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中小企業診断士試験の難易度は?偏差値・合格率・勉強時間で徹底比較!

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中小企業診断士試験の難易度は?偏差値・合格率・勉強時間で徹底比較!

更新日:2023年8月6日

中小企業診断士試験の難易度【偏差値・合格率・勉強時間】

 中小企業診断士試験の難易度は、どれぐらいあるのでしょうか?

 このページでは、中小企業診断士試験の合格率を中心に、偏差値や勉強時間も含めて他資格と比較しながら、難易度をご紹介したいと思います。

【監修者】 中小企業診断士 中井 一

2010年に中小企業診断士の資格を取得。企業内診断士として経験を積んだ後、2019年に独立を果たす。その他、行政書士、簿記1級、FP2級、キャリアコンサルタント等の資格も保有するなど資格試験に精通している。⇒監修者紹介


【執筆者】㈱モアライセンス代表 大西雅明
市役所に22年間勤めた元公務員。宅建士、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの国家資格に合格し、15年以上にわたって当サイトで情報発信している。
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中小企業診断士試験の難易度は?

 中小企業診断士試験の合格率は、1次試験・2次試験を合わせると、約6%になっており、国家資格の中でも難易度の高い資格です。

 1次試験・2次試験ともに、あらかじめ合格基準が定められていますので、形式的には絶対評価の試験です。

 しかし、1次試験がマークシート方式であるのに対し、2次試験は記述式となっているため、その採点基準はブラックボックスで、実質的には相対評価方式と言われています。

受験者数は年々増加している

中小企業診断士の1次試験受験者数の推移

 中小企業診断士試験(1次試験)の受験者数は、第1回目(平成13年)に約1万名でスタートしてから増加傾向にあり、令和4年度には、20,212名で過去最高を記録しました。

 増加の背景としては、コロナ禍において経営分析や事業再編など経営の見直しを検討する中小企業が増加したことに伴い、経営の専門家である中小企業診断士への期待が高まっていることが考えられます。

1次試験の合格率は20〜40%前後で変動

中小企業診断士の1次試験の合格率の推移

 1次試験の合格率は、およそ20%から40%の間で大きく変動していますが、平均すると、おおむね30%前後と捉えることができます。

 このように毎年変動するのは、まさに絶対評価試験の特徴ですね。出題の難易度が高ければ合格率は下がりますし、易しければ合格率は上がります。

中小企業診断士(第1次試験)の合格率
年度 (全科目)受験者数 合格者数 合格率
H25
(2013)
14,252 3,094 21.7%
H26
(2014)
13,805 3,207 23.2%
H27
(2015)
13,186 3,426 26.0%
H28
(2016)
13,605 2,404 17.7%
H29
(2017)
14,343 3,106 21.7%
H30
(2018)
13,773 3,236 23.5%
R1
(2019)
14,691 4,444 30.2%
R2
(2020)
11,785 5,005 42.5%
R3
(2021)
16,057 5,839 36.4%
R4
(2022)
17,345 5,019 28.9%

※1次試験の合格基準
・総得点の60%以上、かつ、すべての科目で40点以上
・科目ごとの合格基準は、満点の60%以上

2次試験の合格率は18%で一定

中小企業診断士の2次試験の合格率の推移

 次は、2次試験の合格率の推移です。

 2次試験は、筆記試験と口述試験の2段階あり、筆記試験の合格者のみが口述試験に進むことができます。

 なお、口述試験の合格率は99%以上あり、不合格になることはほとんどありませんので、実質的な試験は筆記試験だけと考えていただいて問題ありません。

 2次試験の合格率は、ここ最近は18%で一定しており、1次試験の合格率(約30%)よりも狭き門になっています。

中小企業診断士(第2次試験)の合格率
年度 (全科目)受験者数 合格者数 合格率
H25
(2013)
4,907 910 18.5%
H26
(2014)
4,885 1,185 24.3%
H27
(2015)
4,941 944 19.1%
H28
(2016)
4,394 842 19.2%
H29
(2017)
4,279 828 19.4%
H30
(2018)
4,812 905 18.8%
R1
(2019)
5,954 1,088 18.3%
R2
(2020)
6,388 1,174 18.4%
R3
(2021)
8,757 1,600 18.3%
R4
(2022)
8,712 1,625 18.7%

※2次試験の合格基準
・筆記試験は、総点数の60%以上、かつ、すべての科目で40点以上
・口述試験は、評定が60%以上

1次試験・2次試験を合わせた合格率は約6%

 なお、1次試験・2次試験を合わせた合格率は、過去5年では4%〜8%しかありませんので、中小企業診断士試験は、合格率が6%しかない難関資格といえます。

中小企業診断士(第1次試験・第2次試験)の合格率
年度 1次試験合格率 2次試験合格率 合計合格率(1次×2次)
H29
(2017)
21.7% 19.4% 4.2%
H30
(2018)
23.5% 18.8% 4.4%
R1
(2019)
30.2% 18.3% 5.5%
R2
(2020)
42.5% 18.4% 7.8%
R3
(2021)
36.4% 18.3% 6.7%
R4
(2022)
28.9% 18.7% 5.4%

中小企業診断士の難易度を偏差値・合格率・勉強時間で徹底比較!

 次に、中小企業診断士試験の難易度を、有名どころの資格と比較してみたいと思います。

比較一覧表【偏差値・合格率・勉強時間】

 下の表は、中小企業診断士を含めた有名な10資格について、偏差値・合格率・勉強時間で比較した一覧表です。

資格名 偏差値 合格率
(約)
勉強時間
(目安)
公認会計士 75 10% 3,000時間
司法書士 72 4% 3,000時間
税理士 68 【科目合格】15%
【最終合格】2%
3,000時間
中小企業診断士 66 【1次】30%
【2次】18%
【最終合格】6%
1,000時間
社会保険労務士 65 6% 1,000時間
行政書士 65 10% 500時間
土地家屋調査士 64 8% 1,000時間
マンション管理士 61 9% 500時間
宅建士 57 15% 300時間
簿記検定2級 53 20% 200〜300時間

出典:資格難易度ランキング

偏差値66の難関資格

 表の中に、「偏差値」がありますが、偏差値というのは平均点を50とし、受験者全体の得点分布に基づき算出される数値ですので、受験者の属性がまったく異なる資格試験を跨いで、各資格試験の偏差値を算出するというのは、本来は不可能です。

 しかし、「資格難易度ランキング」というサイトにおいて、公表されている合格率や合格点などの情報や傾向に基づき、推定の偏差値を独自に算出するという試みがなされていますので、その数値を引用させていただきました。

 このデータによると、中小企業診断士の偏差値は「66」とされており、難関資格であることがわかりますね。

社会保険労務士と同等の難易度

 中小企業診断士試験の合格率6%というのは、難易度的には社会保険労務士試験と同等で、難関資格に分類されます。

 合格するためには相当な努力が必要で、1,000時間程度の勉強時間を要しますが、これも社会保険労務士試験と同等です。

 ただし、公認会計士試験や税理士試験、司法書士試験など超難関資格といわれる資格試験は3,000時間程度の勉強時間が必要とされていますので、勉強時間だけで比較すると、それらの3分の1程度の難易度といえます。

難易度まとめ

 中小企業診断士試験は、中心となる組織人事・マーケティング・生産管理・財務会計のほか、経済学や経営法務、情報システム、中小企業政策など経営に関する幅広い分野の知識が必要となるため、企業経営に関してまったく触れたことのない方は、平均以上に時間がかかってしまう可能性があります。

 しかし、中小企業診断士試験に合格できるだけの知識を身に着けることができれば、経営コンサルタントとして独立する際に役立つだけではなく、企業内でキャリアアップする場合にも多くのメリットがありますので、それだけの努力をする価値がある資格です。

中小企業診断士の難易度
  • 合格率は約6%(1次30%・2次18%)の難関資格
  • 偏差値は66
  • 必要な勉強時間は1,000時間
  • 社会保険労務士と同等の難易度
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