミング視聴・ダウンロード視聴ともに可能です。 - フルカラーテキスト+Webテキスト+Web問題集
フルカラーで図表・イラストが豊富に用いられ、初学者でも学習イメージがしやすい工夫がなされています。
また、充実のeラーニング機能により、Webテキストや問題演習機能も利用できます。
フォーサイト中小企業診断士講座の特徴一覧表
クレアール
クレアールの中小企業診断士講座は、非常識合格法・Vラーニングシステム・マルチパス学習ルートの3つが主な特徴です。
クレアールで定評のある「非常識合格法」は、膨大な学習範囲の中から合格に必要な項目を最小限に絞り込み、その「合格必要得点範囲」を丁寧に徹底的に学習するという戦略的な学習方法です。
そして、Vラーニングシステムは、1講義を30分に区切ることで、スキマ時間を有効活用できると同時に、反復学習も高速で実現できるようになっています。
マルチパス学習ルートは、受講生それぞれの理解度・経験に応じて学習内容をカスタマイズできる仕組みです。「講義」「演習」「テスト」の3つのステップを、学習者のニーズに合わせて自由に組み替えることができます。
2次試験対応では、通信講座でありながら集合研修形式(リモート)の「合格ゼミ(全7回)」が実施されるのも特徴です。グループワークで課題に取り組み、チューターや受講生同士の議論を通じて、理解を深めていくと同時に、受講生同士のネットワークづくりにも繋がります。
また、回数無制限の質問サポートや、2次対策の答練や模試の添削サポートもついているなど、手厚いサポートも特徴ですね。
クレアールの通信講座がおすすめな人
クレアールの中小企業診断士講座は、「合格に必要な最小範囲を学習したい」、「対面受講と同様のサポートが欲しい」、「仲間とのつながりに価値を見出す方」におすすめです。
- WEB動画講義
Web講義は、最大2倍速まで再生速度を上げることが可能で、大手予備校並みの200時間を超える充実の講義が提供されます。 - 超薄テキスト(白黒・PDFファイル付き)+Web答練
合格に必要な範囲に絞り込んだテキストになっているため、最小限の知識を凝縮して学習することが可能です。
また、教材はすべてPDFファイルで提供されるほか、Web答練も利用できます。
クレアール中小企業診断士講座の特徴一覧表
LEC
LECの中小企業診断士講座は、申込時に「Webコース(Web動画+音声ダウンロード)」と「DVDコース」のどちらかが選択できます。
Webコースはネット環境さえあれば場所を選ばず学習でき、DVDコースはネット環境に左右されず、受講期間終了後も講義動画が手元に残るといったそれぞれのメリットがありますので、ご自身の学習スタイルに合わせてコース選択できるのが特徴です。
LECのカリキュラムでは、早期から1次2次融合学習をスタートし、2次答案作成力を養うことで他の受験生との差別化を図ります。
また、学習上の悩みを解決するために、Web上で利用できる「教えてチューター」のサービスから問い合わせるとスムーズに回答を得ることが可能です。
LECの通信講座がおすすめな人
LECは、長年の実績がある分、積み上げた講義内容や教材内容に信頼がもてます。
従来の教室学習と同じ教材が提供され、講師が一人ひとりのニーズに応え、添削段階でのフィードバックも万全ですので、じっくりと学びたい!といった方には最適です。
- Web講義+音声DL(Web通信を選択した場合)
Web(オンライン)+音声ダウンロードで講義を視聴可能です。ネット環境があればどこでも講義が聴けます。また、講義データをダウンロードして携帯電話や携帯オーディオプレーヤーに保存して移動中に受講することも可能です。
- DVD講義(DVD通信を選択した場合)
DVDで講義を視聴するスタイルです。DVDプレーヤーがあれば、通信環境を気にせず学習することが可能です。また、高速再生、コマ送りなどの機能によって効率的に学習できます。
LEC中小企業診断士講座の特徴一覧表
人気の中小企業診断士通信講座を徹底比較!
以上、おすすめの通信講座5社を順にご紹介してきましたが、次は、各講座を比較しやすいように、項目別に整理してご紹介していきたいと思います。
比較一覧表
まずは、中小企業診断士講座のおすすめ5社を一覧表に整理しましたので、比較検討にご活用ください。
この一覧表では、以下の項目を掲載しています。
- 特徴(学習スタイル・サポートを中心に、その他特筆すべき事項)
- 費用・返金制度
- 講義時間・講義スタイル
- テキスト・問題集・eラーニング
- 合格率・サポート体制・総合評価
※ この表は、上下・左右にスクロールできます。
(おすすめ順位) 通信講座 |
特徴 | 費用 | 返金制度 | 講義時間 | テキスト | 問題集 | eラーニング | 合格率・実績 | サポート体制 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
No.1 アガルート ![]() |
・フルカラーテキスト ・動画講義・デジタルブックでスマホ学習も可能 ・講師に直接質問できるスピーディーな質問サービス ・各科目のスペシャリストがテキスト作成から講義まで実施 |
1次試験・2次試験対策フルパック【2024年向け】 107,800円(添削なし) 173,800円(添削あり) ※分割金利手数料0円キャンペーン |
・合格者全額返金+お祝い金3万円 ・給付金対象外 |
1次対策:100時間 2次対策:28時間 合計:128時間 |
冊子+Web (フルカラー) |
冊子+Web | 講義 テキスト・問題集 |
・1次試験の合格率72.22%(全国平均28.9%の2.50倍) ・2次試験の合格率35.71%(全国平均18.7%の1.91倍) (2022年度) |
・講師が直接質問対応(回数制限50回) ・添削サービスあり(20問) ・隔月のホームルーム |
90点 |
No.2 スタディング ![]() |
・スマホ特化型オンライン学習 ・質問サービスは別料金 ・2次合格メソッド「ロジックマップ」利用 ・年間100名を超える合格者を輩出 |
1次2次合格コース(コンプリート)【2024年向け】 69,300円 |
・合格お祝い金1万円 ・教育訓練給付金対象 |
1次対策:110時間 2次対策:49時間 合計:159時間 |
Web (フルカラー) ※冊子オプションあり |
Web | 講義 テキスト 問題演習 |
162名の合格者の声 (2022年度) |
・メールによる質問対応(1質問1,210円の別料金 ※コンプリートコースは10回分付属) ※勉強仲間機能(SNSあり) |
90点 |
No.3 フォーサイト ![]() |
・イラスト・図解が豊富なフルカラーテキスト ・充実のeラーニングツールで講義・テキスト・問題演習がスマホで可能 ・質問サービスは回数制限あり ・効率性を追求したコンパクトな講義・テキスト |
バリューセット2(1次・2次試験対策)【2024年向け】 77,800円 |
・合格お祝いギフト券2千円 ・教育訓練給付金対象 |
1次対策:40時間 2次対策:16時間 合計:56時間 |
冊子+Web (フルカラー) |
冊子+Web | 講義 テキスト・問題集 問題演習 |
1次試験の合格率60%(全国平均28.9%の2.08倍) (2022年度) |
・メールによる質問対応(回数制限あり バリューセット2:25回) ・専任スタッフのカウンセリング |
80点 |
No.4 クレアール ![]() |
・「非常識合格法」に基づく超薄テキスト ・絞り込んだうえで200時間超えの丁寧・充実の講義 ・回数無制限の質問サービス、合格ゼミ、添削サービスなど手厚いサポート |
1次2次ストレート合格スタンダードコース(7科目選択)【2024年向け】 116,000円 |
・合格お祝い金5万円 ・教育訓練給付金対象 |
1次対策:172時間 2次対策:58時間 合計:230時間 |
冊子+PDF (白黒) |
冊子 (+PDFファイル) |
講義 PDFテキスト・問題集 問題演習 |
72名(合格年度不明)の合格体験記 | ・メールによる質問対応(回数無制限) ・答練・模試の添削サービスあり ・合格ゼミ(2次試験対策グループ学習) ・お悩み相談サポート |
80点 |
No.5 LEC ![]() |
・Webコース・DVDコースを選択可能 ・回数無制限の質問サービス ・早期から1次2次融合学習をスタートし他の受験生と差別化 |
1次2次プレミアム1年合格コース【2024年向け】 264,000円(Web) 308,000円(DVD) |
・合格お祝い金3万円 ・給付金対象外 |
1次対策:171時間 2次対策:49時間 合計:220時間 |
冊子 (2色刷り) |
冊子 | 講義 問題演習 |
公表なし | ・メールによる質問対応(回数無制限) ・答練・模試の添削サービスあり ・通学・通信自由乗り入れ制度 |
80点 |
※ 教育訓練給付金の対象講座は、要件を満たせば受講料の20%が給付されます。⇒教育訓練給付制度とは【通信講座の受講料がキャッシュバック!】
では、上記の比較一覧表のなかから、冒頭で選び方のポイントとしてご紹介した「学習スタイル」、「サポート体制」、「返金制度・教育訓練給付金制度」のほか、さらに「合格率・合格実績」をピックアップして、項目別におすすめの中小企業診断士通信講座をご紹介していきたいと思います。
学習スタイルで比較!まとまった勉強時間?スキマ時間?
中小企業診断士試験の受験勉強をするにあたり、まとまった学習時間が取れるのか、スキマ時間を搔き集めて勉強するのかによって、どんな講座を選ぶべきなのか、ある程度決まってきます。
まとまった勉強時間が取れる方は、冊子版のテキスト・問題集が充実した講座を選ぶべきですし、スキマ時間に勉強する方は、できるだけスマホで勉強できる講座が便利です。
また、まとまった勉強時間も取れるうえに、さらにスキマ時間もフル活用して勉強したいという方もいらっしゃるかと思います。
ということで、上記のおすすめ5社を、スマホ対応範囲が多い順に並べてみると、以下のようになります。
通信講座名 | 講義 | テキスト・問題集 | 問題演習機能(アプリ) |
---|---|---|---|
スタディング![]() |
Web ※動画ダウンロード可能 |
Web ※冊子オプションあり |
あり |
フォーサイト![]() |
Web ※動画ダウンロード可能 |
冊子(フルカラー) +Web |
あり |
アガルート![]() |
Web ※音声のみダウンロード可能 |
冊子(フルカラー) +Web |
なし |
クレアール![]() |
Web ※音声のみダウンロード可能 |
冊子(白黒) ※PDFファイルあり |
あり |
LEC![]() |
Web or DVD ※音声のみダウンロード可能 |
冊子(2色刷り) | あり |
スタディングは、スマホ特化型オンライン講座ですので、原則として全ての学習をスマホで完結させる学習スタイルになりますので、まさにスキマ時間の学習に最適な講座です。(講義動画のダウンロードも可能)
次に、フォーサイトは、フルカラーの冊子版テキストが最大のセールスポイントですが、充実のeラーニングシステムも兼ね備えています。このため、すべての講座内容をスマホでも学習することができます。(講義動画のダウンロードも可能)
ですので、まとまった勉強時間に加えてスキマ時間もフル活用するなら、フォーサイトが最適ですね。
アガルートも、フルカラーテキストが特徴で、テキスト・問題集のデジタルブックもありますので、基本的にスマホだけでも勉強できますが、問題演習機能(アプリ)はありません。
クレアールは、白黒テキストで、Web版テキストはありません。PDFファイルが提供されますのでスマホでもテキスト参照は可能ですが、使い勝手の点では劣るかと思います。ただし、問題演習機能はついています。
LECは、基本的には2色刷りの冊子版テキストで勉強するスタイルになります。ただし、問題演習機能は付いていますので、スキマ時間の勉強にも対応しています。なお、DVDコースも選択できますので、自宅の通信環境が悪い方はDVDコースを選ぶといいですね。
- スキマ時間にスマホで学習するならスタディング!
- まとまった勉強時間に加えてスキマ時間もフル活用するならフォーサイト!
- まとまった勉強時間を中心に補助的にスキマ時間も利用するなら、アガルート・クレアール・LEC
スキマ時間に音声だけで学べるリスニング教材
ここで、少し変わり種の「リスニング教材」をご紹介します。
上記でご紹介したオンライン講座は、スキマ時間に勉強できるとはいえ、スマホを手に持って、スマホの画面を見る必要があります。
昼休みに勉強したり、電車で席に座れた場合などは問題なく勉強できると思いますが、電車で座れなかった場合や車通勤の場合、徒歩通勤の場合などは、スマホ画面を見るのはけっこう難しいですよね。
このように、スマホ画面を見れないときに活躍するのが、リスニング教材です。
リスニング教材なら、手はフリーになりますし、目で見る必要もありませんので、何か別のことをしながらでも勉強できてしまいます。
電車通勤はもちろんのこと、車通勤や徒歩通勤でも使えます。
さらに、講義の音声とは違って、重要知識のみを1行程度の短い短文に凝縮して読み上げてくれますので、とても効率的に知識を詰め込んでいくことができるんです。
総合的な勉強をする教材ではなく、あくまでも”重要知識の暗記”に特化した教材になりますので、独学に付加して利用するか、もしくは他の資格講座と併用するような使い方が効果的ですね。
サブスク方式で、月額980円というわずかな負担ですので、スキマ時間を有効活用したい方は、利用してみてはいかがでしょうか。
サポート体制で比較!挫折しがちな方におすすめ!
独学と違ってサポートが受けられるのは、通信講座の大きなメリットのひとつです。
通信講座のサポートは、勉強中に疑問点が湧いてきたときに、それを解消してくれるのはもちろんのことですが、勉強のモチベーションアップにも効果的です。
そこで、おすすめ通信講座のサポート体制を比較し、サポートが充実している順に並べると、以下の表のようになります。
通信講座名 | サポート内容 |
---|---|
クレアール![]() |
・メールによる質問対応(回数無制限) ・答練・模試の添削サービスあり ・合格ゼミ(2次試験対策グループ学習) ・お悩み相談サポート |
LEC![]() |
・メールによる質問対応(回数無制限) ・答練・模試の添削サービスあり ・通学・通信自由乗り入れ制度 |
アガルート![]() |
・講師が直接質問対応(回数制限あり:50回) ・添削サービスあり(20問) ・隔月のホームルーム |
フォーサイト![]() |
メールによる質問対応(回数制限あり⇒バリューセット2:25回、バリューセット1:21回) ・専任スタッフのカウンセリング |
スタディング![]() |
メールによる質問対応 ※1質問につき1,210円の別料金(コンプリートコースは10回分付属) ※ 勉強仲間機能(SNS)により、受講生同士で励まし合ってモチベーション維持 |
ご覧のとおり、サポートの充実度でいえば、クレアールが圧倒的ですね。
質問サービスは回数無制限で、添削サービスもあり、グループ学習の合格ゼミ、さらにはお悩み相談サポートと、手厚いサポートが用意されています。
LECも、回数無制限の質問サポートと、添削サービスが用意されていますね。また、LECに特徴的なのは、通信講座の受講生であっても、通学スクールの講義に参加できるという点です。ひとりで勉強していると挫折してしまいそうという方は、都合が合えば通学教室に顔を出して、モチベーションアップを図るというのもアリですね。
次いで、アガルートの質問サービスは、回数制限はありますが、50回もあれば十分ですね。添削サービスも、オプションを購入すれば受けることができます。
フォーサイトは質問回数に制限がありますし、スタディングは質問サービスが別料金になっています(事前にQ&Aチケットを購入)。
また、フォーサイト・スタディングは、いずれも添削サービスがありません。
- サポートの充実度は、クレアールが圧倒的!
- 次いで、LEC・アガルート!
返金制度・教育訓練給付金制度を合わせて費用を比較!
次は、講座内容の本質的な部分ではありませんが、あると嬉しい返金制度・教育訓練給付制度を合わせた費用負担を比較しておきたいと思います。
受講生が、教育訓練給付金の要件を満たすと仮定し、さらに試験に合格すると仮定した場合の費用負担が安い順に並べると、以下のようになります。
通信講座名 | 費用 | 教育訓練給付金 | 適用時料金 | 合格者返金制度 | 合格時料金 |
---|---|---|---|---|---|
アガルート![]() |
1次試験・2次試験対策フルパック【2024年向け】 (添削なし)107,800円 (添削あり)173,800円 ※分割金利手数料0円キャンペーン |
× | - | 全額返金+お祝い金3万円 | 0円 30,000円の利益 |
クレアール![]() |
1次2次ストレート合格スタンダードコース(7科目選択)【2024年向け】 116,000円 |
〇 | 92,800円 | お祝い金5万円 | 42,800円 |
スタディング![]() |
1次2次合格コース(コンプリート)【2024年向け】 69,300円 |
〇 | 55,440円 | お祝い金1万円 | 45,440円 |
フォーサイト![]() |
バリューセット2(1次・2次試験対策)【2024年向け】 77,800円 |
〇 | 62,240円 | お祝いギフト券2千円 | 60,240円 |
LEC![]() |
1次2次プレミアム1年合格コース【2024年向け】 264,000円 |
× | - | お祝い金3万円 | 234,000円 |
返金制度・給付金制度を合わせて費用を比較すると、合格者全額返金制度のあるアガルートが、費用負担がゼロになるだけでなく、3万円の収入まで発生してしまうという超太っ腹な制度になっていることがわかりますね。
また、スタディング・フォーサイト・クレアールは、給付金の対象でもあり、かつ、お祝い金ももらえますので、費用負担をかなり減らすことができます。
なお、教育訓練給付金は、誰でも受けれるわけではありませんので、給付対象かどうかは、あらかじめご確認ください。
- アガルートは合格すれば全額返金で費用負担ゼロ+3万円の収入になる。
- スタディング・フォーサイト・クレアールは給付金+お祝い金で費用負担をかなり減らせる。
合格率の高さで比較!どうしても合格したい方におすすめ!
絶対に合格したい!合格できないと困る!なにがなんでも合格したい!という場合は、とにかく「合格率(合格実績)」が高い講座を選ぶという方法もあります。
ただし、合格率や合格実績については、講座によって公表方法が異なるため、同列で比較することは難しいのが現状です。
各社で公表している合格実績を比較してみると、以下の表のようになります。
通信講座名 | 合格者数 or 合格者の声 | 合格率 |
---|---|---|
スタディング![]() |
162名の合格者の声(2022年度) | |
アガルート![]() |
--- | 72.22%(1次)の合格率(全国平均28.9%の2.50倍) 35.71%(2次)の合格率(全国平均18.7%の1.91倍) (2022年度) |
フォーサイト![]() |
--- | 60%(1次)の合格率(全国平均28.9%の2.08倍) (2022年度) |
クレアール![]() |
72名の合格者の声を掲載(年度不明) | --- |
LEC![]() |
--- | --- |
このように、合格率・合格実績を同列で比較することは困難ですが、スタディングの合格者数の多さは、業界トップクラスであることに間違いありませんね。
また、アガルートの合格率の高さも、業界トップクラスです。
以上から、合格率・合格実績で選ぶなら、スタディング・アガルートがおすすめです!
- 合格者数はスタディング、合格率はアガルートが業界トップクラスの合格実績 !
独学でも中小企業診断士試験は合格できる?
中小企業診断士試験は難関資格ですので独学は困難ですが、独学合格も不可能ではありません。
独学には数多くのデメリット(壁)がある
ただし、中小企業診断士試験に独学で合格するには数多くのデメリット(壁)があります。
- 自力でテキストを読み進めないといけない。
- 教材を自分でひとつずつ選ばないといけない。
- 自分で勉強方法やスケジュールを考えないといけない。
- わからなくても質問できない。
- モチベーションを維持するのが大変。
などなど、挙げればキリがないほど数多くの壁(デメリット)が存在していますので、それを自力で乗り越えないといけません。
通信講座なら独学のデメリットを全て払拭できる!
しかし、通信講座を利用すれば、こういった独学のデメリットをすべて払拭することができますので、独学に自信がない方・不安な方は、通信講座を積極的に利用するのがおすすめです。
項目 | 独学のデメリット(壁) | 通信講座で払拭! |
---|---|---|
講義 |
|
|
教材 |
|
|
カリキュラム |
|
|
サポート |
|
|
このように、通信講座を利用することで、独学のデメリットがすべて打ち消されることがわかりますね。
通信講座のメリット5つとデメリット1つ
これがつまり、「通信講座のメリット」ということになります。
- プロの講義を受講することができる
- オリジナルの教材一式が提供される
- 効率的なカリキュラムで勉強できる
- サポートが受けられる
このように、通信講座には多くのメリットがある一方で、デメリットがあるとすれば、コストがかかることぐらいです。
- コストがかかる
もちろん、独学に自信がある方や、金銭的に独学を選ばざるを得ない方は、独学でももちろん問題ありません。
しかし、独学が不安な方は、通信講座を受講することで、独学のデメリットを全て払拭できますので、通信講座を受講するのがおすすめです!
中小企業診断士試験に関するよくある質問
それでは最後に、中小企業診断士試験に関するよくある質問について、お答えしていきます。
中小企業診断士試験はいつある?
中小企業診断士試験には「1次試験(筆記)」と「2次試験(筆記・口述)」があります。
1次試験は、例年8月上旬の土曜日・日曜日の2日間にわたって実施されます。
申込期間 | 令和5年4月27日(木)~5月31日(水) ※消印有効 ⇒一般社団法人 中小企業診断協会 ![]() |
試験日 | 令和5年8月5日(土)・6日(日) |
合格発表日 | 令和5年9月5日(火) |
受験資格 | 年齢・学歴等に制限はなく、誰でも受験可能 |
試験会場 | 札幌・仙台・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・四国・福岡・那覇の10地区 ※金沢と四国は令和5年度から新たに試験的に実施 |
受験手数料 | 14,500円 |
そして、1次試験合格者のみが2次試験に進むことができ、2次試験(筆記)は10月下旬の日曜日に実施され、そして、2次試験(筆記)の合格者のみが、翌1月下旬の日曜日に実施される口述試験に進むことができます。
申込期間 | 令和5年8月25日(金)~9月19日(火) ※消印有効 | |
筆記試験 | 試験日 | 令和5年10月29日(日) |
合格発表 | 令和6年1月11日(木) | |
受験資格 | 1次試験合格者(合格年度とその翌年度に限る。) ※2000年度以前の1次試験合格者は1度に限り受験可能 |
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口述試験 | 試験日 | 令和6年1月21日(日) |
最終合格発表 | 令和6年1月31日(水) | |
受験資格 | 当該年度の2次試験(筆記試験)合格者 ※口述試験を受ける資格は当該年度のみ有効 |
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試験会場 | 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区 | |
受験手数料 | 17,800円 |
中小企業診断士試験の合格に必要な勉強時間は?
中小企業診断士に、初学者が合格するためには、一般的に、800時間~1,300時間の勉強時間が必要といわれています。
1日に2時間~3時間の勉強をするとすれば、約1年間の勉強期間になりますね。
中小企業診断士はどれぐらい難しい?合格率は?
中小企業診断士 試験には、1次・2次がありますので、それぞれの合格率は下記のとおりです。
1次試験の合格率は20~40%前後で変動
1次試験の合格率は、およそ20%から40%の間で大きく変動していますが、これは、絶対評価方式が採用されているからです。
この合格率を平均すると、おおむね30%前後と捉えることができます。
2次試験の合格率は18%で一定
2次試験には、筆記試験と口述試験の2段階ありますが、口述試験はほぼ全員が合格しますので、実質的な試験は筆記試験だけになります。
2次試験の合格率は、ここ最近は18%で一定しており、1次試験の合格率(約30%)よりも狭き門になっています。
1次試験・2次試験を合わせた合格率は6%程度
なお、1次試験・2次試験を合わせた合格率は、過去5年では4%~8%しかありませんので、中小企業診断士試験は、合格率が6%程度しかない難関資格といえます。
年度 | 1次試験合格率 | 2次試験合格率 | 合計合格率(1次×2次) |
H29 (2017) |
21.7% | 19.4% | 4.2% |
H30 (2018) |
23.5% | 18.8% | 4.4% |
R1 (2019) |
30.2% | 18.3% | 5.5% |
R2 (2020) |
42.5% | 18.4% | 7.8% |
R3 (2021) |
36.4% | 18.3% | 6.7% |
中小企業診断士とは?どんな仕事をするの?
中小企業診断士とは、経営コンサルタントとして唯一の国家資格であり、今、ビジネスパーソンに大人気の資格です。
中小企業診断士には独占業務はありませんが、この資格を取ることで、経営コンサルタントとして独立もできますし、企業内でキャリアアップもできるなど、ビジネスパーソンとして幅広い選択肢が広がっていきます。
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